胃がんスキルス

●扁桃肥大の治療
 イビキの原因の一つにもなっている肥大した口蓋扁桃を縮小させることが出来ます。従来、扁桃肥大がある場合にはイビキの手術として口蓋扁桃摘出手術を含めた咽頭形成手術UPPPが適応とされ、入院手術が必要でした。確実な咽頭拡大には勿論UPPPの手術的価値は大きいものですが、扁桃肥大が主要因のイビキの治療には手術侵襲の大きいUPPPではなく、ラジオ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感症の治療にも応用することが出来ます。(扁桃肥大のRFITT-1,-2)
●炎症を繰り返す慢性扁桃炎や腺窩性(陰窩性)扁桃炎に対する適応
 通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーターやセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩というくぼみの中にたまる膿汁と膿栓によって生じる口臭やのどの不快感(咽喉頭異常感症)に対して、腺窩を含めて口蓋扁桃全体をラジオ波凝固治療によって縮小させることが出来ます。
●イビキの治療あるいはイビキの咽頭形成手術の補助として
 肥厚した軟口蓋や口蓋垂を縮小させることによって、咽頭腔を拡大することが出来ます。また、舌扁桃肥大などで舌根部が肥大しているため、睡眠中に舌の付け根がのどを塞いで気道が狭くなるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大のRFITT-1,-2) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用いる咽頭形成手術( CAUP: Coblation Assisited Upper Airway Procederes, RAUP: Radiofrequency-Assisted Uvulopalatoplasty )も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFITT-1,-2)
●鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
 アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
 また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。初診では手術治療の適応判断を行い、予約でラジオ波凝固治

胃がんスキルス

療を行っています。手術前には感染症、炎症性疾患、肝機能障害などの有無をチェックするために血液検査を受けておいていただきます。高血圧や糖尿病などの全身疾患のある方は主

胃がんスキルス

治医の先生に疾患の十分なコントロールをしていただいた上で手術を受けていただく必要があります。手術は平日の朝一番に行っています。当日朝は水分摂取はかまいませんが、絶食

胃がんスキルス

して来院していただきます。最初にゼリー状の麻酔薬でうがいをすることでウエッとなる咽頭反射をなくします。のどの反射が強い方はご自宅でうがいをする要領で、口を上手に開け

胃がんスキルス

る練習をしておいていただきます。麻酔薬のうがいで咽頭の表面麻酔ができたら、次に局所麻酔薬を扁桃の周囲に数ccのわずかな量ですが注射し、15分くらい待って手術時の疼痛を完

胃がんスキルス

全に無くしてからラジオ波凝固治療を行います。治療時間は10分くらいのものです。術後は特に処置することはありませんから通院は不要です。1ヶ月位で術後経過をみせていただく

胃がんスキルス

ようにお願いしています。肥大した扁桃の実質や深い腺窩の縮小効果が十分に得られていないような場合には再治療の予定を立てていただくことになります。繰り返すことによって扁

胃がんスキルス

桃の縮小効果はより良好になります。ラジオ波凝固により縮小した扁桃は炎症が続くことがない限り再増大することはありません。
 
胃がんスキルス

扁桃のラジオ波凝固治療は医療費用の項目で扁桃切除手術として示してあります。保険診療による3割負担の


胃がん再発

しまいますので、アバスチンの投与を受けようとすると、自己負担になってしまいます。
そのようなわけで、お金をたくさん持っているリッチな方々は、アバスチンの投与を自己負担で受けることが可能になり、お金持ちで無い方は、自己負担することができませんので、アバスチンの治療を受けられなくなってしまうという、悲しい事態に陥ってしまいます。
日本は高福祉の国で、先進国として最先端に近い医療を受けられる国だと思っていただけに、これは結構物悲しいものがあります。先進国の多くで採用されている抗がん剤などの治療薬を使って、日本でも保険適用の範囲内で治療できれば、素晴しいことだと思うのですがどうなのでしょう???。
国の行っている薬品の承認についてですが、アメリカは日本よりも承認が早く降りるようなシステムが出来ているようです。承認システムの内容は以下の通り。
アメリカは、これらの日頃の努力の積み重ねによって、新薬の承認スピードが日本よりも格段に早いようです。
ところで、日本の製薬メーカーのWEBサイトを見てみると、治験の募集のお知らせが出ていることがあります。そのWEBサイト上の治験募集に自分の病気が上手く合致して、首尾よく治験に参加できれば、新薬をいち早く投与してもらえる可能性があるわけです。
でも、よくよく考えてみると、その新薬の効果を調べる為に、新薬を投与される患者さんと、まったく効果の無い新薬ではないダミーのお薬を投与される患者さんがおられるわけですので、必ずしも新薬を投与してもらえるわけではないという辺りが、大いに引っかかります
がん治療で私は、がんの化学療法を行っている病院に行くように勧めました。
抗がん剤は、その副作用や効果などによって様々な使い方や種類や組み合わせがあるからです。ですので、もし化学療法を行わなければならなくなったときに、しっかりとした治療を受けられると思ったからです。
ですので、ご自身やご家族の方にがんが発見されるケースが発生した時に備えて、がん治療を受ける?受けないに関わらず、日本で最先端に近い化学療法を行える病院に行くために、どの病院に行くのが良いのか、がん治療のために通える病院はどこなのかを調べてあったのが宜しいのではないかと思います
私ががんなら、この医者に行く
どの医療機関でどの医者に診てもらうかは、運に左右されることだが、この相談所では個々の患者にとって最適な医療チームを作って紹介している。
自身も大腸がんを経験した「がんのエキスパート」であり、日本のがん治療の頂点に立つ一人である海老原氏だからこそできる仕事であろう。その海老原氏が第一部でがんへの考察、患者、医者の心構え等をやさしく述べ、第二部で診断能力、手術の技能、最新治療への精通度などから氏が評価している医師を部位別に紹介する画期的な本である。
がん治療の最前線がよくわかる。
抗がん剤について調べたんですが、製薬と比べると抗がん剤の臨床試験の数が少なかったような気がしました。
でも、抗がん剤には、興味があります。
新しいシステムの抗がん剤なのです。IR情報を見ると「細胞増殖をG1フェーズで阻害することにより、アポトーシス(自己細胞死)を誘導します」と書いてあります。
がん細胞はアポトーシスが働かなくなって、無限に増殖を繰り返してしまうというのを以前TVで見たのですが、もしこのインジスラムが商品化されれば、自然にがん細胞が消滅してくれるようになるのでは????などと、思わず妄想してしまったりするわけです。(頭が悪い私が妄想しているだけですので、実際にどうかはわからないですが??これって日本でいつくらいに承認されるんだろうと思って、※フェーズを見てみたら、第Ⅱ相でした。
でも、「あぁ、第Ⅱ相なんだ~」って思ってもう一度見直してみたら、米国?欧州って書いてありました???。
お薬が実際に患者さんに処方される前には、治験が行われます。
この治験の結果によって、その薬の安全性とか副作用とか効果とかをしっかりとチェックするわけです。治験の結果が思わしくなければ、治験の段階でその医薬品の承認は見送りになりますので、治験が滞りなく行われるというのは、非常に重要なことだったりします。
ところで、この治験にはいくつかの決まった段階があり、それを順序良くクリアしていくことで、初めてお薬として承認されます。この段階のことをフェーズといいます。治験中のお薬やフェーズの段階については、製薬メーカーさんのIR情報で見れたりします。
ガン治療には手術や抗がん剤による化学療法や放射線療法だけではなく、「免疫療法」というものがあります。免疫療法とは、「NKT細胞」を利用するガン治療のことです。
NKT細胞の働きを高めて、ガン細胞を攻撃させるのです。
また、これと似たようなガン治療として「ワクチン療法」も存在します。
ワクチン療法とは、全てのガンに共通して存在する「WTI」というたんぱく質の断片をワクチンとして利用するガン治療のことです。さらに、ワクチン療法の進化版として「HER2」というたんぱく質を利用したワクチン療法もあります
この他、クローン技術を利用して作られた「モノクーロナル抗体」を利用してガン治療を行う研究も進んでいるようです。ちなみに、モノクロナール抗体を使った治療を行う上で大切な「ヒト抗体」についてですが、免疫療法は、現段階では大きな副作用もないため、患者さんへの負担も少ないガンの治療法ですので、今後一層の普及が待たれます。
ところで、このガンの免疫療法ですが、確か保険適用はなかったように思います。
健康保険適用されないということは、多額の治療費を全額自己負担しなければならないということになりますので、金銭的には結構辛いような気がします。
ただ、お金や財産はあの世には持っていけないですので、もし、免疫療法を行うことになったら、財産は全て医療費として支払っても良いかと思います。
手術後 飲む抗がん剤
胃がん生存率 
 進行した胃がんの手術後、TS―1(ティーエスワン)という錠剤の抗がん剤を飲む「術後補助化学療法」を受けた患者は、手術観察できます。CT検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と総合的に判断することに役立っています。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)の効果の把握などにも用いられています。
MRI検査は磁気による核磁気共鳴現象を利用して画像に描き出すものです。患者さんが被爆しないこと、いろいろな断層面が撮影できるというメリットがありますが、血液の流れや呼吸、消化管の動きがノイズとなって影響し、画質が劣化する欠点もあります。
超音波検査は、手術前、手術後(再発)、がんの壁外への進展や肝臓への転移などの判定に役立つ検査法です。CT検査やMRI検査、超音波検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と複合して、総合的な診断を行うことができます。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)中に効果がどのくらいでているか、などの判断要素も得られ、その後の治療方針を選択するうえでの重要な情報をえられます。大腸がんにおいては、腹部の超音波検査、胸部?腹部のCT検査、あるいはMRI検査で肺転移、肝臓転移、がん性腹膜炎、リンパ節転移、卵巣転移、骨転移などについて調べます。大腸がんでは特に肝臓に転移する確率が高いので、治療後も注意深く経過観察していきます。
大腸癌(大腸ガン)の病期
大腸がんには、Dukes(デュークス)分類とステージ分類が使われます。がんの大きさではなく、大腸の壁の中にがんがどの程度深く入っているか、及びリンパ節転移、遠隔転移の有無によって進行度が規定されています。各病期の手術後の5年生存率を括弧内に記載しています。
I期 がんが大腸壁にとどまるもの
II期 がんが大腸壁を越えているが、隣接臓器におよんでいないもの
III期 がんが隣接臓器に浸潤(しんじゅん:周囲に拡がること)しているか、リンパ節転移のあるもの
IV期 腹膜、肝、肺などへの遠隔転移のあるもの
2つの分類にはわずかな違いがあるのみで、デュークスAは0?I期に、デュークスBはII期に、デュークスCはIII期に、デュークスDはIV期に相当するものと考えて差し支えありません。デュークス分類は、国際的に広く用いられているものです。
西洋医学の治療法と問題点
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症状緩和と延命を目指して化学療法中心に行います。
肝臓など遠隔臓器に転移した4期、あるいは再発の場合。延命治療という意味では、抗がん剤が中心になります。大腸がんは肝臓に転移することが多いのですが、手術で完全に摘出できれば治る可能性もあります。手術後には化学療法が行われます。しかし、こうしたケースはそう多くはありません。
1)内視鏡的治療
内視鏡で観察し、ポリープがあれば切除します。茎のあるポリープはスネアと呼ばれる針金を、首の部分に引っかけ電気で焼き切ります。この方法をスネアポリペクトミーと呼びます。
無茎性、つまり平坦なポリープの場合は、周辺の粘膜を浮き上がらせて広い範囲の粘膜を焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)で摘出します。
スネアポリペクトミーでは入院は不要ですが、EMRでは出血や穿孔の可能性もあるため短期間の入院が必要となる場合があります。
摘出したポリープの病理学的(顕微鏡)検査が重要です。ポリープ(腺腫)や粘膜内にとどまる早期のがんは、これらの方法で簡単に治療することができますが、病理検査で病変が深くまで(粘膜筋板を越えて)拡がっていれば、リンパ節転移の危険性が10%前後生じるため外科療法が必要となります。
腹腔鏡手術
小さく腹部を切開し、炭酸ガスで腹部を膨らませて腹腔鏡を挿入し、画像を見ながら切除術を行います。多少手術時間もかかり、訓練された医師による手術が必要ですが、開腹手術に比べて負担は少なく、術後の痛みも少なく回復も早いため、入院期間も短くてすみます。 2)外科療法
結腸がんの手術
大腸がんの治療は外科療法が基本で、早期がんの場合でも7割は開腹手術が必要です。結腸がんの場合、どの部位の手術でも手術自体は2時間前後で行うことができます。切除する結腸の量が多くても、術後の機能障害はほとんどおこりません。リンパ節郭清(かくせい)と呼ばれるリンパ節の切除とともに結腸切除術が行われます。
直腸がんの手術
直腸は骨盤内の深く狭いところにあり、直腸の周囲には前立腺?膀胱?子宮?卵巣などの泌尿生殖器があります。排便、排尿、性機能など日常生活の上で極めて重要な機能は、骨盤内の自律神経という細い神経繊維によって支配されています。進んでいない直腸がんには、自律神経をすべて完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残すことも可能です。しかし、自律神経の近くに進行している直腸がんでは、神経を犠牲にした確実な手術も必要となります。直腸がん手術は、進行度に応じたさまざまな手術法があります。代表的な手術である自律神経温存術、肛門括約筋温存術、局所切除、人工肛門について説明します。
自律神経温存術
過去15年間に進歩した手術法です。直腸がんの進行の度合いや、排尿機能と性機能を支配する自律神経繊維を手術中に確認し、必要に応じて選択的に自律神経を温存する手術法です。がんを徹底的に切除しながら、同時に進行度に応じて神経を残す方法です。全部の神経が残せれば、手術前と同様な機能、つまり男性では射精、勃起機能を完全に温存することができます。やや進んだがんでは、だけの患者に比べて生存率が高い――。そんな結果が、国内の大規模な臨床試験で明らかになった。これを受け、日本胃癌(がん)学会は近く、標準的な治療法として正式に認める予定だ。
術後補助化学療法は、目で見える範囲のがんを手術で取り除いた後、どこかに潜んでいるかもしれない微細ながんを抗がん剤でやっつけ、再発予防を目指す治療法だ。
 胃がんに対するこの治療法が有効かどうかを調べるため、手術単独の場合と比べる臨床試験が、これまで数種類の抗がん剤で行われてきた。しかし、5年後に患者の何%が生存しているかを見る「5年生存率」で明らかな差が出ず、専門医は術後補助化学療法に消極的だった。
しかし、1999年に発売された飲む抗がん剤、他の抗がん剤に比べてがんを縮小させる効果が高く、臨床試験への期待が高まった。
 今回の臨床試験に参加したのは、ステージ2と3の進行胃がんで、がんを手術で取りきれた患者1059人。この人たちを無作為に二つのグループに分け、530人は手術だけ、他の529人は手術後にを1年間服用した(4週間、朝晩飲んだら2週間休む、の繰り返し)。
当初は5年生存率を比べる計画だったが、3年後の段階で、を飲んだグループが生存率が高く、薬の有効性が明らかなため、このまま臨床試験を続けるべきではないとの判断で中止。今年1月、結果が米国の学会で公表された。
 具体的には、手術単独の群の3年生存率がだったのに対し、服用の群は80?5%で、服用群が10ポイント上回っていた。こうした明確な差が出た術後補助化学療法は初めてで、治療の有効性に科学的根拠が得られたことになる。
臨床試験で差が出た10ポイントの意味をもう少し詳しく、がんセンター病院外科医長聞いた。
 手術で胃を切除した100人の患者がいた場合、70人はーを飲んでも飲まなくても3年生きる。生存率の差の10ポイントは、ーのおかげで3年生きられる人が10人いるということ。残る20人は、たとえ薬を飲んでも3年未満で亡くなる、という意味らしい。
つまり、患者100人全員にを飲ませた場合、薬の恩恵を受けるのは10人だけ。しかし事前にその10人を特定できないから、100人全員に飲んでもらう、というわけだ。
 も他の抗がん剤と同様、吐き気や食欲不振、口内炎、下痢などの副作用がある。臨床試験では重い副作用が現れる頻度は少なかったが、軽くても人によってはつらい場合がある。体力が衰えている人ならなおさらだ。
胃がんの専門医は、臨床試験の結果が出て以来、胃がんのステージ2と3で手術を受けた患者には、を飲むよう勧めているという。の差は、『生存』というかけがえのない恩恵であり、意義は大きい」と。記者がもし患者でも、「薬が有効な10%の群に自分も入るかもしれない」と考え、やはり飲むだろう。
 しかし、だからといって、標準治療を受ける義務が患者にあるわけではない。薬を飲まなくても生きる70人と、飲んでも亡くなる20人は、結果から言えば、副作用に耐えるだけ損だったことになる。
「科学的な根拠がある標準治療」は、「必ず効果が現れる治療法」とは限らない。がん治療に限らず、この点はよく理解して治療を受けたい。
胃がん手術後の抗がん剤
 進行胃がんで胃を切除した患者は、手術後に(ティーエスワン)という経口抗がん剤を服用した方が、手術単独に比べて死亡の危険性が3割低くなることが、千人以上を対象とした国内の臨床試験で明らかになった。
 胃がん手術後の抗がん剤治療の有効性が大規模な試験で証明されたのは初めてで、来月に米国で開かれる消化器がんシンポジウムで発表される。今後、この方法が進行胃がんの標準治療になるのは確実だ。
試験の対象は、がんの進み具合を表すステージ(1が最も早期、4が最も進んだ段階)が2と3の進行がん患者で、胃を手術で切除した1000人余。このうち約半数の患者には手術後に何もせず、残りの半数にはを1年間服用してもらった。
 その結果、抗がん剤治療を受けた群は、手術後3年の生存率は80?5%で、手術単独群の70?1%を10ポイント上回った。死亡の危険性は手術だけの群より32%低かった。副作用は食欲不振が最も多く(6%)、重いものは少なかった。
胃がん手術後の抗がん剤治療(術後補助化学療法)は、再発予防を目的に以前から多くの医師が行ってきた。しかし、これまで大規模な臨床試験では有効性が証明されず、胃がんの専門医の間では実施しない流れになっていた。
 米国で結果を発表する主任研究者でがんセンター病院副院長「非常に画期的な結果だ。不安と後ろめたさを抱いてこの治療法を行ってきた医師も多いが、今後は標準治療になり、自信を持って勧められる」と話している。
抗がん剤を使って、癌を縮小させたり癌を消滅させたりする治療法を化学療法といいます。
化学療法は化学物質を使ってがん細胞を攻撃しますので、全身に転移してしまった癌の増殖を抑えたり、癌を縮小させるには便利なようです。
入院していた病院でも、内科ではよく抗がん剤で毛髪が抜けた患者さんを見かけたそうです。

胃がん再発


ところで、製薬会社のWEBサイトで開発中の医薬品を覗いてみると、案外と化学療法(抗がん剤)の副作用を抑えるような薬の開発も進んでいたりします。


胃がん再発

確か、化学療法中に起こる強い吐き気を緩和させたりするタイプのお薬だったと思います。
化学療法は辛いというのはよく聞きますが、出来るだけ苦しくならないように新たな医薬品

胃がん再発


が日々作られているようで、近年は一昔前よりも、より苦しくなく抗がん剤を使えるようになったのではなってきたのではないかと思います。

胃がん再発



がん細胞は、様々なたんぱく質を持っています。
その中には、通常、人体にあるたんぱく質とは違ったたんぱく質も含まれています。



胃がん再発

このがん細胞独特のたんぱく質を、人間の体が攻撃目標にすることが出来れば、人間が自分の体の免疫システムを利用して癌を駆逐できるのではないか????というのが、癌ワクチンの


胃がん再発


基本的な考え方です。
ところで、昔から癌ワクチンに関しては色々と研究されてはきたのですが、癌ワクチンは未

胃がん再発


だに薬品の臨床試験には合格できていません。一昔前と比べると、かなり進歩してきたようには思うのですが、それでもまだまだ発展途上にあるようです。

胃がん再発


現在、がんが全身に転移してしまって治療が困難な患者さんやそのご家族の方のお気持ちを察するに、一刻も早く、末期がんの根治


胃がん内視鏡

コントロールができなくなり急に糖尿病になったり、すでに糖尿病であった人は状態が急に悪化することがあります。血糖値のコントロールができなくなったことからす膵臓がんが発見されることもあります。
がんが大きくなって胃や十二指腸に浸潤したばあい、その部分が出血するために吐血や下血が起こることもあります。また食物の通りが悪くなることもあります。
膵臓がん(膵臓癌)の診断
膵臓がんは胃がんや大腸がんなどのように消化管の内側にできるがんとは異なるため内視鏡で直接がんを見つけることはできません。また、じわじわとしみこむように拡がる性質があるため正常な細胞と癌細胞との境目がはっきりせず、画像検査でも見つけにくいのです。
膵臓がんが疑われる場合には以下の検査が行われます。
膵臓がんが疑われる場合に最初に行われる検査で超音波診断装置を使用する検査です。超音波検査は人体に害が無く、何回でも繰り返して行うことが出来ます。膵頭部と膵尾部の一部が見えにくいという欠点がありますが、2cm以上のがんであれば見つけられる可能性が高くなります。条件によっては2cm以下でも見つけることができる場合もあります。
非常に鮮明な画像を得ることができます。超音波検査で調べきれなかった場合でもがんを見つけることができる事があります。
検査は核磁気共鳴画像(MRI)を応用した検査でX線の被爆がないことが利点になります。胆管と膵管の造影ができ狭窄や閉塞などの症状がでていれば見つけることができます。
従来は後述するERCP検査が用いられていましたが、患者さんへの負担が大きく、狭くなっている部分より上の情報も得られることなどから最近ではMRCPが行われることが多くなってきました。
胆管と膵管に造影剤を入れてX線撮影する検査で、内視鏡を十二指腸まで挿入して胆管と膵管の共通な出口になっている十二指腸乳頭に細い管を差し込んで造影剤を入れます。
よりも鮮明な画像を得ることができるのですが、膵炎などの合併症が起こる可能性があること、技術的に難しい検査であることなどの理由から精密検査としておこなう検査になります。
この検査において膵液や胆汁を直接採取し細胞診やさらに異常を調べるなどの精密検査を行うことができます。
血管造影検査は、足の付け根の動脈から細い管を挿入して造影剤を注入し、膵臓につながる血管を映しだす検査です。膵臓の血管の状態、血流の状態を見ることでがんの診断や拡がり具合を判断します。
血液検査はがんが進行してから上昇することが多く、小さながんの発見にはあまり役にはたちません。
以下に膵臓がんの検査に使用される血液検査と基準値を示します。基準値は施設によって基準値が異なりますので詳しくは検査機関にお問合せ下さい。
デンプンなどの多糖類を分解する消化酵素で主に膵臓と唾液腺で作られます。膵炎や膵臓がんなど膵疾患の診断に重要な検査となります。血清アミラーゼと尿中アミラーゼのいずれもが低くなるとかなり進行した膵臓がんである可能性が高くなります。またいずれも高い場合にも膵臓がんである可能性が高くなります。
中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに加水分解する消化酵素で膵臓から分泌されます。膵臓癌の場合にはリーパーゼの値が高くなります。
主に膵臓から分泌されるタンパク分解酵素で膵臓がんになると膵管が閉塞することで膵炎を起こし早期の段階でも1000ng/dlを超えるような異常値になることがしばしばある。
進行した膵臓癌では正常から寧ろ低値を示す傾向があります。
膵臓がんの腫瘍マーカー
は膵癌、胆道癌を始めとする各種消化器癌患者血中に高頻度かつ高濃度に検出され、優れた腫瘍マーカーとしてその臨床的評価が確立しており、最もよく測定される腫瘍マーカーの一つです。
は大腸癌をはじめとする消化器癌、膵癌、肺癌などのさまざまな臓器由来の癌に幅広く出現するため、その診断補助および術後?治療後の経過観察の指標として有用性が認められています。
膵癌、肝?胆道癌にはとりわけ高い陽性率を示し、これら悪性疾患の診断補助ならびに術後?治療後の経過観察に有用な指標となります。
膵臓がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、を求めることが必要な時代になってきました。
難治癌である膵臓がんの場合には医師によって考え方や治療方針が異なることが多くなりますので複数の医師の意見を聞くことはとても大切なことといえます。
膵臓がんの治療は「外科療法(手術)」が中心となります。他に「放射線療法」、「化学療法(抗がん剤)」があり、がんの進行度(病期:ステージ。下記表参照)や患者さんの全身状態を考慮して治療法が選択されます。
膵臓の頭部(膵頭部)にがんがある場合に行われる手術です。膵頭部に加えて十二指腸全てと胃や小腸の一部、胆嚢、胆管なども一緒に切除します。十分な膵臓が残りますので、消化液(膵液) とインスリンの産生は維持されます。
膵臓がんすい臓癌の治療外科手術膵体尾部切除
膵臓の体部(膵体部)や尾部(膵尾部)にがんがある場合に行われる手術です。膵頭部側を残してがんができている膵臓と脾臓を切除します。
膵臓のすべてを切除する手術で、膵頭十二指腸切除と膵体尾部切除を一緒に行います。この手術を行った場合には膵液を分泌する機能やインスリンを分泌する機能が失われてしまいま
すので、その機能を補うために薬を飲んだり注射を打つ必要があります。
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。身体の外から放
射線を照射する外部照射と、手術中におこなう術中放射線照射があります。
すい臓癌は放射線に対する感受性が低く、根治を期待することは難しくなります。膵臓がん
に対して放射線療法を行う場合には痛みを除くことが目的となることが多いようです。
膵臓がんが遠隔転移がある場合などは手術はできませんので抗がん剤の治療を行うことがあ
ります。また術後の再発予防を目的として抗がん剤が使われることがあります。
最近ではゲムシタビン=ジェムザールという抗がん剤が使われることが多くなりましたが痛
みをとるというのが目的で、腫瘍縮小効果や延命効果はほとんど望めません。
現在臨床試験(実験)で胃がんに使われる抗がん剤ティーエスワンを使う病院もあります
が、やはり多くを望むことはできません。
膵臓がんは放射線療法や化学療法が効きにくいがんで、これらの治療でがんが治ることはあ
りません。使用目的としては痛みをとるのが中心になります。膵臓がんは手術以外に確立された治療法がないのが現状です。
膵臓の働きには主に2つあり、1つはアミラーゼなどの大切な消化酵素を大量に含んだ膵液という消化液を分泌する働き(外分泌)、 もう1つは血糖をコントロールするインスリンやグルカゴンというホルモンを分泌する働き(内分泌)です。膵臓は、あまり目立たない臓器ですが、私たちが生きていくうえで非常に重要なはたらきをもっています。
膵臓がん(膵臓癌)は外分泌の働きを持つ細胞、特に膵液が流れる膵管の細胞から発生する癌で、膵臓にできるがんの90%以上がこのタイプのがんで、内分泌の働きを持つ細胞にできる腫瘍(膵内分泌腫瘍)とは区別されます。
膵臓は胃の後ろにある長さが20cm程度の細長い洋ナシを横に置いたような形をした臓器で、 右側は広く広がった形をしており、膵頭部と呼んでいます。一方左側は狭くすぼまっており膵尾部と呼びます。 その間が膵体部と呼ばれる部分になります。がんの発生部位により頭部がん、体部がん、尾部がんと呼びます。 膵臓がんでは膵頭部に発生するがんがもっとも多くおおよそ半数が膵頭部がんです。
膵臓は身体の真ん中にあり胃や十二指腸、脾臓、小腸、大腸、肝臓、胆嚢など多くの臓器に囲まれているため膵臓 がんが発生しても見つけることが非常に困難であり、また膵臓がんは、がんが小さなうちから他の臓器に拡がったり、 転移を起こしやすいという性質があるため膵臓がんの早期発見は非常に困難です。
膵臓がん(膵臓癌)の発生は年々増加してきており、今後も増えていくであろうと予想されていますが、 発生の原因がはっきりと分かっていません。また膵臓がんは難治性がんの代表で早期診断が難しく、 外科切除術以外は有効な治療法が確立されていません。膵臓がん(膵臓癌)の場合、たとえ外科手術ができたとしても小さな がんが他の臓器に浸潤していたり転移していることが多く再発することが良くあります。
そのため膵臓がんとわかった時にはすでに手遅れということが多いのです。 早期発見はどのような治療よりも治癒率の向上に貢献しますので、 どうしたら早く発見できるかという研究が意欲的に続けられているのが現状です。
膵臓がんの増加に、食文化の欧米化があるという説もあり、実際患者さんの多くに動物性脂



胃がん内視鏡

肪やタンパク質を多く摂取している人が多いことは事実です。
早期の段階の膵臓がんには特徴的な症状はほとんどありません。症状があったとしてもお腹


胃がん内視鏡

の痛みや、 食欲が出ないなどの漫然としたもので膵臓がんだけに見られる症状ではありませんし、一般的な検査をしても身体の真ん中にある臓器であるためがんが見つかることは稀で


胃がん内視鏡


す。
膵臓がんが進行してくると、体重の急激な減少や背中の痛み、腹部の腫れ、みぞおちの辺り


胃がん内視鏡


の痛みが出てきます。 膵頭部がんの場合には胆管が詰まることによって白目や手足などが黄色くなる黄疸がでることがあります。 黄疸に気づく前には尿が赤くなります。黄疸時には身


胃がん内視鏡

体のかゆみや尿の色が濃くなったり、胆汁が十二指腸に流れなくなるため便が白くなります。


胃がん内視鏡

膵臓がん(膵臓癌)になると食欲不振や体重の減少がしばしば起こりますが、これらの症状は、食物が分解され、吸収されて栄養となるのに必要な消化酵素を含んだ膵液が出せなくな


胃がん内視鏡

ることで消化不良を起こすためにでる症状です。
膵臓がん(膵臓癌)による背中や腹部の痛みは、がんが周囲の神経に浸潤した場合や、膵臓

胃がん内視鏡


に炎症が起きた場合、肝臓が腫れる場合などに起こります。
膵臓は血糖をコントロールするホルモンを分泌しているため、膵臓がんになると血糖値の


胃がん初期症状

日本では年間およそ1万人が食道癌で亡くなっています。消化器癌の中では胃癌?大腸癌に比べると頻度の低い癌ですが、膵臓癌と並んで最も治療の難しい癌といえます。50歳代から60歳代にかけ発症率が高くなり、男女比は10対1と圧倒的に男性の患者さんに多くみられます。タバコや強いお酒は食道癌発生のリスクを高める危険因子とされています。これらの危険因子は舌癌や咽頭癌、喉頭癌、胃癌の危険因子とも共通するため、食道癌になった人はこれらの癌にもなりやすく、逆にこれらの癌になったことがある人は食道癌にもなりやすいといえます。
食道はのど(咽頭)と胃の間をつなぐパイプで、胃や腸のように消化機能はなく、単なる食べ物の通り道に過ぎません。胸の中は、左右の肺がおさまっている胸腔というスペースと、中央の心臓や大動脈などのある縦隔というスペースで構成されています。食道は縦隔にあり、上部は気管と背骨の間、下部は心臓と大動脈、肺に周囲を囲まれています。
食道内壁の粘膜は、皮膚と同じ扁平上皮からできており、日本人の食道癌のほとんど(95%程度)はこの扁平上皮細胞から発生する扁平上皮癌です。一方欧米では胃や腸と同じ腺上皮から発生する腺癌が半数以上を占めています。これは欧米人には下部食道の扁平上皮が腺上皮におきかわるバレット食道が多いためであり、バレット食道の発生は胃液が食道へ逆流して起こる逆流食道炎と関連があるといわれています。最近は日本でもこのバレット食道癌の発生率が徐々に高まっています。
食道癌の進行度(ステージ)は3つの因子によって決まります。ひとつめは癌が食道の壁のどの程度の深さまで進んでいるかで、これを壁深達度(T因子)といいます。食道の壁は粘(粘膜上皮層、粘膜固有層、粘膜筋板)、粘膜下層、固有筋層、外膜に分かれており、最初は上皮から発生した癌が進行とともに次第に深い層に入り込み、ついには食道壁を超えて周囲にある気管や大動脈、肺、心臓などに浸潤していきます。内視鏡(胃カメラ)で切除できるのは、リンパ節転移のない、粘膜固有層までの病変に限られます。
二番目の因子はリンパ節転移で、これをN因子といいます。食道は特にリンパ管が網の目のように発達しており、比較的早い時期からリンパ節に転移を起こします。胃癌や大腸癌では壁深達度の「粘膜下層」までであればリンパ節に転移している確率は数%以下であり、早期癌とよばれます。しかし食道癌の場合は、粘膜下層まで癌が進むと半数近くの人がリンパ節転移をおこしているとされています。リンパ節に転移があっても、それが完全に切除できれば根治も望めますが、一般に転移リンパ節の個数が多くなるほど再発率も高くなります。縦に長く走る食道では、リンパ節転移は頚部、縦隔。腹部の3つの領域にまたがって広がっていきます。上部にできた食道癌では頚部のリンパ節に、下部の食道癌では腹部のリンパ節に転移する確率が高くなりますが、食道癌では原発部位の近くから順に広がっていくのではなく、ある部分を飛び越えて突然遠く離れたところのリンパ節にとんでいったりすることもあります。したがって食道癌の手術ではふつう、くび?むね?おなか、の3箇所を切ってリンパ節を摘出することが多いのですが(これをリンパ節郭清といいます)、下部にできた食道癌で他にリンパ節転移がみられない場合などは、頚部のリンパ節郭清を行わない場合もあります。
進行度を決めるもう一つの因子は他臓器転移(M因子)です。食道壁や周囲の血管に癌細胞が入り込むと、血液の流れにのって離れた場所、例えば肝臓、肺、骨などに転移していきます。このような場合はふつう、手術でとりきれることが少ないので、抗癌剤の治療が中心になってきます。
壁深達度(T)、リンパ節転移(N)、他臓器転移(M)の3つの因子から、食道癌の進行度(ステージ)が決まり、ステージが早いほど、根治の可能性が高くなります。
食道癌取り扱い規約 第9版 (日本食道疾患研究会編、金原出版)より抜粋
【食道癌の症状】
内視鏡で切除できるような初期の食道癌ではほとんど自覚症状はありません。これらは健康診断や人間ドックで偶然発見されることも多いのですが、通常の胃カメラでは早期の病変は見つけにくく、ルゴールという色素を食道にかけることによって発見率は高くなります。しかしルゴールをかけるとしみますので、一般の検診ではやっていないところが多いようです。
比較的初期の癌でも胸やけや、熱いものを飲み込んだときのしみるような感じ、などの自覚症状が出ることもあります。また、先に述べたバレット食道癌の人は、もともと逆流性食道炎の症状、つまりきみずが上がる、朝起きた時胸やけがする、などの症状を持っている人が多いようです。
進行すると食道内腔が狭くなり、まず固形食がつかえるようになります。しかしこの段階でもまだ手遅れというわけではないので、すぐに検査を受けることをお勧めします。さらに進行すると水も通らなくなってどんどん痩せてきたり、胸の中に重石を抱えているような圧迫感や、背中の痛みを感じるようになります。
声帯を動かす働きをする反回神経の周りのリンパ節に転移が起こると、嗄声(させい)といって声がかすれたり、水を飲み込んだときにむせやすくなったりします。
【食道癌の診断】
前述したように、早期に食道癌を発見するためには検診を受けるしかありません。特に50歳以上、飲酒?喫煙習慣のある方は、定期的に内視鏡検査を受けることをお勧めします。内視鏡検査にしても透視(バリウムを飲む検査)にしても、一般の検診では胃の病変を発見することに重点が置かれているため、先に述べたような食道の症状のある方は、検査前によく伝えておくことが大切です。
いったん食道癌の診断がついた後、癌の拡がりを調べて進行度(ステージ)を判定したり、治療方法を決めるために、以下のような検査を行います。
◆食道造影
バリウムを飲んで食道を通過するところをX線(レントゲン)で撮影します。癌が食道のどの部分にあるかを気管など周囲臓器との位置関係から判定したり、病変の長さを計測したりするのに有用です。放射線治療を行う場合には、照射野(放射線をあてる範囲)を決めるために必要です。また、胃に合併病変がないか、手術を行う場合には再建臓器として胃を使うことができるかどうかなどの判定のために、胃の造影検査も同時に行います。
◆内視鏡検査
いわゆる「胃カメラ」です。この言葉のとおり、一般には胃の病気を見つけるために行われ、食道はすっと通りすぎてしまうと早期の病変は見つけにくいことがあります。食道にルゴールという色素を散布することにより、正常な粘膜は茶褐色に染まりますが、癌細胞は染まらないため白く抜けて見えます。少ししみることがありますが、病変の範囲を判定するためには必要です。食道癌は多発することも多く、ひとつの癌が見つかった場合、離れたところに別の早期癌が発見されることもあります。治療前に全ての病変を見つけておくためにも、ルゴール撒布は有用です。確定診断のためには、内視鏡の際に小さな組織をとってきて、顕微鏡で癌細胞の有無を調べる病理検査が必要です。これを生検といいますが、組織を採取すること自体には痛みはありません。病理検査には数日から1週間程度かかります。
◆超音波内視鏡
先端に超小型の超音波断層装置のついた内視鏡を用いて、通常の内視鏡と同様の方法で検査を行います。主に癌の深さ(深達度)を判定するために行いますが、同時に、食道の外側にあるリンパ節が腫れていないかどうかもみることができます。特に早期の場合は、後で述べるように、内視鏡で切除可能かどうかを判断するためには深達度とリンパ節転移の有無を性格に診断することが大切です。
◆CT
レントゲンを用いた断層写真です。病変と周囲臓器との関係や、リンパ節転移の有無、肝臓や肺への転移の有無などを調べます。これらをより正確に判定するためには、造影剤を注射して撮影する必要があります。造影剤を注入する際は、一瞬カーッと身体が熱くなりますが、すぐにおさまります。以前に造影剤を使って検査でアレルギー反応が出たことのある方は、事前に申し出てください。当院には、短時間で連続的な撮影ができ、コンピュータを使っていろいろな角度からの画像を立体的に構築し、非常に鮮明な画像を得ることのできる最新の装置が導入されています。
◆MRI
磁場を使っていろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影する検査です。放射線の被曝はありません。通常食道癌の診断?治療には必須の検査ではありませんが、当科では、CTなどに写ったリンパ節が転移かどうかの診断をするためにコンビデックスという造影剤を使ったMRI検査の臨床治験を行っています。これまでの方法では、大きく腫れているリンパ節を転移あり、小さなものを転移なし、と判断していましたが、実際に摘出したリンパ節をみてみると、炎症で大きく腫れている場合や、小さくても転移のある場合があります。コンビデックのリンパ節の取り込みの具合から、転移か否かをより正確に診断しようという検査です。もちろんこれは全ての患者様に行うものでなく、ご希望の方、治験の承諾が得られた方に無料で行うものです。詳しくは直接外来でお尋ねください。
◆PET
最近行われるようになってきた検査法です。細胞分裂の盛んな細胞(癌)はエネルギー(ブドウ糖)を正常細胞よりも多く消費するという性質を利用した検査で、フッ素18という放射性物質を付けたブドウ糖(FDG)を静脈注射すると、FDGは癌の部分に集まって画像で濃く見えます。食道癌と診断がついた後の転移検索の目的では現在のところ保険適応はないため、自費になります。また現時点ではPETの撮影装置は限られた施設にしかなく、当院にも導入の予定はありますが、今のところは他の施設に撮影を依頼することになります。
◆腫瘍マーカー
よく、血液検査をすれば癌かどうかがわかる、と思っておられる方があります。確かに血液検査で特定の腫瘍マーカーの値が高いためいろいろな検査を進めていったら癌が見つかった、という方はおられます。しかし進行癌の方でも必ずしも腫瘍マーカーが高くなるというものではありませんし、逆に腫瘍マーカーが少しくらい高くても癌でないことも多いのです。前立腺癌など特定の癌では早期発見のために有用なマーカーもありますが、一般には癌か否かを診断するというよりは、いったん癌治療をされた方の再発を早く見つけるために有用な検査です。癌の種類によって検査する腫瘍マーカーの種類は異なり、食道癌ではCEA, SCC, CYFRAなどを測定します。
【食道癌の治療】
内視鏡的粘膜切除
リンパ節転移のない早期癌が対象になります。早期癌とは、胃癌や大腸癌の場合は先に述べた壁深達度の粘膜下層までの癌を指しますが、食道癌では比較的浅い段階からリンパ節に転移をきたします。しかし粘膜固有層までにとどまっていればリンパ節転移の可能性はほとんどないため、内視鏡治療を行うことが可能です。しかしたとえ粘膜固有層までにとどまっていても、非常に大きな範囲に拡がっている時は内視鏡的切除が難しい場合や、切除できても後から狭窄をきたすことがあります。この治療法の合併症は、出血や穿孔ですが、緊急手術を要することは稀で、たいていの場合は内視鏡的に止血や穿孔部の閉鎖が可能です。
切除した組織は顕微鏡で詳しく調べ、実際に癌が粘膜固有層までに留まっていて、切離断端に癌が存在しなければ(すなわち採りきれていれば)これで治療は終了です。後は切除の傷跡が順調に治っているかどうかを内視鏡で何度か確認します。切除組織の切り端まで癌が及んでいた場合は、もう一度追加切除ができる場合もありますし、手術や放射線化学療法といった追加治療が必要になる場合もあります。癌が粘膜筋板を超えて浸潤していた場合にはリンパ節に転移している可能性があるため、何らかの追加治療を行ったほうが良いでしょう。
注意しておいていただきたいのは、食道癌は同時性?異時性に多発することがあるということです。幸い早期に発見されて内視鏡的に完全に切除された場合も、食道自体は残っているため、今後新たな病変ができる可能性が食道癌にかかったことのない人に比べて高いのです。ですから治療後も、定期的な検査は是非続けて下さい。
◆放射線化学療法(CRT)
放射線治療単独、あるいは化学療法(抗癌剤治療)単独で行われることは少なく、通常は両方を同時に行なう放射線化学療法が一般的です。この場合抗癌剤としては5-FUやシスプラチン、時にアドリアシン、ネダプラチン、タキソテールなどが用いられます。放射線と抗癌剤治療を同時に行うのでは副作用が強すぎて大変ではないかと心配される方もあるでしょうが、抗癌剤には放射線の感受性を高める作用もあり、両方同時に行うことで相乗効果が期待できます。もともと持っておられる併存症のために手術ができない場合や、他臓器浸潤?遠隔転移があり根治手術が不可能なときは、放射線化学療法を行うことになります。また手術の適応がある場合でも、放射線化学療法で完治するケースの報告が増えており、食道癌治療の選択枝のひとつと考えられるようになってきました。当院で治療されたステージⅡ、Ⅲの放射線化学療法の成績では、64%の方で肉眼的にいったん癌が消失しています。しかしこのうちの約半数の方に再発が起こっていますので、最終的に完治した方は全体の27%ということになります。
具体的な治療プランは施設によって若干の違いはあるでしょうが、一般に放射線化学療法だけで治療しようとする場合は、60Gy(グレイ)くらいの量の放射線をあてる必要があります。1回(1日)に2Gyずつあてると、30回の治療が必要です。週5日照射して2日休む、というサイクルで、最低で6週間かかります。多くの方は途中で副作用のために中休みをおく必要が出てきますので、それに応じて治療期間が長くなります。副作用としては、食欲が落ちたり、身体がだるかったり、放射線をあてている部位に応じて胸やけや、のどの痛み、口内炎ができたりすることがあります。また自覚症状のない副作用として、骨髄の機能が低下して白血球や血小板の数が減ることがありますので、治療中は定期的に採血をする必要があります。これらの副作用は、治療後1ヶ月もすれば消失しますが、晩期毒性といって、何ヶ月もたってから出てくる副作用もあります。特に放射性肺臓炎をおこすと、重症の場合は命にかかわることもあります。肺や心臓のまわりに水がたまることもあります。これらはいったん起こると利尿剤などを飲んでも治りにくく、水の量が多くなって心臓や肺を圧迫する場合は、針で水を抜く場合もあります。晩期毒性の発生は数%程度と考えられます。
しかしこの治療法のメリットは、何といっても食道を温存でき、手術に伴うリスクも回避できるということです。後で述べますが、食道癌の手術は大手術であり、術後に命にかかわるような合併症をおこす可能性もゼロではありません。合併症の一部には一生機能障害としてついて回るものもあります。特に頚部食道癌の場合には喉頭も同時に取ることがあり、その場合には自分の声が出なくなるという、大きな犠牲をはらわなければなりません。放射線化学療法は決してからだに優しい治療ではありませんが、これで治ればこのような機能喪失が回避できるのです。

一方、この治療法の問題点のひとつは、治療により癌がすべて消えたかどうかの判定が難しいことです。放射線により癌細胞は壊死していきますが、生き残った細胞は食道の粘膜面よりもむしろ深いところに存在することが多いのです。ですから放射線化学療法後に内視鏡で生検を行っても、これらの細胞を採取することはできません。定期的にいろいろな検査を行って、再発していないかどうかをチェックしていく必要があります。不幸にして再発した場合、および60Gyの照射終了時点ですでに明らかに癌が残っていた場合は、次の治療法が問題になってきます。というのは、放射線は同一の部位には60Gyから最大限でも70Gyくらいまでしかあてられないからです。この段階で遠隔転移などがなければ、手術が可能な場合もあります。これをサルベージ(救済)手術といいます。しかし放射線治療後は組織が繊維化で硬くなっており、最初から手術をする場合に比べて格段に手術が難しくなり、したがって手術リスクも大きくなるのです。手術不能の場合は抗癌剤による治療を続けて延命をはかるか、緩和治療(苦痛を取り除く治療)を行うことになります。
◆手術
食道切除手術の適応となるのはステージIからIIIですが、非常に高齢であったり、もともと心臓や肺などに重篤な併存症がある場合には適応となりません。また通常ステージIVは根治手術の対象とはなりませんが、食事が食べられるようにするためのバイパス手術や、胃や小腸に栄養チューブを入れるための手術は行われることがあります。ここでは主に根治を目的とした食道切除術についてお話します。
一般的な胸部食道がんの場合、食道を切除するためには開胸といって胸を開けることが必要になります。食道は心臓の裏、背骨の前にあり、通常は右の肋骨の間を分けて食道まで到達します。手術の間は右側の肺をしぼませておいて、左側の肺だけで呼吸をすることになりますが、手術中は人工呼吸器を使って行いますので心配ありません。開胸操作が終わった段階で右肺をもとのように膨らませますが、一部の膨らみが悪いまま無気肺という状態になったり、痰が多いときは肺炎を起こしたりすることがありますので、これらを予防するためにも、術後半日くらい人工呼吸器で加圧したり、痰を吸ったりします。この間は患者さんには苦痛のないように睡眠剤を使用します。
食道を切除した後は胃を管状にして持ち上げ(胃管といいます)、食道とつなぎます。したがっておなかを開ける手術も必要です。以前に胃の手術をしていたり、食道癌と同時に胃にも病変があって胃が使えないときは、小腸や大腸を用いることもあります。食道と胃をつなぐ位置は、頚部でつなぐ場合と胸の中でつなぐ場合があります。もともとおなかの中にあった胃袋ですから、上のほうまで持ってあがるほどつっぱって、縫合不全(つないだところがうまくつかずに、内容が漏れること)の発生率が高くなります。つまり胸の中でつないだほうが縫合不全の起こる可能性は低いのですが、いったん起こると胸の中に膿がたまったりして、重篤な状態になります。どの位置で吻合するかは、もともと病変のあった部位にもよりますし、その他いろいろな条件によって決められます。
食道癌に限らず一般に癌の手術では、その臓器だけを切除するのでなくリンパ節郭清という操作が必要になってきます。特に食道癌では、比較的早い段階からリンパ節に転移してきますので、これらのリンパ節をとってくる必要があります。その際、小さな転移は肉眼的にはわかりませんから、腫れているリンパ節だけでなく転移しやすいと思われるリンパ節をまとめてとってきます。通常は縦隔(胸の中)、腹部に加えて、頚部のリンパ節も郭清します。したがって食道の手術では、むね、おなかに加えて、くびも切る必要があるのです。ただし、下部の食道の比較的早い段階の癌であった場合は、頚部の郭清を行わないこともありますし、腹部食道に限局した癌であれば開胸操作も行わない場合があります。
食道癌のリンパ節郭清に伴って、時に反回神経麻痺という後遺症が残ることがあります。反回神経というのは、声帯を動かして声を出したり、物を飲み込むときに声帯を閉めて肺のほうに食べ物や飲み物が入り込まないようにしている神経です。この神経が縦隔の上部を走っており、この神経の周囲のリンパ節は転移率が高いのでしっかり郭清することが必要です。この際神経は切離しないように注意深く行われますが、もともと転移リンパ節が反回神経を巻き込んでいる場合は切離せざるを得ない場合もありますし、切離しなくでも触っただけで、一時的に神経麻痺がくることがあります。反回神経麻痺が起こると声がかすれたり、飲み込んだときにむせやすくなったり、無意識のうちに気管に唾や飲み物が入って肺炎を起こしたり、呼吸困難になることもあります。ひどい場合は気管切開といって、のどから直径1cmくらいのチューブを入れておく必要があります。一時的な反回神経麻痺の場合は、半年以内で軽快します。これを過ぎると回復の見込みは少なくなり、ずっと気管にチューブを入れておく必要がありますが、発生が可能なタイプのチューブもあり、チューブの交換も自宅で簡単に行うことができます。当科での永久的な反回神経麻痺の発生率は約3%です。
長期的な合併症としては、胃液が逆流してきて残った食道に逆流性食道炎をおこしたり、吻合した部分が狭窄を起こしたりすることがありますが、これらはいずれも内服薬や内視鏡による拡張術で対処可能です。
以上のように、食道癌の手術というのは消化器の手術の中でも最も大きな手術です。以前に比べると比較的安全に行われるようにはなってはきたものの、手術後の合併症による死亡例もゼロではありません。当科での現在の手術関連死亡率は2%程度です。手術前から肝硬変や糖尿病など、何らかの併存症をもっている方ほど合併症発症のリスクが高くなりますので、術前に専門医とよく相談してください。また、手術症例数はもちろん、術後管理にも慣れたスタッフやICUなどの設備が充実した病院を選ぶことが大切です。
◆集学的治療
手術の前や後に放射線療法や化学療法を行なうなど、複数の治療法を組み合わせて根治性を高めようとする方法です。特に10年ほど前から、術前に根治量の半分、すなわち30-40Gyの放射線化学療法を行なって癌をできるだけ縮小させておいてから手術を行う「放射線化学療法+手術」という方法がいくつかの施設で行われてきました。このくらいの照射量であれば、サルベージ(救済)手術のときのように、手術が難しくなるということはありません。当科でも1998年からこの治療法をとりいれてきましたが、その結果から、今後の食道癌の治療方法を考える上で大切なことがわかってきたのです。
【当科における治療成績と治療方針】
治療方法を決めるにあたって一番大切なことは、どの治療がなおる可能性が最も高いか、ということでしょう。これはふつう「5年生存率」で表します。
一番治療法の選択が難しいステージII, IIIに限定して、当院でこれまでに放射線化学療法単独で治療された患者さんと、前述したように半量の放射線化学療法の後に手術を行なった患者さんの5年生存率を比べてみましょう。なお治療方法は、充分な説明の後患者さんが選択されたものです。線が右上にいくほど、治療成績が良いことを示します。赤い線は放射線化学療法の後に手術をした人で、このうち①は切除した組織を顕微鏡で調べたら、かなり癌が少なくなっていた人、③はあまり癌が縮小していなかった人です。青い線は放射線化学療法だけで治療した人で、②は治療後いったん肉眼的に癌が消えた人、④は治療終了の時点で癌が明らかに残っていた人です。つまり、①と②は放射線化学療法がよく効いた人、ということができますが、この場合は生存率には大きな差はありません。③と④は放射線化学療法が

胃がん初期症状


あまり効かなかった人であり、この場合はこれだけで治療していても2年生存は望めないわけで、途中で方針を変更して手術で切除すれば③までは生存率を上げることができます。

胃がん初期症状


このように、放射線療法や化学療法は誰にでも同じ効果があるわけではありません。どの人に効くか効かないか、すなわち放射線化学療法に対する感受性を治療前に判定しようと、現

胃がん初期症状


在さまざまな研究が行われていますが、残念ながらまだ決定的な方法はありません。したがって現在当科では、放射線化学療法から治療を始めた患者さんの場合も、途中で一度効果判

胃がん初期症状


定を行い、このまま放射線化学療法を続行するか手術にきりかえるか、を再度検討しています。

胃がん初期症状

【治療方法を決めるにあたり】
食道癌の治療は、医師から治療方針、治療期間、各治療法のメリット?デメリットなどの説

胃がん初期症状

明を十分にうけ(インフォームドコンセント)、患者さんの価値観などを加味して、患者さん自身が最終的な治療方法を決定する時代になりつつあります。最近は、主治医以外の医師

胃がん初期症状

の意見を聞くセカンド?オピニオンも普及してきたので、これを利用して複数の医師から意見を聞くのもよいでしょう。

胃がん初期症状

食道癌の診断?治療方法は日々進歩しています。大阪医科大学一般?消化器外科では現時
点での情報を提示しながら、豊富な経験に基づいた診断と治療を行っています。


抗がん剤胃がん

がんのかなりの割合を占めるに至っています。
?原因?
●子宮頸がん
ヒトパピローマウイルスによる感染であることがかなり明確になってきています。この感染に何らかの他の要因が加わり、発がんすると考えられています。感染は性行為によって発生し、それ以外の感染は極めて稀とされます。現在までのところ、感染から何年で発症するかは諸説があり、はっきりしていません。
●子宮体がん
発生や進行に女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が影響を与えていると考えられています。このため、未婚、未妊、卵巣機能不全、肥満、高脂血症、糖尿病などの人はエストロゲンが子宮内膜に働いている時間が長くなるため、子宮体がんのリスクを高めるといわれています。子宮体がんの場合も、前がん病変として子宮内膜増殖症が注目されています。
現在、子宮内膜増殖症は4つに分類されています。
◆単純型子宮内膜増殖症
◆複雑型子宮内膜増殖症
◆単純型子宮内膜異型増殖症
◆複雑型子宮内膜異型増殖症
このうち子宮内膜異型増殖症複合型は子宮体がんの前段階と考えられており、このタイプの増殖症が、がん組織と共に存在していることもしばしば認められます。これ以外の3つの増殖症は、いずれもがん化の確立は低いと考えられています。 また、近年の食?生活習慣の欧米化、ストレスや喫煙?環境ホルモンによる活性酸素の増加などが子宮体がんの増加を促す要因となっています。
?予防?
 早期発見であれば完全に直るものなので年に一度ぐらいの頻度で定期検診を受けるのが対策のひとつです。子宮頸がんの要因である感染症を防ぐために身体や局部を清潔に保つことも予防対策になります。また、日常の生活習慣や食生活と子宮がんは、密接な関係にあるといわれています。
生活習慣では禁煙、アルコールの過剰摂取をしない、バランスのとれた食事する、暴飲暴食を避ける、適切な運動?休養をとり、ストレスをためない工夫を心がけましょう。特に食べ物では、高塩分?高コレステロール食は避け、繊維質?緑黄色野菜?魚類や、がんを抑える作用があるといわれる大豆食品をたくさんとるようにしましょう。
また、近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く含む食品を摂ることも有効ながん予防策です。活性酸素を消去する物質としては体内で作り出される抗酸化酵素と食事等から摂取する抗酸化力のあるビタミンA?C?E?B群やポリフェノール?カロチノイド、大豆イソフラボンなどがあります。子宮がんは早期発見?早期治療が重要であり初期段階では自覚症状のない場合が多いこの病気は、早期発見のためにも定期健診を受けることが大変重要です。特に子宮頸がんは、早期に発見して治療すれば、ほぼ100%治るがんだといえます。子宮ガンは、早期に発見して治療すれば治ります。毎年、子宮ガン検診を受けていれば、子宮ガンで死ぬことはまず有りません。
 しかし、不正性器出血等の症状を認めてから産婦人科を受診するような場合には、手遅れで命を失うことも少なくありません。
 我が国では、昭和30年頃から、子宮ガン検診が実施されるようになりました。その結果、早期発見?早期治療の子宮ガンが増え、子宮ガンで死亡する人が、減少しています。
 初期の子宮ガンは、無症状です。今でも「何とも無いから、検診を受けない!」と頑張る方がまだ居ますが、それは誤りです。健康に自信がある方こそ、子宮ガン検診を受けて欲しいものです。
 性交渉の経験が有る御婦人は、毎年1回、子宮ガン検診を受けることをお勧めします。毎年受診していれば、たとえ子宮ガンになっても、早期発見が可能です。手術で100%治すことができます。
 子宮ガン検診は、細胞診と言う方法で検診を行います。子宮の出入口を、綿棒(又はヘラ)で擦って、そこから採取した細胞を顕微鏡で調べる、そういう検査です。検査の所要時間は約1分間。
 子宮ガンは子宮の出入口(子宮頸部)に発生する子宮頚ガンと子宮の奥(子宮体部)に発生する子宮体ガンとに分けられます。子宮ガンの7~8割は、子宮頚部に発生します。一般に子宮ガン検診と言えば子宮頚ガンを指している場合が多いです。
 しかし、最近、子宮体ガンの発生頻度が徐々に増加しています。そのため、昭和62年から子宮体ガン検診も、同時に施行されるようになりました。ただ、子宮体ガン検診は、子宮頚ガン検診に比べれば、検査精度が少し低く、若干の見落としが有ります。
 30~40年前迄は、「不正性器出血が有ったら子宮(頚)ガンを疑え」と言われていました。しかし、最近では、子宮頚ガンの大部分が、検診で発見された無症状の子宮頚ガンです。それら無症状のうち、早期発見?早期治療された子宮ガンは、治っております。
 残念なことに、婦人科検診を全く受けず、不正性器出血や、悪臭を伴う帯下等、進行子宮ガン特有の症状を呈してから、産婦人科外来を受診する方がまだ居ます。
 平均的な日本女性は、50歳前後で閉経(月経が止まること)ですが、その後40年間生き続けます。閉経は、女の店仕舞い(ミセジマイ)ではありません。閉経は、女の人生の折返点です。
 今日、60歳代、70歳代の女性も、上手に化粧をしています。お肌(ハダ)の手入れ、それは大切です。ただ、一年に一回は、お股(マタ)の手入れもお忘れなく。子宮ガン検診を受けましょう。
2000年における我が国の女性のがん死亡数は116,344人であり、そのうち子宮がんは5,216人で4.5%、部位別では8位でした。1950年以降、検診の普及により子宮がんの死亡数と死亡率は年々低下し、1950年に比べ、それぞれ0.62倍、0.41倍となっていますが、1993年を最低に以降増加傾向にあります。この原因のひとつが若年者の子宮頸がんによる死亡数の増加です。
20代の子宮がん
最近20代の子宮頸がんが増加しています。頸がんの発生率は50歳以上の中高年層ではこの20年間で順調に減っていますが、逆に20~24歳では約2倍に、25~29歳では3~4倍に増加しています。これは最近の性行動の低年齢化、多様化にともない10代、20代の女性のクラミジアや淋病など性感染症の急増とともに性感染症としてHPVに感染する機会が著しく増えたことによります。
HPV(ヒトパピローマウイルス)
子宮頸がんの約95%以上にHPV(human papilloma virus)ヒトパピローマウイルスというウイルスが検出され、HPV感染が子宮頸がんの原因であることがわかっています。HPVはヒトの皮膚や粘膜に感染しさまざまな疣(イボ)をつくるウイルスで100種類以上が知られており約30種類が女性性器に感染します。 このHPVは性交渉によって感染しますが性交経験のある女性の約80%に感染するありふれた感染症で、そのほとんどは排除され消えてしまいます。しかし感染した女性の10%にウイルスが残り感染が長期化(持続感染)し子宮頸部の細胞に異常を引き起こします。
子宮がんの検査
子宮頸がん検診は通常子宮の出口(子宮腟部、頸部)から綿棒などで細胞を擦り取って顕微鏡で観察する細胞診検査を行います。しかし従来の方法では前がん病変の検出感度が50~60%という報告もあり、米国では一時期、検査の精度の低下が社会問題となったため、さまざまな試みのひとつにHPV検査を導入しました。ハイリスク型のHPVが確認されればこれからがん化する可能性のある病変を検出できることになり、細胞診検査と併用することで診断の精度を向上させることができます。港区では昨年より自治体としては全国にさきがけてHPV検査の併用による調査をおこなっております。
子宮がん検診
子宮頸がん検診は胃がん検診とともに最も古くから始められたがん検診であり、ほぼ40年の歴史を持っています。古くは胃がんに次いで第2位の死亡率であった子宮頸がんも検診の普及に伴い減少してきましたが、さきにお話ししたように最近は逆に増加傾向にあります。その原因のひとつに我が国の検診受診率の低さ(これは子宮頸がんにかぎりません)にあります。欧米諸国における子宮頸がん検診の受診率は約80%で、それに較べ我が国の受診率は15%にとどまり最近はさらに減少傾向にあります。
2004年、厚労省により検診は2年に1回でも良いという指針が出され今後さらに低下に拍車をかける可能性があります。ほとんどの自治体では隔年の検診を実施していますが、これは受診率の高い海外のデータを基にした指導で、そのまま我が国に当てはめることは疑問です。港区では20歳よりの毎年の検診を実施しております。
また受診率の向上をめざしていままで病変の検出率の低さが問題になっていた自己採取法にHPV検査を組み合わせた新しい検診のシステムも検討されています。港区がん検診のHPV検査はそのパイロットスタディーの意味合いもあります。
子宮がんの治療
子宮がんの治療は飲んだり塗ったりして直る薬があればいいのですが基本的には手術療法が主となり、進行がんに対しては放射線療法や化学療法も行います。最近は晩婚化と少子化のため進行がんであっても子宮を残すような術式の研究や、PDTという光線療法も行われていますが、前がん病変やごく初期のがんであれば子宮の出口を少し切り取るだけの手術(円錐切除術)で完治し、妊娠出産にも影響を及ぼしません。そのためにも毎年の検診を心がけましょう。
タバコと子宮がん
喫煙が子宮頸がんの原因のひとつであることをご存知ですか。詳しいことは解明されていませんが、HPV感染と関係してなんらかの影響を及ぼし、実際ニコチンは頸がんのがん細胞の増殖速度を高めることが示されています。またパートナーの喫煙も受動喫煙と精液中のニコチンの作用が影響すると考えられます。
私たち港区医師会の取り組み
医療費の削減がとりざたされ、メタボリックシンドロームに代表される予防医学に重点がおかれていることもあり、現状のがん検診事業は決して満足のいくものではありません。そのなかで港区は子宮頸がん検診の対象者は20歳以上で毎年の検診を実施しており、また2006年より通常の細胞診検査に加え全国の自治体にさきがけてHPV検査(20代の受診者)を併用した調査を開始しました。HPV検査の導入により、いままで信頼性の低かった自己採取による検診の正診率もたかまり、検診受診率の向上に寄与できる可能性があります。
子宮頸がんはすべてのがんのなかで唯一予防のできる、すなわちがんになる前から診断が出来るがんです。ぜひみなさんも毎年の子宮がん検診を受診されてください。
子宮癌には、子宮体部にできる子宮体癌と子宮頚部にできる子宮頚癌とがあります。子宮体部というのは子宮の本体の部分で、子宮頚部というのは子宮が膣に接する部分のことです。
 日本では子宮頚癌の方が圧倒的に多く、9対1の割合になります。この傾向はどこの国でも変わらないようですが、日本よりは子宮体癌の比率が高くなっています。しかし、日本でも最近は子宮体癌の割合が徐々に多くなってきています。子宮体癌の方がたちの悪い癌なので、心配な傾向です。
子宮頚癌は、細胞診検査という集団検診の方法が確立されましたので、ごく初期の癌が見つかるようになり、死亡率が大変下がってきています。ですから定期的な検診を受けていればそれほど恐れることはありません。お産を経験した人に発生しやすい癌ですので、お産を経験した30歳以上の女性は年に1回は定期検診を受けることが推奨されています。
症状で注意しなければならないのは、不正性器出血です。頚癌が少し進行した状態になると不正出血と”おりもの”がみられます。出血量は癌の進行とともに増大します。このような症状が出た場合には、定期検診の日まで待つのではなく、すぐに産婦人科で診断を受けるべきです。
検診などで癌ということがわかった場合には、症状のすすみ具合により、様々な治療法がありますので、治療法については主治医とよく相談して決めてください。
子宮体癌は、頚癌より高齢者に多く発生します。40代~60代にかけてが最も多く発生し、閉経後に体癌を発症する人が8割以上を占めます。体癌は、頚癌と異なり出産経験がない人、不妊症の人などに多く発生します。また閉経が遅い、卵胞ホルモンを長期間使用していたなどの人でも子宮体癌が発生しやすいといわれています。
最近では、こうしたハイリスクといわれる人に対して、老人保健法で集団検診も行われるようになっています。ですからもし自分がハイリスクに入ると考えられる人は、こうした検診とか、産婦人科での定期的な検診を受けることが必要です。
子宮体癌はたちが悪いといっても、初期の段階で癌を発見すれば、9割程度の人が発見され
てから5年以上生存するというデータも出ていますから、やはり定期的な検診が必要です。浸潤子宮癌、特に子宮頸癌の手術は、日本では広汎子宮全摘術が一般的です。この手術によ
り子宮の切除範囲が拡大され治療成績の向上が認められ、広くこの術式が採用されてきました。この手術の切除範囲拡大によって膀胱に分布する神経の切断がやむなく行われ、膀胱の
弛緩性の麻痺が生じる結果となり、この手術の大きな問題点となっていました。また、同時に行われる骨盤内リンパ節郭清術によって下肢からのリンパ流が骨盤内で遮断され、象の足
のように腫れる下肢リンパ浮腫が大きな問題となり、厚生労働省の研究班の課題としても取り上げられてきております。
当科では以前からこれらの課題に取り組み、膀胱支配神経の温存および下肢浮腫の予防に関し、日本産婦人科手術学会の「主題」発表として1997年、1999年、2001年そして2004年に取
り上げられ、さらに日本産科婦人科学会の2004年のシンポジウム「安全性および確実性の向上を目指した婦人科手術の工夫ー広汎子宮全摘術における尿管および膀胱神経温存と下腿浮
腫の予防を安全確実に行う方法について」としても取り上げられ、日本の子宮癌の低侵襲手術をリードしてきました。そしてほとんどの症例で膀胱神経麻痺と下肢浮腫が防止可能とな
ってきております。如何にしてその難問を解決にむすびつけたか、少し分かりにくいかもしれませんが述べてみます。
子宮がんは、女性にできる悪性腫瘍で、発生部位により二つに分けられます。子宮頸部に発生する子宮頸ガンと、子宮体部の粘膜にできる子宮体がんです。両者は好発年齢、発生原因、症状、組織像や治療内容が異なるため区別して扱う病気です。
●子宮頸がん
膣の内面は、扁平上皮という粘膜で覆われていますが、その上部の子宮頸管の内側は円柱上

抗がん剤胃がん


皮という粘膜で、おもにこの境界部にがんができます。
子宮頸がんは子宮がん全体に対し約7割を占め、若い年代(40代)に多く、扁平上皮がん

抗がん剤胃がん


と呼ばれる種類です。ただ子宮ガン検診の普及により減少傾向にあります。初期には自覚症状はありませんが、病状が進行していくと不正出血やおりもの、腰痛や下腹部の痛みなどが


抗がん剤胃がん

出てきます。
●子宮体がん

抗がん剤胃がん


子宮の奥の赤ちゃんを育てる部分を子宮体部といい、その子宮体部の粘膜にがんができます。おもに閉経後の50歳以上の人に発生しますが、若い人の場合は、不妊症の人や卵巣機


抗がん剤胃がん

能に障害がある人に起こります。症状には、まず不正出血があげられ、月経異常や、閉経後では月経のような出血があらわれます。進行すると、おりものの量が増え、さらに進むと強


抗がん剤胃がん

い悪臭を伴います。子宮体がんは一般に、子宮頸がんより進行は遅いといわれています。以前は子宮頸がんが子宮がんの大半を占めていましたが、最近では食生活の欧米化や高齢化な


抗がん剤胃がん

どにより子宮体がんが増加傾向にあり、上皮内がんの段階で発見されることは稀です。子宮体がんがほとんど全て腺がん(内膜腺由来)であるのに対して、子宮頚がんは扁平上皮がんと

抗がん剤胃がん

腺がんに分類されます。かつては大多数を扁平上皮がんが占めていましたが、ここでも腺がんが近年急速に数を増やし、進行子宮頚


スキルス胃がん

悪性リンパ腫は白血病と同じ全身の癌で、全身のリンパ節や皮膚、目、内臓にも腫瘤を作ります。
血液検査と生検でわかる癌
首やその周辺、脇の下、足の付け根のリンパ節が、痛みも無く、1ヶ月以上に渡り腫れている場合。または他の臓器に腫瘤が出来た場合に、血液検査や、画像、リンパ節の組織をとる生検で、発見されます。
最初は自覚症状がほとんどなく、現われるのは血尿です。
診断に際しては、尿に悪性細胞が含まれているかどうかを見る細胞診、膀胱鏡検査、正検、膀胱?尿道造影検査、リンパ管造影検査などが行われています。
癌の性質や病状によっても治療法は異なります
手術に関しても膀胱を残せるかどうかで内容が異なってきます。
膀胱を摘出すると尿をためておく袋が無くなるので尿路変更術が必要になってきます。
手術後の再発予防に抗がん剤の膀胱内注入療法も実施されます。また放射線療法を用いることもあります。
初期では、膀胱刺激症状(痛みや頻尿)を伴わない血尿が現われます。約75%に、目で見ても分かる肉眼的血尿がみられ、顕微鏡的血尿も含めると血尿は必ず起こる症状です。
進行すると排尿障害、排尿痛、膀胱部の痛み、頻尿などが見られ、さらに進行すると貧血や全身衰弱などが出てきます。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
早期は症状がありません
早期では無症状ですが、進行すると前立腺肥大症と同じで、夜中に何度も排尿したり、排尿の勢いが弱くなったり、排尿そのものに時間がかかるようになります。
手術とホルモン療法
前立腺ガンは男性ホルモンが症状を悪化させ女性ホルモンが症状を改善します。
そのため薬や手術で男性ホルモンの分泌を抑えたり、女性ホルモンの投与を長期間行います。
早期なら前立腺を摘出する手術によって完治も可能です。
病状が進行すると、昼間で10回以上、夜間で3回以上の頻尿、残尿感が見られることがあります。
血尿と腰痛が見られることもあり、前立腺肥大症とほぼ同じ症状が出ます。また精液に血が混じることもあります。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
具体的な薬剤活用方法
(1) 西洋の抗癌剤を受ける時
言われています。
自覚症状
自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです。
転移のルート
卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。
主な転移先肝臓 大腸
その他の症状
癌の進行による体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。
子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4~5割が0期で発見されます。
子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん
不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです
子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮がんは早期の段階で発見されれば、ほとんどが治ります。
子宮がんが徐々に増加してくる30歳を過ぎた頃からは、年に1回子宮がんの検査を受けることがとても重要です。
手術が基本です
一般には、できるかぎり手術を行って、病巣を摘出する根治的治療法がとられます。この目的のために手術療法と放射線療法を併用する場合もあります。
手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。
化学療法は、現段階では補助的な治療法と考えられており、とくに手術の出来ないⅣ期などの進行例や再発例に対して延命を期待し定位放射線照射とは、病巣に対し多方向から放射線を集中させる方法です。通常の放射線治療に比較し、周囲の正常組織に当たる線量を極力減少させることが可能です。定位放射線照射には、ガンマナイフに代表される1回照射の定位手術的照射と、数回に分割して照射する定位放射線治療に大別されます。定位放射線照射では、治療装置や患者さんを固定する精度をmm単位で管理しています。 粒子線治療の現況と将来国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(288万3000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。 これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用されています。脳以外の病巣への応用としては、後述のように頭頸部や肺の病巣(肺がんや転移性肺がん)に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。
治療法は、「レクセルのフレーム」という金属の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、放射線を照射する部位を決め、その部位に正
確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したの
で、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいし
ょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、この治療が徐々に脳循環の状態を変えるた
め、外科療法や異常血管塞栓療法(いじょうけっかんそくせんりょうほう)に比べて危険性は少なく、おおよそこの治療を受けた90%の患者さんで有効性を認めています。近年の画像
診断やコンピュータの技術進歩により、複雑な形状の病巣に対しても治療が可能になり、現在は転移性脳腫瘍などがんの治療にも応用されています。わが国では、平成8年4月1日に
保険適用になっています。2.リニアックを用いた定位放射線照射ガンマナイフによる治療は線量の集中性がよく、優れた治療成績をあげました。これを参考にして、一般の病院にす
でに普及した放射線治療装置である直線加速器(リニアック)を用いて、病巣に放射線を集中させる治療を行う試みが開発されました。実際にはこの治療は、1980年
タミンEのサプリメント」1つだけです。残りの代替療法はすべて、「容認」あるいは「反対」と判定されています。「容認」、つまり「有効性ははっきりしないけれども、患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに認める」と判定されている治療法の例として挙げられているのは、「乳がんと前立腺がんに対する低脂肪食」、「マクロバイオティク食(野菜や玄米中心の食事)」、「臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」です。 一方、「反対」という判定はどうでしょうか。これはつまり「効果がないか、害のあることがはっきりしているので反対する」という判定です。一般に、がんに対して有効と思われている、「ビタミンAとビタミンCなどの抗酸化物質のサプリメント」と、「乳がんに対する大豆サプリメント」の2つは、この「反対」という判定になっています。5.むしろ害になる可能性のあるサプリメントこの判定は、ビタミンAやCなどの抗酸化物質が通常の治療効果を弱めてしまう可能性があるためです。放射線治療や化学療法など、通常のがん治療の一部は、活性酸素を発生させてがん細胞を攻撃することにより治療効果を発揮します。ところが、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化物質をサプリメントとして大量にとると、活性酸素の作用が弱くなるため、こうした通常治療の効果を阻害する可能性があります。そのため、判定が「反対」とされているのです。 また、「乳がんに対する大豆サプリメント」も、この論文では「反対」とされています。植物性エストロゲンは大豆製品に多く含まれており、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ています。大豆製品に含まれる植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンの働きを抑えて、乳がん予防につながるという仮説があります。 けれどもその一方で、植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンと同じ働きをすることで、かえって乳がんのリスクを高めてしまうという可能性も考えられています。こうした有害作用についての理論的なまたそのようなことが生じる理論的可能性も低いということにすぎません。 つまり、「効果は未確認だが、重大な害の可能性は低いので、患者が使用を希望する場合には、反対しないでその意思を尊重する」ということです。
これは、積極的なお勧めではなく、いわば「消極的」な意味合いのものということを頭に入れておいてください。
サイトカイン療法TNFは主としてマクロファージにより産生され、がんに出血性壊死を起こさせたり、がん細胞に直接的に働いて殺傷するなどの作用があります。動物実験ではTNFを投与すると短期間でがんが縮小するため、抗がん効果のあるサイトカインとして臨床応用が注目されました。 [効果、副作用]全身投与では、発熱、血圧低下等の重篤な副作用のために有効な量を投与できないので、臨床応用が進んでいない状況です。そこで、悪性黒色腫ではがん局所への注入が試みられました。全身投与の場合と比較して、より高い効果が認められたなどの報告もあります。 [問題点]TNFは抗がん作用を持つ反面、がん末期の患者さんに悪液質(患者さんが衰弱した状態です)を引き起こす作用を持つことや、副作用が非常に強いなどの問題点があるために、副作用を軽減した製剤の開発が進められています。4)インターロイキン12(Interleukin-12:IL-12)によるサイトカイン療法活性化した単球や樹状細胞からつくられるIL-12は、がん細胞を殺傷するような免疫反応を誘導するのに重要であることが報告され、注目されています。IL-12はNK細胞やキラーT細胞の増殖を促したり、がん細胞を殺傷する能力を高めます。マウスでは、がんの転移抑制や移植がんの縮小等、劇的な効果が認められています。 [効果、問題点]臨床でも抗がん効果が期待されましたが、現時点では第I相試験が終了した段階で、有効学療法剤と併用されます。 (6)Sizofiran(SPG:シゾフィラン)スエヒロタケより抽出されました。適応は、子宮頸部がんにおける放射線療法との併用に限定されています。 (7)Levamisole(レバミゾール)本来、駆虫薬として開発された物質(イミダゾール化合物)
その治療成績は手術療法と大差ないので初回治療を放射線療法単独で行うこともあります。
しかし、一般に腺がんでは放射線の効果が劣るので、ほとんどが腺がんである子宮体がんでは手術療法が優先されます。
すい臓がん闘病記


スキルス胃がん

子宮体がんの5年生存率は、1期も2期も95%、3期で65%、4期で35%といわれています。


スキルス胃がん

子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
子宮体がんの場合には、月経以外に出血(不正性器出血)がみられます。特に閉経後に不正


スキルス胃がん

性器出血をみたときは、すぐに検査を受けたほうがよいでしょう。
転移のルートがんが子宮体部にとどまっているのがI期、


スキルス胃がん

子宮頸部に浸潤しているのがII期、
子宮外に浸潤しているのがIII期で、


スキルス胃がん

IV期は膀胱?直腸に浸潤しているか、肺?肝臓?骨などに遠隔転移がみられる段階です。
がんの進行にともなう症状


スキルス胃がん

がんの進行にともなって不正性器出血や、帯下の増加をみるようになります。また、がん組織の壊死と腐敗菌の感染のための水様性?血性?膿性の帯下が増え、悪臭を発するようにな


スキルス胃がん

ります。がんが膀胱粘膜に浸潤すると頻尿、血尿や下腹部痛がみられ、尿管(腎臓と膀胱を結ぶ管)が腫瘍で圧迫されると、腎臓からの尿の流出が困難になり末期には尿毒症を併発し

スキルス胃がん


ます。
白血球の中のリンパ球の癌


胃がん治療法

ときや、血管壁がもろくて弱いようなときには漏れることもあります。 抗がん剤の種類によっては、血管の外側に漏れてしまうと皮膚に障害をきたす可能性がありますので、針が入っている部分を安静に保つよう心掛けてください。 以下のような症状があるときには、針が抜けていたり、点滴が漏れていたりする可能性がありますので、すくに看護師を呼んでください。 入っているところに痛みがあるとき皮下組織に漏れてしまった場合、抗がん剤の種類によっては処置を行う必要があります。 点滴の針を抜いた後は決してもまないで、しっかりと押さえてください。押さえ方が不十分なときには、内出血を起こすことがあります。針を抜いた後、5分間を目安に、指で押さえて止血を行うようにしてください。 点滴が終わって針を抜いたときには問題がなくても、2~3日後、針が入っていた部分に赤み、痛みや腫れなどが生じる場合があります。針を抜いた後も、数日間は変化がないか観察するようにしてください。 自宅に帰ってから、針が入っていた部分の痛みや腫れが現れてきた場合には、患部を冷たい水や湿布で冷やし、病院へ連絡してください。 中心静脈に挿入したカテーテルから点滴する場合 患者さんによっては、腕からの静脈ではなくて、中心静脈という体の太い静脈へ点滴するために、鎖骨の下の静脈、首の静脈からカテーテルを入れる場合があります。カテーテルを外に出したままにする方法と、ポートといってカテーテルごと皮下に埋め込んでしまう方法があります。ポートは、一度埋め込むと半永久的に使うことができますので、長期間点滴を行う場合や、腕からの血管が確保しにくい場合などに便利です。 腕からの点滴と同様に、点滴の刺入部に痛みがあるときや、刺入部の周りが腫れているときは、すぐに看護師に連絡してください。 4.抗がん剤治療の副作用について1)どんな副作用が起こるのか?抗がん剤(とくに化学療法に用いられる薬剤)は、どんどん分裂して増殖しているがん細胞に作用する薬です。正常な細胞でも、分裂速度の速い血液細胞や口腔(こうくう)粘膜、胃腸粘膜、毛根の細胞などは、抗がん剤の作用の影響を受けやすく、感染しやすくなったり(白血球減少による)、貧血?出血?吐き気?口内炎?下痢?味覚の変化?脱毛?皮膚の障害?爪の変化などの症状が副作用として現れます。また、心臓、腎臓、膀胱(ぼうこう)、肺や神経組織の細胞が影響を受けることや、生殖機能に影響がおよぶこともあります。 これらの副作用のうち、最も頻繁に現れる副作用は、(1)吐き気、(2)脱毛、(3)白血球減少の3つですが、副作用の起こりやすさは抗がん剤の種類によっても違いますし、また個人差もかなりあります。 抗がん剤治療においては、体のことや薬の副作用を患者さん自身がよく知り、私たちと一緒に治療し、つらい副作用を防いだり、少なくしたりして、安心できる日常生活を送ることが最も大切です。安心してがん治療を続ける方法を、私たちと一緒に見つけていきましょう。 ここでは、「がん」と「抗がん剤治療」がどのようなものかということや、代表的な「抗がん剤の副作用」とその具体的な「対策」について紹介します。 また、「日常生活における注意点」も参考にして、より安全に、安心して抗がん剤治療を受けることに役立てていただければ幸いです。 内容は簡単にまとめてあるため、ここに書かれていないこともあります。 疑問や質問がありましたら、どうぞ遠慮なく医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフにお尋ねください。副作用には自覚症状の無いものもあります。抗がん剤治療を行っている間は、尿や血液などの定期検査を実施して、目に見えない副作用の早期発見に努めます。あらかじめ予想される副作用を知り、対策をたてておくことで、心の準備ができ、過剰な不安を取り除けます。 また副作用の予防ができますし、実際に副作用が起こったときにも、早く適切に対処できるので症状が重くなるのを防げます。 副作用の予防については、患者さん自身が生活上注意したり工夫したりすることで、十分に効果を上げられるものも多くあります。また、抗がん剤の特徴にあわせ、副作用を少なくするための薬がいろいろと研究?開発され、実際の診療で用いられています。ワンポイントアドバイス 医師に伝え忘れたことはありませんか?次のような方は医師にあらかじめ伝えておきましょう。薬や食べ物に対してアレルギーのある方 妊娠中、授乳中の方 これから子供をつくろうと思っている方(女性も男性も) すでに薬を使っている方(他の診療科や病院でもらった薬、薬局で買った薬を飲んでいる方 民間療法や健康食品を利用されている方 今までに薬による副作用を経験したことのある方 今までに放射線治療や化学療法を受けたことのある方 3)抗がん剤治療の副作用と発現時期抗がん剤による主な副作用の発現時期
医療費貸付制度 高額医療費は、申請から実際に患者への払い戻しが行われるまでに、ふつう2~4ヶ月かかります。その間、患者の家計が圧迫されるおそれがあります。そこで、自治体や社会保険協会、企業の健康保険組合などでは、支給される高額療養費の70%~100%を、無利子で貸し付ける制度を実施しています。貸付制度を利用するとき、手続きなどについては、医療機関の会計窓口、自治体の医療?福祉の窓口、地域の社会福祉協会、勤務先の保険担当者に相談します。このように日本では、公的医療保険でカバーできる範囲のガン治療に対しては、それなりに経済的支援の体制が整えられています。とはいえ、高額療養費の甲状腺の場所と働き
 甲状腺は首の気管前面にくっついた形で存在し、いわゆる「のど仏」の下方にある臓器で重さは約15gです。男性では女性に比べてやや低い位置にあります。甲状腺の後両側には反回神経という声を出すのに必要な神経が走っており、気管後面には食道が、またすぐ近くに頚動脈、頚静脈などがあります。
甲状腺は甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。そして、そのホルモンレベルは脳にある下垂体という臓器の指令により調節されています。なお、甲状腺の裏側には副甲状腺というやはりホルモンを分泌する米粒大の臓器が左右上下計4個存在し、血清中のカルシウム値を一定に保つ役割を担っています。
 甲状腺の病気としては、バセドウ病、甲状腺腫瘍(良性?悪性)、慢性甲状腺炎など多彩なものが含まれますが、ここでは悪性の甲状腺腫瘍、すなわち甲状腺がんについて解説します。
甲状腺がんの特徴  
甲状腺がんには他のがんと比べていくつかの特徴があげられます。
まず、性別ですが男女比が1:5と圧倒的に女性に多いのが特徴です。次に、年齢層ですが、若年者から高齢者まで広い年齢層に分布し、20歳台やあるいはもっと若年者でもさほど珍しくありません。また、後述する未分化がんを除き、一般に進行が遅く治りやすいがんであるのも大きな特徴でしょう。特に若年者のがん(乳頭がんというタイプが多い)でたちがいいのも一般のがんの常識とかけはなれています。
 乳がんなど多くのがんではリンパ節転移の程度などがんの進行程度により治癒率が大きく左右されますが、甲状腺がんの場合後述する組織型(顕微鏡検査での分類)が最も運命を左右する因子です。
甲状腺がんのうち1%程度を占める髄様がんというタイプのがんは遺伝性のことがあり、また副腎や副甲状腺の病気を伴うことがありますので治療にあたって特別な配慮が必要になります。
甲状腺がんの種類  
甲状腺がんは組織型により乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されますが、このいずれであるかによって病態や悪性度が大きく異なります。このうち、乳頭がんが全甲状腺がんの約80%を占め、ついで多いのは濾胞がんです。この両者(分化がんと総称します)は予後も良好です。髄様がんはリンパ節転移を起こしやすく約1/4が遺伝性です。髄様がんは分化がんに比べると悪性度は高いのですが、未分化がんほど悪性度は高くありません。一方、未分化がんはおそらくあらゆるがんのうちでも最も増殖スピードの速いもので、治療成績も大変悲惨なものです。未分化がんはこのように恐ろしいがんですが幸いその頻度は低く、もとからあった分化がんが長年のうちに変化したものと考えられます。
なお、本来リンパ系の腫瘍である悪性リンパ腫が甲状腺にできることもありますがここでは詳細に触れないことにします。
甲状腺がんの症状  
甲状腺がんの症状は通常前頚部にしこりを触れるだけです。長年放置して大きなしこりとなると目でみただけでわかるサイズになりますし、また周囲臓器への圧迫症状を呈することもあります。ただ、前頚部のしこりで甲状腺の腫瘍と判明してもそのすべてががんではなく、良性のもの(腺腫、腺腫様甲状腺腫など)とがんとの比率は約5:1です。また、まれに声が嗄れたり、頚部のリンパ節転移などを契機に甲状腺がんが発見されることもあります。また、何らかの理由によりとった胸部CT検査で偶然甲状腺腫瘍が発見され、精査の結果がんがみつかることもありえます。
ただし、以上のことは甲状腺分化がんの場合であって、未分化がんでは急激な増大、痛み、息苦しさなど多彩な症状を呈します。
甲状腺がんの診断  
手で触る触診以外に超音波検査(エコー検査)、CT検査などが補助診断法として有用です。また、しこりに細い針をさしてがん細胞の有無を調べる穿刺吸引細胞診は信頼性も高く、組織型の推定にも有力な情報を提供してくれます。また、目的に応じて甲状腺シンチグラフィ、MRI検査などもおこなわれます。
また、髄様がんでは血中のカルシトニンやCEAといった検査値が高くなりますので、診断は容易です。また、髄様がんでは遺伝性のことがあるので、その家族の方で無症状の髄様がんが発見されることがあり、髄様がんの遺子診断も技術的に可能になってきています。
6.甲状腺がんの治療甲状腺がんの手術
 乳頭がん、濾胞がん、髄様がんはすべて手術の対象となります。病変の広がりにより甲状腺を全部取る(甲状腺全摘術)、大部分取る(甲状腺亜全摘術)、左右いずれか半分を取る(片葉切除術)など切除範囲にバリエーションがあります。頚部のリンパ節は原則として切除(郭清)しますが、その範囲もがんの進み具合により判断されます。きわめて微小な分化がんではリンパ節郭清を省略しうる場合もあります。
遠隔臓器に転移をきたした分化がん(ことに濾胞がん)では甲状腺全摘後、ラジオアイソトープを投与が行われます。分化がんに対する有効な化学療法(抗がん剤治療)はありません。
一方、甲状腺未分化がんに対しては、手術よりも放射線療法と化学療法が中心的な治療となりま甲状腺がん手術の合併症
 甲状腺の手術に特徴的な合併症としては、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下などがありえます。反回神経麻痺(片方)では声が嗄れる、水分を飲むとむせる、などの症状がでます。
したがって、この神経ががんに巻き込まれているとかよほど特殊な状況にないかぎり反回神経は残します。また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いのですが、3個
以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。
甲状腺がん術後の投薬
 甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れ
ないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用の心配はまった
くいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミンD3を服用する必要があります。
甲状腺がんの治療成績  
未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後1
0年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様がんは分化がんに比べるとやや不良です
が、それでも一般のがんに くらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療成績はきわめて悪く今後の研究課題です。
この内、舌根は解剖学的には中咽頭に分類されます。表面は、口腔内と同様の粘膜で覆われています。最表層は、重層扁平上皮に覆われていますが、舌の下面以外は、舌乳頭と呼ばれる細かい突起が密集しており、細かい凸凹構造になっています。内部には、舌筋群と呼ばれる横紋筋が詰まっていて、骨はありません。
舌の主な働きは、次の3つです。
1.嚥下機能 舌の働きで口腔内で咀嚼(そしゃく)された食物を、舌の動きによってのどに送り込みます。舌の動きが悪くなると、飲み込みがうまくいかず、食物が喉頭から気管に誤嚥しやすくなります。また、口腔内で食物を内側から支える働きも行っているため、舌の動きが悪くなると咀嚼も上手くできなくなります。
2.構音機能 肺から押し出された空気が、喉頭にある声帯を通過するときに振動空気(喉頭原音)が形成されます。この咽頭原音が、咽頭?口腔(声道といい、成人で約17cmある)で共鳴し音になります。人間は、舌や口唇を動かすことにより、声道の形を変化させて、咽頭原音を様々に変え、言葉を作っています。したがって、舌の働きが悪くなると、言葉の明瞭度が悪くなるという障害が起こります。
3.味覚 舌の表面にある舌乳頭の壁には、味蕾と呼ばれる味覚を感じるセンサーが無数に埋まっています。味蕾の内部には、味細胞と呼ばれる味物質に対する受容体をもつ細胞が並んでいます。味細胞が味物質を感じ取ると、そこにつながっている神経線維が、脳に味情報を伝えます。人間はこうして味覚を感じることができます。なお、味覚は舌だけでなく、口腔内の広範囲で感じることができます。
舌癌の罹患率
舌癌の罹患率は、人口10万人あたり男性が2.2人で、女性が0.84人と男性に多い癌です。発症は40歳以降から徐々に増えてきて、60歳前後がピークとなります。喉頭?咽頭癌より少し年齢層は低いという感じです。脳腫瘍という病気は、様々な種類の腫瘍の集まりであり、その種類によって治療法や予後が異なることから、理解の難しい腫瘍といえます。脳という精緻な臓器に発生するために、発生場所のわずかな違いにより全く異なった症状を呈することも理解を一層困難にしています。脳腫瘍についての全般的な知識を述べるとともに、今回のシンポジウムがどのように構成されているかの全体像を示し、「こどもの脳腫瘍」に関する理解を深めていただきます。
脳腫瘍の頻度と治療上の特徴 白血病による小児死亡が1970年代半ばから急速に減少しているのに比べて、脳腫瘍による死亡は1980年代からほとんど変化していません。CTスキャンやMRIにより脳腫瘍の診断精度が向上して、診断される数が増えたということも一つの要素ではあります。個々の腫瘍では治療成績が向上しているものが確かにあるにもかかわらず、脳腫瘍全体としてみれば小児死亡原因の構造を変えるほどの十分な治療効果が得られていないのが現実です。小児死亡の原因となる腫瘍は、後にも述べますように、悪性脳腫瘍に分類される一群の腫瘍であり、今回のシンポジウムはこのような腫瘍に対する治療が主たるテーマになっています。
脳腫瘍の治療が、白血病のような血液腫瘍に比べて困難であるのはなぜでしょうか? 理由はいくつか考えられます。
白血病のような血液がんは血液中に存在し、固まりを作らず、細胞も均一な性質を有しています。一方、脳腫瘍は固まりを作る実質性腫瘍であり、内部組織が均一ではありません。また、脳腫瘍という一つの腫瘍があるわけではなく、極めて多くの種類の腫瘍からなっており、それぞれの性質が異なります。
血液から脳への薬物移行を制限する血液?脳関門という特殊な性質があるために、血液中に投与した薬が脳腫瘍に十分に行き渡りません。
脳腫瘍の細胞自体が薬剤に抵抗性を有しています。
発達期にある脳が、治療手段である放射線や薬剤によって障害されやすいために、治療に制限があります。また、脳の解剖学的構造は複雑であり、外科的治療が困難です。
3. 発達期の脳の特徴 脳腫瘍の治療を理解する上で、発達期の脳の特徴を理解することが重要です。こどもの脳は急速に発達しています。発達が著しいことは、頭の大きさを示す頭囲曲線の推移を見れば一目瞭然です(図1)。この間に、神経細胞は軸索を伸ばしたり、他

胃がん治療法


の神経細胞との間にシナプスを形成したりして大きくなります。また、神経細胞から出る電線に相当する軸索の周囲を、ミエリンという物質が何重にも取り囲む、髄鞘化という過程が


胃がん治療法

進行します。このような時期に放射線照射が行われると、将来様々な脳障害を生じる可能性が高くなることが知られています。一方、可塑性(脳障害からの回復力)が大きいという利

胃がん治療法


点もあり、しばしば驚異的な神経機能の回復?発達を示します。
脳腫瘍の種類 脳腫瘍とは脳に出来た腫瘍の総称であり、一つの腫瘍を示すものではなく、

胃がん治療法


脳に存在する様々な細胞から腫瘍が発生軟らかい針や、カテーテルと呼ばれる細いチューブを挿入して行います。この軟らかい針やカテーテルに、点滴用の管をつなげて点滴をはじめ

胃がん治療法


ます。 点滴は、無理のないリラックスした体勢で治療を受けることができます。点滴の間、体や腕をまったく動かさずにいる必要はありませんが、腕の静脈に針を挿入している場合、


胃がん治療法

体や腕の動きで点滴の針が抜けやすくなることがあります。点滴の管が引っ張られたり、体のどこかでふんでしまったりしないように気をつけましょう。 点滴を受けながら体勢を変え


胃がん治療法

たり、歩いたりすることもできますが、不自由な点も多いので、点滴の前にはトイレをすませておいたほうが良いでしょう。腕の静脈から点滴する場合 針は、血管外に漏れにくい静脈

胃がん治療法


留置針を使っておりますので、腕を動かしても簡単に針が抜けてしまったり、点滴が漏れることはほとんどありません。しかし、血管がとても細くて針が入りにくい