胃がん検診受診上注意事項

喉頭癌は、頭と首の癌(頭頸部癌)の中では発生率の高い癌です。女性よりも男性に多く、これは喫煙や飲酒との関連性が高いためとみられています。

症状と診断

喉頭癌は主に声帯やその周囲に発生し、しばしば声のかすれを生じます。かすれ声が2週間以上続く場合は、医師の診察を受ける必要があります。その他の部位の喉頭癌では痛みが生じ、ものを飲みこんだり呼吸をするのが困難になります。ときに、癌がリンパ節に転移して首にしこりが生じ、他の症状より先にそのしこりに気づくこともあります。

喉頭癌は、内視鏡(細長く柔軟なチューブ状の観察装置)や喉頭鏡による喉頭の直接観察と、組織片を採取し顕微鏡で調べる生検によって診断されます。生検は通常は全身麻酔をかけて手術室で行いますが、局所麻酔をかけて診察室で行う場合もあります。

病期診断と経過の見通
病期診断では、癌の大きさと広がりに基づいて癌がどの程度進行しているかを示します(癌の症状と診断: 診断検査と病期診断を参照)。医師は病期を基に治療方針を定め、経過の見通し(予後)を予測します。喉頭癌の病期(ステージ)は、原発腫瘍(最初にできた癌)の大きさと位置、首のリンパ節への転移の数と大きさ、体の遠隔部位への転移を示す証拠などの条件によって分類されます。ステージIは癌がまだ進行していない段階、ステージIVは最も進行している段階を示します。

癌が大きいほど、また広い範囲に転移しているほど、経過の見通しは悪くなります。筋肉、骨、軟骨組織まで癌に侵されている場合には、治癒の見込みは低くなります。小さな癌で、転移がない場合の5年生存率は90%近くであるのに対し、局所リンパ節への転移がある人では5年生存率は50%未満となります。局所リンパ節以外にも転移している場合は、2年以上生存できる確率は非常に低くなります。

治療

治療の方法は癌の病期と、癌が喉頭のどの部分にできたかによって異なります。早期の喉頭癌には、手術または放射線療法が行われます。喉頭癌は首のリンパ節に転移することが多く、放射線療法では通常、癌の病巣のほか、首の左右にあるリンパ節にも照射を行います。声帯が侵されている場合には、手術に比べて治療後も普通の声を残せる見込みのある放射線療法が選択されます。ただし、ごく早期の喉頭癌であれば、顕微鏡を用いた手術でも放射線療法と同等の治癒率が得られ、治療後の声への影響も同程度にとどめることができ、しかも1回の処置で治療が完了する利点があります。顕微鏡手術はレーザーを使って行われることもあります。

腫瘍の大きさがほぼ2センチメートル以上あり、骨や軟骨組織にまで達している場合には、複数の治療法を組み合わせた併用療法を行います。放射線療法と、喉頭と声帯を部分的または全体的に切除する手術の組み合わせがその1例です。放射線療法と化学療法を併用する場合もあり、放射線療法と手術の併用療法と同等の治癒率が得られるだけでなく、治療後もかなりの割合で声を出す機能が保たれます。ただし、このタイプの併用療法による治療後に癌が残っている場合は、さらに手術で癌を取り除くことが必要です。癌があまりに進行していて手術も放射線療法もできない場合は、化学療法が痛みの緩和や癌の縮小に役立ちますが、治癒の見込みはありません。

治療には重い副作用が伴います。手術の後にはものを飲みこんだり話したりすることが困難になるので、リハビリテーションが必要です。声帯を切除した人でも声を出して話せるようにする方法が数多く開発され、良好な成果を上げています。切除された部位によっては、声帯の再建手術を行います。放射線療法では、皮膚症状(炎症、かゆみ、脱毛など)や瘢痕(はんこん)、味覚の障害や口の渇きが生じ、ときに正常組織の壊死も起こります。歯を含む部位に放射線の照射を行う場合は、むし歯などがあればあらかじめ治療し、問題のある歯は抜いておきます。これは放射線療法の後には歯の治療がうまくいかなくなったり、あごの骨に重い感染を起こしやすくなるためです。化学療法では使用する薬の種類によってさ
まな副作用が生じ、吐き気、嘔吐、難聴、感染などが主にみられます。
声帯なしで話す方法
言葉を話すには、振動により音の波を生じ、その音声を言葉の形に整えることが必要です。通常は、声帯から生じた振動が、舌や口蓋、くちびるの働きによって言葉になります。声帯を摘出した人でも舌や口蓋、くちびるの働きは残っているため、新しい振動源があれば声を取り戻すことができます。喉頭がない人が音の振動をつくり出すには、食道発声、電気喉頭、気管食道穿刺(TEP)の3通りの方法があります。

食道発声は、空気を食道内に飲みこみ、それをげっぷのように徐々に放出して音を出すという方法です。食道発声の習得は難しく、聞き取りにくい発声になることもありますが、手術や器具は必要ありません。

電気喉頭は、首に押しあてると音源の働きをする振動装置です。人工的で機械的な音声を発します。電気喉頭の使用は食道発声に比べて簡単で、発声も聞き取りやすくなりますが、バッテリーが必要で、装置を常に携帯しなければなりません。

TEPは気管食道瘻とも呼ばれる方法で、気管と食道の間に手術で一方通行のバルブ(弁)を挿入します。息を吐くと、空気が弁から食道に送りこまれて音が出ます。この方法で話すにもかなりの練習が必要ですが、最終的には聞き取りやすいなめらかな会話ができるようになります。弁は何カ月も挿入したままで問題ありませんが、毎日清浄する必要があります。弁が正常に機能しないと、飲みものや食べものが気管に入ってしまうことがあります。気管の入り口を手の指で押さえて弁を作動させるタイプのほか、手を使わずに作動させることのできるタイプもあります。喉頭とはいわゆる「のどぼとけ」のことで、食道と気道が分離する個所に気道の安全装置(誤嚥防止)として発生した器官で下咽頭の前に隣接しています。
役目のひとつは気道の確保です。 口と肺を結ぶ空気の通路で、飲食物が肺に入らないよう調節(誤嚥防止)します。もうひとつは発声です。喉頭のなかには発声に必要な声帯があります。またこの声帯のある部分を声門といい、それより上を声門上、下を声門下と呼び同じ喉頭がんでも3つの部位に分類して扱われます。

喉頭がんは年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は10万人に3人程度です。男女比は10:1で圧倒的に男性に多いという特徴があります。危険因子としてはタバコとお酒です。これらの継続的刺激が発がんに関与するといわれており、喉頭がんの方の喫煙率は90%以上、またアルコールの多飲が声門上がんの発生に関与すると言われています。病理組織学的には扁平上皮がんという種類のがんがほとんどです。

部位別にみると声門がんが60~65%、声門上30~35%、声門下は1~2%です。
同じ喉頭がんでも3つの部位によって初発症状、進行度と症状の変化、転移率、治療法、治りやすさまでいろいろと違ってきます。
転移は頸部のリンパ節転移がほとんどであり、遠隔転移は末期などのぞいては少なく、そのほとんどは肺にきます。発生部位により最初の症状は異なります。
声門がんではほぼすべてのかたに嗄声(させい、声がれ)がみられます。その性状は粗?性で良性の声帯ポリープとは違っていることがほとんどです。1ヶ月以上嗄声が続く場合は専門医を受診していただき調べていただいたほうがよろしいかと思います。進行してくると痰に血がまざったり、呼吸が苦しくなってきます。頸部の腫れとしてのリンパ節への転移は比較的少ないのが特徴です。
声門上がんの早期の症状は喉の異物感(部位が一定している)や、食事の時、特に固形物や刺激物を飲み込んだ時痛みが出現したりします。他の部位より比較的早期から首のリンパ節が腫れて気づかれることもあります。進行すると声門へがんがおよび嗄声や呼吸苦が出てきます。
声門下がんは進行するまで症状がでない事が多く、進行するとやはり嗄声や呼吸苦が出てきます
このように喉頭がんといってもその部位によって症状の現れ方にはちがいがでてきます。

耳鼻咽喉科、頭頸科を受診されるとまず視診により評価されます。
喉頭鏡という小さな鏡を喉に入れ「えー」「いー」と発声していただきながら喉頭を観察します。細いファイバースコープを鼻から挿入して腫瘍の範囲をさらに詳しく観察します。
喉頭がんが疑われると小さく腫瘍の一部を取ってきて組織診断(生険)をします。外来でファイバースコープ下に施行する施設と、入院していただき全身麻酔下に施行する施設があります。普通約1週間でがんかどうかの確認ができ、組織型の診断結果がでます。
次に首を触る触診によりリンパ節の転移がないかを調べます。転移リンパ節は通常のリンパ節より大きく硬く触れます。
さらに視診、触診でわからない深部などを評価するため、日を改めCTやMRI、超音波(エコー)など施行し、最終的に腫瘍の進行度と頸部リンパ節転移の有無と遠隔転移の有無を評価して病期を決めます。腫瘍の進行度はT分類といい1a、1b、2~4の4段階に、頸部リンパ節転移はN分類といい0,1,2a,2b,2c,3の6段階に、遠隔転移はM分類といい0~1の2段階にそれぞれ分類されたうえ、最終的に総合され病期をⅠⅡⅢⅣの4段階に分類します。
Ⅰ期から進行するにつれⅣ期へと分類しますが、普通Ⅰ、Ⅱ期は早期、Ⅲ、Ⅳ期は進行がんと評価されています。喉頭(原発)の治療は放射線、手術が中心となります。
抗がん剤は喉頭を温存するため放射線や手術と組み合わせて使われたり、手術不可能な時、放射線治療後の再発などの時使われたりします。

手術には大きく分け喉頭部切術と喉頭全摘術があります。喉頭部分切除術は早期がんに行われ、声帯を一部残す手術です。質は多少悪くなりますが声をのこすことができます。喉頭全摘術は部分切除の適応を逸脱した早期がんや進がんにおこなわれ声はうしなわれます。そこで術後食道発声や電気喉頭など代用発声で補う事になり練習が必要となります。

放射線は早期がんの治療の中心となります。喉頭はそのままの形で残りますので声も一番自然の声が残ります。ただし進行したボリュームのあるがんや、その部位によっては効果に限界があります。またまわりの正常組織に障害を残さずかけられる量にも限界があり何回もかけるわけにはいきません。進行がんでも場合によっては喉頭の温存の可能性を探るため行われることもあります。
施設によってはレーザー手術を早期がんの中心の治療としている所もあります。

一般に早期がんでは放射線を第一選択にその効果をみて手術を組み合わせていきます。声を残せるかどうかの判断が重要になってきます。進行がんでは手術が中心となり場合により放射線、抗がん剤を組み合わせていきます。

頸部リンパ節転移に対しては手術が中心となります。右左どちらかの片側か、両側の頸部郭清術を行います。これは耳後部から鎖骨上の頸部のリンパ節を、脂肪に包まれたままの形で大事な神経や血管を残しながら切除するという手術です。

これらの治療法はがんの進行度や部位だけでなく患者さんの年齢、全身状態、職業、社会的条件なども考慮にいれたうえで最終的に選択されます。がんの発生した部位で多少違ってきますが、Ⅰ期では80~90%放射線で治りⅠ~Ⅳ期では65~70%の5年生存率です。
これはすべてのがんのなかでも高い治療成績でではあるものの発声機能を保存できる確率は必ずしも高くなく喉頭全摘となる例が多いのが実際です。生存率を落とすことなく放射線、喉頭部切、放射線と抗がん剤の併用療法など発声機能を残した治療を選択する見極めが重要と考えられます。また進行がんでも相当に進行したがんに対しても生存率をあげる治療法を選択できるよう努力しています。説明文にて掲載している諸症状で思い当たる節があった場合など、
がんについての疑問?不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
自己判断で迷わず、まずは専門家である医師の検診を受けることをお勧めし
喉頭癌とは
喉頭癌は、癌の中では早期に見つかる癌の1つです。喉頭とは、のどぼとけの内側にあります。この喉頭に発生するがんは、たばことお酒のかかわりが証明されています。肺癌と同じように、ヘビースモーカーの病気といえます。喉頭癌にかかった方の喫煙率は、90%以上です。また、お酒ののみすぎが、声門上の喉頭癌の発生に関与するといわれています。

喉頭癌は、男性に圧倒的に多い癌という特徴があります。女性の患者数は、男性の約10分の1です。年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は人口10万人に対し3人程度です。

喉頭癌の症状として代表的なのが、嗄声(させい)です。嗄声(させい)とは、のどに病変があるために、音声が異常な状態をいいます。喉頭癌の症状としては、ざらざらしたかたい声、かすれた声の状態をいいます。また、咽喉頭違和感(のどのイガイガ感)があります。声門がんは、がんが小さいうちから嗄声の症状があらわれます。そのため、喉頭癌は早期がんのうちに見つかりやすいという特徴があります。声門上がんは、がんが小さいうちには、

胃がん検診受診上注意事項

特有の症状がありません。慢性咽喉頭炎(主にたばこによるもの)によるのどの違和感との区別は多くの場合むずかしくなります。声帯にまで広がってはじめて嗄声が出現します。

胃がん検診受診上注意事項

喉頭癌が進行すると、嚥下時痛(のどの痛み)が出現するようになります。さらに進行すると喘鳴(のどでヒーヒー?ゼーゼー音がする)や声門が狭くなって息苦しいなどの呼吸困難

胃がん検診受診上注意事項

も伴うようになってきます。痰に血液が混じることもあります。
喉頭癌にかぎらず、癌は早期発見がとても重要です。喉頭癌全体の治癒率は約70%と頭頸部

胃がん検診受診上注意事項

がんの中でも高い治癒率です。そして、早期に発見すれば声を失うことなくなおすことが可能です。そのため最近では、喉頭癌の早期発見を目的とした音響分析による検診なども試み

胃がん検診受診上注意事項

られています。
喉頭を観察する装置として、ファイバースコープが発達しています。ファイバースコープ

胃がん検診受診上注意事項

は、喉頭の細部までよく観察することができます。細いファイバースコープを鼻から挿入して見るこの検査は、のどの反射の強い人でも比較的楽に行うことが出来きるようです。気に

胃がん検診受診上注意事項

なる症状のあるかたは、一度専門医を受診してみましょう
がんを宣告され、治療を受けたが再発、喉頭を摘出する結果となった池上 登氏の著書です。

胃がん検診受診上注意事項

声を失いながらも、病院関係者の適切な処置、周囲の温かな支援により順調に回復するま
の経緯を、当時の記録をもと


抗がん剤胃がん

卵巣は子宮の両側にあり親指大の楕円形をしています。月経がある年齢では卵子が成熟し、排卵されます。それとともに周期的に女性ホルモンを分泌しています。卵巣にできる腫瘍の85%は良性です。残り15%が悪性で卵巣ガンです。卵巣ガンの90%は、卵巣の表層をおおう細胞から発生する「上皮性腫瘍」です。次に多いの、卵子のもとになる胚細胞から発生するガンで「卵巣胚細胞腫瘍」です。
どれほど多いのですか?
2000年の厚生労働省の人口動態統計によると、卵巣ガンでの死亡率は10万人あたり6人あまりで、女性のガンによる死亡では、第一位の胃ガン、第二位の肺ガンなどの順の第十位なのです。新たに卵巣ガンになる人は、1年間に6,500人ぐらいいるのではないかと推定されています。
特徴は?
婦人科検診が普及するにつれ子宮ガンは早期に発見されるようになりましたが、卵巣ガンはお腹の中にあるために早期診断が難しいのが特徴で、子宮ガンと大きく違う点です。診断がついた時点で、70%がすでに進行ガンなのです。
どういう人が危険ですか?
ガンにかかりやすい人を「リスクの高い人」といいます。卵巣ガンの、10%は遺伝性といわれています。1-2等親に卵巣ガンの方がいると卵巣ガンになる率は3-4倍や70歳までに卵巣ガンになる確率は50%、などの報告があり「リスクの高い人」ということになります。また飽和脂肪酸の含まれる食事、肥満、閉経が55歳以降と遅い、初妊娠が35歳以降、などの方もリスクの高い人」です。逆に妊娠?分娩?授乳が多いほど、ピルの使用、子宮摘出などの方は卵巣ガンのリスクは減り「リスクの低い人」とされています。
症状は?
卵巣は腹部にあって腫瘍ができてもはじめはほとんど自覚症状がありません。卵巣ガンには、転移しにくいガンと転移しやすいガンがあります。転移しにくい卵巣ガンは、ガンができてから長期間卵巣内にとどまって発育しますから、腫瘍がまだ大きくないうちは、検診などで婦人科の診察を受けた時に発見されることもあります。腫瘍が大きくなると下腹部にしこりが触れたり、圧迫感があったり、あるいは膀胱が圧迫されて尿が近くなるなどの症状で婦人科を受診することになります。転移しやすいガンの場合は、腫瘍が卵巣内であまり大きくならないうちに広がってしまうため、腹膜に広がり腹水のために腹部全体が大きくなるとか、胸水がたまって息切れがするなど、進行した症状ではじめて異常を自覚することが少なくありません。2/3以上の方は転移した状態ではじめて病院を訪れます。
診断は?
卵巣は腹腔内にあり組織診、細胞診といった直接的な検査を行うことは困難であり、手術以外には確定診断を下すことができません。通常婦人科の診察や超音波検査、MR検査などで、子宮の腫瘍か、卵巣腫瘍か、腫瘍の内部の構造、転移の有無などを調べますが、あくまで間接的な推定診断になります。 血液中に微量に存在するCA125という腫瘍マーカーは卵巣ガンに特異性の高い腫瘍マーカーですからこれを測定することは、良性、悪性の判定に役立ちます。転移のある卵巣ガンではほとんどの人がCA125陽性で、多くは非常に高い値になりますから、血液検査だけで卵巣ガンとわかることがあります。しかし、早期ガンでは陽性率は低く、また、若い女性の中にはガンがなくても軽度陽性の人もいるので、CA125は卵巣ガンの早期発見には役に立たないこともあります。
治療は?
卵巣ガンに限らず、初期であれば手術で摘出すればいいのですが、進行の程度によっては、手術でできるだけ腫瘍を摘出して、抗ガン剤、放射線治療などを組み合わせて行います。
卵巣ガンにかかったら?
初期に治療すればよく治り、進行するにつれ治りが悪くなるのは当然ですが、5年後に生存している確率は、以下の通りです。卵巣ガンは、婦人科のガンでは一番死亡率の高いガンです。これは早期発見がしづらいということが大きな理由です。初期にはこれといった症状もなく、検査でも発見しにくいからです。卵巣は子宮の両側にあり親指大の楕円形をしています。卵巣にできる腫瘍の85%は良性です。残り15%が悪性で卵巣ガンです。
どれほど多いのですか?
2000年の厚生労働省の人口動態統計によると、卵巣ガンでの死亡率は10万人あたり6人あまりで、女性のガンによる死亡では、第一位の胃ガン、第二位の肺ガンなどの順の第十位なのです。新たに卵巣ガンになる人は、1年間に6,500人ぐらいいるのではないかと推定されています。
特徴は?
婦人科検診が普及するにつれ子宮ガンは早期に発見されるようになりましたが、卵巣ガンはお腹の中にあるために早期診断が難しいのが特徴で、子宮ガンと大きく違う点です。診断がついた時点で、70%がすでに進行ガンなのです。
どういう人が危険ですか?
ガンにかかりやすい人を「リスクの高い人」といいます。卵巣ガンの10%は遺伝性といわれています。1-2等親に卵巣ガンの方がいると卵巣ガンになる率は3ー4倍や70歳までに卵巣ガンになる確率は50%、などの報告があり「リスクの高い人」ということになります。また飽和脂肪酸の含まれる食事、肥満、閉経が55歳以降と遅い、初妊娠が35歳以降、などの方も「リスクの高い人」です。逆に妊娠?分娩?授乳が多いほど、ピルの使用、子宮摘出などの方は卵巣ガンのリスクは減り「リスクの低い人」とされています。
症状は?
卵巣は腹部にあって腫瘍ができてもはじめはほとんど自覚症状がありません。腫瘍が大きくなると下腹部にしこりが触れたり、圧迫感があったり、あるいは膀胱が圧迫されて尿が近くなるなどの症状で婦人科を受診することになります。転移しやすいガンの場合は、腫瘍が卵巣内であまり大きくならないうちに広がってしまうため、腹膜に広がり腹水のために腹部全体が大きくなるとか、胸水がたまって息切れがするなど、進行した症状ではじめて異常を自覚することが少なくありません。2/3以上の方は転移した状態ではじめて病院を訪れます。
診断は?
卵巣は腹腔内にあり組織診、細胞診といった直接的な検査を行うことは困難であり、手術以外には確定診断を下すことができません。通常婦人科の診察や超音波検査、MR検査などで、子宮の腫瘍か、卵巣腫瘍か、腫瘍の内部の構造、転移の有無などを調べますが、あくまで間接的な推定診断になります。
治療は?
卵巣ガンに限らず、初期であれば手術で摘出すればいいのですが、進行の程度によっては、手術でできるだけ腫瘍を摘出して、抗ガン剤、放射線治療などを組み合わせて行います。
どういうことに気をつければいいの?
卵巣ガンは症状が無いことが多いのですから、定期的に(最低1年に1回)婦人科の検診を受けましょう。また上に述べた「リスクの高い人」はもっと早い目に(半年に一度)検診を受けましょう。ガンにかかりやすい人を「リスクの高い人」といいます。卵巣ガンの10%は遺伝性といわれています。1-2等親に卵巣ガンの方がいると卵巣ガンになる率は3ー4倍や70歳までに卵巣ガンになる確率は50%、などの報告があり「リスクの高い人」ということになります。また飽和脂肪酸の含まれる食事、肥満、閉経が55歳以降と遅い、初妊娠が35歳以降、などの方も「リスクの高い人」です。逆に妊娠?分娩?授乳が多いほど、ピルの使用、子宮摘出などの方は卵巣ガンのリスクは減り「リスクの低い人」とされています。
症状は?
卵巣は腹部にあって腫瘍ができてもはじめはほとんど自覚症状がありません。腫瘍が大きくなると下腹部にしこりが触れたり、圧迫感があったり、あるいは膀胱が圧迫されて尿が近くなるなどの症状で婦人科を受診することになります。転移しやすいガンの場合は、腫瘍が卵巣内であまり大きくならないうちに広がってしまうため、腹膜に広がり腹水のために腹部全体が大きくなるとか、胸水がたまって息切れがするなど、進行した症状ではじめて異常を自覚することが少なくありません。2/3以上の方は転移した状態ではじめて病院を訪れます。
診断は?
卵巣は腹腔内にあり組織診、細胞診といった直接的な検査を行うことは困難であり、手術以外には確定診断を下すことができません。通常婦人科の診察や超音波検査、MR検査などで、子宮の腫瘍か、卵巣腫瘍か、腫瘍の内部の構造、転移の有無などを調べますが、あくまで間接的な推定診断になります。
治療は?
卵巣ガンに限らず、初期であれば手術で摘出すればいいのですが、進行の程度によっては、手術でできるだけ腫瘍を摘出して、抗ガン剤、放射線治療などを組み合わせて行います。
どういうことに気をつければいいの?
卵巣ガンは症状が無いことが多いのですから、定期的に(最低1年に1回)婦人科の検診を受けましょう。また上に述べた「リスクの高い人」はもっと早い目に(半年に一度)検診を受けましょう。
無痛性の精巣のしこりや、腫れが初発症状です。およそ30~40%で下腹部の重圧感や鈍痛があり、10%で急性の精巣痛が有ります。
がんが進行し広い範囲に転移が出現すると、腹痛や呼吸困難、首のリンパ腺の腫れ、体重減少、乳首の痛みや腫れなどもおこります。
好発年齢の青壮年の方は入浴時に自分で触ってみる自己検診をお勧めします。
Chapter.3:診断
触診
ずしりとした重みの有る精巣を触れます。反体側の正常な精巣と比較します、精巣上体ではなく精巣そのものにしこりや腫れが有ることを確認します。
超音波検査
陰嚢内に水がたまっていて精巣そのものが触れにくい場合、精巣の腫瘍が小さい場合などにとても有効な検査です。
血液検査
精巣がんには、LDH(乳酸脱水素酵素)、 AFP(アルファ胎児性蛋白)、hCGβ(ヒト縦毛性ゴナドトロピンβサブユニット)などの腫瘍マーカーが有り診断や治療の助けとなります。
組織検査
精巣がんでは、前立腺がんのように手術前に組織検査をして診断を確定することは転移を生じる恐れが有るため禁忌です。
Chapter.4:鑑別診断
精巣上体炎
陰嚢内にかたいしこりを触れます、感染症なので急性期には尿中に白血球を認めたり、痛みや発熱などの症状を伴うことが多く鑑別可能ですが、慢性期には診断に苦慮することも有ります。
精巣炎
炎症所見が弱いものや、結核性のものなど注意が必要です。
陰嚢水腫、精液瘤
透光性試験や超音波検査で容易に鑑別可能です。
Chapter.5:病期診断
病期診断法
1.原発巣の進行度診断
通常は術前には行いません、原発巣に関しては手術可能であれば、診断後すみやかに、後で述べる高位精巣摘出術を行います。
2.転移巣の検索
精巣がんは大動静脈周囲の後腹膜リンパ節や肺に転移しやすいので胸部と腹部のCTスキャンを行います。
精巣腫瘍の病期
日本泌尿器科学会の病期分類と国際胚細胞共同研究グループによる予後因子分類を表に示します。
精巣腫瘍取扱い規定による病期分類表
Chapter.6:治療
精巣がんと診断がついたら、まず高位精巣摘除術を行います。
高位精巣摘除術とは、陰嚢ではなく足の付け根の鼠径部を切開し、精巣に向かう血管をまず結紮し、がん細胞が手術操作によって散らばらないようにしてから、精巣、精巣上体、精索を一塊として摘出します(右図)。
精巣摘出後の治療法は、病期によって異なります。
病期I(転移のない場合)
1.無治療経過観察(サーベイランス)
およそ80%の患者さんが、無治療で経過観察をしていても再発しません。しかし5年程度は指示された間隔でしっかりと腫瘍マーカーや、CT、超音波検査のチェックが必要です。特に2年以内は頻繁な検査が必要です。
再発としても、早期発見であれば抗がん剤の治療を2~3ヶ月かけて行うことによりほぼ完治可能です。
2.予防照射
精巣がんの組織型がセミノーマであった場合、転移好発部位の後腹膜に放射線治療をする方法です。95%程度の非再発率が見込めますが、80%の患者さんに不必要な治療をすることになる点、少ないながら放射線の副作用も有る点、再発した時点での治療開始でもほぼ救命可能である点などから、最近はサーベイランスが選択される場合も多い様です。
3.予防化学療法
低用量の抗がん剤を2コース行うことにより再発を予防しようとする試みが有りますがまだ一般的では有りません。
4.後腹膜リンパ節廓清
米国では、非セミノーマに対して広く行われていますが、日本ではあまり行われていません。
病期2以上(転移の有る場合)
1.放射線治療
セミノーマの病期?Aに選択されることが有ります。90%程度の治癒率です。
2.化学療法±残存腫瘍切除
抗がん剤治療を3-4コース行い、腫瘍マーカーの陰性化を待って、残存腫瘍が有ればこれを摘出します、セミノーマの場合には、3cm以下の残存腫瘍ならば経過観察でも良いとされています。 摘出した残存腫瘍に、生きているがん細胞が認められた場合には、抗がん剤治療を2コース追加します。腫瘍マーカーが陰性化しない場合には、救済化学療法として、別の抗がん剤や、超大量化学療法などが試みられています。
化学療法レジメン一覧
国際胚細胞共同研究グループ(IGCCCG)による予後の分類
Chapter.7:治療の副作用と対策
抗がん剤の副作用と対策
1.吐き気や嘔吐などの消化器症状
抗がん剤使用日におこるものには、セロトニン受容体拮抗薬が効きます。翌日以降におこるものには、ステロイドや従来から有る制吐剤、場合により精神安定剤などを使います。
2.白血球減少、血小板減少、貧血などの骨髄抑制
抗がん剤投与後2週間前後で、白血球と、血小板が減ってきます。白血球減少中は、感染症に対する抵抗力が落ちるので個室に入ってもらったり、面会を制限したりするほか、白血球を増やす顆粒球コロニー刺激因子製剤(G-CSF)の注射をする場合が有ります。血小板減少に関しては、血小板輸血、遅れて出現する貧血に対しては、赤血球濃厚液を輸血する場合が有ります。
3.腎機能障害
シスプラチンという腎毒性の有る抗がん剤を使用することが多いので大量の点滴を(3000ml以上)必要とします。
4.脱毛

抗がん剤胃がん

ほぼ必発、治療終了後また生えます。
5.造精機能障害(不妊症)

抗がん剤胃がん

大量の抗がん剤を使うと回復が遅れたり、回復しない場合が有ります。
6.末梢神経障害

抗がん剤胃がん

手足の指先のしびれや耳鳴り、難聴が残ることが有ります。
手術による副作用と対策


抗がん剤胃がん

後腹膜のリンパ節廓清を広範囲に行うと、精液が出なくなったり、逆行性射精といって、精液が膀胱の中へ逆流するようになります。予防法としては、射精に関わる自律神経の温存が

抗がん剤胃がん

行われます。逆流そのものは無害です。
Chapter.8:生存率

抗がん剤胃がん

当科での1994年以降の5年生存率は、病期Iでは、サーベイランス中の再発例にも死亡例はなく100%。

抗がん剤胃がん

病期2以上では再発例や、予後不良群も含めて72%となっています。
説明文にて掲載している諸症状で思い当たる節があった場合など、

抗がん剤胃がん

がんについての疑問?不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
自己判断で迷わず、まずは専門家である医師の検診を受けることをお勧めします。


胃がん写真

MRIとは、Magnet Resonance Imaging(磁気共鳴像)の略です。MRIは磁場と電波を使って、体内に豊富に存在するプロトン(水素原子核)に共鳴現象をおこさせて体内を画像化して観察する方法です。MRIは脳?脊髄、骨軟部、骨盤のがんの診断に優れています。当センターでは、子宮がんや卵巣がんの検診に用いています。MRI検査は大きな磁石の中に入って検査が行われるため、体内金属の有無などにより検査ができないことがありますので、ご了承願います。下記の金属を装着されている方や詳細が不明の方は、検査をできるだけ安全確実に行うために、治療を行った医療機関で確認して下さい。
1.検査ができない方
ペースメーカー、金属製の心臓人工弁、除細動機(ICD)、人工内耳?中耳、脳脊椎刺激電極、体内埋め込み式のインシュリンポンプ、磁石式の人工肛門を装着されている方、冠状動脈等に磁性体のステント挿入後2ヶ月未満の方
2.検査実施前に確認が必要な方:体内金属の材質により、検査ができない場合があります。
脳動脈クリップ、人工弁、人工関節、骨固定金属、子宮内金属、血管や管腔臓器内の金属(フィルター、ステント、コイルなど)歯内補填物(インプラント)、義眼、外傷などによる体内異物がある方
3.その他の注意
1) 禁煙パッチ(ニコチネルTTS)、ニトログリセリン貼付剤(ニトロダームTTS)を使用している方は、薬剤に使用している金属が発熱し、やけどするおそれがありますので、あらかじめ貼がしていただきます。
2) 妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方は検査をお受けになることはできません。
検査時に体内金属の有無、種類などを確認させて頂きます。
腫瘍マーカー
当センターの総合検診では、男性にはPSA、CA19-9、CEA、女性には、CA125、CA19-9、CEAの検査を行っています。PSAは前立腺がん、CA125は卵巣がん、CA19-9は膵臓がん、CEAは全身を対象とした非特定部位の腫瘍マーカーです。
腫瘍マーカーとは、がん細胞の目印(マーカー)になる物質の総称です。いいかえると「がん細胞がつくる物質、またはがん細胞と反応して体内の正常細胞がつくる物質のうちで、それらを血液や組織、排泄物(尿、便)などで検査することが、がんの診断または治療の目印として役立つもの」と定義することもできます。人にできるがんのすべてをカバーする腫瘍マーカーはありませんし、適当な腫瘍マーカーのないがんも少なくありません。血液の腫瘍マーカー検査だけで早期がんを診断することはできません。そのため、当センターが画像診断との組み合わせによる検診を行っています。
PETで見た画像
PET検査機器
PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影)の略で、ポジトロン(陽電子)を放出するアイソトープ(放射線同位元素)で標識された薬剤(PET製剤)を注射し、その体内分布を特殊なカメラで映像化する新しい診断法です。細胞の活動性を 一方、欧米では胃癌の治療方針に大きな違いがある。日本の医師が広範なリンパ節郭清を伴う胃切除を行い、手術による癌の完全切除を重視するのに対し、欧米では手術は最小限に済ませ、術後の化学療法や放射線療法を重視する傾向にある。(後述「外科手術」も参照)
治療内容について説明されると、患者は最新の治療法について知りたいと考えるものである。癌の治療法の一部は臨床治験や未承認治療と呼ばれる実験的な医療もある。
治療方針の決定は癌の進行度や、患者の全身状態に応じていろいろと複雑である。場合によっては、診断や治療計画について患者が他の専門の医師に意見を求める行為(セカンドオピニオン)は、十分な治療を行ううえで手助けとなる大腸とは、小腸から食物残渣を受ける盲腸から始まって結腸[けつちよう](上行結腸[じ
ようこうけつちよう]、[おうこうけつちよう]、下行結腸[かこうけつちよう]直腸、そして肛門に至る長さ約1m80cmに及ぶ腸の全体を呼ぶ言葉です。直腸は直腸S状部、上部直腸、下部直腸の3つに分けられています。がんができた部位によって結腸がん、直腸がんと呼びます。結腸がんと直腸がんをまとめて大腸がんといいます。また肛門にできるがん、肛門がんも広い意味で大腸がんに含めて診断と治療が行われています。
大腸がんの発生部位をみると、直腸がんがもっとも多く大腸がんの約40%、次にS状結腸がんが約30%です。
なぜ最近大腸がんが増えているのか?
などの先進国には大腸がんが非常に多く、日本も大腸がんが急速に増加しています。その原因として日本人の食事の内容が欧米化していることが指摘されています。
食事の欧米化とは、などの脂肪やたんぱく質の多い食べ物を多くとり、米、脂肪の多い食べ物すなわち高脂肪食、たんぱく質の多い食べ物すなわち高たんぱく食は腸の中で腸内細菌を変化させ、その結果として発がん物質ができ、これが大腸の粘膜に作用してがんを発生させると考えられています。
また食物繊維の摂取が減ると便の量が減り、発がん物質を含んでいる便が長時間大腸内にたまってがんが発生しやすくなるといわれています。
大腸がんの症状
大腸がんの症状のうちもっとも多いものは排便時の出血で、次に便秘、腹痛、下痢、腹部腫瘤[ふくぶしゆりゆう]などです。しかしこれらの症状に気づきながら多くの方(大腸がんがあった人の70%)が3カ月以上病院を受診しないのが通例です。排便時の出血といっても便の周りに血がついている場合、便と血液が混ざり合っている場合、排便の後にふいた紙に、血液が付着している場合などがあります。
直腸がん、状結腸がんの場合では赤く新鮮な血液(鮮血)が出ることから本人も出血していることを自覚できます。いずれにしても血便があればできるだけ早く専門医にかかり大腸検査を受ける必要があります。
上行結腸がん、盲腸がんの場合でも病変から出血しますが、排便のときは鮮血ではなく黒色や茶色の古い血液であることが多いので本人に自覚できないことがあります。そして上行結
腸がん、盲腸がんの場合には右下腹部のしこり(腫瘤)、貧血、体重減少が主症状となっています。血便があったらすぐ受診を
しかし、血便の大部分はがんではありません。血便のある人に大腸X線検査または大腸内視鏡検査を行うと、約30~50人中1人にがんが見つかります。しかし、残りの29~49人はがん
ではなく内痔核[ないじかく]などが原因です。血便があった場合は病院に行かずに悩んでいるより、できるだけ早く病院を受診し、大腸検査を受けて原因を明らかにしてください。
大腸ポリープとは何か
大腸検査を受けると大腸ポリープが見つかることがあります。大腸ポリープとはいったい何
でしょう。大腸ポリープとは、大腸の粘膜表面に飛び出している隆起のことで、ポリープの本来の意味は「キノコ状の隆起」です。そしてポリープにもいろいろな形があります。チュ
ーリップの花の茎のように茎があるものを有茎性[ゆうけいせい]ポリープ、くびれがあるが茎はないものを亜有茎性ポリープ、根元が幅広いものを広基性ポリープ、大きく全体に広
がっているものを側方発育型腫瘍と呼びます。
ポリープにはその約10%にがんが含まれています。詳しくいうと、腺腫[せんしゆ]とがんの中間の性質をもつもので前がん病変と考えられている)というものからできたポリープは、がん化する危険があります。しかしまだ小さなポリープ(通常は直径約5mm
の検査、治療経過について自分で記録したものや手元にある検査結果をまとめておけば、医師も一部の検査を省略したり、今後の治療方針を立てやすくなります。 患者の中には、自分でこうした情報について調べるのが不得手な人もいます。このような人は医療コーディネーターに相談するとよいかもしれません。 医療コーディネーターは、治療法や入院先を探す、患者の立場で医師や病院側と交渉する、治療への不安に対応するなど、患者をさまざまな面でサポートしてくれます。治療法についての疑問ガンの病期によって治療法は変わるのか 胃ガンの4期とは、肝臓などの他の臓器に転移していたり、ガン細胞が腹部の内部にばらまかれて、腹部の臓器の表面に複数のガンが成長している状態です。完治を目指す場合、生命の危険を冒してすべてのガンを切除する大手術か、全身の化学療法、あるいは化学療法と温熱療法を組み合わせた手法が治療法の候補になります。 すべてのガンの患者さんに言えますが、自身がインターネットや本で治療法を探すときにも、自分の病期を知っていることが大切です。特別な治療法を希望するとき、治療の対象となるかどうかは病期である程度判断できるからです。遺伝子異常の診断、治療への応用 遺伝子の異常は、正常細胞をがん細胞へと変化させる大変都合の悪い現象ですが、別の見方をすれば、正常細胞とがん細胞を見分けるための決定的な証拠にもなります。したがって、遺伝子異常を応用して、がんの診断や治療ができないかという研究が進んでいます。 例えば大腸がんの早期発見のために、便中に存在する微量のがん細胞の異常DNAや、血中を流れている微量のがん細胞の異常DNAを検出する試みです。がん細胞である決定的証拠の遺伝子突然変異やエピジェネティックな変異を検出することで、がん細胞を見つけようとするものです。 また、がん細胞に生じた遺伝子異常によってでき上がる、異常蛋白質を標的とした治療法の開発も進んでいます。この異常蛋白質を、極めて特異的に認識したり抑制したりすることで、正常細胞に影響を及ぼさず、がん細胞だけを特異的に攻撃できる薬の開発が可能になると考えられています。事実、グリベックという白血病の治療薬は、白血病細胞に生じた異常蛋白質を特異的に抑制することで、白血病という血液のがんを治療することができた最初の例です。 小児がんとはがん患者さん全体のなかで、子どもが占める割合は1%程度です。日本では、年間約2,500人の子どもにがんが発生しています。現在では、約7割の小児がんの子どもたちが治癒するようになってきており、人口1,000人あたり1人くらいが小児がんの既往歴をもち、成人に達するようになるといわれています。一方で小児がんは、小児期の死亡原因の2位となっています。 主な小児がんは、白血病、神経芽腫、脳腫瘍、悪性リンパ腫、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)などです。血液のがんである白血病や悪性リンパ腫を除き、大人ではまれなものばかりです。胃がんや肺がんなどは、子どもにはみられません。神経芽腫、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)、肝芽腫など「芽腫」と呼ばれるがんの原因は、胎児の体の神経や腎臓、肝臓、網膜などになるはずだった細胞が、胎児の体ができあがった後も残っていて、異常な細胞に変化し増えていった結果と考えられています。大人のがんとは異なり、生活習慣にがんの発生原因があると考えられるものは少なく、網膜芽腫やウィルムス腫瘍のように、遺伝するものもあります。 小児がんの多くは、好発年齢が乳幼児期にあり、学童期、思春期と成長するにつれ次第に減少します。せる力を持っているので、全身的な効果があります。がんは全身病と呼ばれるように、早期にはある部位に限定している局所の病巣が、次第に全身に広がって(転移)、全身的な病気になります。主ながんの治療法のうち、外科療法と放射線療法は局所的ながんの治療には強力なのですが、放射線を全身に照射することは、副作用が強すぎて不可能ですし、全身に散らばったがん細胞のすべてを手術で取り出すことはできません。全身病を治すということからすると、化学療法は全身くまなく治療できる点で、より適した治療法と考えられます。 抗がん剤のそれぞれの長所を生かし、いくつかを組み合わせて併用することで、手術の不可能な進行がんも治療できるようになりました。これからも新薬の開発と併せて、併用療法(抗がん剤を2剤以上組み合わせて行う治療法)の研究が重要になると考えられます。4.「抗がん剤」とはがんに対する薬は現在約100種類近くあり、その中には飲み薬(経口薬)もあれば、注射(注射薬)もあります。また、その投与期間や作用機序もさまざまです。がんに対する薬のタイプを2つに分類してみると、わかりやすいかもしれません。1つは、それ自身ががんを殺す能力を持ったもので、抗がん剤が相当します。一方、自分自身はがんを殺すことはできないけれども、がんを殺すものを助ける機能を持つ薬で、免疫賦活剤と呼ばれるものがそれに当たります。 「薬」は、一般に「効果」と「薬物有害反応(副作用)」の2つの作用があります。通常、私たちが薬として使っているものは、効果のほうがずっと強くて、薬物有害反応がほとんどないか、軽度です(例:風邪薬に対する胃もたれ)。しかし、「抗がん剤」と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、「副作用ばかりが強くて全然効果がない」ということかもしれません。例にあげた風邪薬は、大半の人に非常によく効いて薬物有害反応がほとんどありませんので、効果と薬物有害反応のバランスが取れています。しかし抗がん剤の場合は、効果と薬物有害胆嚢、膵臓、腎臓を観察し、がんやポリープなどの病変がないかどうか確かめます。ただし、肥満の方は、膵臓の観察が十分にできない可能性があります。
CTで見た胸部画像
CT検査機器
胸部ヘリカルCTは、小さな肺がんを発見するのに有効な検査です。検査は寝台に横になり息を止め、X線を用いて撮影します。一回の息止めで肺全体を連続的に撮影することが可能で、ミリ単位で画像を作成します。肺がん以外に他の呼吸器や循環器など胸部の病気を見つけることが可能です。
喀痰細胞診
気管支,肺から喀出される痰を顕微鏡下で観察することにより、がん細胞の有無や、そのがん細胞の種類(組織型)を知ることができます。特に喫煙者などに発生する太い気管支の扁平上皮癌などは、胸部レントゲン写真に異常陰影を生ずる前にこの検査で診断をつけることができることがあります。ただし、この検査ではがんがどこにあるかを知ることはできないので、気管支鏡などの検査がこの後に必要となります。
乳房視?触診
医師が、乳房を診察し、しこりの有無を判断する検査です。触診で発見できるものは、ある程度の大きさのあるしこりに限られています。



胃がん写真


マンモグラフィ(X線検査)
マンモグラフィとは、乳房X線撮影のことで、非常に低い電圧で発生させたX線で撮影しま

胃がん写真


す。医師の触診だけでは発見できないしこりを診断することができます。特に、石灰化のある乳がんの発見に適しています。この他、乳腺症?乳腺線維腺腫などが診断できます。


胃がん写真


超音波で見た画像
乳房超音波


胃がん写真


超音波により、乳房の病変を検査する方法です。乳房超音波は、医師の触診だけでは発見できないしこりや、しこりの良性?悪性の診断に用いられています。乳腺の発達した人や、若


胃がん写真


年者の検査に適しています。
細胞診


胃がん写真


子宮頸部の粘膜を採取し、がん細胞の有無や、その癌細胞の種類(組織型)を知ることができます。この検査によって、子宮頸がんの診断ができます。ただし、生理中の場合、十分な

胃がん写真


検査ができない場合がありますので、その場合は、後日、改めて検査を実施させて頂きます。

胃がん写真


MRIで見た画像
MRI検査機器


胃がん内視鏡手術

採取して顕微鏡で確認する方法で確実に診断を行うことができます。
鼻腔癌?副鼻腔癌の検査
はいろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影しコンピュータを使って 非常に鮮明な画像を得ることができます。周囲の臓器やリンパ節転移の有無を調べることができ癌の進行具合を調べるためには重要な検査になります。
検査は磁場を使っていろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影する検査です。 周囲の臓器やリンパ節転移の有無を調べることができ癌の進行具合を調べるためには重要な検査になります。
鼻腔がんや副鼻腔がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに鼻腔がんや副鼻腔がんの治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞を求めることが必要な時代になってきました。
鼻腔がん副鼻腔がんの治療方法としては外科療法(手術)、放射線療法、化学療法(抗がん剤)があります。
以前はがんを含めて大きく切除する拡大手術が主な治療法でしたが、最近ではできるだけ切除部分を小さくし、放射線療法や化学療法と組み合わせて治療が行われるようになってきました。
また、再建術も発達してきており、顔面の成形を行うことで患者さんの術後の生活の質も大分よくなってきています。
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。
正常な細胞に放射線が照射されると正常な細胞がダメージを受け副作用が出ることがあります。 副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年~数年後にでてくるものとがあります。
放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要になります。特に鼻腔や副鼻腔の周りには眼球などの重要な臓器があるため放射線療法が適応とならないこともあります。
この問題点をクリアできる可能性のある治療に陽子線療法があります。陽子線療法を受ける患者の4割ほどが鼻腔癌や副鼻腔癌を含めた頭頚部がんの患者になります。
線療法はごく限られた施設でのみ行われています。放射線治療で重要なのは、病巣に放射線を集中させ、かつ正常な組織への影響を出来る限り減らし、副作用を抑えることですが、通常の放射線療法では身体の表面から体内にいくに従って放射線の量が弱まっていくので、病巣の前後の組織も傷つけてしまいます。一方、陽子線は病巣で線量をピークにすることができ、副作用が少ないという特徴があり眼球近くのがんなどにも治療が行えるメリットがあります。
ただし、陽子線療法の装置は非常に高額であるため治療費は相当高額になってしまいます。施設整備にはけた違いの費用がかかるため国内ではまだわずかな施設にしか陽子線療法の装置がなく、治療費の自己負担額はと非常に高額となります。
研究対象として陽子線療法を行っている施設では無料で治療が行われる場合もありますが、将来的には一定額の費用負担が必要となると思われます。
鼻腔がん?副鼻腔がんの治療では抗がん剤単独での治療はあまり行われません。手術や放射線と抗がん剤をあわせた治療が主に行われています。
放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法では白血球減少による免疫力の低下が起こりやすいため体を清潔に保つことが大切ですし、規則正しい生活を送る必要があります。 免疫力を賦活させることが大切です。
また、骨髄損傷による白血球減少、血小板減少、貧血などが起こりやすいため造血機能を強化することも大切になります。肝臓がん(肝臓癌)は肝臓に発生するがんの総称であり、主に肝細胞がんと肝内胆管がんがあります。 ほとんどの場合は肝細胞がんになります。胆管がんには肝内胆管がんと肝外胆管がんがあり、通常胆管がんという場合には肝外胆管がんを指し、 肝内胆管がんは肝臓がんとして扱われます。一般に肝臓がんという場合には肝細胞がんを指します。
肝臓がん(肝臓癌)には肝臓を原発巣とする原発性肝がんと胃や大腸などのほかの臓器にできたがんが肝臓に転移した転移性肝臓がんがありますが、 このうち転移性肝臓がんは原発性肝臓がんとは性質が異なり、治療法も異なってきます。
肝臓がん(肝臓癌)は年々増加傾向にあり、肝臓がんによる死亡者数は2015年頃まで増加し続けると予想されています。 肝臓がん(肝臓癌)のおよそ9割を占める肝細胞がんのう
ち約8割がC型肝炎、2割がB型肝炎が原因で発生しており、 そのため肝臓がんを持っている患者さんの約7割近くはウィルス性肝炎のための肝硬変を合併しています。
ほとんどの肝細胞がんがB型肝炎やC型肝炎を原因としているため、B型肝炎、C型肝炎ウイルスに陽性の方は定期的な経過観察が必要であるといえます。
C型肝炎ウイルスに感染すると、1~3ヶ月の潜伏期間の後に肝臓に急性の炎症(急性肝炎)が起こります。 その後慢性肝炎から肝硬変へと進行することが多く、肝硬変になった場合に
はその後肝臓がん(肝臓癌)を発病する危険性が高まります。
肝硬変や肝臓がんに移行する際には多くの場合、血小板の数値が低くなります。 肝炎ウイル
スのキャリアの方で健康診断などで血小板の数値が低くなりつつある方は注意が必要です。
肝臓がん(肝臓癌)は再発率が極めて高いがんであり、難治性の経過をたどることが多く5
年生存率も肺がんや膵臓がん、 胆道がんなどとともにかなり低い率に留まります。
したがって、B型肝炎やC型肝炎キャリアの方は肝臓をいたわるように生活習慣を変えたり、
普段から免疫を強化することがとても重要になります。
肝細胞がんとは異なり、肝内胆管がんはウイルスとは関係がありません。
他の頭頸部がんの場合には細胞診で確定診断ができますが、唾液腺がんの場合には病理組織型の診断は手術で腫瘍を摘出し、詳細を顕微鏡で見ることで得られるとされています。
検査 はいろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影しコンピュータを使って 非常に鮮明な画像を得ることができます。他の組織やリンパ節転移の有無を調べることができ癌の進行具合を調べるためには重要な検査になります。
は磁場を使っていろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影する検査です。 他の組織やリンパ節転移の有無を調べることができ癌の進行具合を調べるためには重要な検査になります。
がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、などの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
唾液腺がんの治療法は「外科療法(手術)」が中心になります。「放射線療法」や「化学療法(抗がん剤)」は唾液腺癌にたいしてはほとんど有効性はなく、行うとしても補助的な意味合いで治療が行われるに過ぎません。
一部の唾液腺がんで放射線の感受性が高いがんがあり、その場合には放射線療法が行われることがあります。
耳下腺がんの大きさが大きくなく、また浅葉という部分に限局していて、性質がおとなしいと判断された場合には耳下腺浅葉切除術が選択されることがあります。
時か腺癌がある程度の大きさだが、耳下腺の中に納まっている場合には耳下腺全摘術が行われます。 さらに癌が進行していて耳下腺の周辺組織まで浸潤している場合には拡大耳下腺全摘術が行われます。がんの周りの皮膚組織や筋肉、骨の一部などが一緒に切除されます。
顎下腺の中に癌が限局している場合には顎下腺全摘術が行われます。さらに癌が進行していて顎下腺の周辺組織まで浸潤している場合には拡大顎下腺全摘術が行われます。がんの周りの皮膚組織や筋肉、神経、骨の一部、口腔粘膜などが一緒に切除されます。
腔がんの治療と同様の手術が行われます。
唾液腺がんで首のリンパ節に転移がある場合にはそれらのリンパ節も切除(郭清)します。これを頚部リンパ節郭清といいます。
いわゆる鼻(鼻腔)の中は鼻中隔で左右に分かれ、鼻の周りは副鼻腔という4つの空洞(上顎洞、飾骨洞、前頭洞、蝶形骨洞)があり、それぞれの空洞でがんが生じます。
鼻腔に生じる癌を鼻腔がん、副鼻腔に発生するがんを副鼻腔がんとよび、がんができる空洞ごとに上顎洞がん、飾骨洞がん、前頭洞がん、蝶形骨洞がんといいます。


胃がん内視鏡手術

鼻腔がんのうち最も多く発生するのが上顎洞がんになります。
副鼻腔がんの最大の原因は慢性副鼻腔炎(蓄膿症)となりますが、蓄膿症の減少とともに副


胃がん内視鏡手術


鼻腔がんの発生も減ってきています。
鼻腔がんや副鼻腔がんの初期の状態にはほとんど自覚症状がありませんが、鼻づまり、膿、

胃がん内視鏡手術


血の混じった鼻汁などが現れることがあります。
鼻腔がんや副鼻腔がんが進行すると周囲の組織を圧迫することでさまざまな症状が出るよう

胃がん内視鏡手術


になります。
鼻腔癌により鼻腔が圧迫され鼻づまり、鼻出血、悪臭のある鼻汁、頭痛、涙がでる等の症状


胃がん内視鏡手術

が現れたり、眼球周囲の骨を破壊すると眼が突出したり、物が二重に見えたりすることもあります。歯や上あご、口腔内に浸潤すると歯ぐきが腫れたり、歯痛、上あごの腫れなどが現


胃がん内視鏡手術

れることもあります。顔が腫れたり痛くなることもあります。頬が腫れたり痛くなることもあります。これらの症状が現れている場合はがんがある程度進行していることになります。

胃がん内視鏡手術


鼻腔がんと副鼻腔がんの検査は触診により顔の腫れや、押したときの痛み、骨の欠損、歯ぐきや上あごの腫れなどを観察します。また視診も行われます。

胃がん内視鏡手術


細胞診/生検(鼻腔癌?副鼻腔癌の検査)
鼻汁をとって細胞を調べる細胞の検査が行われます。また、がんが疑われる部分の細胞を


胃がん初期症状

医師が試行錯誤をくり返している段階です。そのため、しばしば実験的な治療法を勧められることになります。まれなガンにおいてはいまだ標準治療は存在せず、似た種類のガンの治療法を踏襲したり、文献などをもとに、これまででもっとも有望と推測される治療法を選ぶことになるでしょう。そこで患者や家族は、医師に勧められた治療が標準治療かどうかを聞くとともに、疑問があるなら、その治療法の化学的根拠をたずねることもできます。 標準治療以外の治療を進められたとき標準治療が確立しているガンに対しても、医師が標準治療以外の治療法を勧めることは少なくありません。病院や医師にも、治療法の得意?不得意があります。たとえば内視鏡治療やレーザー治療を日常的に行っている病院では、一般にはその治療の対象とならない病期でも、技術に自身のある治療法を勧めることがあります。逆に、内視鏡治療が標準治療に含まれていたとしても、内視鏡治療の経験の少ない病院で治療を受ければ、リスクを覚悟しなくてはなりません。そこで、標準治療以外の治療を勧められた場合にはとりわけ、医師任せにしてはなりません。医師にその治療の経験がどのくらいあるか、治療の利点や問題点、リスクなどについて十分にたずねたり調べたりすべきです。できれば、他の病院でセカンド?オピニオンをとったほうがよいでしょう。このように、標準治療以外の治療は、標準治療よりもいっそう患者?家族側の判断と、リスクと結果を受け入れる覚悟が求められます。 第三章がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術もできがんを完治する可能性も大きいです。しかし、ほとんどのがんは、初期症状がなく早期発見が難しく発見された時には、すでに手術ができない状態も多いようです。手術をする場合でも、がんが転移している可能性もあり、がんをすべて取り除くことも厳しいようです。ここで一番大切なことは、あなたの執刀医が経験豊富かどうかということです。実際の医者の言葉で手術の経験豊富な医者は、安心できるが、経験を積んでない医者は失敗する可能性が高いとの事。医者も人間ですから経験を積まないと上手くはなら
ない事は分かります。しかし、我々は実験材料にはなりたくないです。 がんの免疫療法がん免疫療法とは、免疫担当細胞、サイトカイン、抗体などを活性化する物質を用いて免疫機能を目的の方向に導く治療法です。がんの治療においては、現在広く行われている外科療法、化学療法、放射線療法に続き、免疫療法が第4のがんの治療法として期待されています。 免疫細胞を用いたがんの治療は、がん患者さん自身のリンパ球を体外で培養して、がん細胞を殺傷する作用の強いリンパ球を大量に増やして、この活性化したリンパ球をがんの患者さんに戻す活性化キラー細胞療法と呼ばれています。副作用のほとんどない先進的ながん治療と言われています。 通院でガンの治療を行うこともできます内視鏡手術の普及で入院期間が短縮少し進行したガンでも、内視鏡を用いてガン病巣やガンのできた臓器全体を切除する手術が始まっています。この場合、腹部や胸部を数ヵ所それぞれ2~5センチ程度切り開き、そこから内視鏡を体内に入れて手術します。胃ガン、大腸ガン、前立腺ガン、腎臓ガンなどでよく用いられています。開腹手術を受けると手術から退院まで2週間~1ヶ月かかりますが、内視鏡手術では手術後1週間ほどで退院できます。ただし、内視鏡手術は技術的な熟練が必要とされるので、どこの病院でも受けられるという治療ではありません。放射線治療も、体の外から放射線を照射する治療なら、ほとんどの患者は通院治療が可能です。この場合、平日はほぼ毎日治療を受けることになりますが、2回目以降は、治療室にい実際にはそうなるよりずっと前に、ガン患者はさまざまな合併症を起こして死亡します。人間の細胞の大きさは、臓器などによって異なるものの、おおむね直径が100分の数ミリ、つまり数十個並べてやっと1ミリになる程度です。したがって、ガン細胞が100万個ほどの段階では、現在の最良の診断技術でもがんを見つけることは困難です。 ガン細胞100万個で重さ0.01グラム最初の病巣が大きく深くなったり、他の臓器や組織に広がった状態を、その進行具合によって「進行がん」、「末期がん」と呼ぶそうです。
他の臓器にがんの転移が起こると治療が困難になるため、早期の段階での発見ができれば90%以上治るデーターもあるようです。
ガンとはどのようなものなのか?
ガンの成長速度と大きさよく、ガンは猛烈な速さで成長するといわれます。
猛烈な速さとは、どのくらいの速さでしょうか?どんなガンも、はじめはただ1個の目に見えない小さな細胞です。それが1回分裂すると2個になり、2回分裂すると4個、3回で8個、4回で16個と、倍々に増えていきます。20回分裂するとがん細胞の数は100万個、30回で10億個、40回で1兆個になります。50回分裂したら、ガンは私たちの体よりはるかに大きくなってしまいます。
ず科学的根拠の高い治療法はどのガンについても存在するわけでなく、実際に標準治療が確立しているガンは、まだあまり多くはありません。乳ガンのように国際的な治療基準が存在するガンもありますが、むしろまれです。たとえば、胃ガンには「治療ガイドライン」が存在し、手術については明確な基準が定められているものの、化学療法についてはあいまいです。胃ガンの専門医の間でも、どの病期から手術後に化学療法を追加するかの意見は分かれています。抗ガン剤の種類や使用法も、施設によって使い方が少しずつ異なります。これは、胃ガンに有効な抗ガン剤が登場してからまだ時間がたっておらず、いまのところそれらを使用した大規模な臨床試験の結果が出ていないためです。腎臓ガンのように、進行した病期に対する有効な治療法が見つかっていないガンに対しては、間は30分以内です。体内に小さな放射性物質を入れてガンを照射する小線源治療でも、必ずしも入院を必要としません。 通院で抗ガン剤を投与 化学療法(抗ガン剤治療)も、いまでは通院が主流です。抗ガン剤のプログラムは1週間~1ヶ月単位で組まれることが多く、週のはじめや1ヶ月の最初の数日間に病院に行けば、後は自宅で過ごしたり、仕事を続けることもできます。この場合、あらかじめ医師や看護師の指導を受ければ、患者は決まった時間に点滴針をつけてもらいに病院に行き、点滴が終了したら自分で針を抜くことができます。通院で化学療法を行えるようになったのは、ひとつには以前に比べて抗ガン剤の副作用対策が充実してきたためです。抗ガン剤の種類に合わせて、効果の高い吐き気止めや下痢止めが処方されるので、かつてのように治療後に副作用でしばらく動けなくなるといったことは多くはありません。抗がん剤治療でもっとも心配されるのは、白血球の減少によって免疫力が低下し、重い感染症にかかることです。今では、必要に応じて白血球を増やす薬を注射することにより、感染症の危険が入院で管理することになります。ほかにも、体が弱っていたり、抗ガン剤や放射線治療の副作用が強く現れれば入院が必要です。 抗ガン剤治療を通院で受けるときに気をつけることは?投薬について自己管理が必要通院しながらガンの治療を受けるときには、患者は自分の体に責任をもつという意識をもたなくてはなりません。定期的に病院で検査を受けて体の状態や治療効果を調べるとしても、体の異常や変調には、医師ではなく患者自身が最初に気づくことが多いからです。医師や薬剤師は薬の処方時に、それぞれの薬をどんなタイミングで服用するかを説明してくれます。病院によっては、薬の服用予定のスケジュール表を渡してくれることもあります。日々の体のあります。医師とインフォームド?コンセントのための話し合いを行う際に、患者と家族は少なくとも次の6項目について確認し、理解しておく必要があります。① ガンの種類は何か。どんな性質や特徴をもつか?ガンの種類によって進行のしかたや速さ、治療法や生存率が大きく異なります。② ガンはどのくらい進行しているか(病期は何か)。リンパ節や他の臓器への転移は起こっているか?ガンの種類によって異なりますが、一般にリンパ節にガンが転移していると治療後に再発する確率が高くなります。また、他の臓器に転移していると治癒は困難といえます。③ ガンの悪性度は高いか?  悪性度が高いガンに対しては一般に積極的な治療を試みます。しかし、治療にほとんど反応しない例もあり、ガンの種類や病期によってははじめから緩和ケアを勧められることもあります。④ 最適な治療法は何か?  治療効果が他の治療法より高い、あるいは治療効果は同等で副作用はより小さいことが大規模な臨床試験で確かめられた治療法を「標準治療」といいます。標準治療はその時点ではもっとも適切な治療の選択肢といえます。しかし、標準治療が確立されているガンはそれほど多くはありません。標準治療を行わない場合、治療にはほかにどんな選択肢があるかをたずねることが重要です。⑤ 治療によって完治するか、またはどのくらい延命できるか(治療しない場合はどうなるか)?⑥治療のリスクは何か。副作用や後遺症はあるか。その治療を行った後、再発する確率はどのくらいか?医者にかかるときの潤、病期、原発、限局、遠隔転移、悪性度、寛解などです。また自分のガンについての通常の治療法を知っておくと医師の話についていきやすくなり、疑問点を質問できるようになります。医師の説明を聞く際には、メモを取ったり録音したりするとよいでしょう。録音は医療訴訟につながるとしていやがる病院や医師もあるので、治療についての理解が目的であることを話し、了解をとってから行います。こうして医師の説明を受けた後も、その場であわてて医師の求める書類にサインせず、少し時間をおいて考えたり調べたりし、家族や友人とも相談して自分の診断を下すようにすべきでしょう。 自分の望む治療を受けるにはどうすればいいのか? 医師が患者側に提示する治療法ガンと診断されたときには、その患者や家族は、「どんな治療を受ければよいのか」と悩むようになります。完治する率が高く、後遺症や副作用が小さくてあまり生活の質が下がらない治療法があれば、もちろんそれが最善の方法といえます。しかし、早期のガンならそれもあり得るものの、ガンが進行すると、完治と生活の質のどちらも期待することは難しくなります。そこで患者は、自分が何を優先したいかを考えながら治療法を選ぼうとするようになります。ところが一方で、医師側は必ずしも患者にすべての治療法を示すわけではありません。普通は、その治療に必要な設備や人材が病院にそろっている手法や、その医師が得意とする治療法だけを選択肢として提示します。またたとえ技術的には可能でも、その医師が好まない治療法については積極的に勧めようとはしません。日本では外科医や産婦人科医がガン患者の主治医となることが多く、手術を中心とする治療に片寄りがちです。また治療効果を優先して、患者の生活の質が二の次になる傾向もあります。そのため、患者側が医師の示した治療法に不満を抱くこともあります。このようなとき患者側は、自分が受けられる治療にはどんなものがあるのか自分で調べなくてはなりません。 自分にあった治療法を探すガンの治療法については、ガン関係の書籍やインターネットの国立がんセンターなどのホームページで、それぞれのガンの各病期に適する治療法を紹介しているので、それらが参考になります。自分の受けたい治療法を見つけたときは、まず主治医に相談してみます。たとえば受けたい治療が放射線治療や化学療法であり、いまかかっている病院に放射線医や腫瘍内科医がいれば、治療に対応してくれるかもしれません。しかし、その病院には自分の望む治療の経験がない、あるいは技術的に難しいと見ら転院先の病院で同じ検査をくり返すことになり、時間も費用もかかります。 しかし、患者が自分の症状やこれまでの検査、治療経過について自分で記録したものや手元にある検査結果をまとめておけば、医師も一部の検査を省略したり、今後の治療方針を立てやすくなります。 患者の中には、自分でこうした情報について調べるのが不得手な人もいます。このような人は医療コーディネーターに相談するとよいかもしれません。医療コーディネーターは、治療法や入院先を探す、患者の立場で医師や病院側と交渉する、治療への不安に対応するなど、患者をさまざまな面でサポートしてくれます。治療法についての疑問ガンの病期によって治療法は変わるのか? 胃ガンの4期とは、肝臓などの他の臓器に転移していたり、ガン細胞が腹部の内部にばらまかれて、腹部の臓器の表面に複数のガンが成長している状態です。 完治を目指す場合、生命の危険を冒してすべてのガンを切除する大手術か、全身の化学療法、あるいは化学療法と温熱療法を組み合わせた手法が治療法の候補になります。 すべてのガンの患者さんに言えますが、自身がインターネットや本で治療法を探すときにも、自分の病期を知っていることが大切です。 特別な治療法を希望するとき、治療の対象となるかどうかは病期である程度判断できるからです。減少しています。しかし、白血球の数が著しく下がって感染症にかかりやすくなっている患者は、人との接触を避けなくてはならないため、退院が許されません。また血小板の数が減っ
ている患者は内出血を起こしやすく、体内で大出血したときには緊急の治療が必要になるため、第二章ガンと診断されたとき医師にまず何を聞けばいいのですか
にあわてずにすみます。抗ガン剤治療中に起こりやすい問題①薬の服用を忘れた 次回に2倍服用することはせず、主治医に連絡してどうすべきかを聞きます。②点滴中に薬剤がもれ出した/点滴チューブに空気が入っている  薬がもれていたときは点滴を中止して主治医に連絡します。点滴チューブに空気が混入していても、注入に圧力をかけておらず、また小さな泡なら、点滴を続けても問題はありません。③注射や点滴の際に腹や背中などに痛みを感じる  カテーテルが詰まっていることがあるので、治療を受けている病院に行きます。④薬を注入するために体に埋め込んだカテーテルやリザーバーの周囲が痛む  リザーバーな


胃がん初期症状

どが細菌に感染しているおそれがあるので、治療を受けている病院に行きます。 ⑤これまでの投与時には生じなかった発疹や皮膚が赤くなる、手足が腫れるなどの副作用が現れた 薬


胃がん初期症状

アレルギーの可能性があるため、最寄りの病院に連絡して説明し、許可が出たらその病院に行って処置してもらいます。 一般にアレルギーを起こしやすい薬については、はじめは病院


胃がん初期症状

で投与後に経過観察を行って、アレルギーを起こさないことを確認しているはずです。 しかしまれに、2回目以降の投与ではじめてアレルギーを起こすこともあります。またどんな

胃がん初期症状


薬でも突然アレルギーを起こすことがあります。「標準治療」とはどんな治療法か?「標準治療」は必ず受けたほうがいいのか?


胃がん初期症状

標準治療や標準治療薬とは、特定の病気に対して有効性が高い、あるいは副作用や後遺症がより小さいことが客観的に確認され、患者に推奨される治療法や薬をいいます。標準治療や


胃がん初期症状

標準治療薬の有効性は、大規模な臨床試験などの科学的手続きを踏んで確かめられたものです。つまり、標準治療は患者にとって、もっとも安心して受けることのできる治といえま

胃がん初期症状

す。では、患者は必ず標準治療を受けるべきかといえば、そうともいえません。ま最近では日本でも、ガンの治療についてのインフォームド?コンセントが常識となっています。つま

胃がん初期症状

り、治療を始める前に、医師側が患者側に対して治療の内容をよく説明し、患者側が納得したうえではじめて


抗がん剤胃がん

持つ力を応援し、手助けし、強めるものです。このように、BRMは通常の抗がん剤とは基本的に考え方が異なっています。この治療法は単独で行われるよりも、むしろ免疫能が低下してしまう外科療法や放射線、化学療法等と併用することによって、患者さんの防御能力が低下するのを予防したり、より高めることを目的に行われます。したがって、その効果は従来の化学療法とは異なった観点から評価すべきと考えられています。実際に米国では、他の確立された治療法と併用することによって効果が認められれば、そのBRMは有効であると評価されています。しかしわが国での臨床評価は、今までの化学療法と同じように、BRM単独での抗がん効果で評価されています。より客観的、科学的、倫理的な評価法を確立すべきと考えられます。(1)BCG(ビー?シー?ジー)BRMが注目されるようになったのは、1970年に行われた悪性黒色腫に対するBCG生菌による治療以来のことです。非特異的免疫療法の草分けであり、現在に至っても多くの報告が出されています。膀胱(ぼうこう)がん、悪性黒色腫で有効であったとする報告がありますが、その他の固形がんでは有効例はほとんど認められていません。 (2)OK-432(オーケー-432)ある種の細菌(溶連菌)からつくられたもので、好中球、NK細胞、マクロファージ等を活性化します。わが国で広く用いられてきましたが、現在では胃がん、肺がん、がん性胸腹水、他剤無効の頭頸部(とうけいぶ)がん、甲状腺(こうじょうせん)がん等に用いられています。 (3)PSK(ピー?エス?ケー)担子菌(たんしきん)カワラタケ(サルノコシカケ)の菌糸体より抽出精製した物質(タンパク多糖複合体)です。内服で用いられます。副作用がほとんどない反面、作用は弱いのが特徴です。適応は胃がん(手術例)、治癒切除例の結腸直腸がんへの化学療法との併用に限定されています。 (4)Lentinan(レンチナン)シイタケより抽出されたものです。キラーT細胞、マクロファージ、NK細胞等を誘導、活性化すると考えられています。がん患者さんの悪液質やQOL(クォリティ?オブ?ライフ:生活の質)を改善するという報告がありますが、適応は手術不能または再発胃がんにおけるテガフール(抗がん剤の1つ)との併用に限定されています。 (5)Bestatin(ベスタチン)細菌(放線菌)由来です。適応は成人非リンパ性白血病に対する完全寛解導入後の維持、強化で、化学療法剤と併用されます。 (6)Sizofiran(SPG:シゾフィラン)スエヒロタケより抽出されました。適応は、子宮頸部がんにおける放射線療法との併用に限定されています。 (7)Levamisole(レバミゾール)本来、駆虫薬として開発された物質(イミダゾール化合物)で、免疫増強効果があることが判明しました。肺がんや大腸がんの術後において、フルオロウラシル(抗がん剤の1つ)との併用で延命効果が得られたとの報告がありますが、臨床効果は確立されていません。 [効果]上記のとおりで、一部のがんで有効性が認められています。 [副作用]一部のBRM療法で発熱や白血球増多が認められますが、重篤な副作用は報告されていません。 [問題点]特定の免疫担当細胞にのみ作用するわけではないので、作用機序が必ずしも明確でありません。作用機序の科学的な解明や、評価法の見直しが必要と考えられます。6.抗体療法抗体とは、抗原に対して特異的に結合できるタンパク質で免疫グロブリンと呼ばれ、B細胞が産生します。多種多様の抗原に対して、特異的な抗体が存在します。ある抗原に対して特異的な単一の抗体を、モノクローナル抗体と呼びます。近年、モノクローナル抗体を作製する方法が確立され、この技術は医学や生物学の分野で多大な貢献をもたらしました。がんに特異的な抗原に対するモノクローナル抗体なども多数つくられ、がんの研究、治療に広く用いられてきています。 抗体は一般に、補体(抗体の反応を補って、殺菌や溶血反応を起こす血清中の因子)を介して抗体が結合した細胞や細菌等を破壊したり、マクロファージやキラー細胞による細胞の破壊を助けるなどの働きがあります。モノクローナル抗体は、ある特定のがん細胞にだけそうした作用を及ぼすわけです。また、がん細胞のモノクローナル抗体を用いた治療としては、増殖を抑える働きのあるモノクローナル抗体も存在します。 がん細胞に特異的なモノクローナル抗体に細胞毒、抗がん剤あるいはアイソトープを結合させ、がん細胞を殺してしまおうという治療(ミサイル療法)が試みられています。また、ある種の白血病や乳がんに対する抗体療法も行われています。さらにがん組織にがん細胞を殺す作用のあるT細胞やNK細胞を集結させるため、T細胞やNK細胞とがん細胞の両方に対する抗体(双特異性抗体)なども開発されています。 [効果]造血系がんである白血病に対し、細胞表面抗原に対する抗体療法が行われています。その中の報告で、成人T細胞白血病において、IL-2レセプターα鎖に対する抗体療法によって、一部の症例が完全寛解したというものがあります。また、大腸がん細胞由来のがん抗原に対するモノクローナル抗体(17-1A)を用いた、大腸がんおよび膵臓(すいぞう)がんの治療例も報告されています。そして、大腸がん手術後の補助療法として有効であったとの報告もあります。最近、がん遺伝子の1つであるErb-B2に対するモノクローナル抗体を用いた臨床応用がはじまり、注目されています。わが国でも、臨床試験が現在進行中です。 [副作用、問題点]モノクローナル抗体は、全身投与すると肝臓などの臓器に集積し、がん組織への特異的な集積の低下が認められています。また、モノクローナル抗体はマウスなどの動物を使って作製されるので、これを患者さんに投与すると、異種由来のモノクローナル抗体に対する患者さん自身の抗体(ヒト抗マウス抗体)が産生されてしまいます。 2回目以降の投与ではモノクローナル抗体が体内から除去されやすくなるために効果が激減したり、アナフィラキシーショック(異種のタンパクを投与することによるショック症状)が起こ外科療法と放射線療法は局所的ながんの治療には強力なのですが、放射線を全身に照射することは、副作用が強すぎて不可能ですし、全身に散らばったがん細胞のすべてを手術で取り出すことはできません。全身病を治すということからすると、化学療法は全身くまなく治療できる点で、より適した治療法と考えられます。 抗がん剤のそれぞれの長所を生かし、いくつかを組み合わせて併用することで、手術の不可能な進行がんも治療できるようになりました。これからも新薬の開発と併せて、併用療法(抗がん剤を2剤以上組み合わせて行う治療法)の研究が重要になると考えられます。4.「抗がん剤」とはがんに対する薬は現在約100種類近くあり、その中には飲み薬(経口薬)もあれば、注射(注射薬)もあります。また、その投与期間や作用機序もさまざまです。がんに対する薬のタイプを2つに分類してみると、わかりやすいかもしれません。1つは、それ自身ががんを殺す能力を持ったもので、抗がん剤が相当します。一方、自分自身はがんを殺すことはできないけれども、がんを殺すものを助ける機能を持つ薬で、免疫賦活剤と呼ばれるものがそれに当たります。 「薬」は、一般に「効果」と「薬物有害反応(副作用)」の2つの作用があります。通常、私たちが薬として使っているものは、効果のほうがずっと強くて、薬物有害反応がほとんどないか、軽度です(例:風邪薬に対する胃もたれ)。しかし、「抗がん剤」と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、「副作用ばかりが強くて全然効果がない」ということかもしれません。例にあげた風邪薬は、大半の人に非常によく効いて薬物有害反応がほとんどありませんので、効果と薬物有害反応のバランスが取れています。しかし抗がん剤の場合は、効果と薬物有害反応が同じくらいという場合もありますし、また効果よりも薬物有害反応のほうが多い場合もあります。したがって、普通の薬と違って非常に使いにくく、治療を受ける側にとっては困った薬であるといえます。抗がん剤の薬物有害反応が、他の薬に比べて非常に強いことは確かです。悪心(おしん)、嘔吐(おうと)、脱毛、白血球減少、血小板減少、肝機能障害、腎機能障害等の症状が現れます。薬によって薬物有害反応の種類や程度は異なり、また個人差もあります。これらの薬物有害反応を何とか軽くしようという努力、あるいは一人一人の状態での薬物有害反応を予測し、軽く済ませるための努力が行われていますが、完全になくすことはまだできていません。 なぜ、普通に使われる薬と抗がん剤とではそんなに違うのでしょうか。薬は一般に、投与量を増やすと効果が出てきます。もっともっと投与量を増やすと、今度は薬物有害反応が出てきます。この、効果と薬物有害反応が出現する投与量の幅が非常に広いのが、一般の薬です。通常量の10倍くらい投与しても、それによって命を落とすことはありません。 これに対して抗がん剤は、効果を表す量と薬物有害反応を出す量がほぼ同じ、あるいは場合によっては、これが逆転している場合さえあります。 すなわち、投与量が少ないところですでに薬物有害反応が出て、さらに投与すればやっと効果が出るといったような場合です。したがって、抗がん剤で効果を得るためには、薬物有害反応を避けられないことが多いのです。 「この抗がん剤はよく効く」と書いてあれば、おそらく「これでがんが治る」と考えられるかもしれません。しかし多くの場合、そういうことはありません。 抗がん剤で治療して、画像診断ではがんが非常に小さくなり、よく効いたように感じたとしても、残念ながらまた大きくなってくることがあります。 それでも見た目には著明に効いたようにみえますので、「効いた」といわれるわけです。 例えば肺がんの効果判定では、CTなどによる画像上で、50%以上の縮小を「効いた」と判断します。 もちろん、抗がん剤でがんが完全に治るということもありますが、通常「抗がん剤が効く」という場合、「がんは治らないが寿命が延びる」、あるいは「寿命は延びないけれども、がんが小さくなって苦痛が軽減される」といった効果を表現しているのが現状です。 もちろんそれで満足しているわけではなく、がんが完全に治ることを目指しています。しかしがんの多くでは、効果よりも薬物有害反応の目立つことが少なくありません。<貧血の症状>
遺伝子の傷は、その突然変異によるものばかりであると思われてきました。しかし、遺伝子突然変異以外にも、細胞が分裂しても薄まることなく、新しくできた細胞に伝達される異常があるこ
とがわかってきました。それがエピジェネティックな変異で、具体的には、「DNAメチル化」と「ヒストン修飾」の変化です。特に、DNAメチル化の変化はヒトがんの多くで認められ、多段階発がんのステップとして関与している場合もあることが知られています。血液細胞等多くの細胞では、どんどん分裂して自分と同じ細胞を作る一方、新しい機能をもった細胞を作っています。又、そこでは古い細胞は壊されていくといったことが繰り返されています。細胞は通常その数を増やす必要が生じた時だけ、一定の法則に従って分裂増殖します。これによって身体を健康に保つことができるのです。細胞の複製を正しくコントロールするための遺伝子が障害を受けると、その結果、無秩序に細胞が増殖します。もし必要がないのに、細胞が勝手に分裂増殖すると、大量の組織が生じます。これが“ガン細胞”です。ガンはそれが発生した細胞ごとに分類されるため、百以上のガンの種類があります。遺伝子が障害を受けるということは遺伝子を作っているDNAと呼ばれる遺伝子の設計図の情報を書き換えられてしまうことを意味します。尚、ごく一部のガンは遺伝します。変異は生殖細胞まで持ち込まれ、世代から世代へと受け継がれ、体全体の細胞の中に存在することになります。しかし、殆どのガンは、日常生活の中で起こる偶発的な変異によって引き起こされます。例えば細胞分裂の過程での複製の間違いや、放射線や化学物質のような環境要因による障害を受けた場合があります。ガン細胞は増えるに従って発生した臓器の周囲の臓器や血流?リンパ流等に乗って遠くの臓器にも拡がり、細胞が弱っている部位を見つけると、そこに定着して増殖を始めます。これがガンの転移です。そしてガン細胞によって作られたしこりを腫瘍と呼びます。腫瘍には良性と悪性があります良性腫瘍は身体の他の部分に広がることも、生命を脅かすこともありません。 多くは外科的に切除されますが、再発することは 殆どありません。 ガンとは悪性腫瘍のことです。悪性腫瘍には次の三つの特徴があります ?浸潤:周囲の健康な組織や器官に染み込むように発育し破壊します。 ?転移:ガン細胞が腫瘍から分かれて、血管やリンパ系に入ることがありま す。その結果、身体の他の場所に広がり、 新しい腫瘍を作ることを転移といいます。 ?再発:原発腫瘍を切除しても、すでに ガン細胞が全身に広がっている場合や、切除した場所に ガン細胞が残っている場合、ガンが再び発現することになります そもそもミネラルは人体構成の元素であり、命のみなもと なのです。生命は海から発生し、数千万、数億年と進化し続け、強いもの、抵抗力があるものだけが生き残って来ました。人類はその1つです。 その人間は免疫システムを確立し 免疫細胞によって殆んどの病気に対して抵抗力を持っていることがわかってきました。そして免疫システムが正常に働いているうちは、難病であるエイズも発病しません。 しかし、年と共に抵抗力がなくなると発病する事がわかって来たのです。若者に ガン患者が少ない事で理解出来るものと思います。人は生まれつきガン細胞を殺す能力を持っているのです。その免疫を左右するのが遺伝子ミネラル(微量元素)です。ガン細胞は毎日5000個も出来ているのです、免疫力が強いうち(若者)は全て殺すので発症しません。 ですから 悪い所を切除しても 放射線で焼き切っても またガンにかかるのです、再発は防げません。免疫力を強くしなければ この先数十年 体を切り刻むだけです。どんどんミネラル水を飲むことです。特に日本人は この40年間にミネラル欠乏症になりました。 足したものを補えば改善されるのは当たり前なのです。ミネラルが補充されると、NK細胞が劇的に活性化され結果として腫瘍細胞、結石細胞を排除するわけです。
ですから ガンなら肺ガン、胃ガン、大腸ガン、肝臓ガン、乳ガン、子宮ガン、卵巣ガン、前立腺ガン、食道ガン、膵臓ガンなど全ての ガンに有効です。 残念なのは殆んどの医者はミネラルが「生命のみなもと」であることに気付いていないことです。又、一般の方は医者にはどんな方法でも病気を治せるのであれば手を尽してもよいと言う使命が与えられているのを知りません。 種の免疫療法ですので殆んどのガンに効果を発揮します。充分に遺伝子ミネラルが補充されていれば 発病自体を防ぎます。
ガンとは遺伝子がうまく機能しない為に起こる病気です。人間の体は、60兆個もの細胞のかたまりで出来ています。それらの細胞は遺伝子と呼ばれるものによっ
て働きが制御されています。 細胞の中には、一度成熟すると もはや分裂しなくなるものもありますが、消化管粘膜や皮膚、子宮頚癌の検診は、まず、子宮頸部の細胞診で行います。結果は、 Vと分けられます。 は正常。は、軽度異形成。高度異形成。は、上皮内癌。Vは、浸潤癌とクラス分けします。までが、良性。からが悪性となります。つまり軽度異形成は、ほぼHPVの感染所見のことが多く、が自然治癒し、11%がくなり、最終的に0.3%が癌に
なります。32%が自然治癒し、56%が存続、14%が進行するとされています。HPVの型には、より子宮頚癌になりやすい型(ハイリスク)とそうでない型があります。そのハイリス
ク型は、。HPVの感染率は、統計により異なりますが、10~20代は、約50%、30~40代は、約30%。そのHPV陽性者の約半分にハイリスク型HPVが検出されております。HP
V陰性例においては、異形成から癌の存在は、きわめてまれであるとされています。このため、子宮頚癌検診では、特に細胞診と思われます。ですが、このHPV型測定は、保険適応
なく、で行っております。また、型はわかりませんが、ハイリスク群のみの測定は、。 第四回 人工妊娠中絶術 妊娠3ヵ月(妊娠11週6日)までは、通常、
静脈麻酔下で日帰り手術を行っております。朝手術し、お昼過ぎに帰れます。手術は、吸引法による子宮内容除去です。その手術の前に、まだ子供を産んだことがない人は、子宮頚管
(子宮の出口、子宮口)が硬く開きずらいので、前日の夕方子宮頚管にラミセル(硫酸マグネシウムを含む高分子材料。スポンジを圧縮したような棒)を入れます。その日は帰っても
らって、次の日の朝手術します。手術の時は、頚管は柔らかくなり拡張しやすくなっています。子供を産んだことがある人は、頚管の状態で、入れないこともあります。この前処置
は、子宮頚管を3mmぐらい開く必要があるため、痛みを伴います。しかし、この処置のおかげで、子宮頚管は開くやすくなり、手術が安全に行えます。妊娠4ヵ月(妊
あるいは「反対」と判定されています。「容認」、つまり「有効性ははっきりしないけれども、患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに認める」と判定されている治療法の例として挙げられているのは、「乳がんと前立腺がんに対する低脂肪食」、「マクロバイオティク食(野菜や玄米中心の食事)」、「臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」です。 一方、「反対」という判定はどうでしょうか。これはつまり「効果がないか、害のあることがはっきりしているので反対する」という判定です。一般に、がんに対して有効と思われている、「ビタミンAとビタミンCなどの抗酸化物質のサプリメント」と、「乳がんに対する大豆サプリメント」の2つは、この「反対」という判定になっています。5.むしろ害になる可能性のあるサプリメントこの判定は、ビタミンAやCなどの抗酸化物質が通常の治療効果を弱めてしまう可能性があるためです。放射線治療や化学療法など、通常のがん治療の一部は、活性酸素を発生させてがん細胞を攻撃することにより治療効果を発揮します。ところが、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化物質をサプリメントとして大量にとると、活性酸素の作用が弱くなるため、こうした通常治療の効果を阻害する可能性があります。そのため、判定が「反対」とされているのです。 また、「乳がんに対する大豆サプリメント」も、この論文では「反対」とされています。植物性エストロゲンは大豆製品に多く含まれており、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ています。大豆製品に含まれる植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンの働きを抑えて、乳がん予防につながるという仮説があります。 けれどもその一方で、植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンと同じ働きをすることで、かえって乳がんのリスクを高めてしまうという可能性も考えられています。こうした有害作用についての理論的な可能性を現時点では否定できないことから、判定は「反対」という結果になっています。6.症状を和らげる効果についての判定もう1つの有効性である、「吐き気や倦怠感など、症状を和らげるための相補代替療法」についての判定はどうでしょうか。こちらもやはり、勧める度合いがもっとも高い「推奨」という判定がされているものは1つもありません。 「容認、場合により推奨」と判定されている治療法の例として、「化学療法による悪心嘔吐に対する鍼灸」、「不安、悪心、リンパ浮腫に対するマッサージ」、「運動療法」が挙げられています。 また「容認」と判定されている治療としては、「痛みに対する鍼灸痛みに対するマッサージ」があります。 以上が、がんの相補代替療法の有効性と安全性について、研究グループが判定したまとめです。 この論文では、安全性と有効性の評価だけではなく、リスクの程度、使ってはいけない禁忌の状況などについても、具体的に特定しているので、参考にしてください。 なお、総合判定の3番目にあたる「容認」については、正確に理解しておく必要があります。 この判定に分類された治療法は、「効果の可能性があるので承認する」というように「積極的」に認めているわけではありません。決して、有効性が科学的に確認されている、という意味ではないのです。 生命にかかわるような大きな有害作用が現時点で報告されておらず、またそのようなことが生じる理論的可能性も低いということにすぎません。 つまり、「効果は未確認だが、重大な害の可能性は低いので、患者が使用を希望する場合には、反対しないでその意思を尊重する」ということです。 これは、積極的なお勧めではなく、いわば「消極的」な意味合いのものということを頭に


抗がん剤胃がん

入れておいてください。
(1)腫瘍ワクチン療法がん細胞にサイトカインや接着分子等の遺伝子を導入し、がん細胞が増


抗がん剤胃がん

殖しないように放射線を
照射した後に患者さんの体内に戻す方法です。現在までに悪性黒色腫、腎がん、線維肉腫等


抗がん剤胃がん


で数多く試みられていますが、T細胞のがん内への浸潤、がん細胞特異的免疫担当細胞の誘導あるいは遅延型過敏反応等は確認されているものの、臨床的有用性が確認されたものはま


抗がん剤胃がん

だありませ
ん。また、補助刺激分子(T細胞受容体からのシグナルを増強するのを助ける補助分子)の

抗がん剤胃がん


1つであるB7遺伝子を、がん内部に直接接種する遺伝子治療も行われています。これに関してもほぼ同様の結果で、治療効果は確認されていません。食道や胃に粘膜炎を起こすことで

抗がん剤胃がん


吐き気や嘔吐が起こることがあります。 <病院で処方される吐き気?嘔吐の薬>制吐(せいと)剤(吐き気を抑える薬)


抗がん剤胃がん

がん研究所のBRM委員会によれば、BRMとは「腫瘍細胞に対する宿主(患者さん)の生物学的応答を修飾することによって、治療効果をもたらす物質または方法」と定義されています。

抗がん剤胃がん


このBRM療法は患者さんの免疫系をはじめとして、体全体の働きを調節することにより、治療効果を得ようとする治療です。つまり、がんを治そうとする患者さん自身の