喉頭癌は、頭と首の癌(頭頸部癌)の中では発生率の高い癌です。女性よりも男性に多く、これは喫煙や飲酒との関連性が高いためとみられています。
症状と診断
喉頭癌は主に声帯やその周囲に発生し、しばしば声のかすれを生じます。かすれ声が2週間以上続く場合は、医師の診察を受ける必要があります。その他の部位の喉頭癌では痛みが生じ、ものを飲みこんだり呼吸をするのが困難になります。ときに、癌がリンパ節に転移して首にしこりが生じ、他の症状より先にそのしこりに気づくこともあります。
喉頭癌は、内視鏡(細長く柔軟なチューブ状の観察装置)や喉頭鏡による喉頭の直接観察と、組織片を採取し顕微鏡で調べる生検によって診断されます。生検は通常は全身麻酔をかけて手術室で行いますが、局所麻酔をかけて診察室で行う場合もあります。
病期診断と経過の見通
病期診断では、癌の大きさと広がりに基づいて癌がどの程度進行しているかを示します(癌の症状と診断: 診断検査と病期診断を参照)。医師は病期を基に治療方針を定め、経過の見通し(予後)を予測します。喉頭癌の病期(ステージ)は、原発腫瘍(最初にできた癌)の大きさと位置、首のリンパ節への転移の数と大きさ、体の遠隔部位への転移を示す証拠などの条件によって分類されます。ステージIは癌がまだ進行していない段階、ステージIVは最も進行している段階を示します。
癌が大きいほど、また広い範囲に転移しているほど、経過の見通しは悪くなります。筋肉、骨、軟骨組織まで癌に侵されている場合には、治癒の見込みは低くなります。小さな癌で、転移がない場合の5年生存率は90%近くであるのに対し、局所リンパ節への転移がある人では5年生存率は50%未満となります。局所リンパ節以外にも転移している場合は、2年以上生存できる確率は非常に低くなります。
治療
治療の方法は癌の病期と、癌が喉頭のどの部分にできたかによって異なります。早期の喉頭癌には、手術または放射線療法が行われます。喉頭癌は首のリンパ節に転移することが多く、放射線療法では通常、癌の病巣のほか、首の左右にあるリンパ節にも照射を行います。声帯が侵されている場合には、手術に比べて治療後も普通の声を残せる見込みのある放射線療法が選択されます。ただし、ごく早期の喉頭癌であれば、顕微鏡を用いた手術でも放射線療法と同等の治癒率が得られ、治療後の声への影響も同程度にとどめることができ、しかも1回の処置で治療が完了する利点があります。顕微鏡手術はレーザーを使って行われることもあります。
腫瘍の大きさがほぼ2センチメートル以上あり、骨や軟骨組織にまで達している場合には、複数の治療法を組み合わせた併用療法を行います。放射線療法と、喉頭と声帯を部分的または全体的に切除する手術の組み合わせがその1例です。放射線療法と化学療法を併用する場合もあり、放射線療法と手術の併用療法と同等の治癒率が得られるだけでなく、治療後もかなりの割合で声を出す機能が保たれます。ただし、このタイプの併用療法による治療後に癌が残っている場合は、さらに手術で癌を取り除くことが必要です。癌があまりに進行していて手術も放射線療法もできない場合は、化学療法が痛みの緩和や癌の縮小に役立ちますが、治癒の見込みはありません。
治療には重い副作用が伴います。手術の後にはものを飲みこんだり話したりすることが困難になるので、リハビリテーションが必要です。声帯を切除した人でも声を出して話せるようにする方法が数多く開発され、良好な成果を上げています。切除された部位によっては、声帯の再建手術を行います。放射線療法では、皮膚症状(炎症、かゆみ、脱毛など)や瘢痕(はんこん)、味覚の障害や口の渇きが生じ、ときに正常組織の壊死も起こります。歯を含む部位に放射線の照射を行う場合は、むし歯などがあればあらかじめ治療し、問題のある歯は抜いておきます。これは放射線療法の後には歯の治療がうまくいかなくなったり、あごの骨に重い感染を起こしやすくなるためです。化学療法では使用する薬の種類によってさ
まな副作用が生じ、吐き気、嘔吐、難聴、感染などが主にみられます。
声帯なしで話す方法
言葉を話すには、振動により音の波を生じ、その音声を言葉の形に整えることが必要です。通常は、声帯から生じた振動が、舌や口蓋、くちびるの働きによって言葉になります。声帯を摘出した人でも舌や口蓋、くちびるの働きは残っているため、新しい振動源があれば声を取り戻すことができます。喉頭がない人が音の振動をつくり出すには、食道発声、電気喉頭、気管食道穿刺(TEP)の3通りの方法があります。
食道発声は、空気を食道内に飲みこみ、それをげっぷのように徐々に放出して音を出すという方法です。食道発声の習得は難しく、聞き取りにくい発声になることもありますが、手術や器具は必要ありません。
電気喉頭は、首に押しあてると音源の働きをする振動装置です。人工的で機械的な音声を発します。電気喉頭の使用は食道発声に比べて簡単で、発声も聞き取りやすくなりますが、バッテリーが必要で、装置を常に携帯しなければなりません。
TEPは気管食道瘻とも呼ばれる方法で、気管と食道の間に手術で一方通行のバルブ(弁)を挿入します。息を吐くと、空気が弁から食道に送りこまれて音が出ます。この方法で話すにもかなりの練習が必要ですが、最終的には聞き取りやすいなめらかな会話ができるようになります。弁は何カ月も挿入したままで問題ありませんが、毎日清浄する必要があります。弁が正常に機能しないと、飲みものや食べものが気管に入ってしまうことがあります。気管の入り口を手の指で押さえて弁を作動させるタイプのほか、手を使わずに作動させることのできるタイプもあります。喉頭とはいわゆる「のどぼとけ」のことで、食道と気道が分離する個所に気道の安全装置(誤嚥防止)として発生した器官で下咽頭の前に隣接しています。
役目のひとつは気道の確保です。 口と肺を結ぶ空気の通路で、飲食物が肺に入らないよう調節(誤嚥防止)します。もうひとつは発声です。喉頭のなかには発声に必要な声帯があります。またこの声帯のある部分を声門といい、それより上を声門上、下を声門下と呼び同じ喉頭がんでも3つの部位に分類して扱われます。
喉頭がんは年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は10万人に3人程度です。男女比は10:1で圧倒的に男性に多いという特徴があります。危険因子としてはタバコとお酒です。これらの継続的刺激が発がんに関与するといわれており、喉頭がんの方の喫煙率は90%以上、またアルコールの多飲が声門上がんの発生に関与すると言われています。病理組織学的には扁平上皮がんという種類のがんがほとんどです。
部位別にみると声門がんが60~65%、声門上30~35%、声門下は1~2%です。
同じ喉頭がんでも3つの部位によって初発症状、進行度と症状の変化、転移率、治療法、治りやすさまでいろいろと違ってきます。
転移は頸部のリンパ節転移がほとんどであり、遠隔転移は末期などのぞいては少なく、そのほとんどは肺にきます。発生部位により最初の症状は異なります。
声門がんではほぼすべてのかたに嗄声(させい、声がれ)がみられます。その性状は粗?性で良性の声帯ポリープとは違っていることがほとんどです。1ヶ月以上嗄声が続く場合は専門医を受診していただき調べていただいたほうがよろしいかと思います。進行してくると痰に血がまざったり、呼吸が苦しくなってきます。頸部の腫れとしてのリンパ節への転移は比較的少ないのが特徴です。
声門上がんの早期の症状は喉の異物感(部位が一定している)や、食事の時、特に固形物や刺激物を飲み込んだ時痛みが出現したりします。他の部位より比較的早期から首のリンパ節が腫れて気づかれることもあります。進行すると声門へがんがおよび嗄声や呼吸苦が出てきます。
声門下がんは進行するまで症状がでない事が多く、進行するとやはり嗄声や呼吸苦が出てきます
このように喉頭がんといってもその部位によって症状の現れ方にはちがいがでてきます。
耳鼻咽喉科、頭頸科を受診されるとまず視診により評価されます。
喉頭鏡という小さな鏡を喉に入れ「えー」「いー」と発声していただきながら喉頭を観察します。細いファイバースコープを鼻から挿入して腫瘍の範囲をさらに詳しく観察します。
喉頭がんが疑われると小さく腫瘍の一部を取ってきて組織診断(生険)をします。外来でファイバースコープ下に施行する施設と、入院していただき全身麻酔下に施行する施設があります。普通約1週間でがんかどうかの確認ができ、組織型の診断結果がでます。
次に首を触る触診によりリンパ節の転移がないかを調べます。転移リンパ節は通常のリンパ節より大きく硬く触れます。
さらに視診、触診でわからない深部などを評価するため、日を改めCTやMRI、超音波(エコー)など施行し、最終的に腫瘍の進行度と頸部リンパ節転移の有無と遠隔転移の有無を評価して病期を決めます。腫瘍の進行度はT分類といい1a、1b、2~4の4段階に、頸部リンパ節転移はN分類といい0,1,2a,2b,2c,3の6段階に、遠隔転移はM分類といい0~1の2段階にそれぞれ分類されたうえ、最終的に総合され病期をⅠⅡⅢⅣの4段階に分類します。
Ⅰ期から進行するにつれⅣ期へと分類しますが、普通Ⅰ、Ⅱ期は早期、Ⅲ、Ⅳ期は進行がんと評価されています。喉頭(原発)の治療は放射線、手術が中心となります。
抗がん剤は喉頭を温存するため放射線や手術と組み合わせて使われたり、手術不可能な時、放射線治療後の再発などの時使われたりします。
手術には大きく分け喉頭部切術と喉頭全摘術があります。喉頭部分切除術は早期がんに行われ、声帯を一部残す手術です。質は多少悪くなりますが声をのこすことができます。喉頭全摘術は部分切除の適応を逸脱した早期がんや進がんにおこなわれ声はうしなわれます。そこで術後食道発声や電気喉頭など代用発声で補う事になり練習が必要となります。
放射線は早期がんの治療の中心となります。喉頭はそのままの形で残りますので声も一番自然の声が残ります。ただし進行したボリュームのあるがんや、その部位によっては効果に限界があります。またまわりの正常組織に障害を残さずかけられる量にも限界があり何回もかけるわけにはいきません。進行がんでも場合によっては喉頭の温存の可能性を探るため行われることもあります。
施設によってはレーザー手術を早期がんの中心の治療としている所もあります。
一般に早期がんでは放射線を第一選択にその効果をみて手術を組み合わせていきます。声を残せるかどうかの判断が重要になってきます。進行がんでは手術が中心となり場合により放射線、抗がん剤を組み合わせていきます。
頸部リンパ節転移に対しては手術が中心となります。右左どちらかの片側か、両側の頸部郭清術を行います。これは耳後部から鎖骨上の頸部のリンパ節を、脂肪に包まれたままの形で大事な神経や血管を残しながら切除するという手術です。
これらの治療法はがんの進行度や部位だけでなく患者さんの年齢、全身状態、職業、社会的条件なども考慮にいれたうえで最終的に選択されます。がんの発生した部位で多少違ってきますが、Ⅰ期では80~90%放射線で治りⅠ~Ⅳ期では65~70%の5年生存率です。
これはすべてのがんのなかでも高い治療成績でではあるものの発声機能を保存できる確率は必ずしも高くなく喉頭全摘となる例が多いのが実際です。生存率を落とすことなく放射線、喉頭部切、放射線と抗がん剤の併用療法など発声機能を残した治療を選択する見極めが重要と考えられます。また進行がんでも相当に進行したがんに対しても生存率をあげる治療法を選択できるよう努力しています。説明文にて掲載している諸症状で思い当たる節があった場合など、
がんについての疑問?不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
自己判断で迷わず、まずは専門家である医師の検診を受けることをお勧めし
喉頭癌とは
喉頭癌は、癌の中では早期に見つかる癌の1つです。喉頭とは、のどぼとけの内側にあります。この喉頭に発生するがんは、たばことお酒のかかわりが証明されています。肺癌と同じように、ヘビースモーカーの病気といえます。喉頭癌にかかった方の喫煙率は、90%以上です。また、お酒ののみすぎが、声門上の喉頭癌の発生に関与するといわれています。
喉頭癌は、男性に圧倒的に多い癌という特徴があります。女性の患者数は、男性の約10分の1です。年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は人口10万人に対し3人程度です。
喉頭癌の症状として代表的なのが、嗄声(させい)です。嗄声(させい)とは、のどに病変があるために、音声が異常な状態をいいます。喉頭癌の症状としては、ざらざらしたかたい声、かすれた声の状態をいいます。また、咽喉頭違和感(のどのイガイガ感)があります。声門がんは、がんが小さいうちから嗄声の症状があらわれます。そのため、喉頭癌は早期がんのうちに見つかりやすいという特徴があります。声門上がんは、がんが小さいうちには、
胃がん転移
特有の症状がありません。慢性咽喉頭炎(主にたばこによるもの)によるのどの違和感との区別は多くの場合むずかしくなります。声帯にまで広がってはじめて嗄声が出現します。
胃がん転移
喉頭癌が進行すると、嚥下時痛(のどの痛み)が出現するようになります。さらに進行すると喘鳴(のどでヒーヒー?ゼーゼー音がする)や声門が狭くなって息苦しいなどの呼吸困難
胃がん転移
も伴うようになってきます。痰に血液が混じることもあります。
喉頭癌にかぎらず、癌は早期発見がとても重要です。喉頭癌全体の治癒率は約70%と頭頸部
胃がん転移
がんの中でも高い治癒率です。そして、早期に発見すれば声を失うことなくなおすことが可能です。そのため最近では、喉頭癌の早期発見を目的とした音響分析による検診なども試み
胃がん転移
られています。
喉頭を観察する装置として、ファイバースコープが発達しています。ファイバースコープ
胃がん転移
は、喉頭の細部までよく観察することができます。細いファイバースコープを鼻から挿入して見るこの検査は、のどの反射の強い人でも比較的楽に行うことが出来きるようです。気に
胃がん転移
なる症状のあるかたは、一度専門医を受診してみましょう
がんを宣告され、治療を受けたが再発、喉頭を摘出する結果となった池上 登氏の著書です。
胃がん転移
声を失いながらも、病院関係者の適切な処置、周囲の温かな支援により順調に回復するま
の経緯を、当時の記録をもと
胃がんステージ3
喉頭癌は、頭と首の癌(頭頸部癌)の中では発生率の高い癌です。女性よりも男性に多く、これは喫煙や飲酒との関連性が高いためとみられています。
症状と診断
喉頭癌は主に声帯やその周囲に発生し、しばしば声のかすれを生じます。かすれ声が2週間以上続く場合は、医師の診察を受ける必要があります。その他の部位の喉頭癌では痛みが生じ、ものを飲みこんだり呼吸をするのが困難になります。ときに、癌がリンパ節に転移して首にしこりが生じ、他の症状より先にそのしこりに気づくこともあります。
喉頭癌は、内視鏡(細長く柔軟なチューブ状の観察装置)や喉頭鏡による喉頭の直接観察と、組織片を採取し顕微鏡で調べる生検によって診断されます。生検は通常は全身麻酔をかけて手術室で行いますが、局所麻酔をかけて診察室で行う場合もあります。
病期診断と経過の見通
病期診断では、癌の大きさと広がりに基づいて癌がどの程度進行しているかを示します(癌の症状と診断: 診断検査と病期診断を参照)。医師は病期を基に治療方針を定め、経過の見通し(予後)を予測します。喉頭癌の病期(ステージ)は、原発腫瘍(最初にできた癌)の大きさと位置、首のリンパ節への転移の数と大きさ、体の遠隔部位への転移を示す証拠などの条件によって分類されます。ステージIは癌がまだ進行していない段階、ステージIVは最も進行している段階を示します。
癌が大きいほど、また広い範囲に転移しているほど、経過の見通しは悪くなります。筋肉、骨、軟骨組織まで癌に侵されている場合には、治癒の見込みは低くなります。小さな癌で、転移がない場合の5年生存率は90%近くであるのに対し、局所リンパ節への転移がある人では5年生存率は50%未満となります。局所リンパ節以外にも転移している場合は、2年以上生存できる確率は非常に低くなります。
治療
治療の方法は癌の病期と、癌が喉頭のどの部分にできたかによって異なります。早期の喉頭癌には、手術または放射線療法が行われます。喉頭癌は首のリンパ節に転移することが多く、放射線療法では通常、癌の病巣のほか、首の左右にあるリンパ節にも照射を行います。声帯が侵されている場合には、手術に比べて治療後も普通の声を残せる見込みのある放射線療法が選択されます。ただし、ごく早期の喉頭癌であれば、顕微鏡を用いた手術でも放射線療法と同等の治癒率が得られ、治療後の声への影響も同程度にとどめることができ、しかも1回の処置で治療が完了する利点があります。顕微鏡手術はレーザーを使って行われることもあります。
腫瘍の大きさがほぼ2センチメートル以上あり、骨や軟骨組織にまで達している場合には、複数の治療法を組み合わせた併用療法を行います。放射線療法と、喉頭と声帯を部分的または全体的に切除する手術の組み合わせがその1例です。放射線療法と化学療法を併用する場合もあり、放射線療法と手術の併用療法と同等の治癒率が得られるだけでなく、治療後もかなりの割合で声を出す機能が保たれます。ただし、このタイプの併用療法による治療後に癌が残っている場合は、さらに手術で癌を取り除くことが必要です。癌があまりに進行していて手術も放射線療法もできない場合は、化学療法が痛みの緩和や癌の縮小に役立ちますが、治癒の見込みはありません。
治療には重い副作用が伴います。手術の後にはものを飲みこんだり話したりすることが困難になるので、リハビリテーションが必要です。声帯を切除した人でも声を出して話せるようにする方法が数多く開発され、良好な成果を上げています。切除された部位によっては、声帯の再建手術を行います。放射線療法では、皮膚症状(炎症、かゆみ、脱毛など)や瘢痕(はんこん)、味覚の障害や口の渇きが生じ、ときに正常組織の壊死も起こります。歯を含む部位に放射線の照射を行う場合は、むし歯などがあればあらかじめ治療し、問題のある歯は抜いておきます。これは放射線療法の後には歯の治療がうまくいかなくなったり、あごの骨に重い感染を起こしやすくなるためです。化学療法では使用する薬の種類によってさ
まな副作用が生じ、吐き気、嘔吐、難聴、感染などが主にみられます。
声帯なしで話す方法
言葉を話すには、振動により音の波を生じ、その音声を言葉の形に整えることが必要です。通常は、声帯から生じた振動が、舌や口蓋、くちびるの働きによって言葉になります。声帯を摘出した人でも舌や口蓋、くちびるの働きは残っているため、新しい振動源があれば声を取り戻すことができます。喉頭がない人が音の振動をつくり出すには、食道発声、電気喉頭、気管食道穿刺(TEP)の3通りの方法があります。
食道発声は、空気を食道内に飲みこみ、それをげっぷのように徐々に放出して音を出すという方法です。食道発声の習得は難しく、聞き取りにくい発声になることもありますが、手術や器具は必要ありません。
電気喉頭は、首に押しあてると音源の働きをする振動装置です。人工的で機械的な音声を発します。電気喉頭の使用は食道発声に比べて簡単で、発声も聞き取りやすくなりますが、バッテリーが必要で、装置を常に携帯しなければなりません。
TEPは気管食道瘻とも呼ばれる方法で、気管と食道の間に手術で一方通行のバルブ(弁)を挿入します。息を吐くと、空気が弁から食道に送りこまれて音が出ます。この方法で話すにもかなりの練習が必要ですが、最終的には聞き取りやすいなめらかな会話ができるようになります。弁は何カ月も挿入したままで問題ありませんが、毎日清浄する必要があります。弁が正常に機能しないと、飲みものや食べものが気管に入ってしまうことがあります。気管の入り口を手の指で押さえて弁を作動させるタイプのほか、手を使わずに作動させることのできるタイプもあります。喉頭とはいわゆる「のどぼとけ」のことで、食道と気道が分離する個所に気道の安全装置(誤嚥防止)として発生した器官で下咽頭の前に隣接しています。
役目のひとつは気道の確保です。 口と肺を結ぶ空気の通路で、飲食物が肺に入らないよう調節(誤嚥防止)します。もうひとつは発声です。喉頭のなかには発声に必要な声帯があります。またこの声帯のある部分を声門といい、それより上を声門上、下を声門下と呼び同じ喉頭がんでも3つの部位に分類して扱われます。
喉頭がんは年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は10万人に3人程度です。男女比は10:1で圧倒的に男性に多いという特徴があります。危険因子としてはタバコとお酒です。これらの継続的刺激が発がんに関与するといわれており、喉頭がんの方の喫煙率は90%以上、またアルコールの多飲が声門上がんの発生に関与すると言われています。病理組織学的には扁平上皮がんという種類のがんがほとんどです。
部位別にみると声門がんが60~65%、声門上30~35%、声門下は1~2%です。
同じ喉頭がんでも3つの部位によって初発症状、進行度と症状の変化、転移率、治療法、治りやすさまでいろいろと違ってきます。
転移は頸部のリンパ節転移がほとんどであり、遠隔転移は末期などのぞいては少なく、そのほとんどは肺にきます。発生部位により最初の症状は異なります。
声門がんではほぼすべてのかたに嗄声(させい、声がれ)がみられます。その性状は粗?性で良性の声帯ポリープとは違っていることがほとんどです。1ヶ月以上嗄声が続く場合は専門医を受診していただき調べていただいたほうがよろしいかと思います。進行してくると痰に血がまざったり、呼吸が苦しくなってきます。頸部の腫れとしてのリンパ節への転移は比較的少ないのが特徴です。
声門上がんの早期の症状は喉の異物感(部位が一定している)や、食事の時、特に固形物や刺激物を飲み込んだ時痛みが出現したりします。他の部位より比較的早期から首のリンパ節が腫れて気づかれることもあります。進行すると声門へがんがおよび嗄声や呼吸苦が出てきます。
声門下がんは進行するまで症状がでない事が多く、進行するとやはり嗄声や呼吸苦が出てきます
このように喉頭がんといってもその部位によって症状の現れ方にはちがいがでてきます。
耳鼻咽喉科、頭頸科を受診されるとまず視診により評価されます。
喉頭鏡という小さな鏡を喉に入れ「えー」「いー」と発声していただきながら喉頭を観察します。細いファイバースコープを鼻から挿入して腫瘍の範囲をさらに詳しく観察します。
喉頭がんが疑われると小さく腫瘍の一部を取ってきて組織診断(生険)をします。外来でファイバースコープ下に施行する施設と、入院していただき全身麻酔下に施行する施設があります。普通約1週間でがんかどうかの確認ができ、組織型の診断結果がでます。
次に首を触る触診によりリンパ節の転移がないかを調べます。転移リンパ節は通常のリンパ節より大きく硬く触れます。
さらに視診、触診でわからない深部などを評価するため、日を改めCTやMRI、超音波(エコー)など施行し、最終的に腫瘍の進行度と頸部リンパ節転移の有無と遠隔転移の有無を評価して病期を決めます。腫瘍の進行度はT分類といい1a、1b、2~4の4段階に、頸部リンパ節転移はN分類といい0,1,2a,2b,2c,3の6段階に、遠隔転移はM分類といい0~1の2段階にそれぞれ分類されたうえ、最終的に総合され病期をⅠⅡⅢⅣの4段階に分類します。
Ⅰ期から進行するにつれⅣ期へと分類しますが、普通Ⅰ、Ⅱ期は早期、Ⅲ、Ⅳ期は進行がんと評価されています。喉頭(原発)の治療は放射線、手術が中心となります。
抗がん剤は喉頭を温存するため放射線や手術と組み合わせて使われたり、手術不可能な時、放射線治療後の再発などの時使われたりします。
手術には大きく分け喉頭部切術と喉頭全摘術があります。喉頭部分切除術は早期がんに行われ、声帯を一部残す手術です。質は多少悪くなりますが声をのこすことができます。喉頭全摘術は部分切除の適応を逸脱した早期がんや進がんにおこなわれ声はうしなわれます。そこで術後食道発声や電気喉頭など代用発声で補う事になり練習が必要となります。
放射線は早期がんの治療の中心となります。喉頭はそのままの形で残りますので声も一番自然の声が残ります。ただし進行したボリュームのあるがんや、その部位によっては効果に限界があります。またまわりの正常組織に障害を残さずかけられる量にも限界があり何回もかけるわけにはいきません。進行がんでも場合によっては喉頭の温存の可能性を探るため行われることもあります。
施設によってはレーザー手術を早期がんの中心の治療としている所もあります。
一般に早期がんでは放射線を第一選択にその効果をみて手術を組み合わせていきます。声を残せるかどうかの判断が重要になってきます。進行がんでは手術が中心となり場合により放射線、抗がん剤を組み合わせていきます。
頸部リンパ節転移に対しては手術が中心となります。右左どちらかの片側か、両側の頸部郭清術を行います。これは耳後部から鎖骨上の頸部のリンパ節を、脂肪に包まれたままの形で大事な神経や血管を残しながら切除するという手術です。
これらの治療法はがんの進行度や部位だけでなく患者さんの年齢、全身状態、職業、社会的条件なども考慮にいれたうえで最終的に選択されます。がんの発生した部位で多少違ってきますが、Ⅰ期では80~90%放射線で治りⅠ~Ⅳ期では65~70%の5年生存率です。
これはすべてのがんのなかでも高い治療成績でではあるものの発声機能を保存できる確率は必ずしも高くなく喉頭全摘となる例が多いのが実際です。生存率を落とすことなく放射線、喉頭部切、放射線と抗がん剤の併用療法など発声機能を残した治療を選択する見極めが重要と考えられます。また進行がんでも相当に進行したがんに対しても生存率をあげる治療法を選択できるよう努力しています。説明文にて掲載している諸症状で思い当たる節があった場合など、
がんについての疑問?不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
自己判断で迷わず、まずは専門家である医師の検診を受けることをお勧めし
喉頭癌とは
喉頭癌は、癌の中では早期に見つかる癌の1つです。喉頭とは、のどぼとけの内側にあります。この喉頭に発生するがんは、たばことお酒のかかわりが証明されています。肺癌と同じように、ヘビースモーカーの病気といえます。喉頭癌にかかった方の喫煙率は、90%以上です。また、お酒ののみすぎが、声門上の喉頭癌の発生に関与するといわれています。
喉頭癌は、男性に圧倒的に多い癌という特徴があります。女性の患者数は、男性の約10分の1です。年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は人口10万人に対し3人程度です。
喉頭癌の症状として代表的なのが、嗄声(させい)です。嗄声(させい)とは、のどに病変があるために、音声が異常な状態をいいます。喉頭癌の症状としては、ざらざらしたかたい声、かすれた声の状態をいいます。また、咽喉頭違和感(のどのイガイガ感)があります。声門がんは、がんが小さいうちから嗄声の症状があらわれます。そのため、喉頭癌は早期がんのうちに見つかりやすいという特徴があります。声門上がんは、がんが小さいうちには、
胃がんステージ3
特有の症状がありません。慢性咽喉頭炎(主にたばこによるもの)によるのどの違和感との区別は多くの場合むずかしくなります。声帯にまで広がってはじめて嗄声が出現します。
胃がんステージ3
喉頭癌が進行すると、嚥下時痛(のどの痛み)が出現するようになります。さらに進行すると喘鳴(のどでヒーヒー?ゼーゼー音がする)や声門が狭くなって息苦しいなどの呼吸困難
胃がんステージ3
も伴うようになってきます。痰に血液が混じることもあります。
喉頭癌にかぎらず、癌は早期発見がとても重要です。喉頭癌全体の治癒率は約70%と頭頸部
胃がんステージ3
がんの中でも高い治癒率です。そして、早期に発見すれば声を失うことなくなおすことが可能です。そのため最近では、喉頭癌の早期発見を目的とした音響分析による検診なども試み
胃がんステージ3
られています。
喉頭を観察する装置として、ファイバースコープが発達しています。ファイバースコープ
胃がんステージ3
は、喉頭の細部までよく観察することができます。細いファイバースコープを鼻から挿入して見るこの検査は、のどの反射の強い人でも比較的楽に行うことが出来きるようです。気に
胃がんステージ3
なる症状のあるかたは、一度専門医を受診してみましょう
がんを宣告され、治療を受けたが再発、喉頭を摘出する結果となった池上 登氏の著書です。
胃がんステージ3
声を失いながらも、病院関係者の適切な処置、周囲の温かな支援により順調に回復するま
の経緯を、当時の記録をもと
症状と診断
喉頭癌は主に声帯やその周囲に発生し、しばしば声のかすれを生じます。かすれ声が2週間以上続く場合は、医師の診察を受ける必要があります。その他の部位の喉頭癌では痛みが生じ、ものを飲みこんだり呼吸をするのが困難になります。ときに、癌がリンパ節に転移して首にしこりが生じ、他の症状より先にそのしこりに気づくこともあります。
喉頭癌は、内視鏡(細長く柔軟なチューブ状の観察装置)や喉頭鏡による喉頭の直接観察と、組織片を採取し顕微鏡で調べる生検によって診断されます。生検は通常は全身麻酔をかけて手術室で行いますが、局所麻酔をかけて診察室で行う場合もあります。
病期診断と経過の見通
病期診断では、癌の大きさと広がりに基づいて癌がどの程度進行しているかを示します(癌の症状と診断: 診断検査と病期診断を参照)。医師は病期を基に治療方針を定め、経過の見通し(予後)を予測します。喉頭癌の病期(ステージ)は、原発腫瘍(最初にできた癌)の大きさと位置、首のリンパ節への転移の数と大きさ、体の遠隔部位への転移を示す証拠などの条件によって分類されます。ステージIは癌がまだ進行していない段階、ステージIVは最も進行している段階を示します。
癌が大きいほど、また広い範囲に転移しているほど、経過の見通しは悪くなります。筋肉、骨、軟骨組織まで癌に侵されている場合には、治癒の見込みは低くなります。小さな癌で、転移がない場合の5年生存率は90%近くであるのに対し、局所リンパ節への転移がある人では5年生存率は50%未満となります。局所リンパ節以外にも転移している場合は、2年以上生存できる確率は非常に低くなります。
治療
治療の方法は癌の病期と、癌が喉頭のどの部分にできたかによって異なります。早期の喉頭癌には、手術または放射線療法が行われます。喉頭癌は首のリンパ節に転移することが多く、放射線療法では通常、癌の病巣のほか、首の左右にあるリンパ節にも照射を行います。声帯が侵されている場合には、手術に比べて治療後も普通の声を残せる見込みのある放射線療法が選択されます。ただし、ごく早期の喉頭癌であれば、顕微鏡を用いた手術でも放射線療法と同等の治癒率が得られ、治療後の声への影響も同程度にとどめることができ、しかも1回の処置で治療が完了する利点があります。顕微鏡手術はレーザーを使って行われることもあります。
腫瘍の大きさがほぼ2センチメートル以上あり、骨や軟骨組織にまで達している場合には、複数の治療法を組み合わせた併用療法を行います。放射線療法と、喉頭と声帯を部分的または全体的に切除する手術の組み合わせがその1例です。放射線療法と化学療法を併用する場合もあり、放射線療法と手術の併用療法と同等の治癒率が得られるだけでなく、治療後もかなりの割合で声を出す機能が保たれます。ただし、このタイプの併用療法による治療後に癌が残っている場合は、さらに手術で癌を取り除くことが必要です。癌があまりに進行していて手術も放射線療法もできない場合は、化学療法が痛みの緩和や癌の縮小に役立ちますが、治癒の見込みはありません。
治療には重い副作用が伴います。手術の後にはものを飲みこんだり話したりすることが困難になるので、リハビリテーションが必要です。声帯を切除した人でも声を出して話せるようにする方法が数多く開発され、良好な成果を上げています。切除された部位によっては、声帯の再建手術を行います。放射線療法では、皮膚症状(炎症、かゆみ、脱毛など)や瘢痕(はんこん)、味覚の障害や口の渇きが生じ、ときに正常組織の壊死も起こります。歯を含む部位に放射線の照射を行う場合は、むし歯などがあればあらかじめ治療し、問題のある歯は抜いておきます。これは放射線療法の後には歯の治療がうまくいかなくなったり、あごの骨に重い感染を起こしやすくなるためです。化学療法では使用する薬の種類によってさ
まな副作用が生じ、吐き気、嘔吐、難聴、感染などが主にみられます。
声帯なしで話す方法
言葉を話すには、振動により音の波を生じ、その音声を言葉の形に整えることが必要です。通常は、声帯から生じた振動が、舌や口蓋、くちびるの働きによって言葉になります。声帯を摘出した人でも舌や口蓋、くちびるの働きは残っているため、新しい振動源があれば声を取り戻すことができます。喉頭がない人が音の振動をつくり出すには、食道発声、電気喉頭、気管食道穿刺(TEP)の3通りの方法があります。
食道発声は、空気を食道内に飲みこみ、それをげっぷのように徐々に放出して音を出すという方法です。食道発声の習得は難しく、聞き取りにくい発声になることもありますが、手術や器具は必要ありません。
電気喉頭は、首に押しあてると音源の働きをする振動装置です。人工的で機械的な音声を発します。電気喉頭の使用は食道発声に比べて簡単で、発声も聞き取りやすくなりますが、バッテリーが必要で、装置を常に携帯しなければなりません。
TEPは気管食道瘻とも呼ばれる方法で、気管と食道の間に手術で一方通行のバルブ(弁)を挿入します。息を吐くと、空気が弁から食道に送りこまれて音が出ます。この方法で話すにもかなりの練習が必要ですが、最終的には聞き取りやすいなめらかな会話ができるようになります。弁は何カ月も挿入したままで問題ありませんが、毎日清浄する必要があります。弁が正常に機能しないと、飲みものや食べものが気管に入ってしまうことがあります。気管の入り口を手の指で押さえて弁を作動させるタイプのほか、手を使わずに作動させることのできるタイプもあります。喉頭とはいわゆる「のどぼとけ」のことで、食道と気道が分離する個所に気道の安全装置(誤嚥防止)として発生した器官で下咽頭の前に隣接しています。
役目のひとつは気道の確保です。 口と肺を結ぶ空気の通路で、飲食物が肺に入らないよう調節(誤嚥防止)します。もうひとつは発声です。喉頭のなかには発声に必要な声帯があります。またこの声帯のある部分を声門といい、それより上を声門上、下を声門下と呼び同じ喉頭がんでも3つの部位に分類して扱われます。
喉頭がんは年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は10万人に3人程度です。男女比は10:1で圧倒的に男性に多いという特徴があります。危険因子としてはタバコとお酒です。これらの継続的刺激が発がんに関与するといわれており、喉頭がんの方の喫煙率は90%以上、またアルコールの多飲が声門上がんの発生に関与すると言われています。病理組織学的には扁平上皮がんという種類のがんがほとんどです。
部位別にみると声門がんが60~65%、声門上30~35%、声門下は1~2%です。
同じ喉頭がんでも3つの部位によって初発症状、進行度と症状の変化、転移率、治療法、治りやすさまでいろいろと違ってきます。
転移は頸部のリンパ節転移がほとんどであり、遠隔転移は末期などのぞいては少なく、そのほとんどは肺にきます。発生部位により最初の症状は異なります。
声門がんではほぼすべてのかたに嗄声(させい、声がれ)がみられます。その性状は粗?性で良性の声帯ポリープとは違っていることがほとんどです。1ヶ月以上嗄声が続く場合は専門医を受診していただき調べていただいたほうがよろしいかと思います。進行してくると痰に血がまざったり、呼吸が苦しくなってきます。頸部の腫れとしてのリンパ節への転移は比較的少ないのが特徴です。
声門上がんの早期の症状は喉の異物感(部位が一定している)や、食事の時、特に固形物や刺激物を飲み込んだ時痛みが出現したりします。他の部位より比較的早期から首のリンパ節が腫れて気づかれることもあります。進行すると声門へがんがおよび嗄声や呼吸苦が出てきます。
声門下がんは進行するまで症状がでない事が多く、進行するとやはり嗄声や呼吸苦が出てきます
このように喉頭がんといってもその部位によって症状の現れ方にはちがいがでてきます。
耳鼻咽喉科、頭頸科を受診されるとまず視診により評価されます。
喉頭鏡という小さな鏡を喉に入れ「えー」「いー」と発声していただきながら喉頭を観察します。細いファイバースコープを鼻から挿入して腫瘍の範囲をさらに詳しく観察します。
喉頭がんが疑われると小さく腫瘍の一部を取ってきて組織診断(生険)をします。外来でファイバースコープ下に施行する施設と、入院していただき全身麻酔下に施行する施設があります。普通約1週間でがんかどうかの確認ができ、組織型の診断結果がでます。
次に首を触る触診によりリンパ節の転移がないかを調べます。転移リンパ節は通常のリンパ節より大きく硬く触れます。
さらに視診、触診でわからない深部などを評価するため、日を改めCTやMRI、超音波(エコー)など施行し、最終的に腫瘍の進行度と頸部リンパ節転移の有無と遠隔転移の有無を評価して病期を決めます。腫瘍の進行度はT分類といい1a、1b、2~4の4段階に、頸部リンパ節転移はN分類といい0,1,2a,2b,2c,3の6段階に、遠隔転移はM分類といい0~1の2段階にそれぞれ分類されたうえ、最終的に総合され病期をⅠⅡⅢⅣの4段階に分類します。
Ⅰ期から進行するにつれⅣ期へと分類しますが、普通Ⅰ、Ⅱ期は早期、Ⅲ、Ⅳ期は進行がんと評価されています。喉頭(原発)の治療は放射線、手術が中心となります。
抗がん剤は喉頭を温存するため放射線や手術と組み合わせて使われたり、手術不可能な時、放射線治療後の再発などの時使われたりします。
手術には大きく分け喉頭部切術と喉頭全摘術があります。喉頭部分切除術は早期がんに行われ、声帯を一部残す手術です。質は多少悪くなりますが声をのこすことができます。喉頭全摘術は部分切除の適応を逸脱した早期がんや進がんにおこなわれ声はうしなわれます。そこで術後食道発声や電気喉頭など代用発声で補う事になり練習が必要となります。
放射線は早期がんの治療の中心となります。喉頭はそのままの形で残りますので声も一番自然の声が残ります。ただし進行したボリュームのあるがんや、その部位によっては効果に限界があります。またまわりの正常組織に障害を残さずかけられる量にも限界があり何回もかけるわけにはいきません。進行がんでも場合によっては喉頭の温存の可能性を探るため行われることもあります。
施設によってはレーザー手術を早期がんの中心の治療としている所もあります。
一般に早期がんでは放射線を第一選択にその効果をみて手術を組み合わせていきます。声を残せるかどうかの判断が重要になってきます。進行がんでは手術が中心となり場合により放射線、抗がん剤を組み合わせていきます。
頸部リンパ節転移に対しては手術が中心となります。右左どちらかの片側か、両側の頸部郭清術を行います。これは耳後部から鎖骨上の頸部のリンパ節を、脂肪に包まれたままの形で大事な神経や血管を残しながら切除するという手術です。
これらの治療法はがんの進行度や部位だけでなく患者さんの年齢、全身状態、職業、社会的条件なども考慮にいれたうえで最終的に選択されます。がんの発生した部位で多少違ってきますが、Ⅰ期では80~90%放射線で治りⅠ~Ⅳ期では65~70%の5年生存率です。
これはすべてのがんのなかでも高い治療成績でではあるものの発声機能を保存できる確率は必ずしも高くなく喉頭全摘となる例が多いのが実際です。生存率を落とすことなく放射線、喉頭部切、放射線と抗がん剤の併用療法など発声機能を残した治療を選択する見極めが重要と考えられます。また進行がんでも相当に進行したがんに対しても生存率をあげる治療法を選択できるよう努力しています。説明文にて掲載している諸症状で思い当たる節があった場合など、
がんについての疑問?不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
自己判断で迷わず、まずは専門家である医師の検診を受けることをお勧めし
喉頭癌とは
喉頭癌は、癌の中では早期に見つかる癌の1つです。喉頭とは、のどぼとけの内側にあります。この喉頭に発生するがんは、たばことお酒のかかわりが証明されています。肺癌と同じように、ヘビースモーカーの病気といえます。喉頭癌にかかった方の喫煙率は、90%以上です。また、お酒ののみすぎが、声門上の喉頭癌の発生に関与するといわれています。
喉頭癌は、男性に圧倒的に多い癌という特徴があります。女性の患者数は、男性の約10分の1です。年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は人口10万人に対し3人程度です。
喉頭癌の症状として代表的なのが、嗄声(させい)です。嗄声(させい)とは、のどに病変があるために、音声が異常な状態をいいます。喉頭癌の症状としては、ざらざらしたかたい声、かすれた声の状態をいいます。また、咽喉頭違和感(のどのイガイガ感)があります。声門がんは、がんが小さいうちから嗄声の症状があらわれます。そのため、喉頭癌は早期がんのうちに見つかりやすいという特徴があります。声門上がんは、がんが小さいうちには、
胃がんステージ3
特有の症状がありません。慢性咽喉頭炎(主にたばこによるもの)によるのどの違和感との区別は多くの場合むずかしくなります。声帯にまで広がってはじめて嗄声が出現します。
胃がんステージ3
喉頭癌が進行すると、嚥下時痛(のどの痛み)が出現するようになります。さらに進行すると喘鳴(のどでヒーヒー?ゼーゼー音がする)や声門が狭くなって息苦しいなどの呼吸困難
胃がんステージ3
も伴うようになってきます。痰に血液が混じることもあります。
喉頭癌にかぎらず、癌は早期発見がとても重要です。喉頭癌全体の治癒率は約70%と頭頸部
胃がんステージ3
がんの中でも高い治癒率です。そして、早期に発見すれば声を失うことなくなおすことが可能です。そのため最近では、喉頭癌の早期発見を目的とした音響分析による検診なども試み
胃がんステージ3
られています。
喉頭を観察する装置として、ファイバースコープが発達しています。ファイバースコープ
胃がんステージ3
は、喉頭の細部までよく観察することができます。細いファイバースコープを鼻から挿入して見るこの検査は、のどの反射の強い人でも比較的楽に行うことが出来きるようです。気に
胃がんステージ3
なる症状のあるかたは、一度専門医を受診してみましょう
がんを宣告され、治療を受けたが再発、喉頭を摘出する結果となった池上 登氏の著書です。
胃がんステージ3
声を失いながらも、病院関係者の適切な処置、周囲の温かな支援により順調に回復するま
の経緯を、当時の記録をもと
胃がん検診
までにとどまっている)という比較的早期の食道癌患者さん66名について
化学放射線療法群(Pro)36名
まず5-FU、CDDPという2種類の抗癌剤と44Gyの放射線治療からなる「化学放射線療法」を行い、その時点で治療効果が良好なものは引き続き化学放射線療法を、効果が不良なもの(=そのまま化学放射線療法を続けても治癒に至らないと思われるもの)については手術を行う。この場合結局手術を受けたのは36名中4名と
手術群(S)30名
術前の治療を行わず、最初から手術を行う。
という2つの治療を行った群を比較しています。
以上のように化学放射線療法は手術に匹敵する治療法ですが、高齢であったり、内臓機能が悪かったりして抗癌剤が使えない場合があります。
図5は京大の西村らが1999年に米国の癌学会誌「Cancer」に発表したデータです。
T1食道癌(癌の進行が食道壁の粘膜下層までにとどまっている)という早期の食道癌患者さん13名(図2のstage Iに相当)について
外照射+腔内照射
という治療を行った結果を示しています。
外照射に腔内照射を加えることにより手術の成績に匹敵する成績が得られていることがわかります。
これらのデータから 「手術をしなくても食道癌を治すことができる」ということがおわかりいただけたでしょうか。
これらの科学的な根拠があるにもかかわらず、主治医からの説明で「放射線は効かない」「手術の方が治療成績が上」ということを言われる患者さんが多いようです。
確かに1990年代以前に発表された「放射線治療単独」の治療成績は手術の治療成績に及びませんでしたが(ただし、この時代には手術のできない高齢者や臓器機能に問題のある患者さんがもっぱら放射線治療を受けていたという経緯があり、放射線治療を受ける患者さんの背景に著しい偏りがあったことを忘れてはなりません)化学放射線療法が手術とほぼ同等の成績を上げていることはここにあるデータからも明らかです。
「手術の方が化学放射線療法より治療成績が上」であることを科学的に証明するには手術と化学放射線療法を無作為比較試験によって比較しなければなりませんが、このような臨床試験は存在しません。
京大病院の取り組み
京大病院では外科?消化器内科?放射線科の医師が共同して患者さんを診察し、治療するための「消化器腫瘍外来」の2003年内開設に向けて準備を進めています。患者さんには考え得る全ての選択肢が示され、内視鏡治療、手術、放射線治療の全てで最高のレベルの治療を行うことが目標です。
臨床経過観察。 がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
他のがんと同じように早期の前立腺がんに特有の症状はありません。あるとしてもその多くは3.診断
PSA検査
前立腺がんの診断に関して、最も重要なのは前立腺特異抗原(PSAピーエスエー)とよばれる腫瘍マーカーの採血です。PSAはとても敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを検知します。PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。ただPSA値が異常であれば、そのすべてががんになるというわけではありませんし、逆にPSA値が正常の場合でも前立腺がんが発生していないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4~10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には25~30%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることも除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後
出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が
というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております図4は天理よろず相談所病院の村上らが1999年に米国放射線腫瘍学会誌 に発表したデータです。
T1(癌の進行が粘膜下層までにとどまっている)-T2食道癌(癌の進行が食道壁の筋層
食道は長さが約25cmで直径が2~3cmぐらいの,のどぼとけの下の輪状軟骨の下部から胃の噴門までの環状の臓器です。食道の壁はおおまかにわけると,内側から粘膜,筋層,外膜から構成されています。
日本における食道がんによる死亡者数は約1万人で,多くが50歳以上に集中し,高年齢ほど発症率が高くなっています。また女性と比較して男性の死亡者が多いのもこのがんの特徴です。この差は飲酒や喫煙量の差と考えられますが近年この差は縮小しています。
消化管の外側は漿膜(しょうまく)と呼ばれる丈夫な膜でおおわれています。この膜は内部で発症したがんの外部への広がりを抑える効果を持っています。しかし,食道にはこのような漿膜がないため,食道がんは周囲の臓器へ浸潤しやすく,血管やリンパ管を通して転移する率の高いがんであると言えます。
食道がんの90%以上は粘膜層から発症する扁平上皮がんで,他は粘液を分泌する腺から発症する腺がんです。また食道の発症部位により,「頸部食道がん」「胸部食道がん」「腹部食道がん」の3つに大別することができます。
食道がんの原因
食道がん発症のメカニズムはまだ解明されていません。しかし,統計学的には食道がん患者には喫煙や飲酒の習慣が長い人が多いことがわかっています。またかゆなど熱い飲食物を摂取する習慣のある地方でも食道がんは高い発症率を示しています。
近年の研究ではが第一段階で分解された後にできるアセトアルデヒトにより,
ゲン検査程度であれば、あまり問題ないと考えられています。
甲状腺の病気と遺伝
甲状腺がんのうち、髄様がんの約半数は遺伝的に生じ、その原因となるがん遺伝子も特定されています。
それ以外の甲状腺がんについては、遺伝によると思われるものはほとんどありません。橋本病やバセドウ病、腺腫様甲状腺腫がある家系に集中して生じることが知られています。
これまで述べたこと以外では、甲状腺の病気と因果関係が明らかな生活習慣などはあまりわかっていません。お酒やタバコなどもとくに甲状腺がんの原因にはならないようです。とは
いえ、大量の喫煙?飲酒は全般的にみて健康を損ないますので注意してください。
Chapter.2: 甲状腺の病気
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
胃がん検診
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。
胃がん検診
外科療法
手術方法の原則は、肺野末梢部肺がんには腫瘍を含めた肺葉切除(右は上、中、下の3葉に、
胃がん検診
左は上、下の2葉に分かれており、その葉の単位で切除すること) とリンパ節郭清(リンパ節を一つ一つつまみとるのではなく、まわりの脂肪と一緒にまとめて切除すること)、肺門部肺
胃がん検診
がんには、気管支形成術(切り取った気管支の残りをつなぎ合わせる手術)を伴った肺葉切除とリンパ節郭清です。病巣の進行が軽ければ肺の部分切除で済むこともあり、進行している
胃がん検診
機能や男性性機能障害を軽くするために自律神経を温存する手術、局所再発を予防しつつ機能温存手術の適応拡大を図るための術前の放射線療法、仙骨や子宮、膀胱などの直接的に波
胃がん検診
及した場合の拡大手術など、直腸がんの手術にはたくさんの課題が残されていますが、癌研有明病院ではこれらの課題をクリアするために日々努力を続けています。
胃がん検診
大腸がんの腹腔鏡手術
腹腔鏡手術は最近10年間の大腸がん手術の進歩で最も大きなものといえるでしょう。
胃がん検診
以前は大腸がんに対する手術では病気の進行度にかかわらず、腹部を大きく切開し(通常は15cm以上)、病変部位の大腸とリンパ節を摘出して、腸と腸とをつなぎ合わせる操作を行ってい
胃がん検診
ました。しかし、腹腔鏡手術では、腹部にできる創は、腹腔鏡を挿入するための穴、手術器具を挿入するための穴、切除した大腸を摘出するための小切開(通常は5cm程度)
化学放射線療法群(Pro)36名
まず5-FU、CDDPという2種類の抗癌剤と44Gyの放射線治療からなる「化学放射線療法」を行い、その時点で治療効果が良好なものは引き続き化学放射線療法を、効果が不良なもの(=そのまま化学放射線療法を続けても治癒に至らないと思われるもの)については手術を行う。この場合結局手術を受けたのは36名中4名と
手術群(S)30名
術前の治療を行わず、最初から手術を行う。
という2つの治療を行った群を比較しています。
以上のように化学放射線療法は手術に匹敵する治療法ですが、高齢であったり、内臓機能が悪かったりして抗癌剤が使えない場合があります。
図5は京大の西村らが1999年に米国の癌学会誌「Cancer」に発表したデータです。
T1食道癌(癌の進行が食道壁の粘膜下層までにとどまっている)という早期の食道癌患者さん13名(図2のstage Iに相当)について
外照射+腔内照射
という治療を行った結果を示しています。
外照射に腔内照射を加えることにより手術の成績に匹敵する成績が得られていることがわかります。
これらのデータから 「手術をしなくても食道癌を治すことができる」ということがおわかりいただけたでしょうか。
これらの科学的な根拠があるにもかかわらず、主治医からの説明で「放射線は効かない」「手術の方が治療成績が上」ということを言われる患者さんが多いようです。
確かに1990年代以前に発表された「放射線治療単独」の治療成績は手術の治療成績に及びませんでしたが(ただし、この時代には手術のできない高齢者や臓器機能に問題のある患者さんがもっぱら放射線治療を受けていたという経緯があり、放射線治療を受ける患者さんの背景に著しい偏りがあったことを忘れてはなりません)化学放射線療法が手術とほぼ同等の成績を上げていることはここにあるデータからも明らかです。
「手術の方が化学放射線療法より治療成績が上」であることを科学的に証明するには手術と化学放射線療法を無作為比較試験によって比較しなければなりませんが、このような臨床試験は存在しません。
京大病院の取り組み
京大病院では外科?消化器内科?放射線科の医師が共同して患者さんを診察し、治療するための「消化器腫瘍外来」の2003年内開設に向けて準備を進めています。患者さんには考え得る全ての選択肢が示され、内視鏡治療、手術、放射線治療の全てで最高のレベルの治療を行うことが目標です。
臨床経過観察。 がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
他のがんと同じように早期の前立腺がんに特有の症状はありません。あるとしてもその多くは3.診断
PSA検査
前立腺がんの診断に関して、最も重要なのは前立腺特異抗原(PSAピーエスエー)とよばれる腫瘍マーカーの採血です。PSAはとても敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを検知します。PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。ただPSA値が異常であれば、そのすべてががんになるというわけではありませんし、逆にPSA値が正常の場合でも前立腺がんが発生していないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4~10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には25~30%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることも除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後
出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が
というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております図4は天理よろず相談所病院の村上らが1999年に米国放射線腫瘍学会誌 に発表したデータです。
T1(癌の進行が粘膜下層までにとどまっている)-T2食道癌(癌の進行が食道壁の筋層
食道は長さが約25cmで直径が2~3cmぐらいの,のどぼとけの下の輪状軟骨の下部から胃の噴門までの環状の臓器です。食道の壁はおおまかにわけると,内側から粘膜,筋層,外膜から構成されています。
日本における食道がんによる死亡者数は約1万人で,多くが50歳以上に集中し,高年齢ほど発症率が高くなっています。また女性と比較して男性の死亡者が多いのもこのがんの特徴です。この差は飲酒や喫煙量の差と考えられますが近年この差は縮小しています。
消化管の外側は漿膜(しょうまく)と呼ばれる丈夫な膜でおおわれています。この膜は内部で発症したがんの外部への広がりを抑える効果を持っています。しかし,食道にはこのような漿膜がないため,食道がんは周囲の臓器へ浸潤しやすく,血管やリンパ管を通して転移する率の高いがんであると言えます。
食道がんの90%以上は粘膜層から発症する扁平上皮がんで,他は粘液を分泌する腺から発症する腺がんです。また食道の発症部位により,「頸部食道がん」「胸部食道がん」「腹部食道がん」の3つに大別することができます。
食道がんの原因
食道がん発症のメカニズムはまだ解明されていません。しかし,統計学的には食道がん患者には喫煙や飲酒の習慣が長い人が多いことがわかっています。またかゆなど熱い飲食物を摂取する習慣のある地方でも食道がんは高い発症率を示しています。
近年の研究ではが第一段階で分解された後にできるアセトアルデヒトにより,
ゲン検査程度であれば、あまり問題ないと考えられています。
甲状腺の病気と遺伝
甲状腺がんのうち、髄様がんの約半数は遺伝的に生じ、その原因となるがん遺伝子も特定されています。
それ以外の甲状腺がんについては、遺伝によると思われるものはほとんどありません。橋本病やバセドウ病、腺腫様甲状腺腫がある家系に集中して生じることが知られています。
これまで述べたこと以外では、甲状腺の病気と因果関係が明らかな生活習慣などはあまりわかっていません。お酒やタバコなどもとくに甲状腺がんの原因にはならないようです。とは
いえ、大量の喫煙?飲酒は全般的にみて健康を損ないますので注意してください。
Chapter.2: 甲状腺の病気
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
胃がん検診
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。
胃がん検診
外科療法
手術方法の原則は、肺野末梢部肺がんには腫瘍を含めた肺葉切除(右は上、中、下の3葉に、
胃がん検診
左は上、下の2葉に分かれており、その葉の単位で切除すること) とリンパ節郭清(リンパ節を一つ一つつまみとるのではなく、まわりの脂肪と一緒にまとめて切除すること)、肺門部肺
胃がん検診
がんには、気管支形成術(切り取った気管支の残りをつなぎ合わせる手術)を伴った肺葉切除とリンパ節郭清です。病巣の進行が軽ければ肺の部分切除で済むこともあり、進行している
胃がん検診
機能や男性性機能障害を軽くするために自律神経を温存する手術、局所再発を予防しつつ機能温存手術の適応拡大を図るための術前の放射線療法、仙骨や子宮、膀胱などの直接的に波
胃がん検診
及した場合の拡大手術など、直腸がんの手術にはたくさんの課題が残されていますが、癌研有明病院ではこれらの課題をクリアするために日々努力を続けています。
胃がん検診
大腸がんの腹腔鏡手術
腹腔鏡手術は最近10年間の大腸がん手術の進歩で最も大きなものといえるでしょう。
胃がん検診
以前は大腸がんに対する手術では病気の進行度にかかわらず、腹部を大きく切開し(通常は15cm以上)、病変部位の大腸とリンパ節を摘出して、腸と腸とをつなぎ合わせる操作を行ってい
胃がん検診
ました。しかし、腹腔鏡手術では、腹部にできる創は、腹腔鏡を挿入するための穴、手術器具を挿入するための穴、切除した大腸を摘出するための小切開(通常は5cm程度)
胃がん転移
情報が得られます。ただ全例に必要というわけではなく、専門医は状況を判断して必要な場合にどちらか、あるいは両方の検査を指示します。
骨シンチでは骨に異常がある場合には集積が強く描出されます。集積の度合いやそのかたよりなどにより骨転移があるかどうかを判定します。
病期(ステ-ジ)
触診所見、画像診断の結果などから前立腺がんの病期は決定されますが、前立腺がんの分類は複雑です。これは前立腺肥大症として手術が行われ、その結果、前立腺がんが認められた場合も含めて分類するためです。またPSA検査の普及にともない、触診あるいは画像検査などで特別がんを疑う所見がなかったにもかかわらず、PSA値の異常を認めたため生検を施行し、その結果がんを認めた場合をどのように分類するかということが必要となりました。
現在の分類では、前立腺がんを疑って検査を受けると、T1c以上の病期と分類され、前立腺がんを疑わず結果的に前立腺がんが発見された場合にはT1a.bと分類されます。PSA値の異常のみで生検を実施し、がんが検出された場合はT1cと分類されます。T2以上は触診、あるいは
す。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。
手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。
このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない対して胸腔鏡手術を行っている。96年からこれまでに約170例の治療を行い、胸腔鏡手術数では全国トップクラスだ。
胸腔鏡手術とは胸部に小さな穴を数カ所開け、そこから小型ビデオカメラや手術器具を挿入して、モニターに映し出された映像を見ながら、食道を切除したり、リンパ節を取り除く手術法である。同病院では日本内視鏡外科学会の技術認定を受けた医師が胸腔鏡手術を行う。
「さまざまな手術器具を開発して手技を改良した結果、通常の食道がんの開胸手術と同じ時間で完了し、合併症も少なく、安全です。また開胸手術との治癒率にも差はありません」と大杉治司助教授。
通常の開胸手術では胸部を開いて食道を切除し、同時に腹部と頚部(けいぶ)も開いて、リンパ節を取り除く大手術となる。
「胸腔鏡手術では胸の傷が小さいだけでなく、カメラで術野が拡大されて見えるため、より精度の高い手術が可能です。出血量も少なく、完全無輸血で行っています」(大杉助教授)
04年の治療数333例(うち手術135例)。外科、内科、放射線科、診断部門で合同協議。患者の意思を尊重、科学的根拠をもとに治療決定
大学順天堂医院 消化器外科
食道がん切除手術進行がんには精緻なリンパ節郭清を行う。早期のものには内視鏡治療を積極的に行っているは第1位です。また乳癌による死亡も現在日本の女性の癌による死亡の第4位(大阪では第5位)にあたります。検診による早期乳癌の診断率の向上や、食生活などの生活の欧米化、晩婚に伴う初産年齢の上昇などが原因と考えられています。
3. 4. 乳癌の症状 乳癌が疑われる契機のところに記したように、乳癌の主な症状は乳房のしこりです。痛みに関しては通常は伴いません。乳癌の方で痛みがある場合、併存する乳腺症によることが多と
えられます。したがって痛みがある、あるいは痛みが出てきたということが、乳癌が進行しているということを意味しません。しこりの大きさは病状とある程度関係します(一番重要な因子ではありませんが)。通常短期間で(例えば診断がついてから入院待ちの間に)急速に増大するこ
とは考えにくいですが、何ヶ月あるいは何年も無治療で放置すればしこりは大きくなり、外からに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。
含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。
手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。
初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。
して見つかるようになった状態です。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和らげるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果がなかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもあります。
放射線療法
脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。
悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。リンパ系組織とはヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう扁桃腺(へんとうせん)がんが粘膜内にとどまる早期がん(粘膜がん)では内視鏡的粘膜切除術(EMR)を年間70~80例、がんが粘膜上皮を越えて粘膜下層に入った1~3期では手術を年間80~90例、さらに進行して周囲の臓器に転移した場合では化学放射線療法を含む治療を年間約40例行う。
特に早期がんの内視鏡治療では88年にチューブを用いたEEMRチューブ法を開発した
ことで知られる。
「がんを含んだ粘膜をチューブ内に吸引して切除しやすく工夫したのが、EEMRチューブ法です。簡単にできる治療法なのでかなり普及しています。89年に本格的に開始し、これまで820~830例に治療しています。EEMRチューブ法を含む内視鏡治療の5年生存率は97.2%で全国トップです」と幕内博康教授。
治療時間は15~30分。入院期間は3日間。退院後、半年ごとに検査を行い、早期なら何度でも治療できる。現在、がんが粘膜下層の表層にあって、リンパ節転移のない場合(1b期)にもEEMRチューブ法を行う。
胸腔鏡手術数は全国トップクラス
大阪市立大学病院の第2外科では、他臓器への浸潤や遠隔転移のない胸部の食道がんに
よばれる病理学上の分類を使用して表現します。これはがんの悪性度を5段階に評価するものです。「1」が最もおとなしいがんで、「5」が最も悪いがんを意味します。前立腺がんの多くは、複数の、悪性度の異なる成分を有しているため、最も多い成分と次に多い成分を足し算してスコアー化します。これがグリーソンスコアーです。たとえば最も多い成分が「3」で次に多い成分が「4」の場合、「3」+「4」=「7」と評価されます。グリーソンスコアーの解釈ではスコアーが「6」か、それ以下は性質のおとなしいがん、「7」は前立腺がんの中で最も多いパターンで中くらいの悪性度、「8」~「10」は悪性度の高いがんと理解されます。この分類は治療法を考えるうえでとても大切です。
画像診断前立腺がんと診断された場合、病気の広がりを確認するため、(CT、身体をエックス線で断面を調べる方法)あるいは、(強い磁場の中で生ずる電磁波をコンピューターでとらえて断面像を得る方法)、骨シンチグラム(アイソトープの静注によって骨転移の有無を調べる方法)が施行されます。これらにより局所での進行の程度、リンパ節転移、あるいは骨転移の有無を確認します。
CTはリンパ節転移やがんの周辺への進展の有無を確認するために施行されます。MRIでは前立腺内でがんが存在している場所や前立腺内にがんがとどまっているか、あるいは前立腺外への進展がないか、精嚢への浸潤がないか、など特に治療として手術療法が考慮される場合には有用ななるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大の) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用も、レーザーを用いる咽頭形成手術と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋)
鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感して前立腺を描出しておき、細い針で前立腺を刺し、6ヵ所かそれ以上から組織を採取する「系統的生検」が一般的です。これは画像で異常がない場所からも前立腺がんが発見されることが多々あり、診断率を高めるためにある程度の本数が必要だからです顕微鏡検査で前立腺がんと診断された場合、前立腺がんは腫瘍の悪性度を(大阪府)
早期には内視鏡治療、進行には集学的治療を行い好成績。年間手術数70例。術後の嚥下機
能などの保持を重視した手術を行う
大阪市立総合医療センター消化器外科(大阪府)
低侵襲手術として胸腔鏡手術300例。胸部操作、腹部操作とも内視鏡下で行う。内視鏡下の術野拡大効果でより精緻な手術が可能
大学病院外科
福岡県診断から内視鏡的粘膜切除、光線力学療法、手術(内視鏡下手術を含む)、化学放射線治療、緩和医療まで、あらゆる病態に対応
食道とは、食道がんとは食道は口から入った食物や液体を胃にとどける運搬路です。食道はその大部分は胸の中にあって、長さ約25cm、幅約2cmの細い管で、食物が通過しているとき
胃がん転移
以外は、内腔はほとんど閉じた形になっています。
どうしても診断がつかない場合に行います。当院では毎週月曜日の午前中に手術場で局所麻
胃がん転移
酔下で行っています。時間は約1時間前後です。2. 3. 乳癌の特徴A他の癌との比較
乳癌といってもさまざまなケースがあり、タチの良いものも悪いものもあります。一般的に
胃がん転移
は乳癌は他の臓器の癌と比較してタチがよいとされています。その理由は、①発育進行が他の癌と比べて緩やかなことが多い、②適切な治療によって多くの場合根治可能である、③残
胃がん転移
念ながら進行している場合や再発をきたし根治が困難であっても、症状に応じた有効な治療手段があることなどがあげられます。その結果5年生存率(罹患後5年後に生存している確
胃がん転移
率)10年生存率は他癌と比べて良好です。
また乳癌は世界的な規模で研究が進んでいる癌のひとつであり、新しい薬や治療手段が開発
胃がん転移
されています。当院でもこのような治療の開発に積極的であり、つねにより有効な治療、有益な治療に取り組んでいます。
胃がん転移
B乳癌は増えているのか日本における乳癌の頻度は増加の一途をたどっており、現在1年間に約3万6千人の方が乳癌と診断されています(1999年全国調査)。罹患率は全国ででは大腸癌
胃がん転移
についで第2位、大阪で等の組織?臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を
流れるリンパ液からなります。
骨シンチでは骨に異常がある場合には集積が強く描出されます。集積の度合いやそのかたよりなどにより骨転移があるかどうかを判定します。
病期(ステ-ジ)
触診所見、画像診断の結果などから前立腺がんの病期は決定されますが、前立腺がんの分類は複雑です。これは前立腺肥大症として手術が行われ、その結果、前立腺がんが認められた場合も含めて分類するためです。またPSA検査の普及にともない、触診あるいは画像検査などで特別がんを疑う所見がなかったにもかかわらず、PSA値の異常を認めたため生検を施行し、その結果がんを認めた場合をどのように分類するかということが必要となりました。
現在の分類では、前立腺がんを疑って検査を受けると、T1c以上の病期と分類され、前立腺がんを疑わず結果的に前立腺がんが発見された場合にはT1a.bと分類されます。PSA値の異常のみで生検を実施し、がんが検出された場合はT1cと分類されます。T2以上は触診、あるいは
す。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。
手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。
このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない対して胸腔鏡手術を行っている。96年からこれまでに約170例の治療を行い、胸腔鏡手術数では全国トップクラスだ。
胸腔鏡手術とは胸部に小さな穴を数カ所開け、そこから小型ビデオカメラや手術器具を挿入して、モニターに映し出された映像を見ながら、食道を切除したり、リンパ節を取り除く手術法である。同病院では日本内視鏡外科学会の技術認定を受けた医師が胸腔鏡手術を行う。
「さまざまな手術器具を開発して手技を改良した結果、通常の食道がんの開胸手術と同じ時間で完了し、合併症も少なく、安全です。また開胸手術との治癒率にも差はありません」と大杉治司助教授。
通常の開胸手術では胸部を開いて食道を切除し、同時に腹部と頚部(けいぶ)も開いて、リンパ節を取り除く大手術となる。
「胸腔鏡手術では胸の傷が小さいだけでなく、カメラで術野が拡大されて見えるため、より精度の高い手術が可能です。出血量も少なく、完全無輸血で行っています」(大杉助教授)
04年の治療数333例(うち手術135例)。外科、内科、放射線科、診断部門で合同協議。患者の意思を尊重、科学的根拠をもとに治療決定
大学順天堂医院 消化器外科
食道がん切除手術進行がんには精緻なリンパ節郭清を行う。早期のものには内視鏡治療を積極的に行っているは第1位です。また乳癌による死亡も現在日本の女性の癌による死亡の第4位(大阪では第5位)にあたります。検診による早期乳癌の診断率の向上や、食生活などの生活の欧米化、晩婚に伴う初産年齢の上昇などが原因と考えられています。
3. 4. 乳癌の症状 乳癌が疑われる契機のところに記したように、乳癌の主な症状は乳房のしこりです。痛みに関しては通常は伴いません。乳癌の方で痛みがある場合、併存する乳腺症によることが多と
えられます。したがって痛みがある、あるいは痛みが出てきたということが、乳癌が進行しているということを意味しません。しこりの大きさは病状とある程度関係します(一番重要な因子ではありませんが)。通常短期間で(例えば診断がついてから入院待ちの間に)急速に増大するこ
とは考えにくいですが、何ヶ月あるいは何年も無治療で放置すればしこりは大きくなり、外からに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。
含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。
手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。
初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。
して見つかるようになった状態です。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和らげるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果がなかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもあります。
放射線療法
脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。
悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。リンパ系組織とはヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう扁桃腺(へんとうせん)がんが粘膜内にとどまる早期がん(粘膜がん)では内視鏡的粘膜切除術(EMR)を年間70~80例、がんが粘膜上皮を越えて粘膜下層に入った1~3期では手術を年間80~90例、さらに進行して周囲の臓器に転移した場合では化学放射線療法を含む治療を年間約40例行う。
特に早期がんの内視鏡治療では88年にチューブを用いたEEMRチューブ法を開発した
ことで知られる。
「がんを含んだ粘膜をチューブ内に吸引して切除しやすく工夫したのが、EEMRチューブ法です。簡単にできる治療法なのでかなり普及しています。89年に本格的に開始し、これまで820~830例に治療しています。EEMRチューブ法を含む内視鏡治療の5年生存率は97.2%で全国トップです」と幕内博康教授。
治療時間は15~30分。入院期間は3日間。退院後、半年ごとに検査を行い、早期なら何度でも治療できる。現在、がんが粘膜下層の表層にあって、リンパ節転移のない場合(1b期)にもEEMRチューブ法を行う。
胸腔鏡手術数は全国トップクラス
大阪市立大学病院の第2外科では、他臓器への浸潤や遠隔転移のない胸部の食道がんに
よばれる病理学上の分類を使用して表現します。これはがんの悪性度を5段階に評価するものです。「1」が最もおとなしいがんで、「5」が最も悪いがんを意味します。前立腺がんの多くは、複数の、悪性度の異なる成分を有しているため、最も多い成分と次に多い成分を足し算してスコアー化します。これがグリーソンスコアーです。たとえば最も多い成分が「3」で次に多い成分が「4」の場合、「3」+「4」=「7」と評価されます。グリーソンスコアーの解釈ではスコアーが「6」か、それ以下は性質のおとなしいがん、「7」は前立腺がんの中で最も多いパターンで中くらいの悪性度、「8」~「10」は悪性度の高いがんと理解されます。この分類は治療法を考えるうえでとても大切です。
画像診断前立腺がんと診断された場合、病気の広がりを確認するため、(CT、身体をエックス線で断面を調べる方法)あるいは、(強い磁場の中で生ずる電磁波をコンピューターでとらえて断面像を得る方法)、骨シンチグラム(アイソトープの静注によって骨転移の有無を調べる方法)が施行されます。これらにより局所での進行の程度、リンパ節転移、あるいは骨転移の有無を確認します。
CTはリンパ節転移やがんの周辺への進展の有無を確認するために施行されます。MRIでは前立腺内でがんが存在している場所や前立腺内にがんがとどまっているか、あるいは前立腺外への進展がないか、精嚢への浸潤がないか、など特に治療として手術療法が考慮される場合には有用ななるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大の) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用も、レーザーを用いる咽頭形成手術と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋)
鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感して前立腺を描出しておき、細い針で前立腺を刺し、6ヵ所かそれ以上から組織を採取する「系統的生検」が一般的です。これは画像で異常がない場所からも前立腺がんが発見されることが多々あり、診断率を高めるためにある程度の本数が必要だからです顕微鏡検査で前立腺がんと診断された場合、前立腺がんは腫瘍の悪性度を(大阪府)
早期には内視鏡治療、進行には集学的治療を行い好成績。年間手術数70例。術後の嚥下機
能などの保持を重視した手術を行う
大阪市立総合医療センター消化器外科(大阪府)
低侵襲手術として胸腔鏡手術300例。胸部操作、腹部操作とも内視鏡下で行う。内視鏡下の術野拡大効果でより精緻な手術が可能
大学病院外科
福岡県診断から内視鏡的粘膜切除、光線力学療法、手術(内視鏡下手術を含む)、化学放射線治療、緩和医療まで、あらゆる病態に対応
食道とは、食道がんとは食道は口から入った食物や液体を胃にとどける運搬路です。食道はその大部分は胸の中にあって、長さ約25cm、幅約2cmの細い管で、食物が通過しているとき
胃がん転移
以外は、内腔はほとんど閉じた形になっています。
どうしても診断がつかない場合に行います。当院では毎週月曜日の午前中に手術場で局所麻
胃がん転移
酔下で行っています。時間は約1時間前後です。2. 3. 乳癌の特徴A他の癌との比較
乳癌といってもさまざまなケースがあり、タチの良いものも悪いものもあります。一般的に
胃がん転移
は乳癌は他の臓器の癌と比較してタチがよいとされています。その理由は、①発育進行が他の癌と比べて緩やかなことが多い、②適切な治療によって多くの場合根治可能である、③残
胃がん転移
念ながら進行している場合や再発をきたし根治が困難であっても、症状に応じた有効な治療手段があることなどがあげられます。その結果5年生存率(罹患後5年後に生存している確
胃がん転移
率)10年生存率は他癌と比べて良好です。
また乳癌は世界的な規模で研究が進んでいる癌のひとつであり、新しい薬や治療手段が開発
胃がん転移
されています。当院でもこのような治療の開発に積極的であり、つねにより有効な治療、有益な治療に取り組んでいます。
胃がん転移
B乳癌は増えているのか日本における乳癌の頻度は増加の一途をたどっており、現在1年間に約3万6千人の方が乳癌と診断されています(1999年全国調査)。罹患率は全国ででは大腸癌
胃がん転移
についで第2位、大阪で等の組織?臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を
流れるリンパ液からなります。
胃がんステージ3
組織診でがんと診断された場合には、がんの大きさやがんの拡がり具合、深さ、周辺臓器やリンパ節への転移の有無を調べるために画像検査が行われます。
超音波検査(子宮頚がんの検査)
体に超音波を発信し、組織に当たって反射してきた音波を捉えて画像を得る検査です。外来でできて患者さんの負担も少なく、放射線を浴びる心配がないなどのメリットがあります。
検査子宮頚がんの検査
連続的に撮影しコンピュータを使って 非常に鮮明な画像を得ることができます。周囲の臓器やリンパ節転移の有無を調べることができ癌の進行具合を調べるためには重要な検査になります。
検査は磁場を使っていろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影する検査です。 放射線の被曝がなく超音波検査では見分けの付きにくいがんもMRI検査で診断できる場合があります。がんの状況、近傍臓器との関係などをよく把握することができるため手術前の検査としては大変価値のある検査になります。
現時点では限られた施設にしかありませんが、細胞分裂の盛んな細胞(癌)はエネルギー(ブドウ唐)を正常細胞よりも多く消費するという性質を利用した画像検査PET(ペット)が行われるようになってきました。
検査ではまず、「フッ素18」という放射性物質を付けたブドウ糖(FDG)を静脈注射します。他の細胞と比較して異常な速さで増殖するがん細胞は多くのエネルギーを必要とし、ブドウ糖をより多く消費する性質があります。ブドウ糖はがんの部分に集まり、それだけ放射線を多く放出するので画像で濃く見えるのです。
患者さんの苦痛がないことが大きなメリットです。
血液検査
子宮頸がんの検査に使用される血液検査と基準値を示します。基準値は施設によって基準値が異なりますので詳しくは検査機関にお問合せ下さい。また、これらの数値は子宮頚がん以外の病気でも高くなることがありますので、目安としてお考え下さい。
子宮頚がんの腫瘍マーカー
抗原は食道がん、子宮頚部がん、肺がん、頭頚部がん、などの扁平上皮癌患者の血中に高頻度に検出されることが報告されており、それらの優れたマーカーとなります。
腫瘍マーカー
子宮頸がん、胃がん、大腸がんなどの消化器癌、胆道癌、膵癌、肺癌などのさまざまな臓器の癌に幅広く出現するため、その診断補助および術後?治療後の経過観察の指標として有用性が認められています。
肺の非小細胞がん、特に扁平上皮がんや腺がんで多量に産生されます。また、各種婦人科癌でも高値を示すことが報告されています。
子宮頸がん(子宮頚癌)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに子宮頸がんの治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師必要な時代になってきました。
子宮頸がん(子宮頚癌)の治療には「外科療法(手術)」と「化学療法(抗がん剤)」「放射線療法」があります。 治療法は、がんの進み具合(病期)やがんの部位、患者さんの年齢、合併症の有無などから判断されます。
子宮頚がんの治療法は子宮を摘出する手術が中心となります。しかし、異形成や上皮内に限局するがん、 早期の子宮頸がんに対しては患者さんに妊娠?出産の希望がある場合には子宮を残した治療を行うこともできるようになってきました。
子宮頚がん子宮頸癌の治療円錐切除術
子宮頚部を円錐状に切除する方法で、子宮頸癌の進行具合を調べるための検査としても行われます。切除した組織を顕微鏡を使って詳しく検査し、それ以上がんが拡がっていなければこの時点で治療は終わります。
しかし、0期またはIa1期であると考えて円錐切除術を行ったが実際にはIa2期以上だった子宮頸がんの場合には広汎子宮全摘出術が必要になります。
術後は妊娠できますが、頚部が切除されるため子宮口が広がりやすく流産の危険性が若干ですが高くなります。
子宮頚がん子宮頸癌の治療-レーザー蒸散術
皮内がんに適応となる治療法で、がんにレーザーを照射して焼き殺す治療です。
妊娠?出産への影響が少ないのが利点ですが、がんは消滅してしまうため組織をとって調べることができないため浸潤が疑わしい場合には円錐切除術を選択するのが無難といえます。
までのごく初期の子宮頸癌の場合には子宮だけを摘出する単純子宮全摘出術が行われます。閉経後の人では卵巣も一緒にとる場合もあります。開腹して行う方法(腹式)と、膣から摘出を行う方法(膣式)がありますが、腹式の方が確実性が高いため通常は腹式となりますが、上皮内がんの場合には膣式で行われることもあります。膣式は傷跡が小さく、術後の開腹も早くなるメリットがあります。
の子宮頸がんが適応になる手術で、子宮とともに周囲の組織や膣の一部などを切除します。骨盤内のリンパ節を切除することもあります。
の子宮頚がんに適応される手術です。子宮とともに膣や卵巣、卵管など周囲の組織も広い範囲で切除します。がんがリンパ節にも転移している危険性が高いので骨盤内のリンパ節の切除も同時に行います。
がんが子宮頸部ばかりでなく女性性器外に拡がっていると、子宮?膣とともに下部結腸、直腸、膀胱も切除する必要が出てきます。これを骨盤内臓全摘術といいます。術後は人工肛門や尿路を再建する回腸導管、膣を再建する造膣術などの形成手術が必要となります。
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。欧米では比較的早期の子宮頸がんに対しても放射線療法を行うことが主流になっていますが、日本ではIII~
で手術ができない場合、または再発した場合などに行われることが一般的になっています。
放射線は体外から放射線を照射する外照射と子宮内に放射線源を入れて照射する腔内照射が
あり、組み合わせて行うこともあります。また、広汎子宮全的手術や骨盤内臓全的手術など大きな手術後にがんが残っている可能性があるため放射線療法が行われることがあります。
放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要です。
あらかじめ医師に照射量(一日の量と期間)を確認しておく必要があります。
子宮頸がんが遠隔転移などのために外科療法で切除しきれない場合や、手術後にがんが再発
した場合には化学療法(抗がん剤)による治療を行います。
使用される抗がん剤としてはが一般的です。他にを組み合わせて使います。
この治療法は放射線療法と化学療法を同時に進めていく方法で、子宮頸がんに放射線療法を行う際に同時に白金製剤の抗がん剤を使うことによって治療成績がよくなるため米国ではこ
れらの療法を同時に行う放射線化学療法が推奨されています。
使用される抗がん剤としてはになります。
子宮にできる悪性腫瘍の事を総称して子宮がん(子宮癌)といい、婦人科系のがんのなかでは最も発生頻度の高いがんになります。
子宮は女性の生殖臓器であり、骨盤の中央に位置しています。子宮の出口付近(膣に近い部分)を子宮頚部、子宮の上部、袋の部分を子宮体部と呼び、それぞれの部位に生じるがんを子宮頚部癌または子宮頸がん(子宮頸癌)、子宮体部癌または子宮体がん(子宮体癌)とよび、同じ子宮がんでも区別して考えられます。
子宮頸がん(子宮頚癌)は子宮がんのうち8割程度を占めますが、最近は子宮体がんが増加傾向にあります。
子宮頚がん(子宮頸癌)は30歳代で増え始め40歳~50歳代で最も多くなります。子宮頸部は膣に近い部分にあるため直接観察したり、触ったりすることが可能であり、30歳以上の女性を対象にした子宮頚がんの集団検診が全国で行われています。そのため早期のうちに子宮頸がんが発見できるケースが大変多くなり子宮頸がんの死亡率は年々低下しています。 しかし一方で、最近は20歳代の若い女性に子宮頚がん(子宮頸癌)が増えてきており、この場合進行が早く悪性度も高いため、若いうちから子宮頸がんの検診を行う地域も徐々に増えてきています。
子宮頚がん(子宮頸癌)は扁平上皮がんと腺がんに分けられます。以前は扁平上皮がんが多かったのですが、最近は腺がんが増えてきています。
子宮頚がんの原因
子宮頸がんの発生は子宮体がんとは異なり、性交渉開始年齢が早い人、性交渉の相手が多い人、性交渉の相手が多い男性との性交渉がある人、妊娠?出産の回数が多い人に多く見られます。
最近になって、子宮頚がんが発生しているほとんどの人に、ヒトパピローマウイルスというウイルスに感染していることが分かってきました。このことからヒトパピローマウイルスが子宮頸がん(子宮頸癌)の発生原因になっていると考えられるようになってきました。感染は性行為によって発生し、それ以外での感染は極めて稀になります。
性交渉の経験がある方であればどなたでもヒトパピローマウイルスに感染する恐れがあります。ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染する可能性があるということは、子宮頸がんにかかる危険性はありますので早期発見のために定期検査をすることをお勧めいたします。
最新情報
子宮頚がんの原因とされるには約100種類ものタイプがあることが確認されています。これまでの研究で、が子宮頚がんの原因ではないかと疑われ始め、さらに子宮頚がんの組織中に特定のタイプのが多いことも分かってきました。 高危険型とされるのは16型と18型。日本では52型と58型などもがん組織から高率に見つかる傾向があり、高危険型と考えられています。
ただし、上記高危険型のウイルスに感染していても子宮頚がんとなるのは20%程度であるため定期的に検査をすることが有効であるとされています。
子宮頚がん子宮頚癌の症状
子宮頚がんでは早期にはほとんど自覚症状がありません。
子宮頸がんが進んでくると生理以外の出血(不正出血)や生理の変化(長引く、不順になる)、性交時の出血(接触出血)、黄色いおりものが出るなどの症状が出てくることが多くなります。さらにがんが進行し骨盤にまで達すると腰痛が起こることがあります。
胃がんステージ3
集団検診で「子宮がん検診」というと一般的には子宮頸がんの細胞診を指します。子宮頚部を綿棒や専用のヘラで軽くこすって細胞を採取し顕微鏡で調べる検査で、子宮頚がんにおけ
胃がんステージ3
る診断率は99%以上という信頼性です。
子宮頚がんの細胞診の検査結果は5段階(クラスI-クラスV)に分けられます。は正常を、は軽
胃がんステージ3
度ないし中等度の異形成(前がん状態)を、IIIbは高度異形成を、IVは上皮内がんを、Vは浸潤がんをそれぞれ想定してします。
胃がんステージ3
の場合にはさらに詳しく調べる組織診が行われます。
この方法は簡単で痛みもほとんどなく、大勢の人に短い時間で行えるため集団検診で行う子
胃がんステージ3
宮がん検査はこの方法だけを行うことが普通です。(つまり子宮頚がんの検査だけを行っているということです)
胃がんステージ3
組織診コルポスコープ子宮頚がんの検査
細胞診で子宮頸がんが疑われる場合には確定診断をするために組織診(コルポスコピー)を
胃がんステージ3
行います。組織診は、膣拡大鏡(コルポスコープ)で子宮頚部の粘膜の表面を観察しながら、組織を採取し、採取した組織を顕微鏡で調べることで異形成(前がん状態)や上皮内が
胃がんステージ3
ん、進行したがんであるかの区別を付けることができます。
画像検査子宮頚がんの検査
超音波検査(子宮頚がんの検査)
体に超音波を発信し、組織に当たって反射してきた音波を捉えて画像を得る検査です。外来でできて患者さんの負担も少なく、放射線を浴びる心配がないなどのメリットがあります。
検査子宮頚がんの検査
連続的に撮影しコンピュータを使って 非常に鮮明な画像を得ることができます。周囲の臓器やリンパ節転移の有無を調べることができ癌の進行具合を調べるためには重要な検査になります。
検査は磁場を使っていろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影する検査です。 放射線の被曝がなく超音波検査では見分けの付きにくいがんもMRI検査で診断できる場合があります。がんの状況、近傍臓器との関係などをよく把握することができるため手術前の検査としては大変価値のある検査になります。
現時点では限られた施設にしかありませんが、細胞分裂の盛んな細胞(癌)はエネルギー(ブドウ唐)を正常細胞よりも多く消費するという性質を利用した画像検査PET(ペット)が行われるようになってきました。
検査ではまず、「フッ素18」という放射性物質を付けたブドウ糖(FDG)を静脈注射します。他の細胞と比較して異常な速さで増殖するがん細胞は多くのエネルギーを必要とし、ブドウ糖をより多く消費する性質があります。ブドウ糖はがんの部分に集まり、それだけ放射線を多く放出するので画像で濃く見えるのです。
患者さんの苦痛がないことが大きなメリットです。
血液検査
子宮頸がんの検査に使用される血液検査と基準値を示します。基準値は施設によって基準値が異なりますので詳しくは検査機関にお問合せ下さい。また、これらの数値は子宮頚がん以外の病気でも高くなることがありますので、目安としてお考え下さい。
子宮頚がんの腫瘍マーカー
抗原は食道がん、子宮頚部がん、肺がん、頭頚部がん、などの扁平上皮癌患者の血中に高頻度に検出されることが報告されており、それらの優れたマーカーとなります。
腫瘍マーカー
子宮頸がん、胃がん、大腸がんなどの消化器癌、胆道癌、膵癌、肺癌などのさまざまな臓器の癌に幅広く出現するため、その診断補助および術後?治療後の経過観察の指標として有用性が認められています。
肺の非小細胞がん、特に扁平上皮がんや腺がんで多量に産生されます。また、各種婦人科癌でも高値を示すことが報告されています。
子宮頸がん(子宮頚癌)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに子宮頸がんの治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師必要な時代になってきました。
子宮頸がん(子宮頚癌)の治療には「外科療法(手術)」と「化学療法(抗がん剤)」「放射線療法」があります。 治療法は、がんの進み具合(病期)やがんの部位、患者さんの年齢、合併症の有無などから判断されます。
子宮頚がんの治療法は子宮を摘出する手術が中心となります。しかし、異形成や上皮内に限局するがん、 早期の子宮頸がんに対しては患者さんに妊娠?出産の希望がある場合には子宮を残した治療を行うこともできるようになってきました。
子宮頚がん子宮頸癌の治療円錐切除術
子宮頚部を円錐状に切除する方法で、子宮頸癌の進行具合を調べるための検査としても行われます。切除した組織を顕微鏡を使って詳しく検査し、それ以上がんが拡がっていなければこの時点で治療は終わります。
しかし、0期またはIa1期であると考えて円錐切除術を行ったが実際にはIa2期以上だった子宮頸がんの場合には広汎子宮全摘出術が必要になります。
術後は妊娠できますが、頚部が切除されるため子宮口が広がりやすく流産の危険性が若干ですが高くなります。
子宮頚がん子宮頸癌の治療-レーザー蒸散術
皮内がんに適応となる治療法で、がんにレーザーを照射して焼き殺す治療です。
妊娠?出産への影響が少ないのが利点ですが、がんは消滅してしまうため組織をとって調べることができないため浸潤が疑わしい場合には円錐切除術を選択するのが無難といえます。
までのごく初期の子宮頸癌の場合には子宮だけを摘出する単純子宮全摘出術が行われます。閉経後の人では卵巣も一緒にとる場合もあります。開腹して行う方法(腹式)と、膣から摘出を行う方法(膣式)がありますが、腹式の方が確実性が高いため通常は腹式となりますが、上皮内がんの場合には膣式で行われることもあります。膣式は傷跡が小さく、術後の開腹も早くなるメリットがあります。
の子宮頸がんが適応になる手術で、子宮とともに周囲の組織や膣の一部などを切除します。骨盤内のリンパ節を切除することもあります。
の子宮頚がんに適応される手術です。子宮とともに膣や卵巣、卵管など周囲の組織も広い範囲で切除します。がんがリンパ節にも転移している危険性が高いので骨盤内のリンパ節の切除も同時に行います。
がんが子宮頸部ばかりでなく女性性器外に拡がっていると、子宮?膣とともに下部結腸、直腸、膀胱も切除する必要が出てきます。これを骨盤内臓全摘術といいます。術後は人工肛門や尿路を再建する回腸導管、膣を再建する造膣術などの形成手術が必要となります。
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。欧米では比較的早期の子宮頸がんに対しても放射線療法を行うことが主流になっていますが、日本ではIII~
で手術ができない場合、または再発した場合などに行われることが一般的になっています。
放射線は体外から放射線を照射する外照射と子宮内に放射線源を入れて照射する腔内照射が
あり、組み合わせて行うこともあります。また、広汎子宮全的手術や骨盤内臓全的手術など大きな手術後にがんが残っている可能性があるため放射線療法が行われることがあります。
放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要です。
あらかじめ医師に照射量(一日の量と期間)を確認しておく必要があります。
子宮頸がんが遠隔転移などのために外科療法で切除しきれない場合や、手術後にがんが再発
した場合には化学療法(抗がん剤)による治療を行います。
使用される抗がん剤としてはが一般的です。他にを組み合わせて使います。
この治療法は放射線療法と化学療法を同時に進めていく方法で、子宮頸がんに放射線療法を行う際に同時に白金製剤の抗がん剤を使うことによって治療成績がよくなるため米国ではこ
れらの療法を同時に行う放射線化学療法が推奨されています。
使用される抗がん剤としてはになります。
子宮にできる悪性腫瘍の事を総称して子宮がん(子宮癌)といい、婦人科系のがんのなかでは最も発生頻度の高いがんになります。
子宮は女性の生殖臓器であり、骨盤の中央に位置しています。子宮の出口付近(膣に近い部分)を子宮頚部、子宮の上部、袋の部分を子宮体部と呼び、それぞれの部位に生じるがんを子宮頚部癌または子宮頸がん(子宮頸癌)、子宮体部癌または子宮体がん(子宮体癌)とよび、同じ子宮がんでも区別して考えられます。
子宮頸がん(子宮頚癌)は子宮がんのうち8割程度を占めますが、最近は子宮体がんが増加傾向にあります。
子宮頚がん(子宮頸癌)は30歳代で増え始め40歳~50歳代で最も多くなります。子宮頸部は膣に近い部分にあるため直接観察したり、触ったりすることが可能であり、30歳以上の女性を対象にした子宮頚がんの集団検診が全国で行われています。そのため早期のうちに子宮頸がんが発見できるケースが大変多くなり子宮頸がんの死亡率は年々低下しています。 しかし一方で、最近は20歳代の若い女性に子宮頚がん(子宮頸癌)が増えてきており、この場合進行が早く悪性度も高いため、若いうちから子宮頸がんの検診を行う地域も徐々に増えてきています。
子宮頚がん(子宮頸癌)は扁平上皮がんと腺がんに分けられます。以前は扁平上皮がんが多かったのですが、最近は腺がんが増えてきています。
子宮頚がんの原因
子宮頸がんの発生は子宮体がんとは異なり、性交渉開始年齢が早い人、性交渉の相手が多い人、性交渉の相手が多い男性との性交渉がある人、妊娠?出産の回数が多い人に多く見られます。
最近になって、子宮頚がんが発生しているほとんどの人に、ヒトパピローマウイルスというウイルスに感染していることが分かってきました。このことからヒトパピローマウイルスが子宮頸がん(子宮頸癌)の発生原因になっていると考えられるようになってきました。感染は性行為によって発生し、それ以外での感染は極めて稀になります。
性交渉の経験がある方であればどなたでもヒトパピローマウイルスに感染する恐れがあります。ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染する可能性があるということは、子宮頸がんにかかる危険性はありますので早期発見のために定期検査をすることをお勧めいたします。
最新情報
子宮頚がんの原因とされるには約100種類ものタイプがあることが確認されています。これまでの研究で、が子宮頚がんの原因ではないかと疑われ始め、さらに子宮頚がんの組織中に特定のタイプのが多いことも分かってきました。 高危険型とされるのは16型と18型。日本では52型と58型などもがん組織から高率に見つかる傾向があり、高危険型と考えられています。
ただし、上記高危険型のウイルスに感染していても子宮頚がんとなるのは20%程度であるため定期的に検査をすることが有効であるとされています。
子宮頚がん子宮頚癌の症状
子宮頚がんでは早期にはほとんど自覚症状がありません。
子宮頸がんが進んでくると生理以外の出血(不正出血)や生理の変化(長引く、不順になる)、性交時の出血(接触出血)、黄色いおりものが出るなどの症状が出てくることが多くなります。さらにがんが進行し骨盤にまで達すると腰痛が起こることがあります。
胃がんステージ3
集団検診で「子宮がん検診」というと一般的には子宮頸がんの細胞診を指します。子宮頚部を綿棒や専用のヘラで軽くこすって細胞を採取し顕微鏡で調べる検査で、子宮頚がんにおけ
胃がんステージ3
る診断率は99%以上という信頼性です。
子宮頚がんの細胞診の検査結果は5段階(クラスI-クラスV)に分けられます。は正常を、は軽
胃がんステージ3
度ないし中等度の異形成(前がん状態)を、IIIbは高度異形成を、IVは上皮内がんを、Vは浸潤がんをそれぞれ想定してします。
胃がんステージ3
の場合にはさらに詳しく調べる組織診が行われます。
この方法は簡単で痛みもほとんどなく、大勢の人に短い時間で行えるため集団検診で行う子
胃がんステージ3
宮がん検査はこの方法だけを行うことが普通です。(つまり子宮頚がんの検査だけを行っているということです)
胃がんステージ3
組織診コルポスコープ子宮頚がんの検査
細胞診で子宮頸がんが疑われる場合には確定診断をするために組織診(コルポスコピー)を
胃がんステージ3
行います。組織診は、膣拡大鏡(コルポスコープ)で子宮頚部の粘膜の表面を観察しながら、組織を採取し、採取した組織を顕微鏡で調べることで異形成(前がん状態)や上皮内が
胃がんステージ3
ん、進行したがんであるかの区別を付けることができます。
画像検査子宮頚がんの検査
胃がん原因
このHPV型測定は、保険適応なく、で行っております。また、型はわかりませんが、ハイリスク群のみの測定は、。 第四回 人工妊娠中絶術 妊娠3ヵ月(妊娠11週6日)までは、通常、静脈麻酔下で日帰り手術を行っております。朝手術し、お昼過ぎに帰れます。手術は、吸引法による子宮内容除去です。その手術の前に、まだ子供を産んだことがない人は、子宮頚管(子宮の出口、子宮口)が硬く開きずらいので、前日の夕方子宮頚管にラミセル(硫酸マグネシウムを含む高分子材料。スポンジを圧縮したような棒)を入れます。その日は帰ってもらって、次の日の朝手術します。手術の時は、頚管は柔らかくなり拡張しやすくなっています。子供を産んだことがある人は、頚管の状態で、入れないこともあります。この前処置は、子宮頚管を3mmぐらい開く必要があるため、痛みを伴います。しかし、この処置のおかげで、子宮頚管は開くやすくなり、手術が安全に行えます。妊娠4ヵ月(妊娠12週)以上は、日帰りの手術は難しくなり、入院して子宮口を開いてから、陣痛をつけて分娩の形をとります。ですから、2-3日の入院が必要となり、金銭的にも精神的にも大変です。本院では、この12週を超える中絶は行っておりません。その時は、分娩をお願いしている病院へ紹介します。 第三回 低容量ピル 避妊目的に造られ、なるたけホルモン量を減らし、副作用を少なくしたのが、低容量ピルです。この低容量ピルは、主な目的は避妊ですが、それ以外にも生理痛(月経困難症)の軽減と生理量の減少に効果があります。また、子宮内膜症の悪化、再発防止や自覚症状の改善に使われます。最近は、この使い方が増えてきました。子宮内膜症は、手術しても一時的には、改善しても、すぐ再発することが多く、手術後や、内膜症の保存治療後に低容量ピルを使います。 低容量ピルの作用メカニズム低容量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの合剤です。外から投与すると、視床下部のホルモンが出てるよと命令がきます。そうすると下垂体から卵巣にホルモン刺激がなくなり、卵巣は、排卵も起きず、ホルモンも分泌せずに、お休みします。子宮は、卵巣からホルモンが出ないため、外から投与された低容量ピルのホルモンでコントロ-ルされます。このホルモンの作用で子宮内膜は、あまり増殖せず、その結果出血量は少なくなり、少なくなれば、子宮はそれほど収縮しなくてすみますから、生理痛が減ります。この子宮内膜が増殖しないことが、子宮内膜症にいいわけです。子宮内膜症は、異所性にある子宮内膜が増殖する病気ですから。 現在低容量ピルは、ホルモンの種類で3種類あります。卵胞ホルモンはすべて同じで、黄体ホルモンの違いです。 また、ホルモン量が一定のと三相性のとがあります。 あと21錠と28錠のタイプがあり、、ダミ-が7錠あります。、1週間休薬します。 人により、どれにするか相談します。こっち。に生理が来てほしくない人はこれ。生理調整が楽なのは、これ。というように。 また、低容量ピルは生理の調節がとっても楽です。早くするのも、遅らせるもの。低容量ピルを何錠飲むかで決めれます。 低容量ピルの副作用クラミジアや淋病の予防はできません。あたりまえですね。低容量ピルを飲むと、吐き気や嘔吐、乳房の痛みやむくみがでることがあります。このような症状は一時的なことが多く飲み続けるとしだいになくなってきます。また、食直後に飲む方が、吐き気は比較的おきません。血栓症が一番の問題です。心臓の血管につまれば、心筋梗塞ですし、頭では、脳梗塞です。しかし、その頻度は、あまり高くありません。また、肝臓で分解されるため、肝障害がありますが、低容量ピルでは、あまり起こりません。そして、低容量ピルで避妊ができるため、いろんな人と性交すれば、低容量ピルのためではなく、HPV(パピロ-マ ウイルス)の感染で子宮頸ガンが増えることがありますが、そんなことをしなければ、子宮頸ガンは増えません 35才以上で、ヘビ-スモ-カ-(15本以上)の人は、血栓症の確率が、17倍ぐらい増えます。低容量ピルの服用をやめれば、いつでも妊娠可能な状態にもどります。結構、魅力的な薬ですよね。 第二回 最近多いおりものが臭いやつ 細菌性膣症について 正常な膣内の環境は、膣にいるという細菌により、酸性の状態にし、他の細菌の侵入を防いでいます。何らかの原因でこれが破綻し、複数の細菌に置き換わった状態が細菌性膣症です。な生臭い悪臭があるおりものがある時もあります。しかし、さらっとした帯下のためには放置されています。なぜ膣炎でなく膣症かというと、膣の中は、真っ赤っかにもならず、はっきりとした炎症所見がないためです。 性交との関連は大きく、性交で膣内がアルカリ化が起こり、悪化します。精液が強アルカリのため、性交時は、骨盤内感染症や妊婦さんは、流早産の原因になります。治療は、抗生剤の膣錠や抗菌剤の内服で治ります。 第一回 最近とても多い性行為感染症(性病) トラコマチスは、約20年前のベトナム戦争ごろに流行し、日本に上陸した病原菌です。ベトナムなどのジャングルにすむ鳥の口中から発見されたとされています。クラミジアは、0.3ミクロン程度の大きさで、細菌とウイルスとの中間的な病原体(細菌の一種)です。クラミジアは現在3種類ありますが、性行為感染症の原因として問題になるのは、クラミジア?トラコマチスという種類です。 子宮頚がん3a 世界的中耳は、鼓膜の奥の部分で、鼓室?耳小骨?耳管からなります。鼓室には耳小骨(鼓膜から順に、ツチ骨?キヌタ骨?アブミ骨)があり、鼓膜とつながっています。鼓膜の振動は、耳小骨を介して内耳の中にある蝸牛に伝えられます。また、中耳は、耳管で鼻の奥(上咽頭)につながっています。
内耳は、蝸牛と前庭(三半規管と耳石器官)に分けられます。
蝸牛はカタツムリ形状をしていて、聴覚を司る器官です。蝸牛内はリンパ液で満たされていて、耳小骨の振動によってリンパ液が揺れ、それが有毛細胞を介して電気信号となり、蝸牛神経を通って大脳へ伝えられます。人はこうして音を感知します。
前庭にある三半規管と耳石器官は平衡感覚を司ります。三半規管は回転運動を、耳石器官にある卵形嚢?球形嚢は直線運動?重力?遠心力を感知します。
舌の仕組みと働き
舌は、口腔内の下側(口腔底)にある筋肉でできた突起物です。尖端部を舌尖、後方部を舌根、舌尖と舌根の間を舌体と呼びます。します。脳の中には、まず、神経細胞がありますが、分裂能を持たない細胞のため腫瘍が生じることは稀です。一方、神経細胞と神経細胞の間に膠(にかわ)のように存在する、神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)は、様々な刺激によって分裂する能力を持つこと、また数が多いことから、高頻度に腫瘍を形成します。神経膠細胞から生じる一群の腫瘍を神経膠腫(グリオーマ)と呼びます。グリオーマには、星状神経膠細胞、乏突起神経膠細胞などの種類があり、それぞれ異なった性質の腫瘍が発生します。また、それぞれのグリオーマの悪性度によってもグレード1から4まで(高いほど悪性)分類されるため、グリオーマ一つをとっても、実に様々な病理診断が下されることになります。病理診断は手術によって摘出した腫瘍組織を薄い切片にして、様々な染色法を加えて病理専門医が決定します。治療はこの病理診断に基づいて成されるため極めて重要です。
小脳には胎生期の未分化な神経上皮細胞、すなわち神経細胞と神経膠細胞に分かれる前の細胞が存在し、その細胞からは髄芽腫(ずいがしゅ)が発生します。一方、松果体部や神経-下垂体部には、非常に未熟な胚細胞(はいさいぼう)が存在し、それから胚細胞腫が発生します。胚細胞腫には様々な種類の腫瘍が含まれており治療に対する反応も異なります。下垂体の周囲には、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)というような腫瘍も発生します。グリオーマ、髄芽腫、胚細胞腫に関してはそれぞれ先生、先生、先生からお話があります。
脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。
グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。
こどもに多い脳腫瘍 小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。
5. 脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。
(1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。
(2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。
(3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中にはでは思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉から分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ます。
水頭症 頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大します(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。
脳は髄液に浮かぶように存在します。脳の中には髄液に満たされた複雑な形をした脳室が存在します。脳室系は側脳室、第3脳室、第4脳室の異なった部屋に別れており、側脳室内に存在する脈絡叢という組織で作られた髄液はモンロー孔という狭い穴を通って第3脳室に移行し、次に中脳水道という最も狭い管状の構造を経て第4脳室に移行した後、脳室から出て脳表のくも膜下腔で吸収されます(図8)。成人では脳室内の髄液量は150ml、1日の産生量500ml 近くになるとされます。モンロー孔や中脳水道などの狭い部位の近くに腫瘍が発生すると、容易に髄液の流れがせき止められて、上流に髄液が貯溜するため水頭症が発生します。
水頭症の治療は、髄液の流れを止めている腫瘍を取り除く手術、貯まった髄液をお腹の中に導いて吸収させる脳室?腹腔短絡術(のうしつーふくくうたんらくじゅつ、シャント手術)、あるいは、第3脳室の底に内視鏡で穴を空けて髄液が脳表に直接流れるようにする手術があります。それぞれに一長一短があり、個々の条件に最も適した方法を選択します。
脳腫瘍の診断法 診断には症状から診断する臨床診断、様々な機器を用いる画像診断、腫瘍組織による病理診断という段階があります。画像診断で最も重要なものはMRIとCTスキャンです。MRIの最大の利点は、脳を切る断面を自由に選べること、また、撮影条件を変えることにより、腫瘍の性質や脳との関係を明らかにすることが出来る点にあります(図9)。また、MR血管撮影を行うことにより、苦痛を伴う脳血管撮影を減らすことが可能になりました。しかし、撮影に時間がかかることから、小児ではかなり強い鎮静が必要であるという問題があります。
脳血管撮影は、腫瘍を栄養する血管を明らかにすることにより、手術を行う上での重要な情報を得ることが出来ます(図10)。腫瘍の種類によっては必要となります。私どもの施設では、観血的検査である脳血管撮影は必要な場合のみに全身麻酔下で行なっています。
病理診断は、専門家以外の目に触れることはほとんどありませんが、脳腫瘍の治療において極めて重要な位置を占めます(図11)。手術中に採取した組織を凍らせて診断する、術中迅速診断と、永久標本を作製した後に、時間をかけて診断する方法の2種類有ります。外科医は、術中迅速診断に基づいて腫瘍の摘出範囲を決定しますし、最終診断を待って化学療法や放射線照射の要否を決定します。病理専門医は、集学的治療チームの中で極めて重要 がんについて正常な細胞は一定の規律をもって成長し、死んでいきます。ところががん細胞は異常で、分裂をいつまでも続け、まったく無秩序にどんどん増え続けます。 がんは、遺伝子に傷がついて起こる病気であるということがわかってきました。正常な細胞には増殖をコントロールする遺伝子があって、無制限に増殖しないようにブレーキをかけるのですが、何らかの原因で遺伝子に傷がついて、細胞の増殖をコントロールできなくなると、細胞は無秩序に増え続けるようになります。これががん細胞の特徴です。 がんは、体のさまざまな臓器や組織に発生します。がんの多くはかたまりをつくって大きくなっていきますが、造血器がん(血液がん)のようにかたまりをつくらないものもあります。体のどこかにがんが発生して、それが周囲にしみ出るように広がる「浸潤(しんじゅん))や、体のあちこちに飛び火する「転転移していると治癒は困難といえます。③ ガンの悪性度は高いか? 悪性度が高いガンに対しては一般に積極的な治療を試みます。しかし、治療にほとんど反応しない例もあり、ガンの種類や病期によってははじめから緩和ケアを勧められることもあります。④ 最適な治療法は何か? 治療効果が他の治療法より高い、あるいは治療効果は同等で副作用はより小さいことが大規模な臨床試験で確かめられた治療法を「標準治療」といいます。標準治療はその時点ではもっとも適切な治療の選択肢といえます。しかし、標準治療が確立されているガンはそれほど多くはありません。標準治療を行わない場合、治療にはほかにどんな選択肢があるかをたずねることが重要です。⑤ 治療によって完治するか、またはどのくらい延命できるか(治療しない場合はどうなるか)?⑥治療のリスクは何か。副作用や後遺症はあるか。その治療を行った後、再発する確率はどのくらいか?医者にかかるときの10カ条①伝えたいことはメモにして用意します②対話はあいさつから始めます③医師とのよりよい関係づくりはあなたにも責任があります④自覚症状と病歴はあなたが伝えるべき大切な情報です⑤これからの治療や生活の見通しを聞きます⑥その後の変化を医師に伝える努力をします⑦大切なことはメモをとって確認します⑧理解?納得できないときは何度も質問します⑨最新医療にも不確実や限界があることを理解します⑩治療方法を決めるのはあなた自身です 医師や病院とのつき合い方についての疑問治療法の選択は患者が冷静になってからガンの診断が下されてからしばらくの間、多くの患者は精神的に不安定な状態が続きます。しかし他方で、医師からはどんな治療を受けるか早いうちに決めるよう勧められます。このようなときはあせらず、医師から治療法を示されても即答は避けることが大切です。それによる治療の遅れが気になるなら、自分のガンがどのくらいの速度で広がるか、治療の開始をどのくらい遅らせることができるのかについて医師にたずねてみましょう。患者が少し冷静になってから治療法の利点や問題点について考え、家族や友人とも相談するとしだいに思考が整理されます。それぞれの治療法については、以下の点を医師に確認したり自分で調べたりすると、患者自身の状況が見えてくるはずです。①再発の危険はどのくらいか。②治療による生命の危険はあるか。手術中に問題が生じたときに医師はどう対処するのか③治療中の副作用は何か。副作用が強いときは変更するのか。④治療後にどんな後遺症が残り、それはどのくらいの期間続くか。⑤臓器を切断したときの再建法や補助器具はあるか。それによって生活はどう変わるか。⑥入院期間や治療開始から社会復帰までの時間はどれくらいか。⑦治療費はどのくらいかかるか。 現在では、治療には「インフォームド?コンセント」すなわち医師による適切な説明とそれに基づく患者の同意が必要とする考えが一般的になっています。医師もこの考えに立って治療を行うよう心がけています。とこらが現実には、医師側の一方的な説明に終わり、患者は十分に理解せずに同意していることが少なくありません。その理由は、患者がガンの告知直後の思考力がはたらかない状態で説明を受けた、専門用語が多く医師の話をよく理解できなかった、ガン治療についてよく知らないために治療の全体像を把握できなかった、医師にすべて任せても大丈夫だと思った、などがしばしば見られます。つまり、患者が納得してうえで治療を受けるには、患者側にも多少の努力が必要なのです。まず、医師の説明を受ける前にいくつかの専門用語を知っておくと、内容
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を理解しやすくなります。たどえば、腫瘍、浸潤、病期、原発、限局、遠隔転移、悪性度、寛解などです。また自分のガンについての通常の治療法を知っておくと医師の話についてい
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きやすくなり、疑問点を質問できるようになります。医師の説明を聞く際には、メモを取ったり録音したりするとよいでしょう。録音は医療訴訟につながるとしていやがる病院や医師
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もあるので、治療についての理解が目的であることを話し、了解をとってから行います。こうして医師の説明を受けた後も、その場であわてて医師の求める書類にサインせず、少し時
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間をおいて考えたり調べたりし、家族や友人とも相談して自分の診断を下すようにすべきでしょう。 自分の望む治療を受けるにはどうすればいいのか? 医師が患者側に提示する治療
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法ガンと診断されたときには、その患者や家族は、「どんな治療を受ければよいのか」と悩むようになります。完治する率が高く、後遺症や副作用が小さくてあまり生活の質が下がら
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ない治療法があれば、もちろんそれが最善の方法といえます。しかし、早期のガンならそれもあり得るものの、ガンが進行すると、完治と生活の質のどちらも期待することは難しくな
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ります。そこで患者は、自分が何を優先したいかを考えながら治療法を選ぼうとするようになります。ところが一方で、医師側は必ずしも患者にすべての治療法を示すわけではありま
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せん。普通は、その治療に必要な設備や人材が病院にそろっている手法や、その医師が得意とする治療法だけ
内耳は、蝸牛と前庭(三半規管と耳石器官)に分けられます。
蝸牛はカタツムリ形状をしていて、聴覚を司る器官です。蝸牛内はリンパ液で満たされていて、耳小骨の振動によってリンパ液が揺れ、それが有毛細胞を介して電気信号となり、蝸牛神経を通って大脳へ伝えられます。人はこうして音を感知します。
前庭にある三半規管と耳石器官は平衡感覚を司ります。三半規管は回転運動を、耳石器官にある卵形嚢?球形嚢は直線運動?重力?遠心力を感知します。
舌の仕組みと働き
舌は、口腔内の下側(口腔底)にある筋肉でできた突起物です。尖端部を舌尖、後方部を舌根、舌尖と舌根の間を舌体と呼びます。します。脳の中には、まず、神経細胞がありますが、分裂能を持たない細胞のため腫瘍が生じることは稀です。一方、神経細胞と神経細胞の間に膠(にかわ)のように存在する、神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)は、様々な刺激によって分裂する能力を持つこと、また数が多いことから、高頻度に腫瘍を形成します。神経膠細胞から生じる一群の腫瘍を神経膠腫(グリオーマ)と呼びます。グリオーマには、星状神経膠細胞、乏突起神経膠細胞などの種類があり、それぞれ異なった性質の腫瘍が発生します。また、それぞれのグリオーマの悪性度によってもグレード1から4まで(高いほど悪性)分類されるため、グリオーマ一つをとっても、実に様々な病理診断が下されることになります。病理診断は手術によって摘出した腫瘍組織を薄い切片にして、様々な染色法を加えて病理専門医が決定します。治療はこの病理診断に基づいて成されるため極めて重要です。
小脳には胎生期の未分化な神経上皮細胞、すなわち神経細胞と神経膠細胞に分かれる前の細胞が存在し、その細胞からは髄芽腫(ずいがしゅ)が発生します。一方、松果体部や神経-下垂体部には、非常に未熟な胚細胞(はいさいぼう)が存在し、それから胚細胞腫が発生します。胚細胞腫には様々な種類の腫瘍が含まれており治療に対する反応も異なります。下垂体の周囲には、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)というような腫瘍も発生します。グリオーマ、髄芽腫、胚細胞腫に関してはそれぞれ先生、先生、先生からお話があります。
脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。
グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。
こどもに多い脳腫瘍 小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。
5. 脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。
(1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。
(2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。
(3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中にはでは思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉から分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ます。
水頭症 頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大します(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。
脳は髄液に浮かぶように存在します。脳の中には髄液に満たされた複雑な形をした脳室が存在します。脳室系は側脳室、第3脳室、第4脳室の異なった部屋に別れており、側脳室内に存在する脈絡叢という組織で作られた髄液はモンロー孔という狭い穴を通って第3脳室に移行し、次に中脳水道という最も狭い管状の構造を経て第4脳室に移行した後、脳室から出て脳表のくも膜下腔で吸収されます(図8)。成人では脳室内の髄液量は150ml、1日の産生量500ml 近くになるとされます。モンロー孔や中脳水道などの狭い部位の近くに腫瘍が発生すると、容易に髄液の流れがせき止められて、上流に髄液が貯溜するため水頭症が発生します。
水頭症の治療は、髄液の流れを止めている腫瘍を取り除く手術、貯まった髄液をお腹の中に導いて吸収させる脳室?腹腔短絡術(のうしつーふくくうたんらくじゅつ、シャント手術)、あるいは、第3脳室の底に内視鏡で穴を空けて髄液が脳表に直接流れるようにする手術があります。それぞれに一長一短があり、個々の条件に最も適した方法を選択します。
脳腫瘍の診断法 診断には症状から診断する臨床診断、様々な機器を用いる画像診断、腫瘍組織による病理診断という段階があります。画像診断で最も重要なものはMRIとCTスキャンです。MRIの最大の利点は、脳を切る断面を自由に選べること、また、撮影条件を変えることにより、腫瘍の性質や脳との関係を明らかにすることが出来る点にあります(図9)。また、MR血管撮影を行うことにより、苦痛を伴う脳血管撮影を減らすことが可能になりました。しかし、撮影に時間がかかることから、小児ではかなり強い鎮静が必要であるという問題があります。
脳血管撮影は、腫瘍を栄養する血管を明らかにすることにより、手術を行う上での重要な情報を得ることが出来ます(図10)。腫瘍の種類によっては必要となります。私どもの施設では、観血的検査である脳血管撮影は必要な場合のみに全身麻酔下で行なっています。
病理診断は、専門家以外の目に触れることはほとんどありませんが、脳腫瘍の治療において極めて重要な位置を占めます(図11)。手術中に採取した組織を凍らせて診断する、術中迅速診断と、永久標本を作製した後に、時間をかけて診断する方法の2種類有ります。外科医は、術中迅速診断に基づいて腫瘍の摘出範囲を決定しますし、最終診断を待って化学療法や放射線照射の要否を決定します。病理専門医は、集学的治療チームの中で極めて重要 がんについて正常な細胞は一定の規律をもって成長し、死んでいきます。ところががん細胞は異常で、分裂をいつまでも続け、まったく無秩序にどんどん増え続けます。 がんは、遺伝子に傷がついて起こる病気であるということがわかってきました。正常な細胞には増殖をコントロールする遺伝子があって、無制限に増殖しないようにブレーキをかけるのですが、何らかの原因で遺伝子に傷がついて、細胞の増殖をコントロールできなくなると、細胞は無秩序に増え続けるようになります。これががん細胞の特徴です。 がんは、体のさまざまな臓器や組織に発生します。がんの多くはかたまりをつくって大きくなっていきますが、造血器がん(血液がん)のようにかたまりをつくらないものもあります。体のどこかにがんが発生して、それが周囲にしみ出るように広がる「浸潤(しんじゅん))や、体のあちこちに飛び火する「転転移していると治癒は困難といえます。③ ガンの悪性度は高いか? 悪性度が高いガンに対しては一般に積極的な治療を試みます。しかし、治療にほとんど反応しない例もあり、ガンの種類や病期によってははじめから緩和ケアを勧められることもあります。④ 最適な治療法は何か? 治療効果が他の治療法より高い、あるいは治療効果は同等で副作用はより小さいことが大規模な臨床試験で確かめられた治療法を「標準治療」といいます。標準治療はその時点ではもっとも適切な治療の選択肢といえます。しかし、標準治療が確立されているガンはそれほど多くはありません。標準治療を行わない場合、治療にはほかにどんな選択肢があるかをたずねることが重要です。⑤ 治療によって完治するか、またはどのくらい延命できるか(治療しない場合はどうなるか)?⑥治療のリスクは何か。副作用や後遺症はあるか。その治療を行った後、再発する確率はどのくらいか?医者にかかるときの10カ条①伝えたいことはメモにして用意します②対話はあいさつから始めます③医師とのよりよい関係づくりはあなたにも責任があります④自覚症状と病歴はあなたが伝えるべき大切な情報です⑤これからの治療や生活の見通しを聞きます⑥その後の変化を医師に伝える努力をします⑦大切なことはメモをとって確認します⑧理解?納得できないときは何度も質問します⑨最新医療にも不確実や限界があることを理解します⑩治療方法を決めるのはあなた自身です 医師や病院とのつき合い方についての疑問治療法の選択は患者が冷静になってからガンの診断が下されてからしばらくの間、多くの患者は精神的に不安定な状態が続きます。しかし他方で、医師からはどんな治療を受けるか早いうちに決めるよう勧められます。このようなときはあせらず、医師から治療法を示されても即答は避けることが大切です。それによる治療の遅れが気になるなら、自分のガンがどのくらいの速度で広がるか、治療の開始をどのくらい遅らせることができるのかについて医師にたずねてみましょう。患者が少し冷静になってから治療法の利点や問題点について考え、家族や友人とも相談するとしだいに思考が整理されます。それぞれの治療法については、以下の点を医師に確認したり自分で調べたりすると、患者自身の状況が見えてくるはずです。①再発の危険はどのくらいか。②治療による生命の危険はあるか。手術中に問題が生じたときに医師はどう対処するのか③治療中の副作用は何か。副作用が強いときは変更するのか。④治療後にどんな後遺症が残り、それはどのくらいの期間続くか。⑤臓器を切断したときの再建法や補助器具はあるか。それによって生活はどう変わるか。⑥入院期間や治療開始から社会復帰までの時間はどれくらいか。⑦治療費はどのくらいかかるか。 現在では、治療には「インフォームド?コンセント」すなわち医師による適切な説明とそれに基づく患者の同意が必要とする考えが一般的になっています。医師もこの考えに立って治療を行うよう心がけています。とこらが現実には、医師側の一方的な説明に終わり、患者は十分に理解せずに同意していることが少なくありません。その理由は、患者がガンの告知直後の思考力がはたらかない状態で説明を受けた、専門用語が多く医師の話をよく理解できなかった、ガン治療についてよく知らないために治療の全体像を把握できなかった、医師にすべて任せても大丈夫だと思った、などがしばしば見られます。つまり、患者が納得してうえで治療を受けるには、患者側にも多少の努力が必要なのです。まず、医師の説明を受ける前にいくつかの専門用語を知っておくと、内容
胃がん原因
を理解しやすくなります。たどえば、腫瘍、浸潤、病期、原発、限局、遠隔転移、悪性度、寛解などです。また自分のガンについての通常の治療法を知っておくと医師の話についてい
胃がん原因
きやすくなり、疑問点を質問できるようになります。医師の説明を聞く際には、メモを取ったり録音したりするとよいでしょう。録音は医療訴訟につながるとしていやがる病院や医師
胃がん原因
もあるので、治療についての理解が目的であることを話し、了解をとってから行います。こうして医師の説明を受けた後も、その場であわてて医師の求める書類にサインせず、少し時
胃がん原因
間をおいて考えたり調べたりし、家族や友人とも相談して自分の診断を下すようにすべきでしょう。 自分の望む治療を受けるにはどうすればいいのか? 医師が患者側に提示する治療
胃がん原因
法ガンと診断されたときには、その患者や家族は、「どんな治療を受ければよいのか」と悩むようになります。完治する率が高く、後遺症や副作用が小さくてあまり生活の質が下がら
胃がん原因
ない治療法があれば、もちろんそれが最善の方法といえます。しかし、早期のガンならそれもあり得るものの、ガンが進行すると、完治と生活の質のどちらも期待することは難しくな
胃がん原因
ります。そこで患者は、自分が何を優先したいかを考えながら治療法を選ぼうとするようになります。ところが一方で、医師側は必ずしも患者にすべての治療法を示すわけではありま
胃がん原因
せん。普通は、その治療に必要な設備や人材が病院にそろっている手法や、その医師が得意とする治療法だけ
スキルス胃がん闘病記
されている時間は数分です。 (5)治療の期間通常月~金曜日までの週5日が治療日で土曜日、日曜日、祝日が休みです。何週かにわたって治療します。場合によっては週3日や週4日治療することもあります。どのくらいの回数を治療するかは、治療の目的、全身状態などにより異なります。1回や1週(数回)で終わることもあれば、2ヶ月もかかることもあります。 1日に2~3回に分けて治療する多分割照射を行うことがあります。(6)通院での治療通院で治療できることが多く、国立がんセンター中央病院ではおおよそ2/3の方が通院で治療しています。入院して治療しているのは手術直後であったり、抗がん剤治療をあわせて行っていたりしているためで、放射線の副作用のために入院しなければならない方は少数です。今までどおり仕事を続けながら、治療をしている方もいます。(7)治療期間中の診察 週に1~2回は放射線治療医の診察があります。治療効果や、副作用がどの程度であるかを把握することが目的で、治療開始時に決めた予定のとおりに治療を進めるかどうかを判断します。
副作用に対しては薬を出すこともあります。必要に応じてX線検査、血液検査が行われす。
ホルモン療法とはある種のがんでは、がん細胞の発育にホルモンを必要とします。そのため、特定のホルモンを分泌している部分を手術で取り除いたり、経口や注射によって
そのホルモンと反対の作用をするホルモンを投与して、がん細胞の発育を阻止する治療法が行われます。この治療法をホルモン療法(内分泌療法)といい、がん細胞を殺すのではなく、がんの発育を阻止してコントロールするのが特徴
です。ホルモン療法は長期間の治療になり、薬物有害反応は示すようなものがあります。治療の対象となる主ながんは、乳がん、子宮体部がん、前立腺がん、甲状腺がん、腎がん等です。小細胞肺がんと比較すると効果は低いのですが、シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、以前よりよい治療成績が得られています。外科療法や放射線療法等の局所療法とは異なり、化学療法は抗がん剤による全身治療法なので、がんが転移するなど進行した場合では化学療法が治療の主体となります。現在、広く使用されている抗がん剤には、シスプラチン、カルボプラチン等の白金製剤を軸に、酒石酸ビノレルビン、塩酸イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、塩酸ゲムシタビン等を組み合わせる2剤併用療法が主流です。副作用や効果を考慮して、組み合わせを替えたりします。延命効果はまだ不十分なので、QOLを十分に考慮して治療を行う必要があります。最近は、分子標的治療薬であるゲフィチニブも使用されるようになりましたが、従来の抗がん剤との組み合わせ方はまだ研究段階です。薬物療法が比較的よく効くがんです。乳がんの薬物療法には、ホルモン剤、抗がん剤、抗体療法があります。ホルモン療法や抗がん剤は、手術後に用いたときの再発予防効果、再発?転移したがんでの延命効果が証明されています。ホルモン療法は、女性ホルモンの受容体を発現しているがんが対象となります。化学療法としてはアドリアマイシン、シクロホスファミド、パクリタキセル、ドセタキセルなどの注射薬等のほか、フッ化ピリミジン系の内服の抗がん剤(カペシタビンなど)が用いられます。HER2タンパクが過剰に発現している再発?転移性乳がんでは、抗体療法(トラスツズマブ)による延命効果が確認されています。最近では、しこりの大きい乳がんを対象として、手術の前に抗がん剤甲状腺はの有無を調べる穿刺吸引細胞診は信頼性も高く、組織型の推定にも有力な情報を提供してくれます。また、目的に応じて甲状腺シンチグラフィ、MRI検査などもおこなわれます。
また、髄様がんでは血中のカルシトニンやCEAといった検査値が高くなりますので、診断は容易です。また、髄様がんでは遺伝性のことがあるので、その家族の方で無症状の髄様がんが発見されることがあり、髄様がんの遺子診断も技術的に可能になってきています。
6.甲状腺がんの治療甲状腺がんの手術
乳頭がん濾胞がん、髄様がんはすべて手術の対象となります。病変の広がりにより甲状腺を全部取る(甲状腺全摘術)、大部分取る(甲状腺亜を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状
乳がんでは、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しています。そこで、女性ホルモンの主な供給源である卵巣を取り除く手術を行います。薬剤を用いる方法では、女性ホルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射によって投与します。ほとんどが子宮内膜がんで、メドロキシプロゲステロンアセテートなどのホルモン剤と抗がん剤を併用して治療します。初期や再発したがんに用います。特に初期のがんでは、高い効果が認められています。 前立腺はがん化しても、男性ホルモンに強く支配されています。男性ホルモンの供給源である睾丸(精巣)を取り除く手術を行う治療法もありますが、高齢者などでさまざまな合併症がある場合には、化学療法あるいはホルモン療法が主な治療の手段となります。睾丸からのテストステロンの分泌を抑える薬剤や、男性ホルモンの働きを抑える抗男性ホルモン剤、男性ホルモンと拮抗する女性ホルモン(エストロゲン)剤等を投与し、抗男性ホルモン剤については新しい薬が検討されています。これらの治療の薬物有害反応としてインポテンツになったり、乳房が女性のように黒ずんで大きくなったり、痛んだりすることがあります。さらに、女性ホルモン剤は心臓や血管にも影響を与えます。 ホルモン療法であまり効果がみられないケースや、最初は有効でも期間がたつと効果がなくなってくる場合が10%くらいあります。このような場合には抗がん剤による化学療法が行われますが、最初からホルモン療法との併用が行われることもあります。 13.がんの痛みに対する薬物療法がんがおそろしい病気と考えられてきた理由の1つに、がん性疼痛と呼ばれる強い痛みに長い間苦しみながら死ぬのだと思われていることがあげられるでしょう。実際、がんの痛みをとる治療は、今まで積極的に行われてはいませんでした。がんの進行とともに痛みが起こることは多くなりますが、痛みを経験するのは70%の方です。末期になっても、30%の方には痛みは起こりません。現在では、痛みに関する医療技術が開発され、がんの疼痛はコントロールできるようになってきました。 がんの痛みには鎮痛薬が最も有効です。危険な作用や薬物依存のイメージで敬遠されていたモルヒネは、安全に使う方法が開発され、痛みの除去に最も有効な薬であると、国際的に重要性が認められています。 放射線は手術、抗がん剤とともにがんの治療の中で重要な役割を果たしています。放射線は手術と同じく、がんとその周辺のみを治療する局所治療です。手術と異なるところすることが可能な治療です。4.放射線治療の方法放射線治療の方法には身体の外から放射線を照射する外部照射法と、放射線源を直接身体の組織や、食道、子宮といった腔に挿入して治療する密封小線源治療があります。どちらかひとつの放射線治療をすることもあれば、外部照射法と密封小線源治療を組み合わせて治療することもあります。最も多く行われている方法は外部照射法のみで行われる治療です。 非密封の放射性同位元素による治療についても簡単に記載します。 1)外部照射法外部照射法に使われている治療機器には、放射線源であるコバルトを使う治療装置や、電子を加速してX線、電子線をとり出すリニアック、マイクロトロン、ベータトロンがあります。これらは高エネルギー治療装置といわれ、1960年代以降に普及してきました。それ以前は低いエネルギーのX線治療装置が主流でした。しかし、この治療装置では、身体の深いところにあるがんよりは表面の皮膚に高い線量となってしまい、がん病巣に対する線量が不十分なため、がんの治りが悪く、しかも強い皮膚炎が生じてしまいました。皮膚に潰瘍やケロイドができたりといった副作用が強く、しかも効果があまりないという放射線治療のイメージはこの時代につくられたものと思います。 外部照射は以下のような手順で行われます。(1)固定具の準備頭頸部領域などのがんを治療する場合には、シェルと呼ばれる固定具をつくることがあります。治療は何回にも分けてしますから、毎回同じ体位で治療するために使用します。毎回同じ体位で治療することは非常に大事なことで、治療成績にも影響してきます。乳がん温存療法での放射線治療でも、毎回同じように上腕を上げるために特製の腕置きを使うことがあります。(2)治療計画放射線をどの部位に、どの方向から、どのくらいの量を何回に分けて治療するのかという治療計画をします。シュミレーター
と呼ばれるX線透視装置やCTを使って治療部位を決め、がんに十分な放射線量があたり、がんの周囲の正常組織にあまりあたらないように放射線照射の方向を検討します。一方向からの
治療のこともあれば、いくつもの方向から照射する場合も投与等の研究(第I相研究)が行われます。このときに安全な投与量が決定されます。次に、この安全な投与量を用いて、薬の
有効性と有害事象が研究されます(第II相研究)。以上の結果から、市販する価値を認められた薬のみが、広く治療に用いられます。一般に、新薬の発見から市販までに10年以上かか
るといわれるほど、長い慎重な研究を重ねて新しい抗がん剤が誕生します。しかし、それでは有効な抗がん剤の恩恵を受けられない方も多いので、よく効く抗がん剤はできるだけ早く
使えるようにしようという努力がなされています。11.抗がん剤による薬物有害反応について抗がん剤には、がん細胞を死滅させるとともに、正常な細胞も傷害させてしまうという
作用(薬物有害反応)があります。理想的な抗がん剤は、がん細胞だけに作用して正常な組織には作用しないという薬ですが、残念ながらそのような薬は現在のところ存在しません。
もちろん、分子標的薬といったがんにのみ作用する抗がん剤の開発、あるいは投与の工夫により、なるべくがんへの選択性を高めるための研究が行われていますが、薬物有害反応をゼ
ロにすることはできていません。抗がん剤とその主な薬物有害反応には、あげたようなものがあります。抗がん剤の薬物有害反応はさまざまです
を行う「術前化学療法」が普及してきました。胃がんでは、手術が不可能な場合や手術の補助手段、手術後の再発防止など、補助的な治療法として用いられています。フルオロウラシルという抗がん剤が有効で、これを中心とする多くの多剤併用化学療法が行われます。現在、大腸がんには、抗がん剤がいくつか使用されています。ある程度進行したがんに対して、根治的な手術後、再発を少しでも防止するための補助的手段として使われることがあります。また、がんが切除されなかった場合や、手術後再発し、再手術では切除できないような病変に対しても、抗がん剤はしばしば使用されます。フルオロウラシルが有効で、近年、この抗がん剤の奏効率を高める治療の研究が進み、好成績が得られつつあります。最近、塩酸イリノテカンが有効であることも報告されています。重い全身合併症がなく、肝臓、腎臓、骨髄機能に高度な障害がない場合は、化学療法が行われます。使用される抗がん剤には、ゲムシタビン、フルオロウラシル等がありますが、単独では薬剤の効果が十分でないことが多く、効果を高めるためさまざまな努力がなされています。肺や骨、リンパ節など他の臓器への転移がある場合には、シスプラチンを中心とした抗がん剤を使用して、全身化学療法を行います。多種類の薬剤を併用して行いますが、薬物有害反応がかなり強くみられます。奏効率は、60~70%といわれています。手術後は、抗がん剤のシスプラチンを主体とする多剤併用化学療法でがん細胞の完全消失が認められ、長期に生存している患者さんも増えています。手術が不可能な場合は、放射線療法やブレオマイシンなどの抗がん剤の投与が行われます。外科療法や放射線療法等を主体とした治療を行いますが、抗がん剤などによる化学療法を併用することがあります。ある程度進行していたら、化学療法を併用します。悪性度の高いがんに対しては、手術後に全身的化学療法を続けて行います。10.新薬の誕生までの道のり最初の抗がん剤の発見以来、約30年の間に100種以上の新薬が開発され、現在、治療に用いられています。抗がん剤は、植物の成分、細菌の培養液など多くの資源から探索されます。あるいは、人工的に合成する場合もあります。新しい抗がん剤の候補が発見されると、ヒトの培養がん細胞やヒトのがん細胞を植えつけた動物に対しての有効性が研究され、次にその薬物有害反応が研究されます。がんに対する効果と、ヒトが耐えられるかどうか、その薬物有害反応はどういう種類でどの程度か等が判断された後に、実際のがん治療における有効性を知るために、臨床の研究へとステップアップします。 ヒトでの臨床研究では、まず、薬物有害反応、血中濃度、有効性位置に装着し、その後放射線源を挿入して(腔内照射法)治療します。放射線がたくさん照射されるのが、がん組織やその周囲のわずかな正常組織であるため、がんを治す確率が高く、しかも副作用が少なくできる治療法です。一般的には小さながんに効果が高い治療法です。外部照射と組み合わせて使われることもあります。放射線源の強さにより、24時間から7~8日にわたって治療する場合と、数分の治療を数回繰り返す場合があります。長時間治療する方法を時間あたりの線量が低いので低線量率といい、短時間治療する方法は高線量率といいます。低線量率で長時間治療している間は、他の人に放射線があたらないように特別の部屋に入っている必要があります。高線量率の場合は治療するのは治療室内ですが、数分で1回の治療が終わりますので、それ以外は一
スキルス胃がん闘病記
般病室で過ごすことができます。高線量率治療では放射線源が強いので、医師、技師、看護師が放射線に被曝しないように、あらかじめはヨード131永久刺入)で行うこともあります。
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A~DI期が放射線治療の対象となります。5年生存率は病期により異なりますが、手術成績外部照射法に対して内部照射法ともいわれますが、この用語はあまり使われません。管、針、
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ワイヤー、粒状などの形状となった容器に密封されたラジウム、セシウム、イリジュウム、金などの放射性同位元素を放射線源として使います。口腔、舌、乳房、前立腺などのがんで
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は、がん組織やその周囲組織に直接放射線源を挿入します(組織内照射法)。食道がん、子宮頸部がん、肺がんでは、食道、子宮腔、気管などの腔内にあらかじめチューブ ありま
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す。CTで得られた画像を用い、3次元治療計画、強度変調放射線治療(IMRT)という照射方法にすることもあります。従来の放射線治療方法に比べると腫瘍により限局して放射線を照
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射することができる方法です。 どのような照射方法が適当かは腫瘍部の線量分布、周囲正常組織の照射線量、治療の目的、全身状態などを考慮して決定します。(3)照射位置のマ-キ
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ング照射方法が決まると、皮膚表面あるいはシェル表面にマ-キングをします。放射線の照射 毎日の治療は、体表面に描かれたマ-キングをもとに放射線治療技師により行われま
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す。治療に用する時間は、治療室に入ってから出てくるまで10~20分程度で、実際に放射線が照射
副作用に対しては薬を出すこともあります。必要に応じてX線検査、血液検査が行われす。
ホルモン療法とはある種のがんでは、がん細胞の発育にホルモンを必要とします。そのため、特定のホルモンを分泌している部分を手術で取り除いたり、経口や注射によって
そのホルモンと反対の作用をするホルモンを投与して、がん細胞の発育を阻止する治療法が行われます。この治療法をホルモン療法(内分泌療法)といい、がん細胞を殺すのではなく、がんの発育を阻止してコントロールするのが特徴
です。ホルモン療法は長期間の治療になり、薬物有害反応は示すようなものがあります。治療の対象となる主ながんは、乳がん、子宮体部がん、前立腺がん、甲状腺がん、腎がん等です。小細胞肺がんと比較すると効果は低いのですが、シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、以前よりよい治療成績が得られています。外科療法や放射線療法等の局所療法とは異なり、化学療法は抗がん剤による全身治療法なので、がんが転移するなど進行した場合では化学療法が治療の主体となります。現在、広く使用されている抗がん剤には、シスプラチン、カルボプラチン等の白金製剤を軸に、酒石酸ビノレルビン、塩酸イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、塩酸ゲムシタビン等を組み合わせる2剤併用療法が主流です。副作用や効果を考慮して、組み合わせを替えたりします。延命効果はまだ不十分なので、QOLを十分に考慮して治療を行う必要があります。最近は、分子標的治療薬であるゲフィチニブも使用されるようになりましたが、従来の抗がん剤との組み合わせ方はまだ研究段階です。薬物療法が比較的よく効くがんです。乳がんの薬物療法には、ホルモン剤、抗がん剤、抗体療法があります。ホルモン療法や抗がん剤は、手術後に用いたときの再発予防効果、再発?転移したがんでの延命効果が証明されています。ホルモン療法は、女性ホルモンの受容体を発現しているがんが対象となります。化学療法としてはアドリアマイシン、シクロホスファミド、パクリタキセル、ドセタキセルなどの注射薬等のほか、フッ化ピリミジン系の内服の抗がん剤(カペシタビンなど)が用いられます。HER2タンパクが過剰に発現している再発?転移性乳がんでは、抗体療法(トラスツズマブ)による延命効果が確認されています。最近では、しこりの大きい乳がんを対象として、手術の前に抗がん剤甲状腺はの有無を調べる穿刺吸引細胞診は信頼性も高く、組織型の推定にも有力な情報を提供してくれます。また、目的に応じて甲状腺シンチグラフィ、MRI検査などもおこなわれます。
また、髄様がんでは血中のカルシトニンやCEAといった検査値が高くなりますので、診断は容易です。また、髄様がんでは遺伝性のことがあるので、その家族の方で無症状の髄様がんが発見されることがあり、髄様がんの遺子診断も技術的に可能になってきています。
6.甲状腺がんの治療甲状腺がんの手術
乳頭がん濾胞がん、髄様がんはすべて手術の対象となります。病変の広がりにより甲状腺を全部取る(甲状腺全摘術)、大部分取る(甲状腺亜を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状
乳がんでは、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しています。そこで、女性ホルモンの主な供給源である卵巣を取り除く手術を行います。薬剤を用いる方法では、女性ホルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射によって投与します。ほとんどが子宮内膜がんで、メドロキシプロゲステロンアセテートなどのホルモン剤と抗がん剤を併用して治療します。初期や再発したがんに用います。特に初期のがんでは、高い効果が認められています。 前立腺はがん化しても、男性ホルモンに強く支配されています。男性ホルモンの供給源である睾丸(精巣)を取り除く手術を行う治療法もありますが、高齢者などでさまざまな合併症がある場合には、化学療法あるいはホルモン療法が主な治療の手段となります。睾丸からのテストステロンの分泌を抑える薬剤や、男性ホルモンの働きを抑える抗男性ホルモン剤、男性ホルモンと拮抗する女性ホルモン(エストロゲン)剤等を投与し、抗男性ホルモン剤については新しい薬が検討されています。これらの治療の薬物有害反応としてインポテンツになったり、乳房が女性のように黒ずんで大きくなったり、痛んだりすることがあります。さらに、女性ホルモン剤は心臓や血管にも影響を与えます。 ホルモン療法であまり効果がみられないケースや、最初は有効でも期間がたつと効果がなくなってくる場合が10%くらいあります。このような場合には抗がん剤による化学療法が行われますが、最初からホルモン療法との併用が行われることもあります。 13.がんの痛みに対する薬物療法がんがおそろしい病気と考えられてきた理由の1つに、がん性疼痛と呼ばれる強い痛みに長い間苦しみながら死ぬのだと思われていることがあげられるでしょう。実際、がんの痛みをとる治療は、今まで積極的に行われてはいませんでした。がんの進行とともに痛みが起こることは多くなりますが、痛みを経験するのは70%の方です。末期になっても、30%の方には痛みは起こりません。現在では、痛みに関する医療技術が開発され、がんの疼痛はコントロールできるようになってきました。 がんの痛みには鎮痛薬が最も有効です。危険な作用や薬物依存のイメージで敬遠されていたモルヒネは、安全に使う方法が開発され、痛みの除去に最も有効な薬であると、国際的に重要性が認められています。 放射線は手術、抗がん剤とともにがんの治療の中で重要な役割を果たしています。放射線は手術と同じく、がんとその周辺のみを治療する局所治療です。手術と異なるところすることが可能な治療です。4.放射線治療の方法放射線治療の方法には身体の外から放射線を照射する外部照射法と、放射線源を直接身体の組織や、食道、子宮といった腔に挿入して治療する密封小線源治療があります。どちらかひとつの放射線治療をすることもあれば、外部照射法と密封小線源治療を組み合わせて治療することもあります。最も多く行われている方法は外部照射法のみで行われる治療です。 非密封の放射性同位元素による治療についても簡単に記載します。 1)外部照射法外部照射法に使われている治療機器には、放射線源であるコバルトを使う治療装置や、電子を加速してX線、電子線をとり出すリニアック、マイクロトロン、ベータトロンがあります。これらは高エネルギー治療装置といわれ、1960年代以降に普及してきました。それ以前は低いエネルギーのX線治療装置が主流でした。しかし、この治療装置では、身体の深いところにあるがんよりは表面の皮膚に高い線量となってしまい、がん病巣に対する線量が不十分なため、がんの治りが悪く、しかも強い皮膚炎が生じてしまいました。皮膚に潰瘍やケロイドができたりといった副作用が強く、しかも効果があまりないという放射線治療のイメージはこの時代につくられたものと思います。 外部照射は以下のような手順で行われます。(1)固定具の準備頭頸部領域などのがんを治療する場合には、シェルと呼ばれる固定具をつくることがあります。治療は何回にも分けてしますから、毎回同じ体位で治療するために使用します。毎回同じ体位で治療することは非常に大事なことで、治療成績にも影響してきます。乳がん温存療法での放射線治療でも、毎回同じように上腕を上げるために特製の腕置きを使うことがあります。(2)治療計画放射線をどの部位に、どの方向から、どのくらいの量を何回に分けて治療するのかという治療計画をします。シュミレーター
と呼ばれるX線透視装置やCTを使って治療部位を決め、がんに十分な放射線量があたり、がんの周囲の正常組織にあまりあたらないように放射線照射の方向を検討します。一方向からの
治療のこともあれば、いくつもの方向から照射する場合も投与等の研究(第I相研究)が行われます。このときに安全な投与量が決定されます。次に、この安全な投与量を用いて、薬の
有効性と有害事象が研究されます(第II相研究)。以上の結果から、市販する価値を認められた薬のみが、広く治療に用いられます。一般に、新薬の発見から市販までに10年以上かか
るといわれるほど、長い慎重な研究を重ねて新しい抗がん剤が誕生します。しかし、それでは有効な抗がん剤の恩恵を受けられない方も多いので、よく効く抗がん剤はできるだけ早く
使えるようにしようという努力がなされています。11.抗がん剤による薬物有害反応について抗がん剤には、がん細胞を死滅させるとともに、正常な細胞も傷害させてしまうという
作用(薬物有害反応)があります。理想的な抗がん剤は、がん細胞だけに作用して正常な組織には作用しないという薬ですが、残念ながらそのような薬は現在のところ存在しません。
もちろん、分子標的薬といったがんにのみ作用する抗がん剤の開発、あるいは投与の工夫により、なるべくがんへの選択性を高めるための研究が行われていますが、薬物有害反応をゼ
ロにすることはできていません。抗がん剤とその主な薬物有害反応には、あげたようなものがあります。抗がん剤の薬物有害反応はさまざまです
を行う「術前化学療法」が普及してきました。胃がんでは、手術が不可能な場合や手術の補助手段、手術後の再発防止など、補助的な治療法として用いられています。フルオロウラシルという抗がん剤が有効で、これを中心とする多くの多剤併用化学療法が行われます。現在、大腸がんには、抗がん剤がいくつか使用されています。ある程度進行したがんに対して、根治的な手術後、再発を少しでも防止するための補助的手段として使われることがあります。また、がんが切除されなかった場合や、手術後再発し、再手術では切除できないような病変に対しても、抗がん剤はしばしば使用されます。フルオロウラシルが有効で、近年、この抗がん剤の奏効率を高める治療の研究が進み、好成績が得られつつあります。最近、塩酸イリノテカンが有効であることも報告されています。重い全身合併症がなく、肝臓、腎臓、骨髄機能に高度な障害がない場合は、化学療法が行われます。使用される抗がん剤には、ゲムシタビン、フルオロウラシル等がありますが、単独では薬剤の効果が十分でないことが多く、効果を高めるためさまざまな努力がなされています。肺や骨、リンパ節など他の臓器への転移がある場合には、シスプラチンを中心とした抗がん剤を使用して、全身化学療法を行います。多種類の薬剤を併用して行いますが、薬物有害反応がかなり強くみられます。奏効率は、60~70%といわれています。手術後は、抗がん剤のシスプラチンを主体とする多剤併用化学療法でがん細胞の完全消失が認められ、長期に生存している患者さんも増えています。手術が不可能な場合は、放射線療法やブレオマイシンなどの抗がん剤の投与が行われます。外科療法や放射線療法等を主体とした治療を行いますが、抗がん剤などによる化学療法を併用することがあります。ある程度進行していたら、化学療法を併用します。悪性度の高いがんに対しては、手術後に全身的化学療法を続けて行います。10.新薬の誕生までの道のり最初の抗がん剤の発見以来、約30年の間に100種以上の新薬が開発され、現在、治療に用いられています。抗がん剤は、植物の成分、細菌の培養液など多くの資源から探索されます。あるいは、人工的に合成する場合もあります。新しい抗がん剤の候補が発見されると、ヒトの培養がん細胞やヒトのがん細胞を植えつけた動物に対しての有効性が研究され、次にその薬物有害反応が研究されます。がんに対する効果と、ヒトが耐えられるかどうか、その薬物有害反応はどういう種類でどの程度か等が判断された後に、実際のがん治療における有効性を知るために、臨床の研究へとステップアップします。 ヒトでの臨床研究では、まず、薬物有害反応、血中濃度、有効性位置に装着し、その後放射線源を挿入して(腔内照射法)治療します。放射線がたくさん照射されるのが、がん組織やその周囲のわずかな正常組織であるため、がんを治す確率が高く、しかも副作用が少なくできる治療法です。一般的には小さながんに効果が高い治療法です。外部照射と組み合わせて使われることもあります。放射線源の強さにより、24時間から7~8日にわたって治療する場合と、数分の治療を数回繰り返す場合があります。長時間治療する方法を時間あたりの線量が低いので低線量率といい、短時間治療する方法は高線量率といいます。低線量率で長時間治療している間は、他の人に放射線があたらないように特別の部屋に入っている必要があります。高線量率の場合は治療するのは治療室内ですが、数分で1回の治療が終わりますので、それ以外は一
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般病室で過ごすことができます。高線量率治療では放射線源が強いので、医師、技師、看護師が放射線に被曝しないように、あらかじめはヨード131永久刺入)で行うこともあります。
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A~DI期が放射線治療の対象となります。5年生存率は病期により異なりますが、手術成績外部照射法に対して内部照射法ともいわれますが、この用語はあまり使われません。管、針、
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ワイヤー、粒状などの形状となった容器に密封されたラジウム、セシウム、イリジュウム、金などの放射性同位元素を放射線源として使います。口腔、舌、乳房、前立腺などのがんで
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は、がん組織やその周囲組織に直接放射線源を挿入します(組織内照射法)。食道がん、子宮頸部がん、肺がんでは、食道、子宮腔、気管などの腔内にあらかじめチューブ ありま
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す。CTで得られた画像を用い、3次元治療計画、強度変調放射線治療(IMRT)という照射方法にすることもあります。従来の放射線治療方法に比べると腫瘍により限局して放射線を照
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射することができる方法です。 どのような照射方法が適当かは腫瘍部の線量分布、周囲正常組織の照射線量、治療の目的、全身状態などを考慮して決定します。(3)照射位置のマ-キ
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ング照射方法が決まると、皮膚表面あるいはシェル表面にマ-キングをします。放射線の照射 毎日の治療は、体表面に描かれたマ-キングをもとに放射線治療技師により行われま
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す。治療に用する時間は、治療室に入ってから出てくるまで10~20分程度で、実際に放射線が照射
胃がん手術費用
●扁桃肥大の治療
イビキの原因の一つにもなっている肥大した口蓋扁桃を縮小させることが出来ます。従来、扁桃肥大がある場合にはイビキの手術として口蓋扁桃摘出手術を含めた咽頭形成手術UPPPが適応とされ、入院手術が必要でした。確実な咽頭拡大には勿論UPPPの手術的価値は大きいものですが、扁桃肥大が主要因のイビキの治療には手術侵襲の大きいUPPPではなく、ラジオ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感症の治療にも応用することが出来ます。(扁桃肥大のRFITT-1,-2)
●炎症を繰り返す慢性扁桃炎や腺窩性(陰窩性)扁桃炎に対する適応
通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーターやセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩というくぼみの中にたまる膿汁と膿栓によって生じる口臭やのどの不快感(咽喉頭異常感症)に対して、腺窩を含めて口蓋扁桃全体をラジオ波凝固治療によって縮小させることが出来ます。
●イビキの治療あるいはイビキの咽頭形成手術の補助として
肥厚した軟口蓋や口蓋垂を縮小させることによって、咽頭腔を拡大することが出来ます。また、舌扁桃肥大などで舌根部が肥大しているため、睡眠中に舌の付け根がのどを塞いで気道が狭くなるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大のRFITT-1,-2) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用いる咽頭形成手術( CAUP: Coblation Assisited Upper Airway Procederes, RAUP: Radiofrequency-Assisted Uvulopalatoplasty )も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFITT-1,-2)
●鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感
いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。
まとめの回答
黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。
まとめの回答
黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。初診では手術治療の適応判断を行い、予約でラジオ波凝固治
胃がん手術費用
療を行っています。手術前には感染症、炎症性疾患、肝機能障害などの有無をチェックするために血液検査を受けておいていただきます。高血圧や糖尿病などの全身疾患のある方は主
胃がん手術費用
治医の先生に疾患の十分なコントロールをしていただいた上で手術を受けていただく必要があります。手術は平日の朝一番に行っています。当日朝は水分摂取はかまいませんが、絶食
胃がん手術費用
して来院していただきます。最初にゼリー状の麻酔薬でうがいをすることでウエッとなる咽頭反射をなくします。のどの反射が強い方はご自宅でうがいをする要領で、口を上手に開け
胃がん手術費用
る練習をしておいていただきます。麻酔薬のうがいで咽頭の表面麻酔ができたら、次に局所麻酔薬を扁桃の周囲に数ccのわずかな量ですが注射し、15分くらい待って手術時の疼痛を完
胃がん手術費用
全に無くしてからラジオ波凝固治療を行います。治療時間は10分くらいのものです。術後は特に処置することはありませんから通院は不要です。1ヶ月位で術後経過をみせていただく
胃がん手術費用
ようにお願いしています。肥大した扁桃の実質や深い腺窩の縮小効果が十分に得られていないような場合には再治療の予定を立てていただくことになります。繰り返すことによって扁
胃がん手術費用
桃の縮小効果はより良好になります。ラジオ波凝固により縮小した扁桃は炎症が続くことがない限り再増大することはありません。
胃がん手術費用
扁桃のラジオ波凝固治療は医療費用の項目で扁桃切除手術として示してあります。保険診療による3割負担の
イビキの原因の一つにもなっている肥大した口蓋扁桃を縮小させることが出来ます。従来、扁桃肥大がある場合にはイビキの手術として口蓋扁桃摘出手術を含めた咽頭形成手術UPPPが適応とされ、入院手術が必要でした。確実な咽頭拡大には勿論UPPPの手術的価値は大きいものですが、扁桃肥大が主要因のイビキの治療には手術侵襲の大きいUPPPではなく、ラジオ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感症の治療にも応用することが出来ます。(扁桃肥大のRFITT-1,-2)
●炎症を繰り返す慢性扁桃炎や腺窩性(陰窩性)扁桃炎に対する適応
通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーターやセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩というくぼみの中にたまる膿汁と膿栓によって生じる口臭やのどの不快感(咽喉頭異常感症)に対して、腺窩を含めて口蓋扁桃全体をラジオ波凝固治療によって縮小させることが出来ます。
●イビキの治療あるいはイビキの咽頭形成手術の補助として
肥厚した軟口蓋や口蓋垂を縮小させることによって、咽頭腔を拡大することが出来ます。また、舌扁桃肥大などで舌根部が肥大しているため、睡眠中に舌の付け根がのどを塞いで気道が狭くなるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大のRFITT-1,-2) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用いる咽頭形成手術( CAUP: Coblation Assisited Upper Airway Procederes, RAUP: Radiofrequency-Assisted Uvulopalatoplasty )も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFITT-1,-2)
●鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感
いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。
まとめの回答
黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。
まとめの回答
黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。初診では手術治療の適応判断を行い、予約でラジオ波凝固治
胃がん手術費用
療を行っています。手術前には感染症、炎症性疾患、肝機能障害などの有無をチェックするために血液検査を受けておいていただきます。高血圧や糖尿病などの全身疾患のある方は主
胃がん手術費用
治医の先生に疾患の十分なコントロールをしていただいた上で手術を受けていただく必要があります。手術は平日の朝一番に行っています。当日朝は水分摂取はかまいませんが、絶食
胃がん手術費用
して来院していただきます。最初にゼリー状の麻酔薬でうがいをすることでウエッとなる咽頭反射をなくします。のどの反射が強い方はご自宅でうがいをする要領で、口を上手に開け
胃がん手術費用
る練習をしておいていただきます。麻酔薬のうがいで咽頭の表面麻酔ができたら、次に局所麻酔薬を扁桃の周囲に数ccのわずかな量ですが注射し、15分くらい待って手術時の疼痛を完
胃がん手術費用
全に無くしてからラジオ波凝固治療を行います。治療時間は10分くらいのものです。術後は特に処置することはありませんから通院は不要です。1ヶ月位で術後経過をみせていただく
胃がん手術費用
ようにお願いしています。肥大した扁桃の実質や深い腺窩の縮小効果が十分に得られていないような場合には再治療の予定を立てていただくことになります。繰り返すことによって扁
胃がん手術費用
桃の縮小効果はより良好になります。ラジオ波凝固により縮小した扁桃は炎症が続くことがない限り再増大することはありません。
胃がん手術費用
扁桃のラジオ波凝固治療は医療費用の項目で扁桃切除手術として示してあります。保険診療による3割負担の
胃がん末期症状
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。
年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺がんに次いで2位になると見られる。
読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率78%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。
血液検査で早期発見
前立腺がんは、自覚症状が出にくく、かつては進行して骨などに転移して見つかる患者が4割を占めた。しかし血液で調べるPSA(前立腺特異抗原)検診の普及によって、早期で見つかるケースが急増した。早期なら10年後の生存率は90%以上とされ、手術でも放射線治療でも良好な治療成績をあげている。
手術は開腹のほかに、腹部に開けた数か所の穴からカメラなどを差し込んで行う腹腔(ふっくう)鏡手術もある。放射線では、通常の照射のほか、前立腺に針を刺して放射線を出すカプセルを埋め込む小線源治療が一昨年から始まった。さらに、重粒子線や陽子線といった特殊な放射線治療や、超音波の熱を用いた試験的な治療も一部で行われている。
注射やのみ薬でも
欧米では早期がんなら、手術や放射線治療を行うのが標準的な考え方だ。一方、日本では、男性ホルモンを抑える注射やのみ薬による治療が広く行われている。ホルモン治療には特別な技術は不要で、実施数は実力の指標にはならないが、各病院の治療の傾向を示すため、一覧に載せた。
前立腺がんの治療は、排尿障害や性機能の低下といった後遺症を伴うことがある。このため、早期で、がん細胞の中でも悪性度が低いタイプでは、定期検査を続けながら、経過観察するのも有力な選択肢のひとつだ。
泌尿器科医の国立がんセンター総長、垣添忠生さんは、「多様な選択肢の中で何を選ぶかは、最終的には患者さん自身の人生観による」と話す。
前立腺がんと言われても、焦る必要は少ない。セカンドオピニオン(別の専門医の意見)を聞き、じっくりと自分に合った治療を選びたい。前立腺の中にできることから始まるということです。前立腺がんは、早期では全く症状を伴わないません。そのため定期健診が勧められています。がんが進行すると大きくなって尿道を圧迫するようになり、膀胱からの尿の流出を妨げます。この段階で、多くの人は頻尿になりますが、尿が出にくくなったり、時々痛みを伴うこともあります。他には尿や精液に血液や膿が混じったり射精時に痛みを伴うことがあります。また、前立腺がんがリンパ節や骨などの臓器に広がると骨や関節、特に背中や腰に痛みを伴うことが多くなります。前立腺がんの症状はしばしば前立腺肥大症と似ています。いずれも高齢男性に多く、前立腺の体積が増加することにより頻尿が出現します。前立腺肥大症は前立腺の内腺が過度に増大したもので、がんではありません。前立腺肥大症か前立腺がんかを区別する唯一の方法は泌尿器科医に検査してもらうことです。正常の前立腺の増殖や機能は男性ホルモンであるテストステロンに影響されています。テストステロンはほとんどが精巣で産生されますが副腎でもわずかに産生されます。テストステロンは前立腺がんを刺激します。テストステロンが産生されていると前立腺がんは増殖して広がり続けます。直腸診:医師が手袋をはめてゼリーをつけた指を患者さんの肛門から直腸に入れて直腸壁ごしに前立腺の大きさや形を診察します。直腸診はほとんど時間がかからず、患者さんの不快感も思ったほどではありません。PSA検査:PSA(前立腺特異抗原)は前立腺で産生される蛋白で、血液の中にわずかにとけ込みます。血液中のPSAの値を測定することができ、この値が高いと次のような前立腺の病気の可能性があります。 (1) 前立腺肥大症 :前立腺が大きくなるもので、50歳以上の男性に多く、排尿困難になることがあります。(2) 立腺炎 :前立腺の感染や炎症です。
(3) 前立腺がん PSA検査は簡単な血液検査ですが、PSAの値だけで前立腺がんの有無がわかるわけではありません。0~4ng/mlを一般に正常値とみていますが、4ng/ml以上であっても前立腺がんでない人は多いですし、4ng/ml未満だからといって絶対に前立腺がんではないと断言することはできません。50歳以上の男性は前立腺がんを早期に発見するためにPSA検査と直腸診を健診のつもりで毎年受けることをお勧めします(アメリカでは40歳以上の男性全員に勧めています)。そうすることで根治できる早期の段階で前立腺がんを発見することが可能になります。ここで重要なことは、PSA検査と直腸診を一方だけではなく両方とも行った方が前立腺がんを発見するのに効果的であるということです。
がんを発見できない可能性もあります。がんが小さすぎる場合に直腸診で触知できずPSAも上昇していないことがあるからです。一見健康な人も前立腺がんを持っている可能性があります。PSAが高かったり直腸診でがんが疑われればさらに精査が勧められます。超音波検査:
医師が患者さんの直腸の中に小さな機械(プローブ)を入れて、その機械から無痛性の音波を出します。前立腺で反射して戻ってきた音波を画像に変換することにより、モニタ画面で前立腺の状態をみることができます。 針生検:
前立腺がんが疑われれば針を用いて前立腺組織を少量とることができます。この組織を顕微鏡で検査しがん細胞があるかどうか確認します。これでがん細胞を証明することが前立腺がんと診断する確実かつ唯一の方法です。最善の治療を選択するためには前立腺がんの広がりの程度、すなわち病期を診断することが重要です。前立腺がんの治療は病期によって異なります。治療方針を立てる場合には患者と医師が各々の治療の利点と欠点を話し合うことが重要です。これから前立腺がんの4つの病期と治療方針を述べていきます。 病期A:
がんは前立腺の中にとどまり、かつ小さいために、直腸診では発見で きず、他の診断方法で発見されることがあります。この病期では症状がないこ とが一般的で、経過観察で構わない場合もありますが、治療をすれば根治できると考えられます。この治療には前立腺摘除術と放射線療法があります。 病期B:
がんはまだ前立腺の中にどどまっていますが、直腸診でわかるくらい まで大きくなっています。この病期でも症状がないことがしばしばあります。 治療すれば根治できると考えられ、前立腺摘除術か放射線療法が一般的です。 病期C:
がんは前立腺からすぐ周りの部位に広がっています。この病期ではしばしば排 尿困難を伴います。治療には前立腺摘除術や放射線療法があります が、ホルモン療法もあります。この病期における治療の目的は前立腺がんの進行を遅くすることと排尿痛や排尿困難などの症状を軽くすることにあります。 病期D:
がんは骨やリンパ節のような前立腺以外の部位に広がっています。こ の病期の主な症状には排尿困難、骨の痛み、体重減少、疲労感があり、治療の 目的はこれらの症状を軽くすることにあります。治療はホルモン療法が中心で、症状改善のための手術を施行することもあります。前立腺がんはテストステロンにより増殖していますので、どんなに進行していてもテストステロンを 減少させたり妨害するホルモン療法は効果があり、がんの増殖を遅くすることで腫瘍を縮小し病気に伴う症状を軽くすることができます。また、転移がない 前立腺がんに対しては、前立腺摘除術や放射線療法により根治が期待できます。 前立腺摘除術:
前立腺をとる手術で、早期のがんを転移させない最も確実な 方法です。同時に骨盤リンパ節郭清(がんが転移しやすい前立腺の近くのリン パ節を摘除すること)も行います。前立腺摘除術に伴う合併症には勃起不全や尿失禁などがあります。勃起に関わる神経を温存できる場合もありますが、勃 起不全は多くの患者で起こります。どんな手術にでも起こるような重大な合併 症も起こりえます。 放射線療法:
高エネルギーのX線を用いて前立腺のがん細胞を殺します。放射 線療法は前立腺摘除術に伴う勃起不全や尿失禁の可能性を避けたい患者に適し ています。副作用には疲労感、照射域の皮膚反応、頻尿や排尿痛、胃部不快感、下痢、直腸の刺激症状や出血などがあります。これらの副作用の多くは治療を 中止すると消えます。また、放射線療法には前立腺に照射する根治的治療のほ かに、再発巣や転移巣に照射して症状を緩和する治療もあります。 精巣摘除術:
進行性前立腺がんに対して古くから行われている治療法で、両方 の精巣をとることによりテストステロンが効果的?永久的に減少します。精巣 摘除術は簡単な手術で、ほとんどは腰椎麻酔による下半身麻酔で行います。主な副作用は勃起不全と体のほてり感です。 LH-RHアナログ:
LH-RHアナログは精巣からのテストステロン産生を促す LH-RHという天然のホルモンを人工的に作ったものですが、毎月注射すると精 巣を刺激するホルモンを抑えることができ、精巣からのテストステロン産生が減少します。外科的去勢である精巣摘除術に対して薬物的去勢ともいわれます。 この治療のためには月に1回注射のために病院に来なければなりません。主な 副作用は精巣摘除術と同様に勃起不全と体のほてり感です。また、治療の最初の数週間に排尿困難や排尿痛などの症状が一時的に増強することもあります。 女性ホルモン:
女性ホルモンであるエストロゲンを投与する比較的簡単な治療 法で、薬を毎日内服する方法もあります。エストロゲンも精巣を刺激するホル モンを抑えることで精巣からのテストステロン産生を減少させます。この作用に加えて前立腺がん細胞に直接作用する薬もあります。副作用には上記2つの 去勢療法とは異なり、浮腫、乳房の腫大や疼痛、胃部不快感、嘔気嘔吐があり、 また、重大な心臓や血管の病気(血栓症や心臓発作など)を引き起こしたり増強することがあります。 抗アンドロゲン薬:
テストステロンが前立腺がん細胞に作用するのを妨害するので副腎から産生される少量のテストステロンの作用も抑えることが期待でき ます。抗アンドロゲン薬は毎日内服します。先に述べた去勢と併用すると効果的であるとしてLH-RHアナログとの併用を勧めることもあります。この併用療法の副作用には体のほてり感や勃起不全のほかに嘔気嘔吐や下痢、肝障害があります。 副腎皮質ホルモン:
この薬を内服すると副腎を刺激するホルモンを抑えることで副腎からのテストステロン産生能が抑えられると言われています。今までの ホルモン療法で効果がなくなった場合に使われることがあります。この副作用には顔が丸くなったり太ったりするほかに糖尿病の原因になったり感染に対する抵抗力が低下することがあります。また、胃に負担がかかったり、骨がもろ くなったり、皮膚が薄くなることもあります。 化学療法:
抗がん剤を血液とともに全身を循環させて増殖の早い細胞を殺す方 法です。これによりがん細胞の他に正常の健康な細胞も障害を受けます。健康 な細胞への害を減らすために抗がん剤は使用量と使用頻度のコントロールに注意がはらわれます。いろいろな抗がん剤があり他剤と併用して用いられること もあります。これらはおもに進行性前立腺がんの症状を軽くするために用いら れます。現在のところホルモン療法ほどの確実な方法がなく、化学療法には多くの副作用があり、最初からは使われません。 遺伝子治療: 日本やアメリカの一部の施設で実験的に行われているにすぎません。 前立腺の疾患で問題が起これば泌尿器科医と呼ばれる専門家に紹介されることになるでしょう。泌尿器科医は尿路性器系の病気の診 断と治療について専門的にトレーニングされた医師です。泌尿器科医は患者の 前立腺の症状の原因が前立腺肥大症にあるのか前立腺がんにあるのかを診断します。医師と十分に話し合い治療の選択肢を理解して納得した治療を受けられ るようにしてください。
患者さんの年齢分布は40歳台が一番多く、次いで50歳台、60歳台、30歳台、70歳台と続き、平均年齢は約50歳です。年齢の推移は、徐々に40歳台が減少して50歳以上の人が増加しています。閉経との関係でみても、閉経後より多かった閉経前の患者が減少し、閉経後が増加しています。
乳がんのハイ?リスクグループ
乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)が関与しているがんで、初潮が早い、閉経が遅い、初産年齢が遅いまたは高齢で未産、など、エストロゲンにさらされる期間が長いことが乳がんにかかりやすい条件として挙げられます。また、高脂肪食、肥満なども関与し、これは特に閉経後の女性で、脂肪組織でエストロゲンが作られているからです。
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。
年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺がんに次いで2位になると見られる。
読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率78%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。
●血液検査で早期発見
前立腺がんは、自覚症状が出にくく、かつては進行して骨などに転移して見つかる患者が4割を占めた。しかし血液で調べるPSA(前立腺特異抗原)検診の普及によって、早期で見つかるケースが急増した。早期なら10年後の生存率は90%以上とされ、手術でも放射線治療でも良好な治療成績をあげている。
手術は開腹のほかに、腹部に開けた数か所の穴からカメラなどを差し込んで行う腹腔(ふっくう)鏡手術もある。放射線では、通常の照射のほか、前立腺に針を刺して放射線を出すカプセルを埋め込む小線源治療が一昨年から始まった。さらに、重粒子線や陽子線といった特殊な放射線治療や、超音波の熱を用いた試験的な治療も一部で行われている。
●注射やのみ薬でも
欧米では早期がんなら、手術や放射線治療を行うのが標準的な考え方だ。一方、日本では、男性ホルモンを抑える注射やのみ薬による治療が広く行われている。ホルモン治療には特別な技術は不要で、実施数は実力の指標にはならないが、各病院の治療の傾向を示すため、一覧に載せた。
前立腺がんの治療は、排尿障害や性機能の低下といった後遺症を伴うことがある。このため、早期で、がん細胞の中でも悪性度が低いタイプでは、定期検査を続けながら、経過観察するのも有力な選択肢のひとつだ。
泌尿器科医の国立がんセンター総長、垣添忠生さんは、「多様な選択肢の中で何を選ぶかは、最終的には患者さん自身の人生観による」と話す。
前立腺がんと言われても、焦る必要は少ない。セカンドオピニオン(別の専門医の意見)を聞き、じっくりと自分に合った治療を選びたい。前立腺の中にできることから始まるということです。前立腺がんは、早期では全く症状を伴わないません。そのため定期健診が勧められています。がんが進行すると大きくなって尿道を圧迫するようになり、膀胱からの尿の流出を妨げます。この段階で、多くの人は頻尿になりますが、尿が出にくくなったり、時々痛みを伴うこともあります。他には尿や精液に血液や膿が混じったり射精時に痛みを伴うことがあります。また、前立腺がんがリンパ節や骨などの臓器に広がると骨や関節、特に背中や腰に痛みを伴うことが多くなります。前立腺がんの症状はしばしば前立腺肥大症と似ています。いずれも高齢男性に多く、前立腺の体積が増加することにより頻尿が出現します。前立腺肥大症は前立腺の内腺が過度に増大したもので、がんではありません。前立腺肥大症か前立腺がんかを区別する唯一の方法は泌尿器科医に検査してもらうことです。正常の前立腺の増殖や機能は男性ホルモンであるテストステロンに影響されています。テストステロンはほとんどが精巣で産生されますが副腎でもわずかに産生されます。テストステロンは前立腺がんを刺激します。テストステロンが産生されていると前立腺がんは増殖して広がり続けます。直腸診:医師が手袋をはめてゼリーをつけた指を患者さんの肛門から直腸に入れて直腸壁ごしに前立腺の大きさや形を診察します。直腸診はほとんど時間がかからず、患者さんの不快感も思ったほどではありません。PSA検査:PSA(前立腺特異抗原)は前立腺で産生される蛋白で、血液の中にわずかにとけ込みます。血液中のPSAの値を測定することができ、この値が高いと次のような前立腺の病気の可能性があります。 (1) 前立腺肥大症 :前立腺が大きくなるもので、50歳以上の男性に多く、排尿困難になることがあります。(2) 立腺炎 :前立腺の感染や炎症です。
(3) 前立腺がん PSA検査は簡単な血液検査ですが、PSAの値だけで前立腺がんの有無がわかるわけではありません。0~4ng/mlを一般に正常値とみていますが、4ng/ml以上であっても前立腺がんでない人は多いですし、4ng/ml未満だからといって絶対に前立腺がんではないと断言することはできません。50歳以上の男性は前立腺がんを早期に発見するためにPSA検査と直腸診を健診のつもりで毎年受けることをお勧めします(アメリカでは40歳以上の男性全員に勧めています)。そうすることで根治できる早期の段階で前立腺がんを発見することが可能になります。ここで重要なことは、PSA検査と直腸診を一方だけではなく両方とも行った方が前立腺がんを発見するのに効果的であるということです。
がんを発見できない可能性もあります。がんが小さすぎる場合に直腸診で触知できずPSAも上昇していないことがあるからです。一見健康な人も前立腺がんを持っている可能性があります。PSAが高かったり直腸診でがんが疑われればさらに精査が勧められます。超音波検査:
医師が患者さんの直腸の中に小さな機械(プローブ)を入れて、その機械から無痛性の音波を出します。前立腺で反射して戻ってきた音波を画像に変換することにより、モニタ画面で前立腺の状態をみることができます。 針生検:
前立腺がんが疑われれば針を用いて前立腺組織を少量とることができます。この組織を顕微鏡で検査しがん細胞があるかどうか確認します。これでがん細胞を証明することが前立腺がんと診断する確実かつ唯一の方法です。最善の治療を選択するためには前立腺がんの広がりの程度、すなわち病期を診断することが重要です。前立腺がんの治療は病期によって異なります。治療方針を立てる場合には患者と医師が各々の治療の利点と欠点を話し合うことが重要です。これから前立腺がんの4つの病期と治療方針を述べていきます。 病期A:
がんは前立腺の中にとどまり、かつ小さいために、直腸診では発見で きず、他の診断方法で発見されることがあります。この病期では症状がないこ とが一般的で、経過観察で構わない場合もありますが、治療をすれば根治できると考えられます。この治療には前立腺摘除術と放射線療法があります。 病期B:
がんはまだ前立腺の中にどどまっていますが、直腸診でわかるくらい まで大きくなっています。この病期でも症状がないことがしばしばあります。 治療すれば根治できると考えられ、前立腺摘除術か放射線療法が一般的です。 病期C:
がんは前立腺からすぐ周りの部位に広がっています。この病期ではしばしば排 尿困難を伴います。治療には前立腺摘除術や放射線療法があります が、ホルモン療法もあります。この病期における治療の目的は前立腺がんの進行を遅くすることと排尿痛や排尿困難などの症状を軽くすることにあります。 病期D:
がんは骨やリンパ節のような前立腺以外の部位に広がっています。こ の病期の主な症状には排尿困難、骨の痛み、体重減少、疲労感があり、治療の 目的はこれらの症状を軽くすることにあります。治療はホルモン療法が中心で、症状改善のための手術を施行することもあります。前立腺がんはテストステロンにより増殖していますので、どんなに進行していてもテストステロンを 減少させたり妨害するホルモン療法は効果があり、がんの増殖を遅くすることで腫瘍を縮小し病気に伴う症状を軽くすることができます。また、転移がない 前立腺がんに対しては、前立腺摘除術や放射線療法により根治が期待できます。 前立腺摘除術:
前立腺をとる手術で、早期のがんを転移させない最も確実な 方法です。同時に骨盤リンパ節郭清(がんが転移しやすい前立腺の近くのリン パ節を摘除すること)も行います。前立腺摘除術に伴う合併症には勃起不全や尿失禁などがあります。勃起に関わる神経を温存できる場合もありますが、勃 起不全は多くの患者で起こります。どんな手術にでも起こるような重大な合併 症も起こりえます。 放射線療法:
高エネルギーのX線を用いて前立腺のがん細胞を殺します。放射 線療法は前立腺摘除術に伴う勃起不全や尿失禁の可能性を避けたい患者に適し ています。副作用には疲労感、照射域の皮膚反応、頻尿や排尿痛、胃部不快感、下痢、直腸の刺激症状や出血などがあります。これらの副作用の多くは治療を 中止すると消えます。また、放射線療法には前立腺に照射する根治的治療のほ かに、再発巣や転移巣に照射して症状を緩和する治療もあります。 精巣摘除術:
進行性前立腺がんに対して古くから行われている治療法で、両方 の精巣をとることによりテストステロンが効果的?永久的に減少します。精巣 摘除術は簡単な手術で、ほとんどは腰椎麻酔による下半身麻酔で行います。主な副作用は勃起不全と体のほてり感です。 LH-RHアナログ:
LH-RHアナログは精巣からのテストステロン産生を促す LH-RHという天然のホルモンを人工的に作ったものですが、毎月注射すると精 巣を刺激するホルモンを抑えることができ、精巣からのテストステロン産生が減少します。外科的去勢である精巣摘除術に対して薬物的去勢ともいわれます。 この治療のためには月に1回注射のために病院に来なければなりません。主な 副作用は精巣摘除術と同様に勃起不全と体のほてり感です。また、治療の最初の数週間に排尿困難や排尿痛などの症状が一時的に増強することもあります。 女性ホルモン:
女性ホルモンであるエストロゲンを投与する比較的簡単な治療 法で、薬を毎日内服する方法もあります。エストロゲンも精巣を刺激するホル モンを抑えることで精巣からのテストステロン産生を減少させます。この作用に加えて前立腺がん細胞に直接作用する薬もあります。副作用には上記2つの 去勢療法とは異なり、浮腫、乳房の腫大や疼痛、胃部不快感、嘔気嘔吐があり、 また、重大な心臓や血管の病気(血栓症や心臓発作など)を引き起こしたり増強することがあります。 抗アンドロゲン薬:
テストステロンが前立腺がん細胞に作用するのを妨害するので副腎から産生される少量のテストステロンの作用も抑えることが期待でき ます。抗アンドロゲン薬は毎日内服します。先に述べた去勢と併用すると効果的であるとしてLH-RHアナログとの併用を勧めることもあります。この併用療法の副作用には体のほてり感や勃起不全のほかに嘔気嘔吐や下痢、肝障害があります。 副腎皮質ホルモン:
この薬を内服すると副腎を刺激するホルモンを抑えることで副腎からのテストステロン産生能が抑えられると言われています。今までの ホルモン療法で効果がなくなった場合に使われることがあります。この副作用には顔が丸くなったり太ったりするほかに糖尿病の原因になったり感染に対する抵抗力が低下することがあります。また、胃に負担がかかったり、骨がもろ くなったり、皮膚が薄くなることもあります。 化学療法:
抗がん剤を血液とともに全身を循環させて増殖の早い細胞を殺す方 法です。これによりがん細胞の他に正常の健康な細胞も障害を受けます。健康 な細胞への害を減らすために抗がん剤は使用量と使用頻度のコントロールに注意がはらわれます。いろいろな抗がん剤があり他
胃がん末期症状
剤と併用して用いられること もあります。これらはおもに進行性前立腺がんの症状を軽くするために用いら れます。現在のところホルモン療法ほどの確実な方法がなく、化学療法には
胃がん末期症状
多くの副作用があり、最初からは使われません。 遺伝子治療: 日本やアメリカの一部の施設で実験的に行われているにすぎません。 前立腺の疾患で問題が起これば泌尿器科医と呼ば
胃がん末期症状
れる専門家に紹介されることになるでしょう。泌尿器科医は尿路性器系の病気の診 断と治療について専門的にトレーニングされた医師です。泌尿器科医は患者の 前立腺の症状の原因が
胃がん末期症状
前立腺肥大症にあるのか前立腺がんにあるのかを診断します。医師と十分に話し合い治療の選択肢を理解して納得した治療を受けられ るようにしてください。
胃がん末期症状
患者さんの年齢分布は40歳台が一番多く、次いで50歳台、60歳台、30歳台、70歳台と続き、平均年齢は約50歳です。年齢の推移は、徐々に40歳台が減少して50歳以上の人が増加してい
胃がん末期症状
ます。閉経との関係でみても、閉経後より多かった閉経前の患者が減少し、閉経後が増加しています。 乳がんのハイ?リスクグループ
胃がん末期症状
乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)が関与しているがんで、初潮が早い、閉経が遅い、初産年齢が遅いまたは高齢で未産、など、エストロゲンにさらされる期間が長いことが乳が
胃がん末期症状
んにかかりやすい条件として挙げられます。また、高脂肪食、肥満なども関与し、これは特に閉経後の女性で、脂肪組織でエストロゲンが作られているからです。
年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺がんに次いで2位になると見られる。
読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率78%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。
血液検査で早期発見
前立腺がんは、自覚症状が出にくく、かつては進行して骨などに転移して見つかる患者が4割を占めた。しかし血液で調べるPSA(前立腺特異抗原)検診の普及によって、早期で見つかるケースが急増した。早期なら10年後の生存率は90%以上とされ、手術でも放射線治療でも良好な治療成績をあげている。
手術は開腹のほかに、腹部に開けた数か所の穴からカメラなどを差し込んで行う腹腔(ふっくう)鏡手術もある。放射線では、通常の照射のほか、前立腺に針を刺して放射線を出すカプセルを埋め込む小線源治療が一昨年から始まった。さらに、重粒子線や陽子線といった特殊な放射線治療や、超音波の熱を用いた試験的な治療も一部で行われている。
注射やのみ薬でも
欧米では早期がんなら、手術や放射線治療を行うのが標準的な考え方だ。一方、日本では、男性ホルモンを抑える注射やのみ薬による治療が広く行われている。ホルモン治療には特別な技術は不要で、実施数は実力の指標にはならないが、各病院の治療の傾向を示すため、一覧に載せた。
前立腺がんの治療は、排尿障害や性機能の低下といった後遺症を伴うことがある。このため、早期で、がん細胞の中でも悪性度が低いタイプでは、定期検査を続けながら、経過観察するのも有力な選択肢のひとつだ。
泌尿器科医の国立がんセンター総長、垣添忠生さんは、「多様な選択肢の中で何を選ぶかは、最終的には患者さん自身の人生観による」と話す。
前立腺がんと言われても、焦る必要は少ない。セカンドオピニオン(別の専門医の意見)を聞き、じっくりと自分に合った治療を選びたい。前立腺の中にできることから始まるということです。前立腺がんは、早期では全く症状を伴わないません。そのため定期健診が勧められています。がんが進行すると大きくなって尿道を圧迫するようになり、膀胱からの尿の流出を妨げます。この段階で、多くの人は頻尿になりますが、尿が出にくくなったり、時々痛みを伴うこともあります。他には尿や精液に血液や膿が混じったり射精時に痛みを伴うことがあります。また、前立腺がんがリンパ節や骨などの臓器に広がると骨や関節、特に背中や腰に痛みを伴うことが多くなります。前立腺がんの症状はしばしば前立腺肥大症と似ています。いずれも高齢男性に多く、前立腺の体積が増加することにより頻尿が出現します。前立腺肥大症は前立腺の内腺が過度に増大したもので、がんではありません。前立腺肥大症か前立腺がんかを区別する唯一の方法は泌尿器科医に検査してもらうことです。正常の前立腺の増殖や機能は男性ホルモンであるテストステロンに影響されています。テストステロンはほとんどが精巣で産生されますが副腎でもわずかに産生されます。テストステロンは前立腺がんを刺激します。テストステロンが産生されていると前立腺がんは増殖して広がり続けます。直腸診:医師が手袋をはめてゼリーをつけた指を患者さんの肛門から直腸に入れて直腸壁ごしに前立腺の大きさや形を診察します。直腸診はほとんど時間がかからず、患者さんの不快感も思ったほどではありません。PSA検査:PSA(前立腺特異抗原)は前立腺で産生される蛋白で、血液の中にわずかにとけ込みます。血液中のPSAの値を測定することができ、この値が高いと次のような前立腺の病気の可能性があります。 (1) 前立腺肥大症 :前立腺が大きくなるもので、50歳以上の男性に多く、排尿困難になることがあります。(2) 立腺炎 :前立腺の感染や炎症です。
(3) 前立腺がん PSA検査は簡単な血液検査ですが、PSAの値だけで前立腺がんの有無がわかるわけではありません。0~4ng/mlを一般に正常値とみていますが、4ng/ml以上であっても前立腺がんでない人は多いですし、4ng/ml未満だからといって絶対に前立腺がんではないと断言することはできません。50歳以上の男性は前立腺がんを早期に発見するためにPSA検査と直腸診を健診のつもりで毎年受けることをお勧めします(アメリカでは40歳以上の男性全員に勧めています)。そうすることで根治できる早期の段階で前立腺がんを発見することが可能になります。ここで重要なことは、PSA検査と直腸診を一方だけではなく両方とも行った方が前立腺がんを発見するのに効果的であるということです。
がんを発見できない可能性もあります。がんが小さすぎる場合に直腸診で触知できずPSAも上昇していないことがあるからです。一見健康な人も前立腺がんを持っている可能性があります。PSAが高かったり直腸診でがんが疑われればさらに精査が勧められます。超音波検査:
医師が患者さんの直腸の中に小さな機械(プローブ)を入れて、その機械から無痛性の音波を出します。前立腺で反射して戻ってきた音波を画像に変換することにより、モニタ画面で前立腺の状態をみることができます。 針生検:
前立腺がんが疑われれば針を用いて前立腺組織を少量とることができます。この組織を顕微鏡で検査しがん細胞があるかどうか確認します。これでがん細胞を証明することが前立腺がんと診断する確実かつ唯一の方法です。最善の治療を選択するためには前立腺がんの広がりの程度、すなわち病期を診断することが重要です。前立腺がんの治療は病期によって異なります。治療方針を立てる場合には患者と医師が各々の治療の利点と欠点を話し合うことが重要です。これから前立腺がんの4つの病期と治療方針を述べていきます。 病期A:
がんは前立腺の中にとどまり、かつ小さいために、直腸診では発見で きず、他の診断方法で発見されることがあります。この病期では症状がないこ とが一般的で、経過観察で構わない場合もありますが、治療をすれば根治できると考えられます。この治療には前立腺摘除術と放射線療法があります。 病期B:
がんはまだ前立腺の中にどどまっていますが、直腸診でわかるくらい まで大きくなっています。この病期でも症状がないことがしばしばあります。 治療すれば根治できると考えられ、前立腺摘除術か放射線療法が一般的です。 病期C:
がんは前立腺からすぐ周りの部位に広がっています。この病期ではしばしば排 尿困難を伴います。治療には前立腺摘除術や放射線療法があります が、ホルモン療法もあります。この病期における治療の目的は前立腺がんの進行を遅くすることと排尿痛や排尿困難などの症状を軽くすることにあります。 病期D:
がんは骨やリンパ節のような前立腺以外の部位に広がっています。こ の病期の主な症状には排尿困難、骨の痛み、体重減少、疲労感があり、治療の 目的はこれらの症状を軽くすることにあります。治療はホルモン療法が中心で、症状改善のための手術を施行することもあります。前立腺がんはテストステロンにより増殖していますので、どんなに進行していてもテストステロンを 減少させたり妨害するホルモン療法は効果があり、がんの増殖を遅くすることで腫瘍を縮小し病気に伴う症状を軽くすることができます。また、転移がない 前立腺がんに対しては、前立腺摘除術や放射線療法により根治が期待できます。 前立腺摘除術:
前立腺をとる手術で、早期のがんを転移させない最も確実な 方法です。同時に骨盤リンパ節郭清(がんが転移しやすい前立腺の近くのリン パ節を摘除すること)も行います。前立腺摘除術に伴う合併症には勃起不全や尿失禁などがあります。勃起に関わる神経を温存できる場合もありますが、勃 起不全は多くの患者で起こります。どんな手術にでも起こるような重大な合併 症も起こりえます。 放射線療法:
高エネルギーのX線を用いて前立腺のがん細胞を殺します。放射 線療法は前立腺摘除術に伴う勃起不全や尿失禁の可能性を避けたい患者に適し ています。副作用には疲労感、照射域の皮膚反応、頻尿や排尿痛、胃部不快感、下痢、直腸の刺激症状や出血などがあります。これらの副作用の多くは治療を 中止すると消えます。また、放射線療法には前立腺に照射する根治的治療のほ かに、再発巣や転移巣に照射して症状を緩和する治療もあります。 精巣摘除術:
進行性前立腺がんに対して古くから行われている治療法で、両方 の精巣をとることによりテストステロンが効果的?永久的に減少します。精巣 摘除術は簡単な手術で、ほとんどは腰椎麻酔による下半身麻酔で行います。主な副作用は勃起不全と体のほてり感です。 LH-RHアナログ:
LH-RHアナログは精巣からのテストステロン産生を促す LH-RHという天然のホルモンを人工的に作ったものですが、毎月注射すると精 巣を刺激するホルモンを抑えることができ、精巣からのテストステロン産生が減少します。外科的去勢である精巣摘除術に対して薬物的去勢ともいわれます。 この治療のためには月に1回注射のために病院に来なければなりません。主な 副作用は精巣摘除術と同様に勃起不全と体のほてり感です。また、治療の最初の数週間に排尿困難や排尿痛などの症状が一時的に増強することもあります。 女性ホルモン:
女性ホルモンであるエストロゲンを投与する比較的簡単な治療 法で、薬を毎日内服する方法もあります。エストロゲンも精巣を刺激するホル モンを抑えることで精巣からのテストステロン産生を減少させます。この作用に加えて前立腺がん細胞に直接作用する薬もあります。副作用には上記2つの 去勢療法とは異なり、浮腫、乳房の腫大や疼痛、胃部不快感、嘔気嘔吐があり、 また、重大な心臓や血管の病気(血栓症や心臓発作など)を引き起こしたり増強することがあります。 抗アンドロゲン薬:
テストステロンが前立腺がん細胞に作用するのを妨害するので副腎から産生される少量のテストステロンの作用も抑えることが期待でき ます。抗アンドロゲン薬は毎日内服します。先に述べた去勢と併用すると効果的であるとしてLH-RHアナログとの併用を勧めることもあります。この併用療法の副作用には体のほてり感や勃起不全のほかに嘔気嘔吐や下痢、肝障害があります。 副腎皮質ホルモン:
この薬を内服すると副腎を刺激するホルモンを抑えることで副腎からのテストステロン産生能が抑えられると言われています。今までの ホルモン療法で効果がなくなった場合に使われることがあります。この副作用には顔が丸くなったり太ったりするほかに糖尿病の原因になったり感染に対する抵抗力が低下することがあります。また、胃に負担がかかったり、骨がもろ くなったり、皮膚が薄くなることもあります。 化学療法:
抗がん剤を血液とともに全身を循環させて増殖の早い細胞を殺す方 法です。これによりがん細胞の他に正常の健康な細胞も障害を受けます。健康 な細胞への害を減らすために抗がん剤は使用量と使用頻度のコントロールに注意がはらわれます。いろいろな抗がん剤があり他剤と併用して用いられること もあります。これらはおもに進行性前立腺がんの症状を軽くするために用いら れます。現在のところホルモン療法ほどの確実な方法がなく、化学療法には多くの副作用があり、最初からは使われません。 遺伝子治療: 日本やアメリカの一部の施設で実験的に行われているにすぎません。 前立腺の疾患で問題が起これば泌尿器科医と呼ばれる専門家に紹介されることになるでしょう。泌尿器科医は尿路性器系の病気の診 断と治療について専門的にトレーニングされた医師です。泌尿器科医は患者の 前立腺の症状の原因が前立腺肥大症にあるのか前立腺がんにあるのかを診断します。医師と十分に話し合い治療の選択肢を理解して納得した治療を受けられ るようにしてください。
患者さんの年齢分布は40歳台が一番多く、次いで50歳台、60歳台、30歳台、70歳台と続き、平均年齢は約50歳です。年齢の推移は、徐々に40歳台が減少して50歳以上の人が増加しています。閉経との関係でみても、閉経後より多かった閉経前の患者が減少し、閉経後が増加しています。
乳がんのハイ?リスクグループ
乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)が関与しているがんで、初潮が早い、閉経が遅い、初産年齢が遅いまたは高齢で未産、など、エストロゲンにさらされる期間が長いことが乳がんにかかりやすい条件として挙げられます。また、高脂肪食、肥満なども関与し、これは特に閉経後の女性で、脂肪組織でエストロゲンが作られているからです。
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。
年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺がんに次いで2位になると見られる。
読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率78%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。
●血液検査で早期発見
前立腺がんは、自覚症状が出にくく、かつては進行して骨などに転移して見つかる患者が4割を占めた。しかし血液で調べるPSA(前立腺特異抗原)検診の普及によって、早期で見つかるケースが急増した。早期なら10年後の生存率は90%以上とされ、手術でも放射線治療でも良好な治療成績をあげている。
手術は開腹のほかに、腹部に開けた数か所の穴からカメラなどを差し込んで行う腹腔(ふっくう)鏡手術もある。放射線では、通常の照射のほか、前立腺に針を刺して放射線を出すカプセルを埋め込む小線源治療が一昨年から始まった。さらに、重粒子線や陽子線といった特殊な放射線治療や、超音波の熱を用いた試験的な治療も一部で行われている。
●注射やのみ薬でも
欧米では早期がんなら、手術や放射線治療を行うのが標準的な考え方だ。一方、日本では、男性ホルモンを抑える注射やのみ薬による治療が広く行われている。ホルモン治療には特別な技術は不要で、実施数は実力の指標にはならないが、各病院の治療の傾向を示すため、一覧に載せた。
前立腺がんの治療は、排尿障害や性機能の低下といった後遺症を伴うことがある。このため、早期で、がん細胞の中でも悪性度が低いタイプでは、定期検査を続けながら、経過観察するのも有力な選択肢のひとつだ。
泌尿器科医の国立がんセンター総長、垣添忠生さんは、「多様な選択肢の中で何を選ぶかは、最終的には患者さん自身の人生観による」と話す。
前立腺がんと言われても、焦る必要は少ない。セカンドオピニオン(別の専門医の意見)を聞き、じっくりと自分に合った治療を選びたい。前立腺の中にできることから始まるということです。前立腺がんは、早期では全く症状を伴わないません。そのため定期健診が勧められています。がんが進行すると大きくなって尿道を圧迫するようになり、膀胱からの尿の流出を妨げます。この段階で、多くの人は頻尿になりますが、尿が出にくくなったり、時々痛みを伴うこともあります。他には尿や精液に血液や膿が混じったり射精時に痛みを伴うことがあります。また、前立腺がんがリンパ節や骨などの臓器に広がると骨や関節、特に背中や腰に痛みを伴うことが多くなります。前立腺がんの症状はしばしば前立腺肥大症と似ています。いずれも高齢男性に多く、前立腺の体積が増加することにより頻尿が出現します。前立腺肥大症は前立腺の内腺が過度に増大したもので、がんではありません。前立腺肥大症か前立腺がんかを区別する唯一の方法は泌尿器科医に検査してもらうことです。正常の前立腺の増殖や機能は男性ホルモンであるテストステロンに影響されています。テストステロンはほとんどが精巣で産生されますが副腎でもわずかに産生されます。テストステロンは前立腺がんを刺激します。テストステロンが産生されていると前立腺がんは増殖して広がり続けます。直腸診:医師が手袋をはめてゼリーをつけた指を患者さんの肛門から直腸に入れて直腸壁ごしに前立腺の大きさや形を診察します。直腸診はほとんど時間がかからず、患者さんの不快感も思ったほどではありません。PSA検査:PSA(前立腺特異抗原)は前立腺で産生される蛋白で、血液の中にわずかにとけ込みます。血液中のPSAの値を測定することができ、この値が高いと次のような前立腺の病気の可能性があります。 (1) 前立腺肥大症 :前立腺が大きくなるもので、50歳以上の男性に多く、排尿困難になることがあります。(2) 立腺炎 :前立腺の感染や炎症です。
(3) 前立腺がん PSA検査は簡単な血液検査ですが、PSAの値だけで前立腺がんの有無がわかるわけではありません。0~4ng/mlを一般に正常値とみていますが、4ng/ml以上であっても前立腺がんでない人は多いですし、4ng/ml未満だからといって絶対に前立腺がんではないと断言することはできません。50歳以上の男性は前立腺がんを早期に発見するためにPSA検査と直腸診を健診のつもりで毎年受けることをお勧めします(アメリカでは40歳以上の男性全員に勧めています)。そうすることで根治できる早期の段階で前立腺がんを発見することが可能になります。ここで重要なことは、PSA検査と直腸診を一方だけではなく両方とも行った方が前立腺がんを発見するのに効果的であるということです。
がんを発見できない可能性もあります。がんが小さすぎる場合に直腸診で触知できずPSAも上昇していないことがあるからです。一見健康な人も前立腺がんを持っている可能性があります。PSAが高かったり直腸診でがんが疑われればさらに精査が勧められます。超音波検査:
医師が患者さんの直腸の中に小さな機械(プローブ)を入れて、その機械から無痛性の音波を出します。前立腺で反射して戻ってきた音波を画像に変換することにより、モニタ画面で前立腺の状態をみることができます。 針生検:
前立腺がんが疑われれば針を用いて前立腺組織を少量とることができます。この組織を顕微鏡で検査しがん細胞があるかどうか確認します。これでがん細胞を証明することが前立腺がんと診断する確実かつ唯一の方法です。最善の治療を選択するためには前立腺がんの広がりの程度、すなわち病期を診断することが重要です。前立腺がんの治療は病期によって異なります。治療方針を立てる場合には患者と医師が各々の治療の利点と欠点を話し合うことが重要です。これから前立腺がんの4つの病期と治療方針を述べていきます。 病期A:
がんは前立腺の中にとどまり、かつ小さいために、直腸診では発見で きず、他の診断方法で発見されることがあります。この病期では症状がないこ とが一般的で、経過観察で構わない場合もありますが、治療をすれば根治できると考えられます。この治療には前立腺摘除術と放射線療法があります。 病期B:
がんはまだ前立腺の中にどどまっていますが、直腸診でわかるくらい まで大きくなっています。この病期でも症状がないことがしばしばあります。 治療すれば根治できると考えられ、前立腺摘除術か放射線療法が一般的です。 病期C:
がんは前立腺からすぐ周りの部位に広がっています。この病期ではしばしば排 尿困難を伴います。治療には前立腺摘除術や放射線療法があります が、ホルモン療法もあります。この病期における治療の目的は前立腺がんの進行を遅くすることと排尿痛や排尿困難などの症状を軽くすることにあります。 病期D:
がんは骨やリンパ節のような前立腺以外の部位に広がっています。こ の病期の主な症状には排尿困難、骨の痛み、体重減少、疲労感があり、治療の 目的はこれらの症状を軽くすることにあります。治療はホルモン療法が中心で、症状改善のための手術を施行することもあります。前立腺がんはテストステロンにより増殖していますので、どんなに進行していてもテストステロンを 減少させたり妨害するホルモン療法は効果があり、がんの増殖を遅くすることで腫瘍を縮小し病気に伴う症状を軽くすることができます。また、転移がない 前立腺がんに対しては、前立腺摘除術や放射線療法により根治が期待できます。 前立腺摘除術:
前立腺をとる手術で、早期のがんを転移させない最も確実な 方法です。同時に骨盤リンパ節郭清(がんが転移しやすい前立腺の近くのリン パ節を摘除すること)も行います。前立腺摘除術に伴う合併症には勃起不全や尿失禁などがあります。勃起に関わる神経を温存できる場合もありますが、勃 起不全は多くの患者で起こります。どんな手術にでも起こるような重大な合併 症も起こりえます。 放射線療法:
高エネルギーのX線を用いて前立腺のがん細胞を殺します。放射 線療法は前立腺摘除術に伴う勃起不全や尿失禁の可能性を避けたい患者に適し ています。副作用には疲労感、照射域の皮膚反応、頻尿や排尿痛、胃部不快感、下痢、直腸の刺激症状や出血などがあります。これらの副作用の多くは治療を 中止すると消えます。また、放射線療法には前立腺に照射する根治的治療のほ かに、再発巣や転移巣に照射して症状を緩和する治療もあります。 精巣摘除術:
進行性前立腺がんに対して古くから行われている治療法で、両方 の精巣をとることによりテストステロンが効果的?永久的に減少します。精巣 摘除術は簡単な手術で、ほとんどは腰椎麻酔による下半身麻酔で行います。主な副作用は勃起不全と体のほてり感です。 LH-RHアナログ:
LH-RHアナログは精巣からのテストステロン産生を促す LH-RHという天然のホルモンを人工的に作ったものですが、毎月注射すると精 巣を刺激するホルモンを抑えることができ、精巣からのテストステロン産生が減少します。外科的去勢である精巣摘除術に対して薬物的去勢ともいわれます。 この治療のためには月に1回注射のために病院に来なければなりません。主な 副作用は精巣摘除術と同様に勃起不全と体のほてり感です。また、治療の最初の数週間に排尿困難や排尿痛などの症状が一時的に増強することもあります。 女性ホルモン:
女性ホルモンであるエストロゲンを投与する比較的簡単な治療 法で、薬を毎日内服する方法もあります。エストロゲンも精巣を刺激するホル モンを抑えることで精巣からのテストステロン産生を減少させます。この作用に加えて前立腺がん細胞に直接作用する薬もあります。副作用には上記2つの 去勢療法とは異なり、浮腫、乳房の腫大や疼痛、胃部不快感、嘔気嘔吐があり、 また、重大な心臓や血管の病気(血栓症や心臓発作など)を引き起こしたり増強することがあります。 抗アンドロゲン薬:
テストステロンが前立腺がん細胞に作用するのを妨害するので副腎から産生される少量のテストステロンの作用も抑えることが期待でき ます。抗アンドロゲン薬は毎日内服します。先に述べた去勢と併用すると効果的であるとしてLH-RHアナログとの併用を勧めることもあります。この併用療法の副作用には体のほてり感や勃起不全のほかに嘔気嘔吐や下痢、肝障害があります。 副腎皮質ホルモン:
この薬を内服すると副腎を刺激するホルモンを抑えることで副腎からのテストステロン産生能が抑えられると言われています。今までの ホルモン療法で効果がなくなった場合に使われることがあります。この副作用には顔が丸くなったり太ったりするほかに糖尿病の原因になったり感染に対する抵抗力が低下することがあります。また、胃に負担がかかったり、骨がもろ くなったり、皮膚が薄くなることもあります。 化学療法:
抗がん剤を血液とともに全身を循環させて増殖の早い細胞を殺す方 法です。これによりがん細胞の他に正常の健康な細胞も障害を受けます。健康 な細胞への害を減らすために抗がん剤は使用量と使用頻度のコントロールに注意がはらわれます。いろいろな抗がん剤があり他
胃がん末期症状
剤と併用して用いられること もあります。これらはおもに進行性前立腺がんの症状を軽くするために用いら れます。現在のところホルモン療法ほどの確実な方法がなく、化学療法には
胃がん末期症状
多くの副作用があり、最初からは使われません。 遺伝子治療: 日本やアメリカの一部の施設で実験的に行われているにすぎません。 前立腺の疾患で問題が起これば泌尿器科医と呼ば
胃がん末期症状
れる専門家に紹介されることになるでしょう。泌尿器科医は尿路性器系の病気の診 断と治療について専門的にトレーニングされた医師です。泌尿器科医は患者の 前立腺の症状の原因が
胃がん末期症状
前立腺肥大症にあるのか前立腺がんにあるのかを診断します。医師と十分に話し合い治療の選択肢を理解して納得した治療を受けられ るようにしてください。
胃がん末期症状
患者さんの年齢分布は40歳台が一番多く、次いで50歳台、60歳台、30歳台、70歳台と続き、平均年齢は約50歳です。年齢の推移は、徐々に40歳台が減少して50歳以上の人が増加してい
胃がん末期症状
ます。閉経との関係でみても、閉経後より多かった閉経前の患者が減少し、閉経後が増加しています。 乳がんのハイ?リスクグループ
胃がん末期症状
乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)が関与しているがんで、初潮が早い、閉経が遅い、初産年齢が遅いまたは高齢で未産、など、エストロゲンにさらされる期間が長いことが乳が
胃がん末期症状
んにかかりやすい条件として挙げられます。また、高脂肪食、肥満なども関与し、これは特に閉経後の女性で、脂肪組織でエストロゲンが作られているからです。
胃がん克服
というたんぱく質を利用したワクチン療法もあります
この他、クローン技術を利用して作られた「モノクーロナル抗体」を利用してガン治療を行う研究も進んでいるようです。ちなみに、モノクロナール抗
体を使った治療を行う上で大切な「ヒト抗体」についてですが、免疫療法は、現段階では大きな副作用もないため、患者さんへの負担も少ないガンの治療法ですので、今後一層の普及が待たれます。
ところで、このガンの免疫療法ですが、確か保険適用はなかったように思います。
健康保険適用されないということは、多額の治療費を全額自己負担しなければならないということになりますので、金銭的には結構辛いような気がします。
ただ、お金や財産はあの世には持っていけないですので、もし、免疫療法を行うことになったら、財産は全て医療費として支払っても良いかと思います。
海外では承認されている薬が日本には承認されていないケースは多いです。
例えば、抗がん剤の新薬「アバスチン」です。アバスチンは、米国ジェネンテック社(日本ではロシュグループである「中外製薬」が開発?販売独占実
施権を取得)の開発した商品で、大腸ガンに治療薬としてアメリカで承認されている医薬品です。このアバスチンは、
血管新生阻害薬というまったく新しいタイプの抗がん剤です。
つまり、がん細胞が栄養を吸収してムクムク大きくなっていくのを防止して、兵糧攻めするタイプの抗がん剤なのです。現在、大腸ガン以外のガンへの治験が行われています。
通常の抗がん剤は、がん細胞を直接薬剤で攻撃する際に、健康な細胞まで攻撃してしまいますので、副作用が問題になりますが、アバスチンはがん細胞を兵糧攻めするタイプの抗がん剤ですので、副作用が少ないのも特徴です。
ところで、このアバスチン、日本で投与を受けようとすると、全額自己負担になってしまいます。なぜなら、未だに日本では承認されていないからです。(アメリカ?ヨーロッパ?イスラエルなどの国々では、アバスチンは承認されています)
なぜ日本で承認が遅れているのかという理由は分からないですが、とりあえず、承認を受けないことには健康保険の適用外になってしまいますので、アバスチンの投与を受けようとすると、自己負担になってしまいます。
そのようなわけで、お金をたくさん持っているリッチな方々は、アバスチンの投与を自己負担で受けることが可能になり、お金持ちで無い方は、自己負担することができませんので、アバスチンの治療を受けられなくなってしまうという、悲しい事態に陥ってしまいます。
日本は高福祉の国で、先進国として最先端に近い医療を受けられる国だと思っていただけに、これは結構物悲しいものがあります。先進国の多くで採用されている抗がん剤などの治療薬を使って、日本でも保険適用の範囲内で治療できれば、素晴しいことだと思うのですがどうなのでしょう???。
国の行っている薬品の承認についてですが、アメリカは日本よりも承認が早く降りるようなシステムが出来ているようです。承認システムの内容は以下の通り。
アメリカは、これらの日頃の努力の積み重ねによって、新薬の承認スピードが日本よりも格段に早いようです。
ところで、日本の製薬メーカーのWEBサイトを見てみると、治験の募集のお知らせが出ていることがあります。そのWEBサイト上の治験募集に自分の病気が上手く合致して、首尾よく治験に参加できれば、新薬をいち早く投与してもらえる可能性があるわけです。
でも、よくよく考えてみると、その新薬の効果を調べる為に、新薬を投与される患者さんと、まったく効果の無い新薬ではないダミーのお薬を投与される患者さんがおられるわけですので、必ずしも新薬を投与してもらえるわけではないという辺りが、大いに引っかかります
がん治療で私は、がんの化学療法を行っている病院に行くように勧めました。
抗がん剤は、その副作用や効果などによって様々な使い方や種類や組み合わせがあるからです。ですので、もし化学療法を行わなければならなくなったときに、しっかりとした治療を受けられると思ったからです。
ですので、ご自身やご家族の方にがんが発見されるケースが発生した時に備えて、がん治療を受ける?受けないに関わらず、日本で最先端に近い化学療法を行える病院に行くために、どの病院に行くのが良いのか、がん治療のために通える病院はどこなのかを調べてあったのが宜しいのではないかと思います
私ががんなら、この医者に行く
どの医療機関でどの医者に診てもらうかは、運に左右されることだが、この相談所では個々の患者にとって最適な医療チームを作って紹介している。
自身も大腸がんを経験した「がんのエキスパート」であり、日本のがん治療の頂点に立つ一人である海老原氏だからこそできる仕事であろう。その海老原氏が第一部でがんへの考察、患者、医者の心構え等をやさしく述べ、第二部で診断能力、手術の技能、最新治療への精通度などから氏が評価している医師を部位別に紹介する画期的な本である。
がん治療の最前線がよくわかる。
抗がん剤について調べたんですが、製薬と比べると抗がん剤の臨床試験の数が少なかったような気がしました。
でも、抗がん剤には、興味があります。
新しいシステムの抗がん剤なのです。IR情報を見ると「細胞増殖をG1フェーズで阻害することにより、アポトーシス(自己細胞死)を誘導します」と書いてあります。
がん細胞はアポトーシスが働かなくなって、無限に増殖を繰り返してしまうというのを以前TVで見たのですが、もしこのインジスラムが商品化されれば、自然にがん細胞が消滅してくれるようになるのでは????などと、思わず妄想してしまったりするわけです。(頭が悪い私が妄想しているだけですので、実際にどうかはわからないですが??これって日本でいつくらいに承認されるんだろうと思って、※フェーズを見てみたら、第Ⅱ相でした。
でも、「あぁ、第Ⅱ相なんだ~」って思ってもう一度見直してみたら、米国?欧州って書いてありました???。
お薬が実際に患者さんに処方される前には、治験が行われます。
この治験の結果によって、その薬の安全性とか副作用とか効果とかをしっかりとチェックするわけです。治験の結果が思わしくなければ、治験の段階でその医薬品の承認は見送りになりますので、治験が滞りなく行われるというのは、非常に重要なことだったりします。
ところで、この治験にはいくつかの決まった段階があり、それを順序良くクリアしていくことで、初めてお薬として承認されます。この段階のことをフェーズといいます。治験中のお薬やフェーズの段階については、製薬メーカーさんのIR情報で見れたりします。
ガン治療には手術や抗がん剤による化学療法や放射線療法だけではなく、「免疫療法」というものがあります。免疫療法とは、「NKT細胞」を利用するガン治療のことです。
NKT細胞の働きを高めて、ガン細胞を攻撃させるのです。
また、これと似たようなガン治療として「ワクチン療法」も存在します。
ワクチン療法とは、全てのガンに共通して存在する「WTI」というたんぱく質の断片をワクチンとして利用するガン治療のことです。さらに、ワクチン療法の進化版として「HER2」
変なお話病気になるのは簡単です誰もなろうとは思わないけどね
体温を36度以下に下げれば免疫力が50%落ちてウイルスに対する抵抗力がなくなり病気になりやすい。ということは逆に言えばいつも体温を36度以上に維持していれば病気にならないということです。早速、私も体温を測ったら「36.1度」ギリギリ。だけど考えてみたら体温が37度になったら「なんか熱っぽくなってなんとなく体がだるい」とか感じられるけど体温が下がってもあまり気がつかないもので困ったものです。
がん書籍からの情報によると厚労省の専門技官が「抗ガン剤でガンを治せないのは常識です。抗ガン剤は保険で払う必要がない。なぜなら、いくら抗ガン剤使ってもがん効果がないから(2005年10月20日?医療経済フォーラムジャパンにて)」と公言している。抗剤は患者に投与して、4週間以内に腫瘍が10人に1人縮小すれば「効果あり」と医療品に認可されるそうです。残る9割の患者の効果なしでは、自分がやられてしまう猛毒を使うにもリスクが高すぎです。1割ていどの腫瘍縮小効果も、まったく無意味だと。なぜなら、腫瘍は縮小しても、すぐにリバウンドがん増殖を始め、わずか5~8ヶ月で元の大きさに戻ってしまうそうです。そこからは、更に増殖を続け、がん患者を死にいたらしめる。抗剤を多種類打った患者ほど、再発、増殖、体力の消耗???そして死亡するまでの期間も短くなる。なぜなら抗剤や放射線には、致命的な欠陥があり、細胞だけを攻撃してくれればいいのですが、自らの免疫細胞(リンパ球、NK細胞など)も総攻撃し全滅させてしまうこと。そのため、抗ガン剤や放射線を使って喜ぶのはガン細胞だけ、とあります。なおさら、抗剤、放射線が怖くて使えません。私は、どうすればいいのでしょうか???。
東大医学部の教授クラスの医師4人が、自らになったとき、抗ガン剤投与を断固拒み、がん食事療法、代替療法で生き延びている、という話を聞きたとき、地が逆流する思いがしました。がん患者が抗剤を避けて代替療法で治療したいと申し出ても「あれは、迷信でだまされてはいけません」と抗ガン剤を使い続けたのに、自分がになると抗剤を拒否して代替医療で生き延びている、どうしたものか?
がん 種類で、有効ながん 種類になにがいいのか悩んでいます。がん 種類の方法が私は、いまだに分かっておらず、抗がん剤でのがん 種類の方法がほとんど効果あるのかということです。もし体の調子が悪く長引けばすぐにがん 種類の検査を受けましょう。もし全然違う病気
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この他、クローン技術を利用して作られた「モノクーロナル抗体」を利用してガン治療を行う研究も進んでいるようです。ちなみに、モノクロナール抗
体を使った治療を行う上で大切な「ヒト抗体」についてですが、免疫療法は、現段階では大きな副作用もないため、患者さんへの負担も少ないガンの治療法ですので、今後一層の普及が待たれます。
ところで、このガンの免疫療法ですが、確か保険適用はなかったように思います。
健康保険適用されないということは、多額の治療費を全額自己負担しなければならないということになりますので、金銭的には結構辛いような気がします。
ただ、お金や財産はあの世には持っていけないですので、もし、免疫療法を行うことになったら、財産は全て医療費として支払っても良いかと思います。
海外では承認されている薬が日本には承認されていないケースは多いです。
例えば、抗がん剤の新薬「アバスチン」です。アバスチンは、米国ジェネンテック社(日本ではロシュグループである「中外製薬」が開発?販売独占実
施権を取得)の開発した商品で、大腸ガンに治療薬としてアメリカで承認されている医薬品です。このアバスチンは、
血管新生阻害薬というまったく新しいタイプの抗がん剤です。
つまり、がん細胞が栄養を吸収してムクムク大きくなっていくのを防止して、兵糧攻めするタイプの抗がん剤なのです。現在、大腸ガン以外のガンへの治験が行われています。
通常の抗がん剤は、がん細胞を直接薬剤で攻撃する際に、健康な細胞まで攻撃してしまいますので、副作用が問題になりますが、アバスチンはがん細胞を兵糧攻めするタイプの抗がん剤ですので、副作用が少ないのも特徴です。
ところで、このアバスチン、日本で投与を受けようとすると、全額自己負担になってしまいます。なぜなら、未だに日本では承認されていないからです。(アメリカ?ヨーロッパ?イスラエルなどの国々では、アバスチンは承認されています)
なぜ日本で承認が遅れているのかという理由は分からないですが、とりあえず、承認を受けないことには健康保険の適用外になってしまいますので、アバスチンの投与を受けようとすると、自己負担になってしまいます。
そのようなわけで、お金をたくさん持っているリッチな方々は、アバスチンの投与を自己負担で受けることが可能になり、お金持ちで無い方は、自己負担することができませんので、アバスチンの治療を受けられなくなってしまうという、悲しい事態に陥ってしまいます。
日本は高福祉の国で、先進国として最先端に近い医療を受けられる国だと思っていただけに、これは結構物悲しいものがあります。先進国の多くで採用されている抗がん剤などの治療薬を使って、日本でも保険適用の範囲内で治療できれば、素晴しいことだと思うのですがどうなのでしょう???。
国の行っている薬品の承認についてですが、アメリカは日本よりも承認が早く降りるようなシステムが出来ているようです。承認システムの内容は以下の通り。
アメリカは、これらの日頃の努力の積み重ねによって、新薬の承認スピードが日本よりも格段に早いようです。
ところで、日本の製薬メーカーのWEBサイトを見てみると、治験の募集のお知らせが出ていることがあります。そのWEBサイト上の治験募集に自分の病気が上手く合致して、首尾よく治験に参加できれば、新薬をいち早く投与してもらえる可能性があるわけです。
でも、よくよく考えてみると、その新薬の効果を調べる為に、新薬を投与される患者さんと、まったく効果の無い新薬ではないダミーのお薬を投与される患者さんがおられるわけですので、必ずしも新薬を投与してもらえるわけではないという辺りが、大いに引っかかります
がん治療で私は、がんの化学療法を行っている病院に行くように勧めました。
抗がん剤は、その副作用や効果などによって様々な使い方や種類や組み合わせがあるからです。ですので、もし化学療法を行わなければならなくなったときに、しっかりとした治療を受けられると思ったからです。
ですので、ご自身やご家族の方にがんが発見されるケースが発生した時に備えて、がん治療を受ける?受けないに関わらず、日本で最先端に近い化学療法を行える病院に行くために、どの病院に行くのが良いのか、がん治療のために通える病院はどこなのかを調べてあったのが宜しいのではないかと思います
私ががんなら、この医者に行く
どの医療機関でどの医者に診てもらうかは、運に左右されることだが、この相談所では個々の患者にとって最適な医療チームを作って紹介している。
自身も大腸がんを経験した「がんのエキスパート」であり、日本のがん治療の頂点に立つ一人である海老原氏だからこそできる仕事であろう。その海老原氏が第一部でがんへの考察、患者、医者の心構え等をやさしく述べ、第二部で診断能力、手術の技能、最新治療への精通度などから氏が評価している医師を部位別に紹介する画期的な本である。
がん治療の最前線がよくわかる。
抗がん剤について調べたんですが、製薬と比べると抗がん剤の臨床試験の数が少なかったような気がしました。
でも、抗がん剤には、興味があります。
新しいシステムの抗がん剤なのです。IR情報を見ると「細胞増殖をG1フェーズで阻害することにより、アポトーシス(自己細胞死)を誘導します」と書いてあります。
がん細胞はアポトーシスが働かなくなって、無限に増殖を繰り返してしまうというのを以前TVで見たのですが、もしこのインジスラムが商品化されれば、自然にがん細胞が消滅してくれるようになるのでは????などと、思わず妄想してしまったりするわけです。(頭が悪い私が妄想しているだけですので、実際にどうかはわからないですが??これって日本でいつくらいに承認されるんだろうと思って、※フェーズを見てみたら、第Ⅱ相でした。
でも、「あぁ、第Ⅱ相なんだ~」って思ってもう一度見直してみたら、米国?欧州って書いてありました???。
お薬が実際に患者さんに処方される前には、治験が行われます。
この治験の結果によって、その薬の安全性とか副作用とか効果とかをしっかりとチェックするわけです。治験の結果が思わしくなければ、治験の段階でその医薬品の承認は見送りになりますので、治験が滞りなく行われるというのは、非常に重要なことだったりします。
ところで、この治験にはいくつかの決まった段階があり、それを順序良くクリアしていくことで、初めてお薬として承認されます。この段階のことをフェーズといいます。治験中のお薬やフェーズの段階については、製薬メーカーさんのIR情報で見れたりします。
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NKT細胞の働きを高めて、ガン細胞を攻撃させるのです。
また、これと似たようなガン治療として「ワクチン療法」も存在します。
ワクチン療法とは、全てのガンに共通して存在する「WTI」というたんぱく質の断片をワクチンとして利用するガン治療のことです。さらに、ワクチン療法の進化版として「HER2」
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体温を36度以下に下げれば免疫力が50%落ちてウイルスに対する抵抗力がなくなり病気になりやすい。ということは逆に言えばいつも体温を36度以上に維持していれば病気にならないということです。早速、私も体温を測ったら「36.1度」ギリギリ。だけど考えてみたら体温が37度になったら「なんか熱っぽくなってなんとなく体がだるい」とか感じられるけど体温が下がってもあまり気がつかないもので困ったものです。
がん書籍からの情報によると厚労省の専門技官が「抗ガン剤でガンを治せないのは常識です。抗ガン剤は保険で払う必要がない。なぜなら、いくら抗ガン剤使ってもがん効果がないから(2005年10月20日?医療経済フォーラムジャパンにて)」と公言している。抗剤は患者に投与して、4週間以内に腫瘍が10人に1人縮小すれば「効果あり」と医療品に認可されるそうです。残る9割の患者の効果なしでは、自分がやられてしまう猛毒を使うにもリスクが高すぎです。1割ていどの腫瘍縮小効果も、まったく無意味だと。なぜなら、腫瘍は縮小しても、すぐにリバウンドがん増殖を始め、わずか5~8ヶ月で元の大きさに戻ってしまうそうです。そこからは、更に増殖を続け、がん患者を死にいたらしめる。抗剤を多種類打った患者ほど、再発、増殖、体力の消耗???そして死亡するまでの期間も短くなる。なぜなら抗剤や放射線には、致命的な欠陥があり、細胞だけを攻撃してくれればいいのですが、自らの免疫細胞(リンパ球、NK細胞など)も総攻撃し全滅させてしまうこと。そのため、抗ガン剤や放射線を使って喜ぶのはガン細胞だけ、とあります。なおさら、抗剤、放射線が怖くて使えません。私は、どうすればいいのでしょうか???。
東大医学部の教授クラスの医師4人が、自らになったとき、抗ガン剤投与を断固拒み、がん食事療法、代替療法で生き延びている、という話を聞きたとき、地が逆流する思いがしました。がん患者が抗剤を避けて代替療法で治療したいと申し出ても「あれは、迷信でだまされてはいけません」と抗ガン剤を使い続けたのに、自分がになると抗剤を拒否して代替医療で生き延びている、どうしたものか?
がん 種類で、有効ながん 種類になにがいいのか悩んでいます。がん 種類の方法が私は、いまだに分かっておらず、抗がん剤でのがん 種類の方法がほとんど効果あるのかということです。もし体の調子が悪く長引けばすぐにがん 種類の検査を受けましょう。もし全然違う病気
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<治療方法を決めるにあたり>
がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
前立腺がんの治療には「ホルモン療法」、「外科療法(手術)」、「放射線療法」が行われるのが一般的です。他に「化学療法(抗がん剤)」もあります。 治療法は、がんの進み具合(病期)やがんの部位、患者さんの年齢などから判断されます。
前立腺がんの病期(ステージ)はリンパ節転移の有無や遠隔転移の有無などにより決定します。 また、国際的に普及しているがん細胞の異型度(悪性度)を5段階で判断するグリーソン分類も使いします。
A期前立腺肥大症に対する手術の結果、偶然発見されたがん
B期がんが前立腺内に限局する状態
C期がんが前立腺の被膜を超えて周囲脂肪組織、精嚢もしくは膀胱頚部に浸潤している状態
D期がんがリンパ節や骨、肺、肝などの遠隔臓器に転移している状態。
前立腺がんの異型度(悪性度)は高分化型がん(おとなしいがん)、中分化型がん、低分化型がん(悪性度の高いがん)がどの程度を占めるかによって判断されます。
主たる(最も大きな領域を占める組織評価)評点(1-5)と従たる(大きな領域を占める組織の評価) 評点(1-5)によって,その分類評価は2(極めて高分化=悪性度が低い)から1(極めて低分化=悪性度が高い)までスコアがつけられます。
【前立腺がんの治療-経過観察】
前立腺癌は、前立腺肥大症などのほかの病気を手術した際に発見されることがあります。 また、高齢者でPSA値や画像検査で前立腺がんの疑いがあり、生検をしたところがんが発見されることがあります。
これらの初期のがんで悪性度(異型度)が低いおとなしいがんは「偶発がん」といわれ、グリーソン分類では3以下のがんになります。
この場合にはすぐに治療を行うのではなく、定期的にPSA値の測定をし変化を見ていきます。 PSA値の変動がない場合にはがんが成長していないと考えられるため、そのまま経過観察をします。 PSA値が上昇するようであれば必要に応じて治療を開始します。
【前立腺がんの治療-ホルモン療法】
ホルモン療法は、前立腺がんの治療として最も基本となる治療法です。
前立腺癌の成長には男性ホルモンが関与しています。そのため男性ホルモンの作用を抑えてがんの勢いを弱めようという治療がホルモン療法になります。
ホルモン療法はがんが限局していなくても行うことができるためどの病期でも治療が行えます。
以前は精巣摘出術といって男性ホルモンを分泌する精巣を切除する方法が取られていましたが、 最近は、LH-RHアゴニストという注射を使うことで精巣を切除するのと同等の効果が得られるため精巣切除は減ってきています。
脳の下垂体はLH-RHというホルモンの刺激を受けて精巣や副腎から男性ホルモンを分泌させるホルモンをだします。 LH-RHアゴニストを注射しはじめると最初は急激に男性ホルモンが分泌されますが、 やがて下垂体が反応しなくなり男性ホルモンの分泌が低下します。この皮下注射を1ヶ月~3ヶ月に一度行います。 ゾラデックスや リュープリンが使われます。副作用ではほてりや発汗などがあります。
このLH-RHアゴニストに加えて男性ホルモンの分泌を抑える女性ホルモン薬(エストロゲン)を使うか、 男性ホルモンが前立腺に働きかけるのを防ぐ抗男性ホルモン薬(アンチアンドロゲン)を内服で使います。
女性ホルモン薬には(エストラサイト、ビアセチル、プロエスタ)や ホンバンがあります。 副作用で特に注意が必要なのは血栓や心筋梗塞?心不全で、胸部痛、手足の浮腫み、動悸?息切れ、立ちくらみ、 手足のしびれなどが出た場合には致命傷になることがあるためすぐに対応する必要があります。
抗男性ホルモン薬にはステロイド性の薬と非ステロイド性の薬があります。
ステロイド性の抗男性ホルモン薬にはプレドニゾロン(プレドニゾロン、プレドニン)、デキサメタゾン(デカドロン、デキサメサゾン、ミタゾーン、コルソン)などの薬があります。非ステロイド性の薬にはカソデックス、オダイン、プロスタールなどの薬があります。
これらの薬の副作用には過敏症、悪心、嘔吐、呼吸困難、女性化乳房および肝機能障害がみられることがあります。
ホルモン療法を長く続けていると効果がなくなってくるため、できるだけ長期にわたって効果を持続させるために薬を使わない時期を設ける「間欠療法」が行われるようになってきました。
PSAの数値が下がったらホルモン剤の投与を一度休止し、上昇してきた場合に再び使い始めるといいうもので、 副作用を軽減し、効果を長続きさせられるといわれています。
【前立腺がんの治療-外科手術療法】
転移のない前立腺がんに対しては前立腺を全て摘出する前立腺全摘除術が行われることがあります。前立腺および精巣を摘出するとともに周囲のリンパ節の切除も行い、その後膀胱と尿道をつなぎ合わせます。
この方法は目に見えるがんを全て切除する方法ですが、前立腺内に限局している場合しか対象にはならず、目に見えない小さな浸潤や転移が取り残される可能性があります。
浸潤や転移の可能性がある場合にはホルモン療法や放射線療法が術後に行われることがあります。
ホルモン療法が長期にわたると効果がなくなってくるため、早期がんであれば切除することが多くなります。 しかし、手術の後遺症として尿失禁とED(性機能不全)が起こる可能性があります。 【前立腺がんの治療-放射線療法】
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。放射線をあてる方法には外部照射(体の外から前立腺をねらってあてる)?術中照射(おなかを開いている間に病巣にあてる)?組織内照射(がんに針を刺し、その先端からあてる)があります。
放射線療法の副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年~数年後にでてくる晩期合併症とがあります。
放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要です。
しかし最近の外部照射では放射線装置の進歩により副作用の割合もすくなく、安全性も増してきています。
また、将来的に新しい照射法「小線源刺入法(しょうせんげんしにゅうほう)」が保険適用されれば、治療用の放射性物質をがん内部に埋め込むことで、正常組織への放射線の影響を最小限に抑えることができ、がんに対しては常時放射線治療を行えるようになります。(現在日本では放射性物質の取り扱いの規制上、認可されていません)アメリカでは小線源刺入法が、早期前立腺がんで活動的な多くの患者さんにすでに使用されています。
前立腺がんの治療-化学療法(抗がん剤)
前立腺癌に対して抗がん剤療法はそれほど効果が認められていないため通常は行われません。
ホルモン療法が有効で無い場合や効果がなくなった場合に抗がん剤治療が行われています。
前立腺がんの治療-緩和ケア
骨に転移すると痛みが出てきます。この痛みを緩和するために最初のうちはボルタレンなどの非モルヒネ系のクスリを使いますがそれで抑えられなくなるとMSコンチンや カディアンなどのモルヒネを使うか、 フェンタニル(デュロテップパッチ)という貼り薬(麻薬)を使う場合もあります。
放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法では白血球減少による免疫力の低下が起こりやすいため体を清潔に保つことが大切ですし、規則正しい生活を送る必要があります。 免疫力を賦活させることが大切です。
また、骨髄損傷による白血球減少、血小板減少、貧血などが起こりやすいため造血機能を強化することも大切になります。
大腸がん(大腸癌)は大腸に発生するがんの総称であり、がんのできる部位よって分類されます。
大腸の始まりは盲腸で、続いて上に向かうので上行結腸、次いで横たわっている部分の横行結腸、 下に向かう下行結腸、S字状にまがっているS状結腸、そして肛門に続く15cmほどのまっすぐな部分を直腸と呼びます。
大腸がんは癌ができたそれぞれの部位によって盲腸がん、上行結腸がん、横行結腸がん、下行結腸がん、S状結腸がん、直腸がんと呼びます。
大腸がん(大腸癌)のできやすい部位は、直腸とS状結腸、上行結腸となります。つまり、大腸癌のうち日本人に多いのは直腸がん、S状結腸がん、上行結腸がんの順になります。
大腸がん(大腸癌)は、日本人に増加傾向が著しいがんで、胃がんを抜くという予想もされています。 また、大腸がん(大腸癌)による死亡も男性では肺がん、肝臓がんについで3番目、女性では1番目に多くなると予想されています。
大腸がんの発生を年齢別に見ると60歳代が一番多く、次いで50歳代、70歳代の順です。若年者(20-30歳代)大腸がん(大腸癌)は家族や血縁者の中に多発する傾向があります。
大腸がん(大腸癌)の原因
日本人に大腸がん(大腸癌)が増えている要因としては大きく3つあります。
1つは、食生活の欧米化により、動物性脂質や動物性タンパク質の摂取量が増えたのに対し 炭水化物や食物繊維の摂取量が減っているため便が大腸内に留まる時間が長くなり、食べたものに含まれていたり、 代謝によって発生した発癌物質が大腸粘膜に接している時間が長くなったためであると考えられています。
便秘症の方は大腸がん(大腸癌)の危険性が高くなりますので、普段から便秘には気をつける必要があります。
もう1つは、高齢者の急激な増加です。
他のがんでも同じことが言えますが、がんは高齢者に発症しやすい病気である為高齢者が増えればがんになる方も増えるということになります。
上記は食生活などの後天的な環境的因子での大腸がんの増加要因ですが、大腸がん(大腸癌)の発生には他に遺伝的因子が関与している場合もあります。
「家族性大腸ポリポーシス」と「遺伝性非ポリポーシス大腸がん」です。
家族性大腸ポリポーシスは若いうちに大腸に数百ものポリープができ、高頻度で大腸がん(大腸癌)が発生する遺伝性の病気で大腸がん(大腸癌)の1%程度になります。
遺伝性非ポリポーシス大腸がん(大腸癌)はポリープを伴わないがんで、「親子などの近親者に大腸がんの人が3人以上いる」 「大腸がん(大腸癌)の発生が2世代以上にわたる」「50歳未満で大腸がん(大腸癌)と診断された人がいる」という3つの条件がそろったときに診断され全体の5%程度を占めます。
大腸がん(大腸癌)の症状
大腸は長い臓器であるため、大腸がん(大腸癌)の症状は部位によって異なります。
大腸がんの初期には自覚症状がありませんが、ある程度がんが大きくなると血便や排便異常、残便感、腹痛、下痢と便秘、腹部のはり、貧血症状などが出てきます。
血便は肛門近くにできたがんであるほどはっきりと赤い血液が付いた便になるので分かりやすくなります。 そのため直腸がんでは赤いはっきりとした血便が多く認められます。S状結腸がんでは血液が少し変色して黒っぽくなった血便となります。 さらに肛門からはなれた結腸がん(盲腸がんや上行結腸がん、横行結腸がんなど)になると血液が便に混じってしまい血便であることを見分けることが難しくなります。
排便異常や残便感、腹痛などは大腸の内腔(内側)が、がんで狭められたときに現れやすい症状になります。これらの症状も血便と同様肛門近くにできたがんに表れやすい症状になります。肛門から離れた場所にできた場合にはまだ、水分を多く含んでおりドロドロした状態であるため、たとえ内腔が細くなっていても通過することができるからです。
腹痛や腹部のはり、貧血症状などは肛門から離れた結腸がん(結腸癌)に多く見られる症状になります。 腹部近くのシコリが大きくなり痛みやはりがでたり、がんからの出血が続き貧血症状が見られるのです。
他に腸閉塞気味になるために起こる嘔吐で発見されることもあります。
さらには大腸がんが進行して肺や肝臓に転移したことで呼吸が苦しくなったり、咳がでたり、背中や腹部が張ったり痛くなったり、 食欲不振になったり黄疸症状が出て気が付く場合もあります。
大腸がん(大腸癌)の診断
大腸がん(大腸癌)は初期の段階で発見できれば治る可能性が高いがんです。 しかし初期の段階では自覚症状がでないこともあるので、定期的に検査を受けることが大切です。
大腸がん(大腸癌)は高齢者に多く発生するがんですから、40歳を過ぎた頃からは定期的に検査を受けることをお勧めいたします。
特に食生活で脂肪分の多い食事や肉類を好み、野菜不足の方は大腸がんになりやすいためご注意下さい。
便潜血反応検査大腸がんの検査
大腸がん(大腸癌)の初歩的な検査には便潜血反応検査があります。この検査は肉眼では見えない便の中の血液の有無を調べる検査で、食事制限もなく簡単に受けることができる検査です。ただし、この検査が陽性でも、確実に「大腸がんがある」ということではありませんし、逆に陰性でも確実に「大腸がんはない」ともいえません。
大腸がん(大腸癌)の精密検査が必要かどうかを探すスクリーニング検査として行う性質の検査ですが、3割程度の人がこの便潜血反応検査で大腸がんが発見されています。
便潜血反応検査では出血を伴わない大腸がんの場合には見つけることができません。また痔などでも陽性になることがあるので便潜血反応が陽性であったからといってすぐに大腸がんであるという判断はしないようにしましょう。
ただし、便潜血反応検査が陽性であれば大腸がん(大腸癌)の可能性はありますので直ちに精密検査を行うことをお勧めします。
血液検査大腸がんの検査
簡単にできる検査としては血液検査の腫瘍マーカーもあります。腫瘍マーカーとは、がん細胞がつくる物質、またはがん細胞と反応して体内の正常細胞がつくる物質のうち、がんの診断または治療の目印として役立つものであり、大腸がん(大腸癌)の場合にはCEAという腫瘍マーカーを使います。
しかし、腫瘍マーカーには、がんに関係なく増えたり、他の臓器にできたがんでも上昇することがあるなど不確実なところがあり、これだけでがんの有無を診断することはできません。
主にがんの治療の効果を判定する指標として使われます。進行の傾向を見る意味で使うと考えると良いでしょう。
直腸診大腸がんの検査
肛門から指を挿入して腫瘍の有無やできている部位を調べる検査です。肛門近くの直腸は大腸がんが良くできる場所でもあるため簡便な検査方法として有用です。
大腸がん(大腸癌)のさらに詳しい検査には、注腸造影検査と内視鏡を使った大腸ファイバースコープがあります。どちらの検査も下剤で便を全部排出しないと精度の高い検査はできません。とくに内視鏡検査では盲腸まで挿入することになり、痛みも伴います。胃の検査などに比べれば多少負担のかかる検査といえます。
注腸造影検査大腸がんの検査
注腸造影検査は昔から大腸がん(大腸癌)の検査で行われてきました。肛門から造影剤(バリウム)と空気を注入し大腸を膨らませた状態でX線撮影を行う検査です。
大腸がん(大腸癌)は直腸やS状結腸にできやすく注腸造影検査では見落とされる可能性があります。また、薄く拡がる平坦型の大腸がんは見つけることが大変困難で見落としも多く、生殖器への放射線の被曝も多く、十分な空気を入れる必要があるため痛みも伴います。
痛みがあって、食事制限も必要であるにもかかわらず見落としの危険性があるということで、最近では注腸造影検査を行わずに内視鏡を使った検査を中心としている病院が多くなってきています。
ただし病院によっては内視鏡の経験豊富な医師がいないという理由で注腸を行っている施設が多いことは事実ですし、ひどい場合にはX線検査を行った後に内視鏡検査を行えば治療費を多く取れるという理由で注腸検査を最初に行う病院もあるようです。
厚生労働省発行の大腸ガン(大腸癌)検診ガイドラインでは精密検査として「全大腸内視鏡検査をすすめる。しかし内視鏡が困難な場合は注腸とS字結腸内視鏡の併用とする」となっています。大腸がん(大腸癌)の検査で「注腸のみ」は好ましくないという見解です。
大腸内視鏡検査ファイバースコープ大腸がんの検査
肛門から内視鏡を挿入し大腸を調べる検査です。内視鏡検査は、極めて小さなポリープも発見することができますし、微妙な色調の変化からがんを発見することができます。さらに大腸がん(大腸癌)の疑いがある組織を採取することもできます。採取した組織を顕微鏡で検査する生検を行うことでがんであるかの確定診断ができます。
ポリープの切除(内視鏡的ポリペクトミー)も可能であり、注腸検査より精度の高い有用な診断方法です。
内視鏡検査には経験が大切です。経験豊富な医師であれば確実に一番奥の盲腸まで内視鏡を入れることができ、しかも痛みもそれほどなく検査を済ますことができます。
十分な経験を持つ医師が検査を行えば痛みが少なく、見落としもなく、被爆する危険性もないため大腸がんの精密検査としてもっとも確実な検査といえるでしょう。
大腸がんの場合、レントゲンや内視鏡ができる状態でない腸閉塞状態でも、CT検査で腫瘍の状態を把握することができます。 術前検査で大事なことは、がんがある周囲のリンパがはれていないかを検査すること、また肝や肺に転移していないかを検査することです。これらはCTやMRI,超音波内視鏡などを用いて検査します。
CT検査やMRI検査ではがんの骨盤内での拡がりと他の臓器への転移の有無を調べることができます。
また<超音波内視鏡検査>ではがんが大腸壁のどこまで達しているのか、リンパ節転移の有
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無について調べることができます。この検査では内視鏡の先端に超小型の超音波断層装置をつけて内視鏡検査と同様に検査を行います。腸壁の断層像からがんの深達度を判断すること
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ができたり、深い部分に薄く拡がる大腸がんの浸潤の範囲を調べることができます。
PET検査大腸がんの検査
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PETは現時点では限られた施設にしかありませんが、細胞分裂の盛んな細胞(癌)はエネルギー(ブドウ唐)を正常細胞よりも多く消費するという性質を利用した画像検査PE(ペ
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が行われるようになってきました。
PETを用いた検査ではまず、「フッ素18」という放射性物質を付けたブドウ糖(FD
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G)を静脈注射します。他の細胞と比較して異常な速さで増殖するがん細胞は多くのエネルギーを必要とし、ブドウ糖をより多く消費する性質があります。ブドウ糖はがんの部分に集
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まり、それだけ放射線を多く放出するので画像で濃く見えるのです。
PETの検査は健康診断としては実費で受けるしかなく費用も10万円ほどの自己負担が必要と
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なりますが、従来の検査でがんが疑われて確定診断が必要な場合や、転移?再発検査の場合には保険適用を受けることができ程度で検査ができるようになりました。
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しかし、画像の鮮明さでは内視鏡検査には及ばないため他の検査とあわせることも重要になります。
がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
前立腺がんの治療には「ホルモン療法」、「外科療法(手術)」、「放射線療法」が行われるのが一般的です。他に「化学療法(抗がん剤)」もあります。 治療法は、がんの進み具合(病期)やがんの部位、患者さんの年齢などから判断されます。
前立腺がんの病期(ステージ)はリンパ節転移の有無や遠隔転移の有無などにより決定します。 また、国際的に普及しているがん細胞の異型度(悪性度)を5段階で判断するグリーソン分類も使いします。
A期前立腺肥大症に対する手術の結果、偶然発見されたがん
B期がんが前立腺内に限局する状態
C期がんが前立腺の被膜を超えて周囲脂肪組織、精嚢もしくは膀胱頚部に浸潤している状態
D期がんがリンパ節や骨、肺、肝などの遠隔臓器に転移している状態。
前立腺がんの異型度(悪性度)は高分化型がん(おとなしいがん)、中分化型がん、低分化型がん(悪性度の高いがん)がどの程度を占めるかによって判断されます。
主たる(最も大きな領域を占める組織評価)評点(1-5)と従たる(大きな領域を占める組織の評価) 評点(1-5)によって,その分類評価は2(極めて高分化=悪性度が低い)から1(極めて低分化=悪性度が高い)までスコアがつけられます。
【前立腺がんの治療-経過観察】
前立腺癌は、前立腺肥大症などのほかの病気を手術した際に発見されることがあります。 また、高齢者でPSA値や画像検査で前立腺がんの疑いがあり、生検をしたところがんが発見されることがあります。
これらの初期のがんで悪性度(異型度)が低いおとなしいがんは「偶発がん」といわれ、グリーソン分類では3以下のがんになります。
この場合にはすぐに治療を行うのではなく、定期的にPSA値の測定をし変化を見ていきます。 PSA値の変動がない場合にはがんが成長していないと考えられるため、そのまま経過観察をします。 PSA値が上昇するようであれば必要に応じて治療を開始します。
【前立腺がんの治療-ホルモン療法】
ホルモン療法は、前立腺がんの治療として最も基本となる治療法です。
前立腺癌の成長には男性ホルモンが関与しています。そのため男性ホルモンの作用を抑えてがんの勢いを弱めようという治療がホルモン療法になります。
ホルモン療法はがんが限局していなくても行うことができるためどの病期でも治療が行えます。
以前は精巣摘出術といって男性ホルモンを分泌する精巣を切除する方法が取られていましたが、 最近は、LH-RHアゴニストという注射を使うことで精巣を切除するのと同等の効果が得られるため精巣切除は減ってきています。
脳の下垂体はLH-RHというホルモンの刺激を受けて精巣や副腎から男性ホルモンを分泌させるホルモンをだします。 LH-RHアゴニストを注射しはじめると最初は急激に男性ホルモンが分泌されますが、 やがて下垂体が反応しなくなり男性ホルモンの分泌が低下します。この皮下注射を1ヶ月~3ヶ月に一度行います。 ゾラデックスや リュープリンが使われます。副作用ではほてりや発汗などがあります。
このLH-RHアゴニストに加えて男性ホルモンの分泌を抑える女性ホルモン薬(エストロゲン)を使うか、 男性ホルモンが前立腺に働きかけるのを防ぐ抗男性ホルモン薬(アンチアンドロゲン)を内服で使います。
女性ホルモン薬には(エストラサイト、ビアセチル、プロエスタ)や ホンバンがあります。 副作用で特に注意が必要なのは血栓や心筋梗塞?心不全で、胸部痛、手足の浮腫み、動悸?息切れ、立ちくらみ、 手足のしびれなどが出た場合には致命傷になることがあるためすぐに対応する必要があります。
抗男性ホルモン薬にはステロイド性の薬と非ステロイド性の薬があります。
ステロイド性の抗男性ホルモン薬にはプレドニゾロン(プレドニゾロン、プレドニン)、デキサメタゾン(デカドロン、デキサメサゾン、ミタゾーン、コルソン)などの薬があります。非ステロイド性の薬にはカソデックス、オダイン、プロスタールなどの薬があります。
これらの薬の副作用には過敏症、悪心、嘔吐、呼吸困難、女性化乳房および肝機能障害がみられることがあります。
ホルモン療法を長く続けていると効果がなくなってくるため、できるだけ長期にわたって効果を持続させるために薬を使わない時期を設ける「間欠療法」が行われるようになってきました。
PSAの数値が下がったらホルモン剤の投与を一度休止し、上昇してきた場合に再び使い始めるといいうもので、 副作用を軽減し、効果を長続きさせられるといわれています。
【前立腺がんの治療-外科手術療法】
転移のない前立腺がんに対しては前立腺を全て摘出する前立腺全摘除術が行われることがあります。前立腺および精巣を摘出するとともに周囲のリンパ節の切除も行い、その後膀胱と尿道をつなぎ合わせます。
この方法は目に見えるがんを全て切除する方法ですが、前立腺内に限局している場合しか対象にはならず、目に見えない小さな浸潤や転移が取り残される可能性があります。
浸潤や転移の可能性がある場合にはホルモン療法や放射線療法が術後に行われることがあります。
ホルモン療法が長期にわたると効果がなくなってくるため、早期がんであれば切除することが多くなります。 しかし、手術の後遺症として尿失禁とED(性機能不全)が起こる可能性があります。 【前立腺がんの治療-放射線療法】
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。放射線をあてる方法には外部照射(体の外から前立腺をねらってあてる)?術中照射(おなかを開いている間に病巣にあてる)?組織内照射(がんに針を刺し、その先端からあてる)があります。
放射線療法の副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年~数年後にでてくる晩期合併症とがあります。
放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要です。
しかし最近の外部照射では放射線装置の進歩により副作用の割合もすくなく、安全性も増してきています。
また、将来的に新しい照射法「小線源刺入法(しょうせんげんしにゅうほう)」が保険適用されれば、治療用の放射性物質をがん内部に埋め込むことで、正常組織への放射線の影響を最小限に抑えることができ、がんに対しては常時放射線治療を行えるようになります。(現在日本では放射性物質の取り扱いの規制上、認可されていません)アメリカでは小線源刺入法が、早期前立腺がんで活動的な多くの患者さんにすでに使用されています。
前立腺がんの治療-化学療法(抗がん剤)
前立腺癌に対して抗がん剤療法はそれほど効果が認められていないため通常は行われません。
ホルモン療法が有効で無い場合や効果がなくなった場合に抗がん剤治療が行われています。
前立腺がんの治療-緩和ケア
骨に転移すると痛みが出てきます。この痛みを緩和するために最初のうちはボルタレンなどの非モルヒネ系のクスリを使いますがそれで抑えられなくなるとMSコンチンや カディアンなどのモルヒネを使うか、 フェンタニル(デュロテップパッチ)という貼り薬(麻薬)を使う場合もあります。
放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法では白血球減少による免疫力の低下が起こりやすいため体を清潔に保つことが大切ですし、規則正しい生活を送る必要があります。 免疫力を賦活させることが大切です。
また、骨髄損傷による白血球減少、血小板減少、貧血などが起こりやすいため造血機能を強化することも大切になります。
大腸がん(大腸癌)は大腸に発生するがんの総称であり、がんのできる部位よって分類されます。
大腸の始まりは盲腸で、続いて上に向かうので上行結腸、次いで横たわっている部分の横行結腸、 下に向かう下行結腸、S字状にまがっているS状結腸、そして肛門に続く15cmほどのまっすぐな部分を直腸と呼びます。
大腸がんは癌ができたそれぞれの部位によって盲腸がん、上行結腸がん、横行結腸がん、下行結腸がん、S状結腸がん、直腸がんと呼びます。
大腸がん(大腸癌)のできやすい部位は、直腸とS状結腸、上行結腸となります。つまり、大腸癌のうち日本人に多いのは直腸がん、S状結腸がん、上行結腸がんの順になります。
大腸がん(大腸癌)は、日本人に増加傾向が著しいがんで、胃がんを抜くという予想もされています。 また、大腸がん(大腸癌)による死亡も男性では肺がん、肝臓がんについで3番目、女性では1番目に多くなると予想されています。
大腸がんの発生を年齢別に見ると60歳代が一番多く、次いで50歳代、70歳代の順です。若年者(20-30歳代)大腸がん(大腸癌)は家族や血縁者の中に多発する傾向があります。
大腸がん(大腸癌)の原因
日本人に大腸がん(大腸癌)が増えている要因としては大きく3つあります。
1つは、食生活の欧米化により、動物性脂質や動物性タンパク質の摂取量が増えたのに対し 炭水化物や食物繊維の摂取量が減っているため便が大腸内に留まる時間が長くなり、食べたものに含まれていたり、 代謝によって発生した発癌物質が大腸粘膜に接している時間が長くなったためであると考えられています。
便秘症の方は大腸がん(大腸癌)の危険性が高くなりますので、普段から便秘には気をつける必要があります。
もう1つは、高齢者の急激な増加です。
他のがんでも同じことが言えますが、がんは高齢者に発症しやすい病気である為高齢者が増えればがんになる方も増えるということになります。
上記は食生活などの後天的な環境的因子での大腸がんの増加要因ですが、大腸がん(大腸癌)の発生には他に遺伝的因子が関与している場合もあります。
「家族性大腸ポリポーシス」と「遺伝性非ポリポーシス大腸がん」です。
家族性大腸ポリポーシスは若いうちに大腸に数百ものポリープができ、高頻度で大腸がん(大腸癌)が発生する遺伝性の病気で大腸がん(大腸癌)の1%程度になります。
遺伝性非ポリポーシス大腸がん(大腸癌)はポリープを伴わないがんで、「親子などの近親者に大腸がんの人が3人以上いる」 「大腸がん(大腸癌)の発生が2世代以上にわたる」「50歳未満で大腸がん(大腸癌)と診断された人がいる」という3つの条件がそろったときに診断され全体の5%程度を占めます。
大腸がん(大腸癌)の症状
大腸は長い臓器であるため、大腸がん(大腸癌)の症状は部位によって異なります。
大腸がんの初期には自覚症状がありませんが、ある程度がんが大きくなると血便や排便異常、残便感、腹痛、下痢と便秘、腹部のはり、貧血症状などが出てきます。
血便は肛門近くにできたがんであるほどはっきりと赤い血液が付いた便になるので分かりやすくなります。 そのため直腸がんでは赤いはっきりとした血便が多く認められます。S状結腸がんでは血液が少し変色して黒っぽくなった血便となります。 さらに肛門からはなれた結腸がん(盲腸がんや上行結腸がん、横行結腸がんなど)になると血液が便に混じってしまい血便であることを見分けることが難しくなります。
排便異常や残便感、腹痛などは大腸の内腔(内側)が、がんで狭められたときに現れやすい症状になります。これらの症状も血便と同様肛門近くにできたがんに表れやすい症状になります。肛門から離れた場所にできた場合にはまだ、水分を多く含んでおりドロドロした状態であるため、たとえ内腔が細くなっていても通過することができるからです。
腹痛や腹部のはり、貧血症状などは肛門から離れた結腸がん(結腸癌)に多く見られる症状になります。 腹部近くのシコリが大きくなり痛みやはりがでたり、がんからの出血が続き貧血症状が見られるのです。
他に腸閉塞気味になるために起こる嘔吐で発見されることもあります。
さらには大腸がんが進行して肺や肝臓に転移したことで呼吸が苦しくなったり、咳がでたり、背中や腹部が張ったり痛くなったり、 食欲不振になったり黄疸症状が出て気が付く場合もあります。
大腸がん(大腸癌)の診断
大腸がん(大腸癌)は初期の段階で発見できれば治る可能性が高いがんです。 しかし初期の段階では自覚症状がでないこともあるので、定期的に検査を受けることが大切です。
大腸がん(大腸癌)は高齢者に多く発生するがんですから、40歳を過ぎた頃からは定期的に検査を受けることをお勧めいたします。
特に食生活で脂肪分の多い食事や肉類を好み、野菜不足の方は大腸がんになりやすいためご注意下さい。
便潜血反応検査大腸がんの検査
大腸がん(大腸癌)の初歩的な検査には便潜血反応検査があります。この検査は肉眼では見えない便の中の血液の有無を調べる検査で、食事制限もなく簡単に受けることができる検査です。ただし、この検査が陽性でも、確実に「大腸がんがある」ということではありませんし、逆に陰性でも確実に「大腸がんはない」ともいえません。
大腸がん(大腸癌)の精密検査が必要かどうかを探すスクリーニング検査として行う性質の検査ですが、3割程度の人がこの便潜血反応検査で大腸がんが発見されています。
便潜血反応検査では出血を伴わない大腸がんの場合には見つけることができません。また痔などでも陽性になることがあるので便潜血反応が陽性であったからといってすぐに大腸がんであるという判断はしないようにしましょう。
ただし、便潜血反応検査が陽性であれば大腸がん(大腸癌)の可能性はありますので直ちに精密検査を行うことをお勧めします。
血液検査大腸がんの検査
簡単にできる検査としては血液検査の腫瘍マーカーもあります。腫瘍マーカーとは、がん細胞がつくる物質、またはがん細胞と反応して体内の正常細胞がつくる物質のうち、がんの診断または治療の目印として役立つものであり、大腸がん(大腸癌)の場合にはCEAという腫瘍マーカーを使います。
しかし、腫瘍マーカーには、がんに関係なく増えたり、他の臓器にできたがんでも上昇することがあるなど不確実なところがあり、これだけでがんの有無を診断することはできません。
主にがんの治療の効果を判定する指標として使われます。進行の傾向を見る意味で使うと考えると良いでしょう。
直腸診大腸がんの検査
肛門から指を挿入して腫瘍の有無やできている部位を調べる検査です。肛門近くの直腸は大腸がんが良くできる場所でもあるため簡便な検査方法として有用です。
大腸がん(大腸癌)のさらに詳しい検査には、注腸造影検査と内視鏡を使った大腸ファイバースコープがあります。どちらの検査も下剤で便を全部排出しないと精度の高い検査はできません。とくに内視鏡検査では盲腸まで挿入することになり、痛みも伴います。胃の検査などに比べれば多少負担のかかる検査といえます。
注腸造影検査大腸がんの検査
注腸造影検査は昔から大腸がん(大腸癌)の検査で行われてきました。肛門から造影剤(バリウム)と空気を注入し大腸を膨らませた状態でX線撮影を行う検査です。
大腸がん(大腸癌)は直腸やS状結腸にできやすく注腸造影検査では見落とされる可能性があります。また、薄く拡がる平坦型の大腸がんは見つけることが大変困難で見落としも多く、生殖器への放射線の被曝も多く、十分な空気を入れる必要があるため痛みも伴います。
痛みがあって、食事制限も必要であるにもかかわらず見落としの危険性があるということで、最近では注腸造影検査を行わずに内視鏡を使った検査を中心としている病院が多くなってきています。
ただし病院によっては内視鏡の経験豊富な医師がいないという理由で注腸を行っている施設が多いことは事実ですし、ひどい場合にはX線検査を行った後に内視鏡検査を行えば治療費を多く取れるという理由で注腸検査を最初に行う病院もあるようです。
厚生労働省発行の大腸ガン(大腸癌)検診ガイドラインでは精密検査として「全大腸内視鏡検査をすすめる。しかし内視鏡が困難な場合は注腸とS字結腸内視鏡の併用とする」となっています。大腸がん(大腸癌)の検査で「注腸のみ」は好ましくないという見解です。
大腸内視鏡検査ファイバースコープ大腸がんの検査
肛門から内視鏡を挿入し大腸を調べる検査です。内視鏡検査は、極めて小さなポリープも発見することができますし、微妙な色調の変化からがんを発見することができます。さらに大腸がん(大腸癌)の疑いがある組織を採取することもできます。採取した組織を顕微鏡で検査する生検を行うことでがんであるかの確定診断ができます。
ポリープの切除(内視鏡的ポリペクトミー)も可能であり、注腸検査より精度の高い有用な診断方法です。
内視鏡検査には経験が大切です。経験豊富な医師であれば確実に一番奥の盲腸まで内視鏡を入れることができ、しかも痛みもそれほどなく検査を済ますことができます。
十分な経験を持つ医師が検査を行えば痛みが少なく、見落としもなく、被爆する危険性もないため大腸がんの精密検査としてもっとも確実な検査といえるでしょう。
大腸がんの場合、レントゲンや内視鏡ができる状態でない腸閉塞状態でも、CT検査で腫瘍の状態を把握することができます。 術前検査で大事なことは、がんがある周囲のリンパがはれていないかを検査すること、また肝や肺に転移していないかを検査することです。これらはCTやMRI,超音波内視鏡などを用いて検査します。
CT検査やMRI検査ではがんの骨盤内での拡がりと他の臓器への転移の有無を調べることができます。
また<超音波内視鏡検査>ではがんが大腸壁のどこまで達しているのか、リンパ節転移の有
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無について調べることができます。この検査では内視鏡の先端に超小型の超音波断層装置をつけて内視鏡検査と同様に検査を行います。腸壁の断層像からがんの深達度を判断すること
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ができたり、深い部分に薄く拡がる大腸がんの浸潤の範囲を調べることができます。
PET検査大腸がんの検査
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PETは現時点では限られた施設にしかありませんが、細胞分裂の盛んな細胞(癌)はエネルギー(ブドウ唐)を正常細胞よりも多く消費するという性質を利用した画像検査PE(ペ
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が行われるようになってきました。
PETを用いた検査ではまず、「フッ素18」という放射性物質を付けたブドウ糖(FD
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G)を静脈注射します。他の細胞と比較して異常な速さで増殖するがん細胞は多くのエネルギーを必要とし、ブドウ糖をより多く消費する性質があります。ブドウ糖はがんの部分に集
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まり、それだけ放射線を多く放出するので画像で濃く見えるのです。
PETの検査は健康診断としては実費で受けるしかなく費用も10万円ほどの自己負担が必要と
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なりますが、従来の検査でがんが疑われて確定診断が必要な場合や、転移?再発検査の場合には保険適用を受けることができ程度で検査ができるようになりました。
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しかし、画像の鮮明さでは内視鏡検査には及ばないため他の検査とあわせることも重要になります。
胃がん内視鏡
白血病の治療方法の主体は抗癌剤による化学療法です。治療法は急性と慢性で異なります。
(急性白血病の治療)
急性白血病治療の目標は体内に存在する白血病細胞をすべて根絶すること(total cell killing)、すなわち最終的には治癒を目指しています。
急性白血病の発症時体内には通常約10*12乗個の白血病細胞があります。
化学療法の第一目標はこれを10*8乗個以下に減少させることです。
10*8乗個以下となった場合、通常の顕微鏡で骨髄中の白血病細胞を発見することが困難となります。
この状態を完全寛解といいます。
完全寛解まで骨髄中の白血病細胞が減少すると正常の造血が回復、末梢血は正常化します。
この最初に行う治療法を寛解導入療法といいます。
しかし、完全寛解の状態でも体内にはかなりの白血病細胞が残存し、放置すると再増殖するため、その後地固め療法、維持強化療法を行い、順次白血病細胞数を減少させ、最終的には白血病細胞の根絶を目指します。
骨髄性とリンパ性の急性白血病で有効な抗癌剤が異なるため使用する薬剤は異なりますが?基本的な治療方針は同様です(図2)。
(慢性白血病の治療)
慢性骨髄性白血病の治療は急性骨髄性白血病と異なり、治癒を目指す最も有効な治療法は造血幹細胞移植しかありません。慢性骨髄性白血病(慢性期)の化学療法は体内の白血病細胞の数をコントロールし、日常生活に支障のないようにするのが目標です。また、インターフェロン療法は、白血病細胞を減少させ、急性転化を起こすのを遅らせるといわれています。最近開発された慢性骨髄性白血病に対する治療薬(STI571)はほぼ全例で血液学的効果、かなりの例で染色体異常の減少、消失を認め画期的な治療薬として本邦でも期待されています。しかし、長期的な効果などについてはまだ不明です。
慢性骨髄性白血病(急性転化期および移行期)の治療は急性白血病の治療に準じ、リンパ性と骨髄性で使用する薬剤が異なります。
造血幹細胞移植(骨髄移植)とは?
白血病は治癒も可能な非常に抗腫瘍剤に対する感受性の高い癌です。
故に、抗腫瘍剤の投与量を増やせば増やすほど白血病細胞を減らすことが出来ます。
しかし、限度を超えると白血病細胞のみではなく残存している正常の血液細胞も影響を受け、治療後骨髄は血液を作ることが出来なくなってしまいます。
このように、正常細胞を含め白血病細胞をほぼ全滅させ、その後、保存しておいた自己や他人(同種)の造血幹細胞を体に入れ、造血機構を再構築する手技を造血幹細胞移植といいます。
造血幹細胞移植は幹細胞のソースにより自家(自分の幹細胞を移植前に採取保存しておく)、同系(一卵性双生児の兄弟より幹細胞を採取)および同種(白血球の型、HLAが一致した他人の幹細胞を使用する)の3種類があります。
また、幹細胞の採取法により末梢血より採取する末梢血幹細胞移植、手術室で全身麻酔下にて骨髄に針を刺して採取する骨髄移植があります。
急性白血病の一部や慢性白血病は造血幹細胞移植の適応です。
完全寛解時でも骨髄や末梢血中にはごく少数白血病細胞が残存しており、自家造血幹細胞移植では免疫機能が働かず再発の危険性が有ります。
一方、同種(他人)の骨髄を入れた場合、生着した幹細胞が造血を行うとともに、白血病細胞に対する免疫反応を起こし、残存腫瘍細胞を排除します(GVL効果)。
故に、骨髄移植(同種骨髄移植)は非常に強力な化学療法であると共に、免疫療法でもあります。
わが国の白血病発生率は年々増加傾向にあり、1999年では年間人口10万人当り 5.3人 (男5.4 、女3.8)で、年間6,100名以上が死亡しています。男性の方が多いのは他のがんと同様です。白血病は小児から高齢者までまんべんなく発生しますが、高齢者では発生率はより高くなり、70歳代では年間人口10万人当り10人以上になります。ただし、多くは骨髄異形成症候群関連の白血病です。
小児から青年層においては、白血病は最も発生頻度の高いがんです。子供や若い人や働き盛りの壮年にも発生しますので、社会的には影響のある病気です。そのため、実数はそれほど多くはないのですが、高齢者の病気である他のがんよりも、より注目されることになります。青年層の死因としては、事故死に次いで第二位を占めています。
かつては、洋の東西を問わず、メロドラマや悲劇の若きヒロイン達は結核に罹って死んでいったものですが、昨今は結核の代わりに白血病が広く用いられています。また、実話を題材にした小説や映画などにも白血病が良く登場するのは、若者が罹るがんの中で最も頻度が高いという理由があるからです。また実際、俳優の夏目雅子さんや渡辺謙さんなどは、急性骨髄性白血病に罹っています。夏目雅子さんの頃から白血病も治るようになり始めていましたが、残念ながら発病後直ぐに亡くなられました。渡辺 謙さんは一度再発したようですが、その後の化学療法が良く効き、完全に治っているようで、最近、「ラースト?サムライ」でトム?クルーズと共演して国際的にも有名になりました。
急性白血病と慢性白血病の比は約4:1です。急性白血病の内、骨髄性とリンパ性の比は、成人では約4:1、小児では逆に約1:4です。わが国の年間白血病発生率が欧米の 10万人当り7-8人に比較して低いのは、慢性リンパ性白血病が極端に少ないためです。この白血病は欧米においては最も頻度の高い白血病に属し、全白血病の30%を占めていますが、わが国では極めて稀であり、約2%を占めるにすぎません。欧米では、慢性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病の比は約8:1ですが、わが国では全く逆で約1:9です。一方、成人T細胞白血病?リンパ腫はわが国に特徴的にみられる疾患です。
白血病といえば、悲惨な不治の病というイメージをお持ちの方が多いと思います。
確かに白血病はいわば血液のがんであり、子供や若い人がかかることも比較的多いので、よけいそのような印象を持たれるのかもしれません。確かに40年近く前までは、白血病といえば死の病でした。しかし、近年白血病の研究が進むにつれ、その病態が次第に明らかにされ、治療方法も非常に進歩しました。 現在では成人急性骨髄性白血病(白血病の中でこれが最も多い)の約40%が治癒(治療を必要としない、再発の可能性が非常に小さい、異常所見の見られない状態)を期待できる状態にまで治るようになりました。さらに小児で最も多い急性リンパ性白血病では70%もの患者が治癒が期待されます。とはいえ、今でも年間6,500人の人が白血病で亡くなり、特に小児がんでは白血病が40%を占め、最も頻度が高くなっています。
白血病は、骨髄の造血幹細胞の遺伝子に異常が起き、白血球が分化成熟することが出来ずに、未分化のまま増殖して骨髄や血液中に増加する病気です。 増殖のスピードが速ければ血中の白血病細胞は増加しますが(数万~数十万)、増殖のスピードが遅くて、未分化のまま死滅する(アポトージス)こともあり、このような場合は白血球数はむしろ減ります(1,000~3,000)。
いずれの場合も、正常の造血幹細胞の数が減少するため、正常白血球、赤血球、血小板は著しく減少します。 そのため、急性白血病では、感染症による発熱、血小板減少による出血症状および著しい貧血が必発の三大症状です。 なかなか下がらない熱とのどや関節の痛み、どうしようもない身体のだるさ、さらに鼻血や歯茎からの出血、皮膚の紫斑とか、女性では性器出血などがあればまず急性白血病を疑わなければいけません。 もちろん早い時期では貧血だけで症状が無いということもありますから、貧血のある時は必ずその原因を調べておかなくてはいけません。
このような激しい症状が見られるのは急性白血病の場合で、白血病の約25%を占める慢性(ほとんどが慢性骨髄性)白血病の場合はほとんど症状が無く、多くは健診とか、たまたま診察のときに脾臓の腫大を指摘されて見つかります。白血病にはいろいろな病型があります。急性白血病と慢性白血病とありますが、これは急性白血病が慢性化するといった違いではなく、まったく別の病気です。
急性白血病は急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病に大きく分けられます。 急性骨髄性白血病はM0からM7までの8つの病型、急性リンパ性白血病はL1からL3までの3つの病型に分けられます。 これらはFAB分類といわれ、基本的には顕微鏡観察による分類です。 更に詳しく診断するためには、電子顕微鏡、細胞化学、細胞表面のマーカー、染色体分析などを行ないます。 染色体分析や遺伝子解析により、遺伝子異常のタイプによって、薬が非常に効きやすくて、治りやすい型とか、逆に治りにくい型とかを推定することが出来ます。
慢性白血病にも慢性骨髄性白血病と慢性リンパ性白血病がありますが、ほとんどが慢性骨髄性白血病です。この病気は数年のうちに必ず急性転化といって、急性白血病に変化します。急性転化すると薬の効きが非常に悪く予後不良です。そのほかにも近年になって日本で解明された成人T細胞白血病があります。
また白血病の治療でも、目覚しい進歩が見られ、化学療法の治療成績の向上とともに、骨髄移植、分化誘導療法などの新しい治療法が取り入れられて、いまや白血病も治りうる病気だということが出来るようになりました。
この約30年くらいの間にみられた白血病の診断、治療の進歩に関するいくつかのトピックスについて述べてみたいと思います。
2 急性白血病の化学療法
白血病といえば血液のがん(造血細胞の腫瘍)とされ、ほおっておけば必ず数年のうちに死亡します。一般のがんの場合は転移さえなければ、手術で取ってしまえば治すことが出来ますが、白血病の場合は、発病と同時に腫瘍細胞が血流に乗って全身に広がりますので、手術は出来ず、化学療法(抗白血病薬)に頼ることになります。
化学療法の進歩は目覚しく、新しい薬の開発、使用法の工夫、支持療法の進歩などにより、治療成績は非常に向上しました。 この化学療法の理念はTotal cell killといって、すべての白血病細胞を、薬で殺してしまう、というものです。当然、正常の骨髄細胞も大きなダメージを受け、骨髄細胞は非常に少なくなりカラカラの低形成状態になります。その状態を経て、骨髄中に正常の造血細胞が回復してくるのを待ちます。一般に白血病細胞より、正常造血幹細胞の方が回転が速いので、先に正常細胞が回復して、順調に行けば骨髄も血液も正常な血液細胞で満たされた状態になるというわけです。
この状態を完全寛解といいます。一般的な検査では、もはや白血病の所見はどこにも見られません。しかし隠れた白血病細胞がまだ潜んでおり、いつか必ず再発します。これを防ぐために、完全寛解後に地固め療法、強化?維持療法という治療を行ない、残存白血病細胞を完全にゼロにして治癒に導こうという努力をします。
最初に行なう治療、これを寛解導入療法と言って、4種類の薬を組合わせて行ないますが、これは、強力であるため、正常の血液細胞もほとんど無くなってしまいます。そのため、出血、感染、貧血が非常に起こりやすくなります。したがって、これらの合併症による出血死、感染死をいかに防いで、寛解まで持っていくかが、白血病化学療法のもう一つの大きな問題です。このためには、強力な抗生物質療法、あるいは血小板輸血、M-CSF?G-CSFなどのサイトカイン、場合によっては抗凝固薬、また無菌室治療なども行なわれます。 こういった治療を支持療法といい、白血病の化学療法には絶対に欠かせない治療です。
こうした努力の結果、現在日本で最も多い成人急性骨髄性白血病の初回完全寛解率は77%に達しています。完全寛解に達して初めてその後の長期生存から治癒が期待できます。 しかし、いったん再発してしまうと、その後の薬の効きは非常に悪くなり、化学療法での長期生存は望めなくなります。
成人の急性リンパ性白血病は、数は少ないのですが、骨髄性より治療成績は良くありません。しかし、小児ではリンパ性が多く、急性白血病の70~80%がリンパ性で、治療成績は非常に良く、90%以上の寛解率、多くは化学療法のみで治癒が期待できます。小児非リンパ性白血病でもそれに近い良い成績が得られています。
3 分化誘導療法
白血病治療の進歩の中で、骨髄移植と並んで特筆されるのが分化誘導療法です。Total cell killを理念として行われてきた急性白血病化学療法の中で、この分化誘導療法はまさに画期的な治療法といえます。
あらゆる血液細胞は、ただ1種類の多能性幹細胞という細胞から作られます。これが、骨髄球系とリンパ球系の幹細胞に分かれ、骨髄球系幹細胞は赤血球系、顆粒球系、単球系、巨核球系の幹細胞に分かれます。
急性骨髄性白血病はこのうち顆粒球系幹細胞の遺伝子異常で生じます。正常な顆粒球系幹細胞はさらに分化して、骨髄芽球、前骨髄球、骨髄球、後骨髄球、単核球と成熟し、この段階で血中に出て、分葉白血球となり、生体防御のための働きをします。
急性骨髄性白血病ではこの分化のいろんな段階で、成熟がストップし、腫瘍化して、その段階での幼弱細胞がそれ以上成熟すること無く増殖しつづけるのです。 どの段階で腫瘍化したかにより、増殖している白血病細胞の種類が異なるので、それらをFAB分類でM0からM3までの4種類に分類しています。このうちのM3に分類されるのが急性前骨髄性白血病です。この病型は急性白血病の中でもっとも症状が激しく、DICといって非常に出血症状が強いのが特徴です。
1988年に中国上海の学者がこのタイプの急性白血病にATRA(オールトランスレチノイン酸)という薬を飲ませたところ、なんと90%以上の完全寛解が得られました。 これは当時の白血病治療の常識から言ってまったく想像もつかない驚くべき成績だったのです。 しかも最も治療を困難にさせているひどい出血症状が、この薬を飲ませると短期間ですーっと良くなってしまいます。しかし、この治療がそれまでの化学療法と決定的に違うのは、骨髄が低形成、つまりからからにならない、白血病細胞も正常細胞も殺さないということです。この薬は、前骨髄球段階でストップした分化、成熟を解除し、ふたたび分化の過程に乗せてやるという働きをします。 それで分化誘導療法と呼ばれるのです。
したがって、化学療法につきものの出血、感染などの重大な合併症がほとんど無く、非常に楽に完全寛解に入ることが出来ます。 しかし、まったく問題が無いわけではありません。白血球が増えすぎたり、再発が早い等のため、必ず他の病型と同じように寛解後療法を行ないます。
このATRAという薬は活性型のビタミンAです。これが、t(15;17)という遺伝子異常の結果作られた、分化を抑える異常蛋白の働きを無くするとされています。
分化誘導療法はこれ以前にもいろいろ試みられたことはありますが、これほどの成績は初めてです。 ただ、現在ではM3の急性前骨髄性白血病以外ではATRAは無効です。
一方、慢性骨髄性白血病の場合は、治療の第一選択は骨髄移植です。しかし、年令とか、ドナーがいなくて、骨髄移植が出来ない場合は、やはり分化誘導療法として、インターフェロンαが用いられるようになりました。 これは、現在行われている化学療法よりも明らかに成績が良く、生存期間も伸びていますが、インターフェロンによる治癒がどのくらい得られるかはまだ明らかではありません。
4 造血幹細胞移植
骨髄移植と言う言葉は良く聞かれると思います。 白血病治療の中で、化学療法と並んで重要な位置を占めているのが骨髄移植です。 1975年に始まった骨髄移植は、現在では世界で年間数万例もの患者に行なわれています。
最近では、骨髄移植の他に、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植が、それぞれその長所を生かして盛んに行なわれるようになりました。
骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植の3者は、いずれも健康な人の造血幹細胞(あらゆる血液細胞、赤血球、白血球、リンパ球、血小板などのルーツとなる母細胞群)を患者に移植して、患者の病的な造血幹細胞と置き換えてやるという治療法で、これらをまとめてと呼んでいます。
移植と言っても、臓器移植のように切ったり張ったりするわけではありません。 提供者(ドナー)の骨髄や末梢血あるいは臍帯から採取した、造血幹細胞を豊富に含んだ血液を患者の静脈に点滴で入れるのです。
造血幹細胞移植には、患者自身の造血幹細胞を用いて行なう自家移植と、兄弟あるいはボランティアの造血幹細胞を用いる同種移植とがあります。
どのような病気に対して行なわれるかというと、慢性骨髄性白血病、急性白血病、骨髄異形成症候群、重症再生不良性貧血、重症免疫不全など、多くの病気があります。
しかし誰にでも出来るというわけではありません。 提供者と患者との白血球の組織適合抗原(HLA)が出来るだけ一致していなくてはなりません。 また、原則として50才未満の患者に行われます。
組織適合抗原(HLA)というのは、赤血球の持つABOとかRh型などの血液型抗原とは違い、白血球や、その他身体中の核を有する細胞が持っている抗原です。 造血幹細胞移植や臓器移植では、このHLAの一致が必要で、そうでないと拒絶反応や、後で述べるGVHDと呼ばれる重篤な合併症が生じます。
骨髄移植の実際についてお話します。 まず、患者は全身の消毒をし、薬を飲んだり、吸入したりして、気道内や腸内の細菌もゼロにします。 ほとんど無菌状態にして無菌室に入ります。 無菌室では食事も無菌食で、血管からも栄養点滴をします。 次に、大量の抗がん剤の投与と、全身の放射線照射を行ないます。 つまり、患者の白血病細胞を限りなく完全に殺してしまうのです。 しかし同時に患者の正常の造血機能も限りなく破壊されてしまうために、患者は非常に感染を起こしやすく、出血もしやすく、また免疫機能も落ちてしまいます。
この状態で、提供者(ドナー)の骨髄細胞を患者の血管内に点滴して投与します。 このために、ドナーからは約1,000mlの骨髄液が、骨盤の骨に数10回も針を刺すことによって採取されます。
血管内に入ったドナーの骨髄細胞は、患者の免疫機能がゼロのために拒絶されません。 細胞は、患者のほとんど空になった骨髄に到達して、そこでほとんど拒絶されることも無く住み着いて、生着し増殖を始めるのです。 白血球の増殖を早めるためにG-CSFというサイトカインの注射をします。 そして順調に行けば約2週間たつと白血球が約1,000/μlくらいまで回復して、患者は無菌室から出ることが出来るようになります。
そしてこの時の患者の血液は、赤血球も白血球もリンパ球もすべてドナーのものと置き換わっています。 従って血液型もドナーと同じになるのです。
しかしこの治療は順調に行くことは少ないのです。 強烈な治療であるためにいくつかの重大な合併症があります。
合併症の第一は感染症です。 白血球はない、免疫能はないという状態ですから、いくら無菌状態にいるからと言っても、あらゆる感染の危険があります。 特にサイトメガロウィルス(CMV)による間質性肺炎は致命的になることが多く、予防のためのグロブリン注射が行われます。
次に避けられない合併症がGVHD(移植片対宿主病)と言われるものです。 ふつうの臓器移植の場合は、患者のリンパ球が移植された臓器を異物とみなして排除しようとする拒絶反応が起こります。 しかし骨髄移植の場合は立場が逆です。 患者にはもう拒絶反応を起こすことの出来るリンパ球は存在しません。 逆に、移植されたドナーのリンパ球が患者自体を異物とみなして攻撃するのです。
これはなぜかと言うと、組織適合抗原(HLA)は兄弟の場合は確率的に4人に1人は一致しますが、まだよくわかっていない他のHLAがあるらしくて、たとえHLAの一致した兄弟の間でさえも、GVHDが起こりうるのです。 まして骨髄バンクからの提供者との間ではHLAの完全一致はなかなか望めません。 しかし、HLAにはいくつかの座と言うのがあり、そのうちのA座、B座、DR座が合致すれば移植は可能とされています。
そして、白血病の場合、HLAが完全に一致して、ほとんどGVHDが起こらなかった場合よりも、多少の不一致のためにある程度のGVHDを起こして、それが回復した場合の方が、白血病の再発が少なく、治る確率が高いことが知られています。 それは、ドナーのリンパ球が、患者の破壊されずに僅かに残っている残存白血病細胞をも攻撃して殺してしまうからです。
GVHDの症状は主に、皮膚、肝臓、腸管の障害です。 発疹、水疱、黄疸、肝機能障害、激しい下痢などです。 また、出血性膀胱炎、肝中心静脈閉塞症なども見られます。 3ヶ月くらいたつと慢性GVHDとして、皮膚の硬貨、口腔内乾燥などを生じます。
これらの感染症、GVHDは時には致命的となります。 その予防、治療をいかに行なうかが、骨髄移植の成否に関わります。 そのためには、各種抗生物質、抗真菌剤、抗サイトメガロウィルスグロブリン、抗ウィルス剤、免疫抑制剤、副腎皮質ステロイドなどが使われます。
骨髄移植がもっとも適応となるのは慢性骨髄性白血病(CML)です。 患者が50才未満で、兄弟にHLAの合致した提供者がいれば、骨髄移植が第一選択です。 これにより60%の治癒が期待できます。
提供者がいなければインターフェロン療法を行ないます。 1年間治療をして一定基準以上の効果が認められたら、インターフェロン治療をそのまま続けます。 無効の場合は、骨髄バンクからの提供者が見つかれば骨髄移植を行ないます。 提供者がいなければ、さらにインターフェロン治療を続けます。
急性白血病の場合は、化学療法が効きやすいタイプ{t(8;21)、t(15;17)、inv(16)などの染色体異常のあるタイプ}は、化学療法のみによって60%近い治癒が期待できますので、原則として、骨髄移植は行ないません。
完全寛解が得られても、今後の薬の効きが良くないと予想される場合は、第1回目の完全寛解の時期に骨髄移植を行ないます。 これによって50~70%の治癒が期待できます。 骨髄移植は原則として、第1回目の完全寛解の時期に行なわれます。 2回目、3回目の完全寛解期では成功率は次第に落ちます。
骨髄移植によって白血病が100%治るわけでは決してありません。 しかも非常に副作用の強い大変な治療法です。 しかし化学療法とともに、白血病を治癒に導く大きな選択肢であり、骨髄移植のおかげで命を救われた患者さんは数え切れないほど多勢居るのです。
最近の骨髄バンクの広告によると、平成12年8月時点での骨髄バンク登録ボランティアの数は約12万9千人。 30万人の登録者数があれば、現在の骨髄移植待機患者1,762人の90%がその恩恵を受けられるとされます。
胃がん内視鏡
骨髄バンクに関心をお持ちの方は、0120-445-445 (骨髄移植推進財団) に是非お電話をしてください。
胃がん内視鏡
次に、末梢血幹細胞移植についてお話します。 健康な人にG―CSFというサイトカインを注射すると、血液中の造血幹細胞が非常に増えます。 これを採取して、骨髄移植と同じよ
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うに患者に移植します。 この方法は骨髄移植よりも簡便で感染などの合併症も少なく、優れた点が多いのです。
胃がん内視鏡
現在、自家移植の場合は末梢血幹細胞移植の方が骨髄移植よりも多く行われています。 同種移植(兄弟、他人からの移植)の場合は、健康人ドナーにG-CSFを注射しなければいけない
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と言う問題がありますが、最近、保険医療が認められたため、今後盛んに行なわれるようになると思われます。
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臍帯血移植は、へその緒の中の血液を利用するものです。 へその緒の血液には骨髄以上に造血幹細胞が含まれています。 これを集めて移植するのですが、量が少ないので主に小
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児に対して行われています。
しかし、最近全国9ヶ所に公的臍帯血バンクがスタートしました。 これにより成人への適用
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も可能になります。 もともと捨てられていた臍帯や胎盤の血液ですから、これが有効に利用出来ればドナーの負担なしに出来ると言う大きなメリットがあります。
(急性白血病の治療)
急性白血病治療の目標は体内に存在する白血病細胞をすべて根絶すること(total cell killing)、すなわち最終的には治癒を目指しています。
急性白血病の発症時体内には通常約10*12乗個の白血病細胞があります。
化学療法の第一目標はこれを10*8乗個以下に減少させることです。
10*8乗個以下となった場合、通常の顕微鏡で骨髄中の白血病細胞を発見することが困難となります。
この状態を完全寛解といいます。
完全寛解まで骨髄中の白血病細胞が減少すると正常の造血が回復、末梢血は正常化します。
この最初に行う治療法を寛解導入療法といいます。
しかし、完全寛解の状態でも体内にはかなりの白血病細胞が残存し、放置すると再増殖するため、その後地固め療法、維持強化療法を行い、順次白血病細胞数を減少させ、最終的には白血病細胞の根絶を目指します。
骨髄性とリンパ性の急性白血病で有効な抗癌剤が異なるため使用する薬剤は異なりますが?基本的な治療方針は同様です(図2)。
(慢性白血病の治療)
慢性骨髄性白血病の治療は急性骨髄性白血病と異なり、治癒を目指す最も有効な治療法は造血幹細胞移植しかありません。慢性骨髄性白血病(慢性期)の化学療法は体内の白血病細胞の数をコントロールし、日常生活に支障のないようにするのが目標です。また、インターフェロン療法は、白血病細胞を減少させ、急性転化を起こすのを遅らせるといわれています。最近開発された慢性骨髄性白血病に対する治療薬(STI571)はほぼ全例で血液学的効果、かなりの例で染色体異常の減少、消失を認め画期的な治療薬として本邦でも期待されています。しかし、長期的な効果などについてはまだ不明です。
慢性骨髄性白血病(急性転化期および移行期)の治療は急性白血病の治療に準じ、リンパ性と骨髄性で使用する薬剤が異なります。
造血幹細胞移植(骨髄移植)とは?
白血病は治癒も可能な非常に抗腫瘍剤に対する感受性の高い癌です。
故に、抗腫瘍剤の投与量を増やせば増やすほど白血病細胞を減らすことが出来ます。
しかし、限度を超えると白血病細胞のみではなく残存している正常の血液細胞も影響を受け、治療後骨髄は血液を作ることが出来なくなってしまいます。
このように、正常細胞を含め白血病細胞をほぼ全滅させ、その後、保存しておいた自己や他人(同種)の造血幹細胞を体に入れ、造血機構を再構築する手技を造血幹細胞移植といいます。
造血幹細胞移植は幹細胞のソースにより自家(自分の幹細胞を移植前に採取保存しておく)、同系(一卵性双生児の兄弟より幹細胞を採取)および同種(白血球の型、HLAが一致した他人の幹細胞を使用する)の3種類があります。
また、幹細胞の採取法により末梢血より採取する末梢血幹細胞移植、手術室で全身麻酔下にて骨髄に針を刺して採取する骨髄移植があります。
急性白血病の一部や慢性白血病は造血幹細胞移植の適応です。
完全寛解時でも骨髄や末梢血中にはごく少数白血病細胞が残存しており、自家造血幹細胞移植では免疫機能が働かず再発の危険性が有ります。
一方、同種(他人)の骨髄を入れた場合、生着した幹細胞が造血を行うとともに、白血病細胞に対する免疫反応を起こし、残存腫瘍細胞を排除します(GVL効果)。
故に、骨髄移植(同種骨髄移植)は非常に強力な化学療法であると共に、免疫療法でもあります。
わが国の白血病発生率は年々増加傾向にあり、1999年では年間人口10万人当り 5.3人 (男5.4 、女3.8)で、年間6,100名以上が死亡しています。男性の方が多いのは他のがんと同様です。白血病は小児から高齢者までまんべんなく発生しますが、高齢者では発生率はより高くなり、70歳代では年間人口10万人当り10人以上になります。ただし、多くは骨髄異形成症候群関連の白血病です。
小児から青年層においては、白血病は最も発生頻度の高いがんです。子供や若い人や働き盛りの壮年にも発生しますので、社会的には影響のある病気です。そのため、実数はそれほど多くはないのですが、高齢者の病気である他のがんよりも、より注目されることになります。青年層の死因としては、事故死に次いで第二位を占めています。
かつては、洋の東西を問わず、メロドラマや悲劇の若きヒロイン達は結核に罹って死んでいったものですが、昨今は結核の代わりに白血病が広く用いられています。また、実話を題材にした小説や映画などにも白血病が良く登場するのは、若者が罹るがんの中で最も頻度が高いという理由があるからです。また実際、俳優の夏目雅子さんや渡辺謙さんなどは、急性骨髄性白血病に罹っています。夏目雅子さんの頃から白血病も治るようになり始めていましたが、残念ながら発病後直ぐに亡くなられました。渡辺 謙さんは一度再発したようですが、その後の化学療法が良く効き、完全に治っているようで、最近、「ラースト?サムライ」でトム?クルーズと共演して国際的にも有名になりました。
急性白血病と慢性白血病の比は約4:1です。急性白血病の内、骨髄性とリンパ性の比は、成人では約4:1、小児では逆に約1:4です。わが国の年間白血病発生率が欧米の 10万人当り7-8人に比較して低いのは、慢性リンパ性白血病が極端に少ないためです。この白血病は欧米においては最も頻度の高い白血病に属し、全白血病の30%を占めていますが、わが国では極めて稀であり、約2%を占めるにすぎません。欧米では、慢性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病の比は約8:1ですが、わが国では全く逆で約1:9です。一方、成人T細胞白血病?リンパ腫はわが国に特徴的にみられる疾患です。
白血病といえば、悲惨な不治の病というイメージをお持ちの方が多いと思います。
確かに白血病はいわば血液のがんであり、子供や若い人がかかることも比較的多いので、よけいそのような印象を持たれるのかもしれません。確かに40年近く前までは、白血病といえば死の病でした。しかし、近年白血病の研究が進むにつれ、その病態が次第に明らかにされ、治療方法も非常に進歩しました。 現在では成人急性骨髄性白血病(白血病の中でこれが最も多い)の約40%が治癒(治療を必要としない、再発の可能性が非常に小さい、異常所見の見られない状態)を期待できる状態にまで治るようになりました。さらに小児で最も多い急性リンパ性白血病では70%もの患者が治癒が期待されます。とはいえ、今でも年間6,500人の人が白血病で亡くなり、特に小児がんでは白血病が40%を占め、最も頻度が高くなっています。
白血病は、骨髄の造血幹細胞の遺伝子に異常が起き、白血球が分化成熟することが出来ずに、未分化のまま増殖して骨髄や血液中に増加する病気です。 増殖のスピードが速ければ血中の白血病細胞は増加しますが(数万~数十万)、増殖のスピードが遅くて、未分化のまま死滅する(アポトージス)こともあり、このような場合は白血球数はむしろ減ります(1,000~3,000)。
いずれの場合も、正常の造血幹細胞の数が減少するため、正常白血球、赤血球、血小板は著しく減少します。 そのため、急性白血病では、感染症による発熱、血小板減少による出血症状および著しい貧血が必発の三大症状です。 なかなか下がらない熱とのどや関節の痛み、どうしようもない身体のだるさ、さらに鼻血や歯茎からの出血、皮膚の紫斑とか、女性では性器出血などがあればまず急性白血病を疑わなければいけません。 もちろん早い時期では貧血だけで症状が無いということもありますから、貧血のある時は必ずその原因を調べておかなくてはいけません。
このような激しい症状が見られるのは急性白血病の場合で、白血病の約25%を占める慢性(ほとんどが慢性骨髄性)白血病の場合はほとんど症状が無く、多くは健診とか、たまたま診察のときに脾臓の腫大を指摘されて見つかります。白血病にはいろいろな病型があります。急性白血病と慢性白血病とありますが、これは急性白血病が慢性化するといった違いではなく、まったく別の病気です。
急性白血病は急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病に大きく分けられます。 急性骨髄性白血病はM0からM7までの8つの病型、急性リンパ性白血病はL1からL3までの3つの病型に分けられます。 これらはFAB分類といわれ、基本的には顕微鏡観察による分類です。 更に詳しく診断するためには、電子顕微鏡、細胞化学、細胞表面のマーカー、染色体分析などを行ないます。 染色体分析や遺伝子解析により、遺伝子異常のタイプによって、薬が非常に効きやすくて、治りやすい型とか、逆に治りにくい型とかを推定することが出来ます。
慢性白血病にも慢性骨髄性白血病と慢性リンパ性白血病がありますが、ほとんどが慢性骨髄性白血病です。この病気は数年のうちに必ず急性転化といって、急性白血病に変化します。急性転化すると薬の効きが非常に悪く予後不良です。そのほかにも近年になって日本で解明された成人T細胞白血病があります。
また白血病の治療でも、目覚しい進歩が見られ、化学療法の治療成績の向上とともに、骨髄移植、分化誘導療法などの新しい治療法が取り入れられて、いまや白血病も治りうる病気だということが出来るようになりました。
この約30年くらいの間にみられた白血病の診断、治療の進歩に関するいくつかのトピックスについて述べてみたいと思います。
2 急性白血病の化学療法
白血病といえば血液のがん(造血細胞の腫瘍)とされ、ほおっておけば必ず数年のうちに死亡します。一般のがんの場合は転移さえなければ、手術で取ってしまえば治すことが出来ますが、白血病の場合は、発病と同時に腫瘍細胞が血流に乗って全身に広がりますので、手術は出来ず、化学療法(抗白血病薬)に頼ることになります。
化学療法の進歩は目覚しく、新しい薬の開発、使用法の工夫、支持療法の進歩などにより、治療成績は非常に向上しました。 この化学療法の理念はTotal cell killといって、すべての白血病細胞を、薬で殺してしまう、というものです。当然、正常の骨髄細胞も大きなダメージを受け、骨髄細胞は非常に少なくなりカラカラの低形成状態になります。その状態を経て、骨髄中に正常の造血細胞が回復してくるのを待ちます。一般に白血病細胞より、正常造血幹細胞の方が回転が速いので、先に正常細胞が回復して、順調に行けば骨髄も血液も正常な血液細胞で満たされた状態になるというわけです。
この状態を完全寛解といいます。一般的な検査では、もはや白血病の所見はどこにも見られません。しかし隠れた白血病細胞がまだ潜んでおり、いつか必ず再発します。これを防ぐために、完全寛解後に地固め療法、強化?維持療法という治療を行ない、残存白血病細胞を完全にゼロにして治癒に導こうという努力をします。
最初に行なう治療、これを寛解導入療法と言って、4種類の薬を組合わせて行ないますが、これは、強力であるため、正常の血液細胞もほとんど無くなってしまいます。そのため、出血、感染、貧血が非常に起こりやすくなります。したがって、これらの合併症による出血死、感染死をいかに防いで、寛解まで持っていくかが、白血病化学療法のもう一つの大きな問題です。このためには、強力な抗生物質療法、あるいは血小板輸血、M-CSF?G-CSFなどのサイトカイン、場合によっては抗凝固薬、また無菌室治療なども行なわれます。 こういった治療を支持療法といい、白血病の化学療法には絶対に欠かせない治療です。
こうした努力の結果、現在日本で最も多い成人急性骨髄性白血病の初回完全寛解率は77%に達しています。完全寛解に達して初めてその後の長期生存から治癒が期待できます。 しかし、いったん再発してしまうと、その後の薬の効きは非常に悪くなり、化学療法での長期生存は望めなくなります。
成人の急性リンパ性白血病は、数は少ないのですが、骨髄性より治療成績は良くありません。しかし、小児ではリンパ性が多く、急性白血病の70~80%がリンパ性で、治療成績は非常に良く、90%以上の寛解率、多くは化学療法のみで治癒が期待できます。小児非リンパ性白血病でもそれに近い良い成績が得られています。
3 分化誘導療法
白血病治療の進歩の中で、骨髄移植と並んで特筆されるのが分化誘導療法です。Total cell killを理念として行われてきた急性白血病化学療法の中で、この分化誘導療法はまさに画期的な治療法といえます。
あらゆる血液細胞は、ただ1種類の多能性幹細胞という細胞から作られます。これが、骨髄球系とリンパ球系の幹細胞に分かれ、骨髄球系幹細胞は赤血球系、顆粒球系、単球系、巨核球系の幹細胞に分かれます。
急性骨髄性白血病はこのうち顆粒球系幹細胞の遺伝子異常で生じます。正常な顆粒球系幹細胞はさらに分化して、骨髄芽球、前骨髄球、骨髄球、後骨髄球、単核球と成熟し、この段階で血中に出て、分葉白血球となり、生体防御のための働きをします。
急性骨髄性白血病ではこの分化のいろんな段階で、成熟がストップし、腫瘍化して、その段階での幼弱細胞がそれ以上成熟すること無く増殖しつづけるのです。 どの段階で腫瘍化したかにより、増殖している白血病細胞の種類が異なるので、それらをFAB分類でM0からM3までの4種類に分類しています。このうちのM3に分類されるのが急性前骨髄性白血病です。この病型は急性白血病の中でもっとも症状が激しく、DICといって非常に出血症状が強いのが特徴です。
1988年に中国上海の学者がこのタイプの急性白血病にATRA(オールトランスレチノイン酸)という薬を飲ませたところ、なんと90%以上の完全寛解が得られました。 これは当時の白血病治療の常識から言ってまったく想像もつかない驚くべき成績だったのです。 しかも最も治療を困難にさせているひどい出血症状が、この薬を飲ませると短期間ですーっと良くなってしまいます。しかし、この治療がそれまでの化学療法と決定的に違うのは、骨髄が低形成、つまりからからにならない、白血病細胞も正常細胞も殺さないということです。この薬は、前骨髄球段階でストップした分化、成熟を解除し、ふたたび分化の過程に乗せてやるという働きをします。 それで分化誘導療法と呼ばれるのです。
したがって、化学療法につきものの出血、感染などの重大な合併症がほとんど無く、非常に楽に完全寛解に入ることが出来ます。 しかし、まったく問題が無いわけではありません。白血球が増えすぎたり、再発が早い等のため、必ず他の病型と同じように寛解後療法を行ないます。
このATRAという薬は活性型のビタミンAです。これが、t(15;17)という遺伝子異常の結果作られた、分化を抑える異常蛋白の働きを無くするとされています。
分化誘導療法はこれ以前にもいろいろ試みられたことはありますが、これほどの成績は初めてです。 ただ、現在ではM3の急性前骨髄性白血病以外ではATRAは無効です。
一方、慢性骨髄性白血病の場合は、治療の第一選択は骨髄移植です。しかし、年令とか、ドナーがいなくて、骨髄移植が出来ない場合は、やはり分化誘導療法として、インターフェロンαが用いられるようになりました。 これは、現在行われている化学療法よりも明らかに成績が良く、生存期間も伸びていますが、インターフェロンによる治癒がどのくらい得られるかはまだ明らかではありません。
4 造血幹細胞移植
骨髄移植と言う言葉は良く聞かれると思います。 白血病治療の中で、化学療法と並んで重要な位置を占めているのが骨髄移植です。 1975年に始まった骨髄移植は、現在では世界で年間数万例もの患者に行なわれています。
最近では、骨髄移植の他に、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植が、それぞれその長所を生かして盛んに行なわれるようになりました。
骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植の3者は、いずれも健康な人の造血幹細胞(あらゆる血液細胞、赤血球、白血球、リンパ球、血小板などのルーツとなる母細胞群)を患者に移植して、患者の病的な造血幹細胞と置き換えてやるという治療法で、これらをまとめてと呼んでいます。
移植と言っても、臓器移植のように切ったり張ったりするわけではありません。 提供者(ドナー)の骨髄や末梢血あるいは臍帯から採取した、造血幹細胞を豊富に含んだ血液を患者の静脈に点滴で入れるのです。
造血幹細胞移植には、患者自身の造血幹細胞を用いて行なう自家移植と、兄弟あるいはボランティアの造血幹細胞を用いる同種移植とがあります。
どのような病気に対して行なわれるかというと、慢性骨髄性白血病、急性白血病、骨髄異形成症候群、重症再生不良性貧血、重症免疫不全など、多くの病気があります。
しかし誰にでも出来るというわけではありません。 提供者と患者との白血球の組織適合抗原(HLA)が出来るだけ一致していなくてはなりません。 また、原則として50才未満の患者に行われます。
組織適合抗原(HLA)というのは、赤血球の持つABOとかRh型などの血液型抗原とは違い、白血球や、その他身体中の核を有する細胞が持っている抗原です。 造血幹細胞移植や臓器移植では、このHLAの一致が必要で、そうでないと拒絶反応や、後で述べるGVHDと呼ばれる重篤な合併症が生じます。
骨髄移植の実際についてお話します。 まず、患者は全身の消毒をし、薬を飲んだり、吸入したりして、気道内や腸内の細菌もゼロにします。 ほとんど無菌状態にして無菌室に入ります。 無菌室では食事も無菌食で、血管からも栄養点滴をします。 次に、大量の抗がん剤の投与と、全身の放射線照射を行ないます。 つまり、患者の白血病細胞を限りなく完全に殺してしまうのです。 しかし同時に患者の正常の造血機能も限りなく破壊されてしまうために、患者は非常に感染を起こしやすく、出血もしやすく、また免疫機能も落ちてしまいます。
この状態で、提供者(ドナー)の骨髄細胞を患者の血管内に点滴して投与します。 このために、ドナーからは約1,000mlの骨髄液が、骨盤の骨に数10回も針を刺すことによって採取されます。
血管内に入ったドナーの骨髄細胞は、患者の免疫機能がゼロのために拒絶されません。 細胞は、患者のほとんど空になった骨髄に到達して、そこでほとんど拒絶されることも無く住み着いて、生着し増殖を始めるのです。 白血球の増殖を早めるためにG-CSFというサイトカインの注射をします。 そして順調に行けば約2週間たつと白血球が約1,000/μlくらいまで回復して、患者は無菌室から出ることが出来るようになります。
そしてこの時の患者の血液は、赤血球も白血球もリンパ球もすべてドナーのものと置き換わっています。 従って血液型もドナーと同じになるのです。
しかしこの治療は順調に行くことは少ないのです。 強烈な治療であるためにいくつかの重大な合併症があります。
合併症の第一は感染症です。 白血球はない、免疫能はないという状態ですから、いくら無菌状態にいるからと言っても、あらゆる感染の危険があります。 特にサイトメガロウィルス(CMV)による間質性肺炎は致命的になることが多く、予防のためのグロブリン注射が行われます。
次に避けられない合併症がGVHD(移植片対宿主病)と言われるものです。 ふつうの臓器移植の場合は、患者のリンパ球が移植された臓器を異物とみなして排除しようとする拒絶反応が起こります。 しかし骨髄移植の場合は立場が逆です。 患者にはもう拒絶反応を起こすことの出来るリンパ球は存在しません。 逆に、移植されたドナーのリンパ球が患者自体を異物とみなして攻撃するのです。
これはなぜかと言うと、組織適合抗原(HLA)は兄弟の場合は確率的に4人に1人は一致しますが、まだよくわかっていない他のHLAがあるらしくて、たとえHLAの一致した兄弟の間でさえも、GVHDが起こりうるのです。 まして骨髄バンクからの提供者との間ではHLAの完全一致はなかなか望めません。 しかし、HLAにはいくつかの座と言うのがあり、そのうちのA座、B座、DR座が合致すれば移植は可能とされています。
そして、白血病の場合、HLAが完全に一致して、ほとんどGVHDが起こらなかった場合よりも、多少の不一致のためにある程度のGVHDを起こして、それが回復した場合の方が、白血病の再発が少なく、治る確率が高いことが知られています。 それは、ドナーのリンパ球が、患者の破壊されずに僅かに残っている残存白血病細胞をも攻撃して殺してしまうからです。
GVHDの症状は主に、皮膚、肝臓、腸管の障害です。 発疹、水疱、黄疸、肝機能障害、激しい下痢などです。 また、出血性膀胱炎、肝中心静脈閉塞症なども見られます。 3ヶ月くらいたつと慢性GVHDとして、皮膚の硬貨、口腔内乾燥などを生じます。
これらの感染症、GVHDは時には致命的となります。 その予防、治療をいかに行なうかが、骨髄移植の成否に関わります。 そのためには、各種抗生物質、抗真菌剤、抗サイトメガロウィルスグロブリン、抗ウィルス剤、免疫抑制剤、副腎皮質ステロイドなどが使われます。
骨髄移植がもっとも適応となるのは慢性骨髄性白血病(CML)です。 患者が50才未満で、兄弟にHLAの合致した提供者がいれば、骨髄移植が第一選択です。 これにより60%の治癒が期待できます。
提供者がいなければインターフェロン療法を行ないます。 1年間治療をして一定基準以上の効果が認められたら、インターフェロン治療をそのまま続けます。 無効の場合は、骨髄バンクからの提供者が見つかれば骨髄移植を行ないます。 提供者がいなければ、さらにインターフェロン治療を続けます。
急性白血病の場合は、化学療法が効きやすいタイプ{t(8;21)、t(15;17)、inv(16)などの染色体異常のあるタイプ}は、化学療法のみによって60%近い治癒が期待できますので、原則として、骨髄移植は行ないません。
完全寛解が得られても、今後の薬の効きが良くないと予想される場合は、第1回目の完全寛解の時期に骨髄移植を行ないます。 これによって50~70%の治癒が期待できます。 骨髄移植は原則として、第1回目の完全寛解の時期に行なわれます。 2回目、3回目の完全寛解期では成功率は次第に落ちます。
骨髄移植によって白血病が100%治るわけでは決してありません。 しかも非常に副作用の強い大変な治療法です。 しかし化学療法とともに、白血病を治癒に導く大きな選択肢であり、骨髄移植のおかげで命を救われた患者さんは数え切れないほど多勢居るのです。
最近の骨髄バンクの広告によると、平成12年8月時点での骨髄バンク登録ボランティアの数は約12万9千人。 30万人の登録者数があれば、現在の骨髄移植待機患者1,762人の90%がその恩恵を受けられるとされます。
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骨髄バンクに関心をお持ちの方は、0120-445-445 (骨髄移植推進財団) に是非お電話をしてください。
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次に、末梢血幹細胞移植についてお話します。 健康な人にG―CSFというサイトカインを注射すると、血液中の造血幹細胞が非常に増えます。 これを採取して、骨髄移植と同じよ
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うに患者に移植します。 この方法は骨髄移植よりも簡便で感染などの合併症も少なく、優れた点が多いのです。
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現在、自家移植の場合は末梢血幹細胞移植の方が骨髄移植よりも多く行われています。 同種移植(兄弟、他人からの移植)の場合は、健康人ドナーにG-CSFを注射しなければいけない
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と言う問題がありますが、最近、保険医療が認められたため、今後盛んに行なわれるようになると思われます。
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臍帯血移植は、へその緒の中の血液を利用するものです。 へその緒の血液には骨髄以上に造血幹細胞が含まれています。 これを集めて移植するのですが、量が少ないので主に小
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児に対して行われています。
しかし、最近全国9ヶ所に公的臍帯血バンクがスタートしました。 これにより成人への適用
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も可能になります。 もともと捨てられていた臍帯や胎盤の血液ですから、これが有効に利用出来ればドナーの負担なしに出来ると言う大きなメリットがあります。
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