胃がん内視鏡手術

内視鏡検査は病巣(びょうそう)部を直接観察できることが大きな特徴です。主病巣の位置や大きさだけでなく、病巣の拡がりや表面の形状(隆起(りゅうき)や陥凹(かんお))、色調などから、病巣の数やある程度の深達度(しんたつど)が判断できます。もう1つの内視鏡検査の大きなメリットは、直接細胞を採り(生検)、病理検査ができるため、病気の判定に役立っています。
大腸内視鏡検査は、事前に腸内を空にしてから行います。肛門から大腸内視鏡を挿入し、腸粘膜表面の様子をモニターで観察します。大腸がん、大腸ポリープ、大腸炎などの疑いがあれば、一部を採取し組織検査をします。進行型大腸がんの約80%は潰瘍型なので、潰瘍とそれを囲む堤防様にがんができていることが発見できます。しかし、全体像をとらえにくく、がんで腸管のなかが狭くなってしまっている場合は、挿入不可能なこともあります。また、大きな腫瘤(しゅりゅう)型がんの場合は接触して出血することもあります。さらに、粘膜下層への進行の深さを調べるため、大腸用超音波内視鏡が用いられることもあります。
CT検査?MRI検査?超音波検査
CT検査は身体にあらゆる角度からX線照射し、得られた情報をコンピューターで解析するものです。造影剤を使う場合と使わない場合がありますが、造影剤を用いる方法では病変がより鮮明に描き出され、検査したい臓器やその周辺をミリ単位の断層写真として観察できます。CT検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と総合的に判断することに役立っています。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)の効果の把握などにも用いられています。
MRI検査は磁気による核磁気共鳴現象を利用して画像に描き出すものです。患者さんが被爆しないこと、いろいろな断層面が撮影できるというメリットがありますが、血液の流れや呼吸、消化管の動きがノイズとなって影響し、画質が劣化する欠点もあります。
超音波検査は、手術前、手術後(再発)、がんの壁外への進展や肝臓への転移などの判定に役立つ検査法です。CT検査やMRI検査、超音波検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と複合して、総合的な診断を行うことができます。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)中に効果がどのくらいでているか、などの判断要素も得られ、その後の治療方針を選択するうえでの重要な情報をえられます。大腸がんにおいては、腹部の超音波検査、胸部?腹部のCT検査、あるいはMRI検査で肺転移、肝臓転移、がん性腹膜炎、リンパ節転移、卵巣転移、骨転移などについて調べます。大腸がんでは特に肝臓に転移する確率が高いので、治療後も注意深く経過観察していきます。
大腸癌(大腸ガン)の病期
大腸がんには、Dukes(デュークス)分類とステージ分類が使われます。がんの大きさではなく、大腸の壁の中にがんがどの程度深く入っているか、及びリンパ節転移、遠隔転移の有無によって進行度が規定されています。各病期の手術後の5年生存率を括弧内に記載しています。
I期 がんが大腸壁にとどまるもの
II期 がんが大腸壁を越えているが、隣接臓器におよんでいないもの
III期 がんが隣接臓器に浸潤(しんじゅん:周囲に拡がること)しているか、リンパ節転移のあるもの
IV期 腹膜、肝、肺などへの遠隔転移のあるもの
2つの分類にはわずかな違いがあるのみで、デュークスAは0?I期に、デュークスBはII期に、デュークスCはIII期に、デュークスDはIV期に相当するものと考えて差し支えありません。デュークス分類は、国際的に広く用いられているものです。
西洋医学の治療法と問題点
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症状緩和と延命を目指して化学療法中心に行います。
肝臓など遠隔臓器に転移した4期、あるいは再発の場合。延命治療という意味では、抗がん剤が中心になります。大腸がんは肝臓に転移することが多いのですが、手術で完全に摘出できれば治る可能性もあります。手術後には化学療法が行われます。しかし、こうしたケースはそう多くはありません。
1)内視鏡的治療
内視鏡で観察し、ポリープがあれば切除します。茎のあるポリープはスネアと呼ばれる針金を、首の部分に引っかけ電気で焼き切ります。この方法をスネアポリペクトミーと呼びます。
無茎性、つまり平坦なポリープの場合は、周辺の粘膜を浮き上がらせて広い範囲の粘膜を焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)で摘出します。
スネアポリペクトミーでは入院は不要ですが、EMRでは出血や穿孔の可能性もあるため短期間の入院が必要となる場合があります。
摘出したポリープの病理学的(顕微鏡)検査が重要です。ポリープ(腺腫)や粘膜内にとどまる早期のがんは、これらの方法で簡単に治療することができますが、病理検査で病変が深くまで(粘膜筋板を越えて)拡がっていれば、リンパ節転移の危険性が10%前後生じるため外科療法が必要となります。
腹腔鏡手術
小さく腹部を切開し、炭酸ガスで腹部を膨らませて腹腔鏡を挿入し、画像を見ながら切除術を行います。多少手術時間もかかり、訓練された医師による手術が必要ですが、開腹手術に比べて負担は少なく、術後の痛みも少なく回復も早いため、入院期間も短くてすみます。 2)外科療法
結腸がんの手術
大腸がんの治療は外科療法が基本で、早期がんの場合でも7割は開腹手術が必要です。結腸がんの場合、どの部位の手術でも手術自体は2時間前後で行うことができます。切除する結腸の量が多くても、術後の機能障害はほとんどおこりません。リンパ節郭清(かくせい)と呼ばれるリンパ節の切除とともに結腸切除術が行われます。
直腸がんの手術
直腸は骨盤内の深く狭いところにあり、直腸の周囲には前立腺?膀胱?子宮?卵巣などの泌尿生殖器があります。排便、排尿、性機能など日常生活の上で極めて重要な機能は、骨盤内の自律神経という細い神経繊維によって支配されています。進んでいない直腸がんには、自律神経をすべて完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残すことも可能です。しかし、自律神経の近くに進行している直腸がんでは、神経を犠牲にした確実な手術も必要となります。直腸がん手術は、進行度に応じたさまざまな手術法があります。代表的な手術である自律神経温存術、肛門括約筋温存術、局所切除、人工肛門について説明します。
一方、甲状腺未分化がんに対しては、手術よりも放射線療法と化学療法が中心的な治療となります。
甲状腺がん手術の合併症
 甲状腺の手術に特徴的な合併症としては、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下などがありえます。反回神経麻痺(片方)では声が嗄れる、水分を飲むとむせる、などの症状がでます。したがって、この神経ががんに巻き込まれているとかよほど特殊な状況にないかぎり反回神経は残します。また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いのですが、3個以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用の心配はまったくいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミンD3を服用する必要があります。
1.甲状腺がんの治療成績  
 未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後10年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様がんは分化がんに比べるとやや不良ですが、それでも一般のがんにくらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療
成績はきわめて悪く今後の研究課題です。
遺伝子異常の診断、治療への応用 遺伝子の異常は、正常細胞をがん細胞へと変化させる大変都合の悪い現象ですが、別の見方をすれば、正常細胞とがん細胞を見分けるための決定的な証拠にもなります。したがって、遺伝子異常を応用して、がんの診断や治療ができないかという研究が進んでいます。 例えば大腸がんの早期発見のために、便中に存在する微量のがん細胞の異常DNAや、血中を流れている微量のがん細胞の異常DNAを検出する試みです。がん細胞である決定的証拠の遺伝子突然変異やエピジェネティックな変異を検出することで、がん細胞を見つけようとするものです。 また、がん細胞に生じた遺伝子異常によってでき上がる、異常蛋白質を標的とした治療法の開発も進んでいます。この異常蛋白質を、極めて特異的に認識したり抑制したりすることで、正常細胞に影響を及ぼさず、がん細胞だけを特異的に攻撃できる薬の開発が可能になると考えられています。事実、グリベックという白血病の治療薬は、白血病細胞に生じた異常蛋白質を特異的に抑制することで、白血病という血液のがんを治療することができた最初の例です。 小児がんとはがん患者さん全体のなかで、子どもが占める割合は1%程度です。日本では、年間約2,500人の子どもにがんが発生しています。現在では、約7割の小児がんの子どもたちが治癒するようになってきており、人口1,000人あたり1人くらいが小児がんの既往歴をもち、成人に達するようになるといわれています。一方で小児がんは、小児期の死亡原因の2位となっています。 主な小児がんは、白血病、神経芽腫、脳腫瘍、悪性リンパ腫、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)などです。血液のがんである白血病や悪性リンパ腫を除き、大人ではまれなものばかりです。胃がんや肺がんなどは、子どもにはみられません。神経芽腫、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)、肝芽腫など「芽腫」と呼ばれるがんの原因は、胎児の体の神経や腎臓、肝臓、網膜などになるはずだった細胞が、胎児の体ができあがった後も残っていて、異常な細胞に変化し増えていった結果と考えられています。大人のがんとは異なり、生活習慣にがんの発生原因があると考えられるものは少なく、網膜芽腫やウィルムス腫瘍のように、遺伝するものもあります。 小児がんの多くは、好発年齢が乳幼児期にあり、学童期、思春期と成長するにつれ次第に減少します。乳児期~幼児期前半(2歳くらいまで)に多いのは神経芽腫、網膜芽腫、ウィルムス腫瘍、肝芽腫などです。幼児期(2~6歳くらい)では白血病、横紋筋肉腫を含む軟部肉腫、10歳以後思春期にかけては成長に伴い、骨肉腫、軟部肉腫、睾丸や卵巣から生じる胚細胞性腫瘍が多くなります。 小児がんは発見が難しく、がんの増殖も速いのですが、大人に比べて化学療法や放射線療法に対する効果が極めて高いのも特徴です。治療自体は決して楽なものではありませんが、長期にわたる治療期間にも子どもが成長発達できるよう、入院中から退院後の生活を視野に入れて過ごすことが大切になります治療を受けるのは子ども自身ですから、保護者が治療に同意しているだけでなく、子どもが自分に行われる医療行為について納得していることが重要です。説明の方法は、保護者と医療スタッフ(医師?看護師)が、何を、どのように、どのタイミングで話すのがよいかを十分に相談しながら行われます。子ども自身の意思を尊重しながらわかりやすく説明することで、子ども自身が持つ病気に立ち向かう力を引き出し、本人が納得して前向きに治療にのぞめると考えられています。お子さまが小児がんと診だけくりぬくようなことはできません。
しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門(ストーマ)が必要になってしまうというわけです。
[注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。結腸は、直腸はで、大腸に見合うの専門用語はありません(強いてあげれば、 でしょうか。)が、とても便利な日本語です。]
では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。でも、これは肛門でも何でもありません。便が出るということでは、肛門に似ているのかもしれませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので?便はただただ意識せずに、出てくるだけです。このごろでは?人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。
ています。
 脳腫瘍の治療が、白血病のような血液腫瘍に比べて困難であるのはなぜでしょうか? 理由はいくつか考えられます。
白血病のような血液がんは血液中に存在し、固まりを作らず、細胞も均一な性質を有しています。一方、脳腫瘍は固まりを作る実質性腫瘍であり、内部組織が均一ではありません。また、脳腫瘍という一つの腫瘍があるわけではなく、極めて多くの種類の腫瘍からなっており、それぞれの性質が異なります。
血液から脳への薬物移行を制限する血液?脳関門という特殊な性質があるために、血液中に投与した薬が脳腫瘍に十分に行き渡りません。
脳腫瘍の細胞自体が薬剤に抵抗性を有しています。
発達期にある脳が、治療手段である放射線や薬剤によって障害されやすいために、治療に制限があります。また、脳の解剖学的構造は複雑であり、外科的治療が困難です。
腫瘍が小さいうちは症状がありません
最初は自覚症状がほとんどなく、現われるのは血尿です。
診断に際しては、尿に悪性細胞が含まれているかどうかを見る細胞診、膀胱鏡検査、正検、膀胱?尿道造影検査、リンパ管造影検査などが行われています。
癌の性質や病状によっても治療法は異なります
手術に関しても膀胱を残せるかどうかで内容が異なってきます。
膀胱を摘出すると尿をためておく袋が無くなるので尿路変更術が必要になってきます。
手術後の再発予防に抗がん剤の膀胱内注入療法も実施されます。また放射線療法を用いることもあります。
初期では、膀胱刺激症状(痛みや頻尿)を伴わない血尿が現われます。約75%に、目で見ても分かる肉眼的血尿がみられ、顕微鏡的血尿も含めると血尿は必ず起こる症状です。
進行すると排尿障害、排尿痛、膀胱部の痛み、頻尿などが見られ、さらに進行すると貧血や全身衰弱などが出てきます。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守


胃がん内視鏡手術

り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に


胃がん内視鏡手術


共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。


胃がん内視鏡手術


早期は症状がありません
早期では無症状ですが、進行すると前立腺肥大症と同じで、夜中に何度も排尿したり、排尿

胃がん内視鏡手術



の勢いが弱くなったり、排尿そのものに時間がかかるようになります。
手術とホルモン療法


胃がん内視鏡手術


前立腺ガンは男性ホルモンが症状を悪化させ女性ホルモンが症状を改善します。
そのため薬や手術で男性ホルモンの分泌を抑えたり、女性ホルモンの投与を長期間行いま

胃がん内視鏡手術


す。
早期なら前立腺を摘出する手術によって完治も可能です。


胃がん内視鏡手術

病状が進行すると、昼間で10回以上、夜間で3回以上の頻尿、残尿感が見られることがあります。

胃がん内視鏡手術


血尿と腰痛が見られることもあり、前立腺肥大症とほぼ同じ症状が出ます。また精液に血が混じることもあります。


胃がん分類

と呼ばれる粘膜層で覆われています。卵巣から子宮体内に送られてきた卵子が受精すると、子宮内膜に着床し胎児が成長します。
子宮がんは子宮体部や頸部にできやすく、子宮頸部のがん(子宮頸がん)は30歳代前後、と比較的若い年代に多く見られる一方、子宮体部のがん(子宮体がん)は閉経後に多く見られると言われています。特に子宮頸がんは検診による早期の発見で回復可能な場合が多いとされています。
子宮はホルモンや精神状態などの影響を受けやすいデリケートな器官です。子宮内膜は卵子の受精が起こらず着床がない場合には周期的に剥離し、月経として体外に排出されるというサイクルを繰り返しますが、病気やストレスなどの体への負担によりその周期に乱れが出ることがしばしばあります。またストレスが月経周期の乱れだけではなく子宮がんなどの病気をも引き起こすという説もあるほど、女性の健康と子宮の間には密接な関係があると言えます。しかし皮肉なことに、多くの原因が考えられるため婦人科系の不調は、「きっと疲れているから」とか「ストレスがたまっているから」というようになおざりにされてしまう可能性が高いと思われます。しかし、そもそも何が原因であるにせよ不調を放置することは禁物ですし、がんのような重大な病気であれば放置により手遅れになり命を落とすことにさえなりかねません。
一番大切なことは、不調を感じるなど子宮がんの恐れがあるかもしれない場合は医師による診察を受けることに尽きます。また定期的な検査を受けることも必要です。病気や体の機能についての知識を得る努力は大切ですが、本やインターネットを通じた知識を元にして自分で判断するのは大変危険です。「あのウェブサイトに書いてあったのと同じ原因だろうからきっと大丈夫」、「本では大抵の場合悪性ではないと書いてあったから、私のもきっとがんではない」などという判断を決してしないようにしましょう。
まず、子宮という器官についてですが、女性の骨盤の中央に位置している赤ちゃんを育てるために必要な大切な器官です。また、子宮の両側には卵巣という器官があり、卵管という管によって子宮と繋がっています。この子宮の部分に悪性腫瘍が発生した場合を子宮癌と言います。
また、子宮癌には、子宮の入り口付近に出来る子宮頸癌と、子宮の奥にできる子宮体癌に分けられます。そして、子宮癌になりやすい年齢としては40歳以降が多いのですが、子宮頸癌については若年層である20歳~30歳代の女性にも多発しており、これから赤ちゃんを授かろうと言う年齢でもありますので注意が必要です。早期発見?早期治療に結びつけるためにも、定期的な婦人科検診をお勧めします。
子宮癌の原因
子宮頸癌の原因
子宮頸癌の原因については、ヒトパピローマウイルスというウイルスが原因で癌になりやすいことが分かっています。そして、このヒトパピローマウイルスは性交によって感染しますので、それに該当する女性はすべて子宮頸癌の危険性を持っています。とくに最近では、若い頃から経験されていらっしゃる方が多いため、子宮頸癌の発症年齢も徐々に低年齢化してきています。心当たりのある方は子宮頸癌を早期に発見するためにも、年齢に限らずに定期的に婦人科検診を受けましょう。
子宮体癌の原因
子宮体癌の原因は子宮頸癌の場合とは違って、体内のホルモンバランスによって癌が誘発されると考えられています。 この子宮体癌になりやすい女性には、未婚や未妊、ホルモン剤を服用されている方に多いのですが、その中でも高エストロゲンの状態が子宮体癌の発症に大きな影響を与えていると考えられています。
また、子宮体癌になる前の病変として、子宮内膜の増殖があるのですが、子宮内膜の増殖すべてが原因になるわけではなく、子宮内膜異型増殖症複合型という種類の子宮内膜症が子宮体癌に結びつきがあると考えられています。
子宮癌の症状
子宮頸癌の症状
子宮頸癌の初期症状については無症状のことが多く、ある程度悪化してくると不正出血などの症状が出てくることがあります。また、無症状の方の多くは、婦人科検診の子宮癌検診で発見されることが多いので、出来るかぎり定期的な検診を心がけましょう。
子宮体癌の症状
子宮体癌についても初期の頃は無症状が多いのですが、比較的早めに不正出血や月経異常などの症状が出て来ます。ただ、月経が早かったり遅かったりなどの生理不順とも思えるので、決定的な自覚症状とは言えないかも知れません。
子宮癌の治療
子宮癌の治療法としては、癌細胞に侵されている子宮を全摘出して、その後に放射線療法や抗癌剤による薬物療法を行うことが主流のようです。ただ、当然のことながら子宮を摘出してしまうと妊娠自体が不可能になってしまうので、女性の年齢や妊娠の希望、癌の進行具合などを総合的に考えて、可能であれば子宮の機能を温存しながら治療するという方法がとられることもあります。
ただ、子宮の機能を温存しながら治療するには、どうしても、子宮癌の早期発見が必要不可欠となってきますので、若い女性でも婦人科検診は恥ずかしいと思わずに、定期的に検査されることをお勧めいたします。
『 手術さえすれば よくなると思っていたのに??? 』
平成12年に2期の乳がんが発見され、乳房切除を行なっていた母に、
がんの再発が見つかったのは、手術から3年後の 平成15年の夏、
ちょうど私が お盆の帰省で実家に帰る1週間ほど前のことでした。
リンパはもちろん、肋骨や肺への転移も見つかり、翌週からは
抗がん剤点滴のため入院をしなければいけないとのこと、
『 手術さえすれば よくなると思っていたのに??? 』
『 抗がん剤だって あんなに我慢してきたのに??? 』
と電話口でつぶやく母の言葉に、わたしはただただ、から元気をふりしぼって
『 今の医学はすごいんだから、お医者さんに任せておけば大丈夫! 』
と励ますことしかできませんでした。
当時は私自身も、
『 病気を治すのは、お医者さんしかいない 』
『 病気になったら、病院に任せるしかない 』
と思っていましたし、
『 お医者さんに任せておけば、何とかなる 』
と信じることで、本当に何とかなるような気でいたものです。
ところが、その間違いに気付くのに、そうそう時間はかかりませんでした。
当初 6クール予定だった抗がん剤治療が、はげしい副作用のせいで わずか
2クールで打ち切りとなり、遠まわしに ホスピスへの転院を勧められるように
なってしまったのです。薬で外敵をやっつけ、悪い部分は手術で切り取り、機能しなくなった臓器は移植して
病気を治す現代医学は、目ざましい進歩を遂げ、感染型や 外傷型の疾患の治療に
おおきな実績をあげてきました。 
しかし一方では、近年増加している生活習慣病への対応は不十分だといわざるを
得ません。
がんもまた 生活習慣病のひとつです。
がんの宣告や 余命宣告を受けて絶望してしまうのは、これまでの医学のエビデンス
(科学的根拠)で、がんは治らないと思わせられてきたためです。
たとえば、余命何カ月という宣告は、【過去の医学】 による結果からの余命宣告に
すぎず、つまり、現代医学だけでは、がんを治療して改善させることができない
といっているだけなのです。 
がんの宣告と余命の宣告を受けて、絶望と落胆に暮れることはありません。
絶望し落胆して、ストレスを溜め込み、みずから免疫系をだめにしてしまう必要は全く
ないのです。
代替医療で、元気になった人たちが出現し、期待と希望がもてるようになりました。
希望や期待がもてる代替医療も、いまや 立派な選択肢なのです。
とくに今、外科手術や 抗がん剤、放射線などの 通常の治療と併用したり、治療後の
再発予防のために、積極的に取りいれられているのが、健康食品などによる【サプリ
メント療法 】 です。
その中でも、【 副作用のない抗がん剤 ? 天然の抗がんサプリメント 】 と して注目を
浴びているものがモズクなどの海藻類から取り出されるフコイダンという成分です。
それからの母の回復ぶりには、ほんとうに驚かされました。
顔色もみるみる良くなっていき、2週間目くらいにはすでに、床に伏しているような
こともまったく なくなっていたのです。
そして、それまでじわじわと上がり続けていた腫瘍マーカーも、急激に下がり始め、
フコダインを飲用しはじめてから5ヶ月後の、平成16年 4月の検査では、すっかり
基準値におさまり、もちろん今まで再発の兆候もまったくありません。
正直な話をすると、わたし自身は はじめ、健康食品そのものには「疑い」というか、
完全には信用する気になれないところがありましたので、母の状態があんなにも
ひどくなっていなかったら、今でもフコダインのことは知らずに(知ろうともせずに)
過ごしていたと思います。
でも結果からいうと、私の母を救ってくれたのは、まぎれもなく、フコダインでした。
あのときフコダインに出会っていなかったら???、フコダインと出会うのが、もう少し
遅れていたら???、と思うと今でも ぞっとします。
健康セミナーで相談に乗ってくださった先生もおっしゃっていましたが、健康食品を
使っている患者さんの半数は、病院での治療を放棄されてしまってから、それこそ
あのときの私のように 「藁にもすがる思い」 ではじめられる方がたいへん多い。と
いう事でした。
むかしの私のように、『 健康食品なんかで?』 という方も おおいと思いますが、
私の体験をお伝えして、皆さんにもっと早くにフコダインのことを知ってもらえたら
と願っています。
40才後半からの更年期世代は、ホルモンバランスの乱れによる不定愁訴が起こりやすいだけではありません。高血圧や高脂血症、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病、そして子宮や乳房の疾患にかかりやすい年齢でもあるのです。
メノポーズを考える会では、年に一度、誕生日や結婚記念日などの記念日に受ける「アニバーサリー検診」を提案しています。
子宮頸がんは、早期発見で完治できるがんです特に子宮頸がんは、早期に発見すれば、完治する可能性の非常に高いがんです。
初期であれば、子宮を摘出しないですみ、妊娠の可能性を残した治療法が可能です。
頚がんはその多くが“ヒトパピローマウィルス(HPV)”の感染によって起こると考えられています。HPVは、性交渉により誰にでも感染する可能性のあるウイルスで、尖圭コン
ジローマという性病の原因になります。
コンジローマを治療すると、このウィルスも多くの場合は自然に消失するといわれています
が、感染が長期化すると、場合によっては子宮頸がんに進行することがあるのです。
今、20代から30代の若い女性の子宮頚がんが急増しており、その原因を性交開始年齢の若年
化とする見方もあります。
こうした理由で、子宮頚がんは他の臓器のがんとちがって、比較的若い40代50代に発症のピ
ークがあるのです。
20代から子宮がん検診を「何歳になったら子宮がん検診をうけたら良いのでしょう
か?」
20歳で検診をはじめてください。
特に性交渉の経験のある方は定期的な頚がん検診が必要です。
ただし、性体験のないかたでも子宮がん検診をうけた時に卵巣嚢腫などの婦人科疾患がみつ
かる場合もあります。普段とちがう症状があったときは、ぜひ検診をお受けください。
また、母娘で自分の身体について話し合える雰囲気も大切です。子宮がんの好発年齢とされ
る40~50代の母親と、10~20代の娘とで「母娘検診」を受けるのは理想的といってもいいでしょう。
子宮体がんはどのようにしてできるの生理が順調できちんと排卵する人の場合は、卵胞ホルモンにより厚くなった子宮内膜は、排卵後約2週間できれいに剥がれ落ちて薄くなります。
このように定期的に生え変わる内膜の状態では、もし正常細胞と違う”異型細胞”ができても剥がれ落ちてしまいリセットされるため、体がんにはなりにくい状態といえます。
月経が順調にある若い人はこのような状態が多いため、体がんの検診はそれほど必要ないということもできます。
これに対して、排卵しにくい人の場合、厚くなった内膜がはがれにくいため、異型細胞ができると長い間その場にとどまって、がんの発生母地である子宮内膜増殖症がおこりやすくなります。
40代からはできるだけ子宮体がんの検査も
更年期には、卵巣の働きが不調になり、厚くなった内膜がはがれにくい状態になります。つまり、子宮体がんになりやすい状況になってしまうのです。
「生理がしばらくこないと思ったらダラダラ不正出血が続いたり、大量の出血があった」
「生理なのか不正出血なのかわからない」
といった時期には、必ず体がん検診も受けるようにしたいものです。
特に高血圧?肥満?糖尿病?出産経験がない?乳がんを経験したなど、体がんのリスクファ

胃がん分類


クターのある人は、自ら心がけて定期的に体がん検診まで受けましょう。
若い人でも「放っておいたら何ヶ月も生理が来ない」くらい生理不順のひどい人は、若年性


胃がん分類

体がんの危険もあります。是非、検査をうけることをお勧めします。
現在、自治体検診では、子宮がん検診といえば頸がんのみがほとんどですが、自分のリスク


胃がん分類


を考えて、自発的に婦人科専門医による子宮体がんの検査もうけるのが理想的です。
検診を受けるタイミングは?


胃がん分類

検診の時、たまたま生理にあたってしまうこともあるでしょう。
正確な診断を受けるためには、検診期間に率直に申しで、日程をずらしてもらいましょう。


胃がん分類

ただし、不正出血のある時は、出血中でもためらわず、婦人科専門医を受診しましょう。(自覚症状のある時は、自治体などの検診ではなく、必ず専門医を受診してください)。


胃がん分類

思い立った日が婦人科検診のタイミングです。どうぞ、身体について気になる症状を話してみませんか子宮がんとは子宮にできる悪性腫瘍のことです。 子宮は皆さんご存知のとお


胃がん分類

り、女性が持つ生殖器の一つで、胎児が宿るところです。子宮は筋肉壁でできた袋で、子宮底部と呼ばれる袋の底を上に、また子宮頸部と呼ばれる狭くなった袋の口を下にしたさかさ

胃がん分類


まの状態で骨盤の内側に納まっています。子宮の内部は平滑筋である子宮筋層で包まれており、その表面は子宮内膜


胃がん術後

CT検査(CTスキャン)はいろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影しコンピュータを使って非常に鮮明な画像を得ることができます。リンパ節への転移の有無も判断することができます。最近はヘリカルCTと呼ばれる肺のX線断層写真を断続的に撮影できる装置が主流となってきており、従来のCTと比較して短時間で検査が終わるため、患者さんが動いて撮影位置がずれてしまうという問題点が解消されるようになりました。
さらに高分解能CTやマルチスライスCTなど高性能のCT検査が一部で行われるようになってきました。
以上の検査で肺がんの疑いが強い場合には、病巣部分の組織を採取して顕微鏡を使ってがんの診断をする生検を行います。
生検には気管支鏡という内視鏡をつかって病巣の一部をとり組織を調べる気管支鏡検査や経皮針生検といってCTで目標を定め、特殊な針を皮膚から刺して肺の病巣を取って調べる検査が行われることがあります。
CT検査などでがんの疑いが非常に強く、さらに病巣が肺に留まっている可能性が高く、 手術が可能であると判断された場合には開胸生検といって、胸部を切開し病巣を取って調べ、 肺がんであることが確定した場合にはそのまま摘出手術に移行する方法が取られることもあります。
肺がん(肺癌)と診断された場合にはがんが肺から他の臓器に拡がっているかさらに詳しく検査をする必要があります。
脳のCT検査、コンピュータに連動した磁石を使用して詳細な画像を得ることができる磁気共鳴装置と呼ばれる機械を使ったMRI検査、腹部のCT検査、超音波検査、骨シンチグラフィーという骨のレントゲン検査、放射性同位元素を用いたPET検査、腫瘍マーカーの検査などが必要に応じて行われることになります。
肺がん(肺癌)の治療
治療方法を決めるにあたり
肺がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに肺がんの治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
肺がんの治療法は主に「外科療法(手術)」「放射線療法」「化学療法(抗がん剤)」となります。がんのある場所、肺がんのタイプ、病期(ステージ)、患者さんの体力、健康状態などから判断して治療法が決定されます。
小細胞肺がんとそれ以外の「非小細胞肺がん」とで性質が大きく異なるため治療方針も分けて考えます。
-非小細胞肺がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん)-
病期潜在期
痰の中にがん細胞が見つかっているがどの場所にがんがあるのか分からない非常に早期の段階。がんは気管支を覆う細胞の細胞層の一部のみにある早期の段階。
がんが原発巣にとどまっており、大きさは3cm未満であり、リンパ節や他の臓器に転移を認めない段階。
がんは原発巣にとどまっているが、大きさは3cm以上で、リンパ節や他の臓器に転移を認めない段階
がんは原発巣と同じ側の肺門のリンパ節に転移を認めるが原発巣のがんの大きさは3cm未満であり、他の臓器には転移を認めない段階    
がんは原発巣と同じ側の肺門のリンパ節に転移を認め、原発巣のがんの大きさは3cm以上であるが他の臓器には転移を認めない段階、あるいは、原発巣のがんが肺をおおっている胸膜?胸壁に直接浸潤しているが、リンパ節や他の臓器に転移を認めない段階   
原発巣のがんが直接胸膜?胸壁に拡がっているが、転移は原発巣と同じ側の肺門リンパ節まで、または縦隔と呼ばれる心臓や食道のある部分のリンパ節に転移しているが、他の臓器には転移を認めない段階
原発巣のがんが直接縦隔に拡がっていたり、胸水があり、原発巣と反対側の縦隔、首のつけ根のリンパ節に転移しているが、他の臓器に転移を認めない段階 
原発巣の他に、肺の他の場所、脳、肝臓、骨、副腎などの臓器に転移(遠隔転移)がある場合-小細胞肺がん-
小細胞肺がんは非常に進行が早く、発見された時点で手術ができなくなってしまった進行がんで発見されることが多いためがんの転移が胸部に留まる限局型と遠隔臓器にも転移している進展型に分類します。
病期限局型
縦隔や鎖骨のリンパ節に転移があったり、がん性の胸水を伴う場合でも原発のがんが片側の肺及び胸郭にとどまっている状態。
進展型がんが肺の外に拡がり、遠隔転移のある場合。
肺がん(肺癌)の治療-外科手術
早期に発見された非小細胞肺がんの場合、外科療法が第一選択肢になります。
非小細胞肺がんではII期、場合によってはIIIa期までが手術の対象になります。小細胞肺がんの場合には病巣が3cm以下で完全に肺の中に留まっていて転移が無い場合に手術が行われる場合がありますが、そのようなケースは非常に稀です。
肺は肺葉と呼ばれるブロックに分かれています。左肺は上葉と下葉、右肺は上葉、中葉、下葉に分かれています。
手術が行われる場合には、少なくともがんを含む肺葉部分を切除するか、片側の肺の全てを切除する場合があります。さらにリンパ節に転移がある場合には転移しているリンパ節も切除します。
肺がんの場合、開胸手術が一般的ですが、一部で胸腔鏡を使った手術が行われています。患者さんの負担が少ないのがメリットですが、技術的には大変高度なものであり危険性も高い手術になります。また手術の確実性も開胸手術には及びません。
がんのある位置によって転移しやすいリンパ節の位置がある程度分かるようになってきたため、目に見える転移が無くても予防的にその部分のリンパ節を切除するのが一般的になっています。(下記厚生労働省 肺がんの診療指針参照)
肺がん(肺癌)の治療-放射線療法
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。放射線療法は局所療法(体の一部にだけ有効)であるため適応となるのは非小細胞肺がんでは手術ができないI期~IIIa期、胸水がないIII期、小細胞肺がんの場合には限局型になります。
正常な細胞に放射線が照射されると正常な細胞がダメージを受け副作用が出ることがあります。副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年~数年後にでてくるものとがあります。
放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要です。
肺がんに対する放射線治療ではエックス線、ガンマ線、電子線などの他に陽子腺や重粒子線などを使った治療も 一部の施設で行われるようになってきましたが、まだ治療は始まったばかりであり経験が浅く 副作用などについても明らかになっていないことも多いのが実際です。
肺がん(肺癌)の再発防止のためとして放射線療法を行うことには否定的な診療指針を厚生労働省がまとめました。 (下記厚生労働省 肺がんの診療指針参照)
肺がん(肺癌)の治療-化学療法(抗がん剤)
非小細胞肺がん>では「シスプラチン:商品名=シスプラチン」 「硫酸ビンデシン:商品名=フィルデシン」 「硫酸ビンブラスチン:商品名=エクザール」 などを組み合わせた多剤併用療法が一般的です。 他にマイトマイシンC、 イリノテカン=カンプト、 パクリタキセル=タキソール、 ゲムシタビン=ジェムザール、 ドセタキセル=タキソテール、 カルボプラチン=パラプラチン、アムルビシン=カルセドなどが使われることがあります。
また、最近では「ゲフィチニブ:商品名=イレッサ」という分子標的薬といわれる新しいタイプの抗がん剤が使われることが多くなっています。
ただし、非小細胞肺がんの場合には、抗がん剤の効き目はあまりよくなくがんが縮小するのは30%~せいぜい50%程度に留まります。また、一度効き目があった場合でもがんが耐性を持つようになるため次第に効き目がなくなってしまいます。
非小細胞肺がんの場合、化学療法が適応になるのはIII期以降になります。
一方の<小細胞肺がん>では有効な抗がん剤が多く、 「シスプラチン:商品名=シスプラチン」と 「エトポシド:商品名=ラステット、 ベプシド」を使った多剤併用療法が標準治療です。 ほかにもカルボプラチン=パラプラチン、 イリノテカン=カンプト、 ドキソルビシン=アドリアシン、 シクロホスファミド=エンドキサン、 ビンクリスチン=オンコビン、 イリノテカン=カンプト、アムルビシン=カルセド、 カルボプラチン=パラプラチンなどが使われることが多いようです。
小細胞肺がんは抗がん剤が効きやすく一時的に縮小することも珍しくはありませんが、一定期間後に再び大きくなってしまうことがほとんどです。◆厚生労働省 肺がんの診療指針◆
2003年8月2日までに厚生労働省の研究班がまとめた肺がんの診療指針によれば、 非小細胞
肺がんで摘出手術に加え再発防止のために行われる周囲リンパ節を全て切除する手術は、 「早期肺がんの場合、体調の改善や再発を少なくする上で推奨するだけの根拠がない」と指
摘これまで標準的とされた外科的治療法に、疑問を投げ掛けています。
また、肺がん摘出手術後に「再発防止のため」と行われる放射線照射についても 「かえって
状態を悪化させるので行うべきでない」と警鐘を鳴らしています。
指針では肺がん患者の80%~85%が喫煙者であるとして「喫煙者が肺がんになる危険率
は非喫煙者の10~20倍高い」 と警告をしており、他人のたばこの煙による受動喫煙でも21~26%肺がんの危険率が増すとし、 喫煙者や受動喫煙がある人は、がん発見のための
検査を受けることを考慮すべきだとしています。
さらに副作用死が多数報告され問題になっている抗がん剤イレッサについては、「一部症例
で有効性が示されているが、生存期間を延ばす効果は証拠が不十分である」としています。
放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法では白血球減少による免疫力の低下が起こりやすい
ため体を清潔に保つことが大切ですし、規則正しい生活を送る必要があります。 免疫力を賦活させることが大切です。
また、骨髄損傷による白血球減少、血小板減少、貧血などが起こりやすいため造血機能を強化することも大切になります。
肺がん(肺癌)は1998年に胃がんを抜いて日本人のがんでもっとも死亡率の高いがんになりました。男女比は3:1で男性に多く見られます。
年間に発症する率では胃がんのほうが高いのですが、それにもかかわらず肺がん(肺癌)の方が死亡率が高いということはそれだけ肺がんが治りにくい がんであることが理解いただけると思います。
肺がん(肺癌)の主な原因としてはなんといっても喫煙が挙げられます。タバコを吸う人ほど肺がんにかかりやすくなり、 一般に重喫煙者(1日に吸う本数×喫煙年数=600以上の人)は肺がんの高リスク群といわれています。
毎日喫煙する人は非喫煙者と比較して4.5倍程肺がんを患うリスクが高くなります。また、 喫煙開始年齢(タバコを吸い始める年齢)が低いほど肺がんのリスクは高くなり 20歳以下で喫煙を開始すると肺がんになるリスクは6倍程度までになるといわれています。
米国における喫煙とがん死亡についての調査によれば相対リスクは男性で22倍、女性で12倍になると発表されています。
副流煙にも発がん性の物質はたくさん含まれています。タバコを吸い始める年齢が低いほど肺がんのリスクは高くなります。 親が喫煙する場合子供が喫煙者となる率も高くなります。
禁煙してから10年程度で吸わない人とほとんど変わらないくらいまでリスクを少なくすることができます。今からでも遅くはありません!ご自身はもちろん、ご家族のためにもぜひ禁煙をすることをお勧めします。
肺がんの原因は他に大気汚染や放射性物質、アスベストなどの関連性もあるといわれています。肺がん(肺癌)の分類
肺がんは「小細胞がん」と「非小細胞がん」の2つの型に大きく分類されます。 非小細胞がんはさらに「腺がん」「扁平上皮がん」「大細胞がん」の3タイプに分類され、それぞれのタイプによって発生する部位がある程度決まっています。
小細胞肺がんと「扁平上皮がん」は特に喫煙との関係が濃厚であると考えられており、患者さんの多くは喫煙者になります。
気管から枝分かれした太い主気管支は分岐を繰り返して肺の奥まで伸びています。気管支の太い部分を肺門部、細い部分を肺野部と呼びます。
小細胞がんと扁平上皮がんは肺門部に、腺がんと大細胞がんは肺野部にできやすい肺がんになります。
日本では肺腺がんの発生頻度がもっとも高く、男性の40%、女性では70%程度を占めます。 続いて扁平上皮がんが男性の40%、女性の15%程度、小細胞がんが肺がん全体の15%程度を占め、大細胞がんは5%程になります。
小細胞肺がんは細胞の増殖スピードが速く、脳や骨、リンパ節、肝臓、副腎などに転移がしやすい悪性度の高いがんですが、 他の肺がんと違い抗がん剤や放射線療法が効きやすいがんになります。(”効く”というのは”治る”ということではありません)
大細胞がんは増殖スピードが速いのですが、症状が出にくいために肺がんと診断されたときにはがんが大きくなっていることも珍しくありません。
肺がん(肺癌)の症状
肺がん(肺癌)は早期では症状が起こりにくく、そのため発見が遅れてしまい見つかったときには肺癌がかなり進行しているという特徴があります。 特に肺の奥の部分(肺野部)にできるがんは、さらに症状が現れにくくなります。つまり、日本人に多い肺腺がんは症状が現れにくいということあり、進行してしまうことが多くなります。
肺がんの症状として多く見られるのは、咳や痰、血痰です。他に胸痛や喘鳴(ぜいめい:呼


胃がん術後

吸時のぜーぜー音)、息切れ、呼吸困難、声のかすれなどが見られることもあります。
小細胞がんや扁平上皮がんは比較的早い段階から症状が出ることが多いのですが、腺がんな

胃がん術後


ど肺野にできるがんではがんが進行してから症状が出るようになります。
肺がん(肺癌)は脳や骨に転移しやすいため、脳転移による頭痛や骨転移による腰痛、背骨

胃がん術後


や肩の痛みなどが続くことで気が付く場合もあります。
食欲不振や体重減少なども起こります。

胃がん術後


小細胞肺がんでは、がん細胞が種々のホルモンを産生するため稀にムーンフェース(顔が丸くなる)や肥満、血圧が高くなる、血糖値が高くなるなどの症状が出ることがあります。


胃がん術後

肺がん(肺癌)の診断
肺がん検診では胸部X線写真と喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)がスクリーニング検査


胃がん術後

として行われます。X線検査は胸部に放射線を照射し肺の像を撮影します。喀痰細胞診は顕微鏡を使って痰の中にがん細胞があるかを調べます。


胃がん術後

肺野部の肺がんは胸部X線写真で発見されやすいのですが肺門部の肺がんでは写りにくく画像による発見は難しくなります。肺門部にできるがんは喫煙と深く関係していることが多

胃がん術後

く、痰の中にがん細胞が見つかることで早期に 発見することができる場合があります。
スクリーニング検査で肺がんの疑いがあると診断された場合にはCT検査が行われます。


胃がん再発

(4)腸管などの合併切除
腹腔内の転移をできるだけ切除するために、大腸、小腸、脾臓などをがんと一緒に切除することもあります。
2)放射線療法
高エネルギーX線を身体の外から照射する外照射と、放射性リン(32P)の溶液を腹腔内に注入して内部から腹膜の表面を照射する方法があります。卵巣がんでは手術後の残存腫瘍に対して、以前はよく放射線療法が行われましたが、最近では化学療法のほうが主に行われています。しかし、脳に転移した腫瘍に対しては放射線治療が行われます。
3)化学療法(参照:がんの薬物療法)
抗がん剤を使う治療を化学療法といいます。抗がん剤は手術でとりきれなかったがんに対する治療として使われます。卵巣がんは、成人のがんの中では抗がん剤が比較的よく効くがんのひとつです。抗がん剤は内服、あるいは静脈注射で投与されます。また、直接腹腔内に注入されることもあります。いずれの場合でも、抗がん剤は血液中に入り全身に広がって作用します。抗がん剤はがん細胞に強い障害を与えますが、正常の細胞にも影響を与え、副作用をおこします。抗がん剤を繰り返し使うことによって、がん細胞が完全に消滅することもありますから、効果がある限り、ある程度副作用がおこるまで使用します。卵巣がんによく使われる抗がん剤の副作用として、血液中の白血球と血小板の減少、貧血、吐き気や嘔吐、食欲の低下、脱毛、手足のしびれなどがおこります。


治療は病期、年齢、がんの組織型、がん以外の病気の有無などによって異なります。病状に応じて現在、最も有効と認められている治療は標準的治療と呼ばれています。難治性のがんでは、標準的治療は満足できる結果を多くの場合もたらすことができません。そのためさまざまな新しい治療法が研究され、試みられています。

新しい治療法はよりよい治療を目指して行われますが、必ずしも標準的治療よりもよい結果をもたらすとは限りません。新しい治療法の試みは、担当医だけで行うのではなく、多くの専門家の管理のもとで「臨床試験」として行われます。新しい治療と標準的治療を比較する臨床試験を比較試験といいます。比較試験の結果、新しい治療が優れていることがわかれば、新しい治療を標準的治療とします。

これから卵巣がんの治療を受ける場合は、「現在の標準的治療」を受けるか、「臨床試験中の新しい治療」を受けるかどちらかを選ぶことになります。

7.病期(ステージ)別治療
I期
手術によってがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。

手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。

このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。
II期
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。

手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。

このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。
III、IV期
III、IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。III、IV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。

手術は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には、直腸を含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。

手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。

初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。
再発
再発は治療により一度消失したかにみえたがんが再び増殖して見つかるようになった状態です。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
(1)手術
再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和らげるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
(2)化学療法の臨床試験
最初の抗がん剤が非常に有効であった場合は、再発に対しても同じ抗がん剤が効きますが、再発に対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果がなかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもあります。
(3)放射線療法
脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。
悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。リンパ系組織とは、ヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、扁桃腺(へんとうせん)等の組織?臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を流れるリンパ液からなります。リンパ系組織を構成する主な細胞は、リンパ球と呼ばれる白血球です。リンパ液の中には液体成分とリンパ球が流れていて、やがて血液と合流します。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫は全身で発生する可能性があります。
悪性リンパ腫という病名は、さまざまなリンパ系組織のがんを大きくまとめて呼ぶ名前で、その中に含まれる個々の疾患の臨床経過や治療反応性、あるいは予後は大きく異なります。ですから、自分にとって最適な治療を選択するためには、?悪性リンパ腫の中のどのような病型(タイプ)ですか??と、まずは医師に質問することが重要です。
I期
I期の治療法は以下になります:
middot;臨床経過観察。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;外照射。
middot;組織内照射。
middot;高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
II期
II期の治療法は以下になります:
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;ホルモン療法併用または非併用する外照射。
middot;組織内照射。
middot;ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III期
III期の治療法は以下になります:
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;ホルモン療法。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
IV期
IV期の治療法は以下になります:
middot;ホルモン療法。
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;臨床経過観察。
middot;睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
再発前立腺がんの治療法
再発前立腺がんの治療法は以下になります:
middot;放射線療法。
middot;放射線療法を受けた患者さんに前立腺摘除術を行います。
middot;ホルモン療法。
middot;骨の痛みを和らげる緩和的療法としての疼痛治療、外照射、ストロンチウム89
などの放射性同位元素を用いた腔内照射、あるいは他の治療法。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。


胃がん再発

 年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺が


胃がん再発

んに次いで2位になると見られる。
 読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率7

胃がん再発

8%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。

胃がん再発

1)外科療法
卵巣がんは手術によって診断が確実にできます。また、がん細胞のタイプや拡がりの程度がわかり、その後の治療方針が決まります。卵巣がんの手術は転移の状態、年齢などによって

胃がん再発

異なりますが、次のような方法のうちから普通(1)と(2)が行われ、さらに(3)と(4)が行われることがあります。
(1)卵巣の切除

胃がん再発

片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。
(2)大網(たいもう)切除

胃がん再発

大網とは胃から垂れ下がって、大小腸をおおっている大きな網のような脂肪組織です。大網は卵巣がんの転移が最もよくおこる組織であり、切除しても実害はありません。
(3)後腹膜リンパ節郭清(かくせい)

胃がん再発

後腹膜リンパ節は卵巣がんの転移がおこりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといい、リンパ節とリンパ管を系統的にすべて切除することをリンパ節郭清といいます。


胃がん手術病院

肺がんとは
呼吸をする時、空気は鼻や口から体内に入り、さらに喉から気管を通り、次いで気管支に入ります。
気管支は主気管支、葉気管支、区域気管支と順次20回ほど分岐して肺胞に至ります。肺胞で酸素を身体に取り入れ、炭酸ガスを排出します。この気管支から肺胞に至る部分を肺と呼び、ここに発生するがんのすべてを肺がんと呼びます。
肺がんの原因
肺がんの原因として、現在のところはっきりしているのは喫煙です。
特に小細胞がん、扁平上皮がんは喫煙との因果関係が深く、タバコを吸わない人はほとんどかからないがんです。タバコを多く吸う人ほど肺がんにかかりやすく、一般に重喫煙者(1日の本数×喫煙年数=喫煙指数が600以上の人)は肺がんの高危険群です。喫煙者の肺がん死亡の危険度は非喫煙者の4~5倍と言われていますし、喫煙量が1日20本以上と多いと10倍以上、喫煙開始年齢が早いとさらに増加することが明らかになっています。
これ以外に、食事の欧米化、大気汚染なども言われていますが、疫学的にはっきりした証明はないのが実情です。特殊な肺がんとして、アスベストやクロムの曝露による肺がんがありますが、それは特殊な職業に携わった人の罹る肺がんであり、普通の日常生活を送っている人ならあまり心配する必要はありません。
肺がんの統計肺がんは近年急速に増加
がんによる死亡数では、肺がんは、日本人では長年1位であった胃がんを1998年に追い抜いて、がん死亡の1位になってしまいました。
日本人の1年間のがん死亡は約30万人ですが、そのうちの3分の1の10万人が、肺がんと胃がんによる死亡です。2000年には、肺がんの年間死亡者数は、男39,048人で、1993年以来がん死亡の第1位であり、女は14,671人で胃がん、大腸がんについで第3位です。今後当分の間、肺がんはがん死亡の1位を占め、しかも増加してゆくことは確実と考えられています。
肺がんは50歳以上に多いのですが、激増しているのは70歳代の高齢者で、10年前に比べるとざっと3倍になっており、加齢とともに増加するがんです。わが国の平均寿命の延長、高齢化社会への突入が肺がんの増加に拍車をかけています。
これは戦後、タバコを吸うようになった人の率が非常に増加したため、その世代が発がん年齢に至り、その影響が統計となって出てきていると考えられます。
肺がんは男性に多いがん
肺がんは、男女比が3対1と男性に多いがんで、これは喫煙率が男性に高いためと考えられています。
そして男性では、1993年からがん死亡の1位が肺がんになっています。
肺がんの特徴
がんの特徴は周囲の臓器に浸潤(がん細胞が正常組織にしみこんででがん組織に置き換えてゆくこと)してゆくことと、転移(元のがんから離れたところにがん細胞が飛び火して増殖すること)をすることです。
このようながんの中でも肺がんの特色は、いろいろな臓器に遠隔転移(がん細胞が血液に入って流れて行き、離れた臓器に転移をつくること)をおこしやすいことです。肺がんが遠隔転移をおこしやすい臓器は肺、脳、骨、肝臓、副腎などが代表的です。
肺がんの分類細胞の形態による分類
肺がんと一口でいっても実はいろいろな種類のがんがあります。
それらは顕微鏡でみたがん細胞の形態から大きく分けると、腺がん、扁平上皮がん、小細胞がん、大細胞がんなどに分類されます。
一番多いのは腺がん
腺がんは肺の末梢に発生するがんの代表的なもので、非喫煙者の女性もかかるがんです。
肺がんの60%の多くを占め、肺がんでは最も頻度の高いがんです。しかも近年この腺がんの増加が著しいことが問題となっています。腺がんははっきりした原因の判っていないがんと考えられていましたが、近年この腺がんにも喫煙と関係のないがんと、喫煙が関係しているがんがあることが判って来ました。
腺がんは比較的小さなうちから転移をおこしやすいのが困りものです。また末梢発生のため、肺を包んでいる胸膜に近い場所に発生しやすく、そこから胸膜播種(胸膜の上にがん細胞がパラパラとこぼれ落ち、種をまいたように転移を形成すること)という転移をおこし、がん性胸膜炎という、手術では治せない進行した状態になりやすいのも困りものです。
次に多いのがが扁平上皮がん
扁平上皮がんは喫煙と関連の深いがんで、非喫煙者はまずかからないがんです。
圧倒的に男性に多く、肺がんの約20%を占めます。後の項で述べる肺門(肺の心臓に近い部分で、比較的太い気管支の部分)型肺がんの代表的なものですが、肺野(肺の末梢の部分)に発生することも多く、扁平上皮がんの60%は末梢発生です。がんが発生したその場所で発育する性格が比較的つよく、転移の足が遅く、完全に切除できると治癒の可能性が高いがんです。また放射線治療も有効ながんです。その他の肺がん
小細胞がんは発育が早く、小さなうちから転移をおこしやすいがんとして有名です。
幸い肺がんの15%程度にしかすぎません。発育が早いために発見されたときにはすでに進行しており、治療として手術が考慮されることは少なくなります。検診での早期発見による2次予防の難しい肺がんです。肺門付近にできやすく、喫煙との関連もあり男性に多いがんです。抗がん剤や放射線療法が非常に有効なことが治療上の特徴で、この点で他の肺がんとは治療上の対応が異なり、手術よりも抗がん剤の治療が主体になることの多い肺がんです。
大細胞がんは肺がんの約5%を占めますが、発育が比較的早いという以外あまりはっきりした特徴はありません。
この4種類以外にも肺がんはありますが、特殊で稀ながんということになります。
発生部位による分類肺門型肺がんと肺野型肺がん
肺がんは発生部位によって、肺門型(中心型)肺がん、肺野型(末梢型)肺がんに大別されます。
すなわち、肺の入り口にあたる肺門部の太い気管支にできるものと、肺の奥、すなわち肺野末梢にできるものの2つです。この二種類に分ける意味は、単にできる場所が違うというだけでなく、がんの性格や症状にも違いがあるからです。
肺門型肺がんは、初期には胸部レントゲン検査で発見するのが難しいのですが、そのかわりに咳、痰、あるいは血痰などの症状が現れたり、痰の中にがん細胞がこぼれ落ちて出て来たりします。
一方、肺野末梢型肺がんの多くは初期にはなかなか症状が現れないのが困り者です。しかし、比較的早い時期から胸部レントゲン写真に写ってきますので、定期的な検診が必要です。また外の病気で胸部レントゲン写真をとり発見されることもよくあります。
治療戦略からの分類小細胞がんと非小細胞がん
小細胞がんと非小細胞がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん)の2種類に大きく分類されます。
前述したように、小細胞がんは非小細胞がんに比べて、発育が早く転移を起こしやすいことと、抗がん剤や放射線療法が非常に有効なことが特徴で、この点で他の肺がんとは治療上の対応が異なり、手術よりも抗がん剤の治療が主体になることの多い肺がんです。
肺がんの症状原発巣による症状
原発巣(最初に発生した部分で増殖しているがんの病巣)による症状としては、肺がんが肺のどの部分に発生したかで症状が異なります。
すなわち、肺門と呼ばれる肺の中心部の太い気管支に発生する肺門型肺がんと、肺野と呼ばれる肺の末梢に発生する肺野型肺がんの二つに分けて考えた方が理解しやすいのです。
肺門型肺がんは早い時期から咳、痰などの気管支の刺激症状や、がんの組織がくずれるための血痰などの症状がでます。
前述しましたが、この肺門型肺がんの代表的なものは扁平上皮がんで、圧倒的に男性に多く、喫煙者のがんです。ごく早期のうちにはレントゲン検査では発見できないのが特徴です。もう少し進行すると気管支の内側を狭くするように発育し、そのため気管支の浄化作用が障害され、閉塞性肺炎と呼ばれる肺炎を起こします。
この時は咳、発熱、時に胸痛などの症状がでます。さらに進行するとがんが気管支を塞いでしまい、閉塞した気管支の関連している領域の肺に空気の出入りがなくなる無気肺という状態になり、その範囲が広いと呼吸困難になります。
一方、肺野型肺がんの特徴は、早期のうちには自覚症状がないのが特徴で、胸部X線写真をとる以外に発見の方法のないことです。この代表的なもは腺がんで、女性にも少なくない肺がんです。肺野型肺がんが進行して、周囲の臓器に浸潤すると、そのための症状がでます。たとえば肋骨や脊椎に浸潤するとその部分の強い痛みが生じます。
転移による症状
胸膜に進展して、がん性胸膜炎になると胸痛や咳などの症状がでます。さらに進行して胸水が多量に溜まると呼吸困難を起こします。骨に転移して進行するとその部分に強い痛みがでます。場所によってはその部分で骨折してしまいます。
脳に転移すると頭痛や嘔吐がおこったり、転移した部位の脳の働きが障害されて手足の麻痺や視力の障害が出たりするなど、傷害された脳の部位により症状が異なります。
リンパ節の転移が進行すると、咳がでたり、首のリンパ節を硬く触れたりするようになります。また縦隔(左右の肺ではさまれた部分を言い、心臓、大血管、気管、食道など重要な臓器が入っている場所)のリンパ節転移が大きくなって、上大静脈(頭と腕の静脈血を心臓にもどす太い血管)が圧迫されると、上半身がむくんで紫色になり呼吸困難をおこす上大静脈症候群という状態になります。
転移による症状は、転移がどの部分に起こったかによるので、その症状は様々です。必ずこのような症状が起きるというものではありません。
特殊な症状
がんによっては、ホルモンや特殊な物質を産生し、そのための症状がでることがあります。
食欲不振、ばち状指、手足の指が腫張、四肢の関節痛、発熱など様々な症状が出ることもありますが、肺がんに特徴的というものはありません。
肺がんの発見症状による発見


胃がん手術病院

さきに述べた自覚症状によって肺がんが発見された場合、肺門型肺がんであれば良いのですが、肺野型肺がんの場合には一般には、治癒に結びつく治療は難しいのが現実です。さらに


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遠隔転移による症状で発見された肺がんの場合、基本的には治癒に結びつく治療はありません。


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検診による発見
肺がん発見のための検査は喀痰細胞診と胸部レントゲン検査、CT検査(ヘリカルCT)です。

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肺門型肺がんではたんの中にがん細胞がでてくることが多いので、喀痰細胞診を行って発見します。早朝の痰を採取し痰の中にがん細胞が含まれているかどうかを検査するものです。


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肺門型肺がんは基本的には喫煙者の肺がんですので、タバコを吸わない人にはあまり意味がありません。


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一方、肺野型肺がんでは症状に乏しく、とくに初期にはほとんど症状がありません。胸部レントゲン検査で発見します。検診やほかの病気の検査の時に偶然発見されたりもします。

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これに対して、最近はへリカルCTといって、患者さんが呼吸を停止している間に目標とする部位の周囲を?線管球がグルグル回転し、その間に患者さんを検査台ごとスライドさせてすき


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間なく対象臓器の全体を検査する方法が開発され、通常のレントゲン写真では写りにくい部位の肺がんの発見や、小さい肺がんなどの発見に威力を発揮しはじめています。


胃がん検診精密検査

卵巣は子宮の両わきに各ひとつずつある親指大の楕円形の臓器です。生殖細胞である卵子がそこで成熟し、放出されます。それとともに周期的に女性ホルモンを分泌しています。

卵巣にできる腫瘍の85%は良性です。卵巣の腫瘍はその発生する組織によって大別されます。最も多いのは、卵巣の表層をおおう細胞に由来する上皮性腫瘍で、この中には良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)の他に良性、悪性の中間的な性質をもつ腫瘍(中間群)があります。上皮性腫瘍はさらに5つの細胞型に分かれ、それぞれ異なった性格をもっています。上皮性のがんは卵巣がんの90%を占めています。

卵巣がんの中で次に多いのは、卵子のもとになる胚細胞から発生するがんです。これについては「卵巣胚細胞腫瘍」の項を参照して下さい。

年齢別にみた卵巣がんの罹患(りかん)率は40歳代から増加し、50歳代前半でピークを迎えてほぼ横ばいになり、80歳以上でまた増加します。罹患率の年次推移は、1975年以降緩やかな増加傾向にあります。卵巣がんの死亡率は、50歳以降増加して高齢になるほど高くなります。卵巣がんの死亡率の年次推移では1990年代後半まで増加傾向にあり、それ以降は横ばい状態です。

卵巣がんの組織型は多様であり、その発生も、単一の機序では説明できません。卵巣がんの発生と、強い関連性を示す単一の要因はありません。卵巣がんの発生には、複数の要因が関与していると考えられています。卵巣がんの確立したリスク要因は、卵巣がんの家族歴のみとされています。大部分の卵巣がんは散発性ですが、家族性腫瘍として、乳がんと同じく、BRCA1、BRCA2遺伝子の変異が知られています。他に、リスク要因として出産歴がないことが指摘されています。また、経口避妊薬の使用は、卵巣がんのリスクを低下させます。婦人科疾患では骨盤内炎症性疾患、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症がリスク要因として指摘されています。その他、可能性のあるリスク要因として、肥満、食事、排卵誘発剤の使用、ホルモン補充療法が挙げられます。

卵巣は腹部にあって腫瘍ができてもはじめはほとんど自覚症状がありませんので、2/3以上は転移した状態ではじめて病院を訪れます。卵巣がんに最もよくおこる転移は、腹膜播種(ふくまくはしゅ)です。転移は卵巣の表面からちょうど種をまくようにがん細胞が腹膜に拡がっていくので「腹膜播種」といわれています。腹膜播種は卵巣の周りにおこりやすいのですが、横隔膜という、卵巣から最も遠く離れた腹膜にもよくみられます。腹膜播種が進むと腹水がたまってきます。横隔膜からさらに胸腔内にがんが拡がると胸水がたまってきます。

リンパ節転移もよくおこります。これは後腹膜といって腹部大動脈の周りや骨盤内のリンパ節がはれ、次第に胸部や首のリンパ節にも拡がっていきます。

転移のない卵巣がんは手術だけで治りますが、転移した状態ではじめて治療を受ける場合は、手術だけですべてのがんをとり除くことはできません。残された腫瘍に対しては、手術後に抗がん剤による治療が行われます。
初期にはほとんど症状はありません。卵巣がんには、転移しにくいがんと転移しやすいがんがあります。転移しにくい卵巣がんは、がんができてから長期間卵巣内にとどまって発育しますから、腫瘍がまだ大きくないうちは、検診などで婦人科の診察を受けた時に偶然発見されることもあります。腫瘍が大きくなると下腹部にしこりが触れたり、圧迫感があったり、あるいは膀胱が圧迫されて尿が近くなるなどの症状で婦人科を受診することになります。転移しやすいがんの場合は、腫瘍が卵巣内であまり大きくならないうちに転移してしまうため、腹水のために腹部全体が大きくなるとか、胸水がたまって息切れがするなど、転移による症状ではじめて異常を自覚することが少なくありません。
下腹部に圧迫感のある場合は婦人科の診察だけでも、腫瘍があるかないか、卵巣の腫瘍か子宮筋腫かはかなりわかります。診察で腫瘍が疑われる場合は、超音波、X線によるCT、MRIなどの画像診断によって、子宮の腫瘍か、卵巣腫瘍か、腫瘍の内部の構造、転移の有無などを詳しく調べます。検査によって良性か悪性かを推定することができます。
血液中に微量に存在するCA125という糖タンパクを測定することは、良性、悪性の判定に役立ちます。卵巣がんの中で最も多いタイプの漿液性(しょうえきせい)腺がんはCA125を産生しますので、血液中のCA125は卵巣がんに特異性の高い腫瘍マーカーです。転移のある卵巣がんではほとんどの人がCA125陽性で、多くは非常に高い値になりますから、血液検査だけで卵巣がんとわかることがあります。しかし、早期がんでは陽性率は低く、また、若い女性の中にはがんがなくても軽度陽性の人もいるので、CA125は卵巣がんの早期発見にはあまり役立ちません。
卵巣がんは初診時すでに転移している人が多いため、症状のない健康人を検診して、卵巣がんを早期発見しようとする試みが研究として行われています。検診は血液検査(CA125)と腟からの超音波検査によって行われます。過去10年間、わが国よりも3倍以上卵巣がんのリスクが高い欧米で多くの検診が研究として行われましたが、検診の有効性を証明できませんでした。このような結果を分析して、欧米の医学界では研究以外の場で無症状の女性が卵巣がん検診を受けることは推奨できないとするガイドラインを1994年に出しています。
卵巣がんと診断された場合、がんがどの程度転移しているかの検査が行われます。その結果、がんの拡がりの程度に応じて治療方法が変わってきます。このがんの拡がりの程度を病期といいます。
腹膜播種のような転移を術前に画像診断で見つけることは難しいので、病期は手術所見によって決められます。手術中、直接見ることができる転移の有無だけでなく、手術後摘出物を検査した結果によって、病期が決定されます。病期は次のように分類されています。
がんが片側、あるいは両側の卵巣にだけにとどまっている状態。
がんが卵巣の周囲、つまり卵管、子宮、直腸、膀胱などの腹膜に転移している状態。
がんが卵巣の周囲(骨盤内)の腹膜だけでなく上腹部にも転移しているか、あるいは後腹膜リンパ節に転移している状態。後腹膜とは、腹腔の背側にある腹膜と背骨や背筋との間の領域で、大動脈、下大静脈、腎臓、尿管などのある場所です。後腹膜リンパ節を便宜上、大動脈周囲の傍大動脈リンパ節と骨盤内の骨盤リンパ節に分けます。
がんが腹腔外に転移しているか、あるいは肝臓に転移している状態。
治療方法には外科療法、放射線療法、化学療法があります。

1)外科療法
卵巣がんは手術によって診断が確実にできます。また、がん細胞のタイプや拡がりの程度がわかり、その後の治療方針が決まります。卵巣がんの手術は転移の状態、年齢などによって異なりますが、次のような方法のうちから普通(1)と(2)が行われ、さらに(3)と(4)が行われることがあります。

(1)卵巣の切除
片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。

(2)大網(たいもう)切除
大網とは胃から垂れ下がって、大小腸をおおっている大きな網のような脂肪組織です。大網は卵巣がんの転移が最もよくおこる組織であり、切除しても実害はありません。

(3)後腹膜リンパ節郭清(かくせい)
後腹膜リンパ節は卵巣がんの転移がおこりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといい、リンパ節とリンパ管を系統的にすべて切除することをリンパ節郭清といいます。

(4)腸管などの合併切除
腹腔内の転移をできるだけ切除するために、大腸、小腸、脾臓などをがんと一緒に切除することもあります。

2)放射線療法
高エネルギーX線を身体の外から照射する外照射と、放射性リン(32P)の溶液を腹腔内に注入して内部から腹膜の表面を照射する方法があります。卵巣がんでは手術後の残存腫瘍に対して、以前はよく放射線療法が行われましたが、最近では化学療法のほうが主に行われています。しかし、脳に転移した腫瘍に対しては放射線治療が行われます。

3)化学療法(参照:がんの薬物療法)
抗がん剤を使う治療を化学療法といいます。抗がん剤は手術でとりきれなかったがんに対する治療として使われます。卵巣がんは、成人のがんの中では抗がん剤が比較的よく効くがんのひとつです。抗がん剤は内服、あるいは静脈注射で投与されます。また、直接腹腔内に注入されることもあります。いずれの場合でも、抗がん剤は血液中に入り全身に広がって作用します。抗がん剤はがん細胞に強い障害を与えますが、正常の細胞にも影響を与え、副作用をおこします。抗がん剤を繰り返し使うことによって、がん細胞が完全に消滅することもありますから、効果がある限り、ある程度副作用がおこるまで使用します。卵巣がんによく使われる抗がん剤の副作用として、血液中の白血球と血小板の減少、貧血、吐き気や嘔吐、食欲の低下、脱毛、手足のしびれなどがおこります。
治療は病期、年齢、がんの組織型、がん以外の病気の有無などによって異なります。病状に応じて現在、最も有効と認められている治療は標準的治療と呼ばれています。難治性のがんでは、標準的治療は満足できる結果を多くの場合もたらすことができません。そのためさまざまな新しい治療法が研究され、試みられています。
新しい治療法はよりよい治療を目指して行われますが、必ずしも標準的治療よりもよい結果をもたらすとは限りません。新しい治療法の試みは、担当医だけで行うのではなく、多くの専門家の管理のもとで「臨床試験」として行われます。新しい治療と標準的治療を比較する臨床試験を比較試験といいます。比較試験の結果、新しい治療が優れていることがわかれば、新しい治療を標準的治療とします。
これから卵巣がんの治療を受ける場合は、「現在の標準的治療」を受けるか、「臨床試験中の新しい治療」を受けるかどちらかを選ぶことになります。
期は手術によって完全に切除できますが、III、IV期は手術だけで完全にとり除くことができないという意味で進行がんといわれることもあります。

手術によってがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。

手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。

このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。

II期
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。

手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。

このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。

III、IV期
III、IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。III、IV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には、直腸を含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。
手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。

胃がん検診精密検査

初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。

胃がん検診精密検査

再発
再発は治療により一度消失したかにみえたがんが再び増殖して見つかるようになった状態で

胃がん検診精密検査

す。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
(1)手術

胃がん検診精密検査

再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和ら

胃がん検診精密検査

げるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
(2)化学療法の臨床試験

胃がん検診精密検査


最初の抗がん剤が非常に有効であった場合は、再発に対しても同じ抗がん剤が効きますが、再発に対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果が

胃がん検診精密検査

なかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもありま

胃がん検診精密検査

す。
(3)放射線療法脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。


胃がん内視鏡

結腸がんと直腸がんをまとめて大腸がんといいます。また肛門にできるがん、肛門がんも広い意味で大腸がんに含めて診断と治療が行われています。
大腸がんの発生部位をみると、直腸がんがもっとも多く大腸がんの約40%、次にS状結腸がんが約30%です。
なぜ最近大腸がんが増えているのか?
などの先進国には大腸がんが非常に多く、日本も大腸がんが急速に増加しています。その原因として日本人の食事の内容が欧米化していることが指摘されています。
食事の欧米化とは、などの脂肪やたんぱく質の多い食べ物を多くとり、米、脂肪の多い食べ物すなわち高脂肪食、たんぱく質の多い食べ物すなわち高たんぱく食は腸の中で腸内細菌を変化させ、その結果として発がん物質ができ、これが大腸の粘膜に作用してがんを発生させると考えられています。
また食物繊維の摂取が減ると便の量が減り、発がん物質を含んでいる便が長時間大腸内にたまってがんが発生しやすくなるといわれています。
大腸がんの症状
大腸がんの症状のうちもっとも多いものは排便時の出血で、次に便秘、腹痛、下痢、腹部腫瘤[ふくぶしゆりゆう]などです。
腹腔細胞診を行っていない。
当時大いに話題になり、その後、笑いと免疫力との関係が次第に明らかになってきました。
だとすると ガンと宣言され、「絶望してしまう笑えない人」と「治るという希望を持ち、笑って生きる人」。 当然後者の方が治る確率は高くなるでしょう。
希望を持つということでその人の免疫力は必ず上がるはずですから。そもそもいつもニコニコすごす人と、ストレスためて生活する人。どちらが病気になりやすいか? 答えは明白です。
が、世の中は明白ではありません。
ストレスを受けずに生きていくなんて可能でしょうか?
要は、いかにストレスをためず、日々、いかに発散できるかです。好きな音楽を聴いてリラックスするのもよし、ゆっくりとお風呂に入るのもよし。また休日には楽しい気分でウォーキングするなど、適度な運動もいいでしょう。
腫瘍マーカーとは、体内でがん細胞が作り出す特有の物質(糖たんぱく質やホルモン、酵素など)またはがん細胞と反応して正常細胞が作り出す物質のことです。
いわば、がん細胞が体内にあることを示す目印(マーカー)というわけです。
これらの物質は、血液中や排泄物(尿、便)中に流れ出します。したがって、血液中や尿中などに腫瘍マーカーが含まれているかどうかを調べることによって、体内にがん細胞があるかどうかを診る一つの目安となります。一般的に腫瘍マーカーは、患者さんの血液を検査することによって調べます。
腫瘍マーカーは、腫瘍細胞だけでなく正常細胞でも作られますので、健常な人体内にもわずかに存在します。
また、悪性腫瘍(がん)だけでなく、良性の疾患でも上昇することがあります。
検査で腫瘍マーカー値が上昇したからといって、必ずしもがん細胞があると確定することはできません。
また、腫瘍マーカー値は、がんの早期の段階では必ずしも上昇するとは限らないので、
マーカー値が低いからといって、がん細胞が存在しないと確定することもできません。
このように、腫瘍マーカー値は健常な人でもゼロではなく、ある一定の範囲内の値を示します。この状態を「陰性」といいます。そして、体内にがん細胞ができたり、良性の疾患が起きたり、その他の要因によって、値が上昇します。
腫瘍マーカーには「これ以上の値の時は癌である場合が多い」という値があります。これを基準値といい、基準値を超えた状態を「陽性」といいます。また、良性の疾患が原因で基準値を超えた場合を「偽陽性」といいます。
しかし、前にも述べたように、腫瘍マーカー値は様々な要因で上昇するので、基準値を超えたからといって、すぐに何らかの病気であるということはできません。病気があるかどうか、さらに、その病気が癌であるかどうかを確定するには、画像検査や生検など、その他の複数の検査結果から総合的に判断する必要があります。
腫瘍マーカーの内、体内の特定の臓器細胞でのみ作り出されるものがあります。これを「臓器特異性が高い」といいます。例えば、肝細胞がんに対する「AFP」、前立腺がんに対する「PSA」がそれです。
この種の腫瘍マーカーが異常値を示した時には、すぐにその臓器の疾患を診断することができます。
しかし、多くの腫瘍マーカーは複数の臓器で作り出されるため、ある特定の腫瘍マーカー値が上昇したからといって、その臓器と疾患を特定することはできません。
多くの種類とタイプがある癌
悪性リンパ腫には、多くの種類とタイプがありますが、種類によって、悪性度も治療法も違いがあります。
大きく分けると、非ホジキンリンパ腫とホジキン病に分けられます。
違いは、リード?シュテルンベルグ細胞といわれる、異常におおきなリンパ球がない場合は非ホジキンリンパ腫。ある場合はホジキン病です。
日本人は圧倒的に非ホジキンリンパ腫が多く、ホジキン病は10%程度です。
抗がん剤が効くホジキン病
日本でのホジキン病の治療は、抗がん剤+放射線によって、6割から8割の長期生存が望めます。抗がん剤は4種類を組み合わせた併用療法(ABVD療法)になります。
B細胞かT細胞で分ける非ホジキンリンパ腫
非ホジキンリンパ腫は大きく2種類に分けます。
B細胞(抗体を作るリンパ球)の癌化したものの中で、月単位で進行する、びまん性大細胞型リンパ腫は日本人の約35%を占めるといわれています。
この場合は、3種の抗がん剤+ホルモン剤のCHOP療法や、分子標的治療薬のリツキサンを足した、R-CHOP療法をします。
T細胞(細胞性免疫)の癌化したものの中で、最も悪性度が高く、週単位で悪化していく、成人T細胞型リンパ腫。
B細胞に比べ、治療が難しく、抗がん剤の多剤併用をしても生存期間は1年前後のため、造血幹細胞移植を行ってから、大量の抗がん剤治療をします。
1)接続して進行するホジキン病
ホジキン病の進行は、首のリンパ節から脇の下のリンパ節、脾臓という順番で進行していくのが特徴です。
2)飛び離れたところにも出現し、リンパ節以外の臓器や、皮膚、粘膜にも出現します。
そのため、部位や臓器によって、さまざまな症状になります。
肝臓、脾臓の肥大
腹部の塊、腹痛、嘔吐、腸閉塞、出血
貧血、感染症、皮膚からの出血
腎不全
脳、目、耳、鼻皮膚および、脳内の腫瘤
移植による副作用生着不全。免疫不全
悪性リンパ腫の治療は、種類によってさまざま。特に悪性度が高い場合は、すばやく治療を開始しなくてはならず、悩む時間はありません。
移植のドナーと出会える確立は、とても低いのが現状です。
その間、何を基準に考えていけばいいのでしょうか。
それはQOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
治療中も、また治療後もQOLを下げず暮らしていける生活を基準に、治療に当たっていくことと考えます。
骨髄中の造血幹細胞の癌
血液細胞の遺伝子レベルの異常により引き起こされ、異常な白血球が無制限に増殖します。
しかし、遺伝子が関係していても、遺伝はしないと考えられています。
血液検査でしかわからない癌
白血病は、癌化した血液が全身にまわりますので、からだ全体に症状が出始めます。
初期では、風邪に似た症状で、だるさ、疲れ、貧血、出血などが出ます。
しかし、画像ではわからないため、血液検査で初回診断をします。
さらに、骨髄穿刺、染色体検査、免疫検査などを行い、急性か慢性か、骨髄性かリンパ性かを診断します。
発症頻度はとても少ないが、年齢層は広範囲の癌
発症年齢は小児から高齢者まで、どの年代にも発症します。しかし高齢者ほど発症頻度が高くなっています。
強力抗がん剤?造血幹細胞移植?グリベック
白血病の治療法は種類によって、少しずつ異なります。
急性は、強力な抗がん剤で完全完解を目指し、完解後に造血幹細胞移植を行います。
しかし、移植を行うためには、骨髄の中の細胞を空にしなければならず、様々な副作用に耐えうる体力が必要となり、一般的には50歳以下とされているのです。
また、どんなに希望しても、ドナーが見つからなければ移植は成立しません。
さらに移植後も、リンパ球が体を攻撃する病気(移植片対宿主病)が起こります。
高齢者や臓器に障害がある場合は、この病気の利点を利用した、ミニ移植という方法も一部行われています。
慢性の場合は、抗がん剤治療に、グリベック(イマチニブ)という分子標的治療薬を服用す
ることで、完全完解に導く割合が多くなってきました。
1.初期の段階では、風邪に似た症状で、だるさ、疲れ、発熱、貧血、出血などがありす。
2.診断時から4期に相当する癌
他のがんと異なり、診断したときから全身に拡がっているので、4期に相当します。
したがって、進行による転移という表現はしません。
3.その他の病状
血液の異常細胞の増加、正常細胞の低下による症状。抗がん剤による副作用
貧血、出血、感染症、全身疼痛、肝障害、腎障害、消化器障害、心筋障害、皮膚?粘膜障害
など
移植による副作用
生着不全。免疫不全
表皮や真皮などの細胞に発声するガンです。
40歳代以上から発生率が高くなり、70歳代くらいでピークになります。
主に顔など、露出している皮膚によく発生します。
皮膚ガンには有棘細胞ガン、基底細胞ガン、悪性黒色腫(メラノーマ)、ページェット病などの種類があります。
乳がん、前立腺がんなどに特徴的な治療法で、女性ホルモン(エストロゲン)が乳がんを増殖させる機構を、何らかの形でブロックします。
副作用が比較的少なく、長期間使えるのが特徴です。切除したがんを調べて、ホルモン受容体をもつがん(女性ホルモンの影響を受けやすいがん)かどうかをしらべて、受容体(+)の場合により効果的です。
抗エストロゲン剤(エストロゲンががんに働くのをブロックする=タモキシフェン、トレミフェンなど)、アゴニスト(閉経前、卵巣からの女性ホルモンをストップさせて一時的に閉経後の状態にする=ゾラデックス、リュープリン(R)など)、アロマターゼ阻害剤(閉経後、脂肪でエストロゲンをつくる酵素をブロックする=アフェマ(R)、アリミデックス(R)など)、合成プロゲステロン製剤(ヒスロン(R))などの種類があり、年々新しい薬が開発されています。
化学療法:
いくつかの薬を組み合わせて、ある程度決まった投与量や間隔で使うことが多い。ほとんどが点滴で投与されます。
[主な薬剤]
療法…C(シクロフォスファミド)M(メソトレキセート)F(フルオロウラシル)の3剤を組み合わせる方法で、以前から行われていた術後の補助療法です。現在は主に、リンパ節転移のない場合に選択されます。
F療法…C(同上)A(アドリアマイシン)またはE(エピルビシン)F(同上)の組み合わせで、Fを抜かした2剤が用いられることもあります。リンパ節転移のある場合の術後補助療法や、再発の治療として最も標準的な治療法です。
? タキサン系の薬剤…比較的新しい薬で、ドセタキセル(タキソテール、パクリタキセル(タキソール(R))があります。アドリアマイシン(R)など他の薬と組み合わせて使われることも。
抗体療法
特定の遺伝子が異常に働いている乳がんに対して、その遺伝子の抗体を薬として点滴で投与する治療で、ハーセプチン(R)という薬が、日本でも2001年から使えるようになりました。切除したがんを検査することで、効果が期待できるがんとそうでないがんがわかるのが特徴で、「がんの個性に応じて、効果が期待できる薬を選んで使う」という、いわばオーダーメイドの治療として注目されています。
乳がん検診
日本では、1987年に乳がん検診が開始されましたが、ずっと視触診のみの時代が続いていました。
一方、欧米では早くからマンモグラフィを併用した検診が一般的でした。これは、視触診のみの検診では、検診をうけた人と普通に外来を受診して乳がんをみつけた人とで、死亡率が変わらないという結果が出たからです。検診の触診は、必ずしも乳がんの触診に慣れてはいない医師が、千差万別の多数の女性の乳房を短時間に診るため、微妙な病変や小さなしこりを漏れなく見つけるには十分な精度とはいえませんし、しこりとして触れない0期の乳がんを見つけることはできません。これらを補うのがマンモグラフィで、特に石灰化でみつかる非浸潤がんの発見は、100%の治癒につながります。
そこで日本でも、2000年から、「50歳以上の女性に対し、2年に1回のマンモグラフィと視触診による検診を行う」というガイドラインが出され、ようやくマンモグラフィ併用検診がはじまりました。40~49歳については、今のところ「年1回の視触診による検診のみ」となっていますが、この年代にたいしても画像診断の併用が現在検討されており、いずれマンモグラフィが導入されると思われます。 自己触診
乳がん検診が推進されてはいるものの、現在のわが国の乳がんの初発症状の約8割は患者さんが気づいたしこりです。
一方、1期つまり2cm以下でみつかれば9割が助かるのですから、乳がんの早期発見と生存率向上に一番の近道は「2cm以下のしこりを自分でみつけるこ
と」といえましょう。2cmというのはちょうど1円玉の大きさで、日本人の乳房なら、きちんと触っていればまずわかるサイズです。しかし、1円玉というのはそれほど大きいものではないので、「たまたま何かの拍子に手が触れて気づく」というわけには行きません。
つまり、「自己触診さえしていればみつかるけれど、していなければ見落としてしまう」のが2cmという大きさで、そこに自己触診の重要性があります。具体的な自己検診法を、下記に示しますので、早速やってみて下さい。
大切なことは、定期的に自分の乳房を触って自分自身の正常な乳房を把握しておくことと、異常に気づいたら、自分でがんか否かを判断するのではなく、必ず検査を受けに行くことです。
自己触診ってどうやってやるの?
毎月一回、検診日を決めて
乳がんは身体の表面に近い部分に発生するため自分でも見つけることが出来ます。整理が始まって1週間後、乳房のはりや痛みがなくなって柔らかい状態のときに自分でさわってチェックして見ましょう。閉経後の人は毎月一回自己検診日を決めておこないます。乳房の日ごろの書き留めておくと変化を知ることができます。
石鹸がついたてで触れると乳房の凹凸がよくわかります。左乳房を触れるときは右手で、右乳房は左手で。
4本の指をそろえて、指の腹と肋骨で乳房をはさむように触れます。をしこりや硬いこぶがないか、乳房の一部が硬くないか、わきの下から乳首までチェックします。
乳房や乳首を絞るようにして乳首から分泌物が出ないかチェックしす。
腕を高く上げて、ひきつれ、くぼみ、乳輪の変換がないか、乳頭のへこみ、湿疹がないか確認します。また、両腕を腰に当ててしこりやくぼみがないか観察します。
まず関心をもって!
どんなにすばらしい診断法や治療法があっても、女性が自分の乳房に関心を
もって検診や医療機関を受診しなければ、検査は始まりません。
乳がんの啓蒙活動が盛んで、女性の多くが乳がんをごく身近なものと考えているアメリカで

胃がん内視鏡


は、40歳以上の女性の6~7割以上が乳がん検診を受診し、乳がんによる死亡はすでに減少傾向に転じています。それに対して日本では、検診や自己触診を実践している女性は、身近な

胃がん内視鏡


人ががんになった、職場でたまたま検診があったなど、ごく限られた数にすぎず、検診の受診率も10%台にすぎません。

胃がん内視鏡


多くの人は、乳がんなんて全く人ごとと考えて、乳房の話題といえば、バス
トアップの下着や芸能人の豊胸術、たまに有名人が乳がんになってもたまたま不運な人の闘

胃がん内視鏡


病記として読むだけ。これでは、欧米から、乳がんになりやすい食生活やライフスタイルといういわばマイナス面ばかりを取り入れ、自分の健康に関心を持つという良い面は学んでい

胃がん内視鏡


ないことになります。
「乳がんに関心をもつことが、自分の命ばかりでなく、大切な乳房を守ることにもつなが

胃がん内視鏡


る」ということを、日本女性の誰もが、ファッションやショッピングや旅行の話題と同じようにあたりまえに考え、話し合えるようになることを、心から願っています。大腸とは、小

胃がん内視鏡


腸から食物残渣を受ける盲腸から始まって結腸[けつちよう](上行結腸[じようこうけつちよう]、[おうこうけつちよう]、下行結腸[かこうけつちよう]直腸、そして肛門に至

胃がん内視鏡


る長さ約1m80cmに及ぶ腸の全体を呼ぶ言葉です。直腸は直腸S状部、上部直腸、下部直腸の3つに分けられています。がんができた部位によって結腸がん、直腸がんと呼びます。


胃がん治療

●扁桃肥大の治療
 イビキの原因の一つにもなっている肥大した口蓋扁桃を縮小させることが出来ます。従来、扁桃肥大がある場合にはイビキの手術として口蓋扁桃摘出手術を含めた咽頭形成手術UPPPが適応とされ、入院手術が必要でした。確実な咽頭拡大には勿論UPPPの手術的価値は大きいものですが、扁桃肥大が主要因のイビキの治療には手術侵襲の大きいUPPPではなく、ラジオ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感症の治療にも応用することが出来ます。(扁桃肥大のRFITT-1,-2)
●炎症を繰り返す慢性扁桃炎や腺窩性(陰窩性)扁桃炎に対する適応
 通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーターやセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩というくぼみの中にたまる膿汁と膿栓によって生じる口臭やのどの不快感(咽喉頭異常感症)に対して、腺窩を含めて口蓋扁桃全体をラジオ波凝固治療によって縮小させることが出来ます。
●イビキの治療あるいはイビキの咽頭形成手術の補助として
 肥厚した軟口蓋や口蓋垂を縮小させることによって、咽頭腔を拡大することが出来ます。また、舌扁桃肥大などで舌根部が肥大しているため、睡眠中に舌の付け根がのどを塞いで気道が狭くなるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大のRFITT-1,-2) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用いる咽頭形成手術( CAUP: Coblation Assisited Upper Airway Procederes, RAUP: Radiofrequency-Assisted Uvulopalatoplasty )も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFITT-1,-2)
●鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
 アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
 また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。初診では手術治療の適応判断を行い、予約でラジオ波凝固治

胃がん治療

療を行っています。手術前には感染症、炎症性疾患、肝機能障害などの有無をチェックするために血液検査を受けておいていただきます。高血圧や糖尿病などの全身疾患のある方は主

胃がん治療

治医の先生に疾患の十分なコントロールをしていただいた上で手術を受けていただく必要があります。手術は平日の朝一番に行っています。当日朝は水分摂取はかまいませんが、絶食

胃がん治療

して来院していただきます。最初にゼリー状の麻酔薬でうがいをすることでウエッとなる咽頭反射をなくします。のどの反射が強い方はご自宅でうがいをする要領で、口を上手に開け

胃がん治療

る練習をしておいていただきます。麻酔薬のうがいで咽頭の表面麻酔ができたら、次に局所麻酔薬を扁桃の周囲に数ccのわずかな量ですが注射し、15分くらい待って手術時の疼痛を完

胃がん治療

全に無くしてからラジオ波凝固治療を行います。治療時間は10分くらいのものです。術後は特に処置することはありませんから通院は不要です。1ヶ月位で術後経過をみせていただく

胃がん治療

ようにお願いしています。肥大した扁桃の実質や深い腺窩の縮小効果が十分に得られていないような場合には再治療の予定を立てていただくことになります。繰り返すことによって扁

胃がん治療

桃の縮小効果はより良好になります。ラジオ波凝固により縮小した扁桃は炎症が続くことがない限り再増大することはありません。
 
胃がん治療

扁桃のラジオ波凝固治療は医療費用の項目で扁桃切除手術として示してあります。保険診療による3割負担の


末期胃がん

喉頭癌は、頭と首の癌(頭頸部癌)の中では発生率の高い癌です。女性よりも男性に多く、これは喫煙や飲酒との関連性が高いためとみられています。

症状と診断

喉頭癌は主に声帯やその周囲に発生し、しばしば声のかすれを生じます。かすれ声が2週間以上続く場合は、医師の診察を受ける必要があります。その他の部位の喉頭癌では痛みが生じ、ものを飲みこんだり呼吸をするのが困難になります。ときに、癌がリンパ節に転移して首にしこりが生じ、他の症状より先にそのしこりに気づくこともあります。

喉頭癌は、内視鏡(細長く柔軟なチューブ状の観察装置)や喉頭鏡による喉頭の直接観察と、組織片を採取し顕微鏡で調べる生検によって診断されます。生検は通常は全身麻酔をかけて手術室で行いますが、局所麻酔をかけて診察室で行う場合もあります。

病期診断と経過の見通
病期診断では、癌の大きさと広がりに基づいて癌がどの程度進行しているかを示します(癌の症状と診断: 診断検査と病期診断を参照)。医師は病期を基に治療方針を定め、経過の見通し(予後)を予測します。喉頭癌の病期(ステージ)は、原発腫瘍(最初にできた癌)の大きさと位置、首のリンパ節への転移の数と大きさ、体の遠隔部位への転移を示す証拠などの条件によって分類されます。ステージIは癌がまだ進行していない段階、ステージIVは最も進行している段階を示します。

癌が大きいほど、また広い範囲に転移しているほど、経過の見通しは悪くなります。筋肉、骨、軟骨組織まで癌に侵されている場合には、治癒の見込みは低くなります。小さな癌で、転移がない場合の5年生存率は90%近くであるのに対し、局所リンパ節への転移がある人では5年生存率は50%未満となります。局所リンパ節以外にも転移している場合は、2年以上生存できる確率は非常に低くなります。

治療

治療の方法は癌の病期と、癌が喉頭のどの部分にできたかによって異なります。早期の喉頭癌には、手術または放射線療法が行われます。喉頭癌は首のリンパ節に転移することが多く、放射線療法では通常、癌の病巣のほか、首の左右にあるリンパ節にも照射を行います。声帯が侵されている場合には、手術に比べて治療後も普通の声を残せる見込みのある放射線療法が選択されます。ただし、ごく早期の喉頭癌であれば、顕微鏡を用いた手術でも放射線療法と同等の治癒率が得られ、治療後の声への影響も同程度にとどめることができ、しかも1回の処置で治療が完了する利点があります。顕微鏡手術はレーザーを使って行われることもあります。

腫瘍の大きさがほぼ2センチメートル以上あり、骨や軟骨組織にまで達している場合には、複数の治療法を組み合わせた併用療法を行います。放射線療法と、喉頭と声帯を部分的または全体的に切除する手術の組み合わせがその1例です。放射線療法と化学療法を併用する場合もあり、放射線療法と手術の併用療法と同等の治癒率が得られるだけでなく、治療後もかなりの割合で声を出す機能が保たれます。ただし、このタイプの併用療法による治療後に癌が残っている場合は、さらに手術で癌を取り除くことが必要です。癌があまりに進行していて手術も放射線療法もできない場合は、化学療法が痛みの緩和や癌の縮小に役立ちますが、治癒の見込みはありません。

治療には重い副作用が伴います。手術の後にはものを飲みこんだり話したりすることが困難になるので、リハビリテーションが必要です。声帯を切除した人でも声を出して話せるようにする方法が数多く開発され、良好な成果を上げています。切除された部位によっては、声帯の再建手術を行います。放射線療法では、皮膚症状(炎症、かゆみ、脱毛など)や瘢痕(はんこん)、味覚の障害や口の渇きが生じ、ときに正常組織の壊死も起こります。歯を含む部位に放射線の照射を行う場合は、むし歯などがあればあらかじめ治療し、問題のある歯は抜いておきます。これは放射線療法の後には歯の治療がうまくいかなくなったり、あごの骨に重い感染を起こしやすくなるためです。化学療法では使用する薬の種類によってさ
まな副作用が生じ、吐き気、嘔吐、難聴、感染などが主にみられます。
声帯なしで話す方法
言葉を話すには、振動により音の波を生じ、その音声を言葉の形に整えることが必要です。通常は、声帯から生じた振動が、舌や口蓋、くちびるの働きによって言葉になります。声帯を摘出した人でも舌や口蓋、くちびるの働きは残っているため、新しい振動源があれば声を取り戻すことができます。喉頭がない人が音の振動をつくり出すには、食道発声、電気喉頭、気管食道穿刺(TEP)の3通りの方法があります。

食道発声は、空気を食道内に飲みこみ、それをげっぷのように徐々に放出して音を出すという方法です。食道発声の習得は難しく、聞き取りにくい発声になることもありますが、手術や器具は必要ありません。

電気喉頭は、首に押しあてると音源の働きをする振動装置です。人工的で機械的な音声を発します。電気喉頭の使用は食道発声に比べて簡単で、発声も聞き取りやすくなりますが、バッテリーが必要で、装置を常に携帯しなければなりません。

TEPは気管食道瘻とも呼ばれる方法で、気管と食道の間に手術で一方通行のバルブ(弁)を挿入します。息を吐くと、空気が弁から食道に送りこまれて音が出ます。この方法で話すにもかなりの練習が必要ですが、最終的には聞き取りやすいなめらかな会話ができるようになります。弁は何カ月も挿入したままで問題ありませんが、毎日清浄する必要があります。弁が正常に機能しないと、飲みものや食べものが気管に入ってしまうことがあります。気管の入り口を手の指で押さえて弁を作動させるタイプのほか、手を使わずに作動させることのできるタイプもあります。喉頭とはいわゆる「のどぼとけ」のことで、食道と気道が分離する個所に気道の安全装置(誤嚥防止)として発生した器官で下咽頭の前に隣接しています。
役目のひとつは気道の確保です。 口と肺を結ぶ空気の通路で、飲食物が肺に入らないよう調節(誤嚥防止)します。もうひとつは発声です。喉頭のなかには発声に必要な声帯があります。またこの声帯のある部分を声門といい、それより上を声門上、下を声門下と呼び同じ喉頭がんでも3つの部位に分類して扱われます。

喉頭がんは年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は10万人に3人程度です。男女比は10:1で圧倒的に男性に多いという特徴があります。危険因子としてはタバコとお酒です。これらの継続的刺激が発がんに関与するといわれており、喉頭がんの方の喫煙率は90%以上、またアルコールの多飲が声門上がんの発生に関与すると言われています。病理組織学的には扁平上皮がんという種類のがんがほとんどです。

部位別にみると声門がんが60~65%、声門上30~35%、声門下は1~2%です。
同じ喉頭がんでも3つの部位によって初発症状、進行度と症状の変化、転移率、治療法、治りやすさまでいろいろと違ってきます。
転移は頸部のリンパ節転移がほとんどであり、遠隔転移は末期などのぞいては少なく、そのほとんどは肺にきます。発生部位により最初の症状は異なります。
声門がんではほぼすべてのかたに嗄声(させい、声がれ)がみられます。その性状は粗?性で良性の声帯ポリープとは違っていることがほとんどです。1ヶ月以上嗄声が続く場合は専門医を受診していただき調べていただいたほうがよろしいかと思います。進行してくると痰に血がまざったり、呼吸が苦しくなってきます。頸部の腫れとしてのリンパ節への転移は比較的少ないのが特徴です。
声門上がんの早期の症状は喉の異物感(部位が一定している)や、食事の時、特に固形物や刺激物を飲み込んだ時痛みが出現したりします。他の部位より比較的早期から首のリンパ節が腫れて気づかれることもあります。進行すると声門へがんがおよび嗄声や呼吸苦が出てきます。
声門下がんは進行するまで症状がでない事が多く、進行するとやはり嗄声や呼吸苦が出てきます
このように喉頭がんといってもその部位によって症状の現れ方にはちがいがでてきます。

耳鼻咽喉科、頭頸科を受診されるとまず視診により評価されます。
喉頭鏡という小さな鏡を喉に入れ「えー」「いー」と発声していただきながら喉頭を観察します。細いファイバースコープを鼻から挿入して腫瘍の範囲をさらに詳しく観察します。
喉頭がんが疑われると小さく腫瘍の一部を取ってきて組織診断(生険)をします。外来でファイバースコープ下に施行する施設と、入院していただき全身麻酔下に施行する施設があります。普通約1週間でがんかどうかの確認ができ、組織型の診断結果がでます。
次に首を触る触診によりリンパ節の転移がないかを調べます。転移リンパ節は通常のリンパ節より大きく硬く触れます。
さらに視診、触診でわからない深部などを評価するため、日を改めCTやMRI、超音波(エコー)など施行し、最終的に腫瘍の進行度と頸部リンパ節転移の有無と遠隔転移の有無を評価して病期を決めます。腫瘍の進行度はT分類といい1a、1b、2~4の4段階に、頸部リンパ節転移はN分類といい0,1,2a,2b,2c,3の6段階に、遠隔転移はM分類といい0~1の2段階にそれぞれ分類されたうえ、最終的に総合され病期をⅠⅡⅢⅣの4段階に分類します。
Ⅰ期から進行するにつれⅣ期へと分類しますが、普通Ⅰ、Ⅱ期は早期、Ⅲ、Ⅳ期は進行がんと評価されています。喉頭(原発)の治療は放射線、手術が中心となります。
抗がん剤は喉頭を温存するため放射線や手術と組み合わせて使われたり、手術不可能な時、放射線治療後の再発などの時使われたりします。

手術には大きく分け喉頭部切術と喉頭全摘術があります。喉頭部分切除術は早期がんに行われ、声帯を一部残す手術です。質は多少悪くなりますが声をのこすことができます。喉頭全摘術は部分切除の適応を逸脱した早期がんや進がんにおこなわれ声はうしなわれます。そこで術後食道発声や電気喉頭など代用発声で補う事になり練習が必要となります。

放射線は早期がんの治療の中心となります。喉頭はそのままの形で残りますので声も一番自然の声が残ります。ただし進行したボリュームのあるがんや、その部位によっては効果に限界があります。またまわりの正常組織に障害を残さずかけられる量にも限界があり何回もかけるわけにはいきません。進行がんでも場合によっては喉頭の温存の可能性を探るため行われることもあります。
施設によってはレーザー手術を早期がんの中心の治療としている所もあります。

一般に早期がんでは放射線を第一選択にその効果をみて手術を組み合わせていきます。声を残せるかどうかの判断が重要になってきます。進行がんでは手術が中心となり場合により放射線、抗がん剤を組み合わせていきます。

頸部リンパ節転移に対しては手術が中心となります。右左どちらかの片側か、両側の頸部郭清術を行います。これは耳後部から鎖骨上の頸部のリンパ節を、脂肪に包まれたままの形で大事な神経や血管を残しながら切除するという手術です。

これらの治療法はがんの進行度や部位だけでなく患者さんの年齢、全身状態、職業、社会的条件なども考慮にいれたうえで最終的に選択されます。がんの発生した部位で多少違ってきますが、Ⅰ期では80~90%放射線で治りⅠ~Ⅳ期では65~70%の5年生存率です。
これはすべてのがんのなかでも高い治療成績でではあるものの発声機能を保存できる確率は必ずしも高くなく喉頭全摘となる例が多いのが実際です。生存率を落とすことなく放射線、喉頭部切、放射線と抗がん剤の併用療法など発声機能を残した治療を選択する見極めが重要と考えられます。また進行がんでも相当に進行したがんに対しても生存率をあげる治療法を選択できるよう努力しています。説明文にて掲載している諸症状で思い当たる節があった場合など、
がんについての疑問?不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
自己判断で迷わず、まずは専門家である医師の検診を受けることをお勧めし
喉頭癌とは
喉頭癌は、癌の中では早期に見つかる癌の1つです。喉頭とは、のどぼとけの内側にあります。この喉頭に発生するがんは、たばことお酒のかかわりが証明されています。肺癌と同じように、ヘビースモーカーの病気といえます。喉頭癌にかかった方の喫煙率は、90%以上です。また、お酒ののみすぎが、声門上の喉頭癌の発生に関与するといわれています。

喉頭癌は、男性に圧倒的に多い癌という特徴があります。女性の患者数は、男性の約10分の1です。年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は人口10万人に対し3人程度です。

喉頭癌の症状として代表的なのが、嗄声(させい)です。嗄声(させい)とは、のどに病変があるために、音声が異常な状態をいいます。喉頭癌の症状としては、ざらざらしたかたい声、かすれた声の状態をいいます。また、咽喉頭違和感(のどのイガイガ感)があります。声門がんは、がんが小さいうちから嗄声の症状があらわれます。そのため、喉頭癌は早期がんのうちに見つかりやすいという特徴があります。声門上がんは、がんが小さいうちには、

末期胃がん

特有の症状がありません。慢性咽喉頭炎(主にたばこによるもの)によるのどの違和感との区別は多くの場合むずかしくなります。声帯にまで広がってはじめて嗄声が出現します。

末期胃がん

喉頭癌が進行すると、嚥下時痛(のどの痛み)が出現するようになります。さらに進行すると喘鳴(のどでヒーヒー?ゼーゼー音がする)や声門が狭くなって息苦しいなどの呼吸困難

末期胃がん

も伴うようになってきます。痰に血液が混じることもあります。
喉頭癌にかぎらず、癌は早期発見がとても重要です。喉頭癌全体の治癒率は約70%と頭頸部

末期胃がん

がんの中でも高い治癒率です。そして、早期に発見すれば声を失うことなくなおすことが可能です。そのため最近では、喉頭癌の早期発見を目的とした音響分析による検診なども試み

末期胃がん

られています。
喉頭を観察する装置として、ファイバースコープが発達しています。ファイバースコープ

末期胃がん

は、喉頭の細部までよく観察することができます。細いファイバースコープを鼻から挿入して見るこの検査は、のどの反射の強い人でも比較的楽に行うことが出来きるようです。気に

末期胃がん

なる症状のあるかたは、一度専門医を受診してみましょう
がんを宣告され、治療を受けたが再発、喉頭を摘出する結果となった池上 登氏の著書です。

末期胃がん

声を失いながらも、病院関係者の適切な処置、周囲の温かな支援により順調に回復するま
の経緯を、当時の記録をもと


胃がん検診精密検査

咽喉頭領域は通常の内視鏡検査では見落としがちであり,また技術的にも難しい。術後の内視鏡検査ではルーチンに声帯や梨状窩を確認する習慣をつけ,咽喉頭癌を見落とさないようにしなければならない(図4)。咽喉頭癌は早期のうちに発見できれば放射線治療で根治が期待できるからである。また咽喉頭癌の頸部リンパ節転移の分布は胸部食道癌の転移領域と異なることを知っていれば,頸部超音波検査のフォローアップから咽喉頭癌を逆に発見できることもある。胸部食道癌の頸部リンパ節転移の好発部位は101および104であるが,咽喉頭癌ではより外側,より頭側のリンパ節に転移を起こす特徴があるからである(図5)。
C食道癌術後フォローアップのスケジュール
われわれの行っている胸部食道癌術後フォローアップのスケジュールを図6に,その留意点を表1に示す。根治的手術が行えた場合には定期的なフォローアップの検査はSCCやCEA,CYFRAなどの腫瘍マーカーを含めて血液検査は1~3カ月に一度,頸部?腹部超音波検査,胸部CT検査は半年に一度,内視鏡検査は1年に一度でよいと考えている。この間隔よりも短期間のうちに再発?転移する場合は,根治的な治療は困難であるsystemic diseaseであると考えられる。また,食道癌において血清Ca値は一種の腫瘍マーカーであり,高Ca血症は転移や再発がかなり進行していることを意味しており血液検査時には必ず加えなければならない。
術後に転移や再発が認められた場合,食道癌ではその時点で根治性が失われたことを意味することがほとんどである。しかし早期のうちに転移や再発巣が発見できれば再切除の可能性もあり,また根治性がない場合でも愁訴緩和のための治療は必要となる。一方,異時性多発?重複癌に対するフォローアップは食道癌術後ではとくに重要であり,食道癌手術で得られた根治性を損なわないよう,早期のうちにこれを発見して治療を完了していただきたい。食道は口から胃まで食物を送り込む、長さ約25cm、幅2cmの筒状の消化管で頚(くび)から胸の中を通りお腹の中で胃に通じています。飲み込んだ食べ物は食道の蠕動運動により胃へと流れていきます。
頚部?胸部?腹部食道と3部に区分され、胸部食道はさらに上部?中部?下部と分かれます。
胸の中では肺と気管や心臓、大動脈といった重要な臓器に囲まれて存在します。
筒になっている壁(食道壁)は内側から外側へそれぞれ粘膜、粘膜下層、固有筋層、外膜と呼ばれる層に分かれます。
食道癌の発生悪性新生物による死亡原因として、食道癌の死亡率は男性では第6位、女性では第13位とそれほど高くありませんが、徐々に増加しています。
食道癌の発生に関してはこれまでに非常に多くの研究がなされてきていますが、癌発生のメカニズムは複雑であり決定的な答えは得られていません。現時点では、遺伝的因子も重要ですが、環境的因子の影響がより大きいのではないかと考えられています。特にアルコールとタバコは食道癌の危険因子です。
食道癌の症状早期のものは無症状で、健診などで発見されることが多いです。進行した癌では食事のつまり感や、飲み込みにくいといった症状が出現します。胸痛、吐き気や食欲不振、体重減少などもあります。頚部のリンパ節腫脹や嗄声(声がかれること)を契機で見つかることもあります。これは「反回神経」と呼ばれる発声を司る神経が、その神経に近いリンパ節転移の影響で麻痺することによります。
食道癌の診断1:上部消化管内視鏡
胃カメラと呼ばれるものです。食道は胃へつながる食べ物の通り道ですので、カメラが胃へ行くまでに食道の観察ができます。
食道の検査には「ルゴール」と呼ばれる特殊な液をまきます。正常な食道粘膜は茶色く染まりますが、癌などの病変があると染まりません(これを不染帯と呼びます)。染まらなかった病変部位から「生検」といって組織をほんのひとかけらつまんできて、顕微鏡の検査で悪性か否かを判定します。
2:上部消化管透視
造影剤を飲む検査です。癌が食道のどの位置にあって、どの程度の狭さになっているのか評価します。
3:CT、MRI
癌がどのくらい進行しているか、他の臓器(気管?大動脈?心臓など)への浸潤はないか、肝臓?肺などに転移はないかを調べます。
当院では浸潤の有無をより性格に判定するため、MRIの際に水を飲んでいただき、食道の蠕動波(動き)をみて、浅いものか深いものかを判定する、シネMRI(動画撮影)も同時に行っています。
4:頚部?腹部超音波検査
リンパ節や肝臓への転移がないかを調べます。レントゲンの検査でないので、すべての方に安全に受けていただけます。
5:FDG-PET
癌の全身検索のために行います。CT?MRI?超音波では同定できない病変の検出に有効です。腫瘍など細胞の増殖が盛んな細胞は糖の取り込みが活発なことを利用しています。そのほかに超音波のついた内視鏡で正確な進達度を測る超音波内視鏡、食道癌が気管に浸潤している可能性のある方に行う気管支鏡などを行うこともあります。
これらの検査で病気の進み具合(病期あるいはステージ)を定め、治療方法を決定します。
食道癌の進行度、病期(ステージ)食道癌は食道の粘膜から発生し、はじめは粘膜内にとどまっていますが、進行するに伴って次第に粘膜下層、筋層、外膜へと達します。また、進行する過程で一部の癌細胞は血管やリンパ管に入り込んでリンパ節に飛んだり(リンパ節転移)、肝臓や肺などの離れた臓器に飛んだりします(遠隔転移)。
どのくらいの深さまで食道癌が達しているか(壁深達度)と転移の状況から食道癌の進み具合がきまり、それにより治療方法も異なってきますので、先に述べたような十分な検査により進み具合を把握することが重要になります。
壁深達度
食道癌はその深さによって下図のようにTis(上皮内癌)、T1a(粘膜筋板まで)、T1b(粘膜下層まで)、T2(筋層まで)、T3(外膜まで)、T4(周囲臓器に浸潤)に分類されます。
胃癌や大腸癌は粘膜下層までの浅い癌(T1)を「早期癌」、筋層あるいはそれ以上に深くまで広がっているものを(T2-T4)「進行癌」としています。
しかし食道癌はたとえT1b程度に浅くても早くからリンパ節転移を起こすことが稀ではないのでT1のものは「表在癌」とよび、
食道は先にも述べましたように3つの部位に分かれます。それぞれの部位で手術術式が変わります。
頚部に癌がある場合、声帯がすぐそばにあるので、声帯を一緒に切除することが多くなります。切除した場所にはおなかから小腸を持ってきて、のどと残った食道につないで食べ物の通過経路をつくります。小腸はおなかから切り離しているので、小腸の栄養血管と、のどの血管をつなぐ血管吻合が必要です。
胸の中にある食道の場合、両横は肺、前は気管または心臓、後は背骨や大動脈に囲まれています。したがってこれを取り出すには右の胸をあけて(開胸といいます)右の肺をしぼめ、真ん中にある食道に到達するのが一般的な方法です。そうして食道の病巣と転移の可能性のある食道周囲と胃周囲のリンパ節を切除します。頸部以外の食道全てと胃の1/3が切除されることになります。
食道をとったあとの食べ物の通り道は、一般的に残った胃を細長く管状にのばして(これを胃管といいます)持ち上げ、くびの食道とつなぎます(下の図をご参照ください)。したがって開胸だけでなく、お腹もあけて(開腹といいます)、くびも少しあけて手術をすることになります。以前に胃を切除する手術を受けている方は大腸を使うこともあります。持ち上げた胃管や大腸の血流が心配な場合はそれらの内臓の血管と首に近いほかの血管をつないで、持ち上げた内臓の血流をよくする場合もあります。
お腹の食道の場合は開腹して胃をすべて取る手術をします。胸の中の食道近くまでとらなければならない場合は、少し横隔膜をきって胸の中に入ることもあります。
術式によって多少異なりますが、術後1週間から10日ぐらいで水を飲んだり食事ができたりするようになります。順調なら術後3~4週間で退院できます。あとに述べる低侵襲な内視鏡下手術(胸腔鏡および腹腔鏡手術)だと2週間ぐらいで退院できる方も出てきました。
癌が食道の粘膜内までのものではリンパ節転移がほとんどないため、内視鏡的治療の適応と考えられています。カメラをのんで粘膜だけを取ってきます。
3:放射線治療
粘膜癌など比較的早期のものや逆に周囲臓器に浸潤のあるもの、遠隔のリンパ節に転移のあるものに適応となります。通常、次に述べる化学療法を併用します。
4:化学療法
抗癌剤治療のことです。通常シスプラチンと5FUという薬を使います。遠隔転移があるステージⅣaに対して、あるいは放射線治療と併用して行われます。
当診療科の食道癌治療方針現在、食道癌の診療ガイドラインでは、手術療法と放射線化学療法が多くの領域で同等の治療成績という位置づけになっています。当診療科では、食道癌の外科治療成績を踏まえて、独自の治療プランを患者さんに提示しています。
放射線化学療法を受けて完全治癒となった後に再発を認めた方や、完全治癒が得られなかった方を合計すると、放射線化学療法を受けた半数前後の方は、癌の再発や遺残を認めます。その場合に、もともと食道癌があった場所を中心に癌が局所にとどまっていると考えられる患者さんに、追加で食道癌切除を行うのがサルベージ手術です。
高線量による根治的放射線化学療法後は、照射部位に放射線の影響が強く残り、手術後の合併症の発生率が高く、非常に危険度の高い手術です。
サルベージ手術を希望される場合は、危険度が高いことを十分ご理解いただく必要があります。また、明らかに根治性がない場合や、手術による危険度が非常に高いと判断した場合に
は、当診療科では手術適応なしと判断することもあります。
以下に当診療科を受診される患者さんにお勧めしている食道癌の進行度別の治療法を紹介し
ます。
昔は食道癌の手術というと大手術で、成功するかどうかが問題となっていましたが、最近
は、食道癌は、かなり安全にできる手術でなおせる時代になりました。さらに医学の進歩により、より低侵襲で患者さんの負担を少なくする手術が開発されました。
当科ではカメラを挿入して(胸で使うときは胸腔鏡、お腹で使うときは腹腔鏡と呼びます)モニターに映し出しながら鉗子(かんし)と呼ばれる器具などを用いて、開胸や開腹をせず
に行ういわゆる「内視鏡下手術」を実施しています。術後の回復も早く、負担も少なくなり、退院も早くなります。
全員の方にできるわけではありませんので、担当医より可能かどうか説明させていただきます。
食道癌手術後のフォローアップには二つの目的がある。一つは原疾患の再発や転移を早期発見することであり,今一つは残存食道の異時性多発癌や,食道以外の臓器における異時性重複癌の早期発見?早期治療である。食道癌は他の消化器癌に比べて癌の生物学的悪性度が非常に高いために,手術後のフォローアップの目的や意義が他の癌とは異なる側面がある。また転移,再発のパターンや異時性重複癌の発生臓器も他の消化器癌とは異なる特徴をもつことから,術後フォローアップにおいてはこのような食道癌の臨床的特徴をよく理解しておくことが重要である。本稿では食道癌の生物学的,臨床的特徴を示した上で,われわれが行っている術後フォローアップの方法と留意点について解説したい。
食道癌術後転移?再発のフォローアップ
A. 食道癌術後再発?転移の臨床的特徴
食道癌手術では施設によって手術におけるリンパ節郭清の範囲や程度が異なるため,術後のフォローアップではどのような初回手術が行われたかの情報が重要となる。リンパ節郭清を
行ったフィールドに新たにリンパ節が出現した場合はリンパ節再発を強く疑わなければならない。3領域リンパ節郭清手術を行った後の頸部に新たにリンパ節が出現した場合は転移を疑
って頻回にフォローアップを行い,必要があれば再切除や放射線治療などの追加治療を行う。一方,2領域リンパ節郭清手術後に頸部にリンパ節が認められたとしても,明らかに画像
診断上転移と診断される場合を除いて直ちにリンパ節転移と診断することは難しく厳重なフォローアップが必要である。
また食道癌の高悪性度の特徴の一つとして,血行性転移をきたす頻度が高いことがあげられる。肝,肺,骨,脳,副腎などは血行性転移の好発部位であるため,これらの臓器をフォロ
ーアップ対象臓器として念頭においておく必要がある。食道扁平上皮癌の転移巣では内部が液状変性しやすい特徴がある。したがってCTや超音波検査で肝転移やリンパ節転移の内部が
液状にみえることがあり,これを嚢胞と見誤ってはならない。胃癌や大腸癌など腺癌の転移では通常,転移巣は超音波検査ではhighe choicに描出され,このような転移巣
内部の液状変性は認められない。
食道癌術後転移?再発を発見しこれを治療する場合には,その目的を明確にしなければならない。根治をめざすのか,根治を断念してQOL改善をめざすかである。現実には食道癌術後に転移や再発を発見しても根治的再手術が施行可能な場合は少ない。食道癌では悪性度が高いために再発や転移をきたした場合はすでにsystemic diseaseとなっていることがほとんどであるからである。再手術可能な数少ない場合として,以下のような場合がある。
1)頸部リンパ節再発の再切除
2領域リンパ節郭清手術後に頸部にリンパ節転移を発見した場合は,早期に発見できれば頸部リンパ節郭清を行うことができる。しかし食道癌の転移の増殖速度は非常に速いため必ずしも手術で根治的郭清が可能ではなく,sm以深の食道癌では初回手術時に頸部リンパ節郭清を行っておいたほうがよいと考えている。
2)遠隔臓器転移?再発の再切除
遠隔臓器転移は食道癌においては通常根治不能であることを意味する。とくに術後1年以内に転移?再発をきたす症例は悪性度が高く,転移?再発巣が単発であることはきわめてまれである。しかし根治的な遠隔臓器転移?再発の切除例は皆無ではなく,これまでわれわれが経験し,長期生存が得られている再切除例は大動脈周囲リンパ節転移,腎,胸壁転移などであり,わずかでも根治の可能性がある場合は積極的に再手術に臨む姿勢を失ってはならない。
一方,根治が望めなくても再発や転移によってQOLが損なわれる場合には,QOL改善のためのが必要となる。食道癌では骨転移の頻度が高いため,骨転移の痛みに対するcは積極的に行わなければならない。フォローアップ中に痛みが発生した場合は骨転移の検索を行い,骨転移が明らかであれば放射線治療やビスフォスフォネート製剤による治療を行う。また脊椎転移により四肢麻痺を起こすこともあり,発症から短時間であれば椎弓切除術の対象となることもある。図1に転移?再発に対する治療のフローチャートを示す。


胃がん検診精密検査


異時性多発癌?重複癌の早期発見
食道癌では食道内多発癌の頻度が自験例では約23%あり,この頻度は胃癌の約10%,大腸癌


胃がん検診精密検査

の約5%と比べ非常に高率である。したがって術後フォローアップにおいて残存頸部食道の検索は重要であり,とくに食道のヨード染色検査でいわゆる「まだら不染」(図2)と呼ばれる


胃がん検診精密検査

食道では多発食道癌の頻度が高いことが知られており厳重なフォローアップが必要である。一方,他臓器重複癌の頻度は2001年までに経験した食道癌切除252例中37例あり,約15%に


胃がん検診精密検査

上る。食道癌ではとくに「挙上胃癌」や「咽喉頭癌」の頻度が高い(図3)。食道癌手術では再建臓器として標準的に胃が用いられるため,挙上胃のフォローアップは非常に重要であ


胃がん検診精密検査

る。近年,胸腔内吻合や後縦隔経路で再建される頻度が多くなっているようであるが,われわれは挙上胃癌再手術の可能性まで考えて再建経路は「胸骨後」を第一選択としている。胸


胃がん検診精密検査

骨後再建の場合には開胸することなく胸骨縦切開により挙上胃にアプローチできるからである。しかし食道癌術後挙上胃癌に対するもっとも理想的な治療法は,内視鏡的粘膜切除で治


胃がん検診精密検査

療を完了することである。手術後の状態であるために挙上胃癌を早期のうちにバリウム検査で発見することは困難であり,フォローアップでは内視鏡検査を行って早期発見に努め,早

胃がん検診精密検査


期のうちに内視鏡治療を行うことが望ましい。 いま一つ注意しなければならないのは,食道癌術後の「咽喉頭領域の重複癌」の発生頻度の高さである。