まず、性別ですが男女比が1:5と圧倒的に女性に多いのが特徴です。次に、年齢層ですが、若年者から高齢者まで広い年齢層に分布し、20歳台やあるいはもっと若年者でもさほど珍しくありません。また、後述する未分化がんを除き、一般に進行が遅く治りやすいがんであるのも大きな特徴でしょう。特に若年者のがん(乳頭がんというタイプが多い)でたちがいいのも一般のがんの常識とかけはなれています。
乳がんなど多くのがんではリンパ節転移の程度などがんの進行程度により治癒率が大きく左右されますが、甲状腺がんの場合後述する組織型(顕微鏡検査での分類)が最も運命を左右する因子です。
甲状腺がんのうち1%程度を占める髄様がんというタイプのがんは遺伝性のことがあり、また副腎や副甲状腺の病気を伴うことがありますので治療にあたって特別な配慮が必要になります。
甲状腺がんの種類
甲状腺がんは組織型により乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されますが、このいずれであるかによって病態や悪性度が大きく異なります。このうち、乳頭がんが全甲状腺がんの約80%を占め、ついで多いのは濾胞がんです。この両者(分化がんと総称します)は予後も良好です。髄様がんはリンパ節転移を起こしやすく約1/4が遺伝性です。髄様がんは分化がんに比べると悪性度は高いのですが、未分化がんほど悪性度は高くありません。一方、未分化がんはおそらくあらゆるがんのうちでも最も増殖スピードの速いもので、治療成績も大変悲惨なものです。未分化がんはこのように恐ろしいがんですが幸いその頻度は低く、もとからあった分化がんが長年のうちに変化したものと考えられます。
なお、本来リンパ系の腫瘍である悪性リンパ腫が甲状腺にできることもありますがここでは詳細に触れないことにします。
がんについて
正常な細胞は一定の規律をもって成長し、死んでいきます。ところががん細胞は異常で、分裂をいつまでも続け、まったく無秩序にどんどん増え続けます。
がんは、遺伝子に傷がついて起こる病気であるということがわかってきました。正常な細胞には増殖をコントロールする遺伝子があって、無制限に増殖しないようにブレーキをかけるのですが、何らかの原因で遺伝子に傷がついて、細胞の増殖をコントロールできなくなると、細胞は無秩序に増え続けるようになります。これががん細胞の特徴です。
がんは、体のさまざまな臓器や組織に発生します。がんの多くはかたまりをつくって大きくなっていきますが、造血器がん(血液がん)のようにかたまりをつくらないものもあります。体のどこかにがんが発生して、それが周囲にしみ出るように広がる「浸潤(しんじゅん))や、体のあちこちに飛び火する「転移)など、次から次へと新しいがん組織をつくることもがん細胞の特徴です。
がんの治療をして治ったようでも、そのときは残ったがん細胞がおとなしくしていただけで、時間が経って再びがん細胞が増殖してくる「再発」もあります。
また、がん組織はどんどん増殖しているので、他の正常な組織のための栄養をどんどん奪ってしまい、体は必要な栄養がとれず、衰弱してしまいます。
がん治療では、がんの種類や大きさ、部位、かたまりなのかそうでないのかなどによって、手術、抗がん剤、放射線などを単独で、もしくは組み合わせて行います。
がんの種類や進行の度合いにもよりますが、抗がん剤治療は次のような目的で行われます。
がんを治癒させるため
がんが転移?再発するのを防ぐため
がんの成長を遅らせるため
体のほかの部分へと転移しているかもしれないがん細胞を殺すため
がんによって起こっている症状を和らげるため
3.抗がん剤について
1)抗がん剤治療とは
抗がん剤治療は、内服や注射によって全身にくまなく抗がん剤を行き渡らせることにより、全身に広がる可能性のあるがん細胞や、すでに他の場所へ転移していたり、全身に広がっていると考えられるがん細胞を治療するものです。がんの種類によっては、第一選択の治療法として抗がん剤治療を行うことがあります。また、手術や放射線と組み合わせて補助的に抗がん剤治療を行うことや、がんを小さくするために手術の前に抗がん剤治療を行うこともあります。
2)抗がん剤の種類
「抗がん剤」は、その作用の仕方、作用する部位などによって、いろいろな種類に分類されます。いわゆる「抗がん剤」とは、がん細胞の細胞分裂過程に働き、がん細胞の増殖を妨げたり、細胞が成長するのに必要な物質を作らせない、あるいは過剰に産生させてがん細胞の死滅を促す「化学療法」のことをいう場合が多いです。この他にも、ある特徴を持ったがん細胞を攻撃する「分子標的薬」や、体内のホルモンの影響を受けて増殖するがんに対しては、そのホルモンを調節することによりがん細胞の増殖を抑える「ホルモン療法」なども、抗がん剤に含まれます。抗がん剤の多くは体のなかの正常な細胞にも作用するため、それが副作用となって現れてきます。化学療法は、分子標的薬やホルモン療法に比べて、一般的に副作用が強いのが特徴です。
がんの種類や状態、また個々の患者さんの健康状態によって、どのような抗がん剤治療が選ばれるかが異なってきます。がん細胞に対してより効果を発揮させるために、作用が異なる抗がん剤を組み合わせて用いることもあります。
3)抗がん剤の投与方法
抗がん剤には、錠剤やカプセル剤といった内服薬(飲み薬)と、点滴のように血管へ直接投与する注射薬があります。静脈のなかに点滴、注射するのが一般的ですが、がんの種類、状況によっては、動脈内、腹腔内、胸腔内、髄液中に投与することもあります。治療によっては、携帯用のポンプを使って、数日間にわたって持続的に抗がん剤を注入する方法もあります。
どのような間隔でいつまで抗がん剤治療を続けるかは、がんの種類、治療の目標、抗がん剤の種類や副作用の程度によって異なります。多くの場合、抗がん剤を投与する日と休む日を計画的に組み合わせ、そのスケジュールに沿って、繰り返し治療していきます。投与を休む日を加えることは、副作用を防止したり、体力や免疫力の低下などに注意する必要があるからです。もし抗がん剤の副作ありますので治療にあたって特別な配慮が必要になります。
3.甲状腺がんの種類
甲状腺がんは組織型により乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されますが、このいずれであるかによって病態や悪性度が大きく異なります。このうち、乳頭がんが全甲状腺がんの約80%を占め、ついで多いのは濾胞がんです。この両者(分化がんと総称します)は予後も良好です。髄様がんはリンパ節転移を起こしやすく約1/4が遺伝性です。髄様がんは分化がんに比べると悪性度は高いのですが、未分化がんほど悪性度は高くありません。一方、未分化がんはおそらくあらゆるがんのうちでも最も増殖スピードの速いもので、治療成績も大変悲惨なものです。未分化がんはこのように恐ろしいがんですが幸いその頻度は低く、もとからあった分化がんが長年のうちに変化したものと考えられます。
なお、本来リンパ系の腫瘍である悪性リンパ腫が甲状腺にできることもありますがここでは詳細に触れないことにします。
4.甲状腺がんの症状
甲状腺がんの症状は通常前頚部にしこりを触れるだけです。長年放置して大きなしこりとなると目でみただけでわかるサイズになりますし、また周囲臓器への圧迫症状を呈することもあります。ただ、前頚部のしこりで甲状腺の腫瘍と判明してもそのすべてががんではなく、良性のもの(腺腫、腺腫様甲状腺腫など)とがんとの比率は約5:1です。また、まれに声が嗄れたり、頚部のリンパ節転移などを契機に甲状腺がんが発見されることもあります。また、何らかの理由によりとった胸部CT検査で偶然甲状腺腫瘍が発見され、精査の結果がんがみつかることもありえます。
ただし、以上のことは甲状腺分化がんの場合であって、未分化がんでは急激な増大、痛み、息苦しさなど多彩な症状を呈します。
5.甲状腺がんの診断
手で触る触診以外に超音波検査(エコー検査)、CT検査などが補助診断法として有用です。また、しこりに細い針をさしてがん細胞の有無を調べる穿刺吸引細胞診は信頼性も高く、組織型の推定にも有力な情報を提供してくれます。また、目的に応じて甲状腺シンチグラフィ、MRI検査などもおこなわれます。
また、髄様がんでは血中のカルシトニンやCEAといった検査値が高くなりますので、診断は容易です。また、髄様がんでは遺伝性のことがあるので、その家族の方で無症状の髄様がんが発見されることがあり、髄様がんの遺子診断も技術的に可能になってきています。
6.甲状腺がんの治療甲状腺がんの手術
乳頭がん、濾胞がん、髄様がんはすべて手術の対象となります。病変の広がりにより甲状腺を全部取る(甲状腺全摘術)、大部分取る(甲状腺亜全摘術)、左右いずれか半分を取る(片葉切除術)など切除範囲にバリエーションがあります。頚部のリンパ節は原則として切除(郭清)しますが、その範囲もがんの進み具合により判断されます。きわめて微小な分化がんではリンパ節郭清を省略しうる場合もあります。
遠隔臓器に転移をきたした分化がん(ことに濾胞がん)では甲状腺全摘後、ラジオアイソトープを投与が行われます。分化がんに対する有効な化学療法(抗がん剤治療)はありません。
一方、甲状腺未分化がんに対しては、手術よりも放射線療法と化学療法が中心的な治療となります。
甲状腺がん手術の合併症
甲状腺の手術に特徴的な合併症としては、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下などがありえます。反回神経麻痺(片方)では声が嗄れる、水分を飲むとむせる、などの症状がでます。したがって、この神経ががんに巻き込まれているとかよほど特殊な状況にないかぎり反回神経は残します。また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いのですが、3個以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用の心配はまったくいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミンD3を服用する必要があります。
1.甲状腺がんの治療成績
未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後10年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治
りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様がんは分化がんに比べるとやや不良ですが、それでも一般のがんにくらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療成績はきわめて悪く今後の研究課題です。
ヒトパピロ-マウイルスは、子宮頚癌の原因ウイルスであり、ほぼ全ての子宮頚癌の組織から検出されます。ヒトではこれまで100以上の型が報告されていますが、HPVは型により子宮頚癌に高率に検出される型(ハイリスク)から病因と関連性がないと報告されている型まで確認されています。
子宮頚癌の検診は、まず、子宮頸部の細胞診で行います。結果は、 Vと分けられます。 は正常。は、軽度異形成。高度異形成。は、上皮内癌。Vは、浸潤癌とクラス分けします。までが、良性。からが悪性となります。つまり軽度異形成は、ほぼHPVの感染所見のことが多く、が自然治癒し、11%がくなり、最終的に0.3%が癌になります。32%が自然治癒し、56%が存続、14%が進行するとされています。HPVの型には、より子宮頚癌になりやすい型(ハイリスク)とそうでない型があります。
そのハイリスク型は、。HPVの感染率は、統計により異なりますが、10~20代は、約50%、30~40代は、約30%。そのHPV陽性者の約半分にハイリスク型HPVが検出されております。HPV陰性例においては、異形成から癌の存在は、きわめてまれであ風邪、百日咳、水ぼうそうの人には近づかない方が良いでしょう。また、抗がん剤治療中には予防接種は避けてください。
切り傷に気をつけてください(ひげそりは電気カミソリで行うと良いでしょう)。また、庭いじり、ペットの入浴には手袋を使う、果的です。
抗がん剤の影響で骨髄機能が障害され、赤血球の数が少なくなると、貧血症状を感じることがあります。
具体的な症状としては、だるさや疲れやすさ、めまい、息切れなどです。フコイダン?沖縄生まれの「海の幸」
1「海の多糖体=フコイダン」の横顔
ガン細胞はフコイダンに弱かった!
日本人の平均寿命が世界一に向けて驀進し始めたころから、その喜びとは裏腹にガンの発生件数が増え、死亡者も増えてきました。1998年のガンによる死亡者数(厚生労働省人口動態統計発表)は、28万3921人で、第2位の心疾患の2倍に達しています。
こうした中で新たな抗ガン剤も開発されてきましたが、副作用問題などを解決できずにきた過程で化学製剤ではない、薬用キノコや薬用植物などの有効成分が探索され、抗ガン活性を示すいくつかの成分が認められてきました。その一つがβ―グルカンのような多糖(食物繊維)です。菌類や植物の多糖に抗ガン活性があるように、海の藻類の多糖にもそれが認められるのではないか!その着想からモズク、ワカメ、コンブなどの多糖類である「フコイダン」が研究対象とされ、ガン細胞がフコイダンに弱いことが明らかにされたのです。
ガンとの闘いの新局面は「ガン細胞の自殺」
フコイダンの抗腫瘍作用などが第55回日本癌学会という大きな舞台で研究発表されたのは、コンブを原料にしたフコイダンが最初です。海藻がガンに効く!海藻ということも意外でしたが、フコイダンの抗ガン作用は抗ガン剤などとは異なる作用機序(作用の仕方)をするらしいこと、すなわち、ガン細胞を「自己崩壊=自殺(アポトーシス)へ追い込む」という抗ガン作用である点も感心を呼びました。追いかけるように沖縄モズクから得られたフコイダンの抗ガン作用に関する研究発表も行われ、相前後して、沖縄モズクからは他に比して非常に純度の高いフコイダンが得られるということも明らかにされたのです。
2「沖縄モズク」にはフコイダンが豊富
沖縄特産のモズクとフコイダン
フコイダンの抗ガン作用や抗腫瘍作用、コレステロール低下作用などが順次立証されてくると、それではどんな海藻類からフコイダンを精製すべきか、機能性の優劣はどうかという問題が浮上しました。古くからの貴重な食材であるコンブは、年々需要が増える反面、収穫を増やすのは容易ではありません。そこで注目されたのが、沖縄で人口養殖に成功し、今や国内生産量の90%を占めるようになったモズクでした。全国で10数種あるモズクのうち、沖縄で養殖されているのは2種類です。
①オキナワモズク(ナガマツモ科)褐藻類。西表島から奄美大島に至る海域の特産種。
粘性に富み、太さ1.5~3.5mm、長さ25~30cm。海面に張った大きな養殖網に繁茂させます。
②モズク(モズク科。通称:いともずく。褐藻類。)
このうち白羽の矢が立ったのが、琉球大学農学部生物資源科学科の分析でフコイダンの収量が3倍強も多いことがわかったオキナワモズクです。
オキナワモズクは高純度のフコイダンが採れる
同じく琉球大学の研究によって、オキナワモズクのフコイダンの化学組成は、全糖、ウロン酸、水分であること、またその構成糖の大部分は「L-フコース」で、フコイダンの 有効作用の主軸を形成していると推定されたのです。さらに重要な事実も分かりました。 例えばコンブなどからフコイダンを調整しようとすると、ヌルヌル成分であるアルギン酸などが混入して精製には相当の困難が伴うのですが、コンブに比して約5倍のフコイダン を含むオキナワモズクでは、その問題が容易に解決できることが分かったのです。こうして純粋なフコイダンを能率的に精製する道が開かれました。
3ここまできたガンとの闘い
ガンの正体が見えてはきたが???
「早期発見、早期治療」はこれまで、ほかに決定打がないこともあって、ガン治療の切り札
胃がん自覚症状
と考えられてきました。しかし今、このワンパターンの図式を考え直す時期にきているのです。「フコイダンでガンが消えた!」-ガンを恐れ、完全な治療に道が開かれることを願っ
胃がん自覚症状
てきた私たちの胸に、これほどグサリと突き刺さる言葉も他にありません。
早期発見や早期治療の限界とは、どういうことなのでしょうか。ガンは、細胞にある遺伝子
胃がん自覚症状
の破損(異常)によって発生すること、また、遺伝子の破損は細胞分裂時の遺伝子のコピーミス、発ガン物質や活性酸素、放射線などが原因となることが確実視されるようになりまし
胃がん自覚症状
た。だとすれば、ガン細胞はすべての人の体内で常に発生しているということになります。
まだ超えられないガン治療の“その一線”
胃がん自覚症状
ただ、多くの場合は体に備わった免疫作用でその初期のガン細胞は排除されてしまうのですが、排除に失敗して生き残ってしまうと細胞分裂を繰り返し10年、20年の間に臨床的に
胃がん自覚症状
わかる大きさに成長するのです。その段階になって見つかるのですから、ずいぶん遅い早期発見ですし、すぐに治療を始めたとしても、決して早期発見ではありません。すでにあちこ
胃がん自覚症状
ちへ転移していると考えるのが妥当であります。しかし、同じガンでも中には転移しないものがあることがわかってきました。病理診断でそれを判断するのは非常に困難なので一律に
胃がん自覚症状
積極的治療法として「殺ガン」を目的に切除手術、抗ガン剤投与、放射線照射が行われてきたのです。危険を
胃がん症状
されている。一矢でも二矢でも報いることだけを考える。病気をガンと言い換えれば、苦い独白の意味が伝わってくる。抗ガン剤によって、神に一矢でも二矢でも報いてきたと言いたいのだろう。 一寸先は闇。病院内も未開のジャングル病院の中も未開のジャングルなのだ。懸命に知恵を使って、一歩一歩進むしかない。人の命は地球より重たい、ではないのか。医療資源も無限に使えない。日本の医療費も高い。少ないお金をどう分配すれば良いのか。さらに嘆いてしまいます。暗い絶望と無力感の淵に立ちつくすのは、日本のガン治療そのものの後ろ姿かもしれない。 抗ガン剤に携わっている人は犯罪者ガンだったからねぇと遺族は、患者が死んだのを、ガンで死んだと思っている。しかし、現実はガン治療の抗ガン剤で死んでいっているようです。毎年、抗ガン剤の苦しみで死んでいく25万人近い犠牲者がいるという。その責任追及は、医師だけでなく、病院側だけでもない、ガンを治す効果などと、もともとない猛毒物質を抗ガン剤となずけ医薬品として認可し製造販売したクニの責任も当然だと、いわれています。 ガンになったら、どうせ死ぬだろ外科医の報告で、治験のもうひとつの側面は、新薬を人体に投与して見ることだ。この場合、副作用で死ぬ可能性もある。「どうして今までの薬ではなく、新しい薬を使うのですか?」とたずねると「今までの薬では、あなたは助からない。でも新薬なら???」という状況に追い込まれたら「お願いします」と飛びつくしかない。これが治験といわれているようです。これがウソだといいのですが、本当なら恐ろしい話です。 昨日の治験の続き「どうして今までの薬ではなく、新しい薬を使うのですか?」とたずねると「今までの薬では、あなたは助からない。でも新薬なら???」という状況に追い込まれたら患者は「お願いします」と飛びつくしかない。とあります。こんな手法で、人体実験の実験動物になる、かわいそうな患者がいるかもしれない。しかし、このような方がいるからこそ助かっている患者もいるだろうし、複雑な気持ちです。 がんの患者さんの食事がんの患者さんの食事と言えば、野菜食を中心にした方がいいかと思います。よく言われていることが体をアルカリ体質にすると、がんにもいいと言われています。もし体が酸性体質になっていると色々な病気にもなりやすくアルカリ体質にすると免疫力もアップし病気にもなりにくいという事です。そこで肉食をさけがんの患者さんの食事には、野菜(たまにはキャベツ、トマト、レタスなどの生野菜を)を意識して食べた方いいと思われます。 食塩が、発生したがん細胞をふやす?「食塩は胃がんの原因になる」。これは、かなり古くからいわれてきました。 統計的には確かに、塩を多くとると胃がんの発生率が高まります。ただ、なぜそうなるのか、そのメカニズムは実は現在解明中。食塩は「焦げ」のように、それ自体が遺伝子を傷つけて細胞をがん化させるのではなく、発生したがん細胞を増やす役割を果たしているのではないかと考えられているようです。 がん治療に漢方薬、健康食品、温熱療法?最近では、がん治療の医療機関でも漢方、健康食品を用いて治療する病院も多く存在します。しかし、現実では、種類が多すぎてよく分からないのが現状です。
法、化学療法、放射線療法に続き、免疫療法が第4のがんの治療法として期待されています。 免疫細胞を用いたがんの治療は、がん患者さん自身のリンパ球を体外で培養して、がん細胞を殺傷する作用の強いリンパ球を大量に増やして、この活性化したリンパ球をがんの患者さんに戻す活性化キラー細胞療法と呼ばれています。副作用のほとんどない先進的ながん治療と言われています。 すい臓がん予後大腸がんと診断されて半年あまりですが、やっぱり一番気になるのががんの予後のことです。がんと診断された時は、食欲も大いにあり体重も70kgでした。しかしがんで入院し食事も制限され手術をし、抗がん治療も始まってからは、みるみるうちにやせ細って55kgに。がん細胞が、肝臓に転移しているらしく、これからのがんの治療は、どうするのかと主治医とも相談しています。最近ですが知り合いの健康食品会社の友人から、がん細胞を消滅させる「沖縄のフコイダン」という商品があると聞き、試してみたく友人から取り寄せして、抗がん剤との併用で飲んでいます。早く良い結果がでる事を信じて、また皆さんに報告します。 がん患者の余命がんになって家族が余命を告げられるほど、つらいものはないです。それが本人がん患者自身だと更にもっとつらい事でしょう。がんで余命を告げられた家族のうち30%前後が不安や抑うつが認められています。がんになり、がんが転移して余命を告げられ不安でショックになり食事ものどを通らずにやせ細っていきます。しかし「私は絶対あきらめない」と言う友人。 病院でのがん治療を止め、今は温熱や健康食品などで体力を維持しているところです。私もたかが健康食品だと思っていましたが友人の飲んでいる健康食品を色々調べてみると、それは、モズクの成分から出来た「沖縄のフコイダン」というものでした。 それはがん細胞を消滅させてがんの進行を遅らせることの出来る画期的な健康食品で、さまざまな医療機関でも余命を告げられたがんの患者さんに治療として使用されているとの事でした。 一般の医療機関のお医者さんは、このような情報をどうしてもっと早く教えてくれないのか疑問に思うところです。余命を言われた友人は「沖縄のフコイダン」を飲んで治療に専念し、だいぶ体の調子がいいようです。私の友人のように治療方法がないと言われた患者さんにとっては心強い情報だと思っております。 がんの患者さんは体温が36度以下!体温が1度低下すると免疫力が30%落ちてウィルスに対する抵抗力がなくなり病気になりやすいとあります。 逆に言えばいつも体温を36度以上に維持していれば病気にならないということです。あるお医者さんによると、がんの患者さんのほとんどが体温の低下に伴う免疫力の低下だとも言っています。 の中では、毎日何千ものがん細胞が発生しているともいわれています。このがん細胞を通常は自分の免疫でもって抑える事ができますが体温も自己免疫力も低下すれば、体の中でがん細胞が暴れてくるという事です。 そんなことにならない為にも自分の体温をしっかりと把握しておくことが一番大切なことですかるのガンの医療費はどのくらいかか早期ガンと進行ガンでは医療費に大きな差ガンの医療費は、一般的には高額と考えなければなりません。もっとも大きな理由は、ガンの診療には、さまざまな検査や手術、化学療法(抗ガン剤治療)、放射線治療などを組み合わせて行う必要があるからです。治療期間も長く、1年以上かかることはまったくめずらしくありません。さらに、いったん治療が終わったとしても、数年間は定期的に検査を受け続けることになります。厚生労働省の調査では、ガンの入院費は1日平均約3万3千円、通院費は約1万4千円、入院1回あたりの費用は約100万円となっています。(自己負担はこのうち3割)。とはいえ、これはあくまでも平均値でありガン患者すべてにこのような医療費がかかるわけではありません。より安価にすむ患者もいれば、これよりはるかに高額になる患者もいます。たとえば胃ガンの場合、早期なら内視鏡治療となり、入院期間は1週間程度です。手術費そのものは7万5千円でこれに入院の基本料金、薬剤費、検査費等を追加しても総額は20万円前後であり、個室料金(差額ベッド代)や食費などを除いた自己負担額は実質的に7万円ほどです。これに対して、ガンがある程度進行していると胃を摘出することになります。手術費は約60万円ですが、平均1ヶ月以上の入院が必要になるため、入院費は100万~200万円かかります。自己負担額も差額ベッド代や食費を除いて40万~70万円になります。つまり同じ胃ガンといっても早期ガンと進行ガンでは、入院費に5~10万円もの違いが生じることになります。 化学療法と放射線治療の費用ガンの治療では、早期でなければ、多くの患者が手術だけでなく、化学療法や放射線治療をも受けることになります。たとえばさきほどの胃ガンの例では、通院で化学療法を受けることになれば、月々抗ガン剤の費用がかかります。胃ガンの薬剤だと1ヶ月に約7万~8万円の費用(自己負担額2万~2万5千円)がかかることになります。また大腸ガンの抗ガン剤はもっとも高価な部類に入りますが、薬剤費は薬の種類によっては1ヶ月に40万円(自己負担額10万~12万円)ほどかかります。放射線治療の費用は照射方法にもよるものの、一般的な体外照射では1回1万円で、25回受ければ計25万円となります。以上は、にある検査結果をまとめておけば、医師も一部の検査を省略したり、今後の治療方針を立てやすくなります。 患者の中には、自分でこうした情報について調べるのが不得手な人もいます。このような人は医療コーディネーターに相談するとよいかもしれません。 医療コーディネーターは、治療法や入院先を探す、患者の立場で医師や病院側と交渉する、治療への不安に対応するなど、患者をさまざまな面でサポートしてくれます。 治療法についての疑問ガンの病期によって治療法は変わるのか 胃ガンの4期とは、肝臓などの他の臓器に転移していたり、ガン細胞が腹部の内部にばらまかれて、腹部の臓器の表面に複数のガンが成長している状態です。 完治を目指す場合、生命の危険を冒してすべてのガンを切除する大手術か、全身の化学療法、あるいは化学療法と温熱療法を組み合わせた手法が治療法の候補になります。 すべてのガンの患者さんに言えますが、自身がインターネットや本で治療法を探すときにも、自分の病期を知っていることが大切です。 特別な治療法を希望するとき、治療の対象となるかどうかは病期である程度判断できるからです「標準治療」は必ず受けたほうがいいのか「標準治療」とはどんな治療法か?標準治療や標準治療薬とは、特定の病気に対して有効性が高い、あるいは副作用や後遺症がより小さいことが客観的に確認され、患者に推奨される治療法や薬をいいます。標準治療や標準治療薬の有効性は、大規模な臨床試験などの科学的手続きを踏んで確かめられたものです。つまり、標準治療は患者にとって、もっとも安心して受けることのできる治といえます。では、患者は必ず標準治療を受けるべきかといえば、そうともいえません。まず科学的根拠の高い治療法はどのガンについても存在するわけでなく、実際に標準治療が確立しているガンは、まだあまり多くはありません。乳ガンのように国際的な治療基準が存在するガンもありますが、むしろまれです。たとえば、胃ガンには「治療ガイドライン」が存在し、手術については明確な基準が定められているものの、化学療法についてはあいまいです。胃ガンの専門医の間でも、どの病期から手術後に化学療法を追加するかの意見は分かれています。抗ガン剤の種類や使用法も、施設によって使い方が少しずつ異なります。これは、胃ガンに有効な抗ガン剤が登場してからまだ時間がたっておらず、いまのところそれらを使用した大規模な臨床試験の結果が出ていないためです。腎臓ガンのように、進行した病期に対する有効な治療法が見つかっていないガンに対しては、医師が試行錯誤をくり返している段階です。そのため、しばしば実験的な治療法を勧められることになります。まれなガンにおいてはいまだ標準治療は存在せず、似た種類のガンの治療法を踏襲したり、文献などをもとに、これまででもっとも有望と推測される治療法を選ぶことになるでしょう。そこで患者や家族は、医師に勧められた治療が標準治療かどうかを聞くとともに、疑問があるなら、その治療法の化学的根拠をたずねることもできます。 標準治療以外の治療を進められたとき標準治療が確立しているガンに対しても、医師が標準治療以外の治療法を勧めることは少なくありません。病院や医師にも、治療法の得意?不得意があります。たとえば内視鏡治療やレーザー治療を日常的に行っている病院では、一般にはその治療の対象とならない病期でも、技術に自身のある治療法を勧めることがあります。逆に、内視鏡治療が標準治療に含まれていたとしても、内視鏡治療の経験の少ない病院で治療を受ければ、リスクを覚悟しなくてはなりません。そこで、標準治療以外の治療を勧められた場合にはとりわけ、医師任せにしてはなりません。医師にその治療の経験がどのくらいあるか、治療の利点や問題点、リスクなどについて十分にたずねたり調べたりすべきです。できれば、他の病院でセカンド?オピニオンをとったほうがよいでしょう。このように、標準治療以外の治療は、標準治療よりもいっそう患者?家族側の判断と、リスクと結果を受け入れる覚悟が求められます。 第三章がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術もできがんを完治する可能性も大きいです。しかし、ほとんどのがんは、初期症状がなく早期発見が難しく発見された時には、すでに手術ができない状態も多いようです。手術をする場合でも、がんが転移している可能性もあり、がんをすべて取り除くことも
当センターにおける乳がん治療は、乳腺外科、化学療法科、放射線科、精神腫瘍科、臨床腫瘍病理部の連携によって最適な治療法の組み合わせに基づいて行われています?平成4年7月の開院から11年が経過しました。平成15年度末に乳がん手術総数は2000例を超えます?乳がんの臨床におけるさまざまな課題を克服すべく臨床研究を進めています?平成14年度は223例の初発乳がん患者の外科治療を施行しました?昨年の手術総数に比べて12%増加しました?臨床的リンパ節転移陰性(以下、N0)で腫瘍径5cm以下の早期乳がんは171例(77%)でした?腫瘍径の大きい乳がんやリンパ節転移を疑う乳がんには、積極的に術前薬物療法を施行して腫瘍の縮小化を計り、乳房温存の可能性を画像検査にて評価の上手術を施行しています?乳房部分切除(乳房温存)は140例で、乳房全切除は79例でした?全症例中の乳房温存率は63%で昨年度と同じでした?平成10年1月からN0乳がんを対象としてセンチネルリンパ節生検の臨床研究を開始しました?現在までに700例のセンチネルリンパ節生検を施行しました?200例のを経て、平成11年7月からは、組織学的センチネルリンパ節転移陰性の場合に腋窩リンパ節郭清を省略する腋窩温存を施行しています。不必要なリンパ節郭清を行わずに、術後リンパ浮腫などの後遺症の予防に心掛けています?本年度は138例の乳がん症例にセンチネルリンパ節生検を施行して、この内110例(80%)が腋窩温存となりました?腫瘍の悪性度に応じて補助化学内分泌療法や温存乳房への放射線照射を施行していますリスクファクター)として以下の様なものがあげられます。
40代以上の未婚者
初潮の時期が早く閉経年齢が55歳以上
初産年齢が30歳以上
標準体重よりプラス20%以上の肥満
乳がんや良性乳腺疾患の既往がある
家族に乳がんになった人がいる
当方の治療法は
乳癌(乳ガン)の症状乳がんは早期の発見につとめ、ダメージの少ない手術を受ける事ができれば、 ほとんど障害を残さずに救命可能な、がんです。
乳がんになりやすい因子をたくさん持っている人(ハイリスクファクチャー)は 予防を心がけ、残念な事に「がん」になったとしても、その初期症状を見逃さないようにすることです。 以下は主な症状です。
乳房にしこりがある
乳がんに見られる最も重要な症状は乳房のしこりで、90%以上の人に認められます。しこりが5mm~10mmぐらいの大きさになると、注意深く触るとわかります。 乳房に痛みの無いしこりを認めたら、乳がんを疑って専門医を受診しましょう。ただし、しこりがあるから全て乳がんであるというわけではありません。
えくぼのようなへこみがある
乳がんが乳腺の外に広がって乳房提靱帯に及ぶと、その部分の皮膚が萎縮して、へこみができます。しこりの周囲の皮膚を指で軽く寄せると、その中央がへこんでえくぼの様に見えます。圧迫しなくても自然にへこむ場合もあります。
腫れがある
広がったがんによって皮膚の下にあるリンパ管が部分的に、あちこちふさがり、溜まったリンパ液のため皮膚が盛り上がって毛穴がへこむために、まるで、オレンジの皮のように皮膚が黄色、毛穴がめだってきます。
部分的に赤みをおびている
がんが広がる事によって、皮膚の微少血管もふさがるので充血が起こり、その部分が赤みをおびてきます。
皮膚がくずれて潰瘍ができている
がんが皮膚に及ぶと、皮膚がくずれて腫瘍や潰瘍ができたりします。
胃がん症状
乳頭にへこみやかたよりがある
ここ数ヶ月間に乳頭にこうした変化が起こってきている人は要注意です。がんが乳頭の裏に
胃がん症状
でき、裏側から乳頭をひっぱられて現れる症状です。 乳頭は乳輪の中心にあってやや下の方を向いているのが一般的ですが、がんの出来ている方の乳房では、乳頭の向きがかたよって
胃がん症状
いる事があります。 これも、がんの出来ている方に乳頭がひっぱられるからです。
乳頭がただれている
胃がん症状
授乳に関係無い時期や年齢なのに、痛みの無いただれや湿疹のようなものが乳頭にできたら、乳頭のがんであるページェット病の疑いがあるので、要注意です。
胃がん症状
妊娠?授乳期ではないのに分泌物が出る
片方の乳頭で1個または2~3個の近い乳管口からだけクリーム状や透きとおった液体が出てく
胃がん症状
る場合には注意いてください。 特に血の混じったような液体が出てくる場合には、しこりを作らないタイプの早期乳がん(非浸潤性)の唯一の症状であることもありますから、注意し
胃がん症状
てください。
当方の治療法は
胃がん症状
乳癌(乳ガン)の検査自己診断
月経が終わった4~5日前後くらいの、乳房がはっていないときを選びます。
法、化学療法、放射線療法に続き、免疫療法が第4のがんの治療法として期待されています。 免疫細胞を用いたがんの治療は、がん患者さん自身のリンパ球を体外で培養して、がん細胞を殺傷する作用の強いリンパ球を大量に増やして、この活性化したリンパ球をがんの患者さんに戻す活性化キラー細胞療法と呼ばれています。副作用のほとんどない先進的ながん治療と言われています。 すい臓がん予後大腸がんと診断されて半年あまりですが、やっぱり一番気になるのががんの予後のことです。がんと診断された時は、食欲も大いにあり体重も70kgでした。しかしがんで入院し食事も制限され手術をし、抗がん治療も始まってからは、みるみるうちにやせ細って55kgに。がん細胞が、肝臓に転移しているらしく、これからのがんの治療は、どうするのかと主治医とも相談しています。最近ですが知り合いの健康食品会社の友人から、がん細胞を消滅させる「沖縄のフコイダン」という商品があると聞き、試してみたく友人から取り寄せして、抗がん剤との併用で飲んでいます。早く良い結果がでる事を信じて、また皆さんに報告します。 がん患者の余命がんになって家族が余命を告げられるほど、つらいものはないです。それが本人がん患者自身だと更にもっとつらい事でしょう。がんで余命を告げられた家族のうち30%前後が不安や抑うつが認められています。がんになり、がんが転移して余命を告げられ不安でショックになり食事ものどを通らずにやせ細っていきます。しかし「私は絶対あきらめない」と言う友人。 病院でのがん治療を止め、今は温熱や健康食品などで体力を維持しているところです。私もたかが健康食品だと思っていましたが友人の飲んでいる健康食品を色々調べてみると、それは、モズクの成分から出来た「沖縄のフコイダン」というものでした。 それはがん細胞を消滅させてがんの進行を遅らせることの出来る画期的な健康食品で、さまざまな医療機関でも余命を告げられたがんの患者さんに治療として使用されているとの事でした。 一般の医療機関のお医者さんは、このような情報をどうしてもっと早く教えてくれないのか疑問に思うところです。余命を言われた友人は「沖縄のフコイダン」を飲んで治療に専念し、だいぶ体の調子がいいようです。私の友人のように治療方法がないと言われた患者さんにとっては心強い情報だと思っております。 がんの患者さんは体温が36度以下!体温が1度低下すると免疫力が30%落ちてウィルスに対する抵抗力がなくなり病気になりやすいとあります。 逆に言えばいつも体温を36度以上に維持していれば病気にならないということです。あるお医者さんによると、がんの患者さんのほとんどが体温の低下に伴う免疫力の低下だとも言っています。 の中では、毎日何千ものがん細胞が発生しているともいわれています。このがん細胞を通常は自分の免疫でもって抑える事ができますが体温も自己免疫力も低下すれば、体の中でがん細胞が暴れてくるという事です。 そんなことにならない為にも自分の体温をしっかりと把握しておくことが一番大切なことですかるのガンの医療費はどのくらいかか早期ガンと進行ガンでは医療費に大きな差ガンの医療費は、一般的には高額と考えなければなりません。もっとも大きな理由は、ガンの診療には、さまざまな検査や手術、化学療法(抗ガン剤治療)、放射線治療などを組み合わせて行う必要があるからです。治療期間も長く、1年以上かかることはまったくめずらしくありません。さらに、いったん治療が終わったとしても、数年間は定期的に検査を受け続けることになります。厚生労働省の調査では、ガンの入院費は1日平均約3万3千円、通院費は約1万4千円、入院1回あたりの費用は約100万円となっています。(自己負担はこのうち3割)。とはいえ、これはあくまでも平均値でありガン患者すべてにこのような医療費がかかるわけではありません。より安価にすむ患者もいれば、これよりはるかに高額になる患者もいます。たとえば胃ガンの場合、早期なら内視鏡治療となり、入院期間は1週間程度です。手術費そのものは7万5千円でこれに入院の基本料金、薬剤費、検査費等を追加しても総額は20万円前後であり、個室料金(差額ベッド代)や食費などを除いた自己負担額は実質的に7万円ほどです。これに対して、ガンがある程度進行していると胃を摘出することになります。手術費は約60万円ですが、平均1ヶ月以上の入院が必要になるため、入院費は100万~200万円かかります。自己負担額も差額ベッド代や食費を除いて40万~70万円になります。つまり同じ胃ガンといっても早期ガンと進行ガンでは、入院費に5~10万円もの違いが生じることになります。 化学療法と放射線治療の費用ガンの治療では、早期でなければ、多くの患者が手術だけでなく、化学療法や放射線治療をも受けることになります。たとえばさきほどの胃ガンの例では、通院で化学療法を受けることになれば、月々抗ガン剤の費用がかかります。胃ガンの薬剤だと1ヶ月に約7万~8万円の費用(自己負担額2万~2万5千円)がかかることになります。また大腸ガンの抗ガン剤はもっとも高価な部類に入りますが、薬剤費は薬の種類によっては1ヶ月に40万円(自己負担額10万~12万円)ほどかかります。放射線治療の費用は照射方法にもよるものの、一般的な体外照射では1回1万円で、25回受ければ計25万円となります。以上は、にある検査結果をまとめておけば、医師も一部の検査を省略したり、今後の治療方針を立てやすくなります。 患者の中には、自分でこうした情報について調べるのが不得手な人もいます。このような人は医療コーディネーターに相談するとよいかもしれません。 医療コーディネーターは、治療法や入院先を探す、患者の立場で医師や病院側と交渉する、治療への不安に対応するなど、患者をさまざまな面でサポートしてくれます。 治療法についての疑問ガンの病期によって治療法は変わるのか 胃ガンの4期とは、肝臓などの他の臓器に転移していたり、ガン細胞が腹部の内部にばらまかれて、腹部の臓器の表面に複数のガンが成長している状態です。 完治を目指す場合、生命の危険を冒してすべてのガンを切除する大手術か、全身の化学療法、あるいは化学療法と温熱療法を組み合わせた手法が治療法の候補になります。 すべてのガンの患者さんに言えますが、自身がインターネットや本で治療法を探すときにも、自分の病期を知っていることが大切です。 特別な治療法を希望するとき、治療の対象となるかどうかは病期である程度判断できるからです「標準治療」は必ず受けたほうがいいのか「標準治療」とはどんな治療法か?標準治療や標準治療薬とは、特定の病気に対して有効性が高い、あるいは副作用や後遺症がより小さいことが客観的に確認され、患者に推奨される治療法や薬をいいます。標準治療や標準治療薬の有効性は、大規模な臨床試験などの科学的手続きを踏んで確かめられたものです。つまり、標準治療は患者にとって、もっとも安心して受けることのできる治といえます。では、患者は必ず標準治療を受けるべきかといえば、そうともいえません。まず科学的根拠の高い治療法はどのガンについても存在するわけでなく、実際に標準治療が確立しているガンは、まだあまり多くはありません。乳ガンのように国際的な治療基準が存在するガンもありますが、むしろまれです。たとえば、胃ガンには「治療ガイドライン」が存在し、手術については明確な基準が定められているものの、化学療法についてはあいまいです。胃ガンの専門医の間でも、どの病期から手術後に化学療法を追加するかの意見は分かれています。抗ガン剤の種類や使用法も、施設によって使い方が少しずつ異なります。これは、胃ガンに有効な抗ガン剤が登場してからまだ時間がたっておらず、いまのところそれらを使用した大規模な臨床試験の結果が出ていないためです。腎臓ガンのように、進行した病期に対する有効な治療法が見つかっていないガンに対しては、医師が試行錯誤をくり返している段階です。そのため、しばしば実験的な治療法を勧められることになります。まれなガンにおいてはいまだ標準治療は存在せず、似た種類のガンの治療法を踏襲したり、文献などをもとに、これまででもっとも有望と推測される治療法を選ぶことになるでしょう。そこで患者や家族は、医師に勧められた治療が標準治療かどうかを聞くとともに、疑問があるなら、その治療法の化学的根拠をたずねることもできます。 標準治療以外の治療を進められたとき標準治療が確立しているガンに対しても、医師が標準治療以外の治療法を勧めることは少なくありません。病院や医師にも、治療法の得意?不得意があります。たとえば内視鏡治療やレーザー治療を日常的に行っている病院では、一般にはその治療の対象とならない病期でも、技術に自身のある治療法を勧めることがあります。逆に、内視鏡治療が標準治療に含まれていたとしても、内視鏡治療の経験の少ない病院で治療を受ければ、リスクを覚悟しなくてはなりません。そこで、標準治療以外の治療を勧められた場合にはとりわけ、医師任せにしてはなりません。医師にその治療の経験がどのくらいあるか、治療の利点や問題点、リスクなどについて十分にたずねたり調べたりすべきです。できれば、他の病院でセカンド?オピニオンをとったほうがよいでしょう。このように、標準治療以外の治療は、標準治療よりもいっそう患者?家族側の判断と、リスクと結果を受け入れる覚悟が求められます。 第三章がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術もできがんを完治する可能性も大きいです。しかし、ほとんどのがんは、初期症状がなく早期発見が難しく発見された時には、すでに手術ができない状態も多いようです。手術をする場合でも、がんが転移している可能性もあり、がんをすべて取り除くことも
当センターにおける乳がん治療は、乳腺外科、化学療法科、放射線科、精神腫瘍科、臨床腫瘍病理部の連携によって最適な治療法の組み合わせに基づいて行われています?平成4年7月の開院から11年が経過しました。平成15年度末に乳がん手術総数は2000例を超えます?乳がんの臨床におけるさまざまな課題を克服すべく臨床研究を進めています?平成14年度は223例の初発乳がん患者の外科治療を施行しました?昨年の手術総数に比べて12%増加しました?臨床的リンパ節転移陰性(以下、N0)で腫瘍径5cm以下の早期乳がんは171例(77%)でした?腫瘍径の大きい乳がんやリンパ節転移を疑う乳がんには、積極的に術前薬物療法を施行して腫瘍の縮小化を計り、乳房温存の可能性を画像検査にて評価の上手術を施行しています?乳房部分切除(乳房温存)は140例で、乳房全切除は79例でした?全症例中の乳房温存率は63%で昨年度と同じでした?平成10年1月からN0乳がんを対象としてセンチネルリンパ節生検の臨床研究を開始しました?現在までに700例のセンチネルリンパ節生検を施行しました?200例のを経て、平成11年7月からは、組織学的センチネルリンパ節転移陰性の場合に腋窩リンパ節郭清を省略する腋窩温存を施行しています。不必要なリンパ節郭清を行わずに、術後リンパ浮腫などの後遺症の予防に心掛けています?本年度は138例の乳がん症例にセンチネルリンパ節生検を施行して、この内110例(80%)が腋窩温存となりました?腫瘍の悪性度に応じて補助化学内分泌療法や温存乳房への放射線照射を施行していますリスクファクター)として以下の様なものがあげられます。
40代以上の未婚者
初潮の時期が早く閉経年齢が55歳以上
初産年齢が30歳以上
標準体重よりプラス20%以上の肥満
乳がんや良性乳腺疾患の既往がある
家族に乳がんになった人がいる
当方の治療法は
乳癌(乳ガン)の症状乳がんは早期の発見につとめ、ダメージの少ない手術を受ける事ができれば、 ほとんど障害を残さずに救命可能な、がんです。
乳がんになりやすい因子をたくさん持っている人(ハイリスクファクチャー)は 予防を心がけ、残念な事に「がん」になったとしても、その初期症状を見逃さないようにすることです。 以下は主な症状です。
乳房にしこりがある
乳がんに見られる最も重要な症状は乳房のしこりで、90%以上の人に認められます。しこりが5mm~10mmぐらいの大きさになると、注意深く触るとわかります。 乳房に痛みの無いしこりを認めたら、乳がんを疑って専門医を受診しましょう。ただし、しこりがあるから全て乳がんであるというわけではありません。
えくぼのようなへこみがある
乳がんが乳腺の外に広がって乳房提靱帯に及ぶと、その部分の皮膚が萎縮して、へこみができます。しこりの周囲の皮膚を指で軽く寄せると、その中央がへこんでえくぼの様に見えます。圧迫しなくても自然にへこむ場合もあります。
腫れがある
広がったがんによって皮膚の下にあるリンパ管が部分的に、あちこちふさがり、溜まったリンパ液のため皮膚が盛り上がって毛穴がへこむために、まるで、オレンジの皮のように皮膚が黄色、毛穴がめだってきます。
部分的に赤みをおびている
がんが広がる事によって、皮膚の微少血管もふさがるので充血が起こり、その部分が赤みをおびてきます。
皮膚がくずれて潰瘍ができている
がんが皮膚に及ぶと、皮膚がくずれて腫瘍や潰瘍ができたりします。
胃がん症状
乳頭にへこみやかたよりがある
ここ数ヶ月間に乳頭にこうした変化が起こってきている人は要注意です。がんが乳頭の裏に
胃がん症状
でき、裏側から乳頭をひっぱられて現れる症状です。 乳頭は乳輪の中心にあってやや下の方を向いているのが一般的ですが、がんの出来ている方の乳房では、乳頭の向きがかたよって
胃がん症状
いる事があります。 これも、がんの出来ている方に乳頭がひっぱられるからです。
乳頭がただれている
胃がん症状
授乳に関係無い時期や年齢なのに、痛みの無いただれや湿疹のようなものが乳頭にできたら、乳頭のがんであるページェット病の疑いがあるので、要注意です。
胃がん症状
妊娠?授乳期ではないのに分泌物が出る
片方の乳頭で1個または2~3個の近い乳管口からだけクリーム状や透きとおった液体が出てく
胃がん症状
る場合には注意いてください。 特に血の混じったような液体が出てくる場合には、しこりを作らないタイプの早期乳がん(非浸潤性)の唯一の症状であることもありますから、注意し
胃がん症状
てください。
当方の治療法は
胃がん症状
乳癌(乳ガン)の検査自己診断
月経が終わった4~5日前後くらいの、乳房がはっていないときを選びます。
胃がんステージ4
3)放射線療法
放射線療法には、1)手術が可能な場合での骨盤内からの再発の抑制、手術前の腫瘍サイズの縮小や肛門温存をはかることなどを目的とした手術に対する補助的な放射線療法と 2)切除が困難な場合での骨盤内の腫瘍による痛みや出血などの症状の緩和や延命を目的とする緩和的な放射線療法があります。
(1)補助放射線療法
切除が可能な直腸がんを対象とします。通常、高エネルギーX線を用いて、5~6週間かけて放射線を身体の外から照射します(外部照射)。化学療法の適応がある場合には、化学療法と併用して行われることが標準的です。手術中に腹部の中だけに放射線を照射する術中照射という方法を用いることもあります。我が国における専門施設では十分なリンパ節郭清により、骨盤内からの再発が少ないなど手術成績が欧米に比べ良好なことなどから、現在、我が国では補助放射線療法は欧米に比べ積極的に行われていません。
(2)緩和的放射線療法
骨盤内の腫瘍による痛みや出血などの症状の緩和に放射線療法は効果的です。全身状態や症状の程度によって、2~4週間などの短期間で治療することもあります。また、骨転移による痛み、脳転移による神経症状などを改善する目的でも放射線療法は一般的に行われます。
(3)放射線療法の副作用
放射線療法の副作用は、主には放射線が照射されている部位におこります。そのため治療している部位により副作用は異なります。また副作用には治療期間中のものと、治療が終了してから数ヶ月~数年後におこりうる副作用があります。
治療期間中におこる副作用として、全身倦怠感、嘔気、嘔吐、食欲低下、下痢、肛門痛、頻尿、排尿時痛、皮膚炎、会陰部皮膚炎(粘膜炎)、白血球減少などの症状が出る可能性があります。以上の副作用の程度には個人差があり、ほとんど副作用の出ない人も強めに副作用が出る人もいます。症状が強い場合は症状を和らげる治療をしますが、通常、治療後2~4週で改善します。治療後数ヶ月してからおこりうる副作用として、出血や炎症など腸管や膀胱などに影響が出ることがあります。
4)化学療法
大腸がんの化学療法は、進行がんの手術後に再発予防を目的とした補助化学療法と、根治目的の手術が不可能な進行がんまたは再発がんに対する生存期間の延長及びQOL(クオリティ?オブ?ライフ:生活の質)の向上を目的とした化学療法とがあります。大腸がんに対して有効かつ現時点で国内にて承認されている抗がん剤は、フルオロウラシル(5-FU)+ロイコボリン(国内ではアイソボリン)、イリノテカン(CPT-11)、オキサリプラチン、UFT/LV、UFT、S-1などです。
(1)術後補助化学療法
手術によりがんを切除できた場合でも、リンパ節転移があった場合に、再発率が高くなることが知られています。このような場合、手術を行った後に化学療法を行うことで、再発を予防するあるいは再発までの期間を延長できることがわかっています。このような治療を、術後補助化学療法といいます。一般には、術後補助化学療法の対象はリンパ節転移があるステージIII期の患者さんで、手術後に5-FU/ロイコボリン療法の6ヶ月投与が標準的に行われています。リンパ節転移のないステージI期、ステージII期の大腸がんについて術後補助化学療法の有用性は明らかではないため、基本的には術後補助化学療法は行わず、無治療で経過観察をします。
(2)化学療法
根治的な手術が不可能な場合には、化学療法の適応になります。大腸がんの場合、化学療法のみで完治することはまれですが、臓器機能が保たれている人では、化学療法を行わない場合と比較して、化学療法を行ったほうが、生存期間を延長させることがわかっています。抗がん剤というと、副作用が強く、治療を行ったほうが命を縮めてしまうと考えてしまうかもしれませんが、最近は副作用の比較的少ない抗がん剤の開発と、副作用対策の進歩により、入院せずに外来通院で日常生活を送りながら化学療法を受けている患者さんも多くなりました。大腸がんの化学療法は外来で行えるものも多く、副作用をコントロールしながら、がんあるいは治療と上手につき合っていくことが、一番の目標といえるでしょう。
以下に大腸がん化学療法に用いる代表的な薬と治療法について説明します。
5-FU(5-フルオロウラシル)+ロイコボリン
5-FUは数十年前より広く使われている薬で、胃がんや食道がんにも用いられています。大腸がんに対しては、ロイコボリンという薬と併用されることが多いですが、最近はそれに加えて後述するイリノテカンやオキサリプラチンとも併用されるケースも多くなってきています。使い方は、週に1回点滴する方法や、2週間に1回持続点滴を行う方法、週に1回肝動脈へ点滴する方法など、いろいろな治療法に組み込まれて使用されています。
副作用は比較的軽微ですが、下痢や口内炎などの粘膜障害や、白血球が減ったりすること、手指の皮膚が黒くなること、食欲の低下などに注意する必要があります。
イリノテカン
10年ほど前から用いられ、胃がんや肺がんでも広く使用されている薬です。大腸がんに対しては、単独あるいは、5-FU/ロイコボリンとの併用で用いられます。併用する場合には5-FUを短時間(15分)で投与する方法(IFL療法)と、5-FUを短時間で投与した上でさらに46時間持続的に投与する方法(FOLFIRI療法)の2種類あります。以前はIFL療法も多く用いられていましたが、副作用並びに効果の面でFOLFIRI療法のほうが優れていることがわかったため、現在ではFOLFIRI療法が多く用いられるようになってきています。
副作用としては、食欲の低下、全身倦怠感、下痢、白血球が減ったりすること、脱毛などがあります。また投与中の発汗や腸管運動の亢進などもよくみられますが、アトロピンなどの抗コリン薬を用いるとコントロールできることが多いです。食欲の低下に対しては、ステロイド剤や制吐剤を用いますが、コントロールが難しい場合もあります。そのような場合には、担当医に相談しましょう。
オキサリプラチン
オキサリプラチンは我が国で合成されましたが、主にフランスやアメリカなどで臨床開発が行われ、世界的には大腸がんに対する主な抗がん剤のひとつとなりました。我が国の一般臨床で使用できるようになったのは、2005年4月のことです。単独ではあまり効果を発揮しませんが、5-FU/ロイコボリンとの併用(FOLFOX療法)では、FOLFIRI療法とほぼ同等の治療成績を示しており、この2つの療法が現在の大腸がん化学療法の柱となっています。
副作用としてはイリノテカンと比較して食欲の低下は軽く、脱毛もあまり認めませんが、投与された患者さんの80~90%に感覚性の末梢神経障害をきたすのが特徴です。この末梢神経障害は、寒冷刺激により誘発され、冷たいものを触ったり、冷たい飲み物を飲んだりすることで、手先にびりっとする感覚や、のどの違和感が出現します。治療開始当初は2~3日で消失しますが、治療を継続するにしたがって、回復が遅れ、治療後4~5ヶ月で、10%の患者さんに機能障害(箸が持ちにくくなるなど)をきたすといわれています。このような場合には、オキサリプラチンの投与量を減らしたり、あるいは治療をお休みするなどして副作用の回復を待ちます。これら以外にも白血球が減ったり、血小板が減ったりすることが比較的よくみられます。
その他
これら以外にも経口剤であるUFT/LV、UFT、S-1なども患者さん自身の状況に応じて使い分けます。また、新しい作用機序を持つ抗体医薬品であるセツキシマブ、ベバシズマブといった、海外で有効性が示された薬も国内で少しでも早く使うことができるように治験が進んでいます。
これらの薬は、必ず使わなくてはいけないというものではなく、状況によってはむしろ使用
胃がんステージ4
しないほうが患者さんにとって有益であるケースもあります。例えば、全身状態の悪い患者さんにイリノテカンやオキサリプラチンなどの治療を行った場合、白血球が予想よりも多く
胃がんステージ4
減少したりする可能性もありますし、腸の通りが悪い患者さんにはイリノテカンは使用できません。そのような場合には比較的副作用の少ない5-FUを中心に治療を行ったり、がんの苦
胃がんステージ4
痛を軽減するための治療(緩和ケア)のみを行うケースもあります。担当医とよく相談して最善の治療方法を選択して下さい。
胃がんステージ4
6.手術後の管理
大腸がんは手術が治療の中心です。少し進行していても治るチャンスが他の消化器がんに比
胃がんステージ4
較して高いわけですが、手術後は再発の早期発見のために定期的な検査を行うことが極めて重要です。大腸がんでは肝臓や肺?骨盤内に転移?再発する場合が多いのですが、その場合
胃がんステージ4
でも切除可能な場合には早期に転移?再発病変を切除したり、切除不可能な場合にも早期に化学療法や放射線療法を開始することが大切だからです。したがって、手術時の病期により
胃がんステージ4
異なりますが、手術後3年間は3~6ヶ月に一度通院し、胸部X線検査、肝臓のCT、超音波検査、腫瘍マーカーなどの検査を行います。厳重に追跡検査を行えば、再発の8割を2年以内
胃がんステージ4
に発見することができます。成長の遅い大腸がんもあるので5年間の追跡は必要です。3年目以降は半年に一度の検査で十分です。
放射線療法には、1)手術が可能な場合での骨盤内からの再発の抑制、手術前の腫瘍サイズの縮小や肛門温存をはかることなどを目的とした手術に対する補助的な放射線療法と 2)切除が困難な場合での骨盤内の腫瘍による痛みや出血などの症状の緩和や延命を目的とする緩和的な放射線療法があります。
(1)補助放射線療法
切除が可能な直腸がんを対象とします。通常、高エネルギーX線を用いて、5~6週間かけて放射線を身体の外から照射します(外部照射)。化学療法の適応がある場合には、化学療法と併用して行われることが標準的です。手術中に腹部の中だけに放射線を照射する術中照射という方法を用いることもあります。我が国における専門施設では十分なリンパ節郭清により、骨盤内からの再発が少ないなど手術成績が欧米に比べ良好なことなどから、現在、我が国では補助放射線療法は欧米に比べ積極的に行われていません。
(2)緩和的放射線療法
骨盤内の腫瘍による痛みや出血などの症状の緩和に放射線療法は効果的です。全身状態や症状の程度によって、2~4週間などの短期間で治療することもあります。また、骨転移による痛み、脳転移による神経症状などを改善する目的でも放射線療法は一般的に行われます。
(3)放射線療法の副作用
放射線療法の副作用は、主には放射線が照射されている部位におこります。そのため治療している部位により副作用は異なります。また副作用には治療期間中のものと、治療が終了してから数ヶ月~数年後におこりうる副作用があります。
治療期間中におこる副作用として、全身倦怠感、嘔気、嘔吐、食欲低下、下痢、肛門痛、頻尿、排尿時痛、皮膚炎、会陰部皮膚炎(粘膜炎)、白血球減少などの症状が出る可能性があります。以上の副作用の程度には個人差があり、ほとんど副作用の出ない人も強めに副作用が出る人もいます。症状が強い場合は症状を和らげる治療をしますが、通常、治療後2~4週で改善します。治療後数ヶ月してからおこりうる副作用として、出血や炎症など腸管や膀胱などに影響が出ることがあります。
4)化学療法
大腸がんの化学療法は、進行がんの手術後に再発予防を目的とした補助化学療法と、根治目的の手術が不可能な進行がんまたは再発がんに対する生存期間の延長及びQOL(クオリティ?オブ?ライフ:生活の質)の向上を目的とした化学療法とがあります。大腸がんに対して有効かつ現時点で国内にて承認されている抗がん剤は、フルオロウラシル(5-FU)+ロイコボリン(国内ではアイソボリン)、イリノテカン(CPT-11)、オキサリプラチン、UFT/LV、UFT、S-1などです。
(1)術後補助化学療法
手術によりがんを切除できた場合でも、リンパ節転移があった場合に、再発率が高くなることが知られています。このような場合、手術を行った後に化学療法を行うことで、再発を予防するあるいは再発までの期間を延長できることがわかっています。このような治療を、術後補助化学療法といいます。一般には、術後補助化学療法の対象はリンパ節転移があるステージIII期の患者さんで、手術後に5-FU/ロイコボリン療法の6ヶ月投与が標準的に行われています。リンパ節転移のないステージI期、ステージII期の大腸がんについて術後補助化学療法の有用性は明らかではないため、基本的には術後補助化学療法は行わず、無治療で経過観察をします。
(2)化学療法
根治的な手術が不可能な場合には、化学療法の適応になります。大腸がんの場合、化学療法のみで完治することはまれですが、臓器機能が保たれている人では、化学療法を行わない場合と比較して、化学療法を行ったほうが、生存期間を延長させることがわかっています。抗がん剤というと、副作用が強く、治療を行ったほうが命を縮めてしまうと考えてしまうかもしれませんが、最近は副作用の比較的少ない抗がん剤の開発と、副作用対策の進歩により、入院せずに外来通院で日常生活を送りながら化学療法を受けている患者さんも多くなりました。大腸がんの化学療法は外来で行えるものも多く、副作用をコントロールしながら、がんあるいは治療と上手につき合っていくことが、一番の目標といえるでしょう。
以下に大腸がん化学療法に用いる代表的な薬と治療法について説明します。
5-FU(5-フルオロウラシル)+ロイコボリン
5-FUは数十年前より広く使われている薬で、胃がんや食道がんにも用いられています。大腸がんに対しては、ロイコボリンという薬と併用されることが多いですが、最近はそれに加えて後述するイリノテカンやオキサリプラチンとも併用されるケースも多くなってきています。使い方は、週に1回点滴する方法や、2週間に1回持続点滴を行う方法、週に1回肝動脈へ点滴する方法など、いろいろな治療法に組み込まれて使用されています。
副作用は比較的軽微ですが、下痢や口内炎などの粘膜障害や、白血球が減ったりすること、手指の皮膚が黒くなること、食欲の低下などに注意する必要があります。
イリノテカン
10年ほど前から用いられ、胃がんや肺がんでも広く使用されている薬です。大腸がんに対しては、単独あるいは、5-FU/ロイコボリンとの併用で用いられます。併用する場合には5-FUを短時間(15分)で投与する方法(IFL療法)と、5-FUを短時間で投与した上でさらに46時間持続的に投与する方法(FOLFIRI療法)の2種類あります。以前はIFL療法も多く用いられていましたが、副作用並びに効果の面でFOLFIRI療法のほうが優れていることがわかったため、現在ではFOLFIRI療法が多く用いられるようになってきています。
副作用としては、食欲の低下、全身倦怠感、下痢、白血球が減ったりすること、脱毛などがあります。また投与中の発汗や腸管運動の亢進などもよくみられますが、アトロピンなどの抗コリン薬を用いるとコントロールできることが多いです。食欲の低下に対しては、ステロイド剤や制吐剤を用いますが、コントロールが難しい場合もあります。そのような場合には、担当医に相談しましょう。
オキサリプラチン
オキサリプラチンは我が国で合成されましたが、主にフランスやアメリカなどで臨床開発が行われ、世界的には大腸がんに対する主な抗がん剤のひとつとなりました。我が国の一般臨床で使用できるようになったのは、2005年4月のことです。単独ではあまり効果を発揮しませんが、5-FU/ロイコボリンとの併用(FOLFOX療法)では、FOLFIRI療法とほぼ同等の治療成績を示しており、この2つの療法が現在の大腸がん化学療法の柱となっています。
副作用としてはイリノテカンと比較して食欲の低下は軽く、脱毛もあまり認めませんが、投与された患者さんの80~90%に感覚性の末梢神経障害をきたすのが特徴です。この末梢神経障害は、寒冷刺激により誘発され、冷たいものを触ったり、冷たい飲み物を飲んだりすることで、手先にびりっとする感覚や、のどの違和感が出現します。治療開始当初は2~3日で消失しますが、治療を継続するにしたがって、回復が遅れ、治療後4~5ヶ月で、10%の患者さんに機能障害(箸が持ちにくくなるなど)をきたすといわれています。このような場合には、オキサリプラチンの投与量を減らしたり、あるいは治療をお休みするなどして副作用の回復を待ちます。これら以外にも白血球が減ったり、血小板が減ったりすることが比較的よくみられます。
その他
これら以外にも経口剤であるUFT/LV、UFT、S-1なども患者さん自身の状況に応じて使い分けます。また、新しい作用機序を持つ抗体医薬品であるセツキシマブ、ベバシズマブといった、海外で有効性が示された薬も国内で少しでも早く使うことができるように治験が進んでいます。
これらの薬は、必ず使わなくてはいけないというものではなく、状況によってはむしろ使用
胃がんステージ4
しないほうが患者さんにとって有益であるケースもあります。例えば、全身状態の悪い患者さんにイリノテカンやオキサリプラチンなどの治療を行った場合、白血球が予想よりも多く
胃がんステージ4
減少したりする可能性もありますし、腸の通りが悪い患者さんにはイリノテカンは使用できません。そのような場合には比較的副作用の少ない5-FUを中心に治療を行ったり、がんの苦
胃がんステージ4
痛を軽減するための治療(緩和ケア)のみを行うケースもあります。担当医とよく相談して最善の治療方法を選択して下さい。
胃がんステージ4
6.手術後の管理
大腸がんは手術が治療の中心です。少し進行していても治るチャンスが他の消化器がんに比
胃がんステージ4
較して高いわけですが、手術後は再発の早期発見のために定期的な検査を行うことが極めて重要です。大腸がんでは肝臓や肺?骨盤内に転移?再発する場合が多いのですが、その場合
胃がんステージ4
でも切除可能な場合には早期に転移?再発病変を切除したり、切除不可能な場合にも早期に化学療法や放射線療法を開始することが大切だからです。したがって、手術時の病期により
胃がんステージ4
異なりますが、手術後3年間は3~6ヶ月に一度通院し、胸部X線検査、肝臓のCT、超音波検査、腫瘍マーカーなどの検査を行います。厳重に追跡検査を行えば、再発の8割を2年以内
胃がんステージ4
に発見することができます。成長の遅い大腸がんもあるので5年間の追跡は必要です。3年目以降は半年に一度の検査で十分です。
胃がん治療ガイドライン
局所療法
原則として、腫瘍の大きさが3cm以下、3個以内の場合。
すでに肝機能の低下が起き、処置に至れないケースが存在します。
血管カテーテル
手術や局所療法ができない場合、または癌が散在した状態に適応。
しかし、あらかじめ肝炎、肝硬変によって肝機能が低下しているケースも非常に多いです。肝臓の機能が十分でない場合、選択肢は限られてきます。
病 状
自覚症状
も同様、局所進展癌のB2期(両葉に限局)やC期(被膜外浸潤)では、所属リンパ節への転移の可能性が多くなるので、ホルモン併用の手術か照射、進行癌でリンパ節や骨への転移の明らかなD期では、ホルモン療法が中心となる。 ホルモン療法は男性ホルモン(テストステロン)を制御することで、癌病巣を退縮させる。除睾術(外科的去勢)やLH-RHアゴニスト注射、エストロゲン内服(内科的去勢)などが行われている。この療法の問題点は、治療開始後3~4年で再燃現象(ホルモンに耐性の癌細胞が新たに出現する)が40%程に出現すること、また、身体のホルモンのバランスが崩れることで、更年期障害様の
体調不良(汗かき、筋力低下など)が生ずること、である。 放射線治療では、腺癌細胞に対する高線量の照射が必要なので、周辺臓器の直腸や膀胱に余計な線量を照射しない、限局線量分布の照射方法が行われている。以前から高エネルギーX線によるBox型照射が行われてきたが、最近は3次元原体照射、小線源照射などが盛んになってきた。線量分布に優れた特徴をもつ陽子線や重粒子線は最先端の治療方法であるが、いまだ限られた施設のみしか可能でない。
現在の重粒子線治療プロトコールでは、患者を病期?PAS値?病理組織分化度(グリアソン値)によって、低リスク?高リスクの2群に分類し、前者は重粒子単独、後者はホルモン併用の治療方針で、より患者の状態に合わせた臨床試行を行っている。
放射線治療の5年生存率は、A期で90%以上、B期で80%前後、C期で60%前後、D期で30%前後が標準的値といえる。B2期?C期ではホルモン併用の有無での成績の差は明らかで、併用の方が40%以上も良好な生存率が発表されている。
前立腺癌は臨床経過が長く、予後の比較的良好な疾患であるが、その経過中の症状?体調の変化にはかなりきついものがあり、家庭や社会の中心で働いている人の病気ということを考えると、単に患者自身の問題では済まなく、家族?職場を含めた精神面?経済面などのサポート体制をしっかりと築くことが大切と考える
多くの種類とタイプがある癌
悪性リンパ腫には、多くの種類とタイプがありますが、種類によって、悪性度も治療法も違いがあります。
大きく分けると、非ホジキンリンパ腫とホジキン病に分けられます。
違いは、リード?シュテルンベルグ細胞といわれる、異常におおきなリンパ球がない場合は非ホジキンリンパ腫。ある場合はホジキン病です。
日本人は圧倒的に非ホジキンリンパ腫が多く、ホジキン病は10%程度です。
抗がん剤が効くホジキン病
日本でのホジキン病の治療は、抗がん剤+放射線によって、6割から8割の長期生存が望めます。抗がん剤は4種類を組み合わせた併用療法(ABVD療法)になります。
B細胞かT細胞で分ける非ホジキンリンパ腫
非ホジキンリンパ腫は大きく2種類に分けます。
B細胞(抗体を作るリンパ球)の癌化したものの中で、月単位で進行する、びまん性大細胞型リンパ腫は日本人の約35%を占めるといわれています。
この場合は、3種の抗がん剤+ホルモン剤のCHOP療法や、分子標的治療薬のリツキサンを足した、R-CHOP療法をします。
T細胞(細胞性免疫)の癌化したものの中で、最も悪性度が高く、週単位で悪化していく、成人T細胞型リンパ腫。
血液内科医として、第一赤十字病院、病院、付属病院に勤務した後、英国へ留学。2001年よりがんセンターに勤務。マウスモデルを用いて白血病化機構を解析中。リンパ腫の病態解析にも力を入れていきたいと考えています。
主任研究員
、5年間の臨床経験をした後がんセンターに研修生として着任。研修生時代は悪性リンパ腫の染色体転座から作られる異常蛋白の機能解析を中心に研究し、2006年4月からは研究員としてがんセンターに勤務となった。記憶力の減退と日々戦いながらも、造血器腫瘍、主にリンパ腫の病態解明に力を注ぐ決意を固めている。
リサーチレジデント
血液内科医として勤務した後2006年よりがんセンターに臨床研究医として着任。2007年より遺伝子医療研究部リサーチレジデントに着任。現在MALTリンパ腫のゲノムプロファイルについて研究をしています。
研究内容の紹介
1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析
1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析血液細胞は造血幹細胞と呼ばれる細胞からいろいろな段階を経て、最終的に酸素を運ぶ赤血球やウイルスをやっつけるリンパ球、出血した血液を固める血小板などの血液細胞に分化します。(図1) これらの分化の途中で、分化、増殖を制御する遺伝子に異常をきたすと白血病やリンパ腫などの造血器腫瘍になります。造血器腫瘍でよくみられる遺伝子異常は染色体の一部が他の染色体に間違って移動してしまう「染色体転座」です。遺伝子医療研究部ではこのような染色体転座に伴う遺伝子異常を見つけています。さらに、単クローン抗体を作って造血器腫瘍の診断に役立てると共に、実際の治療に応用するためにこの遺伝子の機能を抑える研究を行っています。また、腫瘍細胞内での蛋白質間の相互作用の異常についても解析をすすめています。
マントル細胞リンパ腫とサイクリンD1発現
血液細胞のうち抗体をつくる細胞はB細胞と呼ばれますが、それがリンパ節でがんになったものはB細胞リンパ腫といいます。B細胞リンパ腫はさらに細かく分けられますが、その理由は診断をはっきりさせることが、治療方法や、予後の判定にとても大切だからです。たとえば、マントル細胞リンパ腫とういうリンパ腫では、私たちが原因遺伝子BCL1の本態を明らかにしましたが、この遺伝子異常があると、現在の治療法ではほぼ6年くらいにほとんどの患者さんが死亡することを、病院遺伝子病理診断部、血液化学療法部との共同研究で明らかにしました。
b)MALTリンパ腫とMALT1遺伝子異常
B細胞リンパ腫のなかで消化管などにできるMALTリンパ腫の原因遺伝子MALT1も発見しました。この遺伝子を発見するときに、いま話題になっているヒトゲノム計画の研究成果が大きな役割を果たしました。また、国際的な共同研究による成果でもあります。私たちが世界に先駆けてこの原因遺伝子を発見できた理由は、インターネットの発達のおかげでもあります。MALT1遺伝子のはたらきは世界中で調べられており、リンパ球の中で重要な役割を担っていることがわかってきました。私たちもが細胞の中で移動する特別なシステムがあることを報告しています。遺伝子は細胞を死ににくくする機能をもったAPI2という遺伝子とくっついて、腫瘍にしかないAPI2-MALT1融合遺伝子を作ることもあきらかにしました。(図3) しかし、この融合遺伝子の機能はほとんどわかっていませんでした。私たちは、プロテオミクスと呼ばれる最新技術を利用して、このAPI2-MALT1に結合する分子を調べました。その結果、が細胞死に深く関わっていることが知られているTRAF2, Smac HtrA2などと結合することで、細胞が死ににくくなっていることを証明しました。さらに最近が巧妙なシステムで自分自身の量を増やすことも明らかにしました。このようにが細胞を癌化させる方法の一端が明らかになり、MALTリンパ腫を初めとする悪性リンパ腫の新たな診断、治療法の開発が期待できます。
び慢性リンパ腫とBCL6遺伝子異常
B細胞リンパ腫のなかでは、約半数を占めるびまん性大細胞型リンパ腫には、BCL6遺伝子が異常をきたしています。その異常を引き起こす遺伝子の一つにリンパ球をつくるときに大切な働きをするイカロスという遺伝子も関係していることを見つけました。このリンパ腫の原因であるBCL6遺伝子が活性化していることはわかっていますが、その結果、なぜ、がんになるのかもまったくわかっていません。この理由をあきらかにするために、ヒトゲノム計画の成果の一つである新しい研究方法、cDNAマイクロアレイ法を用この段階のことをフェーズといいます。治験中のお薬やフェーズの段階については、製薬メーカーさんのIR情報で見れたりします。
ガン治療には手術や抗がん剤による化学療法や放射線療法だけではなく、「免疫療法」というものがあります。免疫療法とは、「NKT細胞」を利用するガン治療のことです。
NKT細胞の働きを高めて、ガン細胞を攻撃させるのです。
また、これと似たようなガン治療として「ワクチン療法」も存在します。
ワクチン療法とは、全てのガンに共通して存在する「WTI」というたんぱく質の断片をワクチンとして利用するガン治療のことです。さらに、ワクチン療法の進化版として「HER2」というたんぱく質を利用したワクチン療法もあります
この他、クローン技術を利用して作られた「モノクーロナル抗体」を利用してガン治療を行う研究も進んでいるようです。ちなみに、モノクロナール抗体を使った治療を行う上で大切な「ヒト抗体」についてですが、免疫療法は、現段階では大きな副作用もないため、患者さんへの負担も少ないガンの治療法ですので、今後一層の普及が待たれます。
ところで、このガンの免疫療法ですが、確か保険適用はなかったように思います。
乳がんの種類
乳がんは、非浸潤がん、浸潤がん、パジェット病の大きく3つに分けられますが、普通のしこりを触れる乳がんのほとんどは浸潤がん(前述の「浸潤」が一部にでもあるがん)で、硬が
ん、乳頭腺管がん、充実腺管がんなどの一般的ながんと、粘液がんなどの特殊型とがあります。
非浸潤がんは、前述の「乳管内」の部分のみから成り立っているがんで、しこりを触れない段階で乳頭分泌や画像検査で見つかったがんが多く含まれます。非浸潤がんは転移をおこさ
ないごく早期のがんですが、日本ではとても少なく、1997年の全国統計で5%程度、癌研ではかなり多い方ですが2000年で13%です。マンモグラフィでの検診が進んだ欧米ではこの非浸
潤がんが20数%をしめており、このようなごく早期の発見が増えることをめざしています。
パジェット病は、乳頭のびらんでみつかり多くはしこりを触れない早期のがんで、全乳がん
の1%未満の稀なものです。
Chapter.2: 乳がんの進行度と生存率
乳がんの進行度(病期分類)
乳がんの進行度は主に腫瘤の大きさとリンパ節転移の有無で0~4期に分けられます。0期と1
期が「早期乳がん」と呼ばれますが、0期は100%、1期なら90%の生存率が期待でき、早期発見がきわめて重要と言えましょう。
肝硬変の症状とほぼ同様、全身倦怠感、易疲労感、食欲不振、やせ、腹痛、微熱など。
進行した場合、肝腫大、腹水、黄疸、体重減少、胃?十二指腸潰瘍からの大量出血
また、リンパ節、肺、骨、副腎などへの転移後は咳、血痰、リンパ節の腫大や、骨痛など
アドバイス
QOLを考える!
まずは多くの場合すでに肝硬変が有ることからも、まず、前提として肝機能の維持が大変に重要です。
西洋医学はあくまで病気の治療を目標としており、この維持に役立つ治療の少なさが問題です。
さらにそこへ加わる日本で行われる攻撃的な癌治療とともに、病人を守るディフェンス的な治療を行うこと、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
発見が難しく、診断されにくい癌(即ち誤診の多い癌)
膵臓癌の発見には、「黄疸」によるもの「腰痛?腹痛」によるものに大別されます。
「腰痛?腹痛」の場合、胃腸科や整形外科により診察を受け、他の病気と間違えられ、その方面での検査?治療にあたることにより発見が更に遅れることが多い癌です。
発見されても9割近くが手術の出来ない癌
膵臓癌は上記しましたように非常に見つけ難い癌で、発見された時には、多臓器への転移?浸潤があり9割近くが手術することができない癌です。
発見時に余命を宣告される癌
膵臓癌は「がんの王様」と呼ばれています。膵臓癌と診断を受けた時、多くの場合余命も宣告されています。一般的に1年以内、転移があれば6ヶ月程度と言われます。
治療法
放射線治療が難しい癌
現状の西洋医学の治療方法は、
(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。前記したように手術は多くの方に行うことが出来ません。
残る2つの内、放射線は、膵臓が胃?肝臓等の臓器に隠れた臓器であるために照射が邪魔され、なかなかと効果が上がりません。ただ、手術時に開腹をし、照射を行う直接照射は効果が見られます。
抗癌剤の効果が表れにくい癌
手術?放射線が難しいとなれば、残る治療は抗癌剤治療になります。
使用される抗癌剤は、ジェムザール、TS-1の単剤や併用で使われます。
ただ、ジェムザール、TS-1にしても有効率は3割程度で、目的も癌の完治と言うよりは、延命を図るためと言えます。 3割程度の有効率に対して6割程度の方に副作用が見られます。副作用が強ければ、先にあげた延命効果も損なわれてしまいます。言い換えれば、癌の進行を抑える抗癌剤治療ではイコール延命にはならないのです。
病 状
転移しやすく、再発率の高い癌
発見し難いばかりではなく、膵臓は膜が薄く他の臓器に転移?浸潤が多く見られる癌です。また、幸いに手術ができたとしても、再発率の高い癌です。
その他の病状
癌の進行の早さによる体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、胆管の狭窄による黄疸(膵頭部癌に限る)、腹膜播種による腹水などが見られます。
胆嚢がんの発見
50~60代で近年増加している癌です。
胆のうは他臓器の後ろに位置し非常に発見されにくく、他の病気で胆のうを摘出したあとに発見されることも有ります。4~7割の
重粒子線治療の成績が良い方に評価され始めたことにも起因する最近、前立腺癌患者の来院が多くなっている。が、発生頻度が急激に増加していることも確かである。
昭和35年度と平成11年度の全国の部位別癌死亡統計と比較すると、男女とも胃癌は大幅に減少、女性では子宮癌も減少、男女とも肺癌が増加、全体として男性は増加しているが、女性は減少。前立腺癌は4倍弱の増加であり、結腸癌の4倍強に次ぐものである。
国際的な発生頻度は欧米に比べると日本はまだ低い。アメリカの黒人と比べると10%程度(1985年)であるが、しかし近年は食?生活環境の欧米化に伴い、ハワイ在住の日本人(40%程)並みには増加しているのではないかと考えられる。年齢的には50歳代までは少ないが、加齢に
胃がん治療ガイドライン
伴った男性ホルモン分泌減少により、60歳以降は急激に多くなっている。これは癌が臨床的に確認されるのがこの年代から多くなるということで、それ以前の症状のない時期(いわゆる
胃がん治療ガイドライン
ラテント癌)は約10年間で、癌細胞の発育は非常にゆっくりしたものと考えられている。
現在、早期診断には血液検査での前立腺腫瘍マーカーPSAの測定が有効である。排尿異常
胃がん治療ガイドライン
などの症状がなくても、特異的に癌を推定することが可能である。
長い経過をもつ癌であるが、治療せずに放置しておけば、癌細胞は前立腺の被膜外まで浸潤
胃がん治療ガイドライン
発育し、骨盤内?傍大動脈リンパ節や骨への転移を起こすので、全ての癌の場合と同様に、早期発見?早期治療の基本概念は一番大切にしなければならないことである。
胃がん治療ガイドライン
治療法には、内分泌(ホルモン)療法、手術切除、放射線照射、化学療法などがあるが、癌の進展状況(臨床病期)によって適応方針は異なっている。例えば、早期癌のA1期(偶然発見
胃がん治療ガイドライン
された、片葉に少量だけ限局している高分化腺癌)では、そのまま定期観察を続けて、もし進行するようならその時に局所的治療を加えればよく、A2期(中?低分化腺癌)では、手術や照
胃がん治療ガイドライン
射の単独治療、B1期(片葉に限局)治療法
手術療法
胃がん治療ガイドライン
大きく切除可能な臓器であるが肝臓の予備力が問われる。
すでに肝機能の低下が起き、処置に至れないケースが存在します。
原則として、腫瘍の大きさが3cm以下、3個以内の場合。
すでに肝機能の低下が起き、処置に至れないケースが存在します。
血管カテーテル
手術や局所療法ができない場合、または癌が散在した状態に適応。
しかし、あらかじめ肝炎、肝硬変によって肝機能が低下しているケースも非常に多いです。肝臓の機能が十分でない場合、選択肢は限られてきます。
病 状
自覚症状
も同様、局所進展癌のB2期(両葉に限局)やC期(被膜外浸潤)では、所属リンパ節への転移の可能性が多くなるので、ホルモン併用の手術か照射、進行癌でリンパ節や骨への転移の明らかなD期では、ホルモン療法が中心となる。 ホルモン療法は男性ホルモン(テストステロン)を制御することで、癌病巣を退縮させる。除睾術(外科的去勢)やLH-RHアゴニスト注射、エストロゲン内服(内科的去勢)などが行われている。この療法の問題点は、治療開始後3~4年で再燃現象(ホルモンに耐性の癌細胞が新たに出現する)が40%程に出現すること、また、身体のホルモンのバランスが崩れることで、更年期障害様の
体調不良(汗かき、筋力低下など)が生ずること、である。 放射線治療では、腺癌細胞に対する高線量の照射が必要なので、周辺臓器の直腸や膀胱に余計な線量を照射しない、限局線量分布の照射方法が行われている。以前から高エネルギーX線によるBox型照射が行われてきたが、最近は3次元原体照射、小線源照射などが盛んになってきた。線量分布に優れた特徴をもつ陽子線や重粒子線は最先端の治療方法であるが、いまだ限られた施設のみしか可能でない。
現在の重粒子線治療プロトコールでは、患者を病期?PAS値?病理組織分化度(グリアソン値)によって、低リスク?高リスクの2群に分類し、前者は重粒子単独、後者はホルモン併用の治療方針で、より患者の状態に合わせた臨床試行を行っている。
放射線治療の5年生存率は、A期で90%以上、B期で80%前後、C期で60%前後、D期で30%前後が標準的値といえる。B2期?C期ではホルモン併用の有無での成績の差は明らかで、併用の方が40%以上も良好な生存率が発表されている。
前立腺癌は臨床経過が長く、予後の比較的良好な疾患であるが、その経過中の症状?体調の変化にはかなりきついものがあり、家庭や社会の中心で働いている人の病気ということを考えると、単に患者自身の問題では済まなく、家族?職場を含めた精神面?経済面などのサポート体制をしっかりと築くことが大切と考える
多くの種類とタイプがある癌
悪性リンパ腫には、多くの種類とタイプがありますが、種類によって、悪性度も治療法も違いがあります。
大きく分けると、非ホジキンリンパ腫とホジキン病に分けられます。
違いは、リード?シュテルンベルグ細胞といわれる、異常におおきなリンパ球がない場合は非ホジキンリンパ腫。ある場合はホジキン病です。
日本人は圧倒的に非ホジキンリンパ腫が多く、ホジキン病は10%程度です。
抗がん剤が効くホジキン病
日本でのホジキン病の治療は、抗がん剤+放射線によって、6割から8割の長期生存が望めます。抗がん剤は4種類を組み合わせた併用療法(ABVD療法)になります。
B細胞かT細胞で分ける非ホジキンリンパ腫
非ホジキンリンパ腫は大きく2種類に分けます。
B細胞(抗体を作るリンパ球)の癌化したものの中で、月単位で進行する、びまん性大細胞型リンパ腫は日本人の約35%を占めるといわれています。
この場合は、3種の抗がん剤+ホルモン剤のCHOP療法や、分子標的治療薬のリツキサンを足した、R-CHOP療法をします。
T細胞(細胞性免疫)の癌化したものの中で、最も悪性度が高く、週単位で悪化していく、成人T細胞型リンパ腫。
血液内科医として、第一赤十字病院、病院、付属病院に勤務した後、英国へ留学。2001年よりがんセンターに勤務。マウスモデルを用いて白血病化機構を解析中。リンパ腫の病態解析にも力を入れていきたいと考えています。
主任研究員
、5年間の臨床経験をした後がんセンターに研修生として着任。研修生時代は悪性リンパ腫の染色体転座から作られる異常蛋白の機能解析を中心に研究し、2006年4月からは研究員としてがんセンターに勤務となった。記憶力の減退と日々戦いながらも、造血器腫瘍、主にリンパ腫の病態解明に力を注ぐ決意を固めている。
リサーチレジデント
血液内科医として勤務した後2006年よりがんセンターに臨床研究医として着任。2007年より遺伝子医療研究部リサーチレジデントに着任。現在MALTリンパ腫のゲノムプロファイルについて研究をしています。
研究内容の紹介
1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析
1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析血液細胞は造血幹細胞と呼ばれる細胞からいろいろな段階を経て、最終的に酸素を運ぶ赤血球やウイルスをやっつけるリンパ球、出血した血液を固める血小板などの血液細胞に分化します。(図1) これらの分化の途中で、分化、増殖を制御する遺伝子に異常をきたすと白血病やリンパ腫などの造血器腫瘍になります。造血器腫瘍でよくみられる遺伝子異常は染色体の一部が他の染色体に間違って移動してしまう「染色体転座」です。遺伝子医療研究部ではこのような染色体転座に伴う遺伝子異常を見つけています。さらに、単クローン抗体を作って造血器腫瘍の診断に役立てると共に、実際の治療に応用するためにこの遺伝子の機能を抑える研究を行っています。また、腫瘍細胞内での蛋白質間の相互作用の異常についても解析をすすめています。
マントル細胞リンパ腫とサイクリンD1発現
血液細胞のうち抗体をつくる細胞はB細胞と呼ばれますが、それがリンパ節でがんになったものはB細胞リンパ腫といいます。B細胞リンパ腫はさらに細かく分けられますが、その理由は診断をはっきりさせることが、治療方法や、予後の判定にとても大切だからです。たとえば、マントル細胞リンパ腫とういうリンパ腫では、私たちが原因遺伝子BCL1の本態を明らかにしましたが、この遺伝子異常があると、現在の治療法ではほぼ6年くらいにほとんどの患者さんが死亡することを、病院遺伝子病理診断部、血液化学療法部との共同研究で明らかにしました。
b)MALTリンパ腫とMALT1遺伝子異常
B細胞リンパ腫のなかで消化管などにできるMALTリンパ腫の原因遺伝子MALT1も発見しました。この遺伝子を発見するときに、いま話題になっているヒトゲノム計画の研究成果が大きな役割を果たしました。また、国際的な共同研究による成果でもあります。私たちが世界に先駆けてこの原因遺伝子を発見できた理由は、インターネットの発達のおかげでもあります。MALT1遺伝子のはたらきは世界中で調べられており、リンパ球の中で重要な役割を担っていることがわかってきました。私たちもが細胞の中で移動する特別なシステムがあることを報告しています。遺伝子は細胞を死ににくくする機能をもったAPI2という遺伝子とくっついて、腫瘍にしかないAPI2-MALT1融合遺伝子を作ることもあきらかにしました。(図3) しかし、この融合遺伝子の機能はほとんどわかっていませんでした。私たちは、プロテオミクスと呼ばれる最新技術を利用して、このAPI2-MALT1に結合する分子を調べました。その結果、が細胞死に深く関わっていることが知られているTRAF2, Smac HtrA2などと結合することで、細胞が死ににくくなっていることを証明しました。さらに最近が巧妙なシステムで自分自身の量を増やすことも明らかにしました。このようにが細胞を癌化させる方法の一端が明らかになり、MALTリンパ腫を初めとする悪性リンパ腫の新たな診断、治療法の開発が期待できます。
び慢性リンパ腫とBCL6遺伝子異常
B細胞リンパ腫のなかでは、約半数を占めるびまん性大細胞型リンパ腫には、BCL6遺伝子が異常をきたしています。その異常を引き起こす遺伝子の一つにリンパ球をつくるときに大切な働きをするイカロスという遺伝子も関係していることを見つけました。このリンパ腫の原因であるBCL6遺伝子が活性化していることはわかっていますが、その結果、なぜ、がんになるのかもまったくわかっていません。この理由をあきらかにするために、ヒトゲノム計画の成果の一つである新しい研究方法、cDNAマイクロアレイ法を用この段階のことをフェーズといいます。治験中のお薬やフェーズの段階については、製薬メーカーさんのIR情報で見れたりします。
ガン治療には手術や抗がん剤による化学療法や放射線療法だけではなく、「免疫療法」というものがあります。免疫療法とは、「NKT細胞」を利用するガン治療のことです。
NKT細胞の働きを高めて、ガン細胞を攻撃させるのです。
また、これと似たようなガン治療として「ワクチン療法」も存在します。
ワクチン療法とは、全てのガンに共通して存在する「WTI」というたんぱく質の断片をワクチンとして利用するガン治療のことです。さらに、ワクチン療法の進化版として「HER2」というたんぱく質を利用したワクチン療法もあります
この他、クローン技術を利用して作られた「モノクーロナル抗体」を利用してガン治療を行う研究も進んでいるようです。ちなみに、モノクロナール抗体を使った治療を行う上で大切な「ヒト抗体」についてですが、免疫療法は、現段階では大きな副作用もないため、患者さんへの負担も少ないガンの治療法ですので、今後一層の普及が待たれます。
ところで、このガンの免疫療法ですが、確か保険適用はなかったように思います。
乳がんの種類
乳がんは、非浸潤がん、浸潤がん、パジェット病の大きく3つに分けられますが、普通のしこりを触れる乳がんのほとんどは浸潤がん(前述の「浸潤」が一部にでもあるがん)で、硬が
ん、乳頭腺管がん、充実腺管がんなどの一般的ながんと、粘液がんなどの特殊型とがあります。
非浸潤がんは、前述の「乳管内」の部分のみから成り立っているがんで、しこりを触れない段階で乳頭分泌や画像検査で見つかったがんが多く含まれます。非浸潤がんは転移をおこさ
ないごく早期のがんですが、日本ではとても少なく、1997年の全国統計で5%程度、癌研ではかなり多い方ですが2000年で13%です。マンモグラフィでの検診が進んだ欧米ではこの非浸
潤がんが20数%をしめており、このようなごく早期の発見が増えることをめざしています。
パジェット病は、乳頭のびらんでみつかり多くはしこりを触れない早期のがんで、全乳がん
の1%未満の稀なものです。
Chapter.2: 乳がんの進行度と生存率
乳がんの進行度(病期分類)
乳がんの進行度は主に腫瘤の大きさとリンパ節転移の有無で0~4期に分けられます。0期と1
期が「早期乳がん」と呼ばれますが、0期は100%、1期なら90%の生存率が期待でき、早期発見がきわめて重要と言えましょう。
肝硬変の症状とほぼ同様、全身倦怠感、易疲労感、食欲不振、やせ、腹痛、微熱など。
進行した場合、肝腫大、腹水、黄疸、体重減少、胃?十二指腸潰瘍からの大量出血
また、リンパ節、肺、骨、副腎などへの転移後は咳、血痰、リンパ節の腫大や、骨痛など
アドバイス
QOLを考える!
まずは多くの場合すでに肝硬変が有ることからも、まず、前提として肝機能の維持が大変に重要です。
西洋医学はあくまで病気の治療を目標としており、この維持に役立つ治療の少なさが問題です。
さらにそこへ加わる日本で行われる攻撃的な癌治療とともに、病人を守るディフェンス的な治療を行うこと、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
発見が難しく、診断されにくい癌(即ち誤診の多い癌)
膵臓癌の発見には、「黄疸」によるもの「腰痛?腹痛」によるものに大別されます。
「腰痛?腹痛」の場合、胃腸科や整形外科により診察を受け、他の病気と間違えられ、その方面での検査?治療にあたることにより発見が更に遅れることが多い癌です。
発見されても9割近くが手術の出来ない癌
膵臓癌は上記しましたように非常に見つけ難い癌で、発見された時には、多臓器への転移?浸潤があり9割近くが手術することができない癌です。
発見時に余命を宣告される癌
膵臓癌は「がんの王様」と呼ばれています。膵臓癌と診断を受けた時、多くの場合余命も宣告されています。一般的に1年以内、転移があれば6ヶ月程度と言われます。
治療法
放射線治療が難しい癌
現状の西洋医学の治療方法は、
(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。前記したように手術は多くの方に行うことが出来ません。
残る2つの内、放射線は、膵臓が胃?肝臓等の臓器に隠れた臓器であるために照射が邪魔され、なかなかと効果が上がりません。ただ、手術時に開腹をし、照射を行う直接照射は効果が見られます。
抗癌剤の効果が表れにくい癌
手術?放射線が難しいとなれば、残る治療は抗癌剤治療になります。
使用される抗癌剤は、ジェムザール、TS-1の単剤や併用で使われます。
ただ、ジェムザール、TS-1にしても有効率は3割程度で、目的も癌の完治と言うよりは、延命を図るためと言えます。 3割程度の有効率に対して6割程度の方に副作用が見られます。副作用が強ければ、先にあげた延命効果も損なわれてしまいます。言い換えれば、癌の進行を抑える抗癌剤治療ではイコール延命にはならないのです。
病 状
転移しやすく、再発率の高い癌
発見し難いばかりではなく、膵臓は膜が薄く他の臓器に転移?浸潤が多く見られる癌です。また、幸いに手術ができたとしても、再発率の高い癌です。
その他の病状
癌の進行の早さによる体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、胆管の狭窄による黄疸(膵頭部癌に限る)、腹膜播種による腹水などが見られます。
胆嚢がんの発見
50~60代で近年増加している癌です。
胆のうは他臓器の後ろに位置し非常に発見されにくく、他の病気で胆のうを摘出したあとに発見されることも有ります。4~7割の
重粒子線治療の成績が良い方に評価され始めたことにも起因する最近、前立腺癌患者の来院が多くなっている。が、発生頻度が急激に増加していることも確かである。
昭和35年度と平成11年度の全国の部位別癌死亡統計と比較すると、男女とも胃癌は大幅に減少、女性では子宮癌も減少、男女とも肺癌が増加、全体として男性は増加しているが、女性は減少。前立腺癌は4倍弱の増加であり、結腸癌の4倍強に次ぐものである。
国際的な発生頻度は欧米に比べると日本はまだ低い。アメリカの黒人と比べると10%程度(1985年)であるが、しかし近年は食?生活環境の欧米化に伴い、ハワイ在住の日本人(40%程)並みには増加しているのではないかと考えられる。年齢的には50歳代までは少ないが、加齢に
胃がん治療ガイドライン
伴った男性ホルモン分泌減少により、60歳以降は急激に多くなっている。これは癌が臨床的に確認されるのがこの年代から多くなるということで、それ以前の症状のない時期(いわゆる
胃がん治療ガイドライン
ラテント癌)は約10年間で、癌細胞の発育は非常にゆっくりしたものと考えられている。
現在、早期診断には血液検査での前立腺腫瘍マーカーPSAの測定が有効である。排尿異常
胃がん治療ガイドライン
などの症状がなくても、特異的に癌を推定することが可能である。
長い経過をもつ癌であるが、治療せずに放置しておけば、癌細胞は前立腺の被膜外まで浸潤
胃がん治療ガイドライン
発育し、骨盤内?傍大動脈リンパ節や骨への転移を起こすので、全ての癌の場合と同様に、早期発見?早期治療の基本概念は一番大切にしなければならないことである。
胃がん治療ガイドライン
治療法には、内分泌(ホルモン)療法、手術切除、放射線照射、化学療法などがあるが、癌の進展状況(臨床病期)によって適応方針は異なっている。例えば、早期癌のA1期(偶然発見
胃がん治療ガイドライン
された、片葉に少量だけ限局している高分化腺癌)では、そのまま定期観察を続けて、もし進行するようならその時に局所的治療を加えればよく、A2期(中?低分化腺癌)では、手術や照
胃がん治療ガイドライン
射の単独治療、B1期(片葉に限局)治療法
手術療法
胃がん治療ガイドライン
大きく切除可能な臓器であるが肝臓の予備力が問われる。
すでに肝機能の低下が起き、処置に至れないケースが存在します。
胃がん手術後
胃がんは、わが国に多いがんの一つで、かつては日本人のがん死亡原因の第一位でした。現在では、肺がんに次いで第二位になっています。そのため、わが国では諸外国と比較し、早くから胃がんの研究が盛んに行われ世界をリードしてきました。現在、確立されている日本独自の胃がん検診システムは診断率を飛躍的に向上させ、胃がんの約60%が早期の段階で発見されるに至っています。これは世界でもトップレベルの水準です。それに伴い、胃がんの治療法も従来の画一的な胃切除だけでなく、適応のある疾患には内視鏡下胃粘膜切除術、腹腔鏡下胃切除術など、より低侵襲で傷が小さくて済む手術が行われるようになってきました。また、近年開発された新規抗がん剤は胃がんに対し、従来よりも高い効果を示すことが報告され、治療の幅は広がってきています。日本胃癌学会では二〇〇一年より胃癌治療ガイドラインを作成し、胃がん治療に対する一指針を示しています。われわれ群馬大学病態総合外科(第一外科)では、胃癌ガイドラインを主軸としつつ、基礎的データを蓄積した先端技術を取り入れ、常に患者さんに優しい治療を実践してきました。今回は胃がんについて、患者さんからよく質問される一般的なことから、その具体的な検査、治療法について概説します。胃と胃がん
胃は食道と十二指腸の間に存在する袋状の臓器で、”みぞおち“のやや左側に存在しています(図1)。胃は食べ物を一時的に貯蔵したり、内側にある粘膜層から胃液(消化液)を分泌し、食べ物の分解を補助する消化管の一つです。胃粘膜は胃酸と同時に胃を保護する粘液も分泌しますので、胃壁そのものは消化されません。 胃がんとは胃壁の内側に存在するこの粘膜層から発生する腫瘍のことを指します。胃壁の中(粘膜層以外)から発生する悪性腫瘍は肉腫と言い、厳密には胃がんとは区別されます。がんが悪性腫瘍と呼ばれるゆえんはその性質によります。すなわち、無治療でいると胃の粘膜から胃の壁中にどんどん入り込み大きくなります(浸潤性質)。また、血管、リンパ管などを通ってリンパ節、肝臓、肺などの他臓器に広がります(転移性質)。また、胃がんが胃壁を突き破ると、がん細胞の広がりを阻止するものが何もありません。従って、お腹の中にがんがばらまかれた状態になります(播種性質)。良性腫瘍は基本的にはこれらの性質は持ち得ていません。
胃がんの症状
胃がんになると、どのような症状が出るのでしょうか。もちろん、早期の場合は無症状の場合も多くありますが、基本的にはがんの性質に伴った症状が出ます。すなわち、がんが胃壁に浸潤すれば上腹部に痛みを認めるようになります。腫瘍が大きくなるにつれて腹満感、つかえ感、げっぷなどを頻回に認めるようになります。また、胃がんが大きくなると表面がけずれ(潰瘍形成)出血したり、体形成に大切なタンパク質が漏れ出たりし、貧血や体重減少を起こします。実際、原因不明の貧血や体重減少で来院され、検査で胃がんが見つかることもあります。さらに病気が進行すると、肝臓転移による黄疸、肺転移による呼吸苦、腹膜播種による腹水で腹満感が認められるようなります。これらの症状は胃炎、消化性潰瘍などの症状にも類似しているものもあるため、一度は経験されている方もおられると思います。そのため、大丈夫だろうと自己診断し、長期間様子を観察してしまうこともあります。四十歳以上でこのような症状が長期に認められる方は一度、病院を受診し検査されるとよいでしょう。胃がんの原因
胃がんの原因は何なのでしょうか?と、よく質問されます。残念ながらこれに対する明確な答えはありません。ただ、東洋人の胃がん発生率は西洋人の二倍に上ることが知られており、遺伝子の違いだけでなく食事因子、環境因子などの違いが原因ではないかと推察されています。これら疫学的な見地から、胃がんの危険因子として食生活の面で塩蔵品(漬物など)、焼き魚などの焦げ、たばこなどがあげられています。逆に予防因子と考えられているのは果物(ビタミンC)、野菜、および酸化防止剤などがあげられています。
また、最近注目されているものにピロリ菌(Helicobacter pylori)があります。これは一九八〇年代に発見され、比較的最近、認識された菌です。発見したのは残念ながら日本人ではなく、マーシャルというオーストラリア人です。ピロリ菌の感染率は西洋人に比較し東洋人に高く認められ、経口的に感染すると考えられています。浄水処理が乏しかった昔は、井戸水などからその他への口移し、ペット、糞便感染したと考えられています。そのため、わが国では年齢が高い人ほど感染率が高い傾向が認められます。胃内視鏡検査でピロリ菌は感染しないのか?と、よく質問されます。内視鏡学会ではこの菌を想定し、一回の検査ごとに機械の消毒を義務付けており、胃内視鏡検査のためにピロリ菌に感染する危険性は通常の病院ではほぼ無いといえます。世界の学者たちはピロリ菌に感染すると、胃に慢性的な炎症(慢性胃炎)や胃十二指腸潰瘍を起こし、最終的に胃がんが発生するのではないかと推測し、日夜研究しています。 しかしながら、ピロリ菌と潰瘍との関連は明らかにされているものの、潰瘍から胃がんに移行するステップのメカニズムはいまだに議論されている段階で解明されていません。つまり、ピロリ菌に感染していると胃がんになるとか、ピロリ菌を除菌すれば胃がんにはならないということは現段階では言えないのです。しかし、胃がんの患者さんの多くがピロリ菌陽性であることも事実で、現状では胃がんが発生するにはピロリ菌が一因子であることに違いありません。現状ではピロリ菌と発がん機構は明らかにされたわけではなく、さらに先に述べた食事環境因子が必要と考えるのが一般的です。なお、ピロリ菌の除菌が保険適応になっているのは、その関係が明らかにされている胃十二指腸潰瘍で、無症状の方には適応はありません。いずれにしても、胃がんの予防にはバランスのとれた食事を摂取し、心身ともに健康な生活を営むことが大切だと考えられます。
胃がんの診断
実際に胃がんの診断はどのようになされるのでしょうか。胃がんの診断は大きく二つに分けられます。それは①本当に胃がんであるのかという胃がんの存在診断②胃のどの領域にどのくらいの範囲で存在するのかという胃がんの存在範囲診断です。前に述べましたが、胃がんの性質に浸潤性質、血行、リンパ行性転移性質、播種性質があります。検査はこれらの所見の有無をみていきます。検査には血液検査、胃X線検査、胃内視鏡検査(超音波検査と病理検査を含む)、腹部超音波検査、CT検査、FDG―PETなどがあります。
血液検査】 貧血の有無、肝臓機能異常の有無、腫瘍マーカー(CEA、CA―19―9、AFP)の高値などを調べます。また、検診などでは血清ペプシノゲンⅠ/Ⅱ比率を調べることもあります。この値は萎縮性胃炎、および胃がんなどで低くなる傾向があることが知られおり、健康診断で利用している地域もあります。
胃X線検査】胃がんが胃のどの辺りに、どの範囲で存在するのかを知るために有用な検査です。内視鏡の発達した現在でも重要な検査です。実際にはバリウムを飲んで行います。バリウムはX線では白く写り、胃がんの存在する部位はバリウムをはじくため黒く写ります。このようにバリウムのたまりによるコントラストで胃がんを診断する方法は二重造影法といい、日本人が開発した検査法です。
胃内視鏡検査】がんを直接、肉眼で確認できる唯一の検査です。腫瘍が本当にがんであるのか? がんが胃の上中下、どの範囲に広がっているのか? 胃壁にどのくらい食い込んでいるのか? リンパ節転移はあるのか?の診断を行います。
1. まず、腫瘍ががんであることを確認するには腫瘍の一部の組織を採取し(生検)、顕微鏡で直接確認する必要があります(病理検査)。少し難しい話になりますが、胃がんは病理検査にて分化型と未分化型に二分類されます。わざわざ二分類しているのは性格が多少異なるからです。一般には未分化型の方が分化型に比較しリンパ節転移や腹膜播種しやすく、その一方で分化型は肝転移しやすいといわれています
2. がんの広がりを見るためには、胃内に直接色素をかけて診断することもあります(コントラスト法)(図2)。
3. 胃壁にどのくらい食い込んでいるか診断するためには胃内に水をためて、超音波診断を行うこともあります(超音波内視鏡検査)。あとで述べますが、がんの胃壁侵入の深さ、リンパ節の腫れの有無は治療を行う上で非常に重要な因子です。
【腹部超音波検査】肝臓転移の有無、リンパ節の腫れの有無、腹水の有無の診断に用います。侵襲は少ないのですが、しばしば、お腹の脂肪や腸管ガスが多いと診断の妨げになります。
【CT検査】X線で体を輪切りにした写真を得ることができます。先の腹部超音波検査と異なり、脂肪やガスの影響は受けません。胃がんが胃壁のどのくらいの深さまで浸潤しているのか?肝臓、および肺転移はあるか?腹水はあるか?の診断に使われます。特に、リンパ節の腫れがあるか?の診断には腹部超音波検査では胃の周囲や体の深いところにあるリンパ節の診断はしばしば困難なため必須の検査です。
【FDG―PET】がんの糖代謝が活発である性質を利用した検査です。具体的には糖に放射性標識をつけて注射し、放射性物質の取り込みの多いところ(がん)を検出します。胃がんでは転移部位、もしくは腹膜播種の診断に有用との報告もあります(図3)。 胃がんの進行度?ステージング
最初に述べましたが、近年、胃がんの進行程度によりさまざまな治療法が行われるようになっています。胃がんの進み具合を分かりやすく分類したものがステージングと言われるものです(表1)。ステージングはリンパ節転移(N)、胃壁内への浸潤(T)、および遠隔転移の有無で分類されています。これらの因子はすべて【検査】の項で述べた各検査で得ることができます。ここでは、それらの因子についてもう少し詳しく述べます。
1. 胃がんの深さ(T) 胃壁は五層に分類され(図4)、胃がんの発生する内側から粘膜層(M)、粘膜下層(SM)、固有筋層(MP)、漿膜下層(SS) 、漿膜層(S)に分けられます。それぞれはT因子としてT1(M、 SM)、T2(MP、SS)、T3は漿膜層を破って顔を出している状態、T4は他の臓器にがんが連続性に浸潤している状態です。
2. リンパ節(N) がんはリンパ流という流れにそって広がると考えられており、分かりやすいよう流れにそって番号がつけられ整理されています。胃壁に接したリンパ節は1群リンパ節(N1)、それより少し離れた2群リンパ節(N2)、かなり離れた3群リンパ節(N3)です。ステージングシステムは一見複雑ですが、医者が患者さんのがんの広がりを決定するのに非常に役立っています。例えば、「T2N1」の人と「T3N0」の人とはがんの進行度は違うようですが、分類では両方とも「ステージⅡ」で同様の進行度になります。このステージ分類は過去の胃がん患者さんの予後をはじめとした膨大な情報の蓄積にもとづいて成り立っています。
胃がんの治療法
がんの治療法は先に述べたステージングをもとに行われます。がん治療で大切なのは根治性(がんを完全に取り切ること)をそこなわないで、なるべく体に優しい治療を行うことが大切だと考えられます。第一外科のステージごとにおける治療チャートを示します(図5)。
内視鏡下胃粘膜切除】組織型が分化型がんで、潰瘍がない2以下のがん、もしくは組織型は問わず、潰瘍がない1 以下のがんが適応とされています。これは内視鏡で1括切除できることと、リンパ節転移が無いという条件から定義されています。具体的な方法ですが、まず内視鏡下でがんの下に水を注入し腫瘍をうかせます。次いで、ワイヤーもしくは電気メスで腫瘍を焼き切る手技です(図6)。今後、治療手技がさらに向上すれば、より大きい腫瘍も適応となることが期待されます。
腹腔鏡補助下胃切除術】胃壁浸潤がM、もしくはSMで、リンパ節転移の無い症例が適応となります。具体的にはお腹にポートというパイプを挿入し、お腹を空気で膨らませます。そして、直径10 ほどの細いカメラでお腹のなかを確認しながら胃を切除します(図7)。メリットは①美容上、傷が小さくて済む②手術後の痛みが少なくて済み、回復が早いことなどがあげられます。一部内視鏡下手術は危険である、と考えている人もおられると思いますが、胃がんの分野では早くから内視鏡手術が行われており、十分な経験と訓練を受けた医師がいる施設では、現在では手技も一定しています。合併症の頻度は他の手技と比較し高いということはありません。
開腹胃切除術】上記以外の手術は基本的に開腹手術となります。がんのある場所によって手術手技も多少変わります。すなわち、胃の出口(幽門)付近にがんがあるときは「幽門側胃切除術」といい、胃の下約三分の二を切除する手術。胃の入り口(噴門)付近にがんがあるときは「噴門胃切除」といって胃の上約三分の二を取る手術、もしくは、胃を全部取る「胃全摘術」が適応となります。胃がんが胃の上下広範にわたっている場合は「胃全摘術」になります。また、このとき大事なのが胃周囲のリンパの流れに沿って、リンパ節を取ることです(リンパ節郭清)。どの範囲でリンパ節を切除するかは手術前の検査結果によりますが、基本的には少なくとも2群(胃から少し離れたリンパ節)までは取ります。
さて、胃を取ってしまった後はどうするのか?そのままにしておいたら食べたものがお腹にもれてしまいます。そのため、食べたものがもれないように取ったところをつなげなくてはなりません(再建)。この再建法には、外科医により昔からいろいろな種類が考案されてきました。まだ、どの再建法が一番よいというのは無く、それぞれの施設で一番得意とするものを選択しているのが現状です。いくつか、代表的なものを提示しておきます(図8)。
化学療法】がん細胞を殺す作用のある薬を投与する治療法です。化学療法と外科治療の大きな違いは、外科治療が局所的な治療であるのに対して、化学療法は薬が体全体にわたる全身治療である点です。従って、外科的処置だけでは取り切れない範囲に腫瘍が広がった症例が適応となることが多いのです。具体的には遠くのリンパ節(N3)に転移が疑われる方、腹膜播種を疑われる方、肝臓、肺などに転移のある方などです。
主な薬として、従来からある5―FU、Leucovorin(ロイコボリン)、Cisplatin(シスプラチン)。新規抗がん剤としてTS1、Paclitaxel(パクリタキセル)、Docetaxel(ドセタキセル)、およびIrino-tecan(イリノテカン)などがあります。副作用は吐き気、下痢、皮膚沈着、脱毛、白血球減少などがあります。新規抗がん剤は従来、薬に比較し副作用は少なくなり、がんに対する効果も上昇している傾向が認められます。現在、胃癌学会を中心としデータが集められています。
また、あとで述べますが、進行した例では手術後に補助療法として化学療法を行う「術後補助化学療法」、手術前にがんを縮小させておく「術前化学療法」など手術と組み合わせて行われることもあります。
温熱化学療法】腹膜播種がある方が適応となります。腹膜播種はがん細胞がお腹全体にばらまかれている状態ですので、お腹に直接抗がん剤を入れると同時に、お腹を温めてがん細胞をやっつけようというものです。腹膜播種は難治性のためその効果が期待されます。ただし、播種が腹膜表面にのみ存在する場合が対象で、大きな腫瘤が形成されている場合適応外となります。
放射線療法】腫瘍に直接放射線をあてて、がん細胞を殺すほか、骨転移に対する疼痛コントロールに用いられることがあります。
胃がんのフォローアップ
胃がん手術後には術後症状、再発などさまざまな不安が伴うものです。医師のみならず、患者さん自身も注意していくことが大切です。
術後症状】胃を切ることでさまざまな症状が出ることが知られています。 1. 下痢:月に1、2回ほど下痢をすることがあります。通常の感染性の下痢と異なり、数日で何事もなかったように改善しますのであまり問題になりません。
2. ダンピング症候群:食後に冷や汗、吐き気などの症状が出ることがあります。胃を全部取られた方に多く認めます。原因は胃がなくなったために、食べ物が急速に小腸に流れ込むために起きます。食事の仕方などで改善していきます。
3. 貧血:胃全摘の患者さんに認めることが多いのです。原因はビタミンB―12の吸収障害です。定期的にビタミンB―12の注射をする必要があります。
4. 腸閉塞:胃がんのみならず手術でお腹を切った方はどなたも起こる可能性があります。原因は腸の癒着です。腹痛、嘔吐を認めた場合は我慢しないで主治医に相談してください。
このほか、多様な症状が出ることが予想されますので、症状が認められた場合は悩まず主治
医に相談してください。
追加補助療法】進行胃がんに対して行うことがあります。ただし、その有用性については明
胃がん手術後
らかなデータはまだありません。現在、胃癌学会が中心となってデータを集め、解析しているところです。しかし、新規抗がん剤のTS―1は原発、再発胃がんに対する有用性が証明
胃がん手術後
されていますので、再発予防としての効果も期待されます。群馬大学大学院病態総合外科
(第一外科)ではそのことを十分お話し、ステージⅡ以上の方には追加補助化学療法の選択
胃がん手術後
枝について説明しています。
再発フォロー】胃がん再発は血液検査、定期的内視鏡検査、およびCT検査にてフォローア
胃がん手術後
ップしていきます。一例として、群馬大学第一外科のフォローアッププログラムを示します(表2)。胃がん手術後は、手術前と異なり症状が出にくいこと、また胃を残す手術をした
胃がん手術後
場合は手術後十年以上たってから、残胃に胃がんが発生する率が上昇するとのデータもありますので、長期的にしっかりフォローしていくことが大切だと考えられます。また、他の臓
胃がん手術後
器における新たながん発生について十分に配慮していくことも重要です。
胃がん領域のみならず、医学は日々着実な進歩を遂げています。それに伴い、治療法の選択
胃がん手術後
肢はよい意味でも増え、複雑化しています。残念ながら、ここに述べた事は胃がん治療の全般的な事項であり、とてもすべて紹介できるものではありません。さらに詳しく知りたい方
胃がん手術後
は群馬大学第一外科のホームページ、日本胃癌学会編集による胃癌治療ガイドラインの解説(金原出版)などを参考にしていただくとよいかと思います。
胃は食道と十二指腸の間に存在する袋状の臓器で、”みぞおち“のやや左側に存在しています(図1)。胃は食べ物を一時的に貯蔵したり、内側にある粘膜層から胃液(消化液)を分泌し、食べ物の分解を補助する消化管の一つです。胃粘膜は胃酸と同時に胃を保護する粘液も分泌しますので、胃壁そのものは消化されません。 胃がんとは胃壁の内側に存在するこの粘膜層から発生する腫瘍のことを指します。胃壁の中(粘膜層以外)から発生する悪性腫瘍は肉腫と言い、厳密には胃がんとは区別されます。がんが悪性腫瘍と呼ばれるゆえんはその性質によります。すなわち、無治療でいると胃の粘膜から胃の壁中にどんどん入り込み大きくなります(浸潤性質)。また、血管、リンパ管などを通ってリンパ節、肝臓、肺などの他臓器に広がります(転移性質)。また、胃がんが胃壁を突き破ると、がん細胞の広がりを阻止するものが何もありません。従って、お腹の中にがんがばらまかれた状態になります(播種性質)。良性腫瘍は基本的にはこれらの性質は持ち得ていません。
胃がんの症状
胃がんになると、どのような症状が出るのでしょうか。もちろん、早期の場合は無症状の場合も多くありますが、基本的にはがんの性質に伴った症状が出ます。すなわち、がんが胃壁に浸潤すれば上腹部に痛みを認めるようになります。腫瘍が大きくなるにつれて腹満感、つかえ感、げっぷなどを頻回に認めるようになります。また、胃がんが大きくなると表面がけずれ(潰瘍形成)出血したり、体形成に大切なタンパク質が漏れ出たりし、貧血や体重減少を起こします。実際、原因不明の貧血や体重減少で来院され、検査で胃がんが見つかることもあります。さらに病気が進行すると、肝臓転移による黄疸、肺転移による呼吸苦、腹膜播種による腹水で腹満感が認められるようなります。これらの症状は胃炎、消化性潰瘍などの症状にも類似しているものもあるため、一度は経験されている方もおられると思います。そのため、大丈夫だろうと自己診断し、長期間様子を観察してしまうこともあります。四十歳以上でこのような症状が長期に認められる方は一度、病院を受診し検査されるとよいでしょう。胃がんの原因
胃がんの原因は何なのでしょうか?と、よく質問されます。残念ながらこれに対する明確な答えはありません。ただ、東洋人の胃がん発生率は西洋人の二倍に上ることが知られており、遺伝子の違いだけでなく食事因子、環境因子などの違いが原因ではないかと推察されています。これら疫学的な見地から、胃がんの危険因子として食生活の面で塩蔵品(漬物など)、焼き魚などの焦げ、たばこなどがあげられています。逆に予防因子と考えられているのは果物(ビタミンC)、野菜、および酸化防止剤などがあげられています。
また、最近注目されているものにピロリ菌(Helicobacter pylori)があります。これは一九八〇年代に発見され、比較的最近、認識された菌です。発見したのは残念ながら日本人ではなく、マーシャルというオーストラリア人です。ピロリ菌の感染率は西洋人に比較し東洋人に高く認められ、経口的に感染すると考えられています。浄水処理が乏しかった昔は、井戸水などからその他への口移し、ペット、糞便感染したと考えられています。そのため、わが国では年齢が高い人ほど感染率が高い傾向が認められます。胃内視鏡検査でピロリ菌は感染しないのか?と、よく質問されます。内視鏡学会ではこの菌を想定し、一回の検査ごとに機械の消毒を義務付けており、胃内視鏡検査のためにピロリ菌に感染する危険性は通常の病院ではほぼ無いといえます。世界の学者たちはピロリ菌に感染すると、胃に慢性的な炎症(慢性胃炎)や胃十二指腸潰瘍を起こし、最終的に胃がんが発生するのではないかと推測し、日夜研究しています。 しかしながら、ピロリ菌と潰瘍との関連は明らかにされているものの、潰瘍から胃がんに移行するステップのメカニズムはいまだに議論されている段階で解明されていません。つまり、ピロリ菌に感染していると胃がんになるとか、ピロリ菌を除菌すれば胃がんにはならないということは現段階では言えないのです。しかし、胃がんの患者さんの多くがピロリ菌陽性であることも事実で、現状では胃がんが発生するにはピロリ菌が一因子であることに違いありません。現状ではピロリ菌と発がん機構は明らかにされたわけではなく、さらに先に述べた食事環境因子が必要と考えるのが一般的です。なお、ピロリ菌の除菌が保険適応になっているのは、その関係が明らかにされている胃十二指腸潰瘍で、無症状の方には適応はありません。いずれにしても、胃がんの予防にはバランスのとれた食事を摂取し、心身ともに健康な生活を営むことが大切だと考えられます。
胃がんの診断
実際に胃がんの診断はどのようになされるのでしょうか。胃がんの診断は大きく二つに分けられます。それは①本当に胃がんであるのかという胃がんの存在診断②胃のどの領域にどのくらいの範囲で存在するのかという胃がんの存在範囲診断です。前に述べましたが、胃がんの性質に浸潤性質、血行、リンパ行性転移性質、播種性質があります。検査はこれらの所見の有無をみていきます。検査には血液検査、胃X線検査、胃内視鏡検査(超音波検査と病理検査を含む)、腹部超音波検査、CT検査、FDG―PETなどがあります。
血液検査】 貧血の有無、肝臓機能異常の有無、腫瘍マーカー(CEA、CA―19―9、AFP)の高値などを調べます。また、検診などでは血清ペプシノゲンⅠ/Ⅱ比率を調べることもあります。この値は萎縮性胃炎、および胃がんなどで低くなる傾向があることが知られおり、健康診断で利用している地域もあります。
胃X線検査】胃がんが胃のどの辺りに、どの範囲で存在するのかを知るために有用な検査です。内視鏡の発達した現在でも重要な検査です。実際にはバリウムを飲んで行います。バリウムはX線では白く写り、胃がんの存在する部位はバリウムをはじくため黒く写ります。このようにバリウムのたまりによるコントラストで胃がんを診断する方法は二重造影法といい、日本人が開発した検査法です。
胃内視鏡検査】がんを直接、肉眼で確認できる唯一の検査です。腫瘍が本当にがんであるのか? がんが胃の上中下、どの範囲に広がっているのか? 胃壁にどのくらい食い込んでいるのか? リンパ節転移はあるのか?の診断を行います。
1. まず、腫瘍ががんであることを確認するには腫瘍の一部の組織を採取し(生検)、顕微鏡で直接確認する必要があります(病理検査)。少し難しい話になりますが、胃がんは病理検査にて分化型と未分化型に二分類されます。わざわざ二分類しているのは性格が多少異なるからです。一般には未分化型の方が分化型に比較しリンパ節転移や腹膜播種しやすく、その一方で分化型は肝転移しやすいといわれています
2. がんの広がりを見るためには、胃内に直接色素をかけて診断することもあります(コントラスト法)(図2)。
3. 胃壁にどのくらい食い込んでいるか診断するためには胃内に水をためて、超音波診断を行うこともあります(超音波内視鏡検査)。あとで述べますが、がんの胃壁侵入の深さ、リンパ節の腫れの有無は治療を行う上で非常に重要な因子です。
【腹部超音波検査】肝臓転移の有無、リンパ節の腫れの有無、腹水の有無の診断に用います。侵襲は少ないのですが、しばしば、お腹の脂肪や腸管ガスが多いと診断の妨げになります。
【CT検査】X線で体を輪切りにした写真を得ることができます。先の腹部超音波検査と異なり、脂肪やガスの影響は受けません。胃がんが胃壁のどのくらいの深さまで浸潤しているのか?肝臓、および肺転移はあるか?腹水はあるか?の診断に使われます。特に、リンパ節の腫れがあるか?の診断には腹部超音波検査では胃の周囲や体の深いところにあるリンパ節の診断はしばしば困難なため必須の検査です。
【FDG―PET】がんの糖代謝が活発である性質を利用した検査です。具体的には糖に放射性標識をつけて注射し、放射性物質の取り込みの多いところ(がん)を検出します。胃がんでは転移部位、もしくは腹膜播種の診断に有用との報告もあります(図3)。 胃がんの進行度?ステージング
最初に述べましたが、近年、胃がんの進行程度によりさまざまな治療法が行われるようになっています。胃がんの進み具合を分かりやすく分類したものがステージングと言われるものです(表1)。ステージングはリンパ節転移(N)、胃壁内への浸潤(T)、および遠隔転移の有無で分類されています。これらの因子はすべて【検査】の項で述べた各検査で得ることができます。ここでは、それらの因子についてもう少し詳しく述べます。
1. 胃がんの深さ(T) 胃壁は五層に分類され(図4)、胃がんの発生する内側から粘膜層(M)、粘膜下層(SM)、固有筋層(MP)、漿膜下層(SS) 、漿膜層(S)に分けられます。それぞれはT因子としてT1(M、 SM)、T2(MP、SS)、T3は漿膜層を破って顔を出している状態、T4は他の臓器にがんが連続性に浸潤している状態です。
2. リンパ節(N) がんはリンパ流という流れにそって広がると考えられており、分かりやすいよう流れにそって番号がつけられ整理されています。胃壁に接したリンパ節は1群リンパ節(N1)、それより少し離れた2群リンパ節(N2)、かなり離れた3群リンパ節(N3)です。ステージングシステムは一見複雑ですが、医者が患者さんのがんの広がりを決定するのに非常に役立っています。例えば、「T2N1」の人と「T3N0」の人とはがんの進行度は違うようですが、分類では両方とも「ステージⅡ」で同様の進行度になります。このステージ分類は過去の胃がん患者さんの予後をはじめとした膨大な情報の蓄積にもとづいて成り立っています。
胃がんの治療法
がんの治療法は先に述べたステージングをもとに行われます。がん治療で大切なのは根治性(がんを完全に取り切ること)をそこなわないで、なるべく体に優しい治療を行うことが大切だと考えられます。第一外科のステージごとにおける治療チャートを示します(図5)。
内視鏡下胃粘膜切除】組織型が分化型がんで、潰瘍がない2以下のがん、もしくは組織型は問わず、潰瘍がない1 以下のがんが適応とされています。これは内視鏡で1括切除できることと、リンパ節転移が無いという条件から定義されています。具体的な方法ですが、まず内視鏡下でがんの下に水を注入し腫瘍をうかせます。次いで、ワイヤーもしくは電気メスで腫瘍を焼き切る手技です(図6)。今後、治療手技がさらに向上すれば、より大きい腫瘍も適応となることが期待されます。
腹腔鏡補助下胃切除術】胃壁浸潤がM、もしくはSMで、リンパ節転移の無い症例が適応となります。具体的にはお腹にポートというパイプを挿入し、お腹を空気で膨らませます。そして、直径10 ほどの細いカメラでお腹のなかを確認しながら胃を切除します(図7)。メリットは①美容上、傷が小さくて済む②手術後の痛みが少なくて済み、回復が早いことなどがあげられます。一部内視鏡下手術は危険である、と考えている人もおられると思いますが、胃がんの分野では早くから内視鏡手術が行われており、十分な経験と訓練を受けた医師がいる施設では、現在では手技も一定しています。合併症の頻度は他の手技と比較し高いということはありません。
開腹胃切除術】上記以外の手術は基本的に開腹手術となります。がんのある場所によって手術手技も多少変わります。すなわち、胃の出口(幽門)付近にがんがあるときは「幽門側胃切除術」といい、胃の下約三分の二を切除する手術。胃の入り口(噴門)付近にがんがあるときは「噴門胃切除」といって胃の上約三分の二を取る手術、もしくは、胃を全部取る「胃全摘術」が適応となります。胃がんが胃の上下広範にわたっている場合は「胃全摘術」になります。また、このとき大事なのが胃周囲のリンパの流れに沿って、リンパ節を取ることです(リンパ節郭清)。どの範囲でリンパ節を切除するかは手術前の検査結果によりますが、基本的には少なくとも2群(胃から少し離れたリンパ節)までは取ります。
さて、胃を取ってしまった後はどうするのか?そのままにしておいたら食べたものがお腹にもれてしまいます。そのため、食べたものがもれないように取ったところをつなげなくてはなりません(再建)。この再建法には、外科医により昔からいろいろな種類が考案されてきました。まだ、どの再建法が一番よいというのは無く、それぞれの施設で一番得意とするものを選択しているのが現状です。いくつか、代表的なものを提示しておきます(図8)。
化学療法】がん細胞を殺す作用のある薬を投与する治療法です。化学療法と外科治療の大きな違いは、外科治療が局所的な治療であるのに対して、化学療法は薬が体全体にわたる全身治療である点です。従って、外科的処置だけでは取り切れない範囲に腫瘍が広がった症例が適応となることが多いのです。具体的には遠くのリンパ節(N3)に転移が疑われる方、腹膜播種を疑われる方、肝臓、肺などに転移のある方などです。
主な薬として、従来からある5―FU、Leucovorin(ロイコボリン)、Cisplatin(シスプラチン)。新規抗がん剤としてTS1、Paclitaxel(パクリタキセル)、Docetaxel(ドセタキセル)、およびIrino-tecan(イリノテカン)などがあります。副作用は吐き気、下痢、皮膚沈着、脱毛、白血球減少などがあります。新規抗がん剤は従来、薬に比較し副作用は少なくなり、がんに対する効果も上昇している傾向が認められます。現在、胃癌学会を中心としデータが集められています。
また、あとで述べますが、進行した例では手術後に補助療法として化学療法を行う「術後補助化学療法」、手術前にがんを縮小させておく「術前化学療法」など手術と組み合わせて行われることもあります。
温熱化学療法】腹膜播種がある方が適応となります。腹膜播種はがん細胞がお腹全体にばらまかれている状態ですので、お腹に直接抗がん剤を入れると同時に、お腹を温めてがん細胞をやっつけようというものです。腹膜播種は難治性のためその効果が期待されます。ただし、播種が腹膜表面にのみ存在する場合が対象で、大きな腫瘤が形成されている場合適応外となります。
放射線療法】腫瘍に直接放射線をあてて、がん細胞を殺すほか、骨転移に対する疼痛コントロールに用いられることがあります。
胃がんのフォローアップ
胃がん手術後には術後症状、再発などさまざまな不安が伴うものです。医師のみならず、患者さん自身も注意していくことが大切です。
術後症状】胃を切ることでさまざまな症状が出ることが知られています。 1. 下痢:月に1、2回ほど下痢をすることがあります。通常の感染性の下痢と異なり、数日で何事もなかったように改善しますのであまり問題になりません。
2. ダンピング症候群:食後に冷や汗、吐き気などの症状が出ることがあります。胃を全部取られた方に多く認めます。原因は胃がなくなったために、食べ物が急速に小腸に流れ込むために起きます。食事の仕方などで改善していきます。
3. 貧血:胃全摘の患者さんに認めることが多いのです。原因はビタミンB―12の吸収障害です。定期的にビタミンB―12の注射をする必要があります。
4. 腸閉塞:胃がんのみならず手術でお腹を切った方はどなたも起こる可能性があります。原因は腸の癒着です。腹痛、嘔吐を認めた場合は我慢しないで主治医に相談してください。
このほか、多様な症状が出ることが予想されますので、症状が認められた場合は悩まず主治
医に相談してください。
追加補助療法】進行胃がんに対して行うことがあります。ただし、その有用性については明
胃がん手術後
らかなデータはまだありません。現在、胃癌学会が中心となってデータを集め、解析しているところです。しかし、新規抗がん剤のTS―1は原発、再発胃がんに対する有用性が証明
胃がん手術後
されていますので、再発予防としての効果も期待されます。群馬大学大学院病態総合外科
(第一外科)ではそのことを十分お話し、ステージⅡ以上の方には追加補助化学療法の選択
胃がん手術後
枝について説明しています。
再発フォロー】胃がん再発は血液検査、定期的内視鏡検査、およびCT検査にてフォローア
胃がん手術後
ップしていきます。一例として、群馬大学第一外科のフォローアッププログラムを示します(表2)。胃がん手術後は、手術前と異なり症状が出にくいこと、また胃を残す手術をした
胃がん手術後
場合は手術後十年以上たってから、残胃に胃がんが発生する率が上昇するとのデータもありますので、長期的にしっかりフォローしていくことが大切だと考えられます。また、他の臓
胃がん手術後
器における新たながん発生について十分に配慮していくことも重要です。
胃がん領域のみならず、医学は日々着実な進歩を遂げています。それに伴い、治療法の選択
胃がん手術後
肢はよい意味でも増え、複雑化しています。残念ながら、ここに述べた事は胃がん治療の全般的な事項であり、とてもすべて紹介できるものではありません。さらに詳しく知りたい方
胃がん手術後
は群馬大学第一外科のホームページ、日本胃癌学会編集による胃癌治療ガイドラインの解説(金原出版)などを参考にしていただくとよいかと思います。
胃がん食事療法
脳腫瘍とは頭の骨(頭蓋骨)の内側に生じるできもの(腫瘍)のことです。その場所で最初から生じた原発性脳腫瘍と、体の他の部位のがんが転移してきた転移性腫瘍とに分けられます。原発性脳腫瘍は、脳そのものから発生する腫瘍(脳実質内腫瘍)と、脳を包む膜や脳神経、下垂体などから発生し脳を圧迫するように発育する腫瘍(脳実質外腫瘍)とにさらに大きく分けられています。原発性脳腫瘍の発生は人口10万人当たり年間10-12人の頻度と言われています。脳腫瘍は子供からお年寄りまでさまざまな年代に生じます。原発性脳腫瘍も体のほかの部分の腫瘍と同じように、良性、悪性腫瘍に分かれます。
症状
脳腫瘍は頭蓋骨の内側に生じるため、ある程度の大きさになると頭蓋骨の内側の圧力が増加することによって、腫瘍の種類に関係なく共通した症状があらわれます。頭が痛い(頭痛)、吐く(嘔吐)、目がかすむ(視力障害)が代表的な症状で、これは頭蓋内圧亢進症状と呼ばれています。特に早朝頭痛と言われるような朝起床時に強い頭痛を訴える場合、食事とは無関係に悪心を伴わずに吐く場合などは、頭蓋内圧亢進が疑われます。
けいれん発作も脳腫瘍の初発症状として重要です。腫瘍がまわりの神経細胞を刺激することによって生じます。大人になってから初めてけいれん発作が生じたら、脳腫瘍を疑う必要があります。
頭痛、嘔吐、視力障害、けいれん発作といった一般的な症状に加えて、脳腫瘍の発生した部位の働きが障害されて、麻痺や言葉の障害、性格変化などさまざまな症状が出現してきますが、これらは局所症状と呼ばれます。また、下垂体に腫瘍が発生すると、ホルモンの過剰分泌症状 (無月経?顔貌や体型の変化など)も出現します。
繰り返しになりますが、朝起床時に強い頭痛を訴える場合、食事とは無関係に悪心を伴わずに吐く場合、大人になってから初めてけいれん発作が生じた場合などは、ことに脳腫瘍が疑われますので専門施設の受診をお薦めします。
診断
症状などから脳腫瘍を疑った場合、現在はCT検査、MRI検査などの画像検査を行うことにより、脳腫瘍があるかどうか、どの場所にあるのかなど、ほぼ100%診断することができます。必要に応じて造影剤を用いた検査が行われます。治療法などを検討するために脳血管撮影、シンチグラム、腫瘍マーカーなどの検査を追加したり、神経機能の評価のために生理学的検査が必要になったりします。
治療
脳腫瘍が大きくなってくると、腫瘍周囲の脳機能を障害しさまざまな症状が出てくるとともに、頭蓋内圧亢進が生じてきます。たとえ良性腫瘍であったとしても腫瘍の部位、大きさにより命を左右しかねないのが脳腫瘍の特徴です。無症状の場合は経過観察されることもあります。治療を必要とする場合には手術が基本となります。部位によって脳の機能が分かれていますので、腫瘍の部位に応じて異なった機能障害が残る(後遺症)可能性があります。腫瘍の性質によっては放射線治療、化学療法などの補助療法を組み合わせなければならない場合もあります。腫瘍の部位、性質により治療方針が異なってきますので、各腫瘍の項目を参照してください。“脳腫瘍”などと聞くと、“とても恐ろしい不治の病”というイメージはありませんか?しかし、“脳腫瘍”のすべてが脳から発生する腫瘍を意味するものではありません。ちょっと変ですね。本来は、“脳腫瘍”は、脳から発生する腫瘍を意味する言葉なのですが、実際には、頭蓋骨の中にできる腫瘍の全てを“脳腫瘍”と呼んでいるのです。極端な場合は、頭にできる腫瘍全てを含むことさえあります。従って、ひとくちに“脳腫瘍”といっても、神経膠芽腫、悪性リンパ腫、転移性脳腫瘍などの悪性腫瘍から、髄膜腫、神経鞘腫、下垂体腺腫などの良性腫瘍まで、対象となる疾患は幅が広く、その性質は全く異なります。中には、幼少児期よりあったと考えられる、くも膜嚢胞やラトケ嚢胞、松果体嚢胞など、本当は“腫瘍”ではないものまで、“脳腫瘍”と言われてしまうことさえあるのです。“脳腫瘍”イコール不治の病ではありません。近年、MRIという脳の微細な構造までを明らかにする画像の発達に伴い(しかも、いわゆる「脳ドック」などの普及に伴い)、脳腫瘍の中でも、極めて初期の、あるいは無症状の腫瘍が偶然にも発見される頻度が高まっています。もちろん進行の速い疾患に対しては、迅速な対応が必要となることは言うまでもありません。当院では、これら多岐にわたる脳腫瘍を幅広く診療しています。診断は主に1.5テスラ高解像度MRIを用い、脳神経外科専門医および神経放射線専門医がこれを行います。本当に必要な最善の治療を慎重に考え、患者サイドに立って生活の質を向上させるための治療を目指しています。そのため、脳腫瘍の治療は、脳という特殊な領域の専門的知識ばかりでなく、「腫瘍?癌」という良性?悪性の新生物に対する腫瘍医学oncologyの立場からの目が必要となります。
このように慎重かつ入念な診断のもとに、手術が必要となった脳腫瘍の患者さんは、当院でも年間に50~70件に及びます。開頭による腫瘍摘出術には、MRI誘導によるナビゲーション?システムをいち早く導入しており、必要があればこれを利用して巨大な脳腫瘍の手術も行われます。しかし、脳腫瘍は必ずしも手術だけで治せるものではありません。極端な話になりますが、たとえば胃癌なら胃を全部取ってしまって合は、化学療法や放射線療法を併用することになります。また当院では、病理学的診断を目的としたCT/MR誘導定位脳手術による生検術を多く行っており、大学病院や他の病院からの依頼もしばしばあります。
化学療法や放射線治療などの治療は、必要に応じ北海道大学脳神経外科脳腫瘍グループおよび同放射線科神経放射線治療グループとの連係のもとに行われます。
病気は、基本的に患者さん一人一人違うもの。同じ診断名でも同じ治療になるとは限りません。当院では、それぞれの診断名ではなく、患者さん一人一人に最も合った治療法を検討し、実践することをモットーとしています。
最後になりましたが、少しでも多くの患者さんを救いたいとの信念から、日々研究も疎かにしていません。悪性脳腫瘍に対する治療成績、ナビゲーション?システムを用いた脳腫瘍摘出方法などについてまとめ、国内、国外の学会で発表しています。
脳腫瘍で頭が痛くなる場合は、いくつかの原因が挙げられますが、一番有名な原因として頭蓋内圧亢進症(ずがいないあつこうしんしょう)があります。つまり、全く新しい余計な物(腫瘍)が成長する際に、正常な脳組織を押し退けていく為に、逃げ場を失った脳(周りは頭蓋骨とよぶヘルメットによって保護されている為、この場合は外へ逃げ出せない事になります)の症状の代表が頭痛です。
1) 朝起きた際に強い頭痛を感じる
2) 吐いてしまうとすっきりする、または突発的に吐く
この様な特徴が有名です。また、逃げ場を失った脳全体の影響で、眼の奥に強い変化を伴っている場合もあります。脳の変形がわずかな時期や極めてゆっくり変化した場合は、環境の変化に対応して頭蓋内圧亢進症状、頭痛や嘔吐が出ない事もあります。
新生児や乳児で起こると、水頭症のページで紹介した様に、圧力に応じて頭が大きくなる変化(頭囲拡大)が起こるので、圧力が代償されますが、幼児以降では、頭の病気イコール頭痛のたとえにある症状はこの様に考えられています。
■頭痛以外の症状
病気の場所と関連した症状がでる事があります。代表的な症状として次のような症状があります。
腫瘍の部分は正常な神経活動は行われていません。ましてや周囲の正常は活動を妨害する事があり、ひきつけはその代表です。特に大人のひきつけは、脳腫瘍が考えられます。
■運動麻痺やことばの症状
多くは脳出血や脳梗塞と関係の深い症状ですが、少しずつ進行していく場合は、脳腫瘍の症状である場合があります。
■脳神経の症状
やはり少しずつ進行していく為に本人が自覚していない場合もありますが、眼の神経(視神経)を圧迫して、視力や視野(見えている範囲)の障害を起こす有名な病気には、ホルモン中心の下垂体の腫瘍があります。また、脳神経の腫瘍として聴神経(耳の神経で聞くとバランスの両方を司る)に発生する聴神経鞘腫は、難聴(聞こえにくさや耳鳴り)が特徴です。
■機能的な症状
下垂体に発生した腫瘍(下垂体腺腫)はある大きさ以上になると、眼の神経の症状を出しますが、ホルモンの症状で発見される事も多くあります。このタイプを機能的と呼び、女性であれば月経の変化や出産と関係のない乳汁分泌を代表的な症状とするもの(これは女性の乳汁分泌を司るホルモンセンターに発生した病気の症状です)、手足や顔貌の成人以降の変化や難治性の糖尿病を代表的な症状とするもの(これは成長ホルモンと呼ばれる成長期に身体を作る為に必要なホルモンセンターに発生した病気の症状です)、高血圧や特徴的な体格(肥満)となるステロイドホルモンと関係の深い病気など、脳腫瘍とは思わない身体の症状を出す事が特徴です。脳腫瘍とは
頭蓋内にできる腫瘍を総称して脳腫瘍と呼びます。
脳腫瘍には頭蓋内の組織が発生母地である原発性脳腫瘍のほか、頭蓋外の悪性腫瘍や癌が転移して脳内で増大する転移性脳腫瘍があります。
原発性脳腫瘍は発生部位により脳実質内腫瘍と脳実質外腫瘍の2つの種類に大別されます。
脳実質内腫瘍は脳実質を構成する神経細胞やグリア細胞などから脳内に発生します。境界が不明瞭であることが多く、手術により腫瘍全てを摘出することが困難であることが特徴です。
代表的な脳実質内腫瘍に神経膠腫や悪性リンパ腫などがあります。
脳実質外腫瘍は脳表を保護している髄膜に発生する髄膜腫や各種ホルモンの調節に関与する下垂体に発生する下垂体腺腫など、脳実質以外の組織から発生します。脳実質と境界明瞭であることが多く、手術による全摘出を目指します。
脳腫瘍のもう一つの分類として、「悪性」と「良性」に分ける方法があります。
「良性」腫瘍は比較的緩徐に増大しますが、「悪性」腫瘍は浸潤性かつ急速に増大し、手術?放射線治療?化学療法などの治療に抵抗性が高いのが特徴です。
■ 脳腫瘍の頻度
日本国内での原発性脳腫瘍の正確な発生頻度は不明ですが、2000年の長崎県における原発性脳腫瘍の登録症例では人口10万人当たり約15人でした。ちなみにアメリカでの発生率は1991年から1995年の統計で人口10万人当たり15.7人でした。
■ 脳腫瘍の発生原因
近年、脳腫瘍における遺伝子?染色体異常の関与が解明されつつありますが、発生原因の詳細はまだ不明です。家族性に発生する脳腫瘍もありますが大半は単発性です。
■ 脳腫瘍の症状について
脳腫瘍の症状には主に2つの機序が考えられます。
一つは頭蓋内圧亢進症状で、脳腫瘍による圧排や脳浮腫で頭蓋内圧が上昇して頭痛や嘔気?嘔吐、うっ血乳頭による視力低下などが出現します。
もう一つは局所神経症状で、脳腫瘍による圧迫や組織破壊よって中枢や神経線維が障害され、麻痺や知覚障害、小脳失調、けいれん発作などが出現します。
脳腫瘍が増大して圧迫や組織破壊、周囲組織の脳浮腫などにより意識や呼吸の中枢である脳幹部が障害された場合を脳ヘルニア(脳嵌頓)といい、治療を行わないと意識障害が進行して死に至る可能性があります。
■ 脳腫瘍の診断について
上記の症状が認められた場合や、脳ドックなどで偶然脳腫瘍が発見された場合には、当科外来にてまず問診?診察を行い、持参された画像なども参考にして、主に以下の検査を行います。
脳腫瘍の精査には次のようなものがあります。
頭部CT?MRI
→脳腫瘍の部位?性状を調べます。造影剤を使用することもあります。
脳シンチグラム
→特定の物質の集積を調べ、脳腫瘍の性状を調べます。
脳血管造影検査
→周囲の重要な血管との位置関係や脳腫瘍の栄養血管を調べます。
脳波検査
→けいれんの原因となる脳波異常を調べます。
病理組織診断
→手術による摘出が必要で、治療を兼ねて行われることがほとんどです。最終的な診断はこの病理組織診断で行われます。
1.~4.は外来でも可能な検査ですが、手術を前提に入院して行うことが多いです。
■ 脳腫瘍に対する治療
治療として主に下記のような方法を、病状や診断に応じてそれぞれを組み合わせて行われます。
手術による摘出術
開頭し、直接脳腫瘍の摘出を図ります。頭蓋内圧亢進が著しい場合には、腫瘍周囲の浮腫組織も切除すること(内減圧術)もあります。
症状の悪化や新たな合併を軽減するため、当科では下記のような手術補助手技を手術前や手術中に導入して腫瘍摘出術を行っています。
(手術補助手技)
血管内手術
腫瘍の栄養血管を閉塞し、腫瘍壊死?術中の出血軽減を図ります。
覚醒下開頭腫瘍摘出術
特殊な麻酔を用いて、手術中に患者さんに目を覚まして頂き、術者と直にコミュニケーションをとることで、運動?知覚神経の損傷を回避します。
ナビゲーションシステム
手術前の画像検査情報を用い、手術中に脳腫瘍の位置を特定し、脳の奥深くの神経の損傷を
胃がん食事療法
避けて、可能な限りの腫瘍摘出を図ります。
放射線治療
胃がん食事療法
術後に残した腫瘍や手術不能な場所にある腫瘍に対して放射線を照射し、腫瘍の縮小を図ります。
胃がん食事療法
悪性脳腫瘍や転移性脳腫瘍などに対しては、積極的な適応を考えています。
当院ではライナックシステムを用いた定位放射線手術が可能であり、放射線を1点に収束す
胃がん食事療法
ることで正常脳組織への被曝を最小限に抑えた放射線治療を行うことが出来ます。
化学療法
胃がん食事療法
脳腫瘍に対する薬物療法は、他部位の腫瘍と異なり、効果が少ないことがほとんどですが、抗腫瘍薬への感受性が高い一部の神経膠腫や、悪性リンパ腫、放射線治療が困難な小児など
胃がん食事療法
で積極的な適応が考えられます。
脳腫瘍の病態は多彩で、かつ症例ごとに異なるため、各種検査?治療を組み合わせた適切な
胃がん食事療法
治療を選択したうえで、その内容を詳しくご説明し、ご理解と同意のもとに治療を行います。
胃がん食事療法
私たち脳神経外科においても脳腫瘍に対する最良の治療法の研究?修得に励み、皆様にご提供できるよう努める所存です。
症状
脳腫瘍は頭蓋骨の内側に生じるため、ある程度の大きさになると頭蓋骨の内側の圧力が増加することによって、腫瘍の種類に関係なく共通した症状があらわれます。頭が痛い(頭痛)、吐く(嘔吐)、目がかすむ(視力障害)が代表的な症状で、これは頭蓋内圧亢進症状と呼ばれています。特に早朝頭痛と言われるような朝起床時に強い頭痛を訴える場合、食事とは無関係に悪心を伴わずに吐く場合などは、頭蓋内圧亢進が疑われます。
けいれん発作も脳腫瘍の初発症状として重要です。腫瘍がまわりの神経細胞を刺激することによって生じます。大人になってから初めてけいれん発作が生じたら、脳腫瘍を疑う必要があります。
頭痛、嘔吐、視力障害、けいれん発作といった一般的な症状に加えて、脳腫瘍の発生した部位の働きが障害されて、麻痺や言葉の障害、性格変化などさまざまな症状が出現してきますが、これらは局所症状と呼ばれます。また、下垂体に腫瘍が発生すると、ホルモンの過剰分泌症状 (無月経?顔貌や体型の変化など)も出現します。
繰り返しになりますが、朝起床時に強い頭痛を訴える場合、食事とは無関係に悪心を伴わずに吐く場合、大人になってから初めてけいれん発作が生じた場合などは、ことに脳腫瘍が疑われますので専門施設の受診をお薦めします。
診断
症状などから脳腫瘍を疑った場合、現在はCT検査、MRI検査などの画像検査を行うことにより、脳腫瘍があるかどうか、どの場所にあるのかなど、ほぼ100%診断することができます。必要に応じて造影剤を用いた検査が行われます。治療法などを検討するために脳血管撮影、シンチグラム、腫瘍マーカーなどの検査を追加したり、神経機能の評価のために生理学的検査が必要になったりします。
治療
脳腫瘍が大きくなってくると、腫瘍周囲の脳機能を障害しさまざまな症状が出てくるとともに、頭蓋内圧亢進が生じてきます。たとえ良性腫瘍であったとしても腫瘍の部位、大きさにより命を左右しかねないのが脳腫瘍の特徴です。無症状の場合は経過観察されることもあります。治療を必要とする場合には手術が基本となります。部位によって脳の機能が分かれていますので、腫瘍の部位に応じて異なった機能障害が残る(後遺症)可能性があります。腫瘍の性質によっては放射線治療、化学療法などの補助療法を組み合わせなければならない場合もあります。腫瘍の部位、性質により治療方針が異なってきますので、各腫瘍の項目を参照してください。“脳腫瘍”などと聞くと、“とても恐ろしい不治の病”というイメージはありませんか?しかし、“脳腫瘍”のすべてが脳から発生する腫瘍を意味するものではありません。ちょっと変ですね。本来は、“脳腫瘍”は、脳から発生する腫瘍を意味する言葉なのですが、実際には、頭蓋骨の中にできる腫瘍の全てを“脳腫瘍”と呼んでいるのです。極端な場合は、頭にできる腫瘍全てを含むことさえあります。従って、ひとくちに“脳腫瘍”といっても、神経膠芽腫、悪性リンパ腫、転移性脳腫瘍などの悪性腫瘍から、髄膜腫、神経鞘腫、下垂体腺腫などの良性腫瘍まで、対象となる疾患は幅が広く、その性質は全く異なります。中には、幼少児期よりあったと考えられる、くも膜嚢胞やラトケ嚢胞、松果体嚢胞など、本当は“腫瘍”ではないものまで、“脳腫瘍”と言われてしまうことさえあるのです。“脳腫瘍”イコール不治の病ではありません。近年、MRIという脳の微細な構造までを明らかにする画像の発達に伴い(しかも、いわゆる「脳ドック」などの普及に伴い)、脳腫瘍の中でも、極めて初期の、あるいは無症状の腫瘍が偶然にも発見される頻度が高まっています。もちろん進行の速い疾患に対しては、迅速な対応が必要となることは言うまでもありません。当院では、これら多岐にわたる脳腫瘍を幅広く診療しています。診断は主に1.5テスラ高解像度MRIを用い、脳神経外科専門医および神経放射線専門医がこれを行います。本当に必要な最善の治療を慎重に考え、患者サイドに立って生活の質を向上させるための治療を目指しています。そのため、脳腫瘍の治療は、脳という特殊な領域の専門的知識ばかりでなく、「腫瘍?癌」という良性?悪性の新生物に対する腫瘍医学oncologyの立場からの目が必要となります。
このように慎重かつ入念な診断のもとに、手術が必要となった脳腫瘍の患者さんは、当院でも年間に50~70件に及びます。開頭による腫瘍摘出術には、MRI誘導によるナビゲーション?システムをいち早く導入しており、必要があればこれを利用して巨大な脳腫瘍の手術も行われます。しかし、脳腫瘍は必ずしも手術だけで治せるものではありません。極端な話になりますが、たとえば胃癌なら胃を全部取ってしまって合は、化学療法や放射線療法を併用することになります。また当院では、病理学的診断を目的としたCT/MR誘導定位脳手術による生検術を多く行っており、大学病院や他の病院からの依頼もしばしばあります。
化学療法や放射線治療などの治療は、必要に応じ北海道大学脳神経外科脳腫瘍グループおよび同放射線科神経放射線治療グループとの連係のもとに行われます。
病気は、基本的に患者さん一人一人違うもの。同じ診断名でも同じ治療になるとは限りません。当院では、それぞれの診断名ではなく、患者さん一人一人に最も合った治療法を検討し、実践することをモットーとしています。
最後になりましたが、少しでも多くの患者さんを救いたいとの信念から、日々研究も疎かにしていません。悪性脳腫瘍に対する治療成績、ナビゲーション?システムを用いた脳腫瘍摘出方法などについてまとめ、国内、国外の学会で発表しています。
脳腫瘍で頭が痛くなる場合は、いくつかの原因が挙げられますが、一番有名な原因として頭蓋内圧亢進症(ずがいないあつこうしんしょう)があります。つまり、全く新しい余計な物(腫瘍)が成長する際に、正常な脳組織を押し退けていく為に、逃げ場を失った脳(周りは頭蓋骨とよぶヘルメットによって保護されている為、この場合は外へ逃げ出せない事になります)の症状の代表が頭痛です。
1) 朝起きた際に強い頭痛を感じる
2) 吐いてしまうとすっきりする、または突発的に吐く
この様な特徴が有名です。また、逃げ場を失った脳全体の影響で、眼の奥に強い変化を伴っている場合もあります。脳の変形がわずかな時期や極めてゆっくり変化した場合は、環境の変化に対応して頭蓋内圧亢進症状、頭痛や嘔吐が出ない事もあります。
新生児や乳児で起こると、水頭症のページで紹介した様に、圧力に応じて頭が大きくなる変化(頭囲拡大)が起こるので、圧力が代償されますが、幼児以降では、頭の病気イコール頭痛のたとえにある症状はこの様に考えられています。
■頭痛以外の症状
病気の場所と関連した症状がでる事があります。代表的な症状として次のような症状があります。
腫瘍の部分は正常な神経活動は行われていません。ましてや周囲の正常は活動を妨害する事があり、ひきつけはその代表です。特に大人のひきつけは、脳腫瘍が考えられます。
■運動麻痺やことばの症状
多くは脳出血や脳梗塞と関係の深い症状ですが、少しずつ進行していく場合は、脳腫瘍の症状である場合があります。
■脳神経の症状
やはり少しずつ進行していく為に本人が自覚していない場合もありますが、眼の神経(視神経)を圧迫して、視力や視野(見えている範囲)の障害を起こす有名な病気には、ホルモン中心の下垂体の腫瘍があります。また、脳神経の腫瘍として聴神経(耳の神経で聞くとバランスの両方を司る)に発生する聴神経鞘腫は、難聴(聞こえにくさや耳鳴り)が特徴です。
■機能的な症状
下垂体に発生した腫瘍(下垂体腺腫)はある大きさ以上になると、眼の神経の症状を出しますが、ホルモンの症状で発見される事も多くあります。このタイプを機能的と呼び、女性であれば月経の変化や出産と関係のない乳汁分泌を代表的な症状とするもの(これは女性の乳汁分泌を司るホルモンセンターに発生した病気の症状です)、手足や顔貌の成人以降の変化や難治性の糖尿病を代表的な症状とするもの(これは成長ホルモンと呼ばれる成長期に身体を作る為に必要なホルモンセンターに発生した病気の症状です)、高血圧や特徴的な体格(肥満)となるステロイドホルモンと関係の深い病気など、脳腫瘍とは思わない身体の症状を出す事が特徴です。脳腫瘍とは
頭蓋内にできる腫瘍を総称して脳腫瘍と呼びます。
脳腫瘍には頭蓋内の組織が発生母地である原発性脳腫瘍のほか、頭蓋外の悪性腫瘍や癌が転移して脳内で増大する転移性脳腫瘍があります。
原発性脳腫瘍は発生部位により脳実質内腫瘍と脳実質外腫瘍の2つの種類に大別されます。
脳実質内腫瘍は脳実質を構成する神経細胞やグリア細胞などから脳内に発生します。境界が不明瞭であることが多く、手術により腫瘍全てを摘出することが困難であることが特徴です。
代表的な脳実質内腫瘍に神経膠腫や悪性リンパ腫などがあります。
脳実質外腫瘍は脳表を保護している髄膜に発生する髄膜腫や各種ホルモンの調節に関与する下垂体に発生する下垂体腺腫など、脳実質以外の組織から発生します。脳実質と境界明瞭であることが多く、手術による全摘出を目指します。
脳腫瘍のもう一つの分類として、「悪性」と「良性」に分ける方法があります。
「良性」腫瘍は比較的緩徐に増大しますが、「悪性」腫瘍は浸潤性かつ急速に増大し、手術?放射線治療?化学療法などの治療に抵抗性が高いのが特徴です。
■ 脳腫瘍の頻度
日本国内での原発性脳腫瘍の正確な発生頻度は不明ですが、2000年の長崎県における原発性脳腫瘍の登録症例では人口10万人当たり約15人でした。ちなみにアメリカでの発生率は1991年から1995年の統計で人口10万人当たり15.7人でした。
■ 脳腫瘍の発生原因
近年、脳腫瘍における遺伝子?染色体異常の関与が解明されつつありますが、発生原因の詳細はまだ不明です。家族性に発生する脳腫瘍もありますが大半は単発性です。
■ 脳腫瘍の症状について
脳腫瘍の症状には主に2つの機序が考えられます。
一つは頭蓋内圧亢進症状で、脳腫瘍による圧排や脳浮腫で頭蓋内圧が上昇して頭痛や嘔気?嘔吐、うっ血乳頭による視力低下などが出現します。
もう一つは局所神経症状で、脳腫瘍による圧迫や組織破壊よって中枢や神経線維が障害され、麻痺や知覚障害、小脳失調、けいれん発作などが出現します。
脳腫瘍が増大して圧迫や組織破壊、周囲組織の脳浮腫などにより意識や呼吸の中枢である脳幹部が障害された場合を脳ヘルニア(脳嵌頓)といい、治療を行わないと意識障害が進行して死に至る可能性があります。
■ 脳腫瘍の診断について
上記の症状が認められた場合や、脳ドックなどで偶然脳腫瘍が発見された場合には、当科外来にてまず問診?診察を行い、持参された画像なども参考にして、主に以下の検査を行います。
脳腫瘍の精査には次のようなものがあります。
頭部CT?MRI
→脳腫瘍の部位?性状を調べます。造影剤を使用することもあります。
脳シンチグラム
→特定の物質の集積を調べ、脳腫瘍の性状を調べます。
脳血管造影検査
→周囲の重要な血管との位置関係や脳腫瘍の栄養血管を調べます。
脳波検査
→けいれんの原因となる脳波異常を調べます。
病理組織診断
→手術による摘出が必要で、治療を兼ねて行われることがほとんどです。最終的な診断はこの病理組織診断で行われます。
1.~4.は外来でも可能な検査ですが、手術を前提に入院して行うことが多いです。
■ 脳腫瘍に対する治療
治療として主に下記のような方法を、病状や診断に応じてそれぞれを組み合わせて行われます。
手術による摘出術
開頭し、直接脳腫瘍の摘出を図ります。頭蓋内圧亢進が著しい場合には、腫瘍周囲の浮腫組織も切除すること(内減圧術)もあります。
症状の悪化や新たな合併を軽減するため、当科では下記のような手術補助手技を手術前や手術中に導入して腫瘍摘出術を行っています。
(手術補助手技)
血管内手術
腫瘍の栄養血管を閉塞し、腫瘍壊死?術中の出血軽減を図ります。
覚醒下開頭腫瘍摘出術
特殊な麻酔を用いて、手術中に患者さんに目を覚まして頂き、術者と直にコミュニケーションをとることで、運動?知覚神経の損傷を回避します。
ナビゲーションシステム
手術前の画像検査情報を用い、手術中に脳腫瘍の位置を特定し、脳の奥深くの神経の損傷を
胃がん食事療法
避けて、可能な限りの腫瘍摘出を図ります。
放射線治療
胃がん食事療法
術後に残した腫瘍や手術不能な場所にある腫瘍に対して放射線を照射し、腫瘍の縮小を図ります。
胃がん食事療法
悪性脳腫瘍や転移性脳腫瘍などに対しては、積極的な適応を考えています。
当院ではライナックシステムを用いた定位放射線手術が可能であり、放射線を1点に収束す
胃がん食事療法
ることで正常脳組織への被曝を最小限に抑えた放射線治療を行うことが出来ます。
化学療法
胃がん食事療法
脳腫瘍に対する薬物療法は、他部位の腫瘍と異なり、効果が少ないことがほとんどですが、抗腫瘍薬への感受性が高い一部の神経膠腫や、悪性リンパ腫、放射線治療が困難な小児など
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で積極的な適応が考えられます。
脳腫瘍の病態は多彩で、かつ症例ごとに異なるため、各種検査?治療を組み合わせた適切な
胃がん食事療法
治療を選択したうえで、その内容を詳しくご説明し、ご理解と同意のもとに治療を行います。
胃がん食事療法
私たち脳神経外科においても脳腫瘍に対する最良の治療法の研究?修得に励み、皆様にご提供できるよう努める所存です。
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健康食品やサプリメントをはじめとした、がんの代替療法(民間療法)の有効性や安全性を科学的な方法で評価しようという気運が世界的に高まっています。これまでに行われた研究を検討して、がんの代替療法の有効性と安全性についてどこまでわかっているかを整理するという試みも始まっています。
その中で最も組織的で詳しい研究の1つとして、アメリカ、ハーバード大学の研究グループによる報告をご紹介します。がんに対する「相補代替療法」の有効性と安全性をまとめたものです(「相補」とは「補う」という意味で、通常のがん治療を補う意図で行われる治療のこと。代替とは「代わり」という意味で、通常のがん治療の代わりに行われる治療法を指しています)。
この報告の中で、がんに対する相補代替療法として取り上げられているのは、「食事療法」「サプリメントや健康食品」「鍼灸」「マッサージ療法」「運動療法」「心理療法と心身療法」です。それぞれの治療法の「有効性」と「安全性」について、どのような方法で判断したか、見てみましょう
.「有効性」と「安全性」の検討
「有効性」については、2つの面から検討しています。1つは、「がんの進行を遅らせたり、生存率を高めるかどうか」についての検討です。もう1つは、「がんそのものやがんに対する治療などが原因で生じる吐き気や倦怠感などさまざまな症状を和らげるかどうか」についての検討です。つまり、症状緩和という意味での有効性を調べたものです。
一方、「安全性」については2つの観点から検討しています。それは、「直接的な有害作用」があるか、「手術?放射線治療?化学療法など通常の治療法に対する干渉作用」があるかどうか、という2点です。
4段階の判定の方法
こうした有効性と安全性のバランスを考えながら、研究グループはそれぞれの治療法について総合判定をしています。判定は次の4つの段階に分かれます。「推奨」と「容認、場合によっては推奨」は勧めることができる
この2つが意味するのは、「有効性を示す根拠もあるし、安全性を支持する根拠もあるので、勧める」ということです。ただし、「推奨」のほうが、「容認、場合によっては推奨」よりもお勧めする程度が強いことを意味しています。具体的な裏づけとしては、ランダム化比較試験が3件以上あり、そのうちの75%以上の研究で効果が認められるような場合に、この判定がされることになっています。
「容認、場合によっては推奨」は「推奨」よりも弱い判定で、1つ以上のランダム化比較試験があり、そのうちの50%を超える研究で効果が認められたような場合が当てはまります。
「容認」と「反対」は消極的に認める、あるいは反対ということ
「容認」には、お勧めするという意味合いはありません。「有効性については、きちんとした根拠はない。けれども、安全性については、重大な危険はない。だから、がん患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに容認する。つまり認める」という判定です。「反対」は、「効果がない。または、重大な危険性がある」ので、利用には反対するという判定です。
4.がんの進行、生存についての判定
まず、「がんの進行を遅らせ、生存率を高める」ことについての検討はどうでしょうか。ここで「推奨」、つまり「勧める」と判定されているものは、1つもありません。意外に思われるかもしれませんが、がんの相補代替療法の中で、がんの進行を防ぐとか、生存率が上がるという効果を、この研究グループが認めて推薦するものは、1つもないということです。
「容認、場合により推奨」と判定されているのは、「前臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」1つだけです。残りの代替療法はすべて、「容認」あるいは「反対」と判定されています。「容認」、つまり「有効性ははっきりしないけれども、患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに認める」と判定されている治療法の例として挙げられているのは、「乳がんと前立腺がんに対する低脂肪食」、「マクロバイオティク食(野菜や玄米中心の食事)」、「臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」です。
一方、「反対」という判定はどうでしょうか。これはつまり「効果がないか、害のあることがはっきりしているので反対する」という判定です。一般に、がんに対して有効と思われている、「ビタミンAとビタミンCなどの抗酸化物質のサプリメント」と、「乳がんに対する大豆サプリメント」の2つは、この「反対」という判定になっています。
5.むしろ害になる可能性のあるサプリメント
この判定は、ビタミンAやCなどの抗酸化物質が通常の治療効果を弱めてしまう可能性があるためです。放射線治療や化学療法など、通常のがん治療の一部は、活性酸素を発生させてがん細胞を攻撃することにより治療効果を発揮します。ところが、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化物質をサプリメントとして大量にとると、活性酸素の作用が弱くなるため、こうした通常治療の効果を阻害する可能性があります。そのため、判定が「反対」とされているのです。
また、「乳がんに対する大豆サプリメント」も、この論文では「反対」とされています。植物性エストロゲンは大豆製品に多く含まれており、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ています。大豆製品に含まれる植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンの働きを抑えて、乳がん予防につながるという仮説があります。
けれどもその一方で、植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンと同じ働きをすることで、かえって乳がんのリスクを高めてしまうという可能性も考えられています。こうした有害作用についての理論的な可能性を現時点では否定できないことから、判定は「反対」という結果になっています。
6.症状を和らげる効果についての判定
もう1つの有効性である、「吐き気や倦怠感など、症状を和らげるための相補代替療法」についての判定はどうでしょうか。こちらもやはり、勧める度合いがもっとも高い「推奨」という判定がされているものは1つもありません。
「容認、場合により推奨」と判定されている治療法の例として、「化学療法による悪心嘔吐に対する鍼灸」、「不安、悪心、リンパ浮腫に対するマッサージ」、「運動療法」が挙げられています。
また「容認」と判定されている治療としては、「痛みに対する鍼灸痛みに対するマッサージ」があります。
以上が、がんの相補代替療法の有効性と安全性について、研究グループが判定したまとめです。
この論文では、安全性と有効性の評価だけではなく、リスクの程度、使ってはいけない禁忌の状況などについても、具体的に特定しているので、参考にしてください。
なお、総合判定の3番目にあたる「容認」については、正確に理解しておく必要があります。
この判定に分類された治療法は、「効果の可能性があるので承認する」というように「積極的」に認めているわけではありません。決して、有効性が科学的に確認されている、という意味ではないのです。
生命にかかわるような大きな有害作用が現時点で報告されておらず、またそのようなことが生じる理論的可能性も低いということにすぎません。
つまり、「効果は未確認だが、重大な害の可能性は低いので、患者が使用を希望する場合に
は、反対しないでその意思を尊重する」ということです。
これは、積極的なお勧めではなく、いわば「消極的」な意味合いのものということを頭に
入れておいてください。
(1)腫瘍ワクチン療法
がん細胞にサイトカインや接着分子等の遺伝子を導入し、がん細胞が増殖しないように放射線を照射した後に患者さんの体内に戻す方法です。現在までに悪性黒色腫、腎がん、線維肉
腫等で数多く試みられていますが、T細胞のがん内への浸潤、がん細胞特異的免疫担当細胞の誘導あるいは遅延型過敏反応等は確認されているものの、臨床的有用性が確認されたもの
はまだありません。また、補助刺激分子(T細胞受容体からのシグナルを増強するのを助ける補助分子)の1つであるB7遺伝子を、がん内部に直接接種する遺伝子治療も行われていま
す。これに関してもほぼ同様の結果で、治療効果は確認されていません。
(2)DNA(RNA)ワクチン療法
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がん特異的抗原の遺伝子を患者さんの体内(その多くは筋肉細胞内)に接種し、その抗原に対する抗原特異的免疫反応を誘導する試みで、臨床応用が進められています。しかし、現時
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点ではその臨床的有効性は証明されていません。
また、樹状細胞(参照してください)にがん特異的抗原遺伝子を導入することによって、抗
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がん活性が高まることが期待されています。動物実験では、腫瘍ワクチン、DNA(RNA)ワクチンを上回る治療効果が報告されていて、臨床試験が計画されています。
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[効果]
他の遺伝子治療と同様、これら免疫遺伝子治療の臨床応用も現在第I相試験を終了した段階
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で、有用性の有無を結論づけるには至っていません。
[副作用]
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腫瘍ワクチンあるいはDNA(RNA)ワクチン接種部位に痛みが認められる以外に、重篤な副作用は報告されていません。
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[問題点]
第I相試験から期待されている効果を得ることは難しいと予想されていますが、免疫遺伝子治
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療は研究の段階で、その治療効果を期待するにはさらなる解析が必要と思われます。
がんの代替療法
その中で最も組織的で詳しい研究の1つとして、アメリカ、ハーバード大学の研究グループによる報告をご紹介します。がんに対する「相補代替療法」の有効性と安全性をまとめたものです(「相補」とは「補う」という意味で、通常のがん治療を補う意図で行われる治療のこと。代替とは「代わり」という意味で、通常のがん治療の代わりに行われる治療法を指しています)。
この報告の中で、がんに対する相補代替療法として取り上げられているのは、「食事療法」「サプリメントや健康食品」「鍼灸」「マッサージ療法」「運動療法」「心理療法と心身療法」です。それぞれの治療法の「有効性」と「安全性」について、どのような方法で判断したか、見てみましょう
.「有効性」と「安全性」の検討
「有効性」については、2つの面から検討しています。1つは、「がんの進行を遅らせたり、生存率を高めるかどうか」についての検討です。もう1つは、「がんそのものやがんに対する治療などが原因で生じる吐き気や倦怠感などさまざまな症状を和らげるかどうか」についての検討です。つまり、症状緩和という意味での有効性を調べたものです。
一方、「安全性」については2つの観点から検討しています。それは、「直接的な有害作用」があるか、「手術?放射線治療?化学療法など通常の治療法に対する干渉作用」があるかどうか、という2点です。
4段階の判定の方法
こうした有効性と安全性のバランスを考えながら、研究グループはそれぞれの治療法について総合判定をしています。判定は次の4つの段階に分かれます。「推奨」と「容認、場合によっては推奨」は勧めることができる
この2つが意味するのは、「有効性を示す根拠もあるし、安全性を支持する根拠もあるので、勧める」ということです。ただし、「推奨」のほうが、「容認、場合によっては推奨」よりもお勧めする程度が強いことを意味しています。具体的な裏づけとしては、ランダム化比較試験が3件以上あり、そのうちの75%以上の研究で効果が認められるような場合に、この判定がされることになっています。
「容認、場合によっては推奨」は「推奨」よりも弱い判定で、1つ以上のランダム化比較試験があり、そのうちの50%を超える研究で効果が認められたような場合が当てはまります。
「容認」と「反対」は消極的に認める、あるいは反対ということ
「容認」には、お勧めするという意味合いはありません。「有効性については、きちんとした根拠はない。けれども、安全性については、重大な危険はない。だから、がん患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに容認する。つまり認める」という判定です。「反対」は、「効果がない。または、重大な危険性がある」ので、利用には反対するという判定です。
4.がんの進行、生存についての判定
まず、「がんの進行を遅らせ、生存率を高める」ことについての検討はどうでしょうか。ここで「推奨」、つまり「勧める」と判定されているものは、1つもありません。意外に思われるかもしれませんが、がんの相補代替療法の中で、がんの進行を防ぐとか、生存率が上がるという効果を、この研究グループが認めて推薦するものは、1つもないということです。
「容認、場合により推奨」と判定されているのは、「前臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」1つだけです。残りの代替療法はすべて、「容認」あるいは「反対」と判定されています。「容認」、つまり「有効性ははっきりしないけれども、患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに認める」と判定されている治療法の例として挙げられているのは、「乳がんと前立腺がんに対する低脂肪食」、「マクロバイオティク食(野菜や玄米中心の食事)」、「臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」です。
一方、「反対」という判定はどうでしょうか。これはつまり「効果がないか、害のあることがはっきりしているので反対する」という判定です。一般に、がんに対して有効と思われている、「ビタミンAとビタミンCなどの抗酸化物質のサプリメント」と、「乳がんに対する大豆サプリメント」の2つは、この「反対」という判定になっています。
5.むしろ害になる可能性のあるサプリメント
この判定は、ビタミンAやCなどの抗酸化物質が通常の治療効果を弱めてしまう可能性があるためです。放射線治療や化学療法など、通常のがん治療の一部は、活性酸素を発生させてがん細胞を攻撃することにより治療効果を発揮します。ところが、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化物質をサプリメントとして大量にとると、活性酸素の作用が弱くなるため、こうした通常治療の効果を阻害する可能性があります。そのため、判定が「反対」とされているのです。
また、「乳がんに対する大豆サプリメント」も、この論文では「反対」とされています。植物性エストロゲンは大豆製品に多く含まれており、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ています。大豆製品に含まれる植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンの働きを抑えて、乳がん予防につながるという仮説があります。
けれどもその一方で、植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンと同じ働きをすることで、かえって乳がんのリスクを高めてしまうという可能性も考えられています。こうした有害作用についての理論的な可能性を現時点では否定できないことから、判定は「反対」という結果になっています。
6.症状を和らげる効果についての判定
もう1つの有効性である、「吐き気や倦怠感など、症状を和らげるための相補代替療法」についての判定はどうでしょうか。こちらもやはり、勧める度合いがもっとも高い「推奨」という判定がされているものは1つもありません。
「容認、場合により推奨」と判定されている治療法の例として、「化学療法による悪心嘔吐に対する鍼灸」、「不安、悪心、リンパ浮腫に対するマッサージ」、「運動療法」が挙げられています。
また「容認」と判定されている治療としては、「痛みに対する鍼灸痛みに対するマッサージ」があります。
以上が、がんの相補代替療法の有効性と安全性について、研究グループが判定したまとめです。
この論文では、安全性と有効性の評価だけではなく、リスクの程度、使ってはいけない禁忌の状況などについても、具体的に特定しているので、参考にしてください。
なお、総合判定の3番目にあたる「容認」については、正確に理解しておく必要があります。
この判定に分類された治療法は、「効果の可能性があるので承認する」というように「積極的」に認めているわけではありません。決して、有効性が科学的に確認されている、という意味ではないのです。
生命にかかわるような大きな有害作用が現時点で報告されておらず、またそのようなことが生じる理論的可能性も低いということにすぎません。
つまり、「効果は未確認だが、重大な害の可能性は低いので、患者が使用を希望する場合に
は、反対しないでその意思を尊重する」ということです。
これは、積極的なお勧めではなく、いわば「消極的」な意味合いのものということを頭に
入れておいてください。
(1)腫瘍ワクチン療法
がん細胞にサイトカインや接着分子等の遺伝子を導入し、がん細胞が増殖しないように放射線を照射した後に患者さんの体内に戻す方法です。現在までに悪性黒色腫、腎がん、線維肉
腫等で数多く試みられていますが、T細胞のがん内への浸潤、がん細胞特異的免疫担当細胞の誘導あるいは遅延型過敏反応等は確認されているものの、臨床的有用性が確認されたもの
はまだありません。また、補助刺激分子(T細胞受容体からのシグナルを増強するのを助ける補助分子)の1つであるB7遺伝子を、がん内部に直接接種する遺伝子治療も行われていま
す。これに関してもほぼ同様の結果で、治療効果は確認されていません。
(2)DNA(RNA)ワクチン療法
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がん特異的抗原の遺伝子を患者さんの体内(その多くは筋肉細胞内)に接種し、その抗原に対する抗原特異的免疫反応を誘導する試みで、臨床応用が進められています。しかし、現時
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点ではその臨床的有効性は証明されていません。
また、樹状細胞(参照してください)にがん特異的抗原遺伝子を導入することによって、抗
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がん活性が高まることが期待されています。動物実験では、腫瘍ワクチン、DNA(RNA)ワクチンを上回る治療効果が報告されていて、臨床試験が計画されています。
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[効果]
他の遺伝子治療と同様、これら免疫遺伝子治療の臨床応用も現在第I相試験を終了した段階
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で、有用性の有無を結論づけるには至っていません。
[副作用]
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腫瘍ワクチンあるいはDNA(RNA)ワクチン接種部位に痛みが認められる以外に、重篤な副作用は報告されていません。
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[問題点]
第I相試験から期待されている効果を得ることは難しいと予想されていますが、免疫遺伝子治
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療は研究の段階で、その治療効果を期待するにはさらなる解析が必要と思われます。
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