胃がん治療

しかしこれらの症状に気づきながら多くの方(大腸がんがあった人の70%)が3カ月以上病院を受診しないのが通例です。排便時の出血といっても便の周りに血がついている場合、便と血液が混ざり合っている場合、排便の後にふいた紙に、血液が付着している場合などがあります。
直腸がん、状結腸がんの場合では赤く新鮮な血液(鮮血)が出ることから本人も出血していることを自覚できます。いずれにしても血便があればできるだけ早く専門医にかかり大腸検査を受ける必要があります。
上行結腸がん、盲腸がんの場合でも病変から出血しますが、排便のときは鮮血ではなく黒色や茶色の古い血液であることが多いので本人に自覚できないことがあります。そして上行結腸がん、盲腸がんの場合には右下腹部のしこり(腫瘤)、貧血、体重減少が主症状となっています。
血便があったらすぐ受診を
しかし、血便の大部分はがんではありません。血便のある人に大腸X線検査または大腸内視鏡検査を行うと、約30~50人中1人にがんが見つかります。しかし、残りの29~49人はがんではなく内痔核[ないじかく]などが原因です。血便があった場合は病院に行かずに悩んでいるより、できるだけ早く病院を受診し、大腸検査を受けて原因を明らかにしてください。
大腸ポリープとは何か
大腸検査を受けると大腸ポリープが見つかることがあります。大腸ポリープとはいったい何でしょう。大腸ポリープとは、大腸の粘膜表面に飛び出している隆起のことで、ポリープの本来の意味は「キノコ状の隆起」です。そしてポリープにもいろいろな形があります。チューリップの花の茎のように茎があるものを有茎性[ゆうけいせい]ポリープ、くびれがあるが茎はないものを亜有茎性ポリープ、根元が幅広いものを広基性ポリープ、大きく全体に広がっているものを側方発育型腫瘍と呼びます。
ポリープにはその約10%にがんが含まれています。詳しくいうと、腺腫[せんしゆ]とがんの中間の性質をもつもので前がん病変と考えられている)というものからできたポリープは、がん化する危険があります。しかしまだ小さなポリープ(通常は直径約5mm以下で過形成性ポリープという)はがんにはなりません。以上のようにポリープには、(1)がんにはならないポリープ(過形成性ポリープ)、(2)前がん病変であるポリープ(腺腫)、(3)すでにがんを含んでいるポリープ、の3つのものがあります。
ポリープをとる、とらないの選択
すでにがんのあるもの、正常とがんの中間であるもの(腺腫[せんしゆ]*)ではポリープをとる必要があります。ポリープをとるホルマリンで固定後に染料にて染色され顕微鏡下にて癌細胞の存在の有無が確認される。場合によっては癌抗原による免疫染色が施される場合もある。生検とそれに続く病理検査が癌細胞の存在を確定する唯一の手段である。
 上記の検査で胃癌であることが確定すると、医師は画像診断(内視鏡やX線検査)で胃癌が胃のどの範囲に広がるか、どの深さまで浸潤しているか、肝臓などの他の部位に転移していないかを調べる。胃癌は肝臓、膵臓など近傍臓器に浸潤?転移することがあり、胃の周辺リンパ節への転移は頻度が高いのでCTスキャンや腹部超音波診断でこれらの部位を検査する。肺にも転移するので、検査が必要である。これらを総合して病期(stage)の判定が行われる。これは治療方針決定に重要である。日本においては早期胃癌は大きさ、リンパ節転移に関係なく、深達度が粘膜内、粘膜下層にとどまるものと定義されている。
[編集] 病期
胃癌の進行度は、T:原発腫瘍の拡がり、N:リンパ節転移の拡がり、M:他臓器への転移の有無 の3つの指標で評価される。それらの組み合わせを生存率がほぼ等しくなるようにグループ分けしたのが病期(Stage)であり、数字が大きくなるほど進行した癌であることを表す。国際的にはUICC(International Union Against Cancer)のTNM分類が用いられるが、日本では胃癌取扱い規約による病期分類が広く使用されている。
たとえば胃癌取扱い規約(第13版)によると、胃の固有筋層まで浸潤する腫瘍で(T2)胃壁に接するリンパ節(1群)のみに転移があり(N1)他臓器への転移がない場合(M0)、StageIIとなる。ちなみに胃癌取扱い規約は日本胃癌学会から出版されており、書店で購入することができる。
最終的な病期診断(Final Stage)は手術後に確定する。外科医は主たる病変を切除するだけでなく、腹部の他の部位の組織サンプルや近傍リンパ節を郭清する。これらの全ての組織標本は病理医の癌細胞検査を受ける。最終的な診断はこの病理検査結果を根拠にして決定され、手術後の治療が必要かどうか判断される。
胃癌取り扱い規約によると肉眼的分類として
T1
癌の浸潤が粘膜(M)または粘膜下層(SM)にとどまるもの。リンパ節転移の有無を問わず、早期胃癌といわれることが多い。粘膜筋板から0.5mm未満をSM1、それ以降をSM2と細分化することもある。
T2
癌の浸潤が粘膜下組織を超えているが固有筋層(MP)または漿膜下組織(SS)にとどまるもの。
T3
癌の浸潤が漿膜下組織を超えて漿膜に接しているか、またはこれを破って遊離腹腔に露出しているもの(SE)。
T4
癌の浸潤が直接他臓器まで及ぶもの(SI)
TX
癌の浸潤の深さが不明なもの。
その他のTNM分類としてはN:リンパ節、H:肝転移、P:腹膜転移、CY:腹腔細胞診、M:遠隔転移がある。
乳がん 症状 しこり
乳がんの症状のひとつに、乳房のしこりがあります。乳がんは、5mmぐらいから1cmぐらいの大きさになると、自分で注意深くさわるとわかるしこりになります。しかし、しこりがあるからといってすべてが乳がんであるというわけではありません。
乳がん 症状 写真
乳がんの症状の写真を閲覧するには、yahoo!の画像検索やgoogleのイメージ検索を利用すると便利です。検索窓に「乳がん 症状」などキーワードを入力し、画像、または、イメージというところをクリックすれば、でてきます。
乳がん 症状
乳がんの症状には、次のような特徴的な症状があります。いずれも、自分でわかるものですので、乳がんの早期発見に努めてください。
乳房のしこり
乳房内にしこりをさわれます。乳房の大きさにもより、直径1cm以下では発見されることは、ほとんどないでしょう。しこりといっても、良性のものもあります。しこりの性状だけでがんと判断することはできません。しこりがあったら、しかるべき医療機関で精密検査をうける必要があります。
皮膚のひきつれ
鏡でみて、ひきつれや、反対側の乳房と違う変形があったときも、乳がんの可能性があります。多くの場合ひきつれの下にしこりがあります。なかには、しこりは小さくてさわれず、ひきつれだけで発見されることもあります。
乳頭の陥凹(かんおう)
乳頭の近くにがんがあると、乳頭が陥凹することがあります。陥凹とは引っ込むことです。乳管拡張症などでも同じような症状があるので、精密検査が必要です。
乳頭のびらん
乳頭のびらんを起こす特殊な乳がんがあります。びらんとは、皮膚や粘膜の上層の細胞がはがれ落ち、内層が露出している状態になること。ただれです。特にかゆみがないときには、この病気疑って精密検査が必要です。
皮膚のむくみ
片方の乳房、あるいはその一部だけにむくみや、痛みを伴い発赤が見られるときは、かなり進行した乳がんの可能性があります。良性の可能性もありますので、むやみに悲観しないで、検査を受ける必要があります。
乳がん 早わかり(2)
乳がん 石灰化
乳房内にできたカルシウムの沈着物を、乳房内石灰化と呼びます。腫瘤を触れずに、マンモグラフィ検査の石灰化のみで、発見される早期乳がんが増えています。
乳がん 治療
乳がんの治療方法には、外科療法、放射線療法、ホルモン療法、化学療法、分子標的療法があります。
乳がん 検診 マンモグラフィ
マンモグラフィー(乳房X線診断)は、触診では見つからないような小さながんが見つかることがあります。乳がんの定期検診として、50才以上の女性は、年1回のマンモグラフィー検査を実施している市町村もあります。
乳がん マンモグラフィ
マンモグラフィー(乳房X線診断)は、触診では見つからないような小さながんが見つかることがあります。乳がんの定期検診として、50才以上の女性は、年1回のマンモグラフィー検査を実施している市町村もあります。
乳がん 手術
乳がんの手術は、乳房にできたがんを切除するためにおこないます.がん組織を含めた周りの正常組織を同時に切除しますが、切除される正常組織の範囲は乳がんの病期により異なります.一般的には、早い時期に見つかった乳がんほど狭い範囲の正常組織を切除するだけで済みます。
乳がん 検診
乳がんは視診と触診で、ほぼ診断できるがんです。さらに確定するために、画像検査や細胞検査がおこなわれます。画像検査には、超音波検査とマンモグラフィ検査があります。特にマンモグラフィ検査は有効です。マンモグラフィ検査は、プラスチックの板で乳房を上下、左右からはさんで、X線撮影する方法です。ごく小さながんや、しこりになる前のがんも発見できます。細胞検査は、乳房に針をさして組織を採取して検査します。しこりがないときは、乳管造影検査がおこなわれることもあります。さらに、乳がんは転移しやすいがんです。骨シンチグラフィやCT検査で全身を調べる必要があります。
乳がん 早わかり(3)
乳がん 抗がん剤
抗がん剤を用いた化学療法は、がん細胞を死滅させる効果がある治療法です。手術のあと、術後薬物療法として、画像では確認できないような体内に残っているがん細胞を殺し、再発を防ぐためにおこなわれます。
乳がん 症状 痛み
乳がんの場合、一般には痛みの症状は見られません。ただし、痛みがあるから乳がんではないという自己判断は禁物です。
乳がん しこり
乳がんが5mm~1cmくらいの大きさになると、自分で触れて気が付くしこりになります。定期的な自己検診による早期発見に努めるようにします。乳房に、しこりがあるからといって、すべてが乳がんであるというわけではありません。
乳がん 再発
乳がんを手術した場所や、その近くだけに再発した場合には、その部分だけを手術で切除したり、放射線治療をする事もあります。遠隔転移や再発が認められた場合には、通常ホルモン療法や化学療法を行い、全身に散らばったがん細胞が増えるのを抑える必要があります。
乳がん 治療
乳がんはリンパ節の転移が早くからみられます。また、血行性なので、遠い臓器にまで転移しやすいという特徴があります。そして、転移がすすむほど
治療成績は悪くなります。乳がん全体の手術後の10年生存率は、60~70%です。乳がんのもっとも確実な治療方法は手術になります。切除手術には、乳房をのこす乳房温存療法と、乳房切除術があります。現在、早期がんでは、乳房温存手術が約30%、もっとも多くおこなわれているのが、胸筋温存乳房切除術です。乳房切除と同時にの乳房再建術も多くおこなわれています。切
除術の前に、放射線療法や抗がん剤による化学療法を併用することもあります。放射線や抗がん剤でがんが小さくなれば、切除範囲を小さくすることができます。手術後には、がん細胞の増殖をおさえたり、目に見えない、がん細胞を死滅させるために、ホルモン療法や化学療法がおこなわれます。ホルモン療法は最低5年間は継続します。
乳がん 早わかり(4)
乳がん 生存率
乳がんは術後5年以降に再発することもあり、術後10年を経過したところで、乳がんが治ったか否かの判定にしています。乳がんの生存率は、病期Ⅰ 93%、Ⅱ 79%、Ⅲ 52% です。
炎症性 乳がん
炎症性乳がんは、しこりを作らず乳房表面の皮膚がオレンジの皮のように赤くなり痛みや熱感をともなうことがあります。
乳がん 転移
乳がんはリンパ節の転移が早くからみられます。また、血行性なので、遠臓器にまで転移しやすいという特徴があります乳がん 検査
乳がんの検査は、自己検診だけではなく、定期的に医師による検診を受けておくことも大切です。乳がんの検査は、視触診のほか、乳房のエックス線撮
影であるマンモグラフィーや、超音波を当てて、乳房内の様子を調べる超音波検査などの画像検査があります。画像検査では視触診でわからない小さながんも見つけることができます。
院を必要としません。 通院で抗ガン剤を投与 化学療法(抗ガン剤治療)も、いまでは通院が主流です。抗ガン剤のプログラムは1週間~1ヶ月単位で組まれることが多く、週のはじめや1ヶ月の最初の数日間に病院に行けば、後は自宅で過ごしたり、仕事を続けることもできます。この場合、あらかじめ医師や看護師の指導を受ければ、患者は決まった時間に点滴

胃がん治療


針をつけてもらいに病院に行き、点滴が終了したら自分で針を抜くことができます。通院で化学療法を行えるようになったのは、ひとつには以前に比べて抗ガン剤の副作用対策が充実

胃がん治療


してきたためです。抗ガン剤の種類に合わせて、効果の高い吐き気止めや下痢止めが処方されるので、かつてのように治療後に副作用でしばらく動けなくなるといったことは多くはあ

胃がん治療


りません。抗がん剤治療でもっとも心配されるのは、白血球の減少によって免疫力が低下し、重い感染症にかかることです。今では、必要に応じて白血球を増やす薬を注射すること

胃がん治療


により、感染症の危険が入院で管理することになります。ほかにも、体が弱っていたり、抗ガン剤や放射線治療の副作用が強く現れれば入院

胃がん治療

甲状腺の場所と働き
甲状腺は首の気管前面にくっついた形で存在し、いわゆる「のど仏」の下方にある臓器で

胃がん治療


重さは約15gです。男性では女性に比べてやや低い位置にあります。甲状腺の後両側には反回神経という声を出すのに必要な神経が走っており、気管後面には食道が、またすぐ近く

胃がん治療


に頚動脈、頚静脈などがあります。
 甲状腺は甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。そ

胃がん治療


して、そのホルモンレベルは脳にある下垂体という臓器の指令により調節されています。なお、甲状腺の裏側には副甲状腺というやはりホルモンを分泌する米粒大の臓器がは病理
医に送られ、


末期胃がん

皮膚は表面に近い部分から表皮?真皮?皮下組織の3つの部分に大きく 分かれます。さらに表皮はいくつかの層(表面から順に角質層?顆粒層?有棘層?基底層と呼びます)に分かれます。基底 層(表皮最下層)と真皮の間には基底膜があります。真皮~皮下組織にかけて、毛包?脂腺?汗腺という表皮と構造の類似した皮膚付属器があります。真皮?皮下には他に脂肪織?血管?立毛筋などの上皮以外の重要な組織と神経があります。これらのうち、表皮と皮膚付属器の細胞が悪性化したも のを総称して「皮膚がん」と呼びます。ごくマレなものまで含めると皮膚がんは非常に多種類です。本文では頻度の高い基底細胞がんと有棘細胞がん(皮膚がん前駆症?表皮内がんを含みます)について述べ、特徴的な侵攻を示すパージェット病についても簡単にふれます。
「ホクロのがん」として知られ、悪性度の高い「悪性黒色腫(メラノーマ)」についてはいずれ別項として掲載されると思います。
注意すべき皮膚の状態
皮膚の異常はじかに目で見える反面、自分でイジリまわせるという危険性があります。それでも皮膚がんは早期に発見 できる可能性が高いと言えます。[強烈な日光(紫外線)を浴び続けたり][大量に浴びた放射線]が皮膚がんを引き起こすことはよく知られています。[昔に負ったひどいヤケドやケガのキズ跡][何年も治らないジクジクした皮膚病]の一部から皮膚がんができることもあります。一方、ホクロや湿疹だと思っていたら、実はがんだったという例もあります。皮膚にできた病変をごらんになって、「変だな」と思われたら、突いたり削 ったり御自分で手当せずに、御面倒でも一度は皮膚科専門医にお見せください。次に述べます日光角化症?ボーエン病?パージェット病のような病変は、専門の医師以外は診断することが困難です。確定診断は皮膚生検によります。これらの湿疹と紛らわしい前がん病変と特殊ながんを簡単に述べておきます。
(1)日光角化症
初老期になりますと頭?顔?くびすじ?手背?前腕などの日光(紫外線)のよくあたる部位 に、大きさ1 cm から数cm、正常皮膚との境界が不明瞭な[淡い褐色から紅褐色][角のような~表面がカサカサ]した皮疹が見られることがあります。「老人性角化腫」とも呼ばれ、高齢に なるほど発生頻度と面積が大きくなるようです。この前がん病変は近年増加傾向にあります。その原因 として[高齢者の増加][オゾン?ホールの増大]という説もあります。診断がついたら治療です→有棘細胞がん0期をごらんください。(2)ボーエン病
ふつうは胸?腹?背など、日光に当たらない部位 に発生し、湿疹と間違われるやすい皮膚がんの表皮内病変です。不整形の斑状または軽く盛り上がった皮疹で[色は淡紅色から褐色調が多く][時には一部にびらん][かさぶたが付いている]こともありますが、正常皮膚との境界は明瞭です。「ボーエン;Bowen」というのは人名 です。全身にこの皮疹がで きる「多発性ボーエン病」は砒素との関連(昔の梅毒の薬の材料や鉱山での接触)が知られています。診断がついたら治療です→有棘細胞がん0期をごらんください(3)パージェット病
発見者の名前:Paget(本人が「パージェット」と発音したそうです)から「パージェット病」と呼ばれます。「パージェット病」は大きく「乳房パージェット病」と「乳房外パージ ェット病」の二つに分けられます。ここでは「乳房外パージ ェット病」につき述べます。乳房外パージェット病は、[60歳以上][性比は男3:女1][よくできる部位は外陰部?肛門のまわり?ワキの下][ときに痒みのある湿疹のような赤い斑]です。湿疹やタムシ(実際にカンジダという菌がよくみつかります)に似ています。クスリを長期間塗っても治らず、むしろ範囲のひろがっていくような場合には 注意が必要です。診断がついたら、主な治療は外科療法です。しかし、乳房外パージェット病のがん細胞は、表皮内をはうように、またスキップをするようにして、肉眼的な腫瘍の輪郭よりずっと広い範囲にちらばる性質を持っており、完全に切除するためには腫瘍の周囲の肉眼的には正常にみえる部分を3~5cmの余裕をもって切除しなければ十分とは言えません。予め、周辺の正常と思われる皮膚を点々と生検し(マッピング)、おおよその病変の広がりを把握します。また、この腫瘍は放射線治療によく反応します。当科では高齢の患者さんには電子線治療を第一選択にする場合があります。
注 ボーエン病?パージェット病の患者さんには他の部位のがん(重複がん)が見つかる場合があります。10%程度に過ぎないと言われてはいますが、消化器?呼吸器の精査を入院中に行います。
I.基底細胞がん
基底細胞がんは、表皮の最下層である基底層や毛包などを構成する細胞から発病しますが、厳密にはがんではありません。正確な年間発生数は不明ですが、日本人に最も多い皮膚がんです。市立病院クラスの皮膚科へは毎年4~5人以上は訪れていると思われます。 基底細胞がんは頭と顔の正中部によく発生し、発生学的に皮膚原器を欠く手のひら?足の裏には発生しません。したがって原因として[表皮を作る元の細胞に問題があり][長期間の日光被爆によって引き起こされる]可能性が高いと想像されます。人口の 高齢化とともに発生数が増え続けています。通常のがん年齢よりも高齢者 に多い傾向(60歳代が全体の26%、70歳以上が全体の45%:国立がんセンター集計)があります。
 基底細胞がんの進行は非常に穏やかですが、放置すると皮膚だけでなく筋肉や骨などの深い組織へと浸潤して いきます。リンパ節や内臓への転移は非常にまれです。厳密な意味で悪性腫瘍ではありませんので、十数年も放置して顔が3分の1ほど喰われてしまっても患者さんは元気です。死因となるのは顔面から奥へ侵攻し頭蓋内を破壊する例だけです。
1.基底細胞がんの症状
初期症状として最も多いのは「ほくろ」と勘違いされる小さな黒いオデキです。これが通常は数年間かかって徐々に大きくなり中心部は崩れ、周辺部は堤防状に盛り上 がった黒いオデキが並びます[結節?潰瘍型]。多くは上下のマブタ?鼻?上口唇のまわりに発生します。まれには湿疹やキズが治った跡のような、がんには見えないよう な皮疹もあります。たいてい、痛みや痒みなどの自覚症状はありません。 2.基底細胞がんの診断
確定診断のためには、皮膚生検が必要です。手術の前に病変の広がり?深さを知るためにCT?MR?皮膚超音波検査を要することもあります。
3.基底細胞がんの病期(ステージ)
病期の分類は次の有棘細胞がんの項を参考にしてください。
4.基底細胞がんの治療と予後(治療成績)
治療法は外科療法が標準です。手に触れる腫瘍の辺縁の外側にメスを入れ、皮下脂肪組織も含め十分な深さまで切除します。十分に切除できた場合だけ縫合閉鎖~局所皮弁でキズを直します。このがんは顔面の中心部に多く発生し、目?鼻?口の変形を避けるため甘い手術をすると再発の危険が高くなります。キズを再建してから再発をした基底細胞がんの治療後の再発率、つまり再々発率は50%に達します(この項:国立がんセンターのアンケート集計による)。初回手術で十分な切除が非常に大切です。一方、目?鼻?口あたりの腫瘍を必要十分に切除して再建しないで自然にキズを収縮させる方法もあります。キズが治るまで1~2ヶ月を要するのが欠点ですが、以後は点状に収縮した瘢痕(キズの治った跡)になり、大変に観察し易くなります。
II.有棘(ゆうきょく)細胞がん
有棘細胞がんは、腫瘍細胞が表皮の中間層を占める有棘層を構成する細胞に似たがんです。正確な年間発生数は不明ですが、「基底細胞がん」に次いで多く、市立病院クラスの皮膚科で年間3~5例と思われます。
このがんの誘因としては、はじめの「注意すべき事項」で述べました。とくに問題のある紫外線の影響以外にも皮膚の有棘細胞がんの発症に「ヒト乳頭腫ウイルス」(子宮頚がんなどの原因の一つ)の関わりが注目されています。その他には、放射線治療後におこる慢性放射線皮膚炎などです。さらに、PUVAと呼ばれる皮膚病治療法?化学物質では砒素化合物?タール類?鉱物油(切削油)などが発生に関与する場合があります。
有棘細胞がんは年齢では高齢者に多く、性別ではやや男性に多く、最近では平均寿命を乗り越えた方々の発症が増加しています。
1.有棘細胞がんの症状
有棘細胞がんの発生部位?原因?病期によって様々な症状をあらわします。通常は皮膚の盛り上がりで中央が赤身の肉のように見え、表面はジクジクして出血しやすく、進行すると腫瘍の形はカリフラワー様になることがあります。自覚症状はないことが多いのですが、神経浸潤を生じると強い疼痛を覚えるようになります。腫瘍の表面は正常皮膚と違って脆く細菌感染を起こしやすいためでしょうか、こんなときには教科書通りに膿を持ったり悪臭を放ったりします。
2.有棘細胞がんの診断
確定診断のためには、少し大きめの皮膚生検が必要です。他に腫瘍の拡がりや転移を調べるため、胸部レントゲンやCT?MRなどの精密検査を必要に応じて行います。検査によってがんの進行状態(病期:ステージ)を確かめそれぞれの病期に応じた治療法を行います 。
3.有棘細胞がんの病期(ステージ)分類
皮膚がん(悪性黒色腫を除く)は、以下のように0期からIV期までの5つの病期に分けられます。
0期: 悪性化した細胞(がん細胞)が見られますが、表皮の 中にとどまっています。この時期を「表皮内がん」と呼び、がんの一歩手前の状態です。まだ本物のがんではありません。日光角化症?ボーエン病など。
I期: 腫瘍の大きさが長径2cm以下、真皮だけ、または真皮から皮下組織の中にとどまっている時期です。
II期: 腫瘍の大きさは2cmを超えていますが、真皮?または真皮から皮下組織の中 にとどまっています。
III期: 腫瘍の大きさにかかわらず、腫瘍の深さが皮下組織を超えて筋肉?軟骨?骨などに及んでいる時期です。または、腫瘍の大きさにかかわらず、「所属リンパ節」 と呼ばれる頭頚部なら首?上肢や胸なら脇の下?下肢や陰部なら太ももの付け根のリンパ節に転移があるものです。(注:同時にいくつもの腫瘍がある場合は、そのうち最も進行した腫瘍で病期分類します)
IV期: 所属リンパ節を越えて遠隔転移(または内臓に転移)している時期です 。
4.治療法とそれによる副作用

治療方法:外科療法?凍結療法?放射線療法?化学療法があります。
1) 外科療法
有棘細胞がんは腫瘍そのものだけを切除しても、再発や転移を起こす可能性が ありますので、腫瘍のまわりの正常に見えるところを含めて、幅も深さも余裕をもって切除する必要があります。また所属リンパ節をキレイに掃除する手術(廓清術)も必要に応じて行われます。手術によって皮膚や組織の欠損が大きくなった場合には、植皮術をはじめ、形成外科的な方法で傷を治します。
治療による障害:I期、II期で行われる手術は体の表面に近い部分の切除なので、通常は術後大きな機能障害はおこりません。美容的な面も形成外科の著しい進歩により満足すべき水準に達してきました。手足のユビ?上肢?下肢の切断術では術後の機能訓練が必要です。また、切除して存在しないはずの部分に痛みを感 じる「幻肢痛」が起こることがあります。またワキの下や太モモの付け根のリンパ節郭清を受けた場合は、手足がむくんだりしびれたり することがあります。首のリンパ節郭清を受けた場合には、肩の張りやこりが続いたり、顔面神経が麻痺することがありますが、月日の経過とともに軽くなっていきます。
2) 凍結療法
液体窒素を使ってがん組織内の温度が-20~-50℃になるように冷やし、がん細胞を凍結壊死させる方法です。0期や浸潤のごく浅いがんはこの方法で治療が可能です。凍結療法は 治療時や治療後の身体への影響の少ない方法なので、高齢の方や持病のために身体の具合の悪い方にも適した治療法です。
3) 放射線療法
有棘細胞がんは放射線療法がよく効くといわれていますが、何故か皮膚では通常単独では著効しません。皮膚への放射線治療はエックス線や6~9メガ電子ボルトの電子線を照射します。ふつう1回の照射は少量短時間ですので通院でも可能です。当科では、やはり単独では効果の少ない抗がん剤を点滴してから照射を受けていただいています(集学的治療)。
 治療による障害:放射線を照射する部位によって障害は異なります。一般に、放射線を照射した部位の皮膚が一種のヤケドの状態になり、発赤?水疱?びらんなどを生じ、後に色素沈着や関節の拘縮?手足のむくみなどがおこることがあります。晩期障害として何十年後かに二次がんの発生が報告されています。
4) 化学療法
ある程度がんが進行していた場合には、全身療法である化学療法が治療の中心とならざるをえません。しかし、がん細胞を完全に殺し尽くすような化学療法は、皮膚がんでは副作用の危険が上回るためありません。前項で述べたように副作用の比較的少ない5FUという抗がん剤と放射線療法を併用する方法を受けていただいております(集学的治療)。
化学療法の主な副作用は食欲不振?吐き気?嘔吐?発熱?全身倦怠感?脱毛?下痢?呼吸機能障害(特に肺線維症=死亡する恐れが大)?肝機能障害?腎機能障害?骨髄抑制(血液中の白血球?赤血球?血小板が減少するこ と)などです。いずれも抗がん剤によっておこる一時的なものですが、回復が遅れた 場合には、それぞれの副作用を軽くするような治療を行います。
5)集学的治療
ある程度進行した有棘細胞がんは、上の1~4のうちからひとつを選んで治療を行 うのではなく、これらをうまく組み合わせて最も効果が上がるような治療を 行います。これを集学的治療といいます。
5.病期別治療
0期: 腫瘍の辺縁から0.5 cm 離して、深部は腫瘍が露出しない程度に皮下脂肪組織を含めて切除します。
凍結療法を選択できる場合もあります。抗がん剤軟膏の使用は、将来がんに進んだときの悪性度を高めるため慎重にしなければなりません。
I期: 腫瘍の辺縁から1~2cm離し、表皮?真皮?皮下脂肪組織を腫瘍とともに切除します。
II期: 腫瘍の辺縁から2~3cm離し、表皮?真皮?皮下脂肪組織を腫瘍とともに切除します。一般に腫瘍が大きくなると、浸潤の深いものが増え、この場合、皮下脂肪組織と筋肉の
境界部にある筋膜という薄い膜も切除します。化学療法や放射線 法を併用することがあります。

末期胃がん

III期: 腫瘍の辺縁から2~3cm離して切除します。腫瘍は皮下組織を超えて浸潤してい ますので、筋肉を含めて切除したり、骨を削ったり、時には患肢の切断術が必要にな ります。

末期胃がん


また、リンパ節に転移がある場合は「所属リンパ節郭清」と呼ばれる手術方法によって、リンパ節を掃除します。III期もII期と同様に化学療法や放射線療法を 併用することがありま


末期胃がん

す。
IV期: 化学療法や放射線療法が中心となり、これに手術も組み合わせる集学的治療を 行い

末期胃がん


ます。
6.有棘細胞がんの治療成績

末期胃がん


有棘細胞がんは身体の表面に出現するため、内臓がんに比べて早期発見?早期治療 が可能な場合が多く治療成績は良好です。0期やI期のうちに治療を受けた場合、5 年生存率はほぼ1


末期胃がん

00%、II期の場合でも85%、III期では所属リンパ節転移のない場合で65%、所属リンパ節転移のある場合は55%くらいとなります。IV 期になり、内臓転移を起こしていると治療は

末期胃がん


簡単ではありません。転移を起こしてい る部位によっても治療成績は異なるのですが、標準的な治療を行った場合の5年生存 率は30%以下となります(この項は国立がんセンターによ

末期胃がん


るアンケート集計より)。また、ユビの皮膚がん?脈管~神経浸潤を来しているがんの治療成績は更に悪くなる傾向があります。


胃がん生存率

子宮にできる悪性腫瘍の事を総称して子宮がん(子宮癌)といい、婦人科系のがんのなかでは最も発生頻度の高いがんになります。
子宮は女性の生殖臓器であり、骨盤の中央に位置しています。子宮の出口付近(膣に近い部分)を子宮頚部、子宮の上部、袋の部分を子宮体部と呼び、それぞれの部位に生じるがんを子宮頚部癌または子宮頸がん(子宮頸癌)、子宮体部癌または子宮体がん(子宮体癌)とよび、同じ子宮がんでも区別して考えられます。
子宮頸がん(子宮頚癌)は子宮がんのうち8割程度を占めますが、最近は子宮体がんが増加傾向にあります。
子宮頚がん(子宮頸癌)は30歳代で増え始め40歳~50歳代で最も多くなります。子宮頸部は膣に近い部分にあるため直接観察したり、触ったりすることが可能であり、30歳以上の女性を対象にした子宮頚がんの集団検診が全国で行われています。そのため早期のうちに子宮頸がんが発見できるケースが大変多くなり子宮頸がんの死亡率は年々低下しています。 しかし一方で、最近は20歳代の若い女性に子宮頚がん(子宮頸癌)が増えてきており、この場合進行が早く悪性度も高いため、若いうちから子宮頸がんの検診を行う地域も徐々に増えてきています。
子宮頚がん(子宮頸癌)は扁平上皮がんと腺がんに分けられます。以前は扁平上皮がんが多かったのですが、最近は腺がんが増えてきています。
子宮頚がんの原因
子宮頸がんの発生は子宮体がんとは異なり、性交渉開始年齢が早い人、性交渉の相手が多い人、性交渉の相手が多い男性との性交渉がある人、妊娠?出産の回数が多い人に多く見られます。
最近になって、子宮頚がんが発生しているほとんどの人に、ヒトパピローマウイルスというウイルスに感染していることが分かってきました。このことからヒトパピローマウイルスが子宮頸がん(子宮頸癌)の発生原因になっていると考えられるようになってきました。感染は性行為によって発生し、それ以外での感染は極めて稀になります。
性交渉の経験がある方であればどなたでもヒトパピローマウイルスに感染する恐れがあります。ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染する可能性があるということは、子宮頸がんにかかる危険性はありますので早期発見のために定期検査をすることをお勧めいたします。
最新情報
子宮頚がんの原因とされるには約100種類ものタイプがあることが確認されています。これまでの研究で、が子宮頚がんの原因ではないかと疑われ始め、さらに子宮頚がんの組織中に特定のタイプのが多いことも分かってきました。 高危険型とされるのは16型と18型。日本では52型と58型などもがん組織から高率に見つかる傾向があり、高危険型と考えられています。
ただし、上記高危険型のウイルスに感染していても子宮頚がんとなるのは20%程度であるため定期的に検査をすることが有効であるとされています。
子宮頚がん子宮頚癌の症状
子宮頚がんでは早期にはほとんど自覚症状がありません。
子宮頸がんが進んでくると生理以外の出血(不正出血)や生理の変化(長引く、不順になる)、性交時の出血(接触出血)、黄色いおりものが出るなどの症状が出てくることが多くなります。さらにがんが進行し骨盤にまで達すると腰痛が起こることがあります。
集団検診で「子宮がん検診」というと一般的には子宮頸がんの細胞診を指します。子宮頚部を綿棒や専用のヘラで軽くこすって細胞を採取し顕微鏡で調べる検査で、子宮頚がんにおける診断率は99%以上という信頼性です。
子宮頚がんの細胞診の検査結果は5段階(クラスI-クラスV)に分けられます。は正常を、は軽度ないし中等度の異形成(前がん状態)を、IIIbは高度異形成を、IVは上皮内がんを、Vは浸潤がんをそれぞれ想定してします。
の場合にはさらに詳しく調べる組織診が行われます。
この方法は簡単で痛みもほとんどなく、大勢の人に短い時間で行えるため集団検診で行う子宮がん検査はこの方法だけを行うことが普通です。(つまり子宮頚がんの検査だけを行っているということです)
組織診コルポスコープ子宮頚がんの検査
細胞診で子宮頸がんが疑われる場合には確定診断をするために組織診(コルポスコピー)を行います。組織診は、膣拡大鏡(コルポスコープ)で子宮頚部の粘膜の表面を観察しながら、組織を採取し、採取した組織を顕微鏡で調べることで異形成(前がん状態)や上皮内がん、進行したがんであるかの区別を付けることができます。
画像検査子宮頚がんの検査
組織診でがんと診断された場合には、がんの大きさやがんの拡がり具合、深さ、周辺臓器やリンパ節への転移の有無を調べるために画像検査が行われます。
超音波検査(子宮頚がんの検査)
体に超音波を発信し、組織に当たって反射してきた音波を捉えて画像を得る検査です。外来でできて患者さんの負担も少なく、放射線を浴びる心配がないなどのメリットがあります。
検査子宮頚がんの検査
連続的に撮影しコンピュータを使って 非常に鮮明な画像を得ることができます。周囲の臓器やリンパ節転移の有無を調べることができ癌の進行具合を調べるためには重要な検査になります。
検査は磁場を使っていろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影する検査です。 放射線の被曝がなく超音波検査では見分けの付きにくいがんもMRI検査で診断できる場合があります。がんの状況、近傍臓器との関係などをよく把握することができるため手術前の検査としては大変価値のある検査になります。
現時点では限られた施設にしかありませんが、細胞分裂の盛んな細胞(癌)はエネルギー(ブドウ唐)を正常細胞よりも多く消費するという性質を利用した画像検査PET(ペット)が行われるようになってきました。
検査ではまず、「フッ素18」という放射性物質を付けたブドウ糖(FDG)を静脈注射します。他の細胞と比較して異常な速さで増殖するがん細胞は多くのエネルギーを必要とし、ブドウ糖をより多く消費する性質があります。ブドウ糖はがんの部分に集まり、それだけ放射線を多く放出するので画像で濃く見えるのです。
患者さんの苦痛がないことが大きなメリットです。
血液検査
子宮頸がんの検査に使用される血液検査と基準値を示します。基準値は施設によって基準値が異なりますので詳しくは検査機関にお問合せ下さい。また、これらの数値は子宮頚がん以外の病気でも高くなることがありますので、目安としてお考え下さい。
子宮頚がんの腫瘍マーカー
抗原は食道がん、子宮頚部がん、肺がん、頭頚部がん、などの扁平上皮癌患者の血中に高頻度に検出されることが報告されており、それらの優れたマーカーとなります。
腫瘍マーカー
子宮頸がん、胃がん、大腸がんなどの消化器癌、胆道癌、膵癌、肺癌などのさまざまな臓器の癌に幅広く出現するため、その診断補助および術後?治療後の経過観察の指標として有用性が認められています。
肺の非小細胞がん、特に扁平上皮がんや腺がんで多量に産生されます。また、各種婦人科癌でも高値を示すことが報告されています。
子宮頸がん(子宮頚癌)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに子宮頸がんの治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師必要な時代になってきました。
子宮頸がん(子宮頚癌)の治療には「外科療法(手術)」と「化学療法(抗がん剤)」「放射線療法」があります。 治療法は、がんの進み具合(病期)やがんの部位、患者さんの年齢、合併症の有無などから判断されます。
子宮頚がんの治療法は子宮を摘出する手術が中心となります。しかし、異形成や上皮内に限局するがん、 早期の子宮頸がんに対しては患者さんに妊娠?出産の希望がある場合には子宮を残した治療を行うこともできるようになってきました。
子宮頚がん子宮頸癌の治療円錐切除術
子宮頚部を円錐状に切除する方法で、子宮頸癌の進行具合を調べるための検査としても行われます。切除した組織を顕微鏡を使って詳しく検査し、それ以上がんが拡がっていなければこの時点で治療は終わります。
しかし、0期またはIa1期であると考えて円錐切除術を行ったが実際にはIa2期以上だった子宮頸がんの場合には広汎子宮全摘出術が必要になります。
術後は妊娠できますが、頚部が切除されるため子宮口が広がりやすく流産の危険性が若干ですが高くなります。
子宮頚がん子宮頸癌の治療-レーザー蒸散術
皮内がんに適応となる治療法で、がんにレーザーを照射して焼き殺す治療です。
妊娠?出産への影響が少ないのが利点ですが、がんは消滅してしまうため組織をとって調べることができないため浸潤が疑わしい場合には円錐切除術を選択するのが無難といえます。
までのごく初期の子宮頸癌の場合には子宮だけを摘出する単純子宮全摘出術が行われます。閉経後の人では卵巣も一緒にとる場合もあります。開腹して行う方法(腹式)と、膣から摘出を行う方法(膣式)がありますが、腹式の方が確実性が高いため通常は腹式となりますが、上皮内がんの場合には膣式で行われることもあります。膣式は傷跡が小さく、術後の開腹も早くなるメリットがあります。
の子宮頸がんが適応になる手術で、子宮とともに周囲の組織や膣の一部などを切除します。骨盤内のリンパ節を切除することもあります。
の子宮頚がんに適応される手術です。子宮とともに膣や卵巣、卵管など周囲の組織も広い範囲で切除します。がんがリンパ節にも転移している危険性が高いので骨盤内のリンパ節の切除も同時に行います。
がんが子宮頸部ばかりでなく女性性器外に拡がっていると、子宮?膣とともに下部結腸、直腸、膀胱も切除する必要が出てきます。これを骨盤内臓全摘術といいます。術後は人工肛門や尿路を再建する回腸導管、膣を再建する造膣術などの形成手術が必要となります。


胃がん生存率


放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。欧米では比較的早期の子宮頸がんに対しても放射線療法を行うことが主流になっていますが、日本ではIII~


胃がん生存率

で手術ができない場合、または再発した場合などに行われることが一般的になっています。
放射線は体外から放射線を照射する外照射と子宮内に放射線源を入れて照射する腔内照射が


胃がん生存率


あり、組み合わせて行うこともあります。また、広汎子宮全的手術や骨盤内臓全的手術など大きな手術後にがんが残っている可能性があるため放射線療法が行われることがあります。


胃がん生存率


放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要です。


胃がん生存率


あらかじめ医師に照射量(一日の量と期間)を確認しておく必要があります。
子宮頸がんが遠隔転移などのために外科療法で切除しきれない場合や、手術後にがんが再発


胃がん生存率

した場合には化学療法(抗がん剤)による治療を行います。
使用される抗がん剤としてはが一般的です。他にを組み合わせて使います。


胃がん生存率

この治療法は放射線療法と化学療法を同時に進めていく方法で、子宮頸がんに放射線療法を行う際に同時に白金製剤の抗がん剤を使うことによって治療成績がよくなるため米国ではこ

胃がん生存率


れらの療法を同時に行う放射線化学療法が推奨されています。
使用される抗がん剤としてはになります。


胃がん治療法

●扁桃肥大の治療
 イビキの原因の一つにもなっている肥大した口蓋扁桃を縮小させることが出来ます。従来、扁桃肥大がある場合にはイビキの手術として口蓋扁桃摘出手術を含めた咽頭形成手術UPPPが適応とされ、入院手術が必要でした。確実な咽頭拡大には勿論UPPPの手術的価値は大きいものですが、扁桃肥大が主要因のイビキの治療には手術侵襲の大きいUPPPではなく、ラジオ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感症の治療にも応用することが出来ます。(扁桃肥大のRFITT-1,-2)
●炎症を繰り返す慢性扁桃炎や腺窩性(陰窩性)扁桃炎に対する適応
 通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーターやセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩というくぼみの中にたまる膿汁と膿栓によって生じる口臭やのどの不快感(咽喉頭異常感症)に対して、腺窩を含めて口蓋扁桃全体をラジオ波凝固治療によって縮小させることが出来ます。
●イビキの治療あるいはイビキの咽頭形成手術の補助として
 肥厚した軟口蓋や口蓋垂を縮小させることによって、咽頭腔を拡大することが出来ます。また、舌扁桃肥大などで舌根部が肥大しているため、睡眠中に舌の付け根がのどを塞いで気道が狭くなるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大のRFITT-1,-2) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用いる咽頭形成手術( CAUP: Coblation Assisited Upper Airway Procederes, RAUP: Radiofrequency-Assisted Uvulopalatoplasty )も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFITT-1,-2)
●鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
 アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
 また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。初診では手術治療の適応判断を行い、予約でラジオ波凝固治

胃がん治療法

療を行っています。手術前には感染症、炎症性疾患、肝機能障害などの有無をチェックするために血液検査を受けておいていただきます。高血圧や糖尿病などの全身疾患のある方は主

胃がん治療法

治医の先生に疾患の十分なコントロールをしていただいた上で手術を受けていただく必要があります。手術は平日の朝一番に行っています。当日朝は水分摂取はかまいませんが、絶食

胃がん治療法

して来院していただきます。最初にゼリー状の麻酔薬でうがいをすることでウエッとなる咽頭反射をなくします。のどの反射が強い方はご自宅でうがいをする要領で、口を上手に開け

胃がん治療法

る練習をしておいていただきます。麻酔薬のうがいで咽頭の表面麻酔ができたら、次に局所麻酔薬を扁桃の周囲に数ccのわずかな量ですが注射し、15分くらい待って手術時の疼痛を完

胃がん治療法

全に無くしてからラジオ波凝固治療を行います。治療時間は10分くらいのものです。術後は特に処置することはありませんから通院は不要です。1ヶ月位で術後経過をみせていただく

胃がん治療法

ようにお願いしています。肥大した扁桃の実質や深い腺窩の縮小効果が十分に得られていないような場合には再治療の予定を立てていただくことになります。繰り返すことによって扁

胃がん治療法

桃の縮小効果はより良好になります。ラジオ波凝固により縮小した扁桃は炎症が続くことがない限り再増大することはありません。
 
胃がん治療法

扁桃のラジオ波凝固治療は医療費用の項目で扁桃切除手術として示してあります。保険診療による3割負担の


胃がん名医

にある卵形嚢?球形嚢は直線運動?重力?遠心力を感知します。
舌の仕組みと働き
舌は、口腔内の下側(口腔底)にある筋肉でできた突起物です。尖端部を舌尖、後方部を舌根、舌尖と舌根の間を舌体と呼びます。この内、舌根は解剖学的には中咽頭に分類されます。表面は、口腔内と同様の粘膜で覆われています。最表層は、重層扁平上皮に覆われていますが、舌の下面以外は、舌乳頭と呼ばれる細かい突起が密集しており、細かい凸凹構造になっています。内部には、舌筋群と呼ばれる横紋筋が詰まっていて、骨はありません。
舌の主な働きは、次の3つです。
1.嚥下機能 舌の働きで口腔内で咀嚼(そしゃく)された食物を、舌の動きによってのどに送り込みます。舌の動きが悪くなると、飲み込みがうまくいかず、食物が喉頭から気管に誤嚥しやすくなります。また、口腔内で食物を内側から支える働きも行っているため、舌の動きが悪くなると咀嚼も上手くできなくなります。
2.構音機能 肺から押し出された空気が、喉頭にある声帯を通過するときに振動空気(喉頭原音)が形成されます。この咽頭原音が、咽頭?口腔(声道といい、成人で約17cmある)で共鳴し音になります。人間は、舌や口唇を動かすことにより、声道の形を変化させて、咽頭原音を様々に変え、言葉を作っています。したがって、舌の働きが悪くなると、言葉の明瞭度が悪くなるという障害が起こります。
3.味覚 舌の表面にある舌乳頭の壁には、味蕾と呼ばれる味覚を感じるセンサーが無数に埋まっています。味蕾の内部には、味細胞と呼ばれる味物質に対する受容体をもつ細胞が並んでいます。味細胞が味物質を感じ取ると、そこにつながっている神経線維が、脳に味情報を伝えます。人間はこうして味覚を感じることができます。なお、味覚は舌だけでなく、口腔内の広範囲で感じることができます。
舌癌の罹患率
舌癌の罹患率は、人口10万人あたり男性が2.2人で、女性が0.84人と男性に多い癌です。発症は40歳以降から徐々に増えてきて、60歳前後がピークとなります。喉頭?咽頭癌より少し年齢層は低いという感じです。
圧倒的に60歳以上の男性に多い癌
食道がんは、60歳以上の高齢者や長年にわたる喫煙、飲酒経験者に発症頻度が高いとされています。食道への刺激や炎症が引き金になっているからです。
早期がんで発見されても、転移、浸潤が早い癌
食道は、頸から腹部までの、25cm程の管。周辺部には多くの血管やリンパ節、また気管支、肺、胃の噴門部がありますので、それだけ早期から転移、浸潤が早いのです。
嚥下(飲み込み)時の疼痛や嚥下困難、声のかすれ、体重減少などがある方はすぐ検査をお勧めいたします。
早期と進行がんでは5年生存率の格差が大きい
1期では80%の生存率でも、2期、3期前半になると40%弱となってしまいます。
転移、浸潤が早く、また治療による副作用や後遺症で、飲食の摂取量が少なくなり、体力低下、感染症を引き起こしやすいためです。
早期発見、早期治療がきわめて重要です。
治療法
単独での治療成果が期待できない癌
現状の西洋医学の治療法は、手術、抗がん剤、科学放射線(抗がん剤と放射線の併用)がありますが、初期と後期については、単独治療が標準治療となっています。
しかし中期の治療については、生存率を上げるため、術後に抗がん剤治療を行います。
科学放射線治療の長短
科学放射線は、抗がん剤と放射線(3次元照射)を同時に併用していく治療法です。
最近では、タキサン系やシスプラチン誘導体(アクプラ)などの組み合わせの臨床試験が行われています。
抗がん剤や放射線の副作用も高く、耐えられるだけの体力が必要です。
具体的な薬剤活用方法
(1) 西洋の抗癌剤を受ける時
サポートとして A)副作用を抑える B)抗癌剤の効果を高める C)癌の進行を抑える
(2) 西洋の抗癌剤ができない時
主役として   癌の進行をくいとめる
乳がんは自己診断や定期健診で発見しやすい癌です。
目で見たり、触れてみたりすることで発見しやすい癌です。また、定期健診をすることで、自分で発見できなかった、小さながんが発見できる事がありますので、定期健診をお勧めいたします。
初期癌
初期のがんは治療成績が良く、その5年生存率は、大きさ2cm以下で転移のない局所的乳がん(ステージI~III)が97%、大きさ2~5cmでリンパ節までの転移のある乳がん(ステージIII)が79%であることが分かっています。
遠隔転移
しかし、遠隔転移(ステージIV)した乳がんの5年生存率は23%と非常に低いといわれています。
現状の西洋医学の治療方法は、
(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。
抗癌剤の効果
初期の乳がんの場合は西洋抗癌剤の効果が期待できる癌です。
生存率
10年生存したら、15年まで生存できる可能性が高いがんです。
自覚症状
乳がんの自覚症状として、最も多いのはしこりです。感触としては石のような硬さがあります。9割の人が自分で見つけて病院に行きます。
転移のルート
血液からの転移肺、骨肝臓 脳などは血行性の転移です。
リンパからの転移脇の下や鎖骨の上のリンパ節に転移します。
病状は、転移した部位により異なる
肺や肝臓に転移した場合、痛みなどの症状がでてくる事はまれです。定期健診や、画像診断で見つかることが、多いです。症状が現れたときはかなり進行しているときです。
骨に転移したときは 痛みがあります。脳に転移したときは、脳腫瘍と同じ症状が現れます。
卵巣がんは早期発見が難しく、診断されにくい癌です。
巣がんは症状に乏しく、ある程度の大きさにならないと、画像で診断できないためと、卵巣が親指の頭ほどの大きさで体の奥に存在するため、細胞診断ができないので、早期に発見されにくいがんです。
卵巣がんは1期で発見される人が30%で、3期 4期の進行がんで発見される人が6割を占めています。
3期であれば、5年生存率は30%、4期になると、5年生存率は10%に低下すると言われています。
手術は治療と同時にがんの進行度を調べるのが目的です。
卵巣がんの手術は、がんの摘出を兼ねて「がんの進行度」を把握する目的で行います。
現状の西洋医学の治療方法は、
(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。
卵巣がんの場合は、がんの摘出も兼ねて、治療と同時にがんの進行度を調べるのを目的で行われます。
見た目は卵巣内にとどまる早期がんのようであっても、調べてみるとすでに、リンパや腹膜は主などである場合が少なく無いと言われています。
卵巣がんは抗癌剤の効果が期待しやすい癌です。
早期の場合などでリンパ節に転移がありそうな場合、抗がん剤を投与することにより、手術の規模を縮小することが出来ます。4期のがんでも抗がん剤で縮小してから、手術を行う事があります。術後補助療法として、抗がん剤の投与が行われます。
こうした治療を行っても、5年生存率は、1期が80%、2期が60%、3期が30%、4
期は10%とかなり厳しい状況であると言われています。
自覚症状
自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです転移のルート卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。
主な転移先肝臓 大腸
その他の症状
癌の進行による体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、腹膜
播種による腹水などが見られます。
子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4~5割が0期で発見されます。
子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん
不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです
子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮がんは早期の段階で発見されれば、ほとん
確か、化学療法中に起こる強い吐き気を緩和させたりするタイプのお薬だったと思います。
化学療法は辛いというのはよく聞きますが、出来るだけ苦しくならないように新たな医薬品が日々作られているようで、近年は一昔前よりも、より苦しくなく抗がん剤を使えるようになったのではなってきたのではないかと思います。
がん細胞は、様々なたんぱく質を持っています。
その中には、通常、人体にあるたんぱく質とは違ったたんぱく質も含まれています。
このがん細胞独特のたんぱく質を、人間の体が攻撃目標にすることが出来れば、人間が自分の体の免疫システムを利用して癌を駆逐できるのではないか????というのが、癌ワクチンの基本的な考え方です。
ところで、昔から癌ワクチンに関しては色々と研究されてはきたのですが、癌ワクチンは未だに薬品の臨床試験には合格できていません。一昔前と比べると、かなり進歩してきたようには思うのですが、それでもまだまだ発展途上にあるようです。
現在、がんが全身に転移してしまって治療が困難な患者さんやそのご家族の方のお気持ちを察するに、一刻も早く、末期がんの根治治療が可能な癌ワクチンの新薬の登場が待たれます。
民間療法という治療法があります。
民間療法とは、効果のほどは定かではないが一般に広く伝え知られているような治療法です。
(病院では行われていませんし、治療の指導もされていません)
癌治療の世界でも、民間療法は多数存在しています。「ガンが治った!」とかというタイトルの本や健康食品は多数存在しています。
これらの民間療法の中には本当に効果があるものも含まれているのかもしれませんが、中にはまったく効果が無いものも含まれているかもしれませんので、民間療法でがん治療をしようとお考えの方は、ぜひともお気をつけになられた方が宜しいかと思います。(薬事法的にみると、医薬品の扱いではなく「健康食品」の扱いになっているものは、その効能について述べてはいけないことになってます)
でも、私もそうなんですが「この食品には免疫力を高めたり、抗癌作用があるらしい」とTVや雑誌などで目にすると、どうしてもその食品を食べて健康になろうとしたり、家族にそれを食べさせて健康になってもらおうとしてしまうもので、
民間療法は、効果のほどが定かでない。
日本には星の数ほど病院が存在します。
その病院の一つ一つは、各病院ごとのポリシーが存在します。
また、各病院には得意としている分野や、最先端を突っ走っている分野が存在します。
ですので、どの病院に入るのかによって、治療の方針が違っていることや、治療成績に違いが生じることがあります。
そこで、近年ではどの病院が治療成績がよいのか、どの病院がどの治療を行ったことがあるのかを、実績データとして公表することが多くなりました。
そんなわけで、「癌」などの重篤な病を患った場合、その治療をどの病院で行うのかを、患者さん本人が選択しやすくなりました。
ただし、これにもちょっとした罠があります。
それは、「胃がん全摘手術の実績が200件/年」というデータがあったとしても、「本来は全摘しなくてもよい患者さんの胃を全摘してこのデータを築き上げたケースがある」ということです。
これはいわゆる水増しなのですが、あまりにも実績がぐんぐんうなぎ登りになっている場合には、かえって注意が必要なのかもしれません。
ところで、がん治療というと、ついつい「国立がんセンター」などの超?大手のがん治療専門病院を連想してしまうものですが、近年、そういった超?大手のがん治療専門病院に患者さんが殺到してしまい、超?大手のがん治療専門病院での治療を受けることが難しくなってきているようです。
ですので、「国立がんセンター」での治療を受けることは難しそうだけど、セカンドオピニオンとして利用してみようだとか、「国立がんセンター以外のがん専門病院」を探してみようだとか言った、患者さん自身の病院探しの努力が必要になってきたのかもしれません。
がん治療を行っている病院については、近年では多数の本が発売されていますので、がん治療専門病院をお探しになる際には、一度ご参考にされるとよろしいかもしれません。
大学病院(医学部付属病院)は、一般の病院とは違い、高度な医療を提供、評価、開発、研修したりするための病院です。
そのようなわけで、癌などの重篤な病が発見されたときには、「大学病院で???」と思いがちになるわけです。
かく言う、某医学部付属病院で治療を受けたわけですが、その際にちょっと気がついて点がありましたので、書いてみたいと思います。



胃がん名医

大学病院は、医学部の学生たちの教育機関の一部であるわけですから、研修中の医学生がいたりします。


胃がん名医

また、そういった医学生が診察に立ち会って勉強していたり、先生をしているお医者さんの立会いの下、胃カメラの訓練を行ったりしているわけですから、やはり通常の病院とは一味


胃がん名医

ちがうという点は、受診前にあらかじめ了解しておかなければならないと思います。
訓練中の医学生が胃カメラ検査を行ったときにはずいぶんと苦しい思いをしたそうで、「医

胃がん名医


学生みたいのにグリグリと胃カメラを突っ込まれてつらかった!」と言っておりましたので、こういったのは嫌だなぁという方は、大学病院での治療はしない方が無難なのかもです



胃がん名医

初診時に特定療養費がかかる場合がある
大学病院などの高度な医療技術を施すような大きな病院には、重篤な病をお持ちの患者さん


胃がん名医


からそうでない患者さんまで、大量の患(上咽頭)につながっています。
内耳は、蝸牛と前庭(三半規管と耳石器官)に分けられます。


胃がん名医

蝸牛はカタツムリ形状をしていて、聴覚を司る器官です。蝸牛内はリンパ液で満たされていて、耳小骨の振動によってリンパ液が揺れ、それが有毛細胞を介して電気信号となり、蝸牛

胃がん名医


神経を通って大脳へ伝えられます。人はこうして音を感知します。
前庭にある三半規管と耳石器官は平衡感覚を司ります。三半規管は回転運動を、耳石器官


胃がん検診結果

耳?中耳?内耳に分けられます。
外耳は、耳介(耳たぶ)と外耳道に分かれます。耳介は音波を集めます。集められた音波は、外耳道を通って鼓膜へと伝えられます。外耳道は、ラッパ管のように音を増幅させる働きがあります。鼓膜は外耳道の奥にある薄い膜で、音波によって振動します。その振動が中耳へと伝えられます。
中耳は、鼓膜の奥の部分で、鼓室?耳小骨?耳管からなります。鼓室には耳小骨(鼓膜から順に、ツチ骨?キヌタ骨?アブミ骨)があり、鼓膜とつながっています。鼓膜の振動は、耳小骨を介して内耳の中にある蝸牛に伝えられます。また、中耳は、耳管で鼻の奥(上咽頭)につながっています。
内耳は、蝸牛と前庭(三半規管と耳石器官)に分けられます。
蝸牛はカタツムリ形状をしていて、聴覚を司る器官です。蝸牛内はリンパ液で満たされていて、耳小骨の振動によってリンパ液が揺れ、それが有毛細胞を介して電気信号となり、蝸牛神経を通って大脳へ伝えられます。人はこうして音を感知します。
前庭にある三半規管と耳石器官は平衡感覚を司ります。三半規管は回転運動を、耳石器官にある卵形嚢?球形嚢は直線運動?重力?遠心力を感知します。
舌の仕組みと働き
舌は、口腔内の下側(口腔底)にある筋肉でできた突起物です。尖端部を舌尖、後方部を舌根、舌尖と舌根の間を舌体と呼びます。この内、舌根は解剖学的には中咽頭に分類されます。表面は、口腔内と同様の粘膜で覆われています。最表層は、重層扁平上皮に覆われていますが、舌の下面以外は、舌乳頭と呼ばれる細かい突起が密集しており、細かい凸凹構造になっています。内部には、舌筋群と呼ばれる横紋筋が詰まっていて、骨はありません。
舌の主な働きは、次の3つです。
1.嚥下機能 舌の働きで口腔内で咀嚼(そしゃく)された食物を、舌の動きによってのどに送り込みます。舌の動きが悪くなると、飲み込みがうまくいかず、食物が喉頭から気管に誤嚥しやすくなります。また、口腔内で食物を内側から支える働きも行っているため、舌の動きが悪くなると咀嚼も上手くできなくなります。
2.構音機能 肺から押し出された空気が、喉頭にある声帯を通過するときに振動空気(喉頭原音)が形成されます。この咽頭原音が、咽頭?口腔(声道といい、成人で約17cmある)で共鳴し音になります。人間は、舌や口唇を動かすことにより、声道の形を変化させて、咽頭原音を様々に変え、言葉を作っています。したがって、舌の働きが悪くなると、言葉の明瞭度が悪くなるという障害が起こります。
3.味覚 舌の表面にある舌乳頭の壁には、味蕾と呼ばれる味覚を感じるセンサーが無数に埋まっています。味蕾の内部には、味細胞と呼ばれる味物質に対する受容体をもつ細胞が並んでいます。味細胞が味物質を感じ取ると、そこにつながっている神経線維が、脳に味情報を伝えます。人間はこうして味覚を感じることができます。なお、味覚は舌だけでなく、口腔内の広範囲で感じることができます。
舌癌の罹患率
舌癌の罹患率は、人口10万人あたり男性が2.2人で、女性が0.84人と男性に多い癌です。発症は40歳以降から徐々に増えてきて、60歳前後がピークとなります。喉頭?咽頭癌より少し年齢層は低いという感じです。
圧倒的に60歳以上の男性に多い癌
食道がんは、60歳以上の高齢者や長年にわたる喫煙、飲酒経験者に発症頻度が高いとされています。食道への刺激や炎症が引き金になっているからです。
早期がんで発見されても、転移、浸潤が早い癌
食道は、頸から腹部までの、25cm程の管。周辺部には多くの血管やリンパ節、また気管支、肺、胃の噴門部がありますので、それだけ早期から転移、浸潤が早いのです。
嚥下(飲み込み)時の疼痛や嚥下困難、声のかすれ、体重減少などがある方はすぐ検査をお勧めいたします。
早期と進行がんでは5年生存率の格差が大きい
1期では80%の生存率でも、2期、3期前半になると40%弱となってしまいます。
転移、浸潤が早く、また治療による副作用や後遺症で、飲食の摂取量が少なくなり、体力低下、感染症を引き起こしやすいためです。
早期発見、早期治療がきわめて重要です。

治療法
単独での治療成果が期待できない癌
現状の西洋医学の治療法は、手術、抗がん剤、科学放射線(抗がん剤と放射線の併用)がありますが、初期と後期については、単独治療が標準治療となっています。
しかし中期の治療については、生存率を上げるため、術後に抗がん剤治療を行います。
科学放射線治療の長短
科学放射線は、抗がん剤と放射線(3次元照射)を同時に併用していく治療法です。
最近では、タキサン系やシスプラチン誘導体(アクプラ)などの組み合わせの臨床試験が行われています。
抗がん剤や放射線の副作用も高く、耐えられるだけの体力が必要です。
再発しやすいため、照射量を落として手術の負担を軽くする方法がとられています。
病 状
1)転移しやすく、再発率の高い癌
周囲には、多くの血管とリンパ節があり、また周囲の臓器に浸潤が起きやすいため、診断された段階で、転移が多く見られます。
2)転移のルート
リンパからの転移???周辺のリンパ節
浸潤よる転移?????のど周辺から咽頭、甲状腺へ 横隔膜、胃、膵臓、脾臓へ
3)その他の病状
癌の進行の早さや抗がん剤、放射線の副作用による体重減少、体力低下。嚥下困難、消化障害。呼吸困難。胸水、骨転移による、頚椎の痛み。声帯の消失。
アドバイス
QOLを考える!
を発現している(図右)ことがわかる。
2.染色体転座以外の遺伝子異常を調べる新たな検査法の研究
染色体転座は、悪性リンパ腫の診断にとって、とても大切な意味を持っていますが、悪性リンパ腫は染色体転座というひとつの遺伝子異常だけでは起こりません。染色体転座が詳しく研究されて明らかになったことは、染色体転座以外の遺伝子異常も重要な役割を果しているということです。これまでは、なかなか研究をすることが難しかったのですが、ヒトゲノム計画の完成により、がんのゲノム異常(遺伝子異常)を調べることができるようになりま
した。ヒトゲノム計画の情報を元に、私たちの研究室では、がんに存在する遺伝子異常を調べる方法として、(アレイCGH)法を確立しました(図7)。この方法はゲノム異常をより詳細に調べることができます。
図7.実際の
右上にの拡大図を示しています。a)はがん細胞由来のDNAを緑で標識しているので、各点が緑色に光って見えます。一方、b)は正常細胞由来のDNAを赤で標識しているので、各点が赤に光って見えます。これらは同じところに反応しているので、実際の反応は、両者がひとつに重ね合わせられた状態です(下図)。1つのスポット(丸い点)に着目すると、がん細胞由来のDNAで
は、点が緑に光っておらず、正常細胞由来のDNAでは赤く光っているスポットは、この2つを合成した下図では点は赤く光っていますので、これはがん細胞でDNAが欠失している(正常なDNAが失われている)ことを意味します。また、同じように下の合成図で緑が濃くなっているところは、がん細胞でDNAが増幅している(一部のDNAが異常に増えている)ことを意味します。
この研究は、がんの遺伝子異常を調べるという基礎的な研究だけにとどまらず、実際の診断や治療法の選択に重要な意味を持つことが、徐々に明らかになりつつあります。これらの遺伝子異常は、がんの治療のための標的とし
ても大きな意味を持つことが予想されます。これからの5年以内には、さらにがんの遺伝子異常の解明が進み、臨床的な実用化を図ることを目標としています。
小児のリンパ性白血病で最も多い遺伝子異常は、融合遺伝子です。この融合遺伝子は、12番染色体と21番染色体の間の相互転座により形成されます。私
たちは、マウスの血液細胞にTEL-AML1融合遺伝子を導入することにより、が血液細胞にどのような異常をもたらすのか研究しています。さらに、TEL-以外にも遺伝子に異常がないか、アレイCGH法を用いて検索しています。このような研究を通して白血病のモデル動物を作成することで、白血病がどのようなメカニズムで発生するのかを知ることができ、治療法や予防法の開発にもつなげていくことができます。
図6:マウスの血液細胞に、レトロウイルス法でを発現させた。緑色蛍光たんぱく質(GFP)を目印として用いた。緑色に光る細胞(図左)のみがTEL-画の成果の一つである新しい研究方法、cDNAマイクロアレイ法を用いた解析
をはじめています。BCL6遺伝子が活性化したときとそうでないときを比べて、どのような遺伝子が変化しているかをしらべ、がんの原因を探ろうとするものです。この2つの状態を比べて、変化する遺伝子を丁寧に調べていけばがんに関係する直接の原因遺伝子をあきらかにすることができるかも知れません。下の図4に見られるように、色の変化を比べることで変化した遺伝子がわかります。どのような遺伝子ががん化に関係するのか、悪性度に関係するのかなど、激しい勢いで進む科学の進歩をうまく取り入れながら成果をだして行きたいと努力を続けています。
型小児白血病の発症機構解析甲状腺の仕組みと働き
 甲状腺は気管前面、いわゆる「のど仏?の下方にあり、右葉?左葉に分かれ、中央で結合しています。のど仏の下部にちょうど蝶ネクタイ状に張り付いています。正常な状態では、かろうじて触れることができる程度ですが、甲状腺の病気の有無は熟練した医師の触診によって、ほぼ判断ができます。
甲状腺は、甲状腺ホルモンという体の代謝速度を調節する、日常生活に不可欠なホルモンを分泌します。このホルモンの過不足は、心拍数や呼吸数、成長、発熱、消化など、生命活動の全般にわたって影響を与えます。
また、甲状腺の裏側には副甲状腺というやはりホルモンを分泌する麦粒代の臓器が左右上下に4つあり、血液中のカルシウム量を一定に保つ働きを持っています。
甲状腺の病気には、バセドー氏病、慢性甲状腺炎(橋本病)、甲状腺がんなどがあります。

胃がん検診結果

鼻腔?副鼻腔の仕組みと働き
空気の通り道となっているのが左右2つの鼻孔で、その奥にあるのが鼻腔です。鼻腔は鼻中

胃がん検診結果

隔で左右に分かれ、上咽頭につながっています。鼻腔の左右に眼窩を取り囲むようにあるのが副鼻腔です。副鼻腔は上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞の4つの空洞に分かれ、それぞれ

胃がん検診結果

の内壁は鼻腔同様に粘膜で覆われていて、穴や管によって鼻腔とつながっています。
鼻腔の重要な働きの一つは、吸い込んだ空気を加温?加湿することです。そのため鼻粘膜に

胃がん検診結果

は腺や血管が多く分布しています。鼻孔には鼻毛があり、塵埃を付着させます。また、鼻のもう一つの働きに嗅覚があります。臭いの分子が鼻腔中の嗅粘膜(鼻介と鼻中隔の間の上部

胃がん検診結果

の嗅裂に存在)に付着すると臭いを生じます。
蓄膿症と副鼻腔がん

胃がん検診結果

副鼻腔がんの中でも上顎洞というところにできるがんが鼻のがんの8割を占め、この上顎洞がんは蓄膿症と関係あるのではないかと言われています。抗生物質が普及し、副鼻腔炎が減っ

胃がん検診結果

てきたと共に、上顎洞がんも減少しています。特に大都市において顕著です。逆に鼻腔癌は増えており、これは大気汚染や喫煙などと関係しているのではないかと言われています。

胃がん検診結果

耳の仕組みと働き
耳は、音を聞く器官であると同時に、平衡感覚を司る器官でもあります。耳の構造は、外


スキルス性胃がん症状

本白血病の化学療法はシタラビン (ないしは BHAC)とイダルビシンやダウノルビシンを中心とした併用化学療法によって、まず完全寛解導入を目指します。現在の強力化学療法により70~80%が完全寛解に到達しますが、年齢が若いほど寛解率は高くなり、逆に高齢者では完全寛解率は低くなります。これは、一般的に高齢者は強力な化学療法に耐えられないためです。したがって、65歳以上の患者さんでは、治癒を目指すというよりも、病気をコントロールしてquality of life を優先する方法を選ぶことが多くなります。完全寛解になった後、これらの薬剤に加え、ミトザントロン、アクラルビシン(アクラシノン)、ビンクリスチンなどの寛解導入に用いた薬とは交差耐性のない薬剤を併用して地固め療法を3コース、さらに、維持?強化療法を6コース約1年施行します。最近ではAra-C 大量療法が地固め療法期に使われるようになりました。米国の比較研究の結果では、Ara-C 大量療法は骨髄移植療法と同じ程度の効果を示すことが報告されています。ただし、副作用は強く、治療関連死もみられますので、注意が必要です。完全寛解になった成人急性骨髄性白血病の内、50 歳未満の患者の約50%近くが治るようになっていますが、50歳以上となると治癒率かなり低くなります(図2)。本白血病の化学療法は副腎皮質ホルモン、ビンクリスチン、ダウノルビシン、シクロフォスファミド、アスパラギナーゼを中心とする併用療法により完全寛解導入を目指します。小児急性リンパ性白血病の95%、成人急性リンパ性白血病の70-80%が完全寛解に到達します。その後、メソトレキセート脊髄腔内注射や頭蓋放射線照射による中枢神経白血病予防を行います。そして、導入療法と同じ薬剤やこれらとは交差耐性のない薬剤を併用して地固め療法を3コース行い、さらに6メルカプトプリンとメソトレキセートを中心とする維持療法を約 2年間行います。小児では標準リスク群の80%以上、高リスク群の60%以上を治癒できるようになりましたが、成人では化学療法に難反応性のフィラデルフィア(Ph)染色体陽性白血病が多いこともあって、完全寛解例の30%程度にしか治癒が得られません。ただし、年齢30歳未満、初診時の白血球数30,000/μL 未満でPh染色体を持たない予後良好群では50%以上が治癒可能です。成人のPh染色体陽性急性リンパ性白血病は造血幹細胞移植療法を行っても治癒させることは困難です。
しかし、ごく最近、後で慢性骨髄性白血病の所で述べますが、 Ph染色体陽性白血病の原因となっている異常融合遺伝子bcr/ablが作るチロシン?キナーゼ活性を特異的に阻害するイマチニブが開発されました。しかし残念ながら日本では2004年現在、急性リンパ性白血病には保険適用がなく使用する訳には行きませんが、現在10施設で治験が実施されていますし、Japan Adult Leukemia Study Group (JALSG)では、厚生労働省科学研究費補助金(効果的医療技術の確立推進臨床研究事業)の援助を受けて初発のPh染色体陽性急性リンパ性白血病を対象に、他の薬との併用による多施設共同研究をしています。治療成績は予想どおり良好であり、かつては極めて難治性であったPh染色体陽性急性リンパ性白血病の治療成績が大いに向上するものと期待されています。 JALSG参加施設をJALSGのホ-ムページhttp://miwa.hama-med.ac.jp/jalsg/で調べていただければ、条件の合う未治療の患者さんはイマチニブによる治療が受けられます。
急性前骨髄球性白血病にはレチノイン酸による分化誘導療法が著効を呈し、90%以上が完全寛解に到達します。分化誘導された白血病細胞は計画細胞死の機序により死滅し、約1ヵ月で正常血球が回復してきます。寛解後は他の急性骨髄性白血病と同様に併用化学療法による寛解後療法を行いますが、レチノイン酸と化学療法薬とは互いに交差耐性がありませんので、化学療法がよく効きます。そのため、完全寛解になった患者さんの 75%以上が治ることが期待されています。再発した場合でも、亜砒酸や新レチノイドであるトミバロンなどにより再寛解となる例が多く、その後、造血幹細胞移植療法などが行われるため、現在では急性前骨髄球性白血病患者さんの80%以上が治るようになってきました。
レチノイン酸は活性型ビタミンAですから、他の抗白血病薬のような強い毒性もなく、そのため感染症や血小板減少による出血などの合併症や患者さんに与える苦痛も少なく、結果として医療費も少なくなるという利点もあります。レチノイン酸が著効するのは、単にビタミンAだからと言うのではなく、白血病の原因のところで述べましたように、この白血病ではもともと細胞を成熟分化される働きを持つレチノイン酸受容体の遺伝子が異常になったために白血病が発生しているので、大量のレチノイン酸がこの異常となった遺伝子が作る分子に働いて白血病細胞を成熟分化させるのです。したがって、最初は分化誘導療法と呼ばれていましたが、最近では、異常分子に作用する分子標的療法と呼ばれるようになりました。分化誘導は結果に過ぎなかったのです。
私は白血病の治療を初めてまもなく40年になりますが、これまでは、治癒率の 上がる治療法や新薬は必ず医療費も高くなるという図式でしたが、この分子標 的療法は副作用が少ないために、極めて例外的に医療費が安くなる治療法です。今のところ、分子標的療法が効くのは、この型の白血病や慢性骨髄性白血病などに限られていますが、医学的にも医療経済面からも、今後是非、研究開発していかなければならない21世紀のがん治療法です。
骨髄移植療法
骨髄移植療法とは、致死量の抗がん剤を投与したり全身放射線照射を行うことにより白血病細胞を殺した後に、強力治療によって回復しなくなる骨髄中の造血細胞を、他人の骨髄を移植することにより、血球を回復させる治療法です。必要なのは骨髄中にあって血液細胞をつくる基になる造血幹細胞です。最近、この造血幹細胞が末梢血中や臍帯血の中にもあり、これらを用いる末梢血幹細胞移植や臍帯血幹細胞移植も骨髄移植と同じ程度に有効であることが判りましたので、最近では造血幹細胞移植療法(stem cell transplantation, SCT)と一括されるようになりました。造血幹細胞移植療法により薬物療法ではほとんど治癒の期待できない難反応例や再発症例においても治癒が期待できます。大量のサイクロフォスファミドやブサルファンなどの抗がん剤や全身放射線照射を始めとする移植前の前治療が、現存の抗白血病治療法の中で最も強力であるという事実に加え、移植片対白血病効果すなわち移植したドナーのリンパ球が患者さんの白血病細胞を免疫学的に攻撃するという効果があるためです。
単純に考えると大変結構な治療法なのですが、HLA 適合ドナー (家族ないしは非血縁者) がいることが第一条件です。また、移植前の治療が強力であることより、これに耐え得るよう全身状態が良好であり、年齢が50才以下の患者さんのみに施行できるという制限があります。HLA とはヒトの組織適合抗原のことで、両親から一つずつもらう組織型は4組の組み合わせが出来ますので、兄弟姉妹間で適合する確率は4分の1です。子供のすくない日本人ではなかなか適合ドナーを見つけることができません。そのため、骨髄バンクや臍帯血バンクが作られて、非血縁者ドナーによる移植も行われています。
HLAは最も主要な組織適合抗原型ですが、赤血球にAB型以外の血液型がたくさんあるように、組織適合抗原型も幾つかあり、それらの全てが合う訳ではありませんので、組織適合抗原型の違いによる免疫病が出てきます。すなわち、ドナーのリンパ球が患者組織を免疫学的に攻撃する移植片対宿主病(graft-versus-host disease, GVHD) です。非血縁者ドナー移植では、その差がより大きいため、GVHDがより強く出ます。
重症型のGVHDは致死的となりますので、この医原病は造血幹細胞移植療法において、解決しなければならない最も重大な問題です。この免疫反応をシクロスポリン(サンジュミン)やタクロリムス(プログラフ)などの免疫抑制薬で抑えることはできますが、これらの薬は正常の免疫反応も抑制しますので、今度は免疫不全症が現れて、間質性肺炎などの合併症が多くなってきたり、移植片対白血病効果も抑えられるために再発が起こりやすくなりますので、なかなか対応の難しい合併症です。
特に、非血縁者ドナー移植では、GVHDでの発生頻度も重症度も高くなり、GVHDで亡くなる患者さんもかなりの割合で出現します。最近では、HLAを単に血清学的に検査するだけではなく、DNAも調べることができるようになりました。DNAタイプも完全一致している場合のGVHDの発生頻度は家族ドナーと同じ程度になりますので、より安全に施行できます。幸い臍帯血幹細胞移植の場合は、例え非血縁者ドナーでも、このGVHDが軽症であると言われていますが、臍帯血中の造血幹細胞数が少ないため子供でしか行えません。家族間移植でも、長期的に見ると、移植関連合併症により約30%が死亡し、また白血病再発も約20% にみられます。ただし、移植直後の移植関連死は、最近の治療の進歩により大幅に減っており、移植そのものはかなり安全に行われるようになりました。
薬物療法の成績が向上してきたため、初回の寛解期から造血幹細胞移植療法、特に、非血縁者ドナー移植を行うか否かは議論のあるところです。欧米での大規模な前方向比較研究やJapan Adult Leukemia Study Group (JALSG)の前方向研究の結果は、成人の急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病においては、造血幹細胞移植療法により再発は少なくなりますが、全体の生存期間が明らかに良くなるというエビデンス(証拠)はあまりありません。移植で


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きた患者さんの成績だけをみると良く見えるのですが、移植する前に再発するとか、たとえドナーがいても移植療法に耐えられないような全身状態にある患者さんもまとめて解析しま


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すと、化学療法の成績とそれほど違わないという成績なのです。逆にみれば、早期再発した患者さんや全身状態の悪い患者さんを除外して解析すれば、化学療法の成績も良く見えるこ

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とになるのです。しかし、予後不良因子を持った患者さんでは、JALSGの最近の成績も含め、造血幹細胞移植の方が良さそうであるという成績の方が多いため、年齢が若ければ移植

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を行った方がよいと考えられています。ただし、ハッキリした予後不良因子を持った白血病の場合、例えばPh染色体陽性急性リンパ性白血病や骨髄異形成症候群由来の急性白血病は別


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として、初回の寛解期にはGVHDが強く出る非血縁ドナー移植は行わない方がよいと思われます。完全寛解になった時に、自分の骨髄や末梢血中の幹細胞を保存しておき、強力治療後に


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これを移植する自家造血幹細胞移植療法に関しても、明らかに良いというエビデンスはほとんどありません。


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急性前骨髄球性白血病や小児急性リンパ性白血病では、分子標的療法や化学療法での長期予後が非常に良くなりましたので、造血幹細胞移植は初回の完全寛解期には行わず再発後しか

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行いませんが、成人患者さんの場合、急性骨髄性白血病および急性リンパ性白血病では図3
ことが必要です。のようなフローチャートに沿って行っているのが一般的です。